JPS6128266Y2 - - Google Patents

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JPS6128266Y2
JPS6128266Y2 JP17120980U JP17120980U JPS6128266Y2 JP S6128266 Y2 JPS6128266 Y2 JP S6128266Y2 JP 17120980 U JP17120980 U JP 17120980U JP 17120980 U JP17120980 U JP 17120980U JP S6128266 Y2 JPS6128266 Y2 JP S6128266Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープレコーダ等の操作装置に関
し、特に、1個の操作ボタンによりロツクおよび
ロツク解除動作を行ない得るような操作装置に関
する。
たとえばテープレコーダにおいては、再生、録
音、停止、早送り、巻戻し等の操作ボタン関連し
た操作装置が必要とされる。これらのうち、再
生、録音,早送り、巻戻しの各操作ボタンは、手
指での押圧操作によりツクされ、停止ボタンの押
圧操作によりロツク解除される。ところで、超小
型テープレコーダの場合には、片手でテープレコ
ーダ本体を持つたまま各モードの選択が行なえる
ことが便利であるため、早送りや巻戻し操作用の
ボタンとして、押圧操作タイプの再生、録音、停
止ボタンとは別に、スライド操作タイプのものを
用いることが好ましい。この場合に、早送りや巻
戻し用のスライド操作タイプの操作ボタンは、そ
れぞれの早送り位置や巻戻(位置でロツクされる
が、このロツクを解除して元の状態に復帰させる
ために停止ボタンを押圧操作するのは操作上不便
であり、早送りや巻戻し用操作ボタンを直接手指
等でロツク解除し得るような操作装置が望まれて
いる。
従来の超小型テープレコーダにおいては、たと
えばスチールボールを用い、操作ボタンと連動す
るスライダに複数個のボール案内凹部を形成して
おき、上記スチールボールに上記スライダ方向に
向かつてバネ圧を付与しておくような構造、ある
いは単にバネ圧のみにより複数のスライド位置に
スライダを係止する構造等の操作装置が用いられ
ているが、ロツク時の保持力が弱く、保持力を強
くすると操作ボタンのスライド操作が重くなる等
の欠点がある。また、使用形態によつては、早送
りや巻戻しモードでロツクされた状態から、上記
停止ボタンを押圧操作してロツク解除することの
方が便利である場合も多く、直接操作ボタンを手
動でロツク解除するのみならず、他のボタンによ
り、ロツク解除し得るような構造も望まれてい
る。
本考案はこのような要望を満足すべくなされた
ものであり、操作ボタンを直接手動で操作してロ
ツクおよびロツク解除が行なえ、他のボタン(停
止ボタン等)によつてもロツク解除が行なえると
ともに、ロツク時の保持力が大きく、しかも手動
操作力が少なくてすむような操作装置を提供する
ことを目的としている。
すなわち、本考案に係る操作装置は、ロツク片
を有するロツク部材と、このロツク部材をロツク
する方向に付勢するバネと、上記ロツク片に当接
する被ロツク部が形成された被ロツク部材と、こ
の被ロツク部材の一方の面上に配されたロツク解
除部材と、このロツク解除部材に連結された操作
ボタンと、上記被ロツク部材とロツク解除部材と
を操作方向に移動可能に支持する手段と、上記被
ロツク部材とロツク解除部材との間に配された圧
縮コイルバネとを有し、上記ロツク解除部材に
は、上記被ロツク部材の被ロツク部に対応した位
置にロツク解除用の傾斜部を設けて成ることを特
徴としている。
以下、本考案の操作装置を、マイクロカセツト
テープレコーダの早送り、巻戻し用操作装置に適
用した実施例について、図面を参照しながら説明
する。
第1図は、本考案が適用されるマイクロカセツ
ト用のテープレコーダ1を示し、マイクロカセツ
ト2が装着されるカセツト収納部の底板(あるい
は仕切板)を除去した概略平面図を示している。
この第1図において、録音再生用の磁気ヘツド3
やピンチローラ4が取付固定されたスライドシヤ
ーシ5は再生ボタン6や録音ボタン7の矢印A方
向への押圧操作に応じて同矢印A方向に移動す
