JPS61290603A - 伸縮電線ならびにその製造方法及び装置 - Google Patents

伸縮電線ならびにその製造方法及び装置

Info

Publication number
JPS61290603A
JPS61290603A JP60132034A JP13203485A JPS61290603A JP S61290603 A JPS61290603 A JP S61290603A JP 60132034 A JP60132034 A JP 60132034A JP 13203485 A JP13203485 A JP 13203485A JP S61290603 A JPS61290603 A JP S61290603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
winding
copper foil
outer periphery
around
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60132034A
Other languages
English (en)
Inventor
松木 弘光
博司 山本
増田 貞雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKEN SANGYO CO Ltd
SEIKEN SANGYO KK
Original Assignee
SEIKEN SANGYO CO Ltd
SEIKEN SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEIKEN SANGYO CO Ltd, SEIKEN SANGYO KK filed Critical SEIKEN SANGYO CO Ltd
Priority to JP60132034A priority Critical patent/JPS61290603A/ja
Publication of JPS61290603A publication Critical patent/JPS61290603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、伸縮電線に関し、特に弾性糸に電気導体とし
て銅箔を巻付けた柔軟で断線しにくい伸縮電線ならびに
その製造方法及び装置に関するものである。
〔従来技術〕
電話の受話器コード、イヤホーンコード、ロボットの可
動部を連続するコード等の曲折張弛の頻度が多い電気コ
ードには、柔軟性と、容易に断線しない強じん性とが要
求されるが、通常の軟鋼より線のビニール被覆コードは
、硬くて柔軟性がなく、断線し易い。
そこで従来、上記のような曲げ伸しの激しい用途に使用
されるコードには、綿又はテトロン等の糸に銅線を巻付
けた電線をビニールで被覆したコード、及びそれを更に
らせん状に巻いたカールコードが用いられることが多か
った。また最近では、銅線の代りに、銅線を薄く延ばし
た銅箔を用いた電線が、それらのコードの芯線として使
用されるようになり、電線が変形する際電気導体に加わ
るひずみが小さくなるためより丈夫になっている。
ところがそのような従来の電線では、銅箔を巻付ける糸
が綿糸、テトロン糸等の弾性の極めて小さいものである
ので、銅箔がらせん状、即ちつるまきばね状で伸縮性に
優れているのに、その形状の性質を十分発揮できないば
かりか、外力に対する弾力性において、糸と銅箔の間で
相当な不均衡が生じ、銅箔にかかる負担が非常に大きく
なっていた。
このため、これまでのカールコード等は硬くて現在でも
なお柔軟性が不十分であり、特に業務用の使用では内部
の電線が断線し易い欠点があった。例えば、産業用ロボ
ットの間接部を挟んで結線されるコードは3ケ月程度が
寿命で、特に動きの激しいものでは1ケ月足らずで内部
の電線が断線してしまい、保守に多くの費用と工数を必
要としていた。
以上のように、従来のビニール被覆コード内部の電線は
、柔軟性を欠き、断線し易いという欠点を有していた。
特に電気コードが断線し易いことは電気製品にとって致
命的欠点であり、耐久性に優れた電線が切に望まれてい
た。
そこで、このような電線において電気導体と糸との歪ま
たは応力の差を極力小さくして、らせん状の電気導体の
形状による性質を生じた柔軟で、伸び、曲げ、ねじり等
の変形に容易に順応することのできる電線を提供するた
めに、糸の周囲に銅箔、銅線等の電気導体をらせん状に
巻付けたものにおいて、その糸に常温でゴム状弾性を有
する高分学物質を用いた実開昭60=37113の考案
がなされている。
しかしながら、この場合においても芯糸とその外周に巻
付けられた銅箔等との間に弾力性に大きな差があり、銅
箔などが芯糸よりも先に破断するという問題があり、満
足な伸縮電線を提供するに至っていないのが現状である
〔発明の目的〕
そこで本発明は、前記従来の問題点を解消するためにな
