JPS61280008A - 垂直磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ＶＴＲ，磁気ディスクなどの磁気記録再生装
置に係り、特に多機能のヘッドを備えた垂直磁気記録再
生装置に関する。

〔発明の背景〕

従来の面内磁気記録再生装置に較べて、記録密度を大幅
に向上できるとされている垂直磁気記録再生装置には、
たとえば、米国特許第３，３１３，８８９号明細書に記
載されているような補助磁極励磁型磁気ヘッドをそなえ
た垂直磁気記録再生装置や、特開昭５７−２１０４１５
号公報に記載の主磁極励磁型磁気ヘッドをそなえた垂直
磁気記録再生装置などがある。

ところで、現在使用されている面内磁気記録再生装置、
たとえばＶＴＲや磁気ディスクの装置などでは、広いギ
ャップ長のヘッドで記録した後、狭いギャップ長のヘッ
ドで記録したことにより線記録密度を向上させたり、ト
ラック幅やアジマス角を異にした複数のヘッドを備える
ことによりトラック幅方向の記録密度を向上または選択
させたりすることが行なわれている。

垂直磁気記録再生装置においても、前記面内磁気記録装
置と同様に、主磁極膜厚、トラック幅。

アジマス角などを異にした複数のヘッドを備えることに
より、記録密度を向上または選択することができると考
えられる。

しかしながら、従来の磁気記録再生装置に用いられてい
る複数のヘッドは、それぞれが独立しているために、こ
れらを装置に設置する場合には。

トラック合わせ、アジマス合わせが必要であり、このト
ラック合わせアジマス合わせを行なうためのへラドマウ
ントが大きくなり、かつ個数が多いためコスト高になる
などの問題点があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、高密度記録が可能な、小型かつ安価な
垂直磁気記録再生装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するための本発明の基本的な構成は、第
１図に示すように、球状または球の一部分より成る形状
の主磁極保持体２の内部に、該主磁極保持体の球中心か
ら放射状またはそれに近い方向にトラック幅、形状、ア
ジマス角、材質、磁気特性などを異にした複数の主磁極
１を配置し、該主磁極保持体２をあらゆる方向に回転さ
せることにより任意の主磁極を選択し、垂直記録媒体３
と接触させ記録再生を行なうものである。

すなわち本発明の装置は、トラック幅、形状。

アジマス角、材質、磁気特性等の異なる複数の垂直磁気
記録用ヘッドを有する主磁極保持体を、記録媒体に対し
て、上記いずれかの主磁極が接触し記録再生が行なえる
よう主磁極の選択交換を行なうために駆動する機構を備
えたものである。

これにより、必要な数の垂直磁気記録用磁気ヘッドを個
々にマウントすることなく、小型で多機能の垂直磁気記
録再生装置を安価に得ることができる。

〔発明の実施例〕

（実施例１） 第２図（Ａ）（Ｂ）に本発明による補助磁極励磁型磁気
ヘッドをそなえた垂直磁気記録再生装置の実施例を示す
。

本装置は、複数の主磁極２１．２１’　を配置した主磁
極保持体２２．２２’　を図中の矢印ａ、ｂ。

ｃ、ｄの方向に、それぞれ回転または傾斜させることに
より任意の主磁極を選択し、記録媒体２３゜２３′に接
触させ記録再生を行なうものである。

主磁極保持体２２．２２’　を回転または傾斜させるた
めの、駆動装置に、小型モーターｔｆｔｔ磁プランジャ
、圧電素子などを組合わせて用いると、高速かつ小型の
記録再生装置を実現できる。

（実施例２） 第３図（Ａ）に、トラック幅と膜厚の異なる４種類の主
磁極を備えた１本発明による磁気ヘッドの他の実施例を
示す。

本実施例による磁気ヘッドは、磁性または非磁性の補助
コア３３の両側面に、膜厚の異なる強磁性薄膜３１．３
２を形成し、さらに、該薄膜３１゜３２の両面に磁性補
助コア３４．３４’　と磁束還流用補助磁極３５．３５
’　を形成した。主磁極励磁型垂直磁気記録ヘッドであ
る主磁極３１，３２゜３１’　、３２’のトラック幅と
膜厚の関係は第１表のようになっている。

第１表 ３１．３２は、それぞれ狭トラツク時の記録用と再生用
ヘッド、３１’　、３２’は、それぞれ広トラツク時の
記録用と再生用ヘッドとして使用する。記録再生時には
、第３図（Ｂ）に示すようにヘッドブロック３５．３５
’　を記録媒体３０に対してθ１の角度に傾け、必要な
主磁極のみ、たとえば ３２′を選択し記録媒体３０と接触させるが、この時、
他の使用しない主磁極、たとえば３１′によって記録再
生されないよう、主磁極３１′の先端と媒体３０との距
離Ｑが十分に保たれないようにθ、を設定する。

