JPS6128041A - 異収縮混繊糸の製造方法 - Google Patents
異収縮混繊糸の製造方法Info
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- JPS6128041A JPS6128041A JP14523484A JP14523484A JPS6128041A JP S6128041 A JPS6128041 A JP S6128041A JP 14523484 A JP14523484 A JP 14523484A JP 14523484 A JP14523484 A JP 14523484A JP S6128041 A JPS6128041 A JP S6128041A
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- Japan
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- yarn
- shrinkage
- multifilament
- low
- mixed fiber
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は合成繊維マルチフィラメントから絹様の風合の
布帛を得る手段として広く知られている異収縮混繊糸に
おいて高次加工の熱のかかる工程においてのバルク低下
を少くしてより絹様々バルクと弾発性に富んだ布帛を得
んとするだめの新規な異収縮混繊糸の製造方法に係わる
ものである。
布帛を得る手段として広く知られている異収縮混繊糸に
おいて高次加工の熱のかかる工程においてのバルク低下
を少くしてより絹様々バルクと弾発性に富んだ布帛を得
んとするだめの新規な異収縮混繊糸の製造方法に係わる
ものである。
従来の技術
従来の異収縮混繊糸は、製織準備゛の経糸の糊付乾燥工
程において一般糸の標準的条件である糸間の糸ばなれを
確保するために約0.25f/d相当の張力がかかるよ
うにストレッチ率を設定し、糸速度約120m/分、乾
燥温度110℃前後で糊付乾燥を行うと高収縮成分マル
チフィラメントと低収縮成分マルチフィラメントの製織
後の織布のリラックス工程における収縮糸長差が極めて
減少し絹様で充分なバルクと弾発性のある製品を得るこ
とが困難となる。そのため糊付乾燥工程では乾燥温度を
下げることによってバルクを維持することが必要であり
、これに対応して乾燥不良を防ぐべく糸速を例えば60
m/分前後に低下しなけれ、ばならないので、一般糸に
比較して異収縮混線糸の糊付コストは高くならざるを得
ない。又、緯糸に異収縮混繊糸が用いられた場合、布帛
がリラックス後、精練、乾燥、中間セット、アルカリ減
量加工、中間セット、高圧染色、仕上セント等の熱のか
かる後次工程を通ると、リラックスによって折角発現し
た布帛のバルクが大巾に減少すると同時に弾発性が低下
し、目的とする絹様な布帛の風合に到遺することは仲々
難かしいと云う問題点があった。
程において一般糸の標準的条件である糸間の糸ばなれを
確保するために約0.25f/d相当の張力がかかるよ
うにストレッチ率を設定し、糸速度約120m/分、乾
燥温度110℃前後で糊付乾燥を行うと高収縮成分マル
チフィラメントと低収縮成分マルチフィラメントの製織
後の織布のリラックス工程における収縮糸長差が極めて
減少し絹様で充分なバルクと弾発性のある製品を得るこ
とが困難となる。そのため糊付乾燥工程では乾燥温度を
下げることによってバルクを維持することが必要であり
、これに対応して乾燥不良を防ぐべく糸速を例えば60
m/分前後に低下しなけれ、ばならないので、一般糸に
比較して異収縮混線糸の糊付コストは高くならざるを得
ない。又、緯糸に異収縮混繊糸が用いられた場合、布帛
がリラックス後、精練、乾燥、中間セット、アルカリ減
量加工、中間セット、高圧染色、仕上セント等の熱のか
かる後次工程を通ると、リラックスによって折角発現し
た布帛のバルクが大巾に減少すると同時に弾発性が低下
し、目的とする絹様な布帛の風合に到遺することは仲々
難かしいと云う問題点があった。
すなわち従来の異収縮混繊糸は第5図にモデル的に示さ
れるように織布と々った時、リラックス工程で織物構造
による拘束張力としてかかると仮定される荷重、即ち高
収縮成分マルチフィラメントにはo、o1sr/ct、
低収縮成分マルチフィラメントには0.001r/dの
荷重をかけ乾熱りラックスした時の両成分マルチフィラ
メントの熱収縮率の挙動を示すもので、乾熱120℃近
辺で両成分マルチフィラメント間の熱収縮率差が、最大
2口ちバルクが5最大となるが、織布の高圧染色、中間
或は仕上セット等の通常180℃に達する高温域になる
と熱収縮率差は極めて少く、なシ、一旦リラックス工程
で出たバルクが大巾に減少しバルク並びに弾発性の不足
した布帛となるのであシ、又従来の異収縮混繊糸を一般
糸と同等の条件で糊付乾燥工程を通した後の両成分マル
チフィラメントの熱収縮挙動を第5図と同様に第6図に
モデル的に示すが熱収縮率差は極めて小さくバルクがほ
とんどない織布となる。
れるように織布と々った時、リラックス工程で織物構造
