JPS6127559A - 多色画像形成方法 - Google Patents

多色画像形成方法

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JPS6127559A
JPS6127559A JP14856884A JP14856884A JPS6127559A JP S6127559 A JPS6127559 A JP S6127559A JP 14856884 A JP14856884 A JP 14856884A JP 14856884 A JP14856884 A JP 14856884A JP S6127559 A JPS6127559 A JP S6127559A
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JP
Japan
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image
color
latent image
photoreceptor
toner
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Application number
JP14856884A
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English (en)
Inventor
Toshio Sakai
捷夫 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6127559A publication Critical patent/JPS6127559A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鼓先分! 本発明は多色画像形成方法に関する。
史米技樒 2色またはそれ以上の多色画像を得る多色画像形成方法
は従来から各種方法が提案ないしは実用化されている。
その1つとして本発明者は、カラースキャナによって原
稿画像を読み取り、原稿上の少なくとも2種類の異色画
像を判別する工程と、一様に帯電した感光体表面を原稿
からの光により露光して静電潜像を形成する前または後
、あるいは同時に、判別情報に基いてイレース装置から
の光を選択的に当てる静電潜像イレース工程と、該イレ
ース工程後に感光体上に残った静電潜像をトナーによっ
て可視像化する現像工程を包含し、現像工程を、黒色ト
ナーによる可視像化動作のときと、有彩色トナーによる
可視像化動作のときとでそれぞれ別々に行い、これらに
より得られた各可視像を同一転写材に転写する多色画像
形成方法を提案した(特願昭59−49207号、同5
9−81949号)。
上記方法によれば、簡単な操作により多色画像を得るこ
とができ、しかも無彩色可視像と有彩色可視像を別々に
得るので、黒色トナーだけで無彩色可視像を形成するこ
とが可能であり、複数の有彩色トナーを重ねて黒色可視
像を得る場合に比べ。
ぼけが少く、色ずれのない鮮明な無彩色可視像を形成す
ることが可能である。この方法は、カラースキャナによ
って原稿画像を読取る際、原稿を小さな単位に分け、そ
のそれぞれを読取るとともに、イレース装置によって静
電潜像をイレースするときも、感光体表面を小さな単位
に分けてそのそれぞれに対して選択的にイレース動作を
行う。この場合、原稿画像を感光体上に等倍結像すると
きの関係で考えたとき、イレース装置による静電潜像の
イレース単位が、カラースキャナによる原稿の読取り単
位よりも大きくなることがあるが、その際、1つのイレ
ース単位内に互いに色の異なる複数の原稿画像部分に対
応する複数種類の静電潜像が同時に含まれていると、先
の提案に係る構成では1つのイレース単位内の複数種類
の静電潜像をiれぞれ区別して、そのいずれかだけをイ
レース、すなわち消去することはできないため、完成し
た多色画像中に画像が欠けた部分ができたり、原稿画像
に忠実な画像を再現できなくなる虞れがあった。
上記観点より本発明者は、さらに次の方法を提案した(
特願昭59−91278号)。
この方法は、同一イレース単位中に、無彩色画像に対応
する静電潜像と有彩色画像に対応する静電潜像が共存し
、ないしは共存すべきときに次のように処置する。すな
