JP3254743B2 - 位置決め信号の書き込み方法 - Google Patents
位置決め信号の書き込み方法Info
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- JP3254743B2 JP3254743B2 JP21793592A JP21793592A JP3254743B2 JP 3254743 B2 JP3254743 B2 JP 3254743B2 JP 21793592 A JP21793592 A JP 21793592A JP 21793592 A JP21793592 A JP 21793592A JP 3254743 B2 JP3254743 B2 JP 3254743B2
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5526—Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に凹凸パターンを
有する非磁性支持体上に磁性層が形成されて成る磁気デ
ィスクに対する磁気ヘッドの位置決め信号の書き込み方
法及びその書き込み装置に係わる。
有する非磁性支持体上に磁性層が形成されて成る磁気デ
ィスクに対する磁気ヘッドの位置決め信号の書き込み方
法及びその書き込み装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置において記録容量の増
大化をはかる手段としてトラック密度の向上がはかられ
ており、これを実現するために磁気ヘッドの位置決めい
わゆるトラッキングを精度良く行うことが要求され、種
々のトラッキングサーボ方式が開発されている。このよ
うな方式では、磁気ヘッドによって磁気ディスク上に書
き込まれた位置決め信号を読み出して、この信号に応じ
てヘッドアクチュエータを制御することによって再生用
の磁気ヘッドをトラック中央に位置させるようになされ
ている。
大化をはかる手段としてトラック密度の向上がはかられ
ており、これを実現するために磁気ヘッドの位置決めい
わゆるトラッキングを精度良く行うことが要求され、種
々のトラッキングサーボ方式が開発されている。このよ
うな方式では、磁気ヘッドによって磁気ディスク上に書
き込まれた位置決め信号を読み出して、この信号に応じ
てヘッドアクチュエータを制御することによって再生用
の磁気ヘッドをトラック中央に位置させるようになされ
ている。
【0003】この位置決め信号を磁気ヘッドによって書
き込む場合、この位置決め信号の精度によってトラッキ
ング精度が決まることから、専用のヘッド送り機構が必
要となり、送り機構の精度によって高トラック密度化が
阻まれていた。
き込む場合、この位置決め信号の精度によってトラッキ
ング精度が決まることから、専用のヘッド送り機構が必
要となり、送り機構の精度によって高トラック密度化が
阻まれていた。
【0004】この問題を解決するために、磁気ディスク
の位置決め信号を書き込む領域に、予め非磁性支持体の
表面に凹凸を形成した後磁性層を被着して構成し、凹部
と凸部に逆極性の信号を書き込むことにより、フォトリ
ソグラフィ等による凹凸形成精度を利用して位置決め信
号の精度の向上をはかる方法が提案されている(例えば
特開平3─228219号公開公報)。
の位置決め信号を書き込む領域に、予め非磁性支持体の
表面に凹凸を形成した後磁性層を被着して構成し、凹部
と凸部に逆極性の信号を書き込むことにより、フォトリ
ソグラフィ等による凹凸形成精度を利用して位置決め信
号の精度の向上をはかる方法が提案されている(例えば
特開平3─228219号公開公報)。
【0005】このように表面に凹凸を有する磁性層に信
号を書き込む場合、その凸部と凹部の磁気ヘッドからの
距離の違いを利用して、記録信号を容易に逆極性として
書き込むことができる。即ち、凸部の磁性層は磁気ヘッ
ドから比較的近いために信号を容易に反転させることが
できるが、凹部の磁性層は磁気ヘッドから遠いために比
較的弱い磁界しか加わらず記録信号の反転は生じにく
い。
号を書き込む場合、その凸部と凹部の磁気ヘッドからの
距離の違いを利用して、記録信号を容易に逆極性として
書き込むことができる。即ち、凸部の磁性層は磁気ヘッ
ドから比較的近いために信号を容易に反転させることが
できるが、凹部の磁性層は磁気ヘッドから遠いために比
較的弱い磁界しか加わらず記録信号の反転は生じにく
い。
【0006】そこで、このような磁気ディスクに位置決
め信号を書き込む場合、例えばその方法の一例を図15
A及びBに示すように、非磁性支持体11の表面に凹凸
が形成されて、この上に磁性層12が全面的に被着され
て成る磁気ディスク1に対して、先ず図15Aに示すよ
うに、磁気ギャップGのギャップ幅ga が比較的幅広と
された磁気ヘッド2aに直流消去電流を印加して、凹部
14にまで達する比較的強い磁場M1 を発生させ、例え
ば磁気ディスク1を矢印aで示す走行方向に回転させな
がら磁気ヘッド2aを半径方向に移動して、磁性層12
の凸部13及び凹部14を含んで全面的に矢印m1 で模
式的に磁化の向きを示すように書き込みを行う。
め信号を書き込む場合、例えばその方法の一例を図15
A及びBに示すように、非磁性支持体11の表面に凹凸
が形成されて、この上に磁性層12が全面的に被着され
て成る磁気ディスク1に対して、先ず図15Aに示すよ
うに、磁気ギャップGのギャップ幅ga が比較的幅広と
された磁気ヘッド2aに直流消去電流を印加して、凹部
14にまで達する比較的強い磁場M1 を発生させ、例え
ば磁気ディスク1を矢印aで示す走行方向に回転させな
がら磁気ヘッド2aを半径方向に移動して、磁性層12
の凸部13及び凹部14を含んで全面的に矢印m1 で模
式的に磁化の向きを示すように書き込みを行う。
【0007】そしてこの後図15Bに示すように、磁気
ギャップGのギャップ幅gb が比較的幅狭とされた磁気
ヘッド2bによって逆方向に直流消去電流を印加して、
凹部14の磁化反転を生じない程度の比較的弱い逆向き
の磁場M2 を発生させ、凸部13のみに逆向きの磁化m
2 を全面的に書き込むようにする。
ギャップGのギャップ幅gb が比較的幅狭とされた磁気
ヘッド2bによって逆方向に直流消去電流を印加して、
凹部14の磁化反転を生じない程度の比較的弱い逆向き
の磁場M2 を発生させ、凸部13のみに逆向きの磁化m
2 を全面的に書き込むようにする。
【0008】このように位置決め信号を書き込むことに
より、位置決め信号の精度は磁気ヘッドの送り精度によ
ることなく、凹凸のパターニング精度で決定され、高ト
ラック密度化をはかることが可能となる。
より、位置決め信号の精度は磁気ヘッドの送り精度によ
