JPS61290221A - ナツトの固定方法 - Google Patents

ナツトの固定方法

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JPS61290221A
JPS61290221A JP13194485A JP13194485A JPS61290221A JP S61290221 A JPS61290221 A JP S61290221A JP 13194485 A JP13194485 A JP 13194485A JP 13194485 A JP13194485 A JP 13194485A JP S61290221 A JPS61290221 A JP S61290221A
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caulking
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JP13194485A
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北浦 和雄
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Kitaura Kogyo KK
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Kitaura Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、ナツトをかしめ作業によって他の部材に固定
する方法に関する。 従来の技術 従来、ナツトを他の部材に固定する場合には、一般に、
ナツトを他の部材(以下、被固定部材と言う)にアーク
溶接または抵抗溶接していた。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のような従来のナツトの固定方法は
、 (イ)溶接作業のコストが高い。 (ロ)ナツトおよび被固定部材がメッキされていても、
溶接によりそのメッキ層が破壊されてしまうので、溶接
後、防錆のために再度メッキ作業が必要になり、これも
コストを増大させる。 等の問題点があった。 発明の目的 本発明は前記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、溶接作業によらずにかしめ作業によりナツトを低
コストで被固定部材に強固に固定することができ、かつ
ナツトを被固定部材に固定した後、従来のようにメッキ
作業を行う必要がなく、しかも、かしめ作業によって前
記被固定部材にネジを貫通することができなくなってし
まうようなこともないナツトの固定方法を提供をするこ
とを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明によるナツトの固定方法は次の工程を含んでなる
。 (a>ナツトには、大略該ナツトのネジ穴と同軸の円筒
状をなし該ナツトの本体部から突出するかしめ部を一体
的に設け、咳かしめ部に軸線と平行方向に切り割りを設
けておく。 (b)前記ナツトを固定されるべき篇固定部材には、前
記切り割りに対応する切り割り嵌合突起を有する取付穴
を設けておく。 (C)前記かしめ部の内径より大きい拡大部と、前記か
しめ部の内径にほぼ等しい外径を有し前記拡大部から突
出する小径部とを備えた金型を用意する。 (d)前記切り割りと前記切り割り嵌合突起とが嵌合さ
れるようにして前記ナツトのかしめ部を前記被固定部材
の取付穴に挿入した状態で、前記金型の小径部を前記の
かしめ部内に挿入しながら前記金型の拡大部で前記かし
め部を軸方向に押圧することにより、前記かしめ部を縦
断面U字状に変形し、前記被固定部材を前記かしめ部と
前記ナツトの本体部との間にかしめる。 作用 本発明によれば、被固定部材がナツトの本体部とかしめ
部の変形された部分との間にかしめられた状態となり、
これにより、ナツトは被固定部材に対して軸方向に移動
することができなくなる。 また、該ナツトは、切り割りを被固定部材の嵌合突起に
嵌合されているため、被固定部材に対して回転すること
もできない。したがって、上述のようにしてか・しめ部