による拘束張力としてかかると仮定される荷重、即ち高
収縮成分マルチフィラメントにはo、o1sr/ct、
低収縮成分マルチフィラメントには0.001r/dの
荷重をかけ乾熱りラックスした時の両成分マルチフィラ
メントの熱収縮率の挙動を示すもので、乾熱120℃近
辺で両成分マルチフィラメント間の熱収縮率差が、最大
2口ちバルクが5最大となるが、織布の高圧染色、中間
或は仕上セット等の通常180℃に達する高温域になる
と熱収縮率差は極めて少く、なシ、一旦リラックス工程
で出たバルクが大巾に減少しバルク並びに弾発性の不足
した布帛となるのであシ、又従来の異収縮混繊糸を一般
糸と同等の条件で糊付乾燥工程を通した後の両成分マル
チフィラメントの熱収縮挙動を第5図と同様に第6図に
モデル的に示すが熱収縮率差は極めて小さくバルクがほ
とんどない織布となる。
発明の目的
本発明はこのように従来の異収縮混繊糸の問題点を大巾
に改善し、糊付乾燥工程では一般糸と同じ糸速度、乾燥
温度を以って処理した場合でも充分なバルクの発現をし
、又経糸のみ、緯糸のみ或は経糸、緯糸両使い布帛では
一旦リラックス工程で発現したバルクを大巾に減少する
ことなくバルクと弾発性に富んだ絹様風合布帛を得るだ
めの、新規で合理的な異収縮混線糸の製造方法を提供す
るものである。
に改善し、糊付乾燥工程では一般糸と同じ糸速度、乾燥
温度を以って処理した場合でも充分なバルクの発現をし
、又経糸のみ、緯糸のみ或は経糸、緯糸両使い布帛では
一旦リラックス工程で発現したバルクを大巾に減少する
ことなくバルクと弾発性に富んだ絹様風合布帛を得るだ
めの、新規で合理的な異収縮混線糸の製造方法を提供す
るものである。
発明の構成
以下本発明の詳細な説明する。
本発明者は従来の異収縮混繊糸使い布帛の前述したよう
な高温加工でのバルクの減少を改善するためには、低収
縮成分マルチフィラメントの熱収縮率挙動を従来pそれ
よりも高温域での上昇割合を少くすることが必要である
と考え、そのような熱収縮挙動を持つ低収縮成分マルチ
フィラメントを製造する方法を研究した。その結果、低
収縮成分マルチフィラメントは延伸徒歩くとも延伸張力
よりも低い張力下で高温でセットすることにより前述の
ような熱収縮挙動を持たせることが出、来、この低収縮
成分マルチフィラメントと、それと同条件で延伸された
ままで高温でセットされない高収縮成分マルチフィラメ
ントからなる異収縮混繊糸は従来の混繊糸より高次加工
での熱のかかる工程でのバルク低下が少ないことがわか
シ、これを基礎として更にその効果を増大させ、しかも
合理的に製造する手法について研究しついに本発明に還
した。
な高温加工でのバルクの減少を改善するためには、低収
縮成分マルチフィラメントの熱収縮率挙動を従来pそれ
よりも高温域での上昇割合を少くすることが必要である
と考え、そのような熱収縮挙動を持つ低収縮成分マルチ
フィラメントを製造する方法を研究した。その結果、低
収縮成分マルチフィラメントは延伸徒歩くとも延伸張力
よりも低い張力下で高温でセットすることにより前述の
ような熱収縮挙動を持たせることが出、来、この低収縮
成分マルチフィラメントと、それと同条件で延伸された
ままで高温でセットされない高収縮成分マルチフィラメ
ントからなる異収縮混繊糸は従来の混繊糸より高次加工
での熱のかかる工程でのバルク低下が少ないことがわか
シ、これを基礎として更にその効果を増大させ、しかも
合理的に製造する手法について研究しついに本発明に還
した。
即ち、本発明の骨子は、2本の未延伸糸を用いて延燃機
上で異収縮混線糸を製造するに際し、最終的に低収縮成
分マルチフィラメントとなる糸束Aの方が最終的に高収
縮成分マルチフィラメントと々る糸束Bよりも、より低
い延伸張力となるようにして延伸し2次いで両糸束A、
Bをフィード比がCL940から1.020の範囲で供
給し糸束Aを160℃以上の温度で熱処理した後、合糸
し必要に応じて交絡を施こして巻取ることを特徴とする
異収縮混繊糸の製造方法からなるものであり、これによ
って、低収縮成分マルチフィラメントの高温域での熱収
縮率の上昇を少くシ、高温域での両成分マルチフィラメ
ントの熱収縮率差すなわちバルクを維持出来るようにな
したものである。
上で異収縮混線糸を製造するに際し、最終的に低収縮成
分マルチフィラメントとなる糸束Aの方が最終的に高収
縮成分マルチフィラメントと々る糸束Bよりも、より低
い延伸張力となるようにして延伸し2次いで両糸束A、
Bをフィード比がCL940から1.020の範囲で供
給し糸束Aを160℃以上の温度で熱処理した後、合糸
し必要に応じて交絡を施こして巻取ることを特徴とする
異収縮混繊糸の製造方法からなるものであり、これによ
って、低収縮成分マルチフィラメントの高温域での熱収
縮率の上昇を少くシ、高温域での両成分マルチフィラメ
ントの熱収縮率差すなわちバルクを維持出来るようにな
したものである。
本発明では、2本の未延伸糸を延伸機上で延伸する際に
最終的に低収縮成分マルチフィラメントとなる糸束4の
延伸張力を最終的に高収縮成分マルチフィラメントとな
る糸束Bの延伸張力よりも低くすることで低収縮成分マ
ルチフィラメントの熱収縮率を高収縮成分マルチフィラ
