JPS61291355A - ライン熱転写カラ−プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弦」し１ニー この発明は、プラテンとこれに圧接するガイドローラと
で用紙を挟持して順方向送りおよび逆方向送りするライ
ン熱転写カラープリンタに関するものである。

丸」Ｕえ毀 この種のプリンタは、第３図に示すように、プラテン（
１゛）とガイドローラ（２）との間に用紙（３）を挿入
し、プラテン（１）を正転して用紙（３）をインクシー
ト（４）と重ね合せながら所定位置まで順方向に送った
後、印字ヘッド（５）をプラテン（１）に押し当て、プ
ラテン（１）を再び正転して用紙（３）とインクシート
（４）とを初期位置まで送った後、第１色目のたとえば
イエロ（Ｙ）の記録をする。その終了後、用紙（３）を
さらに順方向に所定位置まで送り、印字ヘッド（５）の
押し当てを解除した後、プラテン（１）を逆転して用紙
（３）を初期位置まで逆送し、印字ヘッド（５）を再び
押し当てて第２色目のマゼンタ（Ｍ）の記録をする。こ
の後、同様に用紙（３）の所定位置への順方向送りと初
期位置への逆方向送りを行い、第３色目のシアン（Ｃ）
の記録をするようになっている。

ところで、従来においては、ガイドローラ（２）が、第
４図に示すようにローラ本体（６）をシャフト（７）に
一体回転するように固着した構造、あるいは第５図に示
すように左右のコロ（８）をシャフト（７）に一体回転
するように固着した構造になっていたため、用紙（３）
がスキュー（斜め送り）して（Ｙ）の記録線と（Ｍ）の
記録線と（Ｃ）の記録線とがずれ、印字品質が低下する
という問題点があった。

そこで９本発明者は、スキューが生じる原因を解明する
ために、第６図に示すように、シャフト（７）に左右の
コロ（８）を一体回転するように固着したガイドローラ
（２）を用い、そのシャフト（７）を左右のばね（９）
で付勢して左右のコロ（８）をプラテン（１）に圧接さ
せ、この状態で左右のコロ（８）の外径を相違させると
か、その摩擦係数を変えるとか、左右のばね（９）の力
を相違させるなど種々の条件を変えて実験をしたところ
、とりわけ次のような場合にスキューを生じることが判
った。

■　左右のコロ（８）の表面摩擦係数がアンバランスな
場合。

■　左右のコロ（８）の外径が異なる場合。

■　プラテン（１）に対する左右のコロ（８）の圧力が
アンバランスな場合。

なお、ガイドローラ（２）の機能は。

（イ）　スタート時に用紙を記録部へ送り込む。

（ロ）記録時、インクシートに引張られて用紙がプラテ
ンの速度以上に送られるような場合、ブレーキをかける
。

（ハ）用紙をプラテンとで挟持しながら逆送する。

の３つである。このうちカラー記録位置精度に影響する
のは、（ロ）と（ハ）であるが、（Ｙ）・（Ｍ）・（Ｃ
）の各画才法（副走査長さ）には変化がないと仮定する
と、この場合、（ハ）のみが問題になると考えられる。

そこで、上記■・■・■に対処して左右のコロ（８）の
表面摩擦係数を等しくするとか、その外径を正確に同一
にするとか、その圧力を等しくするという方法が考えら
れるが、このような方法は。

製造技術的に難点が多いばかりでなく、■・■・■の３
点ともに対処しなければスキュー防止の効果を充分に期
待できない。

１−一腹 この発明の目的は、スキュー防止を簡単な構成で的確に
実現できるようにすることにある。

１−一一處 この発明は、結局のところスキューが用紙の送り量が左
右アンバランスになることから生ずる。

ということに着目し、ガイドローラ（１０）を構成する
コロ（１１）・（１１）をそのシャフト（１２）に一体
回転するように取り付けた弾性体（１３）と該弾性体の
外周面を低摩擦係数の材料で被ってなるスリップ層（１
４）で形成したものである。

しかして、このような構成にすると、上記したの・■・
■のようなことで用紙に与える力が左右アンバランスに
なっても、それは、コロがそのスリップ層（１４）で用
紙との間ですベリを生ずることによって吸収される。

以下１図面に示すこの発明の一実施例に基づいたこの発
明を詳細かつ具体的に説明する。

第１図はこの発明におけるガイドローラの断面図であり
、図中符号（１０）でそのガイドローラを示す。このガ
イドローラ（１０）は、たとえば、左右２個のコロ（１
１）・（１１）をシャフト（１２）に固着しである。こ
のコロ（１１）・（１１）は、シャフト（１２）に一体
回転するように弾性体（１３）を取り付けてなる。この
弾性体（１３）はゴムやプラスチック等の弾性材料から
なる。そして、コロ（１１）・（１１）は、この弾性体
（１３）を被って外周面にスリップ層（１４）が形成さ
れる。このスリップ層（１４）は、たとえば、ポリエス
テルフィルム・テフロンフィルム・金属製薄膜等からな
るフィルム状の低摩擦係数の材料を弾性体（１３）の外
周面に貼り付けてなる。また、フッ素系あるいはシリコ
ン系樹脂等の低摩擦係数材料を弾性体（１３）の外周面
に吸き付けるなどしてスリップ層（１４）を形成しても
よい。

しかして、このような構成のガイドローラ（１０）を備
えるこの発明のライン熱転写カラープリンタにおいて用
紙を送る場合には、コロ（１１）・（１１）でプラテン
を弾性をもって押圧して用紙をプラテンとの間で挟持す
るとともに、他面そのコロ（１１）・（１１）がスリッ
プ層（１４）において用紙との間で適宜スリップし、常
に用紙の送り量の左右バランスを保つようにする。

ところで、上述したこの発明の実施例では、シャフト（
１２）に２個のコロ（１１）・（１１）を取り付ける場
合について説明した。しかし、この発明は、たとえば第
２図に示すような１個のローラ本体（１５）をシャフト
（１２）に取り付ける場合のように２個のコろに限らな
いことはいうまでもない。

夏−一１ したがって、この発明によれば、シャフトに弾性体を取
り付け、しかもその外周面にスリップ層を設けてコロを
用紙に対してすべらす構成にするから、用紙送りにあた
って、このガイドローラのコロ相互間に外径や圧力など
のアンバランスがあっても、用紙のスキューを簡単に防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のライン熱転写カラープリンタにおけ
るガイドローラの断面図、第２図はこの発明の他の実施
例におけるガイドローラの断面図、第３図はライン熱転
写カラープリンタの概要図、第４図および第５図はそれ
ぞれ従来のガイドローラの断面図、第６図は従来のガイ
ドローラでの実験法を示す斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンとこれに圧接するガイドローラとで用紙を挟持
   して順方向送りおよび逆方向送りするライン熱転写カラ
   ープリンタにおいて、前記ガイドローラをシャフトとコ
   ロとで構成し、該コロを前記シャフトに一体回転するよ
   うに取り付けた弾性体と該弾性体の外周面を低摩擦係数
   材料で被ってなるスリップ層で形成したことを特徴とす
   る、ライン熱転写カラープリンタ。