ることなく、凹凸のパターニング精度で決定され、高ト
ラック密度化をはかることが可能となる。
【0009】しかしながらこの場合、磁気ギャップのギ
ャップ幅が異なる2種類の磁気ヘッドを必要となり、ま
たこれらの磁気ヘッドを交換する作業が必要となるた
め、生産効率に劣るという問題がある。特にハードディ
スク媒体ではディスクの両面に記録領域が設けられるた
め、1枚の磁気ディスクにつき2回の磁気ヘッドの交換
作業が必要となって作業工程数が多くなり、生産性に劣
るという問題がある。
ャップ幅が異なる2種類の磁気ヘッドを必要となり、ま
たこれらの磁気ヘッドを交換する作業が必要となるた
め、生産効率に劣るという問題がある。特にハードディ
スク媒体ではディスクの両面に記録領域が設けられるた
め、1枚の磁気ディスクにつき2回の磁気ヘッドの交換
作業が必要となって作業工程数が多くなり、生産性に劣
るという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うな表面に凹凸が形成されて成る磁気ディスクに対する
位置決め信号の書き込み方法及び書き込み装置におい
て、磁気ヘッドの交換作業を行うことなく、簡単に書き
込み作業を行えるようにして、生産性の向上をはかるこ
とを目的とする。
うな表面に凹凸が形成されて成る磁気ディスクに対する
位置決め信号の書き込み方法及び書き込み装置におい
て、磁気ヘッドの交換作業を行うことなく、簡単に書き
込み作業を行えるようにして、生産性の向上をはかるこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一例の模
式的説明図を図1A及びBに示すように、表面に凹凸形
状を有する非磁性基板11上に磁性層12が形成された
磁気ディスク1に対する位置決め信号の書き込み方法に
おいて、磁気ディスク1を回転させて、磁気ヘッド2に
第1の直流電流を印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気
ディスク1上の半径方向に移動させ、磁気ディスク1の
凹部13と凸部14の磁性層12を全て同一方向に磁化
した後、第1の直流電流とは逆極性の第2の直流電流を
磁気ヘッド2に印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気デ
ィスク1上の半径方向に移動させ、磁気ディスク1の凸
部13の磁性層12のみを逆向きに磁化する。
式的説明図を図1A及びBに示すように、表面に凹凸形
状を有する非磁性基板11上に磁性層12が形成された
磁気ディスク1に対する位置決め信号の書き込み方法に
おいて、磁気ディスク1を回転させて、磁気ヘッド2に
第1の直流電流を印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気
ディスク1上の半径方向に移動させ、磁気ディスク1の
凹部13と凸部14の磁性層12を全て同一方向に磁化
した後、第1の直流電流とは逆極性の第2の直流電流を
磁気ヘッド2に印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気デ
ィスク1上の半径方向に移動させ、磁気ディスク1の凸
部13の磁性層12のみを逆向きに磁化する。
【0012】また本発明は、上述の位置決め信号の書き
込み方法において、第2の直流電流を、第1の直流電流
に比しその電流値を小として書き込みを行う。
込み方法において、第2の直流電流を、第1の直流電流
に比しその電流値を小として書き込みを行う。
【0013】更にまた本発明は、図2A及びBにその一
例の模式的説明図を示すように、第1の直流電流を印加
するときの磁気ヘッド2の浮上量d1 を、第2の直流電
流を印加するときの磁気ヘッド2の浮上量d2 に比し小
とする。
例の模式的説明図を示すように、第1の直流電流を印加
するときの磁気ヘッド2の浮上量d1 を、第2の直流電
流を印加するときの磁気ヘッド2の浮上量d2 に比し小
とする。
【0014】また本発明は、図3A及びBにその一例の
模式的説明図を示すように、表面に凹凸形状を有する非
磁性基板11上に磁性層12が形成された磁気ディスク
1に対する位置決め信号の書き込み方法において、磁気
ディスク1を回転させて、磁気ディスク1の半径と同一
か又はそれ以上の長さの第1の磁石21と、磁気ディス
ク1の半径と同一か又はそれ以上の長さの第2の磁石2
2とを、互いに異なる磁極が対向するようにして磁気デ
ィスク1を挟むように第1の磁石21と第2の磁石22
の対向する面の中心がややずれた位置となるように配置
して、磁気ディスク1の凹部14と凸部13の磁性層1
2を全て同一方向に磁化し、次いで上記磁化方向とは逆
向きに凸部13の磁性層12を磁化するように極性が選
定された直流電流を磁気ヘッド2に印加しながら磁気ヘ
ッド2を磁気ディスク1上の半径方向に移動させ、磁気
ディスク1の凸部13の磁性層12のみを逆向きに磁化
する。
模式的説明図を示すように、表面に凹凸形状を有する非
磁性基板11上に磁性層12が形成された磁気ディスク
1に対する位置決め信号の書き込み方法において、磁気
ディスク1を回転させて、磁気ディスク1の半径と同一
か又はそれ以上の長さの第1の磁石21と、磁気ディス
ク1の半径と同一か又はそれ以上の長さの第2の磁石2
2とを、互いに異なる磁極が対向するようにして磁気デ
ィスク1を挟むように第1の磁石21と第2の磁石22
の対向する面の中心がややずれた位置となるように配置
して、磁気ディスク1の凹部14と凸部13の磁性層1
2を全て同一方向に磁化し、次いで上記磁化方向とは逆
向きに凸部13の磁性層12を磁化するように極性が選
定された直流電流を磁気ヘッド2に印加しながら磁気ヘ
ッド2を磁気ディスク1上の半径方向に移動させ、磁気
ディスク1の凸部13の磁性層12のみを逆向きに磁化
する。
【0015】また更に本発明は、図4A及びBにその一
例の模式的説明図を示すように、表面に凹凸形状を有す
る非磁性基板11上に磁性層12が形成された磁気ディ
スク1に対する位置決め信号の書き込み方法において、
磁気ディスク1を回転させて、磁気ディスク1の半径方
向と同一か又はそれ以上の長さの第1の磁石21と、磁
気ディスク1の半径と同一か又はそれ以上の長さの第2
の磁石22を互いに異なる磁極が対向するようにして磁
気ディスク1を挟むように第1の磁石21と第2の磁石
22の対向する面の中心がややずれた位置となるように
配置し、磁気ディスク1の凹部14と凸部13の磁性層
12を全て同一方向に磁化し、次いで上記磁化方向とは
逆向きに凸部13の磁性層12を磁化するように極性を
