JPH0812396B2 - 裏側にカール防止層を有する感光性材料用支持体 - Google Patents
裏側にカール防止層を有する感光性材料用支持体Info
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- JPH0812396B2 JPH0812396B2 JP2111570A JP11157090A JPH0812396B2 JP H0812396 B2 JPH0812396 B2 JP H0812396B2 JP 2111570 A JP2111570 A JP 2111570A JP 11157090 A JP11157090 A JP 11157090A JP H0812396 B2 JPH0812396 B2 JP H0812396B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は裏側にカール防止層を有する感光性材料用支
持体材料及び裏側にカール防止層を有する感光性材料用
支持体材料の製造法に関する。
持体材料及び裏側にカール防止層を有する感光性材料用
支持体材料の製造法に関する。
大部分の写真材料は、ハロゲン化銀乳剤、保護被覆及
び裏側被覆を形成するための物質としてゼラチンを利用
している。ここで問題なのは、それらが水と接触するよ
うになつたときゼラチン層の膨潤であり、膨潤状態にあ
るとき非常に低い機械的強度のものとなることである。
従つてそれらは通常好適な硬化剤を用いて硬化される。
硬化剤はゼラチン相互の架橋をし、これによつて層の水
吸収又は膨潤能力の低下、融点の増大及びゼラチン層の
機械的強度に改良を生ぜしめる。硬化したゼラチン層は
中でも写真現像流体に対して抵抗性である。
び裏側被覆を形成するための物質としてゼラチンを利用
している。ここで問題なのは、それらが水と接触するよ
うになつたときゼラチン層の膨潤であり、膨潤状態にあ
るとき非常に低い機械的強度のものとなることである。
従つてそれらは通常好適な硬化剤を用いて硬化される。
硬化剤はゼラチン相互の架橋をし、これによつて層の水
吸収又は膨潤能力の低下、融点の増大及びゼラチン層の
機械的強度に改良を生ぜしめる。硬化したゼラチン層は
中でも写真現像流体に対して抵抗性である。
支持体の前側上の感光性ゼラチン含有量は、裏側上の
ゼラチン含有被覆によつて大体調和させられる。支持体
材料の両側に同じ結合剤ゼラチンを付与することは、両
層の膨潤特性を写真現像浴及び続く乾燥工程中殆ど同じ
に保つ目的を果たし、かくして支持体材料は、全体の処
理工程、乾燥及び写真／仕上り製品の後での利用中良好
な平面度を保持する。
ゼラチン含有被覆によつて大体調和させられる。支持体
材料の両側に同じ結合剤ゼラチンを付与することは、両
層の膨潤特性を写真現像浴及び続く乾燥工程中殆ど同じ
に保つ目的を果たし、かくして支持体材料は、全体の処
理工程、乾燥及び写真／仕上り製品の後での利用中良好
な平面度を保持する。
裏側に付与される層は従つて巻回防止、カール防止又
は非カール層として知られている。裏側層の厚さは、前
側で使用される層の厚さ及び膨潤特性によつて決る。
は非カール層として知られている。裏側層の厚さは、前
側で使用される層の厚さ及び膨潤特性によつて決る。
かかるカール防止層は通常種々の添加剤を含有する。
これらは、湿潤剤例えばサポニン、艶消剤例えばケイ
酸、柔軟剤例えばグリセリン、有機酸例えばクエン酸、
及び少量の他の水溶性高重合体化合物例えばポリビニル
アルコール又は帯電防止剤例えば硝酸ナトリウムである
ことができる。
これらは、湿潤剤例えばサポニン、艶消剤例えばケイ
酸、柔軟剤例えばグリセリン、有機酸例えばクエン酸、
及び少量の他の水溶性高重合体化合物例えばポリビニル
アルコール又は帯電防止剤例えば硝酸ナトリウムである
ことができる。
写真現像浴に対するカール防止層の抵抗は、いわゆる
硬化剤でのゼラチンの硬化によつて達成される。
硬化剤でのゼラチンの硬化によつて達成される。
ゼラチンのための良く知られている硬化剤にはクロム
