JPS61273922A - ゲ−ト切断処理方法及び金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）　　産業上の利用分野 本発明は、材料射出を終えた金属又はプラスチックス成
形品のゲート部分の切断と除去を、型開きと同時に行な
う方法等に関するものである。

金属のダイカスト成形法やプラスチックス射出成形法は
、原理的には材・料を加熱によって溶融、流動状態とし
、所望の型に流し込み、冷却（熱硬化性樹脂にあっては
加熱）によって固化定着させて目的を達するものである
。

そしてダイカスト成形・プラスチックス射出成形は、 ■　成形サイクルが短く、極めて高能率の成形作業を行
なうことができる。

■　自動制御が実行しやすい。

い ・　　　　　　■　特別な熟練工を必要とせず、肉体労
働も比較□　　　　　　　的少ない。

■　大量生産が可能である。

■　複雑な形状の成形品を比較的簡単に成形することが
できる。

等々の利点があり、現在特にプラスチックス成形分野に
おいては代表的な成形法である。なお、金属のダイカス
ト成形法はプラスチックスの射出成形法と同様の原理に
よる成形法であるので、以下、　　　　　　　プラスチ
ックスの射出成形に基づいて本発明を説明する。

′　　　　　　　射出成形機の基本的構造は、金型・金
型型締機５、□− 構・材料射出機構・材料可塑化機構・材料計量装装置・
運転駆動装置・電気制御装置に大別される。

本発明は、このうちの金型部分についてのもの、χ、 ゛、〉、゛（である。

：、１ｊ・５ゴ □゛１、 。゛・　　　　　　　山）従来の技術 Ｘ　。

゛プラスチックス射出成形用金型の構成は、一般に板状
の鋼を重ねた固定側（概して雌型）と移動型（概して雄
型）とから成り、その合わせ目であるパーティング・ラ
イン（分離線）に目的の成形品となるキャビティ　（空
窩）を作る。

射出成形用プラスチックス材料を、材料可塑化機構で加
熱熔融させ、材料射出機構にて該キャビティに充填させ
るが、該射出機構のノズルまで来た材料は、射出・充填
までに種々の部位を通過するのでこれらを第６図・第７
図にて図示する。

まず、一定温度に溶融された樹脂材料（Ｐ）は射出成形
機のプランジャ或いはスクリュー（図示せず）によって
スプル（１）を通過し、ランナ（２）を経てゲート（３
）からキャビティ（４）のすみずみに至る。

図の上側は固定側であり、下側が移動側になる。

なお樹脂材料（Ｐ）の固化については、熱可塑性樹脂の
場合は加熱すれば溶融し冷却すれば固化するので加圧・
冷却によって行ない、熱硬化性樹脂の場合は、シリンダ
ー内では流動性は持つが固化反応は進行しない程度に加
熱しておき最後にノズル部で反応が進行する程度に温度
を上げそのまま金型に射出して高温で固化させるという
相違点がある。

そして、樹脂材料（Ｐ）がある程度固化されたら型開き
する。固化された樹脂材料（Ｐ）は、エゼクタピン（５
）によって突き出され成形品が得られる。第７図は第６
図で示した金型を型開きさせて′　　　　　　いる途中
を示すものである。

固化時樹脂材料（Ｐ）は、該スプル（１）・ランナ（２
）・ゲート（３）・キャビティ（４）の空窩部分総てに
充填されているので、型開きした際製品として必要なキ
ャビティ（４）以外に余分なものも同時にできる。

製品と余分な部分との接当箇所たるゲート（３）は、切
断を考慮して幾分狭（なったランナの短い部分と解釈さ
れる部分であり、扇形ゲート・ピンポイントゲート・サ
ブマリンゲート等々の工夫が成されてゲート跡を残さぬ
ようにされてはいるが、総゛　　　　　　　て「切断」
という何らかの次期工程を必要とするく ものであった。

（Ｃ）　　発明が解決しようとする問題点各種ゲートの
切断には、環状ゲート・フランシュゲートの如く機械加
工によらなければならない場合もあるが、そうした機械
は非常に高価であり処理スピードもさして効率良いもの
ではないということもあって、一般のゲート切断処理は
手作業によっている。つまり、ピンポイントゲートやサ
ブマリンゲート等であれば折曲することによって切断し
、他の通常のゲートでもニッパ−等で切断するというも
のである。

しかし、折曲による切断では切断面処理は不充分となり
除去しきれなかった残余部分は鋭利で切り傷などの原因
となる。又ニッパ−等による切断では手間が掛かり過ぎ
るし完全にゲート跡を除去することは困難であるという
欠点があった。

（ｄ）　　問題点を解決するための手段そこで本発明者
は、上記諸点に鑑み鋭意研究を重ねた結果遂にゲート切
断処理についての画期的な方策を得ることに成功、した
、。

それは、プラスチックス射出成形に必ず存在す５．　　
　　　　る一連の動作、即ち固定側・移動側両金型の接
触□ 、　　　　　　　・離反という動作の中の離反時に、該
ゲート処理二 □　　　　　　　を行なうものである。すると、機械加
工や手作業゛　　　　　　　による切断と違って時間的
なロスは全く無いし、□、 ・、　　　　　　　且つ金型離反時であれば、成形品は
固化しているとは言え相当軟らかいものであるので簡単
に切断□、 Ｎ□ 、　　　　　　できゲート跡も目立たなくなり、美麗な
仕上がり゛　　　　　　　面を呈するという副次的な効
果ももたらすことになる。