配置した磁気ディスク1の半径と同一か又はそれ以上の
長さの第3の磁石及び又は第4の磁石、この場合第3の
磁石23のみを磁気ディスク1上に配置して、凸部13
の磁性層12のみを上記磁化方向とは逆向きに磁化す
る。
例の模式的説明図を示すように、表面に凹凸形状を有す
る非磁性基板11上に磁性層12が形成された磁気ディ
スク1に対する位置決め信号の書き込み方法において、
磁気ディスク1を回転させて、磁気ディスク1の半径方
向と同一か又はそれ以上の長さの第1の磁石21と、磁
気ディスク1の半径と同一か又はそれ以上の長さの第2
の磁石22を互いに異なる磁極が対向するようにして磁
気ディスク1を挟むように第1の磁石21と第2の磁石
22の対向する面の中心がややずれた位置となるように
配置し、磁気ディスク1の凹部14と凸部13の磁性層
12を全て同一方向に磁化し、次いで上記磁化方向とは
逆向きに凸部13の磁性層12を磁化するように極性を
配置した磁気ディスク1の半径と同一か又はそれ以上の
長さの第3の磁石及び又は第4の磁石、この場合第3の
磁石23のみを磁気ディスク1上に配置して、凸部13
の磁性層12のみを上記磁化方向とは逆向きに磁化す
る。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【作用】上述したように本発明位置決め信号の書き込み
方法においては、1つの磁気ヘッドに第1の直流電流
と、これとは逆極性の第2の直流電流とを順次印加する
ことによって、磁気ディスクの表面の凹凸に対応して逆
向きの磁化を書き込むことができるようにしたものであ
り、1種類の磁気ヘッドのみによって位置決め信号を書
き込むことから、ヘッド交換作業を不要とすることによ
り生産性の向上をはかることができる。またこのような
方法を用いた装置においては1種類の磁気ヘッドのみに
よって構成することができるため、装置構成を簡単化す
ることができる。
方法においては、1つの磁気ヘッドに第1の直流電流
と、これとは逆極性の第2の直流電流とを順次印加する
ことによって、磁気ディスクの表面の凹凸に対応して逆
向きの磁化を書き込むことができるようにしたものであ
り、1種類の磁気ヘッドのみによって位置決め信号を書
き込むことから、ヘッド交換作業を不要とすることによ
り生産性の向上をはかることができる。またこのような
方法を用いた装置においては1種類の磁気ヘッドのみに
よって構成することができるため、装置構成を簡単化す
ることができる。
【0021】本発明においては、このように磁気ディス
ク1の凸部13及び凹部14に逆向きの磁化を書き込む
ために、磁気ヘッド2に印加する直流電流の大きさを変
化させる。或いは他の本発明においては、磁気ヘッド2
の磁気ディスク1の表面からの浮上量を変化させる。こ
のようにすることによって、凸部13と凹部14に達す
る磁場の大きさの違いを利用して、1回目の書き込みの
際には全面的に一方向に磁化させた後、2回目の書き込
みの際には凸部13のみを逆向きに磁化させることによ
って、凸部13と凹部14のパターンに対応して磁化が
逆向きとされた位置決め信号を書き込むことができる。
ク1の凸部13及び凹部14に逆向きの磁化を書き込む
ために、磁気ヘッド2に印加する直流電流の大きさを変
化させる。或いは他の本発明においては、磁気ヘッド2
の磁気ディスク1の表面からの浮上量を変化させる。こ
のようにすることによって、凸部13と凹部14に達す
る磁場の大きさの違いを利用して、1回目の書き込みの
際には全面的に一方向に磁化させた後、2回目の書き込
みの際には凸部13のみを逆向きに磁化させることによ
って、凸部13と凹部14のパターンに対応して磁化が
逆向きとされた位置決め信号を書き込むことができる。
【0022】また他の本発明位置決め信号の書き込み方
法においては、先ず磁気ディスク1の半径以上の長さの
第1及び第2の磁石を用いて磁気ディスク1の磁性層2
を全面的に同一方向に磁化した後、磁気ヘッド又は磁気
ディスク1の半径以上の長さの永久磁石や電磁石等の磁
石を用いて凸部13のみを逆向きに磁化することによっ
て、同様に凹凸パターンに対応する位置決め信号を書き
込むことができ、この場合においてもヘッド交換作業を
不要として生産性の向上をはかり、装置構成を簡単化す
ることができる。
法においては、先ず磁気ディスク1の半径以上の長さの
第1及び第2の磁石を用いて磁気ディスク1の磁性層2
を全面的に同一方向に磁化した後、磁気ヘッド又は磁気
ディスク1の半径以上の長さの永久磁石や電磁石等の磁
石を用いて凸部13のみを逆向きに磁化することによっ
て、同様に凹凸パターンに対応する位置決め信号を書き
込むことができ、この場合においてもヘッド交換作業を
不要として生産性の向上をはかり、装置構成を簡単化す
ることができる。
【0023】
【実施例】以下本発明実施例を図面を参照して詳細に説
明する。各例共に、図5に模式的にそのパターンを示す
ように、磁気ディスク1上に扇状に位置決め信号の書き
込み領域いわゆるサーボゾーン17を設けるセクターサ
ーボ方式を採る場合に適用したものであるが、本発明は
この方式に限ることなくその他全面的に位置決め信号の
書き込み領域が設けられる場合等、種々のトラッキング
サーボ方式に適用し得ることはいうまでもない。
明する。各例共に、図5に模式的にそのパターンを示す
ように、磁気ディスク1上に扇状に位置決め信号の書き
込み領域いわゆるサーボゾーン17を設けるセクターサ
ーボ方式を採る場合に適用したものであるが、本発明は
この方式に限ることなくその他全面的に位置決め信号の
書き込み領域が設けられる場合等、種々のトラッキング
サーボ方式に適用し得ることはいうまでもない。
【0024】このサーボゾーン17が一周に等角度間隔
に約800個設けられ、そのサーボゾーン17内に図6
に示すように、トラック幅方向の長さWが5μm程度、
ディスクの走行方向に沿った長さLが0.7〜2.9μ
m程度とされた長方形の凸部13が信号に対応してパタ
ーン形成されて成る。
に約800個設けられ、そのサーボゾーン17内に図6
に示すように、トラック幅方向の長さWが5μm程度、
ディスクの走行方向に沿った長さLが0.7〜2.9μ
m程度とされた長方形の凸部13が信号に対応してパタ
ーン形成されて成る。
【0025】非磁性支持体上の凹凸パターンの形成方法
としてはRIE(反応性イオンエッチング)法、ガラス
2P(フォトポリマー)法等の種々の方法を適用するこ
とができる。この場合は厚さ0.9mmの非磁性支持体
を用いて、イオンエッチング法によりパターン深さを
0.2μmとして形成した。
としてはRIE(反応性イオンエッチング)法、ガラス
2P(フォトポリマー)法等の種々の方法を適用するこ
