JPS61275123A - ハロゲン化シラン類の不均化方法 - Google Patents
ハロゲン化シラン類の不均化方法Info
- Publication number
- JPS61275123A JPS61275123A JP11528885A JP11528885A JPS61275123A JP S61275123 A JPS61275123 A JP S61275123A JP 11528885 A JP11528885 A JP 11528885A JP 11528885 A JP11528885 A JP 11528885A JP S61275123 A JPS61275123 A JP S61275123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pyrrole
- copolymer
- halogenated silane
- catalyst
- silane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はハロゲン化シラン類の不均化方法に関する。さ
らに詳しくは特定の触媒を用いるノ・ロダン化シラン類
の不均化方法に関する。
らに詳しくは特定の触媒を用いるノ・ロダン化シラン類
の不均化方法に関する。
半導体用、太陽電池用、感光体ドラム用などの用途に用
いられ、近年その需要が大幅に増大している。これらの
モノシラン、ジクロロ7ランを製造する方法としては四
ハロゲン化7ランを還元する方法、或はケイ素の合金と
塩酸を反応する方法。
いられ、近年その需要が大幅に増大している。これらの
モノシラン、ジクロロ7ランを製造する方法としては四
ハロゲン化7ランを還元する方法、或はケイ素の合金と
塩酸を反応する方法。
或はトリハロゲン化シランを不均化する方法などが知ら
れている。
れている。
発明が解決すべき問題点
トリハロゲン化クランなどを不均化してモノシラン、モ
ノハロゲン化7ラン、ジハロゲン化7ランなどを製′造
する方法は工業的にもつとも安価にモノクラン、モノハ
ロゲン化シラン、ジハロゲン化シランなどをよりハロゲ
ン基の多いシランから製造する方法(以下単に不均化法
という)として期待されておりアジポニトリル等のニト
リル類を用いる方法(米国特許第2732282号)脂
肪族シアナミドを用いる方法(米国特許第273228
0号)などの均一系の触媒を用いる多くの方法が知られ
ているが触媒と反応生成物及び/又は原料との分離に多
大なエネルギー、時間等を要する問題がある。これに対
しては陰イオン交換樹脂を用いる方法(特公昭52−1
8678号)、アミノアルコールと7リカの反応生成物
を用いる方法(特開昭59−156907号)などの固
体触媒を用いる方法が知られているが前者では触媒が高
価である上に耐熱性に問題があり、又後者では触媒活性
が低く実用的でないなどの問題があった。
ノハロゲン化7ラン、ジハロゲン化7ランなどを製′造
する方法は工業的にもつとも安価にモノクラン、モノハ
ロゲン化シラン、ジハロゲン化シランなどをよりハロゲ
ン基の多いシランから製造する方法(以下単に不均化法
という)として期待されておりアジポニトリル等のニト
リル類を用いる方法(米国特許第2732282号)脂
肪族シアナミドを用いる方法(米国特許第273228
0号)などの均一系の触媒を用いる多くの方法が知られ
ているが触媒と反応生成物及び/又は原料との分離に多
大なエネルギー、時間等を要する問題がある。これに対
しては陰イオン交換樹脂を用いる方法(特公昭52−1
8678号)、アミノアルコールと7リカの反応生成物
を用いる方法(特開昭59−156907号)などの固
体触媒を用いる方法が知られているが前者では触媒が高
価である上に耐熱性に問題があり、又後者では触媒活性
が低く実用的でないなどの問題があった。
発明の開示
本発明者らは上記問題を解決して高活性な固体触媒を用
いたハロゲン化シラン類の不均化方法について鋭意検討
し本発明を完成した。
いたハロゲン化シラン類の不均化方法について鋭意検討
し本発明を完成した。
即ち本発明はピロール類と他の複素5員環式化合物の共
重合体にノ・ロダン化シラン類を接触せしめることを特
徴とするノ・ロダン化シラン類の不均化方法である。
重合体にノ・ロダン化シラン類を接触せしめることを特
徴とするノ・ロダン化シラン類の不均化方法である。