メントのそれ・ よりも延伸の時点ですでに本質的にホ
さくなるように差を持たせた上、両成分糸束をフィード
比がQ、、940から1.020の範囲で供給して高収
縮成分マルチフィラメントより低い延伸張力で延伸され
た低収縮成分マルチフィラメントをその延伸張力より更
に低い張力となし乾熱160℃以上で線維構造歪を充分
に緩和するように熱処理し、該熱処理をしない高収縮成
分マルチフィラメントとの高温域での熱収縮差を大きく
維持出来るようにしたものである。
最終的に低収縮成分マルチフィラメントとなる糸束4の
延伸張力を最終的に高収縮成分マルチフィラメントとな
る糸束Bの延伸張力よりも低くすることで低収縮成分マ
ルチフィラメントの熱収縮率を高収縮成分マルチフィラ
メントのそれ・ よりも延伸の時点ですでに本質的にホ
さくなるように差を持たせた上、両成分糸束をフィード
比がQ、、940から1.020の範囲で供給して高収
縮成分マルチフィラメントより低い延伸張力で延伸され
た低収縮成分マルチフィラメントをその延伸張力より更
に低い張力となし乾熱160℃以上で線維構造歪を充分
に緩和するように熱処理し、該熱処理をしない高収縮成
分マルチフィラメントとの高温域での熱収縮差を大きく
維持出来るようにしたものである。
2本の未延伸糸を延伸機上で延伸する際最終的に低収縮
成分マルチフィラメントとなる糸束の延伸張力を最終的
に高収縮成分マルチフィラメントとなる糸束の延伸張力
よりも低くす4る手段としては種々存在するが低収縮成
分マルチフィラメントを得るために高収縮成分マルチフ
ィラメントの場合よりもより高いMDRを有する未延伸
糸を用いることか有利である。(ここでMDRとは未延
伸糸の延伸倍率を上げて行った時に糸が破断する時の最
高延伸倍率である。)この理由は、第2図にモデル的に
示すようにMDRの高い未延伸糸はMDRの低い未延伸
糸よりも延伸倍率Cでの延伸張力(応力)は低くなり、
この時低張力の方が繊維構造歪が少なく熱収縮率は低く
なるからである。
成分マルチフィラメントとなる糸束の延伸張力を最終的
に高収縮成分マルチフィラメントとなる糸束の延伸張力
よりも低くす4る手段としては種々存在するが低収縮成
分マルチフィラメントを得るために高収縮成分マルチフ
ィラメントの場合よりもより高いMDRを有する未延伸
糸を用いることか有利である。(ここでMDRとは未延
伸糸の延伸倍率を上げて行った時に糸が破断する時の最
高延伸倍率である。)この理由は、第2図にモデル的に
示すようにMDRの高い未延伸糸はMDRの低い未延伸
糸よりも延伸倍率Cでの延伸張力(応力)は低くなり、
この時低張力の方が繊維構造歪が少なく熱収縮率は低く
なるからである。
このようなMDRに差のある未延伸糸は分子の配向、結
晶化度等、未延、伸糸の特性差或はポリマーの種類の差
等によって選択出来る。
晶化度等、未延、伸糸の特性差或はポリマーの種類の差
等によって選択出来る。
その他の延伸張力に差を付けるには高収縮成分マルチフ
ィラメントは擦過体を用い、低収縮成分マルチフィラメ
ントは、ローラー対を用いて延伸する方法があシ、その
機構上擦過体による延伸はローラ対によるものよりも高
張力となることを利用したものである。
ィラメントは擦過体を用い、低収縮成分マルチフィラメ
ントは、ローラー対を用いて延伸する方法があシ、その
機構上擦過体による延伸はローラ対によるものよりも高
張力となることを利用したものである。
父別の方法として両収縮成分マルチフィラメント用未延
伸糸の供給量に差をもたせることによって低収縮成分マ
ルチフィラメント用未延伸糸の方の延伸張力を低くする
ことも出来る。
伸糸の供給量に差をもたせることによって低収縮成分マ
ルチフィラメント用未延伸糸の方の延伸張力を低くする
ことも出来る。
次に以上述べて来たような技術手法に、より延伸時に延
伸張力(c差をもたせることによって低収縮成分マルチ
フィラメン、ト用糸の熱収縮率を高収縮成分マルチフィ
ラメント用糸のそれより低くした後、連続して両糸束を
フィード比0.940から1、020の範囲で供給して
低収縮成分マルチフィラメント用糸束をその延伸張力よ
抄も低い張力下で、160℃以上の温度で熱処理して、
繊維構造中の歪を緩和し低熱収縮率を達成する。
伸張力(c差をもたせることによって低収縮成分マルチ
フィラメン、ト用糸の熱収縮率を高収縮成分マルチフィ
ラメント用糸のそれより低くした後、連続して両糸束を
フィード比0.940から1、020の範囲で供給して
低収縮成分マルチフィラメント用糸束をその延伸張力よ
抄も低い張力下で、160℃以上の温度で熱処理して、
繊維構造中の歪を緩和し低熱収縮率を達成する。
この布帛のヒートセット温度より高−い16..0℃以
上の温度での熱処理にょシ高温域での熱収縮率の上昇が
抑制され、高温セットされない高収縮成分マルチフィラ
メントと合糸され巻取られることによって本発明の目的
とする異収縮混線糸となる。
上の温度での熱処理にょシ高温域での熱収縮率の上昇が
抑制され、高温セットされない高収縮成分マルチフィラ
メントと合糸され巻取られることによって本発明の目的
とする異収縮混線糸となる。
ここでフィード比とは、供給ローラーの表面速度をV?
