JPH0792612A - 裏面にアンチロール層を備えた感光剤用層状支持体 - Google Patents

裏面にアンチロール層を備えた感光剤用層状支持体

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JPH0792612A
JPH0792612A JP35033193A JP35033193A JPH0792612A JP H0792612 A JPH0792612 A JP H0792612A JP 35033193 A JP35033193 A JP 35033193A JP 35033193 A JP35033193 A JP 35033193A JP H0792612 A JPH0792612 A JP H0792612A
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ヴェストファル オルスト
Andreas Diekmann
ディークマン アンドレアス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 裏面にアンチロール層を備えた感光剤用層状
支持体を提供する。 【構成】 少なくともゼラチン及び硬化剤から成る裏面
アンチロール層を有する感光剤用層状支持体において、
アンチロール層が、ゼラチンとして、発酵分解された純
粋な骨ゼラチンを含有する。 【効果】 機械的荷重に対して非感受性であり(引掻き
強さ)、低い吸水性(耐水性)を有し、カブリが少な
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裏面にアンチロール層
を備えた、感光剤用層状支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの写真用材料において、ゼラチンは
ハロゲン化銀乳剤、保護層及び裏面層の形成に利用され
ている。しなしながら、ゼラチンは水分によって膨潤
し、膨潤状態での機械的強度は劣っている。そのため、
ゼラチンは、通常、適切な硬化剤によって硬化される。
硬化剤はゼラチン分子を互いに架橋結合し、これによっ
て、層の吸水性又は膨潤性を低下させ、溶融点を高め、
ゼラチン層の機械的強度を向上させる。硬化されたゼラ
チン層は、とりわけ、写真処理浴に対する耐性を有す
る。
【0003】多くの場合、支持体材料裏面のゼラチン含
有層は、支持体材料表面の感光性ゼラチン含有層に対向
して存在する。支持体材料の表面及び裏面の両側に同一
の結合剤であるゼラチンを使用することにより、表裏各
層の写真処理浴中での膨潤挙動及びその後の乾燥時の挙
動をできるだけ同等に保つことが意図されており、その
結果、支持体材料は全作業過程の間ならびにその後の使
用時において、良好な平面状態を維持する。従って、裏
面側に設ける層は、アンチロール層、アンチカール層又
はノンカーリング層と称される。この層の厚さは、表側
コーティング層の膨潤挙動及び厚さによって左右され
る。
【0004】通常、アンチロール層は、種々の添加剤を
更に含んでいる。こうした添加剤とは、次のようなもの
である:湿潤材、例えばサポニン、艶消し剤、例えば珪
酸、軟化剤、例えばグリセリン、有機酸、例えばクエン
酸、その他の少量の水溶性高分子化合物、例えばポリビ
ニルアルコールあるいは静電防止剤、例えば硝酸ナトリ
ウムが挙げられる。
【0005】写真処理浴に対するアンチロール層の耐性
は、いわゆる硬化剤によるゼラチンの硬化によってもた
らされる。公知のゼラチン硬化剤としては、クロム(II
I)塩、アルデヒド、N−メチロール化合物、ジアルデヒ
ド多糖類、多官能価エポキシド、アジリジン、多官能価
ビニル化合物、トリアクリルホルマール、置換ジクロロ
─s−トリアジン、及びT.H.James著“The
Theory ofthe Photographi
c Process”(ロンドン,1977)の第2章
に記載の化合物を挙げることができる。
【0006】硬化剤は、塗布前にゼラチン含有溶液に添
加されるか、又は支持体上にすでに設けられているゼラ
チン層上に別個の溶液として塗布される。後者の場合に
は、硬化剤がゼラチン層中に分散して、鎖状ペプチドと
反応する。前記の各方法は、硬化剤の一部をゼラチン溶
液に添加し、残りの一部を後から層上に塗布する態様
で、互いに組み合わせることもできる。
【0007】硬化剤として常用されているすべての物質
には好ましい使用分野があり、それ以外の利用は必ずし
も最適ではない。すなわち、一つ又はそれ以上の短所を
有する。脂肪族アルデヒド及びジケトンは、それらが通
常のカラーカプラー又はその他の乳剤添加物と反応する
ことができるので、カラー写真層には適していない。ポ
リエポキシド、トリアジン及び多糖類はカラー写真層に
は好適であるが、反応が極めて緩慢であるので、層の乾
燥後にすぐに機械的な荷重にさらされるゼラチン層には
適していない。その他の硬化剤、例えばクロム塩は、高
反応性であるので、これが加えられたゼラチン溶液は、
塗布の途中ですぐにも粘性上昇を示す。また、その他の
硬化剤は十分な拡散安定性を有していないので、貯蔵中
