JPS61284739A - レンズカバ−付きカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、カメラの鏡筒部を覆うスライド式のレンズカ
バー付きカメラに関するものである。

〈従来の技術〉 従来、スライド式レンズカバーを有するカメラは種々知
られているが、このようなタイプのレンズカバーの改良
として、本出願人による特願昭５９−２２８３２９号の
発明が提案されている。

前記の発明は第４図及び第５図に示すようにレンズカバ
ー２の上下両面の内側にはその底縁部の一端に軸２ａを
、その前縁部に沿い案内溝２ｂｔ−それぞれ設け、鏡筒
部３の上下両面には該軸２ａ及び案内溝２ｂに対応して
それぞれ嵌合するようその後縁部にカメラ本体の前カバ
ー１に沿って案内溝３ａｅ、その前縁部の一側に軸３ｂ
ｅそれぞれ設け、第４図に示すレンズカバー２の閉成時
にはその底縁部がカメラ本体の前カバー１に対して所定
量傾斜した状態になり、第５図に示すレンズカバー２の
全開時には該底縁部がカメラ本体の前カバー１に接触又
はそれに近い状態にスライドしながら回動する構成にな
っている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、このような構成のレンズカバーは非常に高い
寸法精度を要求される。すなわち、第５図に示すように
レンズカバー２が全開位置にある時は鏡筒部３側の軸３
ｂとレンズカバー２側の軸２ａとの距離が第４図に示す
レンズカバー２の閉成時のそれよシ短くなっているため
、個々の寸法のバラツキにより極端な場合第５図のよう
にレンズカバー２の外側端が前カバー１の前面より大幅
に浮き上ったり、あるいは逆にレンズカバー２の外側端
が前カバー１の前面に当って全開位置に到達できないば
かシか、無理に開けようとして前カバー１に傷をつける
ことなどがあった。これらの問題を発生させないために
は個々の部品の仕上り寸法を厳しく管理せねばならず、
非常にコストアップとなる要因であった。

本発明は、前述従来技術の問題点に鑑み、レンズカバー
が全開位置で常にその外側端が前カバー前面に当接する
構造であって、しかも傷がつかないようにしたレンズカ
バー付きカメラを提供することを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 前記の目的を達成するための本発明の構成を、実施例に
対応する第１図及び第２図を用いて説明する。

本発明は、レンズカバー１２が閉成時にはカメラの鏡筒
部１３を覆い、かつその上下両面の底縁部１２ｅ　、　
１２ｆがカメラ本体の前カバー１１に対して所定の角度
をなしており、該鏡筒部１３との間に設けた軸と案内溝
との嵌合手段でそのスライドによる開放時には該底縁部
１２ｅ　、　１２ｆが該前カバー１１に近接した平行状
態になるまで回動するようにしたカメラにおいて、該レ
ンズカバー１２は開放位置においてその位置決め軸２１
等からなる位置決め手段により位置決めされるとともに
該位置決め軸２１により回動させ、その外端縁上μが該
前カバー１１の前面に設けた突部２７，２８に常に当接
するように構成したものである。

〈作用〉 レンズカバー１２を、鏡筒部１３への閉成位置から開放
位置に、鏡筒部１３との間に設けた前後１組の軸と案内
溝との嵌合手段に従ってスライドすると、その底縁部１
２ｅ　、　１２ｆがカメラ本体の前カバー１１に近接し
た平行状態まで回動される。

そして、開放位置では第２図に示すように位置決め軸２
１がその付勢しているばねによりレンズカバー１２とク
リック係合されるとともにレンズカバー１２の内側端を
外方に押し上げようとする力が働く。その結果、レンズ
カバー１２は鏡筒部１３側のスライド軸全中心にして反
時計方向に回動し、その外端縁躬甲が前カバー１１の前
面に設けた突部２７，２Ｂに当接してその回動が停止し
、レンズカバー１２の外端縁躬ケが前カバー１１の表面
に当って傷付くのを防止するとともにレンズカバー１２
の位置規制も位置決め軸２１によって同時に行われる。

また、レンズカバー１２の閉成位置にスライドした場合
は位置決め軸２１が同じくクリック係合して閉成位置に
規制される。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を、第１図及び第２図に基づいて
説明する。