されたものであり、銅箔をらせん状に巻付ける芯糸とし
て、あらかじめ所定の張力をかけた弾性糸の外周に非弾
性糸を巻付けたものを使用することにより、屈曲にも強
く、かつ銅箔の破断のない伸縮電線ならびにその製造方
法及び製造装置を提供することを目的としたものである
〔発明の構成〕
即ち、本発明の伸縮電線は、弾性糸に所定の張力をかけ
た状態でその外周に非弾性糸を巻付けて形成した芯糸の
外周に、銅箔をらせん状に巻付けると共に、更にその外
周を被覆材でカバーすることにより構成され、またその
製造方法は、弾性糸に所定の張力をかけながらその外周
に非弾性糸を巻付けて芯糸を形成した後、その外周に銅
箔をらせん状に巻付ける工程を連続的に行なうことを特
徴としたものであり、更にその製造装置は、弾性糸に所
定の張力をかけながら連続して送り出す弾性糸の張力送
り出し部、その弾性糸の外周に非弾性糸を連続して巻付
は可能な給糸巻付は部、更に上記で形成された芯糸の外
周に銅箔をらせん状に連続して巻付ける銅箔巻付は部及
び銅箔巻付は後の芯糸を巻取る巻取り部を垂直方向の下
方より上方に順次配設することにより構成される。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の詳細な説明するが、本発明
の伸縮電線は第5図に示す電話Tのカールコード用の伸
縮電線IAや、第6図に示すロボットRの可動部の接続
コード用の伸縮電線IB等として使用されるものである
まず、この伸縮電線1は、第1図に示すごとく、ゴム状
の弾性糸4、例えばポリウレタン系合成繊維、天然ゴム
及び耐熱性シリコーン樹脂の糸に所定の張力tをかけた
状態で、その外周に密着して非弾性糸5 (例えばポリ
エステル糸)をらせん状に巻付けて形成した芯糸2の外
周に、銅箔3をらせん状に巻付けたもので、その外周に
更に第2図に示すようにポリウレタン(粘度:1000
〜2000センチボイズ、固形物:10−15%、溶剤
ニジメチルホルムアミド)で被覆している。
そこで、上記の構成からなる伸縮電線lでは、芯糸2の
弾性糸4は所定の張力tをかけて伸ばされた状態で非弾
性糸5を巻付けられており、その状態から伸縮はしない
ようになっているが、その状態から更に伸ばすことはで
きるようになっている。
次に、この伸縮電線lが伸ばされると、第3図に示すご
とく、芯糸2も銅箔3と共に伸びることになるが、弾性
糸4の伸びを非弾性糸5が制限し、芯糸2が一定以上伸
びないようにして銅箔3の断線を防止することとなり、
従来のごとく、芯糸2が伸びないものに比べて耐久性が
高くなる。
なお、ここで銅箔3の巻き方向と、非弾性糸5の巻き方
向とは逆になっているが、これは同一方向に巻いた場合
に比し撚りが強くなるのを抑えるためである。
また、ここで銅箔3を使用したのは、銅線の場合に比べ
て伸び易く、しかも第4図に示す屈曲に対しても強いか
らである。
更に、弾性糸4にかける所定の張力tとしては、実験の
結果張力tをかける前の長さに対し、張力tをかけた後
の長さを1.5から3倍の範囲内で伸ばすのが良(,2
倍に伸ばすのが最も好ましい。
次に、第7図を参照して上記本発明の伸縮電線1の製造
方法をその製造装置と共に説明すると、まず伸縮可能な
弾性糸4に所定の張力tをかけながら図中の垂直方向の
下方から上方に連続して送り出す複数のゴム質テンショ
ンプーリからなる弾性糸の張力送り出し部7を下方に設
け、これにより弾性糸4に張力tをかけながら、その外
周に非弾性糸5をらせん状に連続して巻付は可能な給糸
巻付は部8がその垂直方向の上方に連続して配設されて
いる。
上記張力送り出し部7は表面または全体をゴム質のプー
リまたはローラから形成されているので、スリップを防
止でき、しかもその回転は製造装置の駆動主軸から得て
いるので、弾性糸4の伸度が一定化するので安定した伸
び率と収縮性とが得られる。
また、給糸巻付は部8のスピンドル部の回転は500か
ら12.00Orpmとしており、その中心に弾性糸4
が通るので、上下に擦傷防止及びスピンドルの損傷防止
用のセラミックのガイドを設けている。
次に、この給糸巻付は部8で形成された芯糸2は更に垂
直の上方に設けられた銅箔巻付は部9に送られ、ここで
芯糸2の外周に銅箔3がらせん状に連続して巻付けられ
るが、本実施例では、その銅箔巻付は部9の巻付は部は
回転体からなり、樹脂ボビンを用いているので、従来の
アルミ等の金属または木材等のものに比較してより軽量
化されており、その結果、12.00Orpmの高速回
転のバランスどりの加工が容易にでき、かつ安価に形成
できると共に、製造工程上の不良品発生の原因の一つで
ある素線損傷も減少し、更に駆動モータも小型化されて
省エネルギー化がはかれる。
また、この銅箔巻付は部9のフライヤー機構には芯糸2
及び銅箔3の通過するガイド道に耐摩性のセラミックコ
ーティングをほどこして耐摩性を高めており、従来問題
であった摩耗傷や不良品の発生を著しく低減させている