とができる。この場合は厚さ0.9mmの非磁性支持体
を用いて、イオンエッチング法によりパターン深さを
0.2μmとして形成した。
【0026】そしてこの上にMo下地層を100nm、
CoPt磁性層を50nm、更にC保護層を10nm順
次スパッタ法により被着して磁気ディスク1を形成し
た。またCr下地層を100nm、磁性層として面内記
録用のCoNiCr磁性層を50nm、更に保護層とし
てCを250nm被着した磁気ディスクも作製した。
CoPt磁性層を50nm、更にC保護層を10nm順
次スパッタ法により被着して磁気ディスク1を形成し
た。またCr下地層を100nm、磁性層として面内記
録用のCoNiCr磁性層を50nm、更に保護層とし
てCを250nm被着した磁気ディスクも作製した。
【0027】このような磁気ディスク1に対し、下記の
各実施例1〜7において示す方法及び装置を用いて、図
6において矢印m1 及びm2 で示すように凸部13と凹
部14において磁化の向きを逆向きとし、位置決め信号
の書き込みを行った。
各実施例1〜7において示す方法及び装置を用いて、図
6において矢印m1 及びm2 で示すように凸部13と凹
部14において磁化の向きを逆向きとし、位置決め信号
の書き込みを行った。
【0028】実施例1 この例においては、上述の磁気ディスク1に対し、先ず
図1Aに示すように、磁気ディスク1を矢印aで示す方
向に回転走行させて、磁気ヘッド2に第1の直流電流を
印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気ディスク1上の半
径方向に移動させ、磁気ディスク1の凹部13と凸部1
4の磁性層12を全て同一方向に磁化する。そしてこの
後図1Bに示すように、第1の直流電流とは逆極性で、
電流値が第1の直流電流に比し小さい第2の直流電流を
磁気ヘッド2に印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気デ
ィスク1上の半径方向に同様にトラックピッチで移動さ
せてスキャンさせ、磁気ディスク1の凸部13の磁性層
12のみを逆向きに磁化して位置決め信号の書き込みを
行った。
図1Aに示すように、磁気ディスク1を矢印aで示す方
向に回転走行させて、磁気ヘッド2に第1の直流電流を
印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気ディスク1上の半
径方向に移動させ、磁気ディスク1の凹部13と凸部1
4の磁性層12を全て同一方向に磁化する。そしてこの
後図1Bに示すように、第1の直流電流とは逆極性で、
電流値が第1の直流電流に比し小さい第2の直流電流を
磁気ヘッド2に印加しながらこの磁気ヘッド2を磁気デ
ィスク1上の半径方向に同様にトラックピッチで移動さ
せてスキャンさせ、磁気ディスク1の凸部13の磁性層
12のみを逆向きに磁化して位置決め信号の書き込みを
行った。
【0029】磁気ヘッド2としては、磁気ギャップGの
ギャップ長g0 が0.4μm、トラック幅100μm、
コイル巻数を28+28(センタータップ巻)のものを
用いた。そしてこの磁気ヘッド2と磁気ディスク1との
相対速度を6m/sとして磁気ディスク1上に浮上させ
た。このときの浮上量dは0.13μmであった。
ギャップ長g0 が0.4μm、トラック幅100μm、
コイル巻数を28+28(センタータップ巻)のものを
用いた。そしてこの磁気ヘッド2と磁気ディスク1との
相対速度を6m/sとして磁気ディスク1上に浮上させ
た。このときの浮上量dは0.13μmであった。
【0030】そして第1の直流電流を60mAとし、第
2の直流電流を変化させて位置決め信号を書き込んだと
きの、再生出力の変化を測定した。この結果を図7に示
す。この場合第2の直流電流としては7〜10mA程度
とするときにサーボ制御に十分なSN比で位置決め信号
を再生することができることがわかる。
2の直流電流を変化させて位置決め信号を書き込んだと
きの、再生出力の変化を測定した。この結果を図7に示
す。この場合第2の直流電流としては7〜10mA程度
とするときにサーボ制御に十分なSN比で位置決め信号
を再生することができることがわかる。
【0031】このように1つの磁気ヘッドによって位置
決め信号を書き込むことができることから、ヘッドの交
換作業を省略することができてディスクの生産性の向上
をはかることができる。
決め信号を書き込むことができることから、ヘッドの交
換作業を省略することができてディスクの生産性の向上
をはかることができる。
【0032】実施例2 この例においては、上述の磁気ディスク1を、位置決め
信号を書き込まずに通常のドライブ装置に組み込んで、
この装置に組み込まれているギャップ長0.4μm、ト
ラック幅10μmの磁気ヘッド2を用い、60mAの第
1の直流電流を印加し、トラック幅と同ピッチで移動さ
せて最外周側から最内周側に向かって半径方向にスキャ
ンさせ、磁性層12を一様に磁化した後、これとは逆極
性の8mAの第2の直流電流を印加して、凸部13のみ
を磁化反転させた。このようにして書かれた位置決め信
号を、すでにドライブに組み込まれている再生用磁気ヘ
ッドで再生したところ、位置決め信号をサーボ動作に必
要なSN比で再生することができた。
信号を書き込まずに通常のドライブ装置に組み込んで、
この装置に組み込まれているギャップ長0.4μm、ト
ラック幅10μmの磁気ヘッド2を用い、60mAの第
1の直流電流を印加し、トラック幅と同ピッチで移動さ
せて最外周側から最内周側に向かって半径方向にスキャ
ンさせ、磁性層12を一様に磁化した後、これとは逆極
性の8mAの第2の直流電流を印加して、凸部13のみ
を磁化反転させた。このようにして書かれた位置決め信
号を、すでにドライブに組み込まれている再生用磁気ヘ
ッドで再生したところ、位置決め信号をサーボ動作に必
要なSN比で再生することができた。
【0033】この場合は従来の方法による場合は不可能
であった通常のドライブ装置での位置決め信号の書き込
みが可能となり、装置の簡略化をはかると共に、生産性
の向上をはかることができる。
であった通常のドライブ装置での位置決め信号の書き込
みが可能となり、装置の簡略化をはかると共に、生産性
の向上をはかることができる。
【0034】実施例3 この例においては、上述の構成による磁気ディスク1に
対し、図2Aに示すように、第1の直流電流を印加する
ときの磁気ヘッド2の浮上量をd1 として磁性層12を
全面的に磁化した後、図2Bに示すように、逆極性の第
2の直流電流を印加するときの磁気ヘッド2の浮上量d
2 を第1の直流電流を印加するときの浮上量d1 に比し