わち、有彩色画像の複写時にはイレース装置によるイレ
ース動作を行わず、両潜像を共に残し、これを有彩色ト
ナーによって可視像化する。他方無彩色画像の複写時に
は、無彩色画像に対応する静電潜像が残り、かつ有彩色
画像に対応する潜像がイレースされる程度の光量でイレ
ース動作を行い、残された無彩色画像の静電潜像を黒色
トナーで可視像化し、得られた有彩色可視像と無彩色可
視像を同一転写材に重ねて転写し、多色画像を得る。こ
の方法によれば、同一イレース単位中に有彩色画像と無
彩色画像に対応する2種の静電潜像が共存していても、
転写材上において、有彩色可視像の一部が黒色トナーで
覆い隠されるので、有彩色可視像と無彩色可視像を明確
に判別ができ、原稿画像に近似した多色画像を得ること
ができる。ところがこの方法では、無彩色画像を複写す
るとき、これに対応する静電潜像だけを残すようにイレ
ース動作を行うため、この潜像の表面電位が低下し、よ
って、黒色トナーの付着量が不足する結果、その可視像
の鮮明度が低下する点にやや°問題があった。
1煎 本発明は上記従来の欠点を除去した新規な多色画像形成
方法を提供することを目的とする。
1戊 本発明は、有彩色トナーで可視像を得るときは、感光体
を露光する際、使用する有彩色トナーの色と補色関係に
あるフィルタを介して露光すると共に、イレース単位中
に無彩色画像に対応する静電潜像だけが含まれ、ないし
は含まれるべきときに、このイレース単位でのイレース
動作を行い、1つのイレース単位中に可視像化すべき有
彩色画像に対応する静電潜像だけが含まれ、ないしは含
まれるべきとき、あるいは該潜像と無彩色画像に対応す
る静電潜像とが共に含まれ、ないしは含まれるべきとき
は、このイレース単位に対するイレース動作を行わず、
残った静電潜像を有彩色トナーによって可視像化する。
そして黒色トナーで可視像を得るときは、使用する1ま
たは複数の有彩色トナーの色に合致した色のフィルタを
介して、感光体を露光すると共に、イレース動作を行わ
ずに静電潜像を黒色トナーによって可視像化する構成を
その特徴とするものである。
以下、従来提案されている構成例およびその欠点を図面
に即してより具体的に明らかにしながら本発明の実施例
を詳細に説明する。
第1図は本発明に係る方法を実施する複写機の一例を示
す説明図である。
第1図において、1はパンクロマチックな分光感度を有
するドラム状の感光体であり、そのまわりに帯電チA・
−ジ2、発光ダイオードアレイ(以下、LEDアレイと
記す)3から成るイレース装置、現像装置4、転写チャ
ージャ5、クリーニング装置6が、感光体1の回転方向
に沿ってこの順に配設されている。
」二記感光体1の右隣りには、これと全く同様な第2の
感光体1aが位置し、そのまわりには上記各要素と同じ
要素がそれぞれ配設されており、右側の第2の感光体1
aのまわりの各要素には、左側の第1の感光体lのまわ
りに配設された各要素に付した符号にaを添えた符号を
付し、その個々についての説明は省略する。本例では左
側の第1の感光体1によって、黒色トナーの可視像を得
、右側の第2の感光体1aによって、有彩色トナーの可
視像を得るように構成されており、第1の例では第2の
感光体1aで赤色可視像を形成する。
したがって第1の感光体1側の第1の現像装置4には黒
色トナーが、第2の現像装置4aには赤色トナーがそれ
ぞれ収容されている。
画成光体1,1aに対向した位置には複数のローラ7.
8.9に巻き掛けられた転写ベルト10がそれ自体周知
の形態で配置され、該ベルト10は矢印Δ方向に駆動さ
れる。
また既述のL’E Dアレイ3,3aは、その多数の発
光部が感光体1,1aに対向して第1図の紙面に垂直な
方向に配列されている。
複写機の上部には図示していないコンタクトガラスが配
置され、その上に同様に第1図には示していない原稿(
第2図(a)参照)が載置される。
コンタクトガラスの下方には結像光学系11が配設され
、この光学系11は後述する各要素から構成されていて
該光学系11には各感光体1.la用のフィルタ装置1
2,12aが含まれている。
次に、本発明の理解のため、本発明者が特願昭59−4
9207号および59−81949号に開示した考えに
従う基本的な複写動作を明らかにする。なお、この基本
動作においては、第1図に示した両フィルタ装置12,