１１はカメラ本体の前カバー、１２はレンズカバー、１
３は撮影レンズ１４を保持する鏡筒部である。該鏡筒部
１３には、その上下両面に前カバー１１に沿って案内溝
１５．１６ｔそれぞれ有し、かつその溝の一端は幅広部
分１５ａ　、　１６ａになっており、該案内溝１５．１
６にレンズカバー１２の上下両面の内側後縁部に設けら
れたガイド軸１２ａ。

１２ｂがそれぞれスライド可能に嵌合しており、また、
その上下両面の前部側縁部の穴にスライド軸１７．１８
がばね１９によυ付勢されてそれぞれ外方に突出するよ
う移動可能に嵌合し、該スライド軸１７．１８は該レン
ズカバー１２の上下両面の内側前縁部に設けられた案内
溝１２Ｃ、１２ｄにそれぞれスライド可能に嵌合してい
る。そしてレンズカバー１２は鏡筒部１３への閉成位置
がら開放位置に、又はその逆に至るスライド軌跡が前述
のガイド軸１２ａ　、　１２ｂと案内溝１５．１６及び
案内溝１２Ｃ、１２ｄとスライド軸１７．１８の嵌合手
段によって決定され、その閉成位置では上下両面の底縁
部１２ｅ　、　１２ｆが前カバー１１に対して所定の角
度をなしており、その開放位置では該底縁部１２ｅ、１
２ｆが前カバー１１に近接した平行状態になる。

２１は位置決め軸で、該鏡筒部１３の前面に設けられた
穴２０に嵌合し、ばね２２により前方に付勢され、その
先端はレンズカバー１２の裏面に設けられたスライド方
向の位置規制溝１２ｈに嵌合しており、第２図に示すよ
うにレンズカバー１２の開放位置では先端が該位置規制
溝１２ｈの凹部１２１に落ち込んでクリック係合し、同
様にその閉成位置では凹部１２ｊに落ち込みクリック係
合する。

２３．２４は鏡筒部１３の前面に設けたストッパーで、
レンズカバー１２の開放位置において該レンズカバー１
２の前面−側に形成したＩＪ　フ１２．９の裏側に当接
する。２５．２６は鏡筒部１３の上下両面の前縁に設け
られたガイド斜面で、レンズカバ−１２全弾性を利用し
て鏡筒部１３に組み込む時にそのガイド軸１２ａ　、　
１２ｂの装着用ガイドとなっている。

２７．２８は前カバー１１の前面に設けたレンズカバー
１２による傷防止用の突部で、該レンズカバー１２の開
放位置においてその外端縁が当接するようになっている
。

なお、２９はファインダ一部、３０はレリーズボタンを
示している。

以上のような構成において、レンズカバー１２はその閉
成位置では第４図に示す従来例と同様に上下両面の底縁
部１２ｅ　、　１２ｆはカメラ本体の前カバー１１に対
して所定の角度をもって傾斜した状態となっている。

そこで、レンズカバー１２を鏡筒部１３の開放位置に第
１図の右方向へスライドすると、レンズカバー１２のガ
イド軸１２ａ　、　１２ｂと鏡筒部１３の案内溝１５．
１６及びレンズカバー１２の案内溝１２Ｃ、１２ｄとス
ライド軸１７．１８の嵌合手段によって決定される軌跡
を描いてスライドするとともに該ガイド軸１２ａ　、　
１２ｂ　ｋ中心にしだ回動運動も付加されてレンズカバ
ー１２の底縁部１２ｅ。

１２ｆが前カバー１１に近接した平行状態となり、全開
位置ではレンズカバー１２のリプ１２ｇが鏡筒部１３の
ストッパー２３．２４に当接してそれ以上のスライドが
できなくなると同時に第２図に示すようにレンズカバー
１２のガイド軸１２ａ　、　１２ｂは鏡筒部１３の案内
溝１５．１６の一端の幅広部分１５ａ　、　１５ｂにそ
れぞれ到達し、かつその位置規制溝１２ｈの凹部１２１
に位置決め軸２１の先端がばね２２の付勢力により落ち
込んで係合し、さらにレンズカバー１２を前方に押し上
げようとする力が働く。その結果、レンズカバー１２は
スライド軸１７．１８’ｅ中心にして第２図において反
時計方向に回動し、レンズカバー１２の外側縁が前カバ
ー１１の前面に設けた傷防止用の突部２７　、２８に当
接してその回動が停止するとともにレンズカバー１２の
全開位置に規制される。