本発明においてハロゲン化7ラン類とはモノクロロアラ
ン、ジクロロ7ラン、トリクロロシランなどの塩化シラ
ン類;モノフッ化7ラン、ジフツ化シラン、トリフッ化
クランなどのフッ化シラン類が一般的な化合物として例
示できる。本発明において不均化とは出発ハロゲン化7
ラン類に比較して・・ロゲン原子の少いシラン類が生成
する反応であると定義される。例えばトリクロロシラン
な不均化することでモノシラン、モノクロロアラン。
ン、ジクロロ7ラン、トリクロロシランなどの塩化シラ
ン類;モノフッ化7ラン、ジフツ化シラン、トリフッ化
クランなどのフッ化シラン類が一般的な化合物として例
示できる。本発明において不均化とは出発ハロゲン化7
ラン類に比較して・・ロゲン原子の少いシラン類が生成
する反応であると定義される。例えばトリクロロシラン
な不均化することでモノシラン、モノクロロアラン。
ジクロロシラン、トリクロロシラン、テトラクロロシラ
ンの混合物とするが如き反応である。
ンの混合物とするが如き反応である。
本発明においてピロール類とはピロール、N−アルキル
ピロール、N−アリールピロール、3−アルキルピロー
ル、3−アリ−”ルピロール、3.4−ジアルキルピロ
ール、3,4−ジアリールピロールなどが具体例として
示される。
ピロール、N−アリールピロール、3−アルキルピロー
ル、3−アリ−”ルピロール、3.4−ジアルキルピロ
ール、3,4−ジアリールピロールなどが具体例として
示される。
上記ピロール類と共重合する他の複素5員礫式化合物と
してはチオフェン類、フラン類、セレノフェン類、テル
ロフェン類などがあげられ、それぞ・れの3及び/又は
4位の置換化合物が具体例としてあげられる。
してはチオフェン類、フラン類、セレノフェン類、テル
ロフェン類などがあげられ、それぞ・れの3及び/又は
4位の置換化合物が具体例としてあげられる。
本発明においてピロール類と他の複素5員環式化合物の
共重合体の製造法としては特に制限はなく1例えば酸化
剤を用いる方法(Advances 1nHetero
cyclic Chemistry 15巻67ページ
(1973));電解重合による方法(Journal
of Chemica 5ociety Chemic
al Carmunication(1979年)63
5ページ)が知られておりそれらの方法を採用すること
ができる。
共重合体の製造法としては特に制限はなく1例えば酸化
剤を用いる方法(Advances 1nHetero
cyclic Chemistry 15巻67ページ
(1973));電解重合による方法(Journal
of Chemica 5ociety Chemic
al Carmunication(1979年)63
5ページ)が知られておりそれらの方法を採用すること
ができる。
本発明において共重合体を製造する際のピロー上述のピ
ロール類の共重合体はそのまま不均化反応の触媒として
利用できるが好ましくは適当な担体に担持して用いるこ
ともできる。この方法としては例えばピロール類を担体
上に電解重合法で重合する方法が知られており(例えば
特開昭59−168010号)、その方法を適用するこ
とが可能である。又ピロール類の共重合体を共粉砕処理
する方法、或は担体に酸化剤を含浸せしめ次いでピロー
ル類と他の複素5員環式化合物を接触せしめることで担
体に担持することもできる。担体としては種々のものが
利用できるが耐熱性の樹脂粒子、或はシリカ、アルミナ
、タルク、ケイソウ土などの無機化合物が具体例として
例示できる。
ロール類の共重合体はそのまま不均化反応の触媒として
利用できるが好ましくは適当な担体に担持して用いるこ
ともできる。この方法としては例えばピロール類を担体
上に電解重合法で重合する方法が知られており(例えば
特開昭59−168010号)、その方法を適用するこ
とが可能である。又ピロール類の共重合体を共粉砕処理
する方法、或は担体に酸化剤を含浸せしめ次いでピロー
ル類と他の複素5員環式化合物を接触せしめることで担
体に担持することもできる。担体としては種々のものが
利用できるが耐熱性の樹脂粒子、或はシリカ、アルミナ
、タルク、ケイソウ土などの無機化合物が具体例として
例示できる。
これらのピロール類の共重合体はそのままでも・・ロダ
ン化シラン類の不均化反応に使用辱き、場合によっては
使用に先立って30℃以上の温度で加熱処理することも
できる。
ン化シラン類の不均化反応に使用辱き、場合によっては