小とし、凸部13のみの磁化反転を行って位置決め信号
の書き込みを行った。
対し、図2Aに示すように、第1の直流電流を印加する
ときの磁気ヘッド2の浮上量をd1 として磁性層12を
全面的に磁化した後、図2Bに示すように、逆極性の第
2の直流電流を印加するときの磁気ヘッド2の浮上量d
2 を第1の直流電流を印加するときの浮上量d1 に比し
小とし、凸部13のみの磁化反転を行って位置決め信号
の書き込みを行った。
【0035】この場合先ず磁気ディスク1の回転数を3
600rpmとして回転させ、ギャップ長0.4μm、
トラック幅100μm、コイル巻数28+28(センタ
ータップ巻)の磁気ヘッド2を用いて一様に磁化させ
た。このときの浮上量d1 は0.13μmであった。次
に、磁気ディスク1の回転数を9400rpmとし、磁
気ヘッド2の浮上量d2 を1.0μmと上述の浮上量に
比し大として、逆極性の60mAの第2の直流電流を印
加して凸部13のみ磁化反転させて位置決め信号の書き
込みを行った。このようにして得た磁気ディスク1を通
常のドライブ装置に組み込み、通常の磁気再生を行った
ところ、位置決め信号をサーボ制御に十分なSN比で読
み出すことができた。
600rpmとして回転させ、ギャップ長0.4μm、
トラック幅100μm、コイル巻数28+28(センタ
ータップ巻)の磁気ヘッド2を用いて一様に磁化させ
た。このときの浮上量d1 は0.13μmであった。次
に、磁気ディスク1の回転数を9400rpmとし、磁
気ヘッド2の浮上量d2 を1.0μmと上述の浮上量に
比し大として、逆極性の60mAの第2の直流電流を印
加して凸部13のみ磁化反転させて位置決め信号の書き
込みを行った。このようにして得た磁気ディスク1を通
常のドライブ装置に組み込み、通常の磁気再生を行った
ところ、位置決め信号をサーボ制御に十分なSN比で読
み出すことができた。
【0036】この場合においても同様に1つの磁気ヘッ
ドにより位置決め信号を書き込むことができて、生産性
の向上をはかることができる。
ドにより位置決め信号を書き込むことができて、生産性
の向上をはかることができる。
【0037】実施例4 この場合、上述の構成による磁気ディスク1を通常のド
ライブ装置によって浮上量を変化させて位置決め信号の
書き込みを行った。即ち、ドライブ装置に組み込まれて
いるギャップ長0.4μm、トラック幅10μmの磁気
ヘッドを用いて、先ず3600rpmで回転している磁
気ディスク1上に、磁気ヘッドに50mAの第1の直流
電流を印加してトラック幅と同じピッチで最外周から最
内周に移動させてスキャンさせ、全面的に一様に磁化の
書き込みを行った。そしてこの後ディスク1の回転数を
9400rpmに増加させ、磁気ヘッド2の浮上量d2
を0.13μmから1.0μmに増加させて、磁気ヘッ
ドに逆極性の第2の直流電流を印加して凸部13のみの
磁化反転を行って位置決め信号の書き込みを行った。こ
の位置決め信号をドライブ装置に組み込まれている再生
用の磁気ヘッドによって再生したところ、サーボ信号と
して十分なSN比で読み出すことができた。
ライブ装置によって浮上量を変化させて位置決め信号の
書き込みを行った。即ち、ドライブ装置に組み込まれて
いるギャップ長0.4μm、トラック幅10μmの磁気
ヘッドを用いて、先ず3600rpmで回転している磁
気ディスク1上に、磁気ヘッドに50mAの第1の直流
電流を印加してトラック幅と同じピッチで最外周から最
内周に移動させてスキャンさせ、全面的に一様に磁化の
書き込みを行った。そしてこの後ディスク1の回転数を
9400rpmに増加させ、磁気ヘッド2の浮上量d2
を0.13μmから1.0μmに増加させて、磁気ヘッ
ドに逆極性の第2の直流電流を印加して凸部13のみの
磁化反転を行って位置決め信号の書き込みを行った。こ
の位置決め信号をドライブ装置に組み込まれている再生
用の磁気ヘッドによって再生したところ、サーボ信号と
して十分なSN比で読み出すことができた。
【0038】この場合も通常のドライブ装置における位
置決め信号の書き込みを可能とし、装置の簡略化をはか
ると共に、生産性の向上をはかることができる。
置決め信号の書き込みを可能とし、装置の簡略化をはか
ると共に、生産性の向上をはかることができる。
【0039】実施例5 この例においては、磁気ヘッドに代えて永久磁石又は電
磁石、この場合永久磁石を用いて位置決め信号の書き込
みを行う。上述の構成による磁気ディスク1をに対し、
図8に示すように、ディスク1の半径と同一か又はそれ
以上の長さ、この場合半径と同程度の長さであって、各
磁極が半径方向と直交する方向に分極された第1及び第
2の磁石21及び22を持ち来し、図示しないが保持体
によってそれぞれ一定の間隔を保持して配置する。この
とき、各磁石21及び22の互いに異なる磁極、例えば
第1の磁石21のN極と第2の磁石22のS極とが、磁
気ディスク1を挟んでその円周方向に沿ってやや互い違
いにずれた位置に配置されるようにする。
磁石、この場合永久磁石を用いて位置決め信号の書き込
みを行う。上述の構成による磁気ディスク1をに対し、
図8に示すように、ディスク1の半径と同一か又はそれ
以上の長さ、この場合半径と同程度の長さであって、各
磁極が半径方向と直交する方向に分極された第1及び第
2の磁石21及び22を持ち来し、図示しないが保持体
によってそれぞれ一定の間隔を保持して配置する。この
とき、各磁石21及び22の互いに異なる磁極、例えば
第1の磁石21のN極と第2の磁石22のS極とが、磁
気ディスク1を挟んでその円周方向に沿ってやや互い違
いにずれた位置に配置されるようにする。
【0040】そして先ず図3Aに示すように、磁気ディ
スク1を回転させて、第1及び第2の磁石21及び22
によって磁性層12を同一方向に磁化した。
スク1を回転させて、第1及び第2の磁石21及び22
によって磁性層12を同一方向に磁化した。
【0041】このような配置におけるディスク1の表面
上の磁束密度の分布を静磁界解析によって求めた結果を
図9に示す。以下の各例における磁束密度分布も同様に
求めたものである。この場合図9Aに示すようにディス
ク1の円周方向に沿う方向をx軸、ディスク1の表面か
ら離間する方向をz軸とすると、各磁石21及び22の
x軸方向の長さが6mm、z軸方向の長さが20mmと
され、また各磁石21及び22の磁極端面のz軸方向の
間隔z0 を6mm、各磁石21及び22の側面のx軸方
向の間隔x0 を2mmとして配置し、z軸方向中間位置
におけるx軸方向の磁束密度分布を求めたもので、図9
Bにおいて磁束密度の符号はx軸方向即ち図9Aにおい
て右方向を正とし、左方向を負として示した。
上の磁束密度の分布を静磁界解析によって求めた結果を