によって被固定部材がかしめられることにより、ナツト
は被固定部材に対して完全に固定された状態となる。 実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。 第2図から第5図までは、本発明において用いられるナ
ツトの一例を示し、金属製のナツト1には、かしめ部2
が一体的に設けられている。このかしめ部2は、大略、
ナツト1のネジ穴3と同軸の円筒状をなしており、ナツ
ト1の本体部1aの底部から突出している。また前記か
しめ部2には、軸線方向と平行に切り割り4が適当数(
図では2個の例を示す)が設けられている。 前記ナツト1の本体部1aには、かしめ部2と同軸でか
しめ部2の内径と同一内径の四部5が設けられており、
この凹部5はかしめ部2内部の空間と連続している。 第6図は、前記ナツト1を固定されるべき被固定部材6
の例を示し、この被固定部材6は板状をなしていて、ナ
ツト取付穴7を設けられる。このナツト取付穴7は、大
略円形をなすが、切り割り4に対応する位置において、
ナツト1の切り割り4に対応する大きざを有する切り割
り嵌合突起8が周囲の被固定部材6から該取付穴7の中
心に向って突出されている。 第1図において、9.10は本固定方法においてナツト
1のかしめ作業を行うための金型を示す。 下側金型9は、一定位置に固定されるものであって、そ
の上面にナツト1.の形状に対応する形状の四部9aを
設けられている。 上側金型10は、拡大部10aと、この拡大部10bの
下方に突出する小径部10bとを有してなり、小径部1
0bはナツト1のかしめ部2の内径にほぼ等しい外径を
有している。前記拡大部10aは小径部10bより大き
な外径を有しており、この拡大部10aの底面は小径部
10bの軸線に対し垂直方向に広がる平面状をなしてい
る。また、拡大部10aと小径部10bとの間には、段
部」OCが形成されている。そして、この上側金型1O
は、図示しないプレス機械により、下用金型9の上方に
おいて昇降されるようになっている。 第1図および7図は、ナツト1を被固定部材6に固定す
る工程を示す。これを説明すると、まず、第1図(a)
および7図に示されるように、ナツト1の切り割り4と
被固定部材6の嵌合突起8とが嵌合するようにして、ナ
ツト1のかしめ部2を被固定部材6の取付穴7に挿入す
るとともに、かしめ部2を上方に向けた状態でナツト1
を下側金型9の凹部9aに嵌合することにより、ナツト
1を下側金型9にセットする。また、このとき上側金型
10とナツト1の軸線を一致させる。 そして、次にこの状態で上側金型10を下降して行くと
、まず第1図(b)のように小径部10bがナツト1の
かしめ部2の内部に侵入する。 さらに金型10を下降して行くと、大径部10aの底面
がかしめ部2を軸方向に押圧するので、かしめ部2は、
その中間部が外側に膨出し、第1図(C)のように縦断
面においてU字状に変形されて行く。 そして、これに
より、被固定部材6ナツト1の本体部1aとかしめ部2
の変形された部分との間にかしめられた状態となり、ナ
ツト1は被固定部材6に対して軸方向に移動することが
できなくなる。なお、第8図は、かしめ作業終了後のナ
ツト1の状態を示す底面図でおる。 また、ナツト1は、切り割り4を被固定部材6の嵌合突
起8に嵌合されているため、被固定部材6に対して回転
することもできない。したがって、上述のようにしてか
しめ部2によって被固定部材6がかしめられることによ
り、ナツト1は被固定部材6に対して完全に固定された
状態となる。 本方法によれば、かしめ作業により、溶接を用いないで
ナツト1を被固定部材6に固定できるので、固定作業を
低コストとすることができる。 また、本方法によれば、被固定部材6およびナツト1と
してあらかじめメッキされている部材を用いれば(例え
ば、被固定部材6にはメッキ鋼板を用いる)、従来のよ
うに溶接によってメッキ層が破壊されることがないので
、ナツト1を被固定部材6に対して固定した俊、再度メ
ッキをやり直す必要がなく、そのままの状態で防錆を図
ることができ、この面においてもコストを低減できる。 また、本方法によれば、金型10の小径部10bがかし
め部2内に挿入された状態で、かしめ部2が変形される