（III）塩、アルデヒド、Ｎ−メチロール化合物、ジア
ルデヒドポリサツカライド、多官能性エポキサイド、ア
ジリジン、多官能性ビニル化合物、トリアクリル酸ジメ
トキシメタン、置換ジクロロ−ｓ−トリアジンその他を
含み、1977年ロンドンで発行されたテイ・エツチ・ジエ
イムス著、「The Theory of the Photographic Proces
s」の第２章に見出すことができる。
（III）塩、アルデヒド、Ｎ−メチロール化合物、ジア
ルデヒドポリサツカライド、多官能性エポキサイド、ア
ジリジン、多官能性ビニル化合物、トリアクリル酸ジメ
トキシメタン、置換ジクロロ−ｓ−トリアジンその他を
含み、1977年ロンドンで発行されたテイ・エツチ・ジエ
イムス著、「The Theory of the Photographic Proces
s」の第２章に見出すことができる。
硬化剤は被覆前にゼラチン溶液に加えるか、又はゼラ
チン層が支持体材料に既に付与されているとき特殊溶液
としてゼラチン層上に塗布する。後者の場合、硬化剤は
ゼラチン層中に拡散し、そこでそれらはペプチド鎖と反
応する。
チン層が支持体材料に既に付与されているとき特殊溶液
としてゼラチン層上に塗布する。後者の場合、硬化剤は
ゼラチン層中に拡散し、そこでそれらはペプチド鎖と反
応する。
これら二つの方法は、或る量の硬化剤をゼラチン溶液
に加え、残りは既に被覆された支持体材料に付与するこ
とによつて相互に組合せることもできる。
に加え、残りは既に被覆された支持体材料に付与するこ
とによつて相互に組合せることもできる。
硬化剤として通常利用される物質の全てが、付与の特
殊領域を有し、他の領域には通常完全に適しておらず、
それらは一つ以上の欠点を示す。脂肪族アルデヒド及び
ジケトンは、それらが通常の発色剤又は他の乳剤添加剤
と反応することがあるため、カラー写真被覆に対しては
適していない。ポリエポキサイド、トリアジン及びポリ
サツカライドは、カラー写真被覆には非常に好適であ
る、しかし非常にゆつくりと反応する欠点を有し、従つ
て乾燥後短時間内機械的応力下に置かれることがあるゼ
ラチン層には適していない。クロム塩の如き他の硬化剤
は、それらが加えられたゼラチン溶液が処理中でさえも
粘度の増大を示す程急速に反応する。拡散に対し不満な
抵抗性である他の硬化剤があり、それらは貯蔵中隣接層
の硬化状態を変化させる。
殊領域を有し、他の領域には通常完全に適しておらず、
それらは一つ以上の欠点を示す。脂肪族アルデヒド及び
ジケトンは、それらが通常の発色剤又は他の乳剤添加剤
と反応することがあるため、カラー写真被覆に対しては
適していない。ポリエポキサイド、トリアジン及びポリ
サツカライドは、カラー写真被覆には非常に好適であ
る、しかし非常にゆつくりと反応する欠点を有し、従つ
て乾燥後短時間内機械的応力下に置かれることがあるゼ
ラチン層には適していない。クロム塩の如き他の硬化剤
は、それらが加えられたゼラチン溶液が処理中でさえも
粘度の増大を示す程急速に反応する。拡散に対し不満な
抵抗性である他の硬化剤があり、それらは貯蔵中隣接層
の硬化状態を変化させる。
現在まで知られているどの硬化剤も一つ以上の欠点を
示し、乳化前に基体材料に付与され、後で実際の写真被
覆と接触するようになる補助ゼラチン層を使用するとき
高度に望ましいものとして広い範囲の用途には適してい
ない。
示し、乳化前に基体材料に付与され、後で実際の写真被
覆と接触するようになる補助ゼラチン層を使用するとき
高度に望ましいものとして広い範囲の用途には適してい
ない。
ゼラチンと大部分の硬化剤との反応が非常に遅く、以
後の被覆された材料の処理が数日又は数週間の貯蔵後に
のみ可能である主たる欠点が残る。
後の被覆された材料の処理が数日又は数週間の貯蔵後に
のみ可能である主たる欠点が残る。
ドイツ特許（DE-A）第3721808号には、二つの被覆を
一つを他の後にして付与することによる急速硬化を記載
している、これは第二の即ち最上部被覆がクロム塩の硬
化溶液である。
一つを他の後にして付与することによる急速硬化を記載
している、これは第二の即ち最上部被覆がクロム塩の硬