図9に示す。以下の各例における磁束密度分布も同様に
求めたものである。この場合図9Aに示すようにディス
ク1の円周方向に沿う方向をx軸、ディスク1の表面か
ら離間する方向をz軸とすると、各磁石21及び22の
x軸方向の長さが6mm、z軸方向の長さが20mmと
され、また各磁石21及び22の磁極端面のz軸方向の
間隔z0 を6mm、各磁石21及び22の側面のx軸方
向の間隔x0 を2mmとして配置し、z軸方向中間位置
におけるx軸方向の磁束密度分布を求めたもので、図9
Bにおいて磁束密度の符号はx軸方向即ち図9Aにおい
て右方向を正とし、左方向を負として示した。
【0042】この結果からわかるように、各磁石21及
び22のx軸方向の中間位置において、左方向の磁束密
度が最大となり、各磁石21及び22の外側面近傍で右
向きの磁束密度が最大となるが、その大きさは中間位置
に比し約1/3程度となる。この場合磁石の磁化Mを1
3800Gとして計算したものであるが、このときx軸
方向中間位置の磁束密度の大きさは約6090Gで、空
気の透磁率μは1とするとこの磁界の大きさは6900
〔Oe〕となる。これに対して、例えば1900〔O
e〕の保磁力を有する磁性層12を全面的に磁化するた
めには、3800G(≒13800×1900/690
0)程度以上の磁化を有する磁石を用いれば良いことが
わかる。尚、この場合磁化の上限としては、両磁石21
及び22の外側面における逆向きの磁場によって磁性層
12が磁化されないように選定することができる。
び22のx軸方向の中間位置において、左方向の磁束密
度が最大となり、各磁石21及び22の外側面近傍で右
向きの磁束密度が最大となるが、その大きさは中間位置
に比し約1/3程度となる。この場合磁石の磁化Mを1
3800Gとして計算したものであるが、このときx軸
方向中間位置の磁束密度の大きさは約6090Gで、空
気の透磁率μは1とするとこの磁界の大きさは6900
〔Oe〕となる。これに対して、例えば1900〔O
e〕の保磁力を有する磁性層12を全面的に磁化するた
めには、3800G(≒13800×1900/690
0)程度以上の磁化を有する磁石を用いれば良いことが
わかる。尚、この場合磁化の上限としては、両磁石21
及び22の外側面における逆向きの磁場によって磁性層
12が磁化されないように選定することができる。
【0043】そしてこの後図3Bに示すように、磁気ギ
ャップGのギャップ長gが0.4μm、トラック幅10
0μmの磁気ヘッド2を用いて、上述の磁化方向とは逆
向きに極性が選定された直流電流を磁気ヘッド2に印加
しながら、この磁気ヘッド2を磁気ディスク1上の半径
方向に移動させて磁化を行い、磁性層12の凸部13の
みを逆向きに磁化して位置決め信号の書き込みを行っ
た。このようにして得た磁気ディスク1に対し通常のド
ライブ装置において再生用磁気ヘッドにより再生を行っ
たところ、サーボ制御に十分なSN比で位置決め信号を
読み出すことができた。
ャップGのギャップ長gが0.4μm、トラック幅10
0μmの磁気ヘッド2を用いて、上述の磁化方向とは逆
向きに極性が選定された直流電流を磁気ヘッド2に印加
しながら、この磁気ヘッド2を磁気ディスク1上の半径
方向に移動させて磁化を行い、磁性層12の凸部13の
みを逆向きに磁化して位置決め信号の書き込みを行っ
た。このようにして得た磁気ディスク1に対し通常のド
ライブ装置において再生用磁気ヘッドにより再生を行っ
たところ、サーボ制御に十分なSN比で位置決め信号を
読み出すことができた。
【0044】この場合においてもヘッドの交換作業を不
要とし、製造工程の簡略化をはかって生産性の向上をは
かることができる。
要とし、製造工程の簡略化をはかって生産性の向上をは
かることができる。
【0045】実施例6 この例においては、通常のドライブ装置に磁気ディスク
1を組み込んだ状態で一様磁化を書き込んだ後、ドライ
ブ装置内の磁気ヘッドによる凸部13のみの磁化を反転
して位置決め信号の書き込みを行った。図10に示すよ
うに、各磁石21及び22の互いに異なる磁極を相対向
するようにドライブ装置30を挟んで磁気ディスク1の
円周方向に沿って位置をずらして配置する。このように
配置したときの磁束密度の分布を図11に示す。
1を組み込んだ状態で一様磁化を書き込んだ後、ドライ
ブ装置内の磁気ヘッドによる凸部13のみの磁化を反転
して位置決め信号の書き込みを行った。図10に示すよ
うに、各磁石21及び22の互いに異なる磁極を相対向
するようにドライブ装置30を挟んで磁気ディスク1の
円周方向に沿って位置をずらして配置する。このように
配置したときの磁束密度の分布を図11に示す。
【0046】この場合ドライブ装置自体の厚さが10m
mとなり、上述の例と同様の大きさの磁石21及び22
をそれぞれドライブ装置30の筐体外側面からの間隔を
3mmとして配置し、13800Gの磁化を有する磁石
を用いて計算を行ったもので、磁石21及び22間の中
間位置における最大磁束密度は約1620Gとなり、保
磁力Hcが1600〔Oe〕程度の磁性層であれば一様
に磁化することができる。例えばNiFe系の永久磁石
においては13800Gの磁化のものが得られる。
mとなり、上述の例と同様の大きさの磁石21及び22
をそれぞれドライブ装置30の筐体外側面からの間隔を
3mmとして配置し、13800Gの磁化を有する磁石
を用いて計算を行ったもので、磁石21及び22間の中
間位置における最大磁束密度は約1620Gとなり、保
磁力Hcが1600〔Oe〕程度の磁性層であれば一様
に磁化することができる。例えばNiFe系の永久磁石
においては13800Gの磁化のものが得られる。
【0047】この後、上述の実際のドライブ装置に組み
込まれたギャップ長0.4μm、トラック幅10μmの
磁気ヘッドにより上述の磁化方向とは逆向きに凸部13
のみを磁化反転させ、位置決め信号の書き込みを行っ
た。この場合においても位置決め信号をサーボ制御に十
分なSN比をもって書き込むことができた。
込まれたギャップ長0.4μm、トラック幅10μmの
磁気ヘッドにより上述の磁化方向とは逆向きに凸部13
のみを磁化反転させ、位置決め信号の書き込みを行っ
た。この場合においても位置決め信号をサーボ制御に十
分なSN比をもって書き込むことができた。
【0048】このように、通常のドライブ装置に第1及
び第2の磁石を持ち来すことによって位置決め信号を書
き込むことができ、位置決め信号書き込み専用の装置が
不要となって装置の簡略化をはかると共に生産性の向上
をはかることができる。
び第2の磁石を持ち来すことによって位置決め信号を書
き込むことができ、位置決め信号書き込み専用の装置が
