JPS61278520A - フツ素含有エラストマ−粒子の改質方法 - Google Patents

フツ素含有エラストマ−粒子の改質方法

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JPS61278520A
JPS61278520A JP12189585A JP12189585A JPS61278520A JP S61278520 A JPS61278520 A JP S61278520A JP 12189585 A JP12189585 A JP 12189585A JP 12189585 A JP12189585 A JP 12189585A JP S61278520 A JPS61278520 A JP S61278520A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、成形性、成形体外観および信置合体との相溶
性に優れた改質フッ素含有エラストマー粒子を工業上有
利かつ簡易に製造できる改質方法に関する。
フッ素含有エラストマーは、耐熱性、耐薬品性、耐油性
、非粘着性、低摩擦特性、柔軟性、架橋特性、耐寒性等
に優れる理由で塗料、被覆材、パツキン材、ダイヤプラ
ム、ガスケット、ホース、ロール、O−リング等の広い
分野で利用されている。
しかしながら、このエラストマーは、高価な上に成形性
と成形体外観が不良でちるため、この点を改良すること
はこのものの有用性を高める上で極めて好ましいことで
ある。
そこで、安価で成形性および成形体外観の良好な他の重
合体とのブレンドを試みたところ、相溶性が不良のため
均質で実用価値のないものしか得られなかった。
〔従来の技術〕
この相溶性を改良する手法としてグラフト改質があり、
例えば、放射線による方法(特開昭51−145592
号公報)、反応性モノマーを直接重合体に含浸させたの
ち高圧下にグラフト反応させる方法(特開昭52−45
89号公報)などが考えられるが、放射線法では架橋や
分解反応が併発する上、設備上有利な方法ではなく、一
方、高圧下法では反応性上ツマ−のグラフト結合率を上
げることを狙うあま妙、ゲル化反応も生起して相溶性が
十分なものとならない上、未反応のモノマ−が飛散しな
い密閉型の加圧設備を要すると言った欠点の有するもの
であった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、フッ素含有エラストマー粒子の他室合体との
相溶性の悪さを、適度なグラフト改質によって大幅に改
良することを目的としている。
〔間4点を解決するだめの手段[・ 本発明は、特異な方法でグラフト改質することによって
この目的を達したものである。
即ち、本発明は、「10時間半減期温度が50〜150
℃であるラジカル重合開始剤の存在下にフッ素含有エラ
ストマー粒子30〜95重量%およびビニルモノマーチ
0〜5重量シを水性S濁系でグラフト反応条件に付すこ
とを特徴とするフッ素含有エラストマー粒子の改質方法
」である。
〔発明の効果〕
本発明の改質方法により得られた改質エラストマー粒子
は他室合体との相溶性が大幅に改良されていると同時に
、それ自体、成形性および成形体外観に優れるものであ
り、かつ、粒子のままで改質されるためにそのまま成形
材料に用いることができる利点を有する。その上、本発
明の改質方法は簡易な設備で手軽かつ安全に操作して目
的物が得られるので工業上極めて有利である。
〔作 用〕
本発明で用いるフッ素含有エラストマー粒子は、一般に
0.2〜10■程度、好ましくは2〜5fi程度の径の
粒子で、例えば、4フッ化エチレン−プロピレン系エラ
ストマー、2フツ化エチレン(フッ化ヒニリテン)−6
7フ化プロピレン系エラストマー、2フッ化エチレン−
57ツ化クロピレン系エラストマー、フルオロシリコー
ン系エラストマー、フォスフアゼン系エラストマー、4
フッ化エチレン−フルオロビニルエーテル系エラストマ
ー等がう臥市販のものから適宜選択することもできる。
これらのエラストマーは、反応性の七ツマ−を共重合し
た3元以上の共重合体の場合もあり、2種以上を併用す
ることも差し支えない。
中でも好ましいエラストマーは、4フツ化エチレン共重
合系エラストマーであり、特に、47ツ化エチレン−プ
ロピレン系エラストマーがよい。
また、このエラストマーには、粒子状にする仕易さ、お
よび、水性懸濁系でのグラフト改質時にビニルモノマー
が核エラストマー粒子内へ拡散シやすくなるように難水
溶性の無機フィラーを70重量%以下、特に3〜70重
量%配合することは有意なことである。この無機フィラ
ーとしては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、アルミナ、タルク、クイック土、クレー、マイカ、
アスベスト、石こう、亜硫酸カルシウム、硫酸バリウム
、金属粉(アルミニウム粉等)、ガラス粉、ビロリン酸
カルシウム、リン酸カルシウム、ビロリン酸ナトリウム