使用に先立って30℃以上の温度で加熱処理することも
できる。
上述の方法で得られたピロール類と他の複素5員環式化
合物の共重合体とノ・ロゲン化7ラン類の接触方法につ
いては特に制限はなく、液相状態のハロゲン化シラン類
中に上述の共重合体を分散せしめる方法、或は担体に担
持した共重合体を充填した流動床或は固定床反応器で気
相或は液相でノ〜ロゲン化7ラン類を接触せしめる方法
などが採用できる。
合物の共重合体とノ・ロゲン化7ラン類の接触方法につ
いては特に制限はなく、液相状態のハロゲン化シラン類
中に上述の共重合体を分散せしめる方法、或は担体に担
持した共重合体を充填した流動床或は固定床反応器で気
相或は液相でノ〜ロゲン化7ラン類を接触せしめる方法
などが採用できる。
反応温度についても特に制限はないが常温〜300℃好
ましくは20〜200℃で行うことができる。反応時間
についても特に制限はなく所望の組成となるように反応
時間を定めれば良く通常数秒〜数時間である。
ましくは20〜200℃で行うことができる。反応時間
についても特に制限はなく所望の組成となるように反応
時間を定めれば良く通常数秒〜数時間である。
効果
本発明の方法を実施することにより極めて効果よくハロ
ゲン化シラン類を不均化して7ラン類を製造することが
可能であり工業的に極めて価値がある。
ゲン化シラン類を不均化して7ラン類を製造することが
可能であり工業的に極めて価値がある。
実施例
以下に実施例を挙げ本発明をさらに説明する。
実施例1
粒度10〜40メツシーのシリカゲル10り。
塩化第2鉄0.3 gをメタノール2〇−中で混合し次
いでメタノールを蒸発除去して酸化剤含浸担体とした。
いでメタノールを蒸発除去して酸化剤含浸担体とした。
この酸化剤含浸担体をガラス管に入れN−メチルピロー
ルとしてQ、ltd/hr、チオフェンとして0.05
m//hrを窒素で同伴して導入して40時間反応せし
めN−メチルピロール共重合体を担持せしめた。
ルとしてQ、ltd/hr、チオフェンとして0.05
m//hrを窒素で同伴して導入して40時間反応せし
めN−メチルピロール共重合体を担持せしめた。
反応後メタノールで洗浄乾燥し10.7 gの触媒を得
た。
た。
元素分析よりN−メチルピロールとチオフェンの比は約
9:1であった。
9:1であった。
この触媒11を内径81m長さ40cmのV字型SvS
管製流通式反応器に充填した。反応器内にヘリウムを流
しながら反応器を加熱して140℃とした。次いでヘリ
ウムにかえて純度99.9%のトリクロロシランを20
cc/minで供給し反応生成物はメタノール−ドラ
イアイスにて冷却して捕集した。反応生成物をガスクロ
マトグラフにより分析したところトリクロロシランが8
1.0モルチジクロロシランが8.6モルチ 四塩化珪
素が9.6モルチであった。
管製流通式反応器に充填した。反応器内にヘリウムを流
しながら反応器を加熱して140℃とした。次いでヘリ
ウムにかえて純度99.9%のトリクロロシランを20
cc/minで供給し反応生成物はメタノール−ドラ
イアイスにて冷却して捕集した。反応生成物をガスクロ
マトグラフにより分析したところトリクロロシランが8
1.0モルチジクロロシランが8.6モルチ 四塩化珪
素が9.6モルチであった。
実施例2
チオフェンにかえてフランと゛した他は実施例1と同様
にして重合して触媒を得た。元素分析によればN−メチ
ルピロールと7ランの比率は7:3であった。この触媒
を用いて温度を100℃とした他は同様にトリクロロシ
ランを不均化したところ、トリクロロシランカ94.8
モルチ、ジクロロシランが2.5モルチ、四塩化ケイ素
が2.7モルチであった。
にして重合して触媒を得た。元素分析によればN−メチ
ルピロールと7ランの比率は7:3であった。この触媒
を用いて温度を100℃とした他は同様にトリクロロシ
ランを不均化したところ、トリクロロシランカ94.8
モルチ、ジクロロシランが2.5モルチ、四塩化ケイ素
が2.7モルチであった。
実施例3
担体として活性アルミナを用い、N−メチルピロールに
かえてピロールを用いた他は実施例1と同様にした。ピ
ロールとチオフェンの比率は約7=3であった。
かえてピロールを用いた他は実施例1と同様にした。ピ
ロールとチオフェンの比率は約7=3であった。
同様に不均化反応を行ったところ反応生成物はトリクロ
ロクラン力84 、1モルq6.ジクロロクランが7.