ので、かしめ作業によってかしめ部2がネジ穴3より内
側に変形してしまいネジ穴3に螺合されるネジ(図示せ
ず)にぶつかってしまうような不都合を生じることもな
い。 ざらに、本方法によれば、かしめ部2は縦断面U字状に
変形されるので、かしめ強度を大きくすることができる
。 なお、前記実施例では、ナツトのかしめ部に設けられる
切り割り、および被固定部材に設けられる嵌合突起の数
をそれぞれ2個とされているが、これらの切り割りおよ
び嵌合突起の数は2以外の数であってもよい。 また、前記実施例では、ナツトを六角ナツトとしている
が、本発明は丸ナツト等の六角ナツト以外のナツトにも
適用できることは言うまでもない。 発明の効果 以上のように本発明によるナツトの固定方法は、溶接作
業によらずにかしめ作業によりナツトを低コストで被固
定部材に強固に固定することができ、かつナツトを被固
定部材に固定した後、従来のようにメッキ作業を行う必
要がなく、しかも、かしめ作業によって被固定部材にネ
ジを貫通することができなくなってしまうようなことも
ないという優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a>、(b)、(c)は本発明によるナツトの
固定方法の一実施例の工程を示す縦断面図、第2図は前
記実施例おけるナツトを示す斜視図、゛第3図は前記ナ
ツトを示す側面図、第4図は前記ナツトを示す底面図、
第5図は第4図のV−V線における断面図、第6図は前
記実施例における被固定部材を示す平面図、第7図は前
記ナツトを前記被固定部材に嵌合した状態を示す底面図
、第8図はかしめ作業終了後の前記ナツトおよび前記被
固定部材を示す底面図である。 1・・・ナツト、1a・・・ナツト本体、2・・・かし
め部、3・・・ネジ穴、4・・・切り割り、6・・・被
固定部材、7・・・ナツト取付穴、8・・・切り割り嵌
合突起、1o・・・金型、10a・・・拡大部、10b
・・・小径部。 特許出願人   株式会社北浦工業 代理人  弁理士  大 森  泉 第1図(0) 第2図 第6図 手続主111正調   8゜ 昭和61年 2月 6日 特訂庁艮官 宇 ′l−1道 部 殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第131944号 事件との関係   特許出願人 氏  名(名称)  株式会社 北 浦 工 業補正の
内容 別紙の通り 明細書 1、発明の名称 固定方法 2、特許請求の範囲 り割りを設けておく一方、 前記第一の部材と互いに固定されるべき第二のWには、
前記切り割りに対応する切り割り嵌合突起を有する取付
穴を設けておくとともに、前記かしめ部の内径より大き
い拡大部と、前記かしめ部の内径にほぼ等しい外径を有
し前記拡大部から突出する小径部とを備えた金型を用意
し、前記切り割りと前記切り割り嵌合突起とが嵌合され
るようにして前記第一の部材のかしめ部を前記第二の部
材の取付穴に挿入した状態で、前記金型の小径部を前記
のかしめ部内に挿入しながら前記金型の拡大部で前記か
しめ部を軸方向に押圧することにより、前記かしめ部を
縦断面U字状に変形し、前記策二五里旦を前記かしめ部
と前記上のlの本体部との間にかしめることを特徴とす
る固定方法。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、例えばナツトと板材のような、2つ部材をか
しめ作業によって互いに固定する方法に関する。 従来の技術 従来、ナツトを他の部材に固定する場合には、一般に、
ナツトを他の部材(以下、被固定部材と言う)にアーク
溶接または抵抗溶接していた。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のような従来のナツトの固定方法は
、 (イ)溶接作業のコストが高い。 (ロ)ナツトおよび被固定部材がメッキされていても、
溶接によりそのメッキ層が破壊されてしまうので、溶接
後、防錆のために再度メッキ作業が必要になり、これも
コストを増大させる。 等の問題点があった。 発明の目的 本発明は前記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、溶接作業によらずにかしめ作業によりナツト等の