12aは用いられないので、これがないものとして説明
する。
説明を簡単にするため、先ず第2図(、)に示すように
、白地に黒色画像BLから成る無彩色画像と、赤色画像
Rから成る有彩色画像が形成された原′wJ13を複写
する場合について考える。第2図(a)は原稿の一部を
拡大して示したものである。
既述の如くコンタクトガラス上に載置された原fiQi
13は、通常の複写機と同様に光学系11の一構成要素
たる光源(図示せず)が走査移動するとき、この光源か
らの光によって照明され、その反射光は光学系11を通
してそれぞれ時計方向に回転する感光体1,1aおよび
後述するカラースキャナ14に導びかれる。すなわち、
原稿で反射した光は、走査移動するミラー(図示せず)
で反射し、次いで結像レンズ15を通って第1のハーフ
ミラ−I6に至り、ここで反射した光はさらに他のミラ
ー17.18で反射して第1の感光体1に至り、ここに
原稿画像を結像する。また第1のハーフミラ−16およ
び第2のハーフミラ−20を透過し、別のミラー19で
反射した光は第2の感光体1aに至りここにも原稿画像
を結像する。また第2のハーフミラ−20で反射した光
は他の結像レンズ15aを通ってカラースキャナ14に
至り、ここに原稿画像を結像する。
カラースキャナ14としてはそれ自体公知な適宜な形式
のスキャナを用いることができるが、図示したスキャナ
14は、第1図の紙面に対して垂直な方向に配列された
多数の受光部を有する3つのCCD21,22,23と
、その各受光部に重畳されたフィルタ2を有し、第1の
C0D21の各受光部にはレッドフィルタ21aが、第
2のC0D22の各受光部にはグリーンフィルタ22a
が、そして第3のCCD23の各受光部にはブルーフィ
ルタ23aがそれぞれ重畳されている。したがって各フ
ィルタの性質に応じて各CCD21,22゜23の受光
部に選択的に原稿からの光が入射し、それ自体公知の態
・様で原稿画像が、その微小部分毎に色を判別され、第
2図(a)に示した原稿13の場合には黒色画像BLと
赤色画像Rと白地がそ  。
れぞれ判別される。1つのCODを用い、その各受光部
にレッド、グリーン、ブルーのフィルタをこの順に交互
に配列したカラースキャナ等を用いてもよい。
既述のように画成光体1,1aには原稿の光像が結像さ
れるが、これに先立って各感光体1,1aの表面は帯電
チャージャ2,2aによって所定の極性に(本例ではこ
れをプラスとする)に帯電され、したがって上述した露
光によって感光体表面には通常の複写機と全く同様に静
電潜像がそれぞれ形成される。この場合、従来の提案に
係る構成では、第1図に示したフィルタ装置12,12
aが用いられず、感光体上には原稿13上の全ての画像
BL、Rに対応する静電潜像が形成される。
この静電潜像を1次潜像と称することにするが、この例
では各感光体1.la上の1次潜像は第2図(b)およ
び(f)に示す如く、黒色画像BLに対応する潜像(黒
潮像)BLIと、赤色画像Rに対応する潜像(赤潮像)
R1とから成り、黒潮像BLIはたとえば+800V 
、赤潮像R1はこれより低い+400V程度の表面電位
となっている。
他の感光体部分の表面電位はほぼOvである。
上述の如くアナログ的に形成された第1感光体1上の1
次潜像がLEDアレイ3の下に至ると、既述の如くカラ
ーキャナ14によって読み取られて判別された色情報に
基き、LEDアレイ3の各発光部が選択的に発光し、黒
海像BLI以外の潜像、すなわち本例では赤潮像R1に
光が照射され、該潜像が消去される(地肌部にも光を照
射してもよいことは当然である)。原稿上に他の色の画
像、たとえば青色画像、緑色画像等の有彩色画像が形成
されているときは、これらに対応する静電潜像もイレー
スされ、結局、無彩色画像に対応する潜像、本例では黒
潮像BLIだけが残される(第2図(C))。この潜像
を2次潜像と記すことにする。2次潜像は現像装置4を
通過するとき、黒色トナーによって可視像(黒色可視像
)BL2化される(第2図(d))。
一方、第2感光体1aに形成された1次潜像がLEDア
レイ3aの下に至ると、このときは既述の色情報に基い
てLEDアレイ3aの発光部が選択的に発光することに
より、可視像化すべき有彩色画像に対応した潜像、本例
では赤潮像R1以外の全ての潜像が消去され、赤潮像R
1だけが残される(第2図(g))。この場合も、残さ
