JPS61284401A - 丸鋸盤における切断残片の遮断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は木材の切断加工に使用される丸鋸盤において
、被切断材から切離された切断残片の通路を遮断して切
断作業の安全性を高めるための遮断装置に関する。

（従来の技術） 従来の技術としては例えば特開昭５９−１３８７１０号
公報がある。

（発明が解決しようとする問題点） ワークに対する切断角度の変更に際し、ワークをガイド
ルールに当接させた状態で定置し、ブレードをターンテ
ーブルとともに水平回動してブレードの回動角度を設定
するように構成された丸鋸盤において、切断残片が開口
部を通過してブレードとブレードケースとの間等に喰込
む危険を防止するために開口部を１１ｒＩｒｒする場合
にブレードが開口部と交差する位置および角度がブレー
ドの回動角度によって変動するため、開口部をブレード
の設定角度の変更に対応して的確に遮断しえない問題点
や、遮断機構が複雑化する問題点があった。

本発明の目的は上記問題点を回避して切断残片の通過を
的確に阻止しうるとともに機構を簡易化しうる丸鋸盤に
おける切断残片の遮断装置を提供することである。

（問題点を解決するための手段） 本発明はベースに対し水平回動動作可能に嵌装されたタ
ーンテーブルの上方にはベース上に設置されたガイドル
ールの定規面に当接して定置されたワークを切断するた
めに可転支持されたブレードが昇降動作および前記ター
ンテーブルとの共同回動動作可能に装設された丸鋸盤に
おいて、前記ガイドルールに開口された開口部を遮断す
るために設けたシャッタには前記ブレードを挿入するた
めのプレ゛−ド挿入口を隔てて並設されかつ前記開口部
付近に対しそれぞれ前記定規面と同方向への水平移動可
能に添設された左右１対のシャッタブレートと、前記タ
ーンテーブルの回動動作を前記両シャッタプレートの直
進動作に変換して同両シャッタブレートを、前記ブレー
ド挿入口が前記ブレードの直下へ前記ターンテーブルの
回動動作に追従して変位するように移動させるために前
記ターンテーブルに対し半径方向への連動変位可能に連
係された連動片とを一体状に形成した遮断装置を要旨と
するものである。

（作用） 本発明装置はターンテーブルに対し連動可能に連係され
た連動片と、ガイドルールの開口部に添設された左右１
対のシャッタプレートとが連設されたシャッタをガイド
ルールに付設し、ターンテーブルの回動動作を連動片に
よって両シャッタプレートの直進動作に変換し、両シャ
ッタプレートをガイドルールの定規面に沿って水平移動
させて開口部を遮断すると同時に、両シャッタブレート
間に形成したブレード挿入口をブレードの回動に伴って
常にブレードの直下に変位させるように構成したもので
ある。

（実施例） 続いて、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。

丸鋸盤Ｍのベース１はほぼ方形台状に形成され、その中
央部にはテーブル嵌合部１ａが円形状に凹設されている
。

円盤状のターンテーブル２はベース１のテーブル嵌合部
１ａ内に対し水平回動動作可能に嵌装され、このターン
テーブル２にはスリット状の刃口３ａと長孔状のシャッ
タ挿入口３ｂとが連穿された刃口板３を挿入するために
溝部２ａがターンテーブル２の直径に沿って側条される
とともに、この溝部の内端にはターンテーブル２の回動
中心から溝部２ａの延長線上で偏心した位置に配置され
て若干広幅の長孔状に形成されたガイド孔２ｂが連設さ
れ、さらに、ターンテーブル２の裏面に締着されて前側
へ延出されたホルダ４の先端部にはグリップ５がターン
テーブル２を回動操作して任意角度でベース１に固止す
るために螺嵌され、このホルダ４の先端部上面に止着さ
れた目盛板６の指針６ａと、ベース１の中央部の前側上
面に表示された目盛７とによってターンテーブル２の回
動角度が指示される。