化溶液である。
この特許明細書には又カール防止層の水受容性が感光
性乳剤層のそれよりも遅くあるべき理由も与えている。
同じ明細書に、硬化されたカール防止層の水受容性が、
22℃で蒸留水中で10分間処理し、次いで乾燥した試験片
を用いて重量法で確認する方法を確立している。
性乳剤層のそれよりも遅くあるべき理由も与えている。
同じ明細書に、硬化されたカール防止層の水受容性が、
22℃で蒸留水中で10分間処理し、次いで乾燥した試験片
を用いて重量法で確認する方法を確立している。
前記明細書によれば、クロム（III）塩含有硬化溶液
の別の被覆によつてのみ、ゼラチン1gについて水2.5gよ
り少ない水吸収目的が得られる。この結果は、カール防
止層の厚さによつて、感光性支持体材料の裏側は殆ど常
に望ましからぬ弱い緑変色を示したことである。
の別の被覆によつてのみ、ゼラチン1gについて水2.5gよ
り少ない水吸収目的が得られる。この結果は、カール防
止層の厚さによつて、感光性支持体材料の裏側は殆ど常
に望ましからぬ弱い緑変色を示したことである。
それとは別に二層の付与は、一層付与よりも仕事がき
つく、危険の多いものである。
つく、危険の多いものである。
蛋白質を含有する結合剤の硬化、特にゼラチンの硬化
は、通常の硬化剤を用いるとき又は硬化剤の組合せを用
いるとき、乳剤層及び補助層に対する通常の要求を果た
すときの技術状態にある。しかしながら、クロム（II
I）塩の付与なしに、ゼラチン1gについて水2.5gより少
ない水を吸収するカール防止層の製造のための一工程法
はない。
は、通常の硬化剤を用いるとき又は硬化剤の組合せを用
いるとき、乳剤層及び補助層に対する通常の要求を果た
すときの技術状態にある。しかしながら、クロム（II
I）塩の付与なしに、ゼラチン1gについて水2.5gより少
ない水を吸収するカール防止層の製造のための一工程法
はない。
更にヨーロツパ特許（EP-A）第303789号には、1,2,3
−トリアジンとホルムアルデヒドからなる硬化剤予備混
合物の相乗効果を記載している。この予備混合物は、予
備混合せずに単一各成分の添加をするよりも良好で急速
なゼラチン硬化を達成する。この特許明細書の実施例３
では、尿素の添加によつて硬化反応を促進することを示
している。しかしながらこの混合物はカラー乳剤と接触
するようになつたとき写真かぶりをもたらした。しかし
これらの新規な硬化剤組合せでさえも、要求される低水
受容性を有するカール防止層を作ることはできない。追
加脂肪族多価アルコールをカール防止被覆溶液に加えた
ときでさえもそうである。
−トリアジンとホルムアルデヒドからなる硬化剤予備混
合物の相乗効果を記載している。この予備混合物は、予
備混合せずに単一各成分の添加をするよりも良好で急速
なゼラチン硬化を達成する。この特許明細書の実施例３
では、尿素の添加によつて硬化反応を促進することを示
している。しかしながらこの混合物はカラー乳剤と接触
するようになつたとき写真かぶりをもたらした。しかし
これらの新規な硬化剤組合せでさえも、要求される低水
受容性を有するカール防止層を作ることはできない。追
加脂肪族多価アルコールをカール防止被覆溶液に加えた
ときでさえもそうである。
従つて本発明の目的は、支持体材料の裏側に蛋白質含
有カール防止層を有する感光性材料用の支持体材料の製
造法を開発することにあり、これによつて硬化したカー
ル防止層の水吸収速度を、22℃で蒸留水中での10分の反
応時間後測定して、蛋白質1gについて水2.5g未満のまま
であり、この層をカール防止層の望ましからぬ変色なし
に、一工程処理で付与することにある。
有カール防止層を有する感光性材料用の支持体材料の製
造法を開発することにあり、これによつて硬化したカー
ル防止層の水吸収速度を、22℃で蒸留水中での10分の反
応時間後測定して、蛋白質1gについて水2.5g未満のまま
であり、この層をカール防止層の望ましからぬ変色なし
に、一工程処理で付与することにある。
本発明の別の目的は、かぶりのない写真材料を作るよ