不要となって装置の簡略化をはかると共に生産性の向上
をはかることができる。
【0049】実施例7 この例においては、図4Aに示すように、磁気ディスク
1を挟んで上下にディスク1の半径と同一か又はそれ以
上の長さ、この場合半径と同程度の長さの第1及び第2
の磁石21及び22を、互いに異なる磁極を相対向させ
てディスク1のトラック方向にややずらして配置し、矢
印aで示すように磁気ディスク1を回転走行させて磁性
層12の凸部13及び凹部14を含んで全面的に一方向
に磁化した。
1を挟んで上下にディスク1の半径と同一か又はそれ以
上の長さ、この場合半径と同程度の長さの第1及び第2
の磁石21及び22を、互いに異なる磁極を相対向させ
てディスク1のトラック方向にややずらして配置し、矢
印aで示すように磁気ディスク1を回転走行させて磁性
層12の凸部13及び凹部14を含んで全面的に一方向
に磁化した。
【0050】次いで図4Bに示すように、上記磁化方向
とは逆向きに凸部13の磁性層12を磁化するように極
性を配置した磁気ディスク1の半径と同一か又はそれ以
上の長さの第3の磁石及び又は第4の磁石、この場合U
字状の半径と同程度の長さの第3の磁石23を磁気ディ
スク1上に配置して、凸部13の磁性層12のみを上述
の磁化方向とは逆向きに磁化して位置決め信号の書き込
みを行った。
とは逆向きに凸部13の磁性層12を磁化するように極
性を配置した磁気ディスク1の半径と同一か又はそれ以
上の長さの第3の磁石及び又は第4の磁石、この場合U
字状の半径と同程度の長さの第3の磁石23を磁気ディ
スク1上に配置して、凸部13の磁性層12のみを上述
の磁化方向とは逆向きに磁化して位置決め信号の書き込
みを行った。
【0051】このようなU字状の磁石の磁化Mが138
00Gの場合の磁束密度の分布を計算した結果を図12
に示す。この例においてもディスク1の円周方向に沿う
方向をx軸方向とし、ディスク1から離間する方向をz
軸として、各磁極端部のx軸方向の幅w1 及びw2 がそ
れぞれ6mm、各磁極間の間隔x1 が2mm、z軸方向
の長さLz が20mmの磁石を用いて、磁極からディス
ク表面までの間隔z1が6mmの場合の磁束密度分布を
計算した。このとき最大値が2070Gとなり、磁界の
大きさは2070〔Oe〕となる。磁性層12の保磁力
Hcが1900〔Oe〕であり、凸部13のみを磁化反
転させるためには1/5程度380〔Oe〕の磁界が必
要となる。従ってこのU字状磁石の磁化は2533(≒
13800×380/2070)G程度あれば良いこと
がわかる。
00Gの場合の磁束密度の分布を計算した結果を図12
に示す。この例においてもディスク1の円周方向に沿う
方向をx軸方向とし、ディスク1から離間する方向をz
軸として、各磁極端部のx軸方向の幅w1 及びw2 がそ
れぞれ6mm、各磁極間の間隔x1 が2mm、z軸方向
の長さLz が20mmの磁石を用いて、磁極からディス
ク表面までの間隔z1が6mmの場合の磁束密度分布を
計算した。このとき最大値が2070Gとなり、磁界の
大きさは2070〔Oe〕となる。磁性層12の保磁力
Hcが1900〔Oe〕であり、凸部13のみを磁化反
転させるためには1/5程度380〔Oe〕の磁界が必
要となる。従ってこのU字状磁石の磁化は2533(≒
13800×380/2070)G程度あれば良いこと
がわかる。
【0052】この場合、第1〜第3の磁石を配置して磁
気ディスク1を回転するのみで位置決め信号の書き込み
を行うことができ、書き込み作業が格段に簡易化され、
装置の簡略化及び生産性の向上をはかることができる。
気ディスク1を回転するのみで位置決め信号の書き込み
を行うことができ、書き込み作業が格段に簡易化され、
装置の簡略化及び生産性の向上をはかることができる。
【0053】尚、上述の実施例7においては、U字状の
第3の磁石により凸部13の磁化を反転させたが、例え
ば棒状の第3及び第4の磁石をディスク上に、第1及び
第2の磁石による磁化の向きとは逆向きに磁化されるよ
うに配置することによって、同様に位置決め信号の書き
込みを行うことができることはいうまでもない。
第3の磁石により凸部13の磁化を反転させたが、例え
ば棒状の第3及び第4の磁石をディスク上に、第1及び
第2の磁石による磁化の向きとは逆向きに磁化されるよ
うに配置することによって、同様に位置決め信号の書き
込みを行うことができることはいうまでもない。
【0054】これに対し、第2〜第4の磁石を用いるこ
となく単一の磁石を磁気ディスク上に配置するのみでは
磁性層2を一方向に磁化することは難しい。棒状の磁石
をそれぞれディスク上に配置したときに予想される問題
点を以下の比較例1及び2を参照して説明する。
となく単一の磁石を磁気ディスク上に配置するのみでは
磁性層2を一方向に磁化することは難しい。棒状の磁石
をそれぞれディスク上に配置したときに予想される問題
点を以下の比較例1及び2を参照して説明する。
【0055】比較例1 この例においては、棒状の磁石25を横長に配置して、
磁束密度の分布を計算により求めた。この結果を図13
に示す。この場合においてもディスクの円周方向に沿う
方向をx軸として示し、ディスク表面から離間する方向
をz軸として示す。そして磁石側面からの距離z3 を
0.1μmとし、x軸方向の磁束密度の分布を求めた。
磁石の磁化Mは13800Gとし、x軸方向即ち図13
において右向きの成分を正とし、逆方向の左向きの成分
を負とした。この結果、磁石の磁極端面直下よりやや内
側部においては磁束密度は負となり、外側部においては
正となって、磁石の位置によっては磁束密度即ち磁場の
向きが逆向きとなって、一方向に一様に磁化することが
できない。
磁束密度の分布を計算により求めた。この結果を図13
に示す。この場合においてもディスクの円周方向に沿う
方向をx軸として示し、ディスク表面から離間する方向
をz軸として示す。そして磁石側面からの距離z3 を
0.1μmとし、x軸方向の磁束密度の分布を求めた。
磁石の磁化Mは13800Gとし、x軸方向即ち図13
において右向きの成分を正とし、逆方向の左向きの成分
を負とした。この結果、磁石の磁極端面直下よりやや内
側部においては磁束密度は負となり、外側部においては
正となって、磁石の位置によっては磁束密度即ち磁場の
向きが逆向きとなって、一方向に一様に磁化することが
できない。
【0056】比較例2 この場合、棒状の磁石25をディスク上に縦長に配置し
た場合の磁束密度分布を計算した。この結果を図14に
示す。この場合においても磁石の磁極端面からの距離z
4 を0.1μmとし、x軸方向の磁束密度分布を求めた
もので、この場合は磁石中心位置から右側においては磁