、酸化チタン、シリカ、カーボンブラック等で、平均粒
径0.01〜300μ、好ましくは0.5〜100μの
ものが好適である。フィラーは表面処理をしたものでも
よく、また、複数種の併用もできる。
次に、本発明で使用するビニル単量体は、特に限定され
るものではないが、具体的には、例えば、スチレン、メ
チルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イ
ソフロビルスチレン、りαルスチレン、αメチルスチレ
ン、αエテルスチレンなどのスチレン系単量体ニアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸エチル、
アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸nブチル、7マル酸ジプチル、7マル酸ジオ
クチル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、無水
マレイン酸などの不飽和有機酸類(酸、エステル、塩、
アミン、アミド、無水物を含む);アクリロニトリル、
メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル;酢酸ビニル
の如きビニルエステル;塩化ビニル、塩化ビニリデンの
如き不飽和モノないしシバライド等を挙げることができ
る。これらは併用しても差し支えない。
なかでも本発明の効果が著しく発渾されるのけ芳香族ビ
ニル、例えば、スチレンであり、これKは共重合上ツマ
−としてアクリル酸nブチル、アクリル酸2エチルヘキ
シル、フマル酸ジプチル、フマル酸ジオクチルなどを共
存させて用いるものが効果が大きい。
また、本発明で用いるラジカル重合開始剤は、温または
熱水中で粒子状エラストマーとのグラフト反応に用いる
ことから、10時間半減期温度が50〜150℃、特に
55℃〜95℃の範囲にあるものから選ぶことができる
。ここでいう10時間半減期温度とは、ベンゼン1を中
にラジカル重のものではラジカル重合開始剤とビニルモ
ノマーをフッ素含有エラストマー粒子中に十分拡散させ
る前に反応が起こってしまい、粒子表面で重合し1度に
高くする必要があり、そのため高温での粒子の安定保持
が難しく、融着および塊状化が起こるため好ましくない
本発明で用いられる開始剤の具体列としては、mLtハ
、2.4−ジクロルベンゾイルパーオキサイ)’(54
℃)、t−7’テルパーオキシビパレート(56℃)、
O−メチルベンゾイルパーオキサイド(57℃)、ビス
−3,5,5−)リメチルヘキサノイルパーオキサイド
(60℃)、オクタノイルパーオキサイド(61℃)、
ラウロイルパーオキサイド(62℃)、ベンゾイルパー
オキサイド(74℃)、t−ブチルパーオキシ−2−エ
チルヘキサノエイト(74℃)、1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ) −3,3,5−)リメチルシクロヘ
キサン(91℃)、シクロヘキサノンパーオキサイド(
97℃)、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾイルパ
ーオキシヘキサン(100℃)、t−ブチルパーオキシ
ベンゾエート(104℃)、シーt−ブチル−シバ−オ
キシフタレート(105℃)、メチルエチルケトンパー
オキサイド(109℃)等の有機過酸化物:アゾビスイ
ソブチロニトリル(65℃)、アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)(68℃)、2−t−ブチルアゾ
−2−クアノプロパン(79℃)等のアゾ化合物;過硫
酸カリウム(約70℃)などを挙げることができる。こ
こで括弧内の温度は10時間半減期温度を示す。これら
は併用もできる。また、分子量調節の為に連鎖移動剤を
併用することもできる。
改質フッ素含有エラストマーの製造方法は、上記のラジ
カル重合開始剤の存在下にフッ素含有エラストマー粒子
およびビニルモノマーの各所定量を水性g濁系でグラフ
ト条件に付すことを特徴とするものである。
本発明以外の方法としては、例えば、気体中でエンスト
マー粒子を攪拌しながらビニルモノマーと混ぜ、反応さ
せる方法、有機溶剤中にエラストマーm子を懸濁しつつ
、ビニルモノマーと反応させる方法などがあるが、これ
らでは、均質な生成物が得られなかったり、独立した粒
子状の生成物が得られないと言った不都合が起きて好ま
しくない。
本発明においては、ビニルモノマーとラジカル重合開始
剤をエラストマー粒子中に十分拡散させる為に含浸工程
を持つのが好ましい。含浸工程では、ビニルモノマーに
含有された該開始剤が実質的に分解せずに、すなわち、
反応が起こらないように操作すべきで、一般に室温〜1
00Cで0.5〜8時間行なうのがふつうである。この
工程で、ビニルモノマーの80重量%以上がエラストマ
ー粒子中に含浸される。すなわち遊離のビニルモノマー