に隣接層の硬化状態を変化させる。
【0008】以上のように、従来公知の硬化剤は、一つ
又はそれ以外の短所を有しており、幅広い利用可能性を
備えていない。例えば、乳剤を設ける前に支持体に塗布
され、その後に本来の写真層と接触するに至るゼラチン
補助層に対して特に望ましい利用可能性を有していな
い。
【0009】DE3721808号公報には、順次行わ
れる2種のコーティングの塗布による急速なゼラチン硬
化が記載されている。ここで、上側の第2のコーティン
グ層はクロム塩硬化剤溶液から形成される。前記の特許
公開公報は、更に、アンチロール層の吸水性を感光性乳
剤層の吸水性よりも低くする必要がある理由についても
記載している。DE3721808号公報において、硬
化されたアンチロール層の吸水性は、試験片を22℃の
蒸留水中で10分間処理した後に乾燥させ、その試験片
の重量を測定することによって求められている。
【0010】前記の公開公報によれば、ゼラチン1gあ
たりH2 O2.5g以下という望ましい吸水性は、別個
に塗布されるクロム(III)塩含有硬化剤層によってのみ
実現される。これは、感光性の層状支持体の裏面が、ア
ンチロール層の量と厚さに応じて、常に、望ましくない
薄緑色の変色状態を有するという結果をもたらす。更
に、2種の層を塗布することは、単一の層のみを塗布す
ることと比較してコスト高になり、支障を生じやすい。
【0011】EP395785号公報では、ゼラチン、
脂肪族多価アルコール、N−メチロール、及びトリアジ
ンとホルムアルデヒトとの反応生成物を含有するコーテ
ィングによって望ましい低吸水性を実現している。
【0012】アンチロール層については、吸水性ができ
るだけ低いことが望ましい。吸水性が低いということ
は、ゼラチン含有層の強い硬化を意味する。これは、同
時に、例えば自動現像機の送りロールによってもたされ
るような機械荷重に対する抵抗性の向上をもたらす。
【0013】従って、一般に、あらゆる硬化剤により、
一層優れたゼラチン硬化を可能とする製品を見出すこと
に特別な関心が寄せられている。特に、前記した技術水
準と比較して、はるかに低い吸水率を有するアンチロー
ル層を開発する努力が続けられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、裏面にアンチロール層を備えた感光剤用層状支持体
であって、そのアンチロール層が機械的荷重に対して非
感受性である(引掻き強さ)と共に、低い吸水性(耐水
性)を示す層状支持体を提供することである。更には、
カブリの少ない製品が得られるように、アンチロール層
を形成することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、少なくと
も硬化剤と発酵分解された骨ゼラチンとから成る裏面ア
ンチロール層を備えた感光剤用層状支持体によって実現
することができる。特に、本発明に基づくゼラチンは、
分子量1000,000未満の低分子成分を40%より
も多く有し、そして200〜250gのブルーム値を有
する。硬化剤として、特にはイソシアヌル酸トリグリシ
ジルを使用する。
【0016】ブルーム(bloom)はゲル強度(ゲル
弾性)の尺度であり、直径が12.7mmで平坦下面を
有する圧子を、6.6%乾燥物質のゲル中に、深さ4.
00mmまで圧入させるために必要とされる力で表され
る。
【0017】高度に分解された前記のゼラチンは多数の
反応基を有しており、これにより、高密度の架橋結合
(硬化)が可能になる。前記のゼラチンは、標準種のゼ
ラチンに使用されるあらゆる硬化剤によって硬化するこ
とができる。この硬化は、あらゆる場合に、より強固で
あり、これによって、アンチロール層にとって所望の特
性(引掻き強さ及び耐水性)が向上する。
【0018】利用可能な数多くの製品のうち、脂肪族ア
ルデヒド、ジアジン、トリアジン、ポリエポキシド、多
官能価ビニル化合物、及びクロム塩が、アンチロール層
にとって好ましい硬化剤であることが明らかとなった。
硬化剤の量は、ゼラチン量を基礎として、0.5〜12
重量%、好ましくは1〜6重量%である。
【0019】アンチロール層は、更に、湿潤剤、例えば
サポニン、軟化剤、例えば脂肪族ポリアルコール、艶消
し剤、例えば珪酸、有機酸、例えばクエン酸、静電防止
剤、例えば無機塩、又は流動助剤、例えばカルボキシメ
チルセルロースを含有することができる。アンチロール
層の硬化強度、静電防止及び弾性に関しては、脂肪族ポ
リアルコールを、ゼラチン量を基礎として、50重量%
までの量、好ましくは5〜30重量%の量で添加するの
が有利であることが判明した。ここで、脂肪族ポリアル
コールとは、例えば、エチレングリコール、グリセリン
及び分子量2000までのポリグリコールである。
【0020】本発明の特別な態様においては、本発明に
基づくゼラチンと硬化剤・イソシアヌル酸トリグリシジ
ルとの混合物が必要である。或る特別な態様において
は、アンチロール層の吸水性は、22℃の蒸留水で10
分間処理した後に測定した場合に、1g/gゼラチン未
満になる。十分に高い塗布重量を一工程で実現すると同