れた赤潮像を2次潜像と称することにすると、この2次
潜像が現像装置4aを通過するとき、赤色トナーによっ
て可視像(赤色可視像)R2化される(第2図(h))
矢印入方向に駆動される転写ベルト10にはそれ自体公
知のように転写材(たとえば普通紙)24が担持され、
この転写材24が第2および第1の感光体1a、1に順
次接触するとき、各転写チャージャ5a、5の作用によ
って、各感光体Ia、1に形成された赤色可視像R2お
よび黒色可視像BL2がそれぞれ転写され、転写材24
上には原稿画像と同一、ないしは近似した多色画像が形
成される(第2図(e))。次いで転写材24は転写ベ
ルト24から分離され、図示していない定着装置を通過
するとき両回視像が定着される。転写後の感光体部分は
クリーニング装!6,6aによつてそれぞれ清掃される
上述の如く極めて簡単に多色の原稿画像を再現でき、し
かも有彩色可視像と無彩色可視像を別々に形成するので
、無彩色可視像を黒色トナーだけで形成でき、複数色の
トナーを重ねて無彩色可視像を得る一般のカラー複写法
よりも鮮明な可視像を得ることが可能である。原稿上に
赤色画像以外の有彩色画像が形成されているときは、こ
れらについても、赤色画像の複写と全く同様にして、所
定のトナーにより可視像化し、同一の転写材に順次転写
することができる。
ところで、第2図(a)に示す如く、原稿画像の各色の
画像BL、Rが互いに一定距離以上離れているときは、
上述した複写方法により特に問題なくこれらを複写でき
る。ところが、各画像BL。
Rが第3図(a)に示す如く互いに接近ないしは接触し
ていると、以下の如き問題がある。
すなわち、第2図(a)および第3図(a)に鎖線で囲
んで示した如く、カラースキャナ14により原稿がPX
Pの単位で読取られ、一方第2図(b)および第3図(
b)にも鎖線で囲んで示したように感光体表面がPxP
の単位でイレースされるとしたとき、たとえばP =0
.5 m、 p =0.25閣のようにP>Pに設定さ
れていると、1つのイレース単位中に複数の、この例で
は4つの読取り単位が含まれることになる(通常は正数
倍)。この場合、赤色画像Rと黒色画像BLが互いに接
近ないしは接触していると、第3図(b)および。
(f)に示す如くこれらの赤潜像R1および黒潮像BL
Iも互いに接近ないしは接触し、1つのイレース単位I
中に黒潮像BLIと赤潜像R1が共存する場合があり得
る。先に説明した方法では、第1感光体1の方では赤潜
像R1を消去し、第2感光体1aの方では黒潮像BLI
を消去して、それぞれ第2潜像を形成するのであるが、
上述のように1つのイレース単位I中に両潜像BLI、
R1が含まれているときは、黒潮像だけ、あるいは赤潜
像だけを消去することはできない。そこでこのイレース
単位I中の両潜像BLI、R1を共に消去するか、ある
いはこのイレース単位Iに対するイレース動作を行わず
に両潜像BLI、R1を共に残すかのいずれかの方法を
採用しなければならないが、このようにすれば、原稿画
像に忠実な画像を再現することはできない。
そこで、特願昭59−91278号では次の方法を提案
する。すなわち、第1の感光体1側では両潜像BLI、
R1の共存するイレース単位Iに対し、LEDアレイ3
の発光光量を半分程度に落としてイレース動作を行い、
黒潮像BLIの表面電位については、これを黒色トナー
で可視像化できる程度、たとえば+800vから+40
0v程度にまで低下させ、赤潜像R1はこれを可視像化
できない程度、たとえば0■ないしはその近傍までその
表面電位を低下させ、赤潜像R1だけをイレースする(
第3図(C))。感光体1上の表面電位がたとえば+3
00v以上のとき、該表面にトナーを付着できるように
、現像装置4の現像能力を定めておけば、黒潮像BLI
を黒色トナーぞ可視像(BL2)化でき、他の部分には
実質的にトナーは付着しない(第3図(d))。
他方、第2感光体la側においては、同じイレース単位
I内に赤潜像R1と黒潮像BLIが共存するときは(第
3図(f)) 、このイレース単位■でのイレース動作
は行わずに、両潜像BL、1.R1を共に残しく第3図
(g))、これらを赤色トナーによって赤色可視像(R
2)化する(第3図(h))。
1つのイレース単位中に2種類の静電潜像BL1、R1
が共存しないイレース単位においては、第2図の場合と