、デリベリローラーの表面速度をv2 とする時茹で
表わされるものであシ、フィード比が1、 CI20以
上では低収縮成分マルチフィラメント用糸の熱処理時の
張力がその延伸張力よりも低くならず繊維構造の歪の緩
和が少なく又フィード比が0.940以下では同成分マ
ルチフィラメントを合糸して巻取部に供給するデリベリ
ローラー上で高収縮成分マルチフィラメントがたるみ巻
付く問題がある。このようにして得られた異収縮混繊糸
は従来の異収縮混線糸例えば同糧の2本の未延伸糸を同
条件で同時に延伸し延伸張力下で片方の糸束を熱処理し
、他方の糸束は熱処理しない糸道を通して合糸して巻取
ることによって得られる異収縮混繊糸に比し、高温域で
の画成分糸束間の熱収縮率差を大きく維持出来るのであ
る。
、デリベリローラーの表面速度をv2 とする時茹で
表わされるものであシ、フィード比が1、 CI20以
上では低収縮成分マルチフィラメント用糸の熱処理時の
張力がその延伸張力よりも低くならず繊維構造の歪の緩
和が少なく又フィード比が0.940以下では同成分マ
ルチフィラメントを合糸して巻取部に供給するデリベリ
ローラー上で高収縮成分マルチフィラメントがたるみ巻
付く問題がある。このようにして得られた異収縮混繊糸
は従来の異収縮混線糸例えば同糧の2本の未延伸糸を同
条件で同時に延伸し延伸張力下で片方の糸束を熱処理し
、他方の糸束は熱処理しない糸道を通して合糸して巻取
ることによって得られる異収縮混繊糸に比し、高温域で
の画成分糸束間の熱収縮率差を大きく維持出来るのであ
る。
本発明によって得られる異収縮混繊糸の同成分マルチフ
ィラメントの熱応力曲#(カネボウエンジニアリング製
熱応力測定機で測定)は第7図に示すように低収縮成分
マルチフィラメント側が高収縮成分側より常に低い値に
あシ、とれに反して前述の従来の異収縮混繊糸では両成
分マルチンイラメントの熱応力曲線が第8図に示すよう
に交差する。この両者の現象の差は、熱応力曲線の最高
熱応力点がその線維の受けた張力、温度の前歴を表わす
ためである。即ち本発明によって得られる異収縮混繊糸
は同成分マルチフィラメントの対比において低収縮成分
マルチフィラメントは低張力で延伸され、更に低張力下
で高温で熱処理され、一方、高収縮成分マルチフィラメ
ントはより高張力で延伸されこの時の延伸温度は低収縮
成分マルチフィラメントの高温熱処理温度より低いため
、第7図の如く低収縮成分マルチフィラメントの最高熱
応力は高収縮成分マルチフィラメントのそれより低く、
最高熱応力点は高温側にずれ、その結果低収縮成分マル
チフィラメントの熱応力値は常に高収縮成分マルチフィ
ラメントのそれよりも低くなるのである。一方前述の手
法による従来の異収縮混繊糸は同成分マルチフィラメン
トの延伸張力はtlぼ同一であシ低収縮成分マルチフィ
ラメントは延伸張力と同張力下で高温熱処理されるので
第8図に示すように同成分マルチフィラメントの最高応
力値はほぼ同一となシその温度は低収縮成分マルチフィ
ラメントが高温側にあることから同成分マルチフィラメ
ントの熱応力曲線は交差する点が出て来るのである。
ィラメントの熱応力曲#(カネボウエンジニアリング製
熱応力測定機で測定)は第7図に示すように低収縮成分
マルチフィラメント側が高収縮成分側より常に低い値に
あシ、とれに反して前述の従来の異収縮混繊糸では両成
分マルチンイラメントの熱応力曲線が第8図に示すよう
に交差する。この両者の現象の差は、熱応力曲線の最高
熱応力点がその線維の受けた張力、温度の前歴を表わす
ためである。即ち本発明によって得られる異収縮混繊糸
は同成分マルチフィラメントの対比において低収縮成分
マルチフィラメントは低張力で延伸され、更に低張力下
で高温で熱処理され、一方、高収縮成分マルチフィラメ
ントはより高張力で延伸されこの時の延伸温度は低収縮
成分マルチフィラメントの高温熱処理温度より低いため
、第7図の如く低収縮成分マルチフィラメントの最高熱
応力は高収縮成分マルチフィラメントのそれより低く、
最高熱応力点は高温側にずれ、その結果低収縮成分マル
チフィラメントの熱応力値は常に高収縮成分マルチフィ
ラメントのそれよりも低くなるのである。一方前述の手
法による従来の異収縮混繊糸は同成分マルチフィラメン
トの延伸張力はtlぼ同一であシ低収縮成分マルチフィ
ラメントは延伸張力と同張力下で高温熱処理されるので
第8図に示すように同成分マルチフィラメントの最高応
力値はほぼ同一となシその温度は低収縮成分マルチフィ
ラメントが高温側にあることから同成分マルチフィラメ
ントの熱応力曲線は交差する点が出て来るのである。
第7図に示すような熱応力曲線を表わす異収縮混線糸は
、第10図に示すような高温域での同成分マルチフィラ
メント間の熱収縮率差を維持し、高温域での高次加工に
おいてもバルク低下の少ない布帛を得ることが出来ると
いうことが出来る。
、第10図に示すような高温域での同成分マルチフィラ
メント間の熱収縮率差を維持し、高温域での高次加工に