更に、上記の銅箔巻付は部9の上方には、張力ローラ1
1及び多溝式引取ローラ12、更に耐摩性のセラミック
付の回転トラバースガイド13からなる巻取り部10が
設けられ、芯糸2の外周に銅箔3を巻終った状態のもの
が多溝式引取ローラ12に巻付けられる。
なお、本実施例の装置では、上記給糸巻付は部8から巻
取り部10までの間で異常が発生した場合には、給糸巻
付は部8で芯糸2を切断するための切断検出用及び線径
異常検出用の光電式センサーを設けており、不良品生産
を防止すると共に、人身事故防止の対策としている。
また、上記銅箔巻付は部9は本実施例では1連のみを示
しているが、致達の銅箔巻付は用の装置を直列または並
列に配列することにより、銅箔3を連続的に多重巻きす
ることも可能であり、それにより、電気導体としての電
気抵抗が少なく、かつ大きな電気容量を有する伸縮電線
1を形成することができる。
以上のごと(、本発明の装置では給糸巻付は部8、銅箔
巻付は部9、巻取り部10などを垂直方向の下方より上
方に順次連続して配設しており、装置全体の据付スペー
スを少なくできコンパクトに形成できると共に、連続し
た高能率で均質な伸縮電線1の製造が可能になる。
一方、上記の製造装置の工程で巻付けられた銅箔3の外
周をビニールチューブその他の被覆材6でカバーする工
程は、この装置の最終工程に組込むこともできるが、第
7図の実施例の装置ではその工程を含んでおらず、別途
被覆工程用の設備を設けるようにしている。
〔発明の効果〕
従って、本発明を採用すれば、柔軟で、伸び、曲げ、屈
曲、ねじり等の変形に順応する伸縮電線を提供すること
ができると共に、特に本発明の伸縮電線では、電気導体
の破断が少なく、電線自体の信頼性が著しく向上すると
共に、その耐用年数も増し、その電線を使用する機器の
保守に要する手間と費用とを低減できるという効果があ
る。
また、本発明の製造方法及びその装置を用いて伸縮電線
を製造すれば、一定の伸び率と収縮性を有する均質な伸
縮電線が大量に製造できると共に、その必要動力も少な
くてすむという経済的な効果もある。
更に、本発明の装置は据付スペースをとらずコンパクト
でしかも比較的低コストに形成されうるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例における伸縮電線の
一部破断で示す要部拡大の斜視図、第3図は第1図の伸
縮電線の伸びた状態を示す要部斜視図、第4図は第1図
の伸縮電線の屈曲した状態を示す要部平面図、第5図は
第2図の伸縮電線を使用した電話の斜視図、第6図は第
2図の伸縮電線を使用したロボットの斜視図、第7図は
本発明の伸縮電線の製造装置の実施例を示す側面図であ
る。 i、LA、IB・・・伸縮電線、2・・・芯糸、3・・
・銅箔、4・・・弾性糸、5・・・非弾性糸、6・・・
被覆材、7・・・張力送り出し部、8・・・給糸巻付は
部、9・・・銅箔巻付は部、10・・・巻取り部、t・
・・張力。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、弾性糸に所定の張力をかけた状態でその外周に非弾
    性糸を巻付けて形成した芯糸の外周に、銅箔をらせん状
    に巻付けると共に、更にその外周を被覆材でカバーした
    ことを特徴とする伸縮電線。 2、弾性糸に所定の張力をかけながらその外周に非弾性
    糸を巻付けて芯糸を形成した後、その外周に銅箔をらせ
    ん状に巻付ける工程を連続的に行なうことを特徴とする
    伸縮電線の製造方法。 3、弾性糸に所定の張力をかけながら連続して送り出す
    弾性糸の張力送り出し部、その弾性糸の外周に非弾性糸
    を連続して巻付け可能な給糸巻付け部、更に、かくして
    形成された芯糸の外周に銅箔をらせん状に連続して巻付
    ける銅箔巻付け部及び銅箔巻付け後の芯糸を巻取る巻取
    り部を垂直方向の下方より上方に順次配設してなる伸縮
    電線の製造装置。
JP60132034A 1985-06-19 1985-06-19 伸縮電線ならびにその製造方法及び装置 Pending JPS61290603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60132034A JPS61290603A (ja) 1985-06-19 1985-06-19 伸縮電線ならびにその製造方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60132034A JPS61290603A (ja) 1985-06-19 1985-06-19 伸縮電線ならびにその製造方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61290603A true JPS61290603A (ja) 1986-12-20