うに感光性材料のためのこの支持体材料の製造法を提供
することにある。
うに感光性材料のためのこの支持体材料の製造法を提供
することにある。
本発明の更に別の目的は、裏側にカール防止層を付与
し、その水受容性が22℃で蒸溜水中で反応時間10分後に
測定してゼラチン1gについて水2.5g未満である感光性材
料のため支持体材料を使用しうるようにすることにあ
る。
し、その水受容性が22℃で蒸溜水中で反応時間10分後に
測定してゼラチン1gについて水2.5g未満である感光性材
料のため支持体材料を使用しうるようにすることにあ
る。
これらの問題は、最少量として、下記成分からなるカ
ール防止層を裏側に有する感光性材料のための支持体材
料によつて解決された： （ａ）蛋白質結合剤又は蛋白質含有結合剤混合物100重
量部、 （ｂ）1:0.1〜1:0.7の関係でのトリアジン及びホルムア
ルデヒドの反応生成物0.3〜1.7重量部、 （ｃ）Ｎ−メチロール化合物2.1〜5.5重量部、 （ｄ）脂肪族多価アルコール30〜50重量部。
ール防止層を裏側に有する感光性材料のための支持体材
料によつて解決された： （ａ）蛋白質結合剤又は蛋白質含有結合剤混合物100重
量部、 （ｂ）1:0.1〜1:0.7の関係でのトリアジン及びホルムア
ルデヒドの反応生成物0.3〜1.7重量部、 （ｃ）Ｎ−メチロール化合物2.1〜5.5重量部、 （ｄ）脂肪族多価アルコール30〜50重量部。
トリアジン−ホルムアルデヒド予備混合物中の成分の
量はドイツ特許（DE-A）第3727293号に相当し、1,3,5−
トリアジン対ホルムアルデヒドが1:0.1〜1:0.7である。
量はドイツ特許（DE-A）第3727293号に相当し、1,3,5−
トリアジン対ホルムアルデヒドが1:0.1〜1:0.7である。
トリアジン−ホルムアルデヒド予備混合物対Ｎ−メチ
ロール化合物の比は1:2.5〜1:10である。完全硬化剤
（トリアジン−ホルムアルデヒド予備混合物及びＮ−メ
チロール化合物）の必要量はゼラチン100gについて３〜
6gである。脂肪族多価アルコールの量はゼラチン100gに
ついて30〜50gである。
ロール化合物の比は1:2.5〜1:10である。完全硬化剤
（トリアジン−ホルムアルデヒド予備混合物及びＮ−メ
チロール化合物）の必要量はゼラチン100gについて３〜
6gである。脂肪族多価アルコールの量はゼラチン100gに
ついて30〜50gである。
カール防止被覆溶液は、艶消剤（例えばケイ酸）、帯
電防止剤（例えば無機塩）、蛍光増白剤（例えばスチル
ベン誘導体）、湿潤剤（例えばサポニン）及び他の物質
の如き通常の別の添加剤の全てを含有できる。
電防止剤（例えば無機塩）、蛍光増白剤（例えばスチル
ベン誘導体）、湿潤剤（例えばサポニン）及び他の物質
の如き通常の別の添加剤の全てを含有できる。
カール防止被覆溶液は任意の通常の付与法、例えばロ
ール、グラビヤ又は浸漬被覆及び通常の投与法、例えば
エヤブラシ又はワイヤーバーで付与できる。
ール、グラビヤ又は浸漬被覆及び通常の投与法、例えば
エヤブラシ又はワイヤーバーで付与できる。
方法の特に経済的な形において、基体材料の裏側に付
与するカール防止被覆溶液は、溶液の前もつてのゲル化
をすることなくそのゾルの形から直接乾燥する。
与するカール防止被覆溶液は、溶液の前もつてのゲル化
をすることなくそのゾルの形から直接乾燥する。
前述した添加剤の組合せが、同じ量の単一成分及びト
リアジン及びホルムアルデヒドの有利な予備混合物が対
応して良好な硬化結果を与えることのないようなすぐれ
たそして急速な蛋白質硬化を示すことは驚くべきことで
ある。
リアジン及びホルムアルデヒドの有利な予備混合物が対
応して良好な硬化結果を与えることのないようなすぐれ
たそして急速な蛋白質硬化を示すことは驚くべきことで
ある。
下記実施例は本発明をより明らかにするものでそれに
限定するものではない。
限定するものではない。
実施例１ 175g/m2の基材紙及び両側で一層35g/m2のポリエチレ
ンからなる支持体材料を下記カール防止溶液で被覆し
た： カール防止溶液はポリエチレン被覆支持体材料の裏側