同じく必要に応じてイレース動作を行い、その後の2次
潜像を各色のトナーによってそれぞれ可視像化する。
上述の如く第1および第2感光体1,1aに形成した可
視像BL2.R2を同一転写材に転写すれば、第3図(
e)に示すように転写材24上に赤色可視像R2と黒色
可視像BL2が得られる。
この場合、特に符号りを付した可視像部分は、赤色トナ
ーの上に黒色トナーが重なって黒色可視像が形成され、
原稿の画像が欠けることはない。ところが、この部分り
を黒色トナーにより可視像化するとき、その静電潜像部
分Di(第3図(C))の表面電位は、通常の黒潮像の
表面電位(たとえば800V)よりも低く、既述のよう
にたとえば400V程度であるため、黒色トナーの付着
量は通常の場合よりも少なくなり、したがって完成した
多色画像の部分りにおいては、黒色トナーだけで形成さ
れた部分Cよりも赤味が強く、画質が低下する。
また、第3図(b)に示したイレース単位■を、半分程
度の光量でイレース動作を行うとき、その光量を常に同
じ程度に保つことは難かしく、成る程度ばらつくことも
あるが、このような場合、形成された可視像部分りの色
あいおよび濃度がその都度変化する欠点を免れない。
また、第3図(a)に示すように黒色画像BLおよび赤
色画像R以外に、これと色の異なる、たとえば青色画像
Bが形成され、しかもこれに隣接して第2の赤色画像R
′が形成されている原稿13の青色画像Bを、第3図に
示した先の方法に従い、黒色トナーで再現しようとした
とき、青色画像が黒以外の色で再現されることがある。
すなわち、画成光体1,1a上には第3図(b)および
(f)に示す如く、青潜像B1と第2の赤潮像R1’も
形成される。そして第1感光体1側では、可視像化すべ
きでない潜像、すなわち赤潮像プ1.R1′がイレース
されるが、赤潮像R1’ と青潜像B1が共存するイレ
ース単位11では、赤潮像R1’だけをイレースできな
いので、この単位11に入り込んだ青潜像B1も消去さ
れる(第3図(C))。他方、第2感光体la側では原
則として、赤潮像R1,R1’以外の潜像は全て消去さ
れるが、異種潜像が入り込んだイレース単位I、Ilで
は赤潮像だけを消すことができないため、これらの単位
I、Il中の黒潮像と青潜像B1が残される。
そして、画成光体1,1a上の上記2次潜像を黒色トナ
ーと赤色トナーでそれぞれ可視像BL2゜R2,R2′
化しく第3図(b)、(d)、(h))、これらを転写
材24に転写すれば、第3図(e)に示す多色可視像が
得られるが、本来黒色で再現されるべきEの部分が赤色
で再現されることになり、これはオペレータの意図した
ものと相違する。
以上、黒色画像、赤色画像、および青色画像についての
特殊な場合を例示したが、このような欠点は他の例でも
同様に発生する。
次に本発明に係る複写動作を説明するが、この動作は以
下に説明する点以外は、先に説明した基本的動作と異な
るところはなく、よって重複した説明は省くことにする
本発明に係る方法によっても各種形態の原稿を複写でき
るが、ここでは先ず、第3図(a)にも示した、第4図
(a)に示す原稿13、すなわち黒色画像BLから成る
無彩色画像、これに隣接する赤色画像R1第2の赤色画
像R′および青色画像Bが形成されている原稿を複写す
るものとし、その際、黒色画像と赤色画像はそれぞれの
色で、また青色画像は黒色で再現する場合について説明
する。
上記原稿13からの光によって第1および第2感光体1
,1.aを露光し、その静電潜像を形成する際、本発明
に係る方法では、第2感光体1a側では、第1図に示し
た第2フイルタ装置12aのシアンフィルタ30を光路
中にもたらし、このフィルタ30を通して第2感光体1
aを露光する。換言すれば、第2感光体1aで得ようと
する可視像の色(本例では赤)と補色関係にあるシアン
フィルタ30を通ルて、原稿13からの光を第2感光体
1aに照射する。シアンフィルタ30は、青色光および
緑色光を透過し、赤色光は通さず、しかも黒色画像BL
からはほとんど光が感光体1aに至ることはないので、
第2感光体la上には、第4図(f)に示すように青色
画像Bに対応する潜像以外の潜像、すなわち黒潮像BL
Iおよび赤潮像R1,R1’から成る1次潜像が形成さ
れる(青潜像が形成されない程度の光量で原稿を照明す
ることは当然である)。原稿13上に緑色画像等の他の