また、レンズカバー１２を全開位置から、前と逆方向に
閉成位置にスライドさせると、ガイド軸１２ａ　、　１
２ｂ　’に中心にしてスライドしながら外方に回動し、
鏡筒部１３への閉成位置にくると、位置決め軸２１の先
端が位置規制溝１２ｈのもう一方の凹部１２ｊに落ち込
み、クリック係合してその位置を規制される。この閉成
位置では第４図に示す従来例と同様にガイド軸１２ａ　
、　１２ｂとスライド軸１７．１８との間隔が大きいの
で閉成位置のバラツキは小さい。

第３図は前カバー１１の前面に対するレンズカバー１２
による傷防止手段としての別の実施例を示すものである
。

すなわち、レンズカバー１２の開放時における前カバー
１１の当接位置に前カバー１１の材質より柔かいゴム等
の弾性部材２７ａ　、　２８ａ　’（ｉ：貼着してレン
ズカバー１２の外端縁が当接するようにしたものである
。

なお、このようなゴム等の弾性部材を用いる場合は前カ
バー１１に貼着する代りにレンズカバー１２の外端縁の
裏面に貼着しても同様の機能全奏することができる。

〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したようにレンズカバーの開放位置
で、その外端縁がカメラ本体の前カバーの前面に当接す
るように位置決め軸で回動させることにより個々の部品
の寸法バラツキによって起こる開放位置でのレンズカバ
ーの位置規制が容易になると同時に個々の部品の仕上が
シ寸法の管理も緩和されて低コストで製作でき、かつレ
ンズカバーの前カバー当接部も傷防止用の小さな突部で
すむので外観デザインを損うこともない効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るレンズカバー付きカメラの一実施
例の要部分解斜視図、第２図はそのレンズカバーの開放
位置における位置決め軸との関係を示す断面図、第３図
は前カバーの傷防止手段の他の実施例を示す要部断面図
、第４図及び第５図Ｈ従来例のレンズカバー付きカメラ
の作動状態を示す概略図で、第４図はレンズカバー閉成
状態、第５図は同じく開放状態、をそれぞれ示す。 １１・・・前カバー、１２・・・レンズカバー、１２ａ
。 １２ｂ−・・ガイド軸、１２Ｃ、１２ｄ−・・案内溝、
１２ｅ。 １２ｆ・・・底縁部、１２．Ｖ・・・リプ、１２ｈ・・
・位置規制溝、１２ｉ　、　１２Ｊ・・・凹部、１３・
・・鏡筒部、１４・・・撮影レンズ、１５．１６・・・
案内溝、１７．１８・・・スライド軸、１９．２２・・
・ばね、２１・・・位置決め軸、２３．２４・・・スト
ッパー、２７．２８・・・突部、２７ａ　、　２８ａ・
・・ゴム等の弾性体第１図 ＩＩ：力／う本体／ｌ鱈右バー−１３：ａ警部１２：シ
ンス゛カバー　　　　　　　　１５１６：臭内溝ツ １２ａ　、１２ｂ：　ｗイドｎ　　　　　　　１７　＋
８ニスライド軸１２ｃ　　、＋２ｄ：　：肯６内シ奨１
　　　　　　　　２！：　イａｘ；夫シｈ轄１２ｅ　　
１２ｆ：　　ｋ４−ｈ　　　　　　　　　　　２７，２
８：　”２　　音で１２ｈ：　イ立、置メ項り轡５１２
−ト第２図 １２：　レシスーカハー− １２ｔ、１２ｊ：凹部 ２１：　イｉｆ犬Ｊ１＃ ２２：　１オー和 ２７、２８　：炎音Ｐ 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　レンズカバーが閉成時にカメラの鏡筒部を覆いかつ
   その上下両面の底縁部がカメラ本体の前カバーに対して
   所定の角度をなしており、該鏡筒部との間に設けた軸と
   案内溝との嵌合手段でそのスライドによる開放時には該
   底縁部が該前カバーに近接した平行状態になるまで回動
   するようにしたカメラにおいて、該レンズカバーは開放
   位置においてその位置決め手段により位置決めされると
   ともに該位置決め手段により回動させその外端縁が該前
   カバーの前面に設けた突部に常に当接するようにしたこ
   とを特徴とするレンズカバー付きカメラ。 ２　カメラ本体の前カバーに、レンズカバーの外端縁が
   当接する突部として、該前カバーより表面硬度が低い材
   質の弾性部材を取り付けたことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載のレンズカバー付きカメラ。