おいてもバルク低下の少ない布帛を得ることが出来ると
いうことが出来る。
ところで、本発明によって得られる異収縮混線糸は織物
の経糸として使用される場合、糊付乾燥工程を通るのが
一般でありその場合従来の異収縮混繊糸に比べ、一般糸
と同様な糸速で効率よく糊付乾燥が出来、しかも充分な
バルクと弾発性のある縁布となることが出来る。一方、
加工コストの更に合理化を計るべく無糊製織も行なわれ
ている。
の経糸として使用される場合、糊付乾燥工程を通るのが
一般でありその場合従来の異収縮混繊糸に比べ、一般糸
と同様な糸速で効率よく糊付乾燥が出来、しかも充分な
バルクと弾発性のある縁布となることが出来る。一方、
加工コストの更に合理化を計るべく無糊製織も行なわれ
ている。
これは、フィラメントを流体等で交絡して集束性を付与
して糊付糸と同様な製織性を与えるものであるが本発明
にがかる混繊糸はこの方法によって用いることもできる
。その場合交絡度は糸長1?F1当り3011!以上の
交絡点の存在が望ましい。それ以下では製織中に綜絖、
筬との摩擦によりフィラメント切れを起し糸切れが多く
なる。この無糊製織のメリットは経糸の糊付乾燥の省略
による加工コストの合理化以外に、糊付乾燥工程の熱を
受けることが彦いので非常にバルク弾発性の富んだ織布
を得ることが出来る点Iくある。
して糊付糸と同様な製織性を与えるものであるが本発明
にがかる混繊糸はこの方法によって用いることもできる
。その場合交絡度は糸長1?F1当り3011!以上の
交絡点の存在が望ましい。それ以下では製織中に綜絖、
筬との摩擦によりフィラメント切れを起し糸切れが多く
なる。この無糊製織のメリットは経糸の糊付乾燥の省略
による加工コストの合理化以外に、糊付乾燥工程の熱を
受けることが彦いので非常にバルク弾発性の富んだ織布
を得ることが出来る点Iくある。
以下実施例によυ本発明の詳細な説明する。
実施例1
第1図の延伸装置を用い1400m/分の速度で紡糸巻
取られた延伸後25.Od と々るポリエステルのブ
ライト、三角断面18フイ2メントの未延伸糸1を最終
的な低収縮成分マルチフィラメント用とし1,600m
/分の速度で紡糸巻取られた延伸後25.ad とな
るポリエステルのブライト三角断面18フイラメントの
未延伸糸2とを最終的な高収縮成分マルチフィラメント
用として準備した。この時の未延伸糸1のMDRは&4
4、未延伸糸20MD&#:を五23であシ、供給ロー
ラー3によって同時に供給し、表面温度83℃の加熱ロ
ーラー4妻委睦との間で1.otoの倍率ズ予備張力を
与え次いで表面温度110℃の加熱ローラー5との間で
延伸倍率2,800で同時に延伸し、続いて加熱ローラ
ー5とデリベリローラー7の間のフィード比(加熱ロー
ラー5の表面速度をVl、デリベリローラー70表面速
度を■2 とする時フィード比=V2)を0.980
とし、最終的に低収縮成分マルチフィラメント用となる
糸束Aをプレートヒーター6で温度185℃で熱処理し
、最終的に高収縮成分マルチフィラメント用となる糸束
Bはガイド8を通し、デリベリローラー7の部分で両糸
束A。
取られた延伸後25.Od と々るポリエステルのブ
ライト、三角断面18フイ2メントの未延伸糸1を最終
的な低収縮成分マルチフィラメント用とし1,600m
/分の速度で紡糸巻取られた延伸後25.ad とな
るポリエステルのブライト三角断面18フイラメントの
未延伸糸2とを最終的な高収縮成分マルチフィラメント
用として準備した。この時の未延伸糸1のMDRは&4
4、未延伸糸20MD&#:を五23であシ、供給ロー
ラー3によって同時に供給し、表面温度83℃の加熱ロ
ーラー4妻委睦との間で1.otoの倍率ズ予備張力を
与え次いで表面温度110℃の加熱ローラー5との間で
延伸倍率2,800で同時に延伸し、続いて加熱ローラ
ー5とデリベリローラー7の間のフィード比(加熱ロー
ラー5の表面速度をVl、デリベリローラー70表面速
度を■2 とする時フィード比=V2)を0.980
とし、最終的に低収縮成分マルチフィラメント用となる
糸束Aをプレートヒーター6で温度185℃で熱処理し
、最終的に高収縮成分マルチフィラメント用となる糸束
Bはガイド8を通し、デリベリローラー7の部分で両糸
束A。
Bを合糸し、リングツイスタ−9によって異収縮混繊糸
10として巻取った。この時の延伸張力は、糸束Aが1
7.5 f、糸束Bが22.0tchbプレートヒータ
ー6の下の糸束Aの張力は&Ofであった。
10として巻取った。この時の延伸張力は、糸束Aが1
7.5 f、糸束Bが22.0tchbプレートヒータ
ー6の下の糸束Aの張力は&Ofであった。
該異収縮混繊糸の両成分マルチフィラメントの熱応力曲
線は、第7図に示す通シ低収縮成分マルチフィラメント
の熱応力は高収縮成分マルチフィラメントのそれよりも
常に低く、又織布の仕上セット温度に相当する乾熱18
0℃の温度での熱収縮率差は第10図に示すように2.