ブレード８はターンテーブル２上の端縁付近に立設され
た支持アーム９と、この支持アーム９の上端に対し上下
方向への傾動動作および下傾端からの弾性復帰動作可能
に連設されたブレードケース１０とを介してターンテー
ブル２の上方に対し昇降動作およびターンテーブル２の
共同回動動作可能で垂直回転可能に支持され、また、ブ
レード８はその下端付近が下降端で刃口板３の刃口３ａ
と、ターンテーブル２のガイド孔２ｂ内に挿入されるよ
うに配設されている。

プレー、ド８を回転駆動するためにモータを収納したモ
ータハウジング１１はブレードケース１０の一側に装着
され、また、ブレード８の下降に追従してブレード８の
前下側付近を覆蓋するためにブレードケース１０の外側
に並装されたセフティ−カバー１２はブレードケース１
０に対しセンターキャップ１３を介して垂直方向への回
動動作可能に支持されている。

ガイドルール１４はワークＷの側面を当接させてワーク
Ｗをベース１上で定置させるためにベース１上の後端に
設置され、このガイドルール１４は直列状に並立されて
垂直状の定規面１５をもつ左右１対のガイド片１４ａ、
１４ａと、この両ガイド片１４ａの内端にそれぞれ連接
された連結片１４ｂとを備え、両ガイド片１４ａ間には
ターンテーブル２の全回動範囲（本例では約９０°）に
わたってブレード８の下降動作を許容するために開口部
１６が開口されるとともに、両ガイド片１４ａの開口部
１６側の下コーナ一部付近にはそれぞれ前方、内方およ
び下方開放で上面に垂下片２１ａが突出された１対の係
合凹部２１．２１が左右対称に凹設されている。

ガイドルール１４の開口部１６の下部を遮断して切断残
片の開口部１６間の通過を阻止するために合成樹脂材で
成形されたシャッタ１７は下降したブレード８の下端付
近を挿入するために形成されたブレード挿入口２０を隔
てて直列状に並設された左右１対のシャッタプレート１
８．１８と、この両シャッタブレート１８の内端にそれ
ぞれ連設されて下方へ突出されたほぼ円柱状の連動片１
９とを備え、両シャッタプレート１８はガイドルール１
４の再係合凹部２１に対しそれぞれ定規面１５と同方向
への水平スライド可能に嵌合されて両ガイド片１４ａの
内端付近下部にそれぞれ添設され、両シャッタブレート
１８の前側面には定規面１５の一部を形成するために定
規面１５にそれぞれ整合された遮断面１８ａ、１８ａが
垂直状に形成されるとともに、その後側外端付近にはそ
れぞれ断面はぼＬ型状の掛止片１８ｂが係合凹部２１の
垂下片２１ａとの掛合可能に突設されている。

連動片１９はターンテーブル２の水平回動動作を両シャ
ッタプレート１８の直進動作に変換して両シャッタブレ
ート１８を定規面１５に沿って水平移動させるためにタ
ーンテーブル２のガイド孔２ｂ内に挿入した刃口板３の
シャッタ挿入口３ｂ内に対しスライド可能に嵌挿されて
ターンテーブル２に対し半径方向への連動変位可能に連
係され、その上部にはブレード８の挿入を許容するため
にブレード挿入口２０に連通された逃げ部１９ａが凹刻
され、ターンテーブル２を回動したときには連動片１９
がターンテーブル２に連動してターンテーブル２の半径
方向へ変位しながら両シャッタブレート１８とともに定
規面１５に沿って移動するため、両シャッタブレート１
８はブレード挿入口２０がブレード８の回動に追従して
常にブレード８の直下へ変位されるように水平移動し、
シャッタ１７はブレード８の一方の回動端から他方の回
動端にわたる各回動角度で開口部１６をブレード８の下
降時の通路を常に確保して遮断することができる。

次に、上記した溝底をもつ実施例の作用と効果を説明す
る。

さて、本例ではガイドルール１４の開口部１６を遮断す
るために設けたシャッタ１７には下降したブレード８を
挿入するためのブレード挿入口２０を隔てて並設されか
つガイドルール１４の開口部１６付近に対しそれぞれ定
規面１５と同方向への水平スライド可能に添設された左
右１対のシャッタブレート１８と、ターンテーブル２の
回動動作を両シャッタブレート１８の直進動作に変換し
１て両シ１１ツタプレート１８をブレード挿入口２０が
ブレード８の回動動作に追従して常にブレード８の直下
へ変位するように、水平移動させるためにターンテーブ
ル２に対し半径方向への連動変位可能に連係された連動
片１９とを一体状に形成しである。