量が使用量の20 il 51 %未満となるよう含浸
するのが好ましい。遊離の七ツマ−は、続いて為される
反応中にもエラストマー粒子中へ含浸していくので、結
果として、これが重合した重合体が得られる改質粒子と
は独立して析出することはない。
ここで、水性分散液中のエラストマー粒子およびビニル
モノマーとの合計含量は、水100重量部に対して5〜
100重量部程度であるのがふつうである。
また、エラストマー粒子とビニルモノマーの配合比は前
者30〜95重量%、好ましくは40〜90重量%およ
び後者70〜5重t%、好ましくは60〜10重量%で
ある。
ラジカル重合開始剤の量は、ビニルモノマー100重量
部に対して0.05〜25重量部、好ましくばo、i〜
10重社部重過部である。
このような水性分散液は単に攪拌を十分に行なうだけで
も安定に分散状態に維持することができるが、適当な懸
濁安定剤を使用すればより容易かつより安定に分散液を
調製することができる。この場合の懸濁安定剤としては
、ビニルモノマーの水性懸濁重合の際に懸濁安定剤とし
て使用しうるものが一般に使用可能でちって、具体的に
は、例エバ、ポリビニルアルコール、メチルセルロース
、ヒドロキシセルロース等の水溶性高分子物質、アルキ
ルベンゼンスルホネート等のような陰イオン性界面活a
剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン
性界面活性剤、あるいは酸化マグネシウム、リン酸カル
シウム等の水不溶性の無機塩等が単独であるいは混合し
て水に対して0.01〜10重t%程度の量で使用され
る。
この含浸工穐の際に、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、染料、発泡剤、帯電防と剤等の補助配合剤を
同時に添加することができる。
この後、重合を開始する。重合は分解温度によ反応をも
はや起こさなくなるように昇温、保温を制御すれば良い
。ラジカル重合を行なわせるのであるから、実質的に酸
素を含有しない雰囲気で加熱を行なうべきであり、また
重合進行中の水性分散液を適当に攪拌することが好まし
い。
重合温度は通常50〜150℃、好ましくは55℃〜1
30℃程度がよいが、工程中一定である必要はない。圧
力は常圧〜10 kg/cd程度がよく、重合時間は0
.5〜15時間程度である。
重合後は、通常のスチレンの水性懸濁重合の後処理と同
様の後処理を行なえばよい。
得られた改質エラストマー粒子は、他室合体との相溶性
に優れているため、ブレンド剤として用いられる。ブレ
ンド相手の重合体としては、例えば、オレフィン重合体
で代表される結晶性重合体があるが、この改質エラスト
マーの非品性を助長する意味で、フッ素含有エラストマ
ー、スチレン系重合体(ポリスチレン、アクリロニトリ
ル−エチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジェン
−スチレン共重合体、アクリロニトリル−塩素化ポリエ
チレン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−エチレ
ン−プロピレン−スチレン共重合体、メチルメタクリレ
ート−ブタジェン−スチレン共重合体、スチレン−ブタ
ジェン−スチレンブロック共重合体またはその水素添゛
加誘導体、スチレン−ブタジェンゴム、その他ゴム状高
分子物質にスチレンをグラフト重合したもの等)、(メ
タ)アクリル酸エステルの単独または共重合体、塩化ビ
ニルの単独または共重合体、ポリアクリロニトリル、酢
酸ビニル高含量の酢酸ビニル−エチレン共重合体、エチ
レン−プロピレン系ゴム等の非品性(結晶化度20%以
下)重合体を選んだ方が好ましい。また、前記した無機
フィ2−をブレンドすることも応用分野を広める点で有
意である。
ブレンドは、通常の混線方法で為され、その際、゛前記
したような付加的成分を配合することは好ましいが、該
改質エラストマーの量が30重量聾未満となってしまわ
ないように注意すべきである。
改質エラストマーの性質を失なってしまうからでちる。
〔実施例〕
実施例1 10を容量のオートクレーブに純水4汀、懸濁剤の第三
リン酸カルシウム40fおよびドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.12 fを投入して水性媒体とした
。別に、フッ素含有エラストマー(旭硝子社製アブラス
100:白色スポンジ粒状)1.48および第三リン酸
カルシウム409をスーパーミキナーで混合し、平均粒
径8■程度の塊状物や相互に付着のない粒状物とした。
一方、スチレン0.42A9および2−エチルへキシル
アクリレ−) 0.18 #の液中に「パーブチルPV
J(日本油脂社製:純度70%のt−ブチルパーオキシ
ビバレート) 8.6 fおよび「ナイパーBJ(日本
油脂社製二過酸化ベンゾイル)31を溶解し、先の水性
媒体に添加して十分攪拌した。次に、調製済みのフッ素