色の画像が形成されていたときも、これに対応する潜像
は感光体la上には形成されない。
黒潮像BLIと赤潮像R1,R1’の表面電位はたとえ
ば+800v程となり、他の感光体部分は可視像化され
得ない値となる。
次に、上記1次潜像は、予め読取られた色情報に基<L
EDアレイ3aの選択的な発光によって、第2図の場合
と同様に黒潮像BLIがイースされるが、その際、1つ
のイレース単位工 (第4図(f))中に、赤潮像R1
と黒潮像BLIが共存するときは、このイレース単位I
に対してイレース動作を全く行わない。したがってLE
Dアレイ3aを通過した後の感光体上の2次潜像は第5
図(g)に示す如くなり、上記イレース単位Iに対応す
る部分には、赤潮像R1と黒潮像BLIが共に形成され
たままである。かかる2次潜像は、第2の現像装置4a
を通過するとき、第4図(h)に示すように赤色トナー
によって赤色可視像R2゜R2’化される。
他方、第1感光体1の側では、そのフィルタ装置12の
レッドフィルタ31が光路中にもたらされる。換言すれ
ば、最終的に得られる多色画像の有彩色画像に合致する
色のフィルタが光路中にもたらされ、本例ではこの有彩
色画像が赤であるから、レッドフィルタ31が使用され
る。このフィルタ31を通して感光体1を露光すれば、
第4図(b)に示す如く、赤潮像以外の黒潮像BLIと
青潜像B1から成る1次潜像が形成される。そしてこの
1次潜像はLEDアレイ3によるイレース動作を全く行
われない。したがって1次潜像の表面電位が+800v
であれば(他の感光体部分はほぼOV)、LEDアレイ
通過後の2次潜像の表面電位も+800■に保たれ、1
次および2次潜像の実質上の相違はない(第4図(C)
)。この潜像は現像装置4を通るとき黒色トナーによっ
て可視像化されるが(第4図(d)) 、このときの潜
像はLEDアレイによるイレース作用を受けていないの
で潜像の全体に亘って多量のトナーが付着する。
画成光体1.la上の赤色および黒色可視像R2、R2
’ 、BL2は、転写ベルト10上の同一転写材24上
に順次転写・定着され、第4図(b)に示す多色画像が
得られる。このとき、第4図(e)に符号りを付した部
分は赤色トナーの上に黒色トナーを重ねた黒色可視像と
なっているが、第3図(e)の場合と異なり、この部分
りには多量のトナーが付着しているため、赤色トナーは
実質的に完全に覆い隠され、その外観はほぼ純黒色とな
る。
また同一イレース単位中に異種潜像が共存しても、これ
に対し、光量を半減させてイレース動作を行う必要はな
いので、イレース光量のばらつきによる画質低下も防止
できる。さらに青潜像B1も黒色トナーによって可視像
化され、オペレータの意図する多色画像を得ることがで
きる。
上述した方法は、第1感光体1側では不要な有彩色可視
像の潜像を最終的に得ようとする有彩色可視像の色と合
致したフィルタでイレースし、第2感光体側1aでは、
この有彩色可視像と補色関係にあるフィルタにより得よ
うとする有彩色潜像以外の有彩色潜像と無彩色潜像をイ
レースすることを基本にすると共に同一イレース単位中
に無彩色潜像と得ようとする有彩色潜像が共存するとき
はこれらを共に残すことによって、必要情報を欠落させ
ず、高品質な画像を得ようとするものであり、この考え
に従う限り、他の色の画像に対しても、また他の色のト
ナーを用いたときも同様にして複写可能である。
たとえば、第5図(、)に示す如く赤色画像R2R′黒
色画像BL、青色画像Bを有する原稿13を黒、赤、青
の各色で再現するには、第2のフィルタ1QW12aを
回転して、青と補色関係にあるイエローフィルタ32を
光路中にもたらし、原稿13からの光をこのフィルタ3
2を通して感光体1aに導びき、第5図(i)に示す如
く、赤潮像を除く青潜像B1と黒潮像BLIを形成しく
イエローフィルタは赤色光と緑色光を通す)、次いで黒
潮像を消去する。この場合、第5図(i)には示してい
ないが同一イレース単位中に、青潜像B       
 1.1と黒潮像BLIが共存するときは、この単位で
のイレース動作は行わないことは第4図の場合と同様で
ある。かく形成された2次潜像(第5図゛(j))を、
青色トナーを収容した第2の現像装置4aで第5図(k
)に示す如く青色可視像B2化し、これを転写材24(
第5図(e))に転写する。
