JPS61291633A - 支持体に塗布層を設ける方法 - Google Patents
支持体に塗布層を設ける方法Info
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- JPS61291633A JPS61291633A JP60133876A JP13387685A JPS61291633A JP S61291633 A JPS61291633 A JP S61291633A JP 60133876 A JP60133876 A JP 60133876A JP 13387685 A JP13387685 A JP 13387685A JP S61291633 A JPS61291633 A JP S61291633A
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- coating
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- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H19/00—Coated paper; Coating material
- D21H19/10—Coatings without pigments
- D21H19/14—Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12
- D21H19/20—Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12 comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D21H19/22—Polyalkenes, e.g. polystyrene
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(5)産業上の利用分野
本発明は支持体に塗布層t−塗設する方法に関し、特に
高温乾燥工程を経た支持体の疎水性樹脂面にコロナ放電
処理して親水性保賎コロイド官有層を塗布したときに、
支持体と塗布層間に十分な接着性を得ることのできる方
法に関する。
高温乾燥工程を経た支持体の疎水性樹脂面にコロナ放電
処理して親水性保賎コロイド官有層を塗布したときに、
支持体と塗布層間に十分な接着性を得ることのできる方
法に関する。
(B) 従来技術及びその問題点
ポリエチレンのような疎水性の樹脂Jdk紙や合成樹脂
フィルムの片面もしくは両面に被積した支持体に感光層
や非感光層t−塗布することによって写真材料や印刷版
材料が鋏遺されることが昶られている。例えば白黒写真
印画紙、カラー写真印画紙、銀塩平版印刷版、1子写真
平版印刷版等がその代表的なものである。
フィルムの片面もしくは両面に被積した支持体に感光層
や非感光層t−塗布することによって写真材料や印刷版
材料が鋏遺されることが昶られている。例えば白黒写真
印画紙、カラー写真印画紙、銀塩平版印刷版、1子写真
平版印刷版等がその代表的なものである。
これらの材料は必要に応じ農産I−が設けられるが、裏
塗層は、通常、感光層や印刷層に先きかけて塗布、乾燥
することにより設けられ、その後反対面に感光層等が塗
布される。何故ならば、先に感光層等を塗布、乾燥した
後に裏塗層を塗布すると、裏塗層を塗布する際に感光層
表面が搬送ローラーと接触してスレ傷を生じたシ、感光
層がハロゲン化銀写真乳剤ノ脅の場合にはスレカブリや
圧力力ブリ等を生じたシするからであり、又先にハロゲ
ン化銀写真乳剤ノl#を塗布すると、JA塗層を塗布す
るまでの貯、gi暗室で行なわねばならず、中間製品の
貯蔵場所が制約されるという問題があるからである。
塗層は、通常、感光層や印刷層に先きかけて塗布、乾燥
することにより設けられ、その後反対面に感光層等が塗