第一の部材を低コストで第二の部材に強固に固定するこ
とができ、かつ第一の部材を第二の部材に固定した後、
前記従来のナツトの固定方法の場合のようにメッキ作業
を行う必要がなく、しかも、かしめ作業によって前記第
二の部材にネジを貫通することができなくなってしまう
ようなこともない固定方法を提供をすることを目的とす
る。 問題点を解決するための手段 本発明による固定方法は次の工程を含んでなる。 (a)ナツト等の第一の部材には、該第−の部材の本体
部から突出する大略円筒状のかしめ部を一体的に設け、
かつ該かしめ部に咳かしめ部の軸線と平行方向に切り割
りを設けておく。 (b)前記第一の部材と互いに固定されるべき第二の部
材には、前記切り割りに対応する切り割り嵌合突起を有
する取付穴を設けておく。 (C)前記かしめ部の内径より大きい拡大部と、前記か
しめ部の内径にほぼ等しい外径を有し前記拡大部から突
出する小径部とを備えた金型を用意する。 (d)前記切り割りと前記切り割り嵌合突起とが嵌合さ
れるようにして前記第一の部材のかしめ部を前記第二の
部材の取付穴に挿入した状態で、前記金型の小径部を前
記のかしめ部内に挿入しながら前記金型の拡大部で前記
かしめ部を軸方向に押圧することにより、前記かしめ部
を縦断面U字状に変形し、前記第二の部材を前記かしめ
部と前記第一の部材の本体部との間にかしめる。 作用 本発明によれば、第二の部材が第一の部材の本体部とか
しめ部の変形された部分との間にかしめられた状態とな
り、これにより、第一の部材は第二の部材に対して軸方
向に移動することができなくなる。また、該第−の部材
は、切り割りを第二の部材の嵌合突起に嵌合されている
ため、第二の部材に対して回転することもできない。し
たがって、上述のようにしてかしめ部によって第二の部
。 材がかしめられることにより、第一の部材は第二の部材
に対して完全に固定された状態となる。 実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。 本実施例は、第一の部材としてナツト、第二の部材(被
固定部材)として板材を用いた例である。 第2図から第5図までは、本実施例において用いられる
ナツトの一例を示し、金属製のナツト1には、かしめ部
2が一体的に設けられている。このかしめ部2は、大略
、ナツト1のネジ穴3と同軸の円筒状をなしており、ナ
ツト1の本体部1aの底部から突出している。また前記
かしめ部2には、軸線方向と平行に切り割り4が適当数
(図では2個の例を示す)が設けられている。 前記ナツト1の本体部1aには、かしめ部2と同軸でか
しめ部2の内径と同一内径の凹部5が設けられてあり、
この凹部5はかしめ部2内部の空間と連続している。 第6図は、前記ナツト1を固定されるべき被固定部材6
の例を示し、この被固定部材6は板状をなしていて、ナ
ツト取付穴7を設けられる。このナツト取付穴7は、大
略円形をなすが、切り割り4に対応する位置において、
ナツト1の切り割り4に対応する大きさを有する切り割
り嵌合突起8が周囲の被固定部材6から該取付穴7の中
心に向って突出されている。 第1図において、9,10は本固定方法においてナツト
1のかしめ作業を行うための金型を示す。 下側金型9は、一定位置に固定されるものでおって、そ
の上面にナツト1の形状に対応する形状の凹部9aを設
けられている。 上側金型10は、拡大部10aと、この拡大部10bの
下方に突出する小径部10bとを有してなり、小径部1
0bはナツト1のかしめ部2の内径にほぼ等しい外径を
有している。前記拡大部10aは小径部10bより大き
な外径を有しており、この拡大部10aの底面は小径部
10bの軸線に対し垂直方向に広がる平面状をなしてい
る。また、拡大部10aと小径部10bとの間には、段
部10Cが形成されている。そして、この上側金型10
は、図示しないプレス機械により、下側金型9の上方に
おいて昇降されるようになっている。 第1図および7図は、ナツト1を被固定部材6に固定す
る工程を示す。これを説明すると、まず、第1図(a>
および7図に示されるように、ナツト1の切り割り4と
被固定部材6の嵌合突起8とが嵌合するようにして、ナ
ツト1のがしめ部2を被固定部材6の取付穴7に挿入す