5カであシ、又該異収縮混繊糸を一般糸の標準的条件で
ある糸張力α25 fld下で糸速度120m/分、乾
熱110℃で7秒間(この処理時間は、多く用いられて
いる津田駒工業株式会社製KS−J型ワービングサイザ
ーを糸速120m/分で通す時の乾燥時間に相当)処理
した後、潜水中で自由状態でリラックスさせたところ充
分なバルクが発現した。
線は、第7図に示す通シ低収縮成分マルチフィラメント
の熱応力は高収縮成分マルチフィラメントのそれよりも
常に低く、又織布の仕上セット温度に相当する乾熱18
0℃の温度での熱収縮率差は第10図に示すように2.
5カであシ、又該異収縮混繊糸を一般糸の標準的条件で
ある糸張力α25 fld下で糸速度120m/分、乾
熱110℃で7秒間(この処理時間は、多く用いられて
いる津田駒工業株式会社製KS−J型ワービングサイザ
ーを糸速120m/分で通す時の乾燥時間に相当)処理
した後、潜水中で自由状態でリラックスさせたところ充
分なバルクが発現した。
前述の従来の手法による異収縮混繊糸は同じ処理を通し
た時はとんどバルクの発現がなかった。又縮混轍糸は0
.3%と低いものであった。
た時はとんどバルクの発現がなかった。又縮混轍糸は0
.3%と低いものであった。
更に本実施例の異収縮混繊糸を、前記糊付乾燥条件で糊
付し経糸密度、68羽72本人/寸、緯糸密度132本
/寸で平織の織布となしリラックス、精練、中間セット
、アルカリ減量加工、中間セット、染色、仕上セットを
通した仕上布帛は従来の異収縮混繊糸を同一工程に通し
た仕上布帛に比べより一層バルクに富み、かつ弾発性に
富んだ絹様風合を示した。
付し経糸密度、68羽72本人/寸、緯糸密度132本
/寸で平織の織布となしリラックス、精練、中間セット
、アルカリ減量加工、中間セット、染色、仕上セットを
通した仕上布帛は従来の異収縮混繊糸を同一工程に通し
た仕上布帛に比べより一層バルクに富み、かつ弾発性に
富んだ絹様風合を示した。
実施例2
第2図の延伸装置fを用い、11と12は1.400m
/分の速度で紡糸巻取られ九延伸後25.Odとナルポ
リエステルのブライド三角断面18フイラメントの同種
の未延伸糸であり、供給ローラー13によって同時に供
給し、表面温度83℃の加熱ローラー14との間で1.
010の倍率で予備張力を与え次いで表面温度110℃
の加熱ピン15に糸束Aを1回巻き、表面温度°110
℃の加熱ローラー16で糸束Aと糸束Bとを合せ、加熱
ローラー14と加熱ローラー16の開で延伸倍率180
ヤ両糸束を延伸し、加熱ローラー16を出なところでガ
イド19でAとBの糸束を分はデリベリローラー18と
の間のフィード比’iiQ、980とし、糸束Aを18
5℃でプレートヒーター17で熱処理しデリベリローラ
ー部で両糸束A、Bt−合糸し、リングツイスタ−20
によって異収縮混繊糸21七して巻取った。この時の延
伸張力は加熱ビン15の後の糸束Bの張力が33g、糸
束Aの張力17、5Fでありプレートヒーター17の下
の糸束Aの張力は6.0 gであった。
/分の速度で紡糸巻取られ九延伸後25.Odとナルポ
リエステルのブライド三角断面18フイラメントの同種
の未延伸糸であり、供給ローラー13によって同時に供
給し、表面温度83℃の加熱ローラー14との間で1.
010の倍率で予備張力を与え次いで表面温度110℃
の加熱ピン15に糸束Aを1回巻き、表面温度°110
℃の加熱ローラー16で糸束Aと糸束Bとを合せ、加熱
ローラー14と加熱ローラー16の開で延伸倍率180
ヤ両糸束を延伸し、加熱ローラー16を出なところでガ
イド19でAとBの糸束を分はデリベリローラー18と
の間のフィード比’iiQ、980とし、糸束Aを18
5℃でプレートヒーター17で熱処理しデリベリローラ
ー部で両糸束A、Bt−合糸し、リングツイスタ−20
によって異収縮混繊糸21七して巻取った。この時の延
伸張力は加熱ビン15の後の糸束Bの張力が33g、糸
束Aの張力17、5Fでありプレートヒーター17の下
の糸束Aの張力は6.0 gであった。
得られた異収縮混繊糸21について実施例1と同様な証
価をし念結果はぼ同じ特性と効果を示し九。
価をし念結果はぼ同じ特性と効果を示し九。
実施例3
第1図と同じ装置を用い第3図に示すような糸道を通し
た。用いた未延伸糸は実施例2と同じ本ので22.25
に示される。最終的に高収縮成分マルチフィラメント用
の未延伸糸23はフィードローラー24に供給され、表
面温度83℃の加熱ローラー25との間で1.051の
倍率で予備延伸し最終的に低収縮成分マルチフィラメン
ト用の未延伸糸22はフィードローラー24f:通すこ
となく加熱ローラー25に供給され引続き両糸束は表面
温度110℃の加熱ローラー26との間で延伸倍率2.
700で延伸されその後加熱ローラー26を出たととろ
でガイド29で八とBの糸束を分け、デリベリローラー
28との間のフィード比を(1980とし糸束^を18
5℃でプレートヒーター27で熱処理し、デリベリロー
ラー28部で両糸束へ。
た。用いた未延伸糸は実施例2と同じ本ので22.25
に示される。最終的に高収縮成分マルチフィラメント用
の未延伸糸23はフィードローラー24に供給され、表
面温度83℃の加熱ローラー25との間で1.051の
倍率で予備延伸し最終的に低収縮成分マルチフィラメン
ト用の未延伸糸22はフィードローラー24f:通すこ
となく加熱ローラー25に供給され引続き両糸束は表面
温度110℃の加熱ローラー26との間で延伸倍率2.