にロールコーター及び計量バーによつて付与し、130℃
の空気温度で熱風トンネル中でそのゾルの形から直接乾
燥した。乾燥後の付与重量は4.2g/m2であつた。被覆速
度は130m/分であつた。
ンからなる支持体材料を下記カール防止溶液で被覆し
た： カール防止溶液はポリエチレン被覆支持体材料の裏側
にロールコーター及び計量バーによつて付与し、130℃
の空気温度で熱風トンネル中でそのゾルの形から直接乾
燥した。乾燥後の付与重量は4.2g/m2であつた。被覆速
度は130m/分であつた。
実施例２ 180g/m2の基材紙、及び前側で35g/m2のポリエチレン
被覆及び裏側で28g/m2のポリエチレン被覆からなる支持
体材料を下記カール防止被覆溶液で被覆した： カール防止被覆溶液はポリエチレン被覆支持体材料に
エヤブラシによつて付与し、８℃の空気温度で冷却帯域
でゲル化し、それぞれ32℃及び60℃の空気温度で二段階
で乾燥した。被覆速度は130m/分であつた、乾燥後の被
覆重量は5.0g/m2であつた。
被覆及び裏側で28g/m2のポリエチレン被覆からなる支持
体材料を下記カール防止被覆溶液で被覆した： カール防止被覆溶液はポリエチレン被覆支持体材料に
エヤブラシによつて付与し、８℃の空気温度で冷却帯域
でゲル化し、それぞれ32℃及び60℃の空気温度で二段階
で乾燥した。被覆速度は130m/分であつた、乾燥後の被
覆重量は5.0g/m2であつた。
実施例３ 実施例１と同じ支持体材料を下記の如きカール防止被
覆溶液で被覆した： カール防止被覆溶液は、ポリエチレン被覆支持体材料
の裏側に、キスロールコーター及び計量バーによつて付
与し、130℃の空気温度で熱風トンネル中でそのゾルの
形から乾燥した。被覆速度は130m/分であつた、被覆重
量は乾燥後3.7g/m2であつた。
覆溶液で被覆した： カール防止被覆溶液は、ポリエチレン被覆支持体材料
の裏側に、キスロールコーター及び計量バーによつて付
与し、130℃の空気温度で熱風トンネル中でそのゾルの
形から乾燥した。被覆速度は130m/分であつた、被覆重
量は乾燥後3.7g/m2であつた。
比較例V1 実施例１と同じ支持体材料を下記カール防止被覆溶液
で被覆した： 使用した更に別の成分は下記の通りであつた： カール防止被覆溶液をロールコーター及びドクターブ
レードによつてポリエチレン被覆支持体材料の裏側に付
与し、130℃の空気温度で熱風トンネル中でそのゾルの
形から直接乾燥した。被覆速度は130m/分であつた、被
覆重量は4.0±0.1g/m2であつた。
で被覆した： 使用した更に別の成分は下記の通りであつた： カール防止被覆溶液をロールコーター及びドクターブ
レードによつてポリエチレン被覆支持体材料の裏側に付
与し、130℃の空気温度で熱風トンネル中でそのゾルの
形から直接乾燥した。被覆速度は130m/分であつた、被
覆重量は4.0±0.1g/m2であつた。
比較例V2 V2a:実施例１と同じ支持体材料を、ドイツ特許（DE-A）
第3721808号の実施例１に相当する下記カール防止被覆
溶液で被覆した： 実施例１に従つて、支持体材料の裏側に付与し、130
℃の空気温度で熱風トンネル中で乾燥した。被覆重量は
5g/m2であつた。
第3721808号の実施例１に相当する下記カール防止被覆
溶液で被覆した： 実施例１に従つて、支持体材料の裏側に付与し、130
℃の空気温度で熱風トンネル中で乾燥した。被覆重量は
5g/m2であつた。
乾燥したとき、第一被覆上に第二被覆を付与した、第
二被覆は次の通りであつた： この第二被覆は第一被覆上に支持体の裏側で実施例１
と同様に付与し、130℃の空気温度で熱風トンネル中で
乾燥した。被覆重量は320mg/m2であつた。両被覆の被覆
速度は100m/分であつた。
二被覆は次の通りであつた： この第二被覆は第一被覆上に支持体の裏側で実施例１
と同様に付与し、130℃の空気温度で熱風トンネル中で
乾燥した。被覆重量は320mg/m2であつた。両被覆の被覆
速度は100m/分であつた。
V2b:実施例１と同じ支持体材料を、ドイツ特許（DE-A）