る。このとき、磁気ヘツド3がマイクロカセツト
2の磁気テープに接触するとともに、ピンチロー
ラ4が該磁気テープを介してキヤプスタン軸8に
圧着し、このキヤプスタン軸8の回転により上記
磁気テープが走行駆動される。また、録音ボタン
7を矢印A方向に押圧操作したときには、消去ヘ
ツド9も上記磁気テープに接触する。これらの再
生ボタン6や録音ボタン7は、矢印A方向に押圧
操作することによつてロツクされ、次に停止ボタ
ン10を矢印A方向に押圧操作することにより、
上記ロツクが解除され、停止状態となる。次に、
捩りコイルバネ11は、スライドシヤーシ5や後
述する録音操作レバー12の復帰バネである。供
給リール軸13は、軸14の回りに回動可能なリ
ール軸支持レバー15上に回転自在に取り付けら
れた回転軸16に固定され、巻取リール軸17
は、テープレコーダの固定基板等に固定された回
転軸18に回転自在に取り付けられている。
次に第2図は、前記スライドシヤーシ板5を除
去した状態の概略平面図を示す。この例では、再
生操作レバー21、録音操作レバー12、および
停止操作レバー23等の各レバーを、プラスチツ
ク等の合成樹脂のモールド成型により形成してお
り、前述した再生ボタン6、録音ボタン7および
停止ボタン10を、それぞれ各レバー21,12
および23とともに一体的に形成することも可能
である。これらの操作レバー21,12,23
は、いずれも矢印A方向に平行移動するものであ
り、たとえばテープレコーダ1のハウジングやシ
ヤーシ等に固定されたガイドピン24,25,2
6等をそれぞれ案内する長孔27,28,29等
が設けられている。なお、図中のピンや回転軸等
のうち、テープレコーダ本体に対してその位置が
固定されるものには斜線(ハツチング)を施こし
ている。
この第2図において、再生操作レバー21に
は、ロツク用の爪部31、パワースイツチ用のピ
ン32、録音操作時に押圧される凸部33、およ
び捩りコイルバネ34の一端を支持するバネ支持
部35が設けられており、この再生操作レバー2
1上に前述したスライドシヤーシ5がネジ等によ
り結合固定される。
録音操作レバー12には、上記凸部33を押圧
する段状突部41、ロツク用の爪部42、録音切
換スイツチ操作用の突部43、および誤消去防止
動作のための爪検出レバー44と関連した第1の
規制部となる傾斜部45および被規制部となる肩
部46が設けられており、また、この録音操作レ
バー12上に前述した消去ヘツド9を取付固定し
ている。
停止操作レバー23には、引張コイルバネ36
の一端を係止する爪部37、および第1のロツク
解除補助レバー38の突部38aと係合する凹部
39が設けられている。
ここで、再生操作レバー21を矢印A方向に押
圧操作すると、ロツク用の爪部31の傾斜部がロ
ツクレバー51の係合爪部52の傾斜部と接触
し、このロツクレバー51を時計方向に回動させ
る。このロツクレバー51には、捩りコイルバネ
53により、反時計方向(矢印b方向)の付勢力
が印加されているから、再生操作レバー21の爪
部31がロツクレバー51の係合爪部52を乗り
越えたときに、ロツクレバー52は矢印b方向に
回動して元の状態に復帰し、再生操作レバー21
の爪部31が係合爪部52に係合されてロツク状
態となる。
このとき、再生操作レバー21は、ピン32に
よりスイツチ操作用のレバー等(図示せず)を操
作してパワースイツチ(図示せず)をオンし、バ
ネ支持部35により、捩りコイルバネ34の一端
を矢印A方向に移動させる。
次に、録音操作レバー12を矢印A方向に押圧
操作するときには、段状突部41が再生操作レバ
ー21の凸部33を押圧するため、再生操作レバ
ー21も同時に矢印A方向に移動する。ここで、
第1図のマイクロカセツト2の側面の誤消去防止
爪が有る場合には、録音操作レバー12は矢印A
方向に移動し、ロツク用の爪部42がロツクレバ
ー51の係合爪部52と係合してロツクされ、突
部43が捩りコイルバネ55を回動させて、録音
切換スイツチ56をオン状態となす。
次に、このような再生操作レバー21や録音操
作レバー12等が、ロツクレバー51によりロツ
クされているとき、停止操作レバー23を矢印A
方向に押圧操作すれば、第1のロツク解除補助レ
バー38が時計方向に回動し、先端の突部38b