布される。何故ならば、先に感光層等を塗布、乾燥した
後に裏塗層を塗布すると、裏塗層を塗布する際に感光層
表面が搬送ローラーと接触してスレ傷を生じたシ、感光
層がハロゲン化銀写真乳剤ノ脅の場合にはスレカブリや
圧力力ブリ等を生じたシするからであり、又先にハロゲ
ン化銀写真乳剤ノl#を塗布すると、JA塗層を塗布す
るまでの貯、gi暗室で行なわねばならず、中間製品の
貯蔵場所が制約されるという問題があるからである。
工業製品の生産性向上は、そのコスi低減させるために
常に追求されるが、写真材料や印刷材料のような塗工製
品の生産性を向上させる方法として塗布速度を速くする
ことが行われる。この場合に既在の製造設備では、塗布
後の乾燥工程を通過する時間が短縮されるので、乾燥速
度も速くする必要に迫られるが、乾燥速度を上げる一般
的な方法として乾燥温度を高くすることが行われる。
常に追求されるが、写真材料や印刷材料のような塗工製
品の生産性を向上させる方法として塗布速度を速くする
ことが行われる。この場合に既在の製造設備では、塗布
後の乾燥工程を通過する時間が短縮されるので、乾燥速
度も速くする必要に迫られるが、乾燥速度を上げる一般
的な方法として乾燥温度を高くすることが行われる。
ゼラチン−ハロゲン化銀乳剤層のように、親水性保護コ
ロイドを含有する層はポリエチレン樹脂面のような疎水
性面に接着しないので、ポリエチレン樹脂面を親水化し
た後に塗布される。親水化の方法としてコロナ処理方法
がよく知られているが、乾燥温度の高い乾燥工程を通過
したポリエチレン樹脂表面にコロナ処理を施こした場合
にはこの表面に設けられた親水性保護コロイド層とポリ
エチレン樹脂表面との間に十分な接着性が得られないと
いうこれまでにない新しい問題があることが分かった。
ロイドを含有する層はポリエチレン樹脂面のような疎水
性面に接着しないので、ポリエチレン樹脂面を親水化し
た後に塗布される。親水化の方法としてコロナ処理方法
がよく知られているが、乾燥温度の高い乾燥工程を通過
したポリエチレン樹脂表面にコロナ処理を施こした場合
にはこの表面に設けられた親水性保護コロイド層とポリ
エチレン樹脂表面との間に十分な接着性が得られないと
いうこれまでにない新しい問題があることが分かった。
例えばハロゲン化銀写真印画紙等の支持体に用いられる
ポリエチレン両面被覆紙のポリエチレン樹脂は通常低密
度品であるが、この低密度ポリエチレン樹脂を両面に被
覆した紙支持体の片面に憂塗液を塗布し、高速乾燥する
ために80℃以上の乾燥温度の乾燥工程を通過させて裏
塗層を塗設した後、支持体のもう一方の面をコロナ処理
して、この上にゼラチン含有層を塗布した場合、80℃
未満、(従来は50℃以下)の乾燥温度による乾燥の場
合に比べて、支持体面とゼラチン含有層との接着性が悪
くなシ、特に印刷機によって機械的に大きな外圧を受け
る印刷版の場合には、この項内が著しく現われるという
問題があることが判明した。
ポリエチレン両面被覆紙のポリエチレン樹脂は通常低密
度品であるが、この低密度ポリエチレン樹脂を両面に被
覆した紙支持体の片面に憂塗液を塗布し、高速乾燥する
ために80℃以上の乾燥温度の乾燥工程を通過させて裏
塗層を塗設した後、支持体のもう一方の面をコロナ処理
して、この上にゼラチン含有層を塗布した場合、80℃
未満、(従来は50℃以下)の乾燥温度による乾燥の場
合に比べて、支持体面とゼラチン含有層との接着性が悪
くなシ、特に印刷機によって機械的に大きな外圧を受け
る印刷版の場合には、この項内が著しく現われるという
問題があることが判明した。
(q 発明の目的
本発明の目的は高温乾燥工程を通過した支持体の疎水性
樹脂面にコロナ放電処理をして、該疎水性樹脂面とこの
面に塗布された親水性保護コロイド層間に十分な接着性
を得ることのできる支持体に塗布層を塗設する方法を提
供するにある。
樹脂面にコロナ放電処理をして、該疎水性樹脂面とこの
面に塗布された親水性保護コロイド層間に十分な接着性