Family

ID=15071950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60132034A Pending JPS61290603A (ja) 1985-06-19 1985-06-19 伸縮電線ならびにその製造方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61290603A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078780A1 (ja) 2006-12-26 2008-07-03 Asahi Kasei Fibers Corporation 伸縮電線及びその製造方法
JP2010040339A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Asahi Kasei Fibers Corp 伸縮電線
JP2010040337A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Asahi Kasei Fibers Corp 高耐久性伸縮電線

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008078780A1 (ja) 2006-12-26 2008-07-03 Asahi Kasei Fibers Corporation 伸縮電線及びその製造方法
JPWO2008078780A1 (ja) * 2006-12-26 2010-04-30 旭化成せんい株式会社 伸縮電線及びその製造方法
JP2011029198A (ja) * 2006-12-26 2011-02-10 Asahi Kasei Fibers Corp 伸縮電線及びその製造方法
US8294029B2 (en) 2006-12-26 2012-10-23 Asahi Kasei Fibers Corporation Expandable electric cord and production method thereof
TWI400722B (zh) * 2006-12-26 2013-07-01 Asahi Kasei Fibers Corp 伸縮電線及其製造方法
JP2010040339A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Asahi Kasei Fibers Corp 伸縮電線
JP2010040337A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Asahi Kasei Fibers Corp 高耐久性伸縮電線

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3090189A (en) Elastic wire cables
US4683349A (en) Elastic electric cable
US3037068A (en) Retractile tinsel cordage
CN102265199B (zh) 伸缩性光信号传输缆线
US2281542A (en) Electrical conductor
US4566261A (en) Metallic cable and apparatus for manufacturing the same
WO2021000499A1 (zh) 一种双层护套螺旋电缆及其制造工艺
CN214399321U (zh) 一种便于移动的具有防缠绕结构的电缆收卷装置
JPS61290603A (ja) 伸縮電線ならびにその製造方法及び装置
CN115798804B (zh) 高性能抗扰电缆及其生产设备
JPH05298937A (ja) エレベータ用ケーブル
US4375012A (en) Tapered retractile cords
CN109065274A (zh) 一种无扭成缆机
JPS61194237A (ja) 金属線複合弾性糸
CN208753052U (zh) 一种无扭成缆机
JP4057877B2 (ja) 伸縮電線
CN116072335B (zh) 风力发电机用抗扭线缆及生产工艺
JPS643964B2 (ja)
JPH04370283A (ja) スチールコード
JPH0526648Y2 (ja)
JPS6186717A (ja) 光ケ−ブルおよびその製造方法
CN217767911U (zh) 一种吊篮电缆线组结构及吊篮电缆
CN220400270U (zh) 一种剪叉车用连体复合电缆
CN219392987U (zh) 一种用于机器人末端执行器的线缆
CN209641438U (zh) 一种节能式电缆制造设备