が第2のロツク解除補助レバー57の一端57a
を押圧して、このレバー57を反時計方向に回動
させる。このとき、第2のロツク解除補助レバー
57の他端の突部57bは、ロツクレバー51の
第1の当接部51aを押圧して、ロツクレバー5
1を時計方向に回動させるから、係合爪部52が
再生操作レバー21の爪部31や録音操作レバー
12の爪部42から外れ、前述した捩りコイルバ
ネ53の付勢力により、これらの再生操作レバー
21あるいは録音操作レバー12は矢印Aと逆方
向に移動して、元の状態に復帰する。
第3図は、テープ走行駆動のための駆動系を概
略的に示す平面図であり、モータからの回転駆動
力は、キヤプスタン軸8に伝達されている。この
キヤプスタン軸8には、駆動歯車61が連結され
ており、上記パワースイツチがオンされてモータ
回転中には、この駆動歯車61は常に回転してい
る。キヤプスタン軸8には、このキヤプスタン軸
8の回りに揺動自在な切換レバー58が設けられ
ており、この切換レバー58に植設された軸59
に、互いに連結された2個の歯車62,63が回
転自在に支持されている。また、この切換レバー
58には、第2図に示すような台部58aが一体
的に形成されており、この台部58aの突部58
bに、上記捩りコイルバネ34の他端が支持され
て、切換レバー58には反時計方向の付勢力が付
与されている。この切換レバー58の歯車62
は、駆動歯車61と常時噛合しており、他方の歯
車63は、巻取リール軸17を駆動するための歯
車64と噛合している。再生操作レバー21が矢
印A方向に操作されると、捩りコイルバネ34の
一端が破線位置まで移動するとともに、前述した
パワースイツチオンにより、キヤプスタン軸8お
よび駆動歯車61が回転駆動され、この回転力が
歯車62,63を介して巻取リール駆動用の歯車
64に伝達される。この歯車64は、巻取リール
軸17に対して、摩擦接触により回転力の伝達を
行なつており、いわゆるすべりを伴ないながら歯
車64の回転に応じて巻取リール軸17を回転駆
動する。このときの各歯車等の回転方向は、キヤ
プスタン軸8および駆動歯車61が時計方向(矢
印d方向)、歯車62,63が反時計方向、さら
に、巻取リール軸17および歯車64が時計方向
(矢印e方向)となる。したがつて、歯車63に
は歯車64との噛合が外れるような矢印c方向の
力が作用するが、再生時および録音時には、捩り
コイルバネ34の一端が図中破線位置にまで移動
して、このコイルバネ34による切換レバー58
への反時計方向の付勢力が増大するため、歯車6
3と64との間の外れが防止される。
次に、オートシヤツトオフ動作について説明す
る。前述したマイクロカセツト2の磁気テープが
一方向に走行してテープ端部にまで達すると、こ
のテープ端部はリールにクランプされているため
磁気テープの走行駆動力がテープテンシヨンを増
大させるように作用し、供給リール軸13をテー
プ走行方向に沿つて引張る。この引張力は、供給
リール軸13を介してリール軸支持レバー15
を、軸14を中心として時計方向(矢印f方向)
に回動させるように作用する。このとき、リール
軸支持レバー15の垂直突部15aがシヤツトオ
フアーム65の一端65aを押圧し、シヤツフト
オフアーム65は軸65を中心として反時計方向
にわずかに回動する。このシヤツトオフアーム6
5には、他端側に扇形歯車65bが設けられてお
り、上記わずかな回動によりこの扇形歯車65b
が巻取リール軸17の歯車64と連結された欠歯
歯車67と噛合可能な位置に達する。ここで、上
記テープ端部に達した状態でも、パワースイツチ
がオンしている間は、モータが回転してキヤプス
タン軸8が回転しており、この回転力は歯車64
に伝達されて、歯車64および欠歯歯車67は、
時計方向(矢印e方向)に回転している。したが
つて、欠歯歯車67の所定の回転角度位置から上
記扇形歯車65bとの噛合が開始されるため、欠
歯歯車67の回転に応じてシヤツトオフアーム6
5は反時計方向にさらに回動する。そして、シヤ
ツトオフアーム65の一端65aがロツクレバー
51の第2の当接部51bを押圧し、ロツクレバ
ー51は時計方向(矢印bと逆方向)に回動され
て、係合爪部52と上記爪部31や42との係合
状態が外れて、ロツク解除が行なわれる。
次に、早送り、巻戻し動作について説明する。