を得ることのできる支持体に塗布層を塗設する方法を提
供するにある。
本発明の別の目的は高温乾燥工程を通過した支持体の疎
水性樹脂面にコロナ放電処理をして、該疎水性樹脂面と
この面に塗布された親水性保獲コロイド層間に十分な接
着性が得られ、耐刷性に優れた平版印刷版材料の製造方
法を提供するにある。
水性樹脂面にコロナ放電処理をして、該疎水性樹脂面と
この面に塗布された親水性保獲コロイド層間に十分な接
着性が得られ、耐刷性に優れた平版印刷版材料の製造方
法を提供するにある。
鋤 発明の構成
本発明者らは種々検討の結果、乾燥工程を通過する支持
体の疎水性樹脂面を形成する樹脂の融解温度と乾燥工程
の乾燥温度との間に相関性があることを見出し前記目的
を達成するに至った。
体の疎水性樹脂面を形成する樹脂の融解温度と乾燥工程
の乾燥温度との間に相関性があることを見出し前記目的
を達成するに至った。
すなわち、本発明は疎水性樹脂面を少なくとも一方の面
に有する帯状支持体の片面に塗布液を塗布し、前記樹脂
面が露出した状態で乾燥工程を経て支持体に塗布層を設
ける方法において、前記露出した状態で乾燥工程を通過
する樹脂面を形成する樹脂として、前記乾燥温度よりも
高い融解温度の疎水性樹脂を用い、前記乾燥工程の乾燥
温度を約80℃以上とすることを特徴とする支持体に塗
N層を設ける方法である。
に有する帯状支持体の片面に塗布液を塗布し、前記樹脂
面が露出した状態で乾燥工程を経て支持体に塗布層を設
ける方法において、前記露出した状態で乾燥工程を通過
する樹脂面を形成する樹脂として、前記乾燥温度よりも
高い融解温度の疎水性樹脂を用い、前記乾燥工程の乾燥
温度を約80℃以上とすることを特徴とする支持体に塗
N層を設ける方法である。
本発明において疎水性樹脂面を少なくとも一方の面に有
する帯状支持体としては、紙基体の両面又は片面にポリ
エチレン樹脂を被覆した所謂ポリエチレン被覆紙をはじ
め、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリスチレンフィルム等の合成樹脂フィル
ム及びこれら合成樹脂フィルムの積層フィルム等が挙げ
られるがこれらに限定されない。合成樹脂フィルムの積
層フィルムの例として、例えばポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの両面にポリエチレンフィルムを被覆した
もの、ポリエチレンフィルム同志、ポリプロピレンフィ
ルム同志、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィ
ルムの積層フィルム、その他種々のものが知られている
。
する帯状支持体としては、紙基体の両面又は片面にポリ
エチレン樹脂を被覆した所謂ポリエチレン被覆紙をはじ
め、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピ
レンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリスチレンフィルム等の合成樹脂フィル
ム及びこれら合成樹脂フィルムの積層フィルム等が挙げ
られるがこれらに限定されない。合成樹脂フィルムの積
層フィルムの例として、例えばポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの両面にポリエチレンフィルムを被覆した
もの、ポリエチレンフィルム同志、ポリプロピレンフィ
ルム同志、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィ
ルムの積層フィルム、その他種々のものが知られている
。
本発明において露出した状態で乾燥工程を通過する帯状
支持体の樹脂面(通常、画像が形成される側の面である
場合が多い)を形成する樹脂としては、特に限定されな
いが、写真用支持体として汎用されるポリオレフイーン