束密度即ち磁場の向きが一様となっていることがわか
る。しかしながらこの磁石25の左側においては逆向き
で同じ大きさの磁場が発生するため、この磁石をディス
ク上に移動させるのみでは一様に磁化することは難し
い。
た場合の磁束密度分布を計算した。この結果を図14に
示す。この場合においても磁石の磁極端面からの距離z
4 を0.1μmとし、x軸方向の磁束密度分布を求めた
もので、この場合は磁石中心位置から右側においては磁
束密度即ち磁場の向きが一様となっていることがわか
る。しかしながらこの磁石25の左側においては逆向き
で同じ大きさの磁場が発生するため、この磁石をディス
ク上に移動させるのみでは一様に磁化することは難し
い。
【0057】従って、本発明におけるように第1及び第
2の磁石を、各々逆極性の磁極を磁気ディスク1を挟ん
でややずらした位置に対向させることによって、確実に
磁性層2の磁化の向きを一方向に揃えることができるこ
とがわかる。
2の磁石を、各々逆極性の磁極を磁気ディスク1を挟ん
でややずらした位置に対向させることによって、確実に
磁性層2の磁化の向きを一方向に揃えることができるこ
とがわかる。
【0058】尚、本発明は上述の各実施例に限定される
ことなく、磁気ディスク及びヘッドの構成等、種々の変
形変更をなし得ることはいうまでもない。
ことなく、磁気ディスク及びヘッドの構成等、種々の変
形変更をなし得ることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】上述したように、本発明位置決め信号の
書き込み方法によれば、磁気ヘッドの交換作業を不要と
して書き込み作業の簡略化をはかり、また装置構成を簡
略化することができて、磁気ディスクの製造工程の簡略
化をはかることができる。
書き込み方法によれば、磁気ヘッドの交換作業を不要と
して書き込み作業の簡略化をはかり、また装置構成を簡
略化することができて、磁気ディスクの製造工程の簡略
化をはかることができる。
【図1】本発明位置決め信号の書き込み方法の一例の模
式的説明図である。
式的説明図である。
【図2】本発明位置決め信号の書き込み方法の一例の模
式的説明図である。
式的説明図である。
【図3】本発明位置決め信号の書き込み方法の一例の模
式的説明図である。
式的説明図である。
【図4】本発明位置決め信号の書き込み方法の一例の模
式的説明図である。
式的説明図である。
【図5】サンプルドサーボ方式の説明図である。
【図6】凹凸パターンの説明図である。
【図7】再生出力と第2の直流電流との関係を示す図で
ある。
ある。
【図8】本発明位置決め信号の書き込み方法の一例の模
式的説明図である。
式的説明図である。
【図9】磁石による磁束密度分布を示す図である。
【図10】本発明位置決め信号の書き込み方法の一例の
模式的説明図である。
模式的説明図である。
【図11】磁石による磁束密度分布を示す図である。
【図12】磁石による磁束密度分布を示す図である。
【図13】磁石による磁束密度分布を示す図である。
【図14】磁石による磁束密度分布を示す図である。
【図15】従来の位置決め信号の書き込み方法の模式的
説明図である。
説明図である。
1 磁気ディスク 2 磁気ヘッド 11 非磁性支持体 12 磁性層 13 凸部 14 凹部 21 第1の磁石 22 第2の磁石 23 第3の磁石
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/596 G11B 21/10
Claims (5)
- 【請求項1】 表面に凹凸形状を有する非磁性基板上に
磁性層が形成された磁気ディスクに対する位置決め信号
の書き込み方法において、 上記磁気ディスクを回転させて、磁気ヘッドに第1の直
流電流を印加しながら上記磁気ヘッドを上記磁気ディス
ク上の半径方向に移動させ、上記磁気ディスクの凹部と
凸部の磁性層を全て同一方向に磁化した後、 上記第1の直流電流とは逆極性の第2の直流電流を上記
磁気ヘッドに印加しながら上記磁気ヘッドを上記磁気デ
ィスク上の半径方向に移動させ、上記磁気ディスクの凸
部の磁性層のみを逆向きに磁化することを特徴とする位
置決め信号の書き込み方法。 - 【請求項2】 上記第2の直流電流は、上記第1の直流
電流に比しその電流値が小とされることを特徴とする上
記請求項1に記載の位置決め信号の書き込み方法。 - 【請求項3】 上記第1の直流電流を印加するときの上
記磁気ヘッドの浮上量は、上記第2の直流電流を印加す
るときの上記磁気ヘッドの浮上量に比し小とされること
を特徴とする上記請求項1に記載の位置決め信号の書き
込み方法。 - 【請求項4】 表面に凹凸形状を有する非磁性基板上に
磁性層が形成された磁気ディスクに対する位置決め信号
の書き込み方法において、 上記磁気ディスクを回転させて、上記磁気ディスクの半
径と同一か又はそれ以上の長さの第1の磁石と、上記磁
気ディスクの半径と同一か又はそれ以上の長さの第2の
磁石とを、互いに異なる磁極が対向するようにして上記
磁気ディスクを挟むように上記第1の磁石と上記第2の
磁石の対向する面の中心がややずれた位置となるように
配置して、上記磁気ディスクの凹部と凸部の磁性層を全
て同一方向に磁化し、 次いで上記磁化方向とは逆向きに上記凸部の磁性層を磁
化するように極性が選定された直流電流を磁気ヘッドに
印加しながら上記磁気ヘッドを上記磁気ディスク上の半
径方向に移動させ、上記磁気ディスクの凸部の磁性層の
みを逆向きに磁化することを特徴とする位置決め信号の
書き込み方法。 - 【請求項5】 表面に凹凸形状を有する非磁性基板上に
磁性層が形成された磁気ディスクに対する位置決め信号
の書き込み方法において、 上記磁気ディスクを回転させて、上記磁気ディスクの半
径方向と同一か又はそれ以上の長さの第1の磁石と、上
記磁気ディスクの半径と同一か又はそれ以上の長さの第
2の磁石を互いに異なる磁極が対向するようにして上記
磁気ディスクを挟むように上記第1の磁石と上記第2の
磁石の対向する面の中心がややずれた位置となるように
配置し、上記磁気ディスクの凹部と凸部の磁性層を全て
同一方向に磁化し、 次いで上記磁化方向とは逆向きに上記凸部の磁性層を磁
化するように極性が配置され、上記磁気ディスクの半径
方向と同一か又はそれ以上の長さの第3の磁石を上記磁
気ディスク上に配置するか、或いは上記第3の磁石と上
記磁気ディスクの半径と同一か又はそれ以上の長さの第
4の磁石とを上記磁気ディスクの同一面上に配置して、
上記凸部の磁性層のみを上記磁化方向とは逆向きに磁化
する位置決め信号の書き込み方法。
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