700で延伸されその後加熱ローラー26を出たととろ
でガイド29で八とBの糸束を分け、デリベリローラー
28との間のフィード比を(1980とし糸束^を18
5℃でプレートヒーター27で熱処理し、デリベリロー
ラー28部で両糸束へ。
Bを合糸し、リングツイスタ−30によって異収縮混峻
糸31として巻取った。この時糸束AとBのトータル延
伸倍率は糸束Bが1.051 X 2.700+183
8 でおり糸束Aが2.700であり糸束^の方が低
かった。このことは、延伸する際に糸束^より吃糸束B
の供給量が少く、供給量に差をもたせ九ことを意味する
。延伸張力(加熱ローラー25と、同じく加熱ローラー
26との間の張力〕は糸束Aが1五〇y1糸束Bが17
. ’ Pであや、プレートヒーター27の下の糸束A
の張力が5.Orであった。得られた異収縮混繊糸31
について実施例1と同様な評価をし六結果はぼこれと同
じ特性と効果を示し念。
糸31として巻取った。この時糸束AとBのトータル延
伸倍率は糸束Bが1.051 X 2.700+183
8 でおり糸束Aが2.700であり糸束^の方が低
かった。このことは、延伸する際に糸束^より吃糸束B
の供給量が少く、供給量に差をもたせ九ことを意味する
。延伸張力(加熱ローラー25と、同じく加熱ローラー
26との間の張力〕は糸束Aが1五〇y1糸束Bが17
. ’ Pであや、プレートヒーター27の下の糸束A
の張力が5.Orであった。得られた異収縮混繊糸31
について実施例1と同様な評価をし六結果はぼこれと同
じ特性と効果を示し念。
実施例4 “
84図は空気交絡装置4o及びデリベリローラー41以
外は第2図と全く同じ機能を有する装置を用い、実施例
20条件1手法でデリベリローラーs etでに合糸さ
れた異収縮混線糸となし、デリベリローラー38と41
との間のフィード比をα990として空気交絡装置40
により交絡度45個/mの交絡を与え、リングツイスタ
−42にょシ異収縮混繊糸43として巻取った。#異収
縮混繊糸を無糊で整経しく但しアフターオイリング剤付
与、付着fit5%)ビームに巻取シ経糸密度68羽7
2本人れ7寸、緯糸として実施例2の異収縮混線糸を用
いて緯糸密度132本/寸で平織の織物をウォータージ
ェットルームで480回転/分の速変で製織した。この
結果、経糸の集束性は非常に良好で、織機の綜絖や筬で
毛羽が発生して織機が停台することが少なく織機の稼動
率は9五2にであり、この稼動率は従来の異収縮混線糸
を糊付して製織した場合め89,2%より良好であった
。得られた織布を実施例1と同じウェット工程を通して
最終仕上製品とした。本発明によって得られた製品のバ
ルクと弾発性は実施例2の製品よりも良好であり、勿論
従来の異収縮混線糸の製品より良好であっ念。
外は第2図と全く同じ機能を有する装置を用い、実施例
20条件1手法でデリベリローラーs etでに合糸さ
れた異収縮混線糸となし、デリベリローラー38と41
との間のフィード比をα990として空気交絡装置40
により交絡度45個/mの交絡を与え、リングツイスタ
−42にょシ異収縮混繊糸43として巻取った。#異収
縮混繊糸を無糊で整経しく但しアフターオイリング剤付
与、付着fit5%)ビームに巻取シ経糸密度68羽7
2本人れ7寸、緯糸として実施例2の異収縮混線糸を用
いて緯糸密度132本/寸で平織の織物をウォータージ
ェットルームで480回転/分の速変で製織した。この
結果、経糸の集束性は非常に良好で、織機の綜絖や筬で
毛羽が発生して織機が停台することが少なく織機の稼動
率は9五2にであり、この稼動率は従来の異収縮混線糸
を糊付して製織した場合め89,2%より良好であった
。得られた織布を実施例1と同じウェット工程を通して
最終仕上製品とした。本発明によって得られた製品のバ
ルクと弾発性は実施例2の製品よりも良好であり、勿論
従来の異収縮混線糸の製品より良好であっ念。
発明の効果
以上の実施例は本発明のほんの数例を示すものであるが
、これでも充分明らかなように本発明によって得られる
異収縮混繊糸は織物の経糸準備としての糊付乾燥工程を
一般糸と同じ高速、高温で通しても後工程でのリラック
ス工程で充分なバルクを発現することが出来るので糊付
乾燥工程のコストを合理化出来る。又、この糸を経糸の
み、経糸及び緯糸、或は緯糸のみに用いた織布布帛を前
述のようなウェット工程を通しても一旦リラックス工程
で発現したバルクが中間セット、染色、仕上セットのよ
うな高温域の工程で大巾に減少することはなく、極めて
バルクと弾発性に富んだ優れ六組様風合の仕上織物を得
ることを可能とするものである。
、これでも充分明らかなように本発明によって得られる
異収縮混繊糸は織物の経糸準備としての糊付乾燥工程を
一般糸と同じ高速、高温で通しても後工程でのリラック
ス工程で充分なバルクを発現することが出来るので糊付
乾燥工程のコストを合理化出来る。又、この糸を経糸の
み、経糸及び緯糸、或は緯糸のみに用いた織布布帛を前
述のようなウェット工程を通しても一旦リラックス工程
で発現したバルクが中間セット、染色、仕上セットのよ
うな高温域の工程で大巾に減少することはなく、極めて
バルクと弾発性に富んだ優れ六組様風合の仕上織物を得
ることを可能とするものである。
第1図〜第4図は夫々本発明方法を実施する六めの装置
の概略側面図、 第5図は従来方法によって得られた異収縮混繊糸の高・
低側収縮成分マルチフィラメントの乾熱収11率の温度
変化を示すグラフ、 第6図は第5図の場合と同じ糸を熱処理した後の高・低
置収縮取分マルチフィラメントの乾熱収縮率の温度変化
を示すグラフ。 第7図並びに第8図は夫々本1発明並びに従来技術によ
る異収縮混繊糸の両成分マルチフィラメントの熱応力の
グラフ、 第9図は本発明の製造に用いられるMDFLに差のある
未延伸糸の延伸倍率と応力との関係を示すグラフ。 及び 第10図は本発明の方法によって得られた異収縮混繊糸