樹脂を代表例として説明すると、低密度ポリエチレン樹
脂(融解温度約105℃)、高密度ポリエチレン樹脂(
融解温度約125℃)、ボリグロピレン樹脂(融解温度
約145℃)等が1種又は2種以上用いられる。乾燥温
度が105℃以上の場合は、前記の例では融解温度10
5℃未満の低密度ポリエチレン樹脂は単独では使用でき
ないが、融解温度が105℃を越える前記高密度ポリエ
チレン樹脂又はボリグロピレン樹脂を混合することによ
シ使用することができる。これらの樹脂の混合比は混合
する樹脂の融解温度や乾燥温度等によりて異なるが、一
般的には低い融解温度の樹脂100重量部に対し、高い
融解温度の樹脂t−10重量部以上、好ましくは30重
量部以上である。
支持体の樹脂面(通常、画像が形成される側の面である
場合が多い)を形成する樹脂としては、特に限定されな
いが、写真用支持体として汎用されるポリオレフイーン
樹脂を代表例として説明すると、低密度ポリエチレン樹
脂(融解温度約105℃)、高密度ポリエチレン樹脂(
融解温度約125℃)、ボリグロピレン樹脂(融解温度
約145℃)等が1種又は2種以上用いられる。乾燥温
度が105℃以上の場合は、前記の例では融解温度10
5℃未満の低密度ポリエチレン樹脂は単独では使用でき
ないが、融解温度が105℃を越える前記高密度ポリエ
チレン樹脂又はボリグロピレン樹脂を混合することによ
シ使用することができる。これらの樹脂の混合比は混合
する樹脂の融解温度や乾燥温度等によりて異なるが、一
般的には低い融解温度の樹脂100重量部に対し、高い
融解温度の樹脂t−10重量部以上、好ましくは30重
量部以上である。
この場合、混合割合によって適用できる最高乾燥温度が
異なり、例えば前記低密度ポリエチレン樹脂と高密度ポ
リエチレン樹脂の混合系では後述の実施例からも理解で
きるように、高密度ポリエチレンの量が多くなるほど適
用可能な乾燥温度が高くなり、逆に低密度ポリエチレン
樹脂の童が多くなるほどそれが低くなる。
異なり、例えば前記低密度ポリエチレン樹脂と高密度ポ
リエチレン樹脂の混合系では後述の実施例からも理解で
きるように、高密度ポリエチレンの量が多くなるほど適
用可能な乾燥温度が高くなり、逆に低密度ポリエチレン
樹脂の童が多くなるほどそれが低くなる。
本発明において支持体上に設けられる塗布層とは、主に
写真材料や印刷版材料を構成する檎々の構成層であるが
、最も一般的にはこれらの構成層の中でも裏塗層あるい
は下塗層である場合が多い。
写真材料や印刷版材料を構成する檎々の構成層であるが
、最も一般的にはこれらの構成層の中でも裏塗層あるい
は下塗層である場合が多い。
通常裏塗層や下塗層はカールバランス、帯電防止、ハレ
ーシ冒ン防止、ブロッキング防止等の目的で設けられる
。これらの層のバインダーとしてはゼラチン、ポリビニ
ルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−ブタジェン共重合体、アルキルアクリレート−
アクリル酸等の天然あるいは合成のバインダーが用いら
れ、塗設目的によシ適量の導電剤、ハレーシロン防止色
素・顔料、マット剤等を含有させることができる。これ
らの層は水溶液あるいは有機溶媒溶液として塗布される
が、塗布に際しバインダーの硬化剤、塗布助剤としての
界面活性剤等が添加される。これらの層の塗布厚は特に
限定されないが、一般的には0.1〜10μ、好ましく
は0.5〜5μの範囲で塗設目的等により決定される。
ーシ冒ン防止、ブロッキング防止等の目的で設けられる
。これらの層のバインダーとしてはゼラチン、ポリビニ
ルアルコール、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−ブタジェン共重合体、アルキルアクリレート−
アクリル酸等の天然あるいは合成のバインダーが用いら
れ、塗設目的によシ適量の導電剤、ハレーシロン防止色