他方、第1感光体1に対しては帯電チャージャ2による
帯電を行わず、あるいはイレース装置3によって感光体
表面を全面に露光して可視像を全く形成せず、青色可視
像の形成された転写材24を定着後、一旦機外に排出す
る。
次いで、同じ原稿13を照明走査し、その際、第2感光
体la側のフィルタ装置12aでは赤と補色関係にある
シアンフィルタ3oを光路中にもたらし第4図の場合と
同様にして、1次潜像(第5図(f))、2次潜像(第
5図(g))を得、これを赤色トナーで可視像化する(
第5図(h))。またこのとき第1感光体1側9フィル
タ装置12では、最終的に得ようとする多色画像の有彩
色画像の色に合致したフィルタ、この例では有彩色が赤
と青であるからこれらに合致した(すなわちこれらの色
の光を通す)マゼンタフィルタ33を光路中にもたらし
て感光体1を露光し、これにより得られた1次潜像1第
5図(b))をイレースせずにそのまま2次潜像として
(第5図(’c))−これを黒色トナーによって可視像
化する(第5図(d))。そして先に青色可視像を形成
した転写材24を転写ベルト10に再び担持させて搬送
し、画成光体1a、1にそれぞれ形成した赤色可視像R
,2,R2’ と黒色可視像BL2を転写材24に順次
重ねて転写し、第5図(e)に示す如き原稿に忠実な可
視像が得られる。勿論、赤色可視像を先に得るように、
青色可視像の形成時に黒色可視像を得るようにしてもよ
い。
全く同様にして、これ以上の多色原稿、たとえば黒色、
赤色、青色および緑色の原稿も複写できる。すなわち第
2感光体側でそれぞれの色の画像と補色関係にあるフィ
ルタを順次光路中にもたらし、その都度現像装置4aを
所定の色のトナーの現像装置と交換して、所定色の可視
像を同一転写材24上に順次形成する。この場合、その
都度転写材を機外に排出し、再び感光体1aに向けて給
送することは当然であり、また黒色可視像形成時以外は
第1感光体上に潜像を形成しない。そしてたとえば第2
感光体1aによって3色目の可視像を形成する際、第】
感光体1にも1次潜像を形成するが、このときは、最終
的に得ようとする多色画像の有彩色画像の色が赤、青、
緑であるため、これらに合致したフィルタ(これらの色
の光が透過するフィルタ)を使用して感光体を露光する
ことになるが、かかるフィルタは結局フィルタを用いな
いことを意味し、したがって、何らフィルタを通すこと
なく原稿画像を露光し、第1感光体1上に黒色画像に対
応する1次潜像だけを形成し、これをイレースせずに2
次潜像とし、これを現像袋!!4で黒色トナーにより可
視像化する。このようにして最終的には全ての4色の可
視像から成る多色画像が得られる。
原稿画像が黒色画像と黄色画像であり、これを黒と黄色
で再現するときは、第1感光体側では再現すべき黄色に
合致するイエローフィルタ、また第2感光体側では黄色
と補色関係にあるブルーフィルタを用いて原稿画像を感
光体上に結像し、上述した動作と全く同様に、必要に応
じてイレース動作を行えばよい6 本発明は、第1図に示した複写機以外の各種複写機を用
いて実施することができる。たとえばドラムないしはベ
ルト状の1つの感光体を用い、これを複数回回転させる
ことにより、各色の可視像をその都度形成してもよいし
、逆に3以上の感光体を用いてそのそれぞれで各色の可
視像を形成してもよい。また転写材を転写ドラム等の固
定装置に固定して各可視像を転写材に転写すれば、各画
像のずれを防止でき有利である。さらに1つの感光体の
まわりに、色の異なるトナーを収容した現像装置を複数
個配設すれば、現像装置の交換作業を省略できる。また
原稿を読取って各々の原稿画像を判別する工程を複写動
作と同時に行わずに、プレスキャンにより予め行うよう
にしてもよい。
第1図に示した装置では、感光体上に静電潜像を形成し
た後にLEDアレイによって所定の潜像を消去させたが
、感光体の帯電後であれば、静電潜像形成前または同時
にイレース動作を行っても同じ結果が得られる。潜像形
成前にイレースを行うときは、イレース動作時には感光
体上に潜像は未だ形成されていないので、各イレース単
位中に潜像は含まれていないが、含まれるべき状態にあ
り、したがって各イレース単位と潜像との対応関係は先
に示した実施例と変りはない。
本発明で利用されるイレース装置としてはLEDアレイ
以外の適宜な装置、たとえばレーザ、FLアレイ、PL
