JPS61283336A - 水中油型エマルジヨンの生成と破壊法 - Google Patents

水中油型エマルジヨンの生成と破壊法

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JPS61283336A
JPS61283336A JP12430585A JP12430585A JPS61283336A JP S61283336 A JPS61283336 A JP S61283336A JP 12430585 A JP12430585 A JP 12430585A JP 12430585 A JP12430585 A JP 12430585A JP S61283336 A JPS61283336 A JP S61283336A
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forming
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JP12430585A
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Yasushi Nakajima
靖 中嶋
Kiyoshi Odawara
小田原 清
Toshio Kobayashi
俊夫 小林
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は0/W(水中油型)エマルジョン生成法と破壊
法を提供することを目的≧する。
すなわち、水と相溶しない有機溶媒と水の接触効率を上
げるためにエマルジョン化し、その後必要に応じて有機
溶媒と水の分離を良くするためにエマルジョンを破壊す
る技術である。
従来の技術 従来、水と相溶しない有機溶媒と水の接触効率を上げる
ために懸濁化やエマルジョン化することは1反応や反応
後の不要物の洗浄除去などのプロセスで、工業的に広く
行なわれている。その際、ホモジナイザー、ラインミキ
サー、フンタフタ−等で攪拌時に大きな剪断応力をかけ
たり、助剤として有機界面活性剤を使うことは、一般的
である。
しかし、その場合には撹拌に多大のエネルギーを要した
り、使用した界面活性剤の除去が困難、あるいは除去工
程が必要となるなどの不具合があった。
また、有機溶媒と水との接触後、次工程で油水分離操作
を行なうことが非常に多いが、その際に消泡剤やエマル
ジョン破壊剤などを使用する必要があったり、使用して
も分離に長時間を要する場合がしばしばあった。また、
その際、消泡剤等の除去も当然必要となっていた。
このような界面活性剤や消泡剤は、有機溶媒層に残存す
る場合が多いが、特に有機溶媒層に有用なものがある場
合、該層へのこのような不純物の残留は、致命的な欠点
となることもしばしばあった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は従来技術の上記欠点を解決することを目的とす
るものである。
問題点を解決するための手段 上記欠点を解決するための手段として本発明は下記の方
法を採用した。
すなわち1弱アルカリ性で難溶性のコロイド状沈澱を作
るイオンを微量含む水溶液と、原料、反応物、触媒等を
含む有機溶媒を弱アルカリ性で強攪拌し、比較的短寿命
のO/Wエマルジョンを作る。かようにして油水接触を
図った後、該エマルジョンのpHを酸性又は強アルカリ
性にしてエマルジョンを消失せしめ、油水分離操作を迅
速かつ良好に行なう。
また、特に炭化水素溶媒と水とでO/Wエマルジョンを
作る際、微量の高級アルコールを共存させると、エマル
ジョンの寿命は増大する。
作用 以下に、本発明の各構成要素について説明する。
本発明で用いられる弱アルカリ領域で難溶性のコロイド
状沈澱を作るイオンとしては、周期律表Ib、n、m、
■、vb、vrb、vnb、vi族及びランタニド、ア
クチニドの2〜6価のイオンの1以上で1例えば、Al
l (m) 、 Ac (m) 、 Ti(IV) 、
 Zr(rV) 、  V (rV) 、  V (V
) 、 Fe(II) 、 Fe (m) 、 Cu 
(II)などのイオンの単独又は2以上の組合せがあげ
られる。また、これらのイオンの対イオンとしては、0
H−1S 042− 。
Cl−、Br−1NO3−1C032−等を含んでいて
もよい、ただし、いずれの場合にも、難溶性の水和コロ
イドを作る条件で用いることが必須である。
本発明で用いられる有機溶媒は、脂肪族及び芳香族炭化
水素、ハロゲン化アルキル、高級アルコール、フェノー
ル類、ケトン類、アルデヒド類、エステル類、アミン類
、アミド類、ニトリル類など、またはそれらの混合物で
、水と二相系を作るものであり、例えば、n−へブタン
、i−ヘキサン、1−ヘキセン、流動パラフィン、ベン
ゼン、トルエン、スチレン、インデン、クメン、クロロ
ホルム、1−オクタツール、フェノールなどがあげられ
る。
また、これらの有機溶媒は、それに可溶なポリマー、有
機化合物、有機金属化合物、無機化合物を含んでいても
よい。
本発明でpHを調節するために使用される化合物は1通
常使用されている無機酸、アルカリ、例えばNa0)1
. KOH,HCL H2SO4等があげられる。
また、本発明中、有機溶媒として炭化水素を用いてO/
Wエマルジョンを生成させる際、高級アルコール類、例
えば、l−ヘキサノール、2−メチル−2−ペンタノー
ル、エチルフェニルカルビノール、ステアリルアルコー
ル、°などを油7i側に極微量(o、t 〜100wハ
ppm)添加すると、エマルジョンが著しく安定化され
る場合がある。
本発明のO/Wエマルジョン生成操作の条件は次の通り
である。
(1)温度二通常0〜300℃、好ましくは室温〜20
0℃ (2)圧カニ通常0−10−1O00/cm2.好まし
くは常圧〜100kgf/cm2 (3)強攪拌時間(回分式):通常10sec 〜1O
hr、好ましくは10sec 〜lhr。
強攪拌時間(連続式、滞留時間)二通常0.1sec〜
10hr%好ましくは1sec −thr@(4)系内
の有機溶媒と水の量比:回分式、連続式の場合を問わず
、l : 100G 〜1000: 1、好ましくはl
 :100〜100: 1 (容積比)(5)系内の水
側のpHは7〜11、好ましくは8〜10(8)系内の
