JPH0617944U - 紙送りローラ - Google Patents

紙送りローラ

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Publication number
JPH0617944U
JPH0617944U JP5649692U JP5649692U JPH0617944U JP H0617944 U JPH0617944 U JP H0617944U JP 5649692 U JP5649692 U JP 5649692U JP 5649692 U JP5649692 U JP 5649692U JP H0617944 U JPH0617944 U JP H0617944U
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JP
Japan
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roller
paper
paper feed
friction
feed roller
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Pending
Application number
JP5649692U
Other languages
English (en)
Inventor
哲也 菊池
Original Assignee
日本電気データ機器株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気データ機器株式会社 filed Critical 日本電気データ機器株式会社
Priority to JP5649692U priority Critical patent/JPH0617944U/ja
Publication of JPH0617944U publication Critical patent/JPH0617944U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現用ローラの形状および材質を変更すること
なく、小さいフィード力で用紙の給送を効率的に行える
ようにする。 【構成】 印字装置に印字用紙を給送する紙送りローラ
において、現用のローラ表面に高摩擦特殊ポリウレタン
系塗装料を均一に塗付し、高摩擦被膜を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印字装置などの紙送りローラの滑り防止に利用する。本考案は、小 さいフィード力で効率的に用紙の給送を行うことができる紙送りローラに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の紙送りローラは、図5に示すように、フィード用の金属製軸23にゴム 系(ウレタン、CR、SBRなど)、あるいは樹脂系(POM、ABSなど)の 材料により形成された摩擦ローラ21が圧入、モールド、あるいは接着により取 付けられていた。このように構成された紙送り用ローラは、図6に示すように用 紙ガイド27の間から用紙が送られたときに、テンションローラ29を介してテ ンションスプリング10で用紙を押し付け、その押し付け力により用紙を給送し ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の用紙送り構造では用紙などの紙粉が用紙送り用ローラの表面 に付着して用紙送りに必要なフィード力や摩擦力に影響を与え給送力が経時的に 低下していた。また、経時的変化のために調整やテンション力の設計上の設定が 困難であり、さらに、テンションローラによって強いテンションを加えなければ ならないため、長期放置によりローラ表面にローラ跡を残したり、ローラを変形 させる問題があった。
【0004】 本考案はこのような問題を解決するもので、ローラの滑りを少なくするととも に経時的変化を少なくし、小さいフィード力で効率よく用紙を給送することがで きる紙送りローラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、金属製の軸と、ゴム系もしくは樹脂系の材料により形成され、前記 金属製の軸に所定の間隔をもって固定され、テンションローラの面圧および回転 を受けて印字用紙を給送する摩擦ローラとを備えた紙送りローラにおいて、前記 摩擦ローラの表面に、高摩擦特殊ポリウレタン系の塗料により均一な厚さの高摩 擦被膜が形成されたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
現用の紙送りローラ表面に高摩擦特殊ポリウレタン系塗料を均一に塗付するこ とにより、ローラ表面の摩擦係数を高め滑り損失を少なくすることができ、小さ いフィード力で用紙の給送を効率よく行うことができる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案実施例における 塗装被膜が施された紙送りローラの断面図、図2は本考案実施例における紙送り ローラの塗装状況を示す図、図3(a)〜(f)は本考案実施例における形状の 異なる紙送りローラの断面を示す図、図4(a)および(b)は本考案実施例に 係わる紙送りローラを用いた給送状態を説明する図である。
【0008】 本考案実施例は、金属製軸4と、ゴム系もしくは樹脂系の材料により形成され 、金属製軸4に所定の間隔をもって固定され、図4に示すテンションローラ9の 面圧および回転を受けて印字用紙11を給送する摩擦ローラ2とを備え、さらに 本考案の特徴として、摩擦ローラ2の表面に、高摩擦特殊ポリウレタン系の塗料 により均一な厚さの高摩擦被膜2が形成される。
【0009】 摩擦ローラ1には図3に示すような形状があり、同図(a)はゴム製(CR、 NR、SBRなど)の摩擦ローラ1の上に高摩擦ポリウレタン系塗料を塗装した もので、ワンウェイベアリング3の部分はマスキングすることによりベアリング の機能に影響を与えないようにしたものである。