るとともに、がしめ部2を上方に向けた状態でナツト1
を下側金型9の凹部9aに嵌合することにより、ナツト
1を下側金型9にセットする。また、このとき上側金型
10とナツト1の軸線を一致させる。 そして、次にこの状態で上側金型10を下降して行くと
、まず第1図(、b)のように小径部10bがナツト1
のかしめ部2の内部に侵入する。 ざらに金型10を下降して行くと、大径部10aの底面
がかしめ部2を軸方向に押圧するので、かしめ部2は、
その中間部が外側に膨出し、第1図(C)のように縦断
面においてU字状に変形されて行く。 そして、これにより、被固定部材6はナツト1の本体部
1aとかしめ部2の変形された部分との間にかしめられ
た状態となり、ナツト1は被固定部材6に対して軸方向
に移動することができなくなる。なお、第8図は、かし
め作業終了後のナツト1の状態を示す底面図である。 また、ナツト1は、切り割り4を被固定部材6の嵌合突
起8に嵌合されているため、“被固定部材6に対して回
転することもできない。したがって、上述のようにして
かしめ部2によって被固定部材6がかしめられることに
より、ナツト1は被固定部材6に対して完全に固定され
た状態となる。 本方法によれば、かしめ作業により、溶接を用いないで
ナツト1を被固定部材6に固定できるので、固定作業を
低コストとすることができる。 また、本方法によれば、被固定部材6およびナツト1と
してあらかじめメッキされている部材を用いれば(例え
ば、被固定部材6にはメッキ鋼板を用いる)、従来のよ
うに溶接によってメッキ層が破壊されるこ′とがないの
で、ナツト1を被固定部材6に対して固定した後、再度
メッキをやり直す必要がなく、そのままの状態で防錆を
図ることができ、この面においてもコストを低減できる
。 また、本方法によれば、金型10の小径部10bがかし
め部2内に挿入された状態で、かしめ部2が変形される
ので、かしめ作業によってかしめ部2がネジ穴3より内
側に変形してしまいネジ穴3に螺合されるネジ(図示せ
ず)にぶつかってしまうような不都合を生じることもな
い。 ざらに、本方法によれば、かしめ部2は縦断面U字状に
変形されるので、かしめ強度を大きくすることができる
。 なお、前記実施例では、ナツトのかしめ部に設けられる
切り割り、および被固定部材に設けられる嵌合突起の数
をそれぞれ2個とされているが、これらの切り割りおよ
び嵌合突起の数は2以外の数であってもよい。 また、前記実施例では、ナツトを六角ナツトとしている
が、本発明は丸ナツト等の六角ナツト以外のナツトにも
適用できることは言うまでもない。 ざらに、前記実施例では、第一の部材としてナツトを用
いているが、本発明においては、第一の部材としてナツ
ト以外の部材を用いてもよいことは言うまでもない。 発明の効果 以上のように本発明による固定方法は、溶接作業によら
ずにかしめ作業によりナツト等の第一の部材を低コスト
で第二の部材に強固に固定することができ、かつ第一の
部材を第二の部材に固定した侵、前記従来のナツトの固
定方法の場合のようにメッキ作業を行う必要がなく、し
かも、かしめ作業によって前記第二の部材にネジを貫通
することができなくなってしまうようなこともないとい
う優れた効果を得られるものである。 4、図面の簡単な説明 第1図(a)、(b)、(C)は本発明による固定方法
の一実施例の工程を示す縦断面図、第2図は前記実施例
おけるナツト(第一の部材)を示す斜視図、第3図は前
記ナツトを示す側面図、第4図は前記ナツトを示す底面
図、第5図は第4図のv−v線における断面図、第6図
は前記実施例における被固定部材(第二の部材)を示す
平面図、第7図は前記ナツトを前記被固定部材に嵌合し
た状態を示す底面図、第8図はかしめ作業終了後の前記
ナツトおよび前記被固定部材を示す底面図である。 1・・・ナツト(第一の部材)、1a・・・ナツト本体
、2・・・かしめ部、3・・・ネジ穴、4・・・切り割
り、6・・・被固定部材(第二の部材)、7・・・ナツ
ト取付穴、8・・・切り割り嵌合突起、10・・・金型