このため、ワークに対する切断角度の変更に際し、ター
ンテーブル２をブレード８とともに回動したときには両
シャッタブレート１８がターンテーブル２に連動する連
動片１９を介して自動的に定規面１５に沿って水平移動
すると同時にブレード挿入口２０がブレード８の回動に
追従して常にブレード８の直下へ変位し、ブレード８の
昇降通路を常に確保して開口部１６を両シャッタブレー
ト１８で的確に遮断することができる。

したがって、開口部１６間を通過し゛た切断残片がブレ
ード８の下降時にブレードケース１０とブレード８との
間などに喰込んで切断作業が阻害される不具合を的確に
防止し、かつ、切断残片の通過路を遮断するための機構
を簡略化しろる効果がある。

とくに、両シャッタプレート１８はガイドルール１４の
一部を分割した形状をもつ小片状で、定規面１５の一部
を分担するように構成されているため、遮断機構をコン
パクト化および軽量化しかつシャッタ１７を移動させる
ための操作力を軽減してシャッタ１７を円滑かつ的確に
移動しつるとともに、ワークの切断部位付近に対するガ
イド機能を高めうる特長がある。

（発明の効果） すなわち、本発明はベースに対し水平回動動作可能に嵌
装されたターンテーブルの上方にはベース上にｉ！Ｑｌ
されたガイドルールの定規面に当接して定置されたワー
クを切断するために可転支持されたブレードが昇降動作
および前記ターンテーブルとの共同回動動作可能に装設
された丸鋸盤において、前記ガイドルールに開口された
開口部を遮断するために設けたシャッタには前記ブレー
ドを挿入するだめのブレード挿入口を隔てて並設されか
つ前記開口部付近に対しそれぞれ前記定規面と同方向へ
の水平移動可能に添設された左右１対のシャッタプレー
トと、前記ターンテーブルの回動動作を前記両シャッタ
ブレートの直進動作に変換して同両シャッタプレートを
、前記ブレード挿入口が前記ブレードの直下へ前記ター
ンテーブルの　　。

回動動作に追従して変位するように移動さけるために前
記ターンテーブルに対し半径方向への運動変位可能に連
係された連動片とを一体状に形成したことによって、ブ
レードの昇降通路をブレードの各回動角度で常に確保し
て開口部を的確に遮断しうるとともに、遮断機構を簡略
化およびコンパクト化しうる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図（イ）、
（ロ）はそれぞれ要部の平面図、第２図は要部の分解斜
視図、第３図は丸鋸盤の側面図、第４図は第１図（ロ）
のＡ−Ａ線拡大断面図である。 １・・・ベース ２・・・ターンテーブル ８・・・ブレード １４・・・ガイドルール １５・・・定規面 １６・・・開口部 １７・・・シャッタ １８・・・シャッタプレート １９・・・連動片 ２０・・・ブレード挿入口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ベースに対し水平回動動作可能に嵌装されたターンテー
   ブルの上方にはベース上に設置されたガイドルールの定
   規面に当接して定置されたワークを切断するために可転
   支持されたブレードが昇降動作および前記ターンテーブ
   ルとの共同回動動作可能に装設された丸鋸盤において、
   前記ガイドルールに開口された開口部を遮断するために
   設けたシャッタには前記ブレードを挿入するためのブレ
   ード挿入口を隔てて並設されかつ前記開口部付近に対し
   それぞれ前記定規面と同方向への水平移動可能に添設さ
   れた左右１対のシャッタプレートと、前記ターンテーブ
   ルの回動動作を前記両シャッタプレートの直進動作に変
   換して同両シャッタプレートを、前記ブレード挿入口が
   前記ブレードの直下へ前記ターンテーブルの回動動作に
   追従して変位するように移動させるために前記ターンテ
   ーブ０に対し半径方向への連動変位可能に連係された連
   動片とを一体状に形成したことを特徴とする丸鋸盤にお
   ける切断残片の遮断装置。