時に、硬化剤と混合されたゼラチン溶液の時間的粘性増
加を低く抑えるため、本発明に基づくゼラチンは、更に
以下に記載の特性数を有することが好ましい。 40℃での10重量%溶液の粘性=10〜20mPas 35℃での10重量%溶液の硬化性=300〜400分
(min)
【0021】硬化性は、Tecam−凝固時間計によっ
て測定される。10%ゼラチン溶液15gに水135g
を加える。この溶液を室温にて30分間膨潤させ、次い
で40℃にて溶融させる。Tecam装置中において、
35℃にてpH値を6.0に調整し、10%ホルマリン
溶液4.2mlを加え、15分間攪拌する。続いて、こ
のTecam装置によって、固体ゲルの形成に要する時
間を測定する。
【0022】基本的に、アンチロール層は、層状支持体
上に1回又は2回の工程で塗布することができる。前者
の場合には、塗布用溶液は、すべての成分を予めに含ん
でいなければならない。2回の工程で塗布を行う場合に
は、最初に塗布されるコーティング溶液は、通常、後か
らコーティングされる溶液よりも少ない量の硬化剤を含
んでいる。ただし、この量は、乾燥後に第1の層が損傷
をこうむることなく、第2のコーティングによってもた
らされる機械的荷重に耐えるだけの量でなければならな
い。第2のコーティング溶液は、通常、希釈された硬化
剤溶液から構成されている。
【0023】前記のいずれの方法(一層法及び二層法)
でも、アンチロール層の望ましい特性を得ることがで
き、好ましい形態の特性もイソシアヌル酸トリグリシジ
ルによって得ることができる。経済性及び製造技術上の
観点からは、一層法が好ましい。塗布されたコーティン
グ溶液の乾燥も、経済性の観点から、ゾル形態から乾燥
するのが好ましい。
【0024】コーティング溶液は、例えば、ローラーコ
ーティング法、グラビアコーティング法、又はニップロ
ールコーティング法等のあらゆる常用の塗布方法及び配
量方法を用い、場合により、エアブラシ又はドクターを
配置して塗布することができる。
【0025】少なくとも本発明に基づくゼラチンと硬化
剤・イソシアヌル酸トリグリシジルとを含む、本発明に
よる特に好ましいアンチロール層は、塗布されるべきコ
ーティング溶液としても、もう一つの有利な特性を有す
る。このコーティング溶液は、溶液の流動性及び初期の
層特性に関する問題を生ずることなく、pH5〜9まで
の広いpH範囲で塗布することができる。これは、前記
の溶液が各種の要件を満たしていると共に塗布中のpH
値の変動に耐えることを意味している。
【0026】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1〜3及び比較例1〜3 175g/m2 原紙と、両側の各層あたり35g/m2
のポリエチレン(ここで、表側のポリエチレン層は1
1.5重量%の二酸化チタン顔料を含む)とから成る層
状支持体に、以下の表1に示すアンチロール層溶液をコ
ーティングした。
【0027】
【表1】
【0028】表1の注(*): ゼラチン1=皮膚ゼラチン 分子量100,000未満の部分=約30% ゲル強度 =150gブルーム 粘性(10%,40℃) =33mPas 硬化性(10%,35℃) =250min ゼラチン2=発酵分解された骨ゼラチン 分子量100,000未満の部分=46.7% ゲル強度 =235gブルーム 粘性(10%,40℃) =11.4mPas 硬化性(10%,35℃) =360min 二酸化ケイ素 =シロイド(Syloid)24
4 湿潤剤 =トリトン(Triton)X1
00 IPA/BU/H2 O=溶剤混合物 イソプロパノール:ブタノール:水=1:1:2 TAF/FA =硬化剤混合物 1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒドロ−s−ト
リアジン:ホルムアルデヒド=1:0.4
【0029】アンチロール層溶液を、ドクターを装備し
たローラーコーティング装置によって、層状支持体の裏
面に塗布し、ゾル形態から熱風風洞にて空気温度130
℃で乾燥した。機械速度は120m/minであった。
【0030】実施例4〜6及び比較例4 例1の層状支持体に、同一機械条件下で、以下の表2に
示すアンチロール層溶液をコーティングした。
【0031】
【表2】
【0032】表2の注(*): TGIC = イソシアヌル酸トリグリシジル
【0033】試験方法 吸水性 試験片を10分間にわたり22℃の蒸留水に浸漬してか
ら乾燥した。乾燥の前後に、試験片の重量を測定した。
重量差を、前記試験片が有するゼラチン量に関連させ
た。ゼラチン量を、処方、塗布重量及び標本の大きさか
ら算定した。吸水性を、g水/1gゼラチンで表す。
【0034】引掻き強さ 被検サンプルを1分間にわたって30℃の温水に浸漬し
た。その後、なお湿っているサンプルを、最大100g
までのそれぞれ異なった重量を有する6本の歯(また
先)を有するクマデの下に置いて牽引した。牽引速度は
0.8cm/sであった。試験済サンプルを乾燥した。
引掻き跡を可視化するため、ペーハーライトブルーで着
色した。可視的な引掻き跡の数(最大6)を示す。