、10a・・・拡大部、10b・・・小径部。 特許出願人 株式会社 北浦工業 代 理 人 弁理士  大森 泉 手続補正書 昭和61年 9月 2日 特許庁長官  黒 1)明 雄  殿 1、事件の表示 昭和60年特許願第131944号 事件との関係   特許出願人 図面の簡単な説明の欄 8、補正の内容 別紙の通り(補正の対象の欄に記載した事項以外は内容
に変更なし) 明細書 1、発明の名称 固定方法 2、特許請求の範囲 第一の部材には」状のかしめ部を一体的に設け、かつ該
かしめ部に、該かしめ部の先端からイ端に口かつて切り
゛みを設けておく一方、前記第一の部材と互いに固定さ
れるべき第二のを設けておくとともに、 前記かしめ部の内径より大きい拡大部と、前記かしめ部
の内径にほぼ等しい外径を有し前記拡大部から突出する
小径部とを備えた金型を用意し、前記以見込りと前記婁
囚込り皇会艮とが嵌合されるようにして前記第一の部材
のかしめ部を前記第二の部材の友旦W入ムに挿入した状
態で、前記金型の小径部を前記かしめ部内に挿入しなが
ら前記金型の拡大部で前記かしめ部を軸方向に押圧する
ことにより、前記かしめ部の周壁を、該周の軸方口にお
ける中間8が最外側に突 するよでかしめることを特徴
とする固定方法。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、例えばナツトと板材のような、2つの部材を
かしめ作業によって互いに固定する方法に関する。 従来の技術 従来、ナツトを他の部材に固定する場合には、一般に、
ナツトを他の部材(以下、被固定部材と言う)にアーク
溶接または抵抗溶接していた。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のような従来のナツトの固定方法は
、 (イ)溶接作業のコストが高い。 (ロ)ナツトおよび被固定部材がメッキされ°ていても
、溶接によりそのメッキ層が破壊されてしまうので、溶
接後、防錆のために再度メッキ作業が必要になり、これ
もコストを増大させる。 等の問題点がめった。 発明の目的 本発明は前記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、溶接作業によらずにかしめ作業によりナツト等の
第一の部材を低コストで第二の部材に強固に固定するこ
とができ、かつ第一の部材を第二の部材に固定した侵、
前記従来のナツトの固定方法の場合のようにメッキ作業
を行う必要がなく、しかも、かしめ作業によって前記第
二の部材にネジを貫通することができなくなってしまう
ようなこともない固定方法を提供をすることを目的とす
る。 問題点を解決するための手段 本発明による固定方法は次の工程を含んでなる。 (a>第一の部材には、筒状のかしめ部を一体的に設け
、かつ該かしめ部に、該かしめ部の先端から他端に向か
って切り込みを設けておく。 (b)前記第一の部材と互いに固定されるべき第二の部
材には、前記かしめ部に対応するかしめ部挿入穴および
前記切り込みに対応する切り込み嵌合部を設けておく。 (C)前記かしめ部の内径より大きい拡大部と、前記か
しめ部の内径にほぼ等しい外径を有し前記拡大部から突
出する小径部とを備えた金型を用意する。 (d)前記切り込みと前記切り込み嵌合部とが嵌合され
るようにして前記第一の部材のかしめ部を前記第二の部
材のかしめ部挿入穴に挿入した状態で、前記金型の小径
部を前記かしめ部内に挿入しながら前記金型の拡大部で
前記かしめ部を軸方向に押圧することにより、前記かし
め部の周壁を、該周壁の軸方向における中間部が最外側
に突出するように折り返し変形して、前記第二の部材を
該周壁でかしめる。 作用 本発明においては、第二の部材が第一の部材のかしめ部
によりかしめられることによって、第一の部材と第二の
部材とは相対的に軸方向に移動することができなくなる
。また、第一の部材の切り込みと第二の部材の切り込み
嵌合部とが嵌合されているため、第一の部材と第二の部
材とは相対的に回転することもできない(なお、かしめ
部およ。 びかしめ部挿入穴が非円形の場合には、これらが互いに
嵌合されることによっても、第一の部材と第二の部材と
は相対的に回転することができなくなる)。したがって
、第一の部材は第二の部材に対して完全に固定された状
態となる。 実施例 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。 本実施例は、第一の部材としてナツト、第二の部材(被