素・顔料、マット剤等を含有させることができる。これ
らの層は水溶液あるいは有機溶媒溶液として塗布される
が、塗布に際しバインダーの硬化剤、塗布助剤としての
界面活性剤等が添加される。これらの層の塗布厚は特に
限定されないが、一般的には0.1〜10μ、好ましく
は0.5〜5μの範囲で塗設目的等により決定される。
本発明の実施に際して種々の塗布方法が採用できる。例
えばカーテン塗布、ビード塗布、エアーナイフ塗布、メ
ニスカス塗布、ドクター塗布、ブレード塗布、グラビア
塗布等が用層られるがこれらに限定されない。
えばカーテン塗布、ビード塗布、エアーナイフ塗布、メ
ニスカス塗布、ドクター塗布、ブレード塗布、グラビア
塗布等が用層られるがこれらに限定されない。
本発明は実施に際して高速、高温乾燥が行われるが、乾
燥時間は通常1分以内、望ましくは30秒以内である。
燥時間は通常1分以内、望ましくは30秒以内である。
本発明の実施に際し、乾燥温度は段階的に上昇させて高
温としてもよいし、全乾燥工程を通じて高温であっても
よいし、又乾燥工程の前段を高温とし後段で温度を下げ
てもよい。
温としてもよいし、全乾燥工程を通じて高温であっても
よいし、又乾燥工程の前段を高温とし後段で温度を下げ
てもよい。
■)実施例
次に本発明の代表的な実施例を挙げるが、本発明はこれ
に限定されない。
に限定されない。
実施例1
融解温度105℃のポリエチレン樹脂(密[0゜92)
と融解温度125℃のポリエチレン樹脂(密度0.96
)とを表1に示した割合(重量)で混合した樹脂組成物
を木材パルプ繊維から々ろ紙基体の一方の面(表面)に
20ミクロンの厚さに押し出し塗布し、他の面(裏面)
に融解温度105℃の低密度ポリエチレン樹脂t−20
ミクロンの厚さに押し出し塗布して写真用帯状支持体を
得た。
と融解温度125℃のポリエチレン樹脂(密度0.96
)とを表1に示した割合(重量)で混合した樹脂組成物
を木材パルプ繊維から々ろ紙基体の一方の面(表面)に
20ミクロンの厚さに押し出し塗布し、他の面(裏面)
に融解温度105℃の低密度ポリエチレン樹脂t−20
ミクロンの厚さに押し出し塗布して写真用帯状支持体を
得た。
尚表面のポリエチレン樹脂層には樹脂に対して約10重
量%のルチル型二酸化チタンを含有させた。
量%のルチル型二酸化チタンを含有させた。
これらの支持体裏面をコロナ放電処理によシ親水化した
後、平均粒径7ミクロンのシリカ粉末をゼラチンに対し
て40重量%含有するゼラチン水溶液を硬化剤及び界面
活性剤と共に塗布し、次いで表1に記載の乾燥7温度で
30秒間乾燥し、厚さ約4ミクロンの裏塗層を得た。
後、平均粒径7ミクロンのシリカ粉末をゼラチンに対し
て40重量%含有するゼラチン水溶液を硬化剤及び界面
活性剤と共に塗布し、次いで表1に記載の乾燥7温度で
30秒間乾燥し、厚さ約4ミクロンの裏塗層を得た。
次に表面をコロナ放電処理によシ親水化した後、ゼラチ
ン硬化剤を含有したゼラチン−ハロゲン化銀感光乳剤を
界面活性剤と共に塗布し高感度写真印画紙を得た。
ン硬化剤を含有したゼラチン−ハロゲン化銀感光乳剤を
界面活性剤と共に塗布し高感度写真印画紙を得た。
得られた写真印画紙を50℃、常湿の条件下で2日間放
置して該印画紙の感光乳剤層及び裏塗層の硬化剤による
硬化を促進させ膜強度を強化した後、該印画紙片を30
℃の1規定水酸化ナトリウム溶液に5分間浸漬し、取シ
出して液切りした後、印画紙片の感光乳剤面に鉄筆で基
盤の目状に傷を入れ、この上を脱脂面で1o回擦り、乳
剤層の剥がれ具合を観察した。その結果を表1に示した
。
置して該印画紙の感光乳剤層及び裏塗層の硬化剤による
硬化を促進させ膜強度を強化した後、該印画紙片を30
℃の1規定水酸化ナトリウム溶液に5分間浸漬し、取シ
出して液切りした後、印画紙片の感光乳剤面に鉄筆で基
盤の目状に傷を入れ、この上を脱脂面で1o回擦り、乳
剤層の剥がれ具合を観察した。その結果を表1に示した
。