なお、ヘッドと媒体が接触する曲面３８は、完全な円筒
面または球面である必要はなく、平面や他の曲面と組合
わせ、最適なヘッドタッチが得られるようにするとよい
。

（実施例３） 第４図（Ａ）に、トラック幅と膜厚の異なる４種類の主
磁極を備えた垂直磁気記録用磁気ヘッドのもう一つの実
施例を示す。

本磁気ヘッドは、磁性または非磁性の補助コア４３の両
側面に、膜厚の異なる強磁性薄膜４８゜４９を形成し、
さらに、該薄膜４８．４９の両面に磁性補助コア４４．
４４’　と磁束還流用補助磁極４５．４５’を形成した
後、トラック幅を規定するために、該薄膜４８．４９先
端に切欠き４０を入れた主磁極励磁型垂直磁気記録ヘッ
ドである。

主磁極４１，４２．４１’　、４２’のトラック幅。

膜厚、使用目的の関係は第２表のようになっている。

第２表 記録再生時には、ヘッドブロック４５．４５’全体を記
録媒体に対して傾けることにより、４つの主磁極のうち
いずれか１つを垂直記録媒体と接触させ記録再生砂行な
うが、実施例２と同様に、他の残り３つの主磁極によっ
て記録再生されないよう、ヘッドブロック４５．４５’
の傾き角θ２゜θ、を適当な値に設定する。

なお、ヘッドと媒体の接触面５０は、平面やいろいろな
曲面と組合わせて最適なヘッドタッチが得られるように
するとよい。

前記実施例の２．および３に述べた第３図（Ａ）および
第４図（Ｂ）の複数の主磁極を有する主磁極励磁型磁気
ヘッドは、従来の主磁極励磁型磁気ヘッドの製造方法と
、はぼ同様の方法で製造でき、主磁極励磁型磁気ヘッド
そのものを本発明における主磁極保持体として使用でき
るので、本実施例の装置に用ことより、極めて小型で、
かつ安価な垂直磁気記録再生装置が実現できる。

また、実施例２では２個の主磁極に、実施例３では４個
の主磁極に巻線を施すことができるため。

個々の主磁極に巻線を施す場合に比較して、巻線の工程
を簡略化できるという利点も有する。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明を用いることにより。

１つの磁気ヘッド保持体が多機能に使用できるので、小
型で安価な垂直磁気記録再生装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の概念図である。第２図（Ａ）（Ｂ）
は、本発明の実施例としての補助磁極励磁型垂直磁気記
録再生装置の斜視図である。第３図（Ａ）は、本発明の
実施例としての主磁極励磁型垂直磁気ヘッドの斜視図で
ある。第３図（Ｂ）は、第３図（Ａ）の磁気ヘッドが記
録媒体と接触している状態の拡大断面図である。第４図
（Ａ）は、本発明による主磁極励磁型垂直磁気ヘッドの
もう１つの実施例の斜視図である。第４図（Ｂ）。 （Ｃ）は第４図（Ａ）の磁気ヘッドが記録媒体と接触し
ている状態の断面図である。 １．２１．２１’　、３１．３１’　、３２．３２’　
。 ４１．４１’　、４２．４２’・・・主磁極、４８゜４
９・・・強磁性薄膜、２，２２．２２’・・・主磁極保
持体、３，２３．２３’　、３０．５３，５３’・・・
垂直磁気記録媒体、４，２４，２４’・・・補助磁極、
３３．４３・・・磁性または非磁性の補助コア、３４゜
尊１目 ￥−２因 寥３目

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の主磁極を備えた主磁極保持体と、前記主磁極
   のうち少なくとも１個の選択された主磁極が記録媒体と
   接触するように上記主磁極保持体を駆動する機構、を備
   えた垂直磁気記録再生装置。 ２、特許請求範囲第１項の垂直磁気記録再生装置におい
   て、トラック幅、形状、アジマス角、材質、磁気特性の
   うちの少なくとも１種が異なる主磁極を有することを特
   徴とする垂直磁気記録再生装置。 ３、特許請求範囲第１項もしくは第２項に記載の垂直磁
   気記録再生装置において、前記主磁極保持体は複数の主
   磁極を有する主磁極励磁型垂直磁気ヘッドから成ること
   を特徴とする垂直磁気記録再生装置。 ４、特許請求範囲第３項に記載の垂直磁気記録再生装置
   において、２個以上の複数の主磁極に一括して巻線を施
   すことを特徴とする垂直磁気記録再生装置。