固定部材)として板材をそれぞれ用いた例である。 第2図から第5図までは、本実施例において用いられる
ナツトの一例を示し、金属製のナツト1には、かしめ部
2が7体的に設けられている。このかしめ部2は、大略
、ナツト1のネジ穴3と同軸の円筒状をなしており、ナ
ツト1の本体部1aの底部から突出している。また前記
かしめ部2には、該かしめ部2の先端から他端にまで、
軸線方向と平行に切り込み4が適当数(図では2個の例
を示す)が設けられている。 前記ナツト1の本体部1aには、かしめ部2と同軸でか
しめ部2の内径と同一内径の凹部5が設けられており、
この凹部5はかしめ部2内部の空間と連続している。 第6図は、前記ナツト1を固定されるべき被固定部材6
の例を示し、この被固定部材6は板状をなしていて、か
しめ部挿入穴7を設けられる。このかしめ部挿入穴7は
、大略円形をなすが、ナツト1の切り込み4に対応する
位置において、切り込み4に対応する大きざを有する切
り込み嵌合部8が周囲の被固定部材6から該かしめ部挿
入穴7の中心に向って突出されている。 第1図において、9,10は本固定方法においてナツト
1のかしめ作業を行うための金型を示す。 下側金型9は、一定位置に固定されるものであって、そ
の上面にナツト1の形状に対応する形状の凹部9aを設
けられている。 上側金型10は、拡大部10aと、この拡大部10bの
下方に突出する小径部10bとを有してなり、小径部1
0bはナツト1のかしめ部2の内径にほぼ等しい外径を
有している。前記拡大部1Qaは小径部10bより大き
な外径を有しており、この拡大部10aの底面は小径部
10bの軸線に対し垂直方向に広がる平面状をなしてい
る。また、拡大部10aと小径部10bとの間には、段
部10Cが形成されている。そして、この上側金型10
は、図示しないプレス機械により、下側金型9の上方に
おいて昇降されるようになっている。 第1図および7図は、ナツト1を被固定部材6に固定す
る工程を示す。これを説明すると、まず、第1図(a)
および7図に示されるように、ナツト1の切り込み4と
被固定部材6の切り込み嵌合部8とが嵌合するようにし
て、ナツト1のかしめ部2を被固定部材6のかしめ部挿
入穴7に挿入するとともに、かしめ部2を上方に向けた
状態でナツト1を下側金型9の凹部9aに嵌合すること
により、ナツト1を下側金型9にセットする。また、こ
のとき上側金型10とナツト1の軸線を一致させる。 そして、次にこの状態で上側金型10を下降して行くと
、まず第1図(b)のように小径部10bがナツト1の
かしめ部2の内部に侵入する。 さらに金型10を下降して行くと、大径部10aの底面
がかしめ部2を軸方向に押圧するので、かしめ部2の周
壁は、第1図(C)のように、該周壁の軸方向における
中間部が最外側に突出するように折り返し変形される。 そして、これにより、被固定部材6はナツト1の本体部
1aとかしめ部2の変形された部分との間にかしめられ
た状態となり、ナツト1は被固定部材6に対して軸方向
に移動することができなくなる。なお、第8図は、かし
め作業終了俊のナツト1の状態を示す底面図である。 また、ナツト1は、切り込み4を被固定部材6の嵌合部
8に嵌合されているため、被固定部材6に対して回転す
ることもできない。したがって、上述のようにしてかし
め部2によって被固定部材6がかしめられることにより
、ナツト1は被固定部材6に対して完全に固定された状
態となる。 本方法によれば、かしめ作業により、溶接を用いないで
ナツト1を被固定部材6に固定できるの゛で、固定作業
を低コストとすることができる。 また、本方法によれば1、被固定部材6およびナツト1
としてあらかじめメッキされている部材を用いれば(例
えば、被固定部材6にはメッキ鋼板を用いる)、従来の
ように溶接によってメッキ層が破壊されることがないの
で、ナツト1を被固定部材6に対して固定した侵、再度
メッキをやり直す必要がなく、そのままの状態で防錆を
図ることができ、この面においてもコストを低減できる
。 また、本方法によれば、金型10の小径部10bがかし
め部2内に挿入された状態で、かしめ部2が変形される
ので、かしめ作業によってかしめ部2がネジ穴3より内