水側のコロイド状沈澱を作るイオン濃度は水に対し0.
001〜1000w/vppm (weight/vo
lume ppm= 1mg/ 1 l溶媒)、好まし
くは0.1〜100  w/vpp層 (7)攪拌は、通常の調成のものあるいはホモジナイザ
ー等特に指定はない。
(8)有機溶媒がそれに可溶なポリマーを含む場合、そ
の溶液粘度は0.1〜10000cp、好ましくは0.
1〜1000cpである。
(8)有機溶媒として炭化水素を用いる場合、微量加え
てエマルジョンを安定化させる高級アルコールの量は、
有機溶媒に対し0.01〜1000w/vpps、好ま
しくは0.1〜100 w/マpp■である。
又、エマルジョンの破壊により油水分離を良好にするp
H条件は、pH7以下又はpH11以上好ましくは、p
H6以下又は、pH11,5以上である。
以下、実施例をもって説明する。
短寿命0/Wエマルジヨンの生成例 A、各種イオンの効果 実施例1〜9 11−ガラスオートクレーブに所定濃度の無機イオンを
含み所定のpHに調整された水300aQ、及び流動パ
ラフィン300シをそれぞれ入れる。 pH調整には必
要最少量のNaOH又は、HCIを用いた0次に100
rp+s程度に攪拌しながら所定温度まで昇温する。温
度を一定に保ちつつ、10GOrpmで10分間撹拌し
、停止後、油水分離に要した時間と残留エマルジョン量
とを測定する。分離判断の目安は以下の如くである。
(1)油水が比較的短時間(20分以内)に分離し、エ
マルジョン層も連載する場合。
時間→約3004まで水層が回復するのに要した時間 微量エマルジ璽ン量→約300シまで水層が回復した時
のエマルジョ ン量 (2)油水は比較的短時間(5〜20分)に大部分分離
するが、エマルジョン消滅に時間を要する場合。
時間→240シ以上(約80%)水層が回復した時間(
但し、その後1分間でエマル ジョンが殆ど減少しないこと) エマルジョン量→上記時間でのエマルジョン量 (3)油水分離が遅い(20分以上かかる)場合・時間
→20分以上 エマルジョン量→攪拌停止から20分後の置床手法を用
いて油水分離実験を行なった結果表1に示す結果を得た
比較例1 水層に無機イオンを添加しない外は実施例1〜9と全く
同様な操作をして表1に示す結果を得た。
B、各種有機溶媒の影響 実施例10〜14 油層にイソヘキサン又はエチレンプロピレンラバー(M
 F R(230℃)=1g710分)のイソヘキサン
溶液(50g/免)を使用し、it−オートクレーブの
代りにit−ホモジナイザーを使う以外は実施例1〜9
と全く同様な操作をして表2に示す結果を得た。
比較例2〜3 水層にFe3+イオンを添加しない外は実施例10〜1
4と全く同様な操作をして表2辷示す結果を得た。
実施例15 油層にアセトンとフェノール(1: 1 wt比)、水
層に20wt%Na25Oa水溶液を用いる以外は実施
例1〜9と全く同様な操作をして表3に示す結果な得た
比較例4 水層にFe3÷イオンを添加しない外は実施例15と全
く同穐な操作をして表3に示す結果を得た。
C0高級アルコールの複合効果 実施例18〜1日 油層に高級アルコールを添加する以外は実施例1−14
と全く同様の操作を行ない表4に示す結果を得た。
比較例5〜8 Fe3+イオンあるいは高級アルコールを添加しない外
は実施例1B−18と全く同様の操作を行ない表4に示
す結果を得た。
D、短寿命0/WエマルジヨンのpH調酊による破壊例 実施例18〜27 実施例1−18と全く同じ操作でpH調整を酸性または
強アルカリ性にしたところ、表5に示すようにエマルジ
ョンが破壊された。
比較例9〜14 実施例18〜27と同じ方法でpHを9.5付近に調整
すると、表5に示すような結果を得た。
実施例28〜28 比較例9と12の操作の後NaOHを添加して再び攪拌
後静置し表5に示すような結果を得た。
発明の効果 本発明によれば、諸工業において屡々生成する水と相溶
しない有機溶媒を一時的にエマルジョン化し1次いで破
壊し、油水分離を行うことによって不要物の除去を行う
ことが極めて簡単となった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、弱アルカリ性で難溶性のコロイド状沈澱をつくるイ
    オンを微量含む水溶液と、水に相溶しない有機溶液とを
    、弱アルカリ性で強攪拌し、水中油型エマルジョンを生
    成させ、ついで該エマルジョンのpHを酸性又は強アル
    カリ性にしてエマルジョンを破壊して油水分離を迅速か
    つ良好に行う方法。 2、エマルジョン生成時のpHが7〜11で、エマルジ
    ョン破壊時のpHが6以下、又は11.5以上である特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
JP60124305A 1985-06-10 1985-06-10 水中油型エマルジヨンの生成と破壊法 Expired - Lifetime JPH0611362B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02164405A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Fushimi Kamaboko Kk 食品加工排液の処理方法
JP2016150316A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 千代田化工建設株式会社 水処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5858129A (ja) * 1981-09-28 1983-04-06 ナルコ・ケミカル・カンパニ− 塗料吹付ブ−スの溶剤含有空気から揮発性有機塗料溶剤を除去する方法

Patent Citations (1)

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JPS5858129A (ja) * 1981-09-28 1983-04-06 ナルコ・ケミカル・カンパニ− 塗料吹付ブ−スの溶剤含有空気から揮発性有機塗料溶剤を除去する方法

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