剥がれ具合の評価は5段階評価法を採用した。
評価基準は次のとおシである。
5 ・・・ 全く剥がれない
4 ・・・ 剥がれ程度 小
3 ・・・ 剥がれ程度 中
2 ・・・ 剥がれ程度 大
l ・・・ 全部剥がれる
表1
* 105PE、125P’Eは6に融解温度105
℃、125℃のポリエチレン樹脂を表わす。
℃、125℃のポリエチレン樹脂を表わす。
本試験方法による評価基準値と実用性との相関性は、写
真印画紙の場合は3以上、印刷版材料の場合は5以上が
実用的に望ましい接着力を示す。
真印画紙の場合は3以上、印刷版材料の場合は5以上が
実用的に望ましい接着力を示す。
この相関性を基準に考察すれば、写真印画紙の場合は1
05PFliのみでは90℃までしか温度を上げられな
いが、125PEを20重量%混合することにより11
0℃まで可能となシ、80重i−チ混合することによf
i120℃まで乾燥温度を上げることが可能となる。一
方印刷版材料の場合には105PEのみでは80℃まで
しか温度を上げられないが、125PE’i20重量%
混合することによシ100℃まで可能となシ40重量%
以上混合することによって110℃まで可能となる。
05PFliのみでは90℃までしか温度を上げられな
いが、125PEを20重量%混合することにより11
0℃まで可能となシ、80重i−チ混合することによf
i120℃まで乾燥温度を上げることが可能となる。一
方印刷版材料の場合には105PEのみでは80℃まで
しか温度を上げられないが、125PE’i20重量%
混合することによシ100℃まで可能となシ40重量%
以上混合することによって110℃まで可能となる。
実施例2
融解温度105℃のポリエチレン樹脂(密[0゜92)
4重量部と融解温度125℃のポリエチレン樹脂(密度
0.96)6憲章部とを配合した樹脂組成物を木材パル
プ繊維からなる紙基体の両面に各々20ミクロンの厚さ
に押し出し塗布して得られた支持体の片面(裏面)に、
コロナ放電処理後、裏塗層として平均粒径7ミクロンの
シリカ微粉末及びホルマリンを含有するゼラチン水溶液
を界面活性剤と共に塗布し、次いで乾燥工程に入れ、表
2に記載の条件で乾燥し、厚さ約2ミクロンの裏塗層を
得た。
4重量部と融解温度125℃のポリエチレン樹脂(密度
0.96)6憲章部とを配合した樹脂組成物を木材パル
プ繊維からなる紙基体の両面に各々20ミクロンの厚さ
に押し出し塗布して得られた支持体の片面(裏面)に、
コロナ放電処理後、裏塗層として平均粒径7ミクロンの
シリカ微粉末及びホルマリンを含有するゼラチン水溶液
を界面活性剤と共に塗布し、次いで乾燥工程に入れ、表
2に記載の条件で乾燥し、厚さ約2ミクロンの裏塗層を
得た。
次に反対面(表面)に、コロナ放電処理した後、カーホ
ンフラッフ、平均粒径7ミクロンのシリカ微粉末及びホ
ルマリンを含有するゼラチン層(下m/it ) 、ホ
ルマリン含有ゼラチン−ハロゲン化銀感光乳剤層、及び
硫化パラジウムを微量のメチルビニルエーテル・無水マ
レイン酸共重合体に分散した受像層をそれぞれ界面活性
剤と共に順次塗布し平版印刷版材料を得た。得られた平
版印刷版材料を50℃、80%R,Hの条件下で2日間
放置してゼラチン層及び乳剤層のホルマリンによる硬化
を促進させた。
ンフラッフ、平均粒径7ミクロンのシリカ微粉末及びホ
ルマリンを含有するゼラチン層(下m/it ) 、ホ
ルマリン含有ゼラチン−ハロゲン化銀感光乳剤層、及び
硫化パラジウムを微量のメチルビニルエーテル・無水マ
レイン酸共重合体に分散した受像層をそれぞれ界面活性
剤と共に順次塗布し平版印刷版材料を得た。得られた平
版印刷版材料を50℃、80%R,Hの条件下で2日間
放置してゼラチン層及び乳剤層のホルマリンによる硬化
を促進させた。
次に前記平版印刷版材料を像露光した後、銀錯塩拡散転
写現像処理して受像層に銀画像を形成させて平版印刷版
を得、オフセット印刷機に装着し、版面を不感脂化液で
処理した後印刷を行った。