これらの早送り、巻戻し用の操作ボタン70は、
ロツク解除板71に結合され、このロツク解除板
71は、上記ロツクレバー51のロツクピン51
cによりロツクされる被ロツク板72に、ピン7
3を介して結合されている。この被ロツク板72
の端部には、切起し爪74が形成されており、こ
の切起し爪74は捩りコイルバネ75の両端を開
いた間に挾持されている。この捩りコイルバネ7
5は、早送り、巻戻し用補助レバー76と結合さ
れて、軸77の回りに回転自在となつており、こ
の補助レバー76の一端76aが第2の早送りレ
バー78の一端78aと接触し、補助レバー76
の中間位置の突部76bが、切換レバー58の垂
直突部58dと接触している。なお、ロツク解除
板71の爪部71aは、パワースイツチ動作用の
レバー等を操作するためのものである。また、早
送りレバー78の他端78bは、第2図の引張コ
イルバネ36の他端を支持しており、この早送り
レバー78に付勢される時計方向の回動力は、固
定ピン30により規制される。
まず、早送りモードとするために、操作ボタン
70を矢印FF方向に移動させると、ロツク解除
板71が同方向に移動し、爪部71aによりレバ
ー等が操作されてパワースイツチがオンされる。
また、同時に被ロツク板72も同矢印FF方向に
移動し、補助レバー76を時計方向に回動させる
から、一端76aが早送りレバー78の一端78
aを押圧する。このとき、早送りレバー78は軸
79を中心として反時計方向に回動し、この早送
りレバー78に設けられた回転軸80で支持され
た歯車81が駆動歯車61と噛合する。この駆動
歯車61は、上記パワースイツチのオンとともに
回転が開始されており、この回転力は、歯車8
1,82,83,84を介して、巻取リール駆動
用の他の歯車85に伝達される。この歯車85は
巻取リール軸17と結合されて、一体的に回転す
るものであり、上記巻取リール軸17には直接回
転力伝達が行なわれる。また、早送りレバー78
の途中位置に設けられた突部78cが、切換レバ
ー58の台部58aの端部58cを押圧するた
め、切換レバー58は軸8を中心として時計方向
にわずかに回動し、歯車63と巻取リール駆動用
の歯車64との噛合が解除される。なお、このと
きの捩りコイルバネ34の一端は、図中実線位置
にあるため、切換レバー58を時計方向に回動さ
せるための力は比較的少なくてよい。
次に、巻戻しモードとするために、操作ボタン
70を矢印REW方向に移動させるとき、爪部7
1aによりパワースイツチがオンされ、補助レバ
ー76は反時計方向に回動される。このとき、補
助レバー76の中間の突部76bが切換レバー5
8の垂直突部58dを押圧するために、この切換
レバー58が時計方向に回動し、歯車63が、軸
14を中心として回転する歯車86に噛合する。
この歯車86は、供給リール駆動用の歯車87と
噛合している。したがつて、駆動歯車61の時計
方向(矢印d方向)の回転力により、歯車62,
63が反時計方向に回転し、歯車86が時計方向
に回転するから、供給リール駆動用の歯車87は
反時計方向に回転駆動される。この巻戻しモード
時にも、捩りコイルバネ34の一端は図中実線位
置にあるから、切換レバー58の時計方向への回
動力は比較的少なくてすむ。
次に、本考案の要部となる早送り、巻戻し用の
操作装置のロツク解除板71と被ロツク板72と
の具体的構造および動作について、第4図ないし
第8図を参照しながら説明する。
まず、第4図は、ロツク解除板71、被ロツク
板72、および早送り、巻戻し操作ボタン70の
分解斜視図を示す。この第4図において、早送
り、巻戻し操作ボタン70は、プラスチツク等に
より樹脂成型された操作部91と、金属製スライ
ダ92とから成り、このスライダ92には、上記
ロツク解除板71の直立側片71bの両端を嵌合
保持するための嵌合部92a,92bが形成され
ている。次に、ロツク解除板71は、水平に配置
される板状の本体に、固定ピンを案内しながら矢
印FF,REW方向の移動を可能とする長孔71
c,71dを形成し、一側部を直角に曲折させて
直立側片71bとなしこの直立側片71bに連続
して、前述したパワースイツチ操作用の爪部71
aを形成している。また、ロツク解除板71の上
記一側部近傍には、圧縮コイルバネ93を嵌挿す