側に変形してしまいネジ穴3に螺合されるネジ(図示せ
ず)にぶつかってしまうような不都合を生じることもな
い。 さらに、本方法によれば、かしめ部2の周壁が二重に折
り返し変形されるので、かしめ強度を大きくすることが
できる。 なお、前記実施例では、ナツトのかしめ部に設けられる
切り込み、および被固定部材に設けられる嵌合部の数が
それぞれ2個とされているが、これらの切り込みおよび
嵌合部の数は2以外の数でおってもよい。 また、前記実施例では、ナツトを六角ナツトとしている
が、本発明は丸ナツト等の六角ナツト以外のナツトにも
適用できることは言うまでもない。 ざらに、前記実施例では、第一の部材としてナツトを用
いているが、本発明においては、第一の部材としてナツ
ト以外の部材を用いてもよいことは言うまでもない。 発明の効果 以上のように本発明による固定方法は、溶接作業によら
ずにかしめ作業によりナツト等の第一の部材を低コスト
で第二の部材に強固に固定することができ、かつ第一の
部材を第二の部材に固定した俊、前記従来のナツトの固
定方法の場合のようにメッキ作業を行う必要がなく、し
かも、かしめ作業によって前記第二の部材にネジを貫通
することができなくなってしまうようなこともないとい
う優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a>、(b)、(c)はそれぞれ本発明による
固定方法の一実施例の工程を示す縦断面図、第2図は前
記実施例おけるナツト(第一の部材)を示す斜視図、第
3図は前記ナツトを示す側面図、第4図は前記ナツトを
示す底面図、第5図は第4図のv−v線における断面図
、第6図は前記実施例における被固定部材(第二の部材
)を示す平面図、第7図は前記ナツトを前記被固定部材
に嵌合した状態を示す底面図、第8図はかしめ作業終了
後の前記ナツトおよび前記被固定部材を示す底面図であ
る。 1・・・ナツト(第一の部材)、1a・・・ナツト本体
、2・・・かしめ部、3・・・ネジ穴、4・・・切り込
み、6・・・被固定部材(第二の部材)、7・・・かし
め部挿入穴、8・・・切り込み嵌合部、10・・・金型
、10a・・・拡大部、10b・・・小径部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  ナツトには、大略該ナットのネジ穴と同軸の円筒状を
    なし該ナットの本体部から突出するかしめ部を一体的に
    設け、該かしめ部に軸線と平行方向に切り割りを設けて
    おく一方、 前記ナツトを固定されるべき被固定部材には、前記切り
    割りに対応する切り割り嵌合突起を有する取付穴を設け
    ておくとともに、 前記かしめ部の内径より大きい拡大部と、前記かしめ部
    の内径にほぼ等しい外径を有し前記拡大部から突出する
    小径部とを備えた金型を用意し、前記切り割りと前記切
    り割り嵌合突起とが嵌合されるようにして前記ナットの
    かしめ部を前記被固定部材の取付穴に挿入した状態で、
    前記金型の小径部を前記のかしめ部内に挿入しながら前
    記金型の拡大部で前記かしめ部を軸方向に押圧すること
    により、前記かしめ部を縦断面U字状に変形し、前記被
    固定部材を前記かしめ部と前記ナツトの本体部との間に
    かしめることを特徴とするナットの固定方法。
JP13194485A 1985-06-19 1985-06-19 ナツトの固定方法 Pending JPS61290221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190692A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Nsk Ltd 軸受装置の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57200713A (en) * 1981-06-02 1982-12-09 Tadahiro Yuuki Fixing of iron plate and boss or bearing

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