写現像処理して受像層に銀画像を形成させて平版印刷版
を得、オフセット印刷機に装着し、版面を不感脂化液で
処理した後印刷を行った。
支持体躾面に真室Nを塗設後の過程で、表2に記載の試
験を行ない、その結果全表2に示した(試料イ)。比較
として前記紙基体の両面に融解温度105℃のポリエチ
レン樹脂(密度0.92)のみを各々20ミクロンの厚
さに押し出し塗布して得られた支持体を用いる以外は前
記と同様に行った結果を表2に示した(試料口)。
験を行ない、その結果全表2に示した(試料イ)。比較
として前記紙基体の両面に融解温度105℃のポリエチ
レン樹脂(密度0.92)のみを各々20ミクロンの厚
さに押し出し塗布して得られた支持体を用いる以外は前
記と同様に行った結果を表2に示した(試料口)。
(注1) 「下塗層の塗布性」の評価(4段階法)A
塗布ムラなく良好 B 僅か塗布ムラ有 C塗布ムラ多い D 塗布ムラ非常に多い (注2) 「下塗層の接着性」の評価は印刷中に下塗層
が支持体表面から剥れはじめる印刷枚数を4段階法で示
したもの。
塗布ムラなく良好 B 僅か塗布ムラ有 C塗布ムラ多い D 塗布ムラ非常に多い (注2) 「下塗層の接着性」の評価は印刷中に下塗層
が支持体表面から剥れはじめる印刷枚数を4段階法で示
したもの。
A5,000枚でも剥れなし
B3,000〜s、ooo枚未満
C1,000〜3,000枚未満
DI、000枚未満
表2から明らかなように比較の試料(ロ)は高温乾燥に
よる悪影響をもろに受け、下塗層の塗布性並びに下塗層
と支持体の疎水性面との接着性が著しく劣化するのに対
し、本発明の試料(イ)は塗布性、接着性ともに良好で
ある。
よる悪影響をもろに受け、下塗層の塗布性並びに下塗層
と支持体の疎水性面との接着性が著しく劣化するのに対
し、本発明の試料(イ)は塗布性、接着性ともに良好で
ある。
実施例3
融解温度105℃のポリエチレン樹脂(密度0゜92)
4TL量部と融解温度145℃のポリプロピレン樹脂(
@度0.91)6重量部とを配合し九樹脂組成物(ハ)
を木材パルプ繊維からなる紙基体の両面に各々2°0ミ
クロンの厚さに押し出し塗布した支持体の裏面に実施例
2と同様に裏抜シ塗布し、表3に記載の乾燥温度で1分
間乾燥した後、支持体表側の樹脂面にコロナ放電処理し
て以降実施例2と同様にして平版印刷版材料を得、同様
に製版、印刷を行ない下塗層と支持体表面との接着性の
評価?:表3に示した。比較として前記樹脂組成物の代
りに融解温度105℃のポリエチレン樹脂(密度0.9
2)のみの樹脂組成(ハ)を前記紙基体の両面に各々2
0ミクロンの厚さに押し出し塗布した支持体を用いる以
外は前記と同様に行なった結果を表3に示しな。接着性
の評価基準は実施例2と同じである。
4TL量部と融解温度145℃のポリプロピレン樹脂(
@度0.91)6重量部とを配合し九樹脂組成物(ハ)
を木材パルプ繊維からなる紙基体の両面に各々2°0ミ
クロンの厚さに押し出し塗布した支持体の裏面に実施例
2と同様に裏抜シ塗布し、表3に記載の乾燥温度で1分
間乾燥した後、支持体表側の樹脂面にコロナ放電処理し
て以降実施例2と同様にして平版印刷版材料を得、同様
に製版、印刷を行ない下塗層と支持体表面との接着性の
評価?:表3に示した。比較として前記樹脂組成物の代
りに融解温度105℃のポリエチレン樹脂(密度0.9
2)のみの樹脂組成(ハ)を前記紙基体の両面に各々2
0ミクロンの厚さに押し出し塗布した支持体を用いる以
外は前記と同様に行なった結果を表3に示しな。接着性
の評価基準は実施例2と同じである。
表3
実施例4
融解温度125℃のポリエチレン樹脂(@r o。
96)のみからなる樹脂組成(ホ)を木材パルプ繊維か
らなる紙基体の両面に各々20ミクロンの厚さに押し出
し塗布した支持体の裏面に実施例2と同様に裏抜シ塗布
し、表4に記載の乾燥温度で1分間乾燥した後、支持体
表側の樹脂面にコロナ放電処理して、以降実施例2と同