の高−低両収縮成分マルテフィラメントの乾熱収縮率の
温度変化を示すグラフ、である。 1、It、22.31・・・低収縮成分マルチフィラメ
ント用未 延伸糸 2.12,23.32・・・高収縮成分マルチフィラメ
ント用未 延伸糸
の概略側面図、 第5図は従来方法によって得られた異収縮混繊糸の高・
低側収縮成分マルチフィラメントの乾熱収11率の温度
変化を示すグラフ、 第6図は第5図の場合と同じ糸を熱処理した後の高・低
置収縮取分マルチフィラメントの乾熱収縮率の温度変化
を示すグラフ。 第7図並びに第8図は夫々本1発明並びに従来技術によ
る異収縮混繊糸の両成分マルチフィラメントの熱応力の
グラフ、 第9図は本発明の製造に用いられるMDFLに差のある
未延伸糸の延伸倍率と応力との関係を示すグラフ。 及び 第10図は本発明の方法によって得られた異収縮混繊糸
の高−低両収縮成分マルテフィラメントの乾熱収縮率の
温度変化を示すグラフ、である。 1、It、22.31・・・低収縮成分マルチフィラメ
ント用未 延伸糸 2.12,23.32・・・高収縮成分マルチフィラメ
ント用未 延伸糸
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2本の未延伸糸を用いて延撚機上で異収縮混繊糸を
製造するに際し、最終的に低収縮成分マルチフィラメン
トとなる糸束Aの方が最終的に高収縮マルチフィラメン
トとなる糸束Bよりも、より低い延伸張力となるように
して延伸し、次いで両糸束A、Bをフィード比が0.9
40から1.020の範囲で供給し糸束Aを160℃以
上の温度で熱処理した後、合糸し、必要に応じ交絡を施
こして巻取ることを特徴とする異収縮混繊糸の製造方法
。 2、低収縮成分マルチフィラメントとして高収縮成分マ
ルチフィラメントよりもより高いMDRを持つ未延伸糸
を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
異収縮混繊糸の製造方法。 ここでMDRは未延伸糸の破断するまでの最高延伸倍率
を云う。 3、高収縮成分マルチフィラメントは擦過体を用いて延
伸し低収縮成分マルチフィラメントはローラー対を用い
て延伸することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の異収縮混繊糸の製造方法。 4、高収縮成分マルチフィラメント用未延伸糸よりも、
低収縮成分マルチフィラメント用未延伸糸の延伸張力が
低くなるように未延伸糸の供給量に差をもたせることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の異収縮混繊糸の
製造方法。 5、高収縮成分、低収縮成分マルチフィラメントともポ
リエステル系繊維であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項、第2項、第3項或は第4項記載の異収縮混繊
糸の製造方法。 6、乾熱180℃までの熱応力値が最終混繊糸において
低収縮成分マルチフィラメントの方が高収縮成分マルチ
フィラメントより常に低いことを特徴とする特許請求の
範囲第1項、第2項、第3項、第4項或は第5項記載の
異収縮混繊糸の製造方法。 7、30個/m以上の交絡部を付与することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第
5項或は第6項記載の異収縮混繊糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14523484A JPS6128041A (ja) | 1984-07-14 | 1984-07-14 | 異収縮混繊糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14523484A JPS6128041A (ja) | 1984-07-14 | 1984-07-14 | 異収縮混繊糸の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6128041A true JPS6128041A (ja) | 1986-02-07 |
Family
ID=15380435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14523484A Pending JPS6128041A (ja) | 1984-07-14 | 1984-07-14 | 異収縮混繊糸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128041A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62243839A (ja) * | 1986-04-17 | 1987-10-24 | 三菱レイヨン株式会社 | 濃染性ポリエステル嵩高糸 |
JPS63126934A (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-30 | 株式会社クラレ | ポリエステル特殊混繊糸の製造法 |
-
1984
- 1984-07-14 JP JP14523484A patent/JPS6128041A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62243839A (ja) * | 1986-04-17 | 1987-10-24 | 三菱レイヨン株式会社 | 濃染性ポリエステル嵩高糸 |
JPS63126934A (ja) * | 1986-11-14 | 1988-05-30 | 株式会社クラレ | ポリエステル特殊混繊糸の製造法 |
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