ZTスイッチングアレイと光源を有する装置等を用いて
もよいし、カラースキャナとしても適宜な装置を利用で
きる。
図示した実施例のように、転写材上に先ず有彩色可視像
を形成し、−参上に黒色トナーから成る無彩色可視像を
形成するようにすると、無彩色可視像を鮮明に形成でき
特に有利である。
潜像のイレースとは、これを現像装置によって可視像化
できない状態まで感光体上の表面電位を低下させること
を意味し、必ずしもOvに低下させることではないこと
は上の説明からよく理解できる。
窯す艮 本発明によれば、簡単に多色画像が得られるだけでなく
、画質低下を抑えつつ、原稿上の画像情報の欠落を伴わ
ずにこれを再現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法を実施する複写機の一例を示
した説明図、第2図および第3図の(a)乃至(h)は
従来の提案に係る複写動作の手順を一示した説明図、第
4図(a)乃至(h)および第5図(a)乃至(k)は
本発明に係る複写方法を例示した説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カラースキャナによって原稿画像を読み取り、原
    稿上の少なくとも2種類の異色画像を判別する工程と、
    一様に帯電した感光体表面を原稿からの光により露光し
    て静電潜像を形成する前または後、あるいは同時に、判
    別情報に基いてイレース装置からの光を選択的に当てる
    静電潜像イレース工程と、該イレース工程後に感光体上
    に残った静電潜像をトナーによって可視像化する現像工
    程を包含し、前記現像工程を、黒色トナーによる可視像
    化動作のときと、有彩色トナーによる可視像化動作のと
    きとでそれぞれ別々に行い、これらにより得られた各可
    視像を同一転写材に転写する多色画像形成方法において
    、有彩色トナーで可視像を得るときは、感光体を露光す
    る際、使用する有彩色トナーの色と補色関係にあるフィ
    ルタを介して露光すると共に、1つのイレース単位中に
    無彩色画像に対応する静電潜像だけが含まれ、ないしは
    含まれるべきときに、このイレース単位でのイレース動
    作を行い、1つのイレース単位中に可視像化すべき有彩
    色画像に対応する静電潜像だけが含まれ、ないしは含ま
    れるべきとき、あるいは該潜像と無彩色画像に対応する
    静電潜像とが共に含まれ、ないしは含まれるべきときは
    、このイレース単位に対するイレース動作を行わず、残
    った静電潜像を有彩色トナーによって可視像化し、 黒色トナーで可視像を得るときは、使用する1または複
    数色の有彩色トナーの色に合致した色のフィルタを介し
    て感光体を露光すると共に、イレース動作を行わずに静
    電潜像を黒色トナーによって可視像化することを特徴と
    する前記多色画像形成方法。
  2. (2)有彩色トナーから得られた可視像を先に転写材に
    転写し、最後に黒色トナーから得られた可視像を転写材
    に転写する特許請求の範囲第1項に記載の多色画像形成
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6444457A (en) * 1987-08-12 1989-02-16 Ricoh Kk Both-surface image forming method
JPH0445159U (ja) * 1990-08-21 1992-04-16
JP2010012472A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Apollo Seiko Ltd 半田付け装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6444457A (en) * 1987-08-12 1989-02-16 Ricoh Kk Both-surface image forming method
JPH0445159U (ja) * 1990-08-21 1992-04-16
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