【0035】写真のカブリ 市販のカラーペーパーとサンプルとを接触させて5日間
にわたり50℃にてインキュベートし、次いで、同様に
処理されたブランクサンプルと一緒に写真現像及び定着
処理を行い、ブランクサンプルのカブリと比較してカブ
リを評価した。その際、評点1は両者の間に差がないこ
とを意味し、評点5は非常に大きな変化があることを意
味する。
【0036】結果
【表3】
【0037】上記の試験結果は、吸水性及び引掻き強さ
の値が、本発明によるゼラチンの使用によって向上する
ことを明らかにしている。
【0038】
【発明の効果】硬化剤であるイソシアヌル酸トリグリシ
ジルとの組合わせにより、良好な流動値を有するコーテ
ィング溶液を用い、広いpH範囲において、吸水率が1
g水/gゼラチンを下回るアンチロール層を得ることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/79 (72)発明者 オルスト ヴェストファル ドイツ連邦共和国 ベルム 49191 アム ベステルタイッヒ 21 (72)発明者 アンドレアス ディークマン ドイツ連邦共和国 ハーゲン 49170 ク ロネンべグ 8

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともゼラチン及び硬化剤から成る
    裏面アンチロール層を有する感光剤用層状支持体におい
    て、アンチロール層が、ゼラチンとして、発酵分解され
    た純粋な骨ゼラチンを含有することを特徴とする層状支
    持体。
  2. 【請求項2】 ゼラチンが、200〜250gブルーム
    のゲル強度、及び分子量100,000未満の低分子成
    分を40%よりも多く有する、請求項1記載の層状支持
    体。
  3. 【請求項3】 ゼラチンが、10重量%水溶液として、
    40℃にて10〜20mPasの粘性を有し、35℃に
    て300〜400分の硬化性を有する、請求項1又は2
    に記載の層状支持体。
  4. 【請求項4】 アンチロール層が、硬化剤としてイソシ
    アヌル酸トリグリシジルを含有する請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の層状支持体。
  5. 【請求項5】 アンチロール層が、ゼラチン量を基礎と
    して、硬化剤を0.5〜12重量%、好ましくは1〜6
    重量%の量で含有する、請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の層状支持体。
  6. 【請求項6】 アンチロール層の吸水性が、22℃の蒸
    留水による10分間の作用後に測定した際に、1g水/
    gゼラチン未満である、請求項4又は5に記載の層状支
    持体。
  7. 【請求項7】 アンチロール層が、更に、湿潤剤、軟化
    剤、艶消し剤、有機酸、静電防止剤、塩類及び/又は流
    動助剤を含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の層状支持体。
  8. 【請求項8】 アンチロール層が、軟化剤として、脂肪
    族ポリアルコール、好ましくはエチレングリコール、グ
    リセリン及び/又は分子量2000までのポリグリコー
    ルを含有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の層
    状支持体。
  9. 【請求項9】 脂肪族ポリアルコールとしての軟化剤
    が、ゼラチン量を基礎として、50重量%までの量、好
    ましくは5〜35重量%の量で存在する請求項1〜8の
    いずれか一項に記載の層状支持体。
JP35033193A 1992-12-30 1993-12-29 裏面にアンチロール層を備えた感光剤用層状支持体 Pending JPH0792612A (ja)

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DE19924244529 DE4244529A1 (de) 1992-12-30 1992-12-30 Schichtträger für lichtempfindliche Materialien mit rückseitiger Antirollschicht
DE4244529.9 1992-12-30

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JP (1) JPH0792612A (ja)
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Also Published As

Publication number Publication date
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EP0604732A1 (de) 1994-07-06
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