【0010】 同図(b)および(c)は、ベアリング5が備えられた紙送りローラであるが 、この場合もベアリング5の部分にマスキングを施しベアリング機能に影響を与 えないように塗装されている。このような複雑な形状をしていても吹きつけ塗装 により表面が処理されるので形による制約を受けない。
【0011】 さらに、同図(d)、(e)および(f)に示す金属製軸4を使用した用紙送 行用ローラの場合でも金属製軸4に直接塗装することが可能なため簡単に塗付す ることができる。
【0012】 このように塗装により表面を処理することができるので、現用形状を変えずに ローラ面の摩擦力を高めることができる。
【0013】 次に、このようにして表面処理された紙送りローラの使用状態について説明す る。図4(a)および(b)は、試作ローラを使用しての用紙送り動作を説明す る図である。
【0014】 送られてきた印字用紙11は同図(a)に示すように用紙先端調整部8に当接 して一たん停止しその先端がそろえられる。次に、用紙先端調整部8が同図(b )に示すように退避し、テンションローラ9が高摩擦塗料が塗付されたローラに 噛み合い印字用紙11をはさみ込み送り出す。この場合高摩擦ポリウレタン系塗 料はゴムローラの弾性変形に十分対応することができ、その塗膜も一時的変形に 十分追随することができ送り動作に支障をきたすことはない。
【0015】 このように現用の用紙送り機構に何ら影響を与えることなく、紙送りに要する フィード力を高めることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、現在使用されている部品の材質および形 状を変えることなく、小さなフィードテンション力で効率的に用紙の給送を行う ことができ、さらに、ローラ跡を付きにくくし、かつローラの変形を少なくする ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例における塗装被膜が施された紙送
りローラの断面図。
【図2】本考案実施例における紙送りローラの塗装状況
を示す図。
【図3】(a)〜(f)は本考案実施例における形状の
異なる紙送りローラの断面を示す図。
【図4】(a)および(b)は本考案実施例に係わる紙
送りローラを用いた給送状態を説明する図。
【図5】従来例における紙送りローラの構成を示す図。
【図6】従来例における紙送りローラによる給送を説明
する図。
【符号の説明】
1、21 摩擦ローラ 2 高摩擦被膜 3 ワンウェイベアリング 4、23 金属製軸 5 ベアリング 6 塗装ガン 7、27 用紙ガイド 8 用紙先端調整部 9、29 テンションローラ 10 テンションスプリング 11 印字用紙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の軸と、 ゴム系もしくは樹脂系の材料により形成され、前記金属
    製の軸に所定の間隔をもって固定され、テンションロー
    ラの面圧および回転を受けて印字用紙を給送する摩擦ロ
    ーラとを備えた紙送りローラにおいて、 前記摩擦ローラの表面に、高摩擦特殊ポリウレタン系の
    塗料により均一な厚さの高摩擦被膜が形成されたことを
    特徴とする紙送りローラ。
JP5649692U 1992-08-11 1992-08-11 紙送りローラ Pending JPH0617944U (ja)

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JP5649692U JPH0617944U (ja) 1992-08-11 1992-08-11 紙送りローラ

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JP5649692U JPH0617944U (ja) 1992-08-11 1992-08-11 紙送りローラ

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JPH0617944U true JPH0617944U (ja) 1994-03-08

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ID=13028714

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JP5649692U Pending JPH0617944U (ja) 1992-08-11 1992-08-11 紙送りローラ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01154731U (ja) * 1988-04-05 1989-10-24
JP2015231915A (ja) * 2009-10-13 2015-12-24 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 接触ニップロール

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61291355A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 Ricoh Co Ltd ライン熱転写カラ−プリンタ
JPH0289762A (ja) * 1988-09-28 1990-03-29 Tatsuo Habuki 送りローラ
JPH05261845A (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 Takao Kakihashi 紙送りローラの製造方法

Patent Citations (3)

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