様に平版印刷版材料を得、同様に製版及び印刷全行ない
、下塗層と支持体表面との接着性の評価を表4に示した
。比較として前記樹脂組成の代シに融解温度105℃の
ポリエチレン樹脂(密度0.92)のみの樹脂組成(へ
)を前記紙基体の両面に各々20ミクロンの厚さに押し
出し塗布した支持体を用いる以外は前記と同様に行なっ
た結果を表3に示した。接着性の評価基準悼実施例2と
同じである。
らなる紙基体の両面に各々20ミクロンの厚さに押し出
し塗布した支持体の裏面に実施例2と同様に裏抜シ塗布
し、表4に記載の乾燥温度で1分間乾燥した後、支持体
表側の樹脂面にコロナ放電処理して、以降実施例2と同
様に平版印刷版材料を得、同様に製版及び印刷全行ない
、下塗層と支持体表面との接着性の評価を表4に示した
。比較として前記樹脂組成の代シに融解温度105℃の
ポリエチレン樹脂(密度0.92)のみの樹脂組成(へ
)を前記紙基体の両面に各々20ミクロンの厚さに押し
出し塗布した支持体を用いる以外は前記と同様に行なっ
た結果を表3に示した。接着性の評価基準悼実施例2と
同じである。
(ト)発明の効果
本発明によれば、帯状支持体の疎水性樹脂面を露出状態
で高温乾燥工程を通過させた後に該疎水性面にコロナ放
電処理しても、この面に塗布される親水性コロイド含有
層との間に十分な接着力と安定した塗布性が得られ、写
真材料および印刷版材料として機械強度に優れ、特に耐
刷性に優れた印刷版材料を得ることができる。
で高温乾燥工程を通過させた後に該疎水性面にコロナ放
電処理しても、この面に塗布される親水性コロイド含有
層との間に十分な接着力と安定した塗布性が得られ、写
真材料および印刷版材料として機械強度に優れ、特に耐
刷性に優れた印刷版材料を得ることができる。
手続ネm装置(自発)
昭和60年11月20日
Claims (1)
- 疎水性樹脂面を少なくとも一方の面に有する帯状支持体
の片面に塗布液を塗布し、前記樹脂面が露出した状態で
乾燥工程を通過させて支持体に塗布層を設ける方法にお
いて、前記露出した状態で乾燥工程を通過する樹脂面を
形成する樹脂として、前記乾燥温度よりも高い融解温度
の疎水性樹脂を用い、前記乾燥工程の乾燥温度を約80
℃以上とすることを特徴とする支持体に塗布層を設ける
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60133876A JPS61291633A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 支持体に塗布層を設ける方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60133876A JPS61291633A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 支持体に塗布層を設ける方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61291633A true JPS61291633A (ja) | 1986-12-22 |
Family
ID=15115139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60133876A Pending JPS61291633A (ja) | 1985-06-18 | 1985-06-18 | 支持体に塗布層を設ける方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61291633A (ja) |
-
1985
- 1985-06-18 JP JP60133876A patent/JPS61291633A/ja active Pending
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