6モルチ、四塩化ケイ素が8.0モルチであった。
ロクラン力84 、1モルq6.ジクロロクランが7.
6モルチ、四塩化ケイ素が8.0モルチであった。
Claims (2)
- (1)ピロール類と他の複素5員環式化合物の共重合体
にハロゲン化シラン類を接触せしめることを特徴とする
ハロゲン化シラン類の不均化方法。 - (2)ピロール類と他の複素5員環式化合物を無機化合
物担体上に重合して得た共重合体を用いる特許請求の範
囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11528885A JPS61275123A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | ハロゲン化シラン類の不均化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11528885A JPS61275123A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | ハロゲン化シラン類の不均化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61275123A true JPS61275123A (ja) | 1986-12-05 |
Family
ID=14658948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11528885A Pending JPS61275123A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | ハロゲン化シラン類の不均化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61275123A (ja) |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP11528885A patent/JPS61275123A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2874297B2 (ja) | 逆相クロマトグラフィー用充填剤及びその製造方法 | |
JP2013542168A (ja) | 高次シランの選択的分解法 | |
JPS61275123A (ja) | ハロゲン化シラン類の不均化方法 | |
US2666775A (en) | Preparation of organosilanes by reaction of silicon with organic halides | |
JPH0430929B2 (ja) | ||
US2887500A (en) | Redistribution of organosilanes | |
JPH0688774B2 (ja) | ハロゲン化シラン類の不均化方法 | |
JPH0730179B2 (ja) | フエニレン基含有オルガノポリシロキサンおよびその製造法 | |
JP2762746B2 (ja) | ポリオルガノシランの製造方法 | |
JPS61274749A (ja) | 不均化触媒の製造方法 | |
JPS59155409A (ja) | 重合体の製法 | |
JP2001048987A (ja) | ネットワークポリシランの製造方法 | |
JPS6212606A (ja) | ハロゲン化シラン類の不均化方法 | |
JP3631213B2 (ja) | 官能基を有するフェロセニレンシリレンポリマー及びその製造方法 | |
JPH05310808A (ja) | エポキシ基含有ポリマーで被覆された無機微粒子の製法 | |
SU455110A1 (ru) | Способ получени этилхлорсиланов | |
JPS61151015A (ja) | 部分置換フルオロシランの製造方法 | |
JPS61278357A (ja) | 不均化触媒の製造方法 | |
JPH01122915A (ja) | ハロゲンシランの不均化方法 | |
JPH0757683B2 (ja) | ハロゲン化シラン類の製造方法 | |
JPS61187937A (ja) | ハロゲン化シラン不均化触媒 | |
JPH05320356A (ja) | ポリボロシラザン及びその製造方法 | |
JPS61243050A (ja) | アミノ酸塩酸塩の製造法 | |
JPH0380797B2 (ja) | ||
SU392694A1 (ru) | Способ получения органилхлорсиланов |