第3727293号の混合物１及び3fに同様の下記カール防止
被覆溶液で被覆した： カール防止被覆溶液を実施例１と同様にポリエチレン
被覆支持体材料の裏側に付与し、130℃の空気温度で熱
風トンネル中でそのゾルの形で乾燥した。被覆速度は10
0m/分であり、被覆重量は乾燥後4.0g/m2であつた。
第3727293号の混合物１及び3fに同様の下記カール防止
被覆溶液で被覆した： カール防止被覆溶液を実施例１と同様にポリエチレン
被覆支持体材料の裏側に付与し、130℃の空気温度で熱
風トンネル中でそのゾルの形で乾燥した。被覆速度は10
0m/分であり、被覆重量は乾燥後4.0g/m2であつた。
試験結果 水吸収 試験片を10分間22℃で蒸溜水中に浸漬し、次いで乾燥
した。試験片を乾燥前及び後に秤量した。重量差を試験
片中に存在するゼラチンの量に関係する。ゼラチン量は
混合物成分、被覆重量及び試験片の大きさから計算し
た。水吸収数値は、ゼラチン1gについての水のｇ数であ
る。
した。試験片を乾燥前及び後に秤量した。重量差を試験
片中に存在するゼラチンの量に関係する。ゼラチン量は
混合物成分、被覆重量及び試験片の大きさから計算し
た。水吸収数値は、ゼラチン1gについての水のｇ数であ
る。
写真かぶり 新しく乾燥したカール防止層と接触させた市販のカラ
ー紙を50℃で５日間温置し、次いで現像し、同様に処理
したブランク試験と共に定着した。かぶり形成度を次い
で評価した、マーク１は「差のない」ことを表わし、マ
ーク５は「実質的な差のある」ことを表わす。
ー紙を50℃で５日間温置し、次いで現像し、同様に処理
したブランク試験と共に定着した。かぶり形成度を次い
で評価した、マーク１は「差のない」ことを表わし、マ
ーク５は「実質的な差のある」ことを表わす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−66329（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−98741（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−267758（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−195843（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−154051（ＪＰ，Ａ)
Claims (7)
- 【請求項１】カール防止層が、少なくとも下記成分： （ａ）100重量部の蛋白質結合剤又は蛋白質含有結合剤
混合物、 （ｂ）0.3〜1.7重量部の、1.0対0.1から1.0対0.7の関係
でのトリアジン及びホルムアルデヒドからの反応生成
物、 （ｃ）2.1〜5.5重量部のＮ−メチロール化合物、 （ｄ）30〜50重量部の脂肪族多価アルコール を含有することを特徴とする裏側にカール防止層を有す
る感光性材料用支持体材料。 - 【請求項２】トリアジンが1,3,5−トリアジンである請
求項１記載の支持体材料。 - 【請求項３】Ｎ−メチロール化合物がジ−又はトリ−メ
チロール尿素又はトリメチロールメラミンである請求項
１記載の支持体材料。 - 【請求項４】脂肪族多価アルコールが2000未満の分子量
の脂肪族多価アルコールである請求項１記載の支持体材
料。 - 【請求項５】カール防止層が、艶消剤、湿潤剤、蛍光増
白剤、調色剤又は帯電防止剤の如き他の添加剤を含有す
る請求項１記載の支持体材料。 - 【請求項６】少なくとも１時間熟成したトリアジン及び
ホルムアルデヒドの反応生成物、Ｎ−メチロール化合物
のみならず脂肪族多価アルコールを、水性蛋白質含有溶
液に加え、このカール防止被覆溶液を支持体材料に付与
し、乾燥することを特徴とする請求項１〜５の何れかに
よる支持体材料の製造方法。 - 【請求項７】ゾルの形の付与したカール防止被覆溶液を
直接乾燥する請求項６記載の方法。
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