るための窓部71eを切欠形成し、この窓部71
eの上記矢印FF,REW方向(これらを操作方向
という。)の端部に、バネ抜け止め用の突起71
f,71gを形成している。ここで、ロツク解除
板71の他端部には、前述したロツクレバー51
のロツクピン51cをロツク解除するロツク解除
部94を形成し、このロツク解除部94の近傍に
被ロツク板72のピン73を案内する切欠部71
hを形成している。上記ロツク解除部94は、被
ロツク板72の後述する被ロツク部95と対応し
て形成されており、ロツクピン51cによりロツ
クされるV字状の凹部94aと、この凹部94a
の両端にそれぞれ連続して形成されたロツク解除
用の傾斜部94b,94cとを有している。次
に、被ロツク板72は、ロツク解除板71上に接
触して配置される板状の本体に、固定ピンを案内
して上記操作方向の移動を可能とする長孔72
c,72dを形成し、一側部には、圧縮コイルバ
ネ93を嵌挿するための切欠部72eを形成し
て、この切欠部72eの上記操作方向の端部に、
バネの抜け止め用の突起72f,72gを形成し
ている。また、被ロツク板72の他側部には、記
ロツクピン51cによりロツクされる被ロツク部
95を形成し、この被ロツク部95の近傍に、ロ
ツク解除板71の切欠部71hに挿入されるピン
73を植設している。ここで被ロツク部95は、
ロツク解除板71のロツク解除部95と対応して
形成され、ロツクレバー51のロツクピン51c
により係止される部分である。この被ロツク部9
5は、被ロツク板72を早送りでも巻戻しでもな
い中立の位置で係止するためのV字状の凹部95
aと、この凹部95aの両端に連続して上記操作
方向に対して直角に形成され、それぞれ早送り位
置、巻戻し位置で被ロツク板72を係止するため
の辺部95b,95cとを有している。さらに、
この被ロツク板72の後端部に、前述した補助レ
バー76を回動操作するための切起し爪74が形
成されている。
次に、第5図ないし第8図は、一連のロツクお
よびロツク解除の動作に沿つて要部を拡大して示
す概略平面図である。これらの第5図ないし第8
図においては、ロツク解除板71を破線で示し、
被ロツク板72との位置関係を明確化している。
また、ロツクピン51cは、前述したロツクレバ
ー51に植設されており、このロツクレバー51
には、捩りコイルバネ53により矢印b方向の付
勢力が付与されているため、ロツクピン51cに
は、操作方向である矢印FF,REW方向に対して
ほぼ直角で、図中右方に向かう矢印P方向のバネ
力が印加されることになる。
まず、第5図は、早送り、巻戻し以外のモー
ド、たとえば停止モードや再生モード等が選択さ
れているときの中立状態を示している。このと
き、ロツク解除板71のロツク解除部94や、被
ロツク板72の被ロツク部95は、それぞれV字
状の凹部94a,95aがロツクピン51cによ
り係止されてロツク状態となつている。
次に、第3図や第4図の早送り、巻戻し用の操
作ボタン70を矢印FF方向に操作すれば、これ
がロツク解除板71に伝達されて、このロツク解
除板71も同矢印FF方向に移動する。このと
き、第6図に示すように、ロツク解除部94のV
字状凹部94aがロツクピン51cを矢印pとは
逆方向に押圧するため、ロツクレバー51は矢印
bとは逆方向にやや回動し、前記ロツク状態を解
除する。また同時に、ロツク解除板71の切欠部
71hがピン73を引掛けて、被ロツク板72を
矢印FF方向に移動させるとともに、圧縮コイル
バネ93がさらに圧縮されて被ロツク板72に矢
印FF方向のバネ付勢力を印加する。
したがつて、被ロツク板72も矢印FF方向に
移動し、第7図のように、被ロツク部95の辺部
95bがロツクピン51cにより係止されて、早
送り位置でロツクされる。このとき、被ロツク板
72の切起し爪74により、前述したように捩り
コイルバネ75を介して補助レバー76を時計方
向に回動させ、早送り動作を行なわせる。
ところで、この早送り状態をロツク解除するた
めには、前述した停止操作レバー23を矢印A方
向に押圧操作すればよいわけであるが、早送り、
巻戻し操作ボタン70を手動で前記中立状態にも
どすことによつてもロツク解除が可能である。
すなわち、第7図の早送りロツク状態におい
て、早送り、巻戻し用の操作ボタン70を矢印