含有エラストマー粒子を投入して十分攪拌しながら、系
内を窒素置換した。その後、オートクレーブを50℃に
昇げ、この温度で攪拌しながら3時間保持し、重合開始
剤を含むモノマーをエラストマー粒子中に含浸させた。
次に、この懸濁液を75℃に昇温し、この温度で攪拌し
ながら3時間、さらに90℃に昇温しで3時間保持して
重合を完結した・ 冷却後、内容固形物を取抄出し、水洗して改質フッ素含
有エラストマー粒子2朽を得た。
この改質エラストマー粒子からプレスシートt−作成し
、断面をつくってイオンエツチング処理して走査型電子
顕微鏡により分散形態を観察したところ、分散相の平均
粒径が1μ程度で、極く微細に分散していた。
この改質エラストマー粒子の成形加工性をみる為に10
0℃における径40■の一軸押出機での押出テストを実
施したところ、非常に良好な押出加工性であった。また
押出ストランドの外観も平滑で非常に良好であった。
結果は第1表の通りである。
比較例1 実施例1において、エラストマー粒子を用いずにスチレ
ン−2−エチルへキシルアクリレート共重合体を重合し
た。この共重合体30重量部および実施例1で使用した
フッ素含有エラストマー「アクラス100Jフ0重量部
をラボプラストミルにて150℃でブレンドした。
このものを実施例1と同様の方法で分散形態を観察した
ところ、数μから数10μの不均一な分散がみられて相
溶性は良くなかったつこのものおよび「アクラス100
」の成形加工性も同様に測定した。
結果は第1表の通りである。
実施例2 実施例1で使用したフッ素含有エラストマー70重量部
と無機フィラーとしての炭酸カルシウム30重量部を径
30mの二軸押出機にて150℃で混練し、カッティン
グして、フッ素含有エラストマー粒子を得た。このもの
を使って実施例1と同様の改質を実施して改質フッ素含
有エラストマー粒子2#を得た。これを使って実施例1
と同様の評価を実施した。結果を第1表に示す。
第1表 (□□□相溶性:電子顕微鏡による観察結果で、1−以
下程度で微細分散しているものを○、その他を×とした
押出テスト:フィードが容易で負荷が低く一定している
ものを○、その他をXとした。
外観:平滑なものを○、粗いものを×とした。
比較例2 実施例1において、フッ素含有エラストマーを50of
およびビニルモノマーを1.5辞とした以外は同様の方
法によって改質しようとしたところ、粒子が融着塊状化
してしまい、目的とするエラストマー粒子を得ることが
できなかった。塊状化物を取り出して観察すると粒子表
面にビニルモノマーのポリマー生成がみられ、含浸が不
十分なために表面で重合してしまい、均−物となってい
ないことがわかった。
実施例3 実施例1において、フッ素含有エラストマーを1kg、
スチレンを0.7#、「パーブチルPv」を14.3 
fおよび「ナイパーB」を51とした外は実施例1と同
様にして、改質フッ素含有エラストマー2鱈を得た。こ
のものの相溶性、成形加工性はいずれも良好であった。
応用例1 実施例3で使用したフッ素含有エラストマー25重量部
、ポリスチレン(三菱モンサント社製「ダイヤレックス
HF’77J)25重量部および実施例3で得た改質エ
ラストマー50重α部を径40四の一軸押出機で混練し
て改質エラストマー組成物を得た。この時の押出加工性
は、サンプルのフィードロへのくい込みも良好で、押出
変動も小さく、また押出されたストランドの表面は平滑
で良好な外観を呈していた。
この改質エラストマー組成物を実施例1と同様の相溶性
の評価を試みたところ、ポリスチレンが1μ程度で微細
かり均質に分散していることがわかった。
−の炭酸カルシウムに変えて、同様の組成物を得た。こ
のものの押出加工性と外観も良好であった。
また、各成分の分散状態を観察したところ、導入した炭
酸カルシウムが微細に分散していることがわかった。
応用比較例1 応用例1において、改質エラストマーを用いない系で混
練したところ、押出変動も大きく、また押出されたスト
ランドも均質でなく表面が粗い亀外観の悪いものであっ
た。
分散形態“を観察したところ数μから数10μのポリス
チレンの分散がみられ、相溶性は良くなかった。
応用比較例2 応用例2において、改質エラストマーを用いない系で混
練したところ、押出変動も大きく、また押出されたスト
ランドも均質でなく表面が粗ハ、外観の悪いものであっ
た。
分散形態は、炭酸カルシウムの2次凝集が多く与られ、
良好に相溶しているものではなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 10時間半減期温度が50〜150℃であるラジカル重
    合開始剤の存在下にフッ素含有エラストマー粒子30〜
    95重量%およびビニルモノマー70〜5重量%を水性
    懸濁系でグラフト反応条件に付すことを特徴とするフッ
    素含有エラストマー粒子の改質方法。
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