FFとは逆方向に手動操作すると、ロツク解除板
71が矢印FFとは逆方向に移動する。このと
き、第8図に示すように、ロツク解除部94の傾
斜部94bがロツクピ51cを矢印pの逆方向に
押圧するから、前記ロツクレバー51は矢印bと
は逆方向に回動し、被ロツク部95のロツク状態
を解除する。また同時に、ロツク解除板71の切
欠部71hがピン73を引掛けて被ロツク板72
を矢印FFの逆方向に移動させるとともに、圧縮
コイルバネ93が圧縮されて、被ロツク板72に
矢印FFとは逆方向のバネ力を付勢する。したが
つて、被ロツク板72が矢印FFの逆方向に移動
し、第5図の中立位置に復帰する。
以上は、操作ボタン70を矢印FF方向に操作
し復帰させる早送りモードのロツクおよびロツク
解除動作であるが、操作ボタン70を矢印REW
方向に操作する巻戻しモードの動作も、これと対
称的に行なわれる。また、早送りや巻戻しモード
でロツクされた状態において、前述した停止ボタ
ン23の矢印A方向の押圧操作によりロツク解除
動作が行なわれることは勿論である。
以上の説明からも明らかなように、早送り、巻
戻し用操作ボタン70の矢印FF,REW方向の手
動操作により、それぞれ早送り、巻戻し位置でロ
ツクが行なわれるとともに、これらのロツク状態
から操作ボタン70を手動操作することにより、
ロツク解除動作が行なわれる。また、停止ボタン
23を押圧操作してロツク解除することも可能で
ある。さらに、ロツク状態においては、ロツクピ
ン51cが被ロツク部95の辺部95b,95c
をそれぞれ係止するため、強い保持力が得られ、
またロツクやロツク解除操作時にはV字状凹部9
4a(あるいは95a)や傾斜部94a,94c
によりロツクピン51cを押圧するため、軽い操
作力ですむ。
なお、本考案は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、たとえば早送り、あるいは巻戻しの
いずれか一方のみに操作可能なものでもよい。ま
た、早送り、巻戻し用の他にも種々のモード選択
用の操作装置に適用できるのみならず、適用する
機器もテープレコーダに限定されない。この他、
本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成が可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されるテープレコーダの
カセツト収納部の底板を除去した概略平面図、第
2図は第1図のスライドシヤーシ板を除去した概
略平面図、第3図は、テープ走行駆動系の歯車機
構を示す概略平面図、第4図は本考案の一実施例
としての操作装置の要部を取り出して示す分解斜
視図、第5図ないし第8図は第4図の操作装置の
要部を一連のロツク動作およびロツク解除動作に
沿つて示す概略平面図である。 23……停止操作レバー、51……ロツクレバ
ー、51c……ロツクピン、70……早送り、巻
戻し用操作ボタン、71……ロツク解除板、71
c,71d,72c,72d……長孔、72……
被ロツク板、73……ピン、74……切起し爪、
93……圧縮コイルバネ、94……ロツク解除
部、94b,94c……傾斜部、95……被ロツ
ク部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロツク片を有するロツク部材と、このロツク部
    材をロツクする方向に付勢するバネと、上記ロツ
    ク片に当接する被ロツク部が形成された被ロツク
    部材と、この被ロツク部材の一方の面上に配され
    たロツク解除部材と、このロツク解除部材に連結
    された操作ボタンと、上記被ロツク部材とロツク
    解除部材とを操作方向に移動可能に支持する手段
    と、上記被ロツク部材とロツク解除部材との間に
    配された圧縮コイルバネとを有し、上記ロツク解
    除部材には、上記被ロツク部材の被ロツク部に対
    応した位置にロツク解除用の傾斜部を設けて成る
    ことを特徴とする操作装置。
JP17120980U 1980-11-29 1980-11-29 Expired JPS6128266Y2 (ja)

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