（ｅ）　　作用 ゛金型の少なくとも一つにカッターが固設されて□ おり、該カッターはゲートに隣接している。

また、カッターを有している金型の移動方向は固化した
ゲート部を通過する方向である。

″　　　　　　　　従って、型開きと同時にゲート部が
切断される；゛ことになる。

カッター自体は、これを作動させる特別な付属６１．　
　　　　　　　機器等を必要とするものではなく、金型
の一部とＦ′ ５．シて本体に固設されており、且つゲート（３）・キ
ヤ１．１ ビティ（４）の一部に該当する部分でもある。

（ｆ）　　実施例　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　；以下図面に示す実施例に基づいて本発明の詳
細な説明する。

第１図は、本発明の実施例の一つとしてスライド金型（
１０）・（１０）’を用いて射出成形を行なうもノヲ示
すものである。図より明らかなように、本発明の一つで
あるゲート切断処理は、カッター（６）を有する金型（
７）によって行なわれるものである。

なお、得られる成形品（Ａ）は、第２図で示す如き形状
のものである。

金型（７）は、大別して固定側金型（８）と移動側金型
（９）、及び左右に分割されて離反する一対のスライド
金型（１０）・（１０′　（スライド金型も移動側金型
の１種であると言えるが、金型（９）と区別する意味で
こう呼ぶものとする）より成り立っている。また固定側
金型（８）には・スライド金型（１０）　−（１０′　
　　　　　（を貫通して該スライド金型（１０）・（１
０′の動きを　　　　　　１制御するアンギュラ−ピン
（１１）・（１１）　’が図の如□ １１、ｌ　　　　　　　＜　ｍ斜して固設されている。

つまり、固定側金型”　　　　　　　（８）は、図の太
線で示す分離線（Ｌ）より上側の部□ 位が相当する。

、：、’ｌ　　　　　＋　Ｌ″ｔ’′ＴＱＩ！ｌｌ＆、
＊０４Ｈ！に？ｉ！”ｙｌ　（６）は、スライド金型（
１０）のゲート（３）部位に設けられている。

フ ゲート切断処理を時間の経過に従って更に詳細に図説し
たものが第３乃至５図である。

第３図は、樹脂材料（Ｐ）がノズル（１２）より射１、
　　　　　　　出され、空隙のすみずみに充填された直
後を示す□）□　　　　　　　ものである。金型（７）
は、ここで該材料（Ｐ）の性＋□ 、− ％１ よ、　　　　　　　質に応じて加熱又は冷却とともに、
加圧することによって固化させる。

こののち、移動側金型（９）は下方に移動し、各スライ
ド金型（１０）・（１０）’はそれぞれを貫通してい′
４　　　　　　るアンギュラ−ピン（１１）・０１）　
’に沿って下降しなから離反することになる。その極（
初期の段階を示したものが第４図であり、図より明らか
なように左側のスライド金型（１０）に固設されたカッ
ター（６）は、該スライド金型（Ｉのの移動時ゲート（
３）を通過するので固化した樹脂材料（Ｐ）のゲート部
を切断する。

移動側金型（９）、スライド金型（１０）・（１０）’
は更に移動を続け・やがて内蔵ｅ　：／　（５０）　０
）下部９ある　　　　　　１開口部（５１）が押し出し
ピン（５２）の位置まで達すると内蔵ピン（５のを押し
上げて、固化した樹脂材料（Ｐ）のうち成形品（Ａ）以
外の残余部分を型から外すことになる。これと前後して
成形品（Ａ）は、成形品押出用エゼクタピン（５３）・
（５３）’によって移動側金型（９）から外される。（
第５図）このように、金型（７）は、従来の金型と同様
の動作を行ないながらゲート切断を遂行し、時間的・ニ
スｌ−的に極めて有益なものである。

尚、本例ではスライド金型（１０）の斜行制御としてア
ンギュラ−ビンｏｏ４使用したが、これは本発明に不可
欠のものではなく、ピニオン・ラックや油圧シリンダー
等を用いてもよい。

また本例では、切断の方向が移動側金型に対して９０°
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく３６
０°総てに通用可能である。

□　　　　　　　　例えば、射出成形の原理とも言える
固定側金型１基、移動側金型１基だけにより構成されス
ライド金型を用いないという金型の場合、ゲート部の切
断の方向は、移動側金型の移動方向と全く等しくするこ
ともできる。

１．　　　　　　　　第８図（ａ）・山）は、それを概
略的に示したものであり、固定側金型（８）のゲート（
３）部位には、カッタ、、：・ ニー−（６）が固設されている。図ではカッター（６）
は突出□３．１ 、゛・　　　　　　　して設けられているが、勿論本発
明金型はこうし゛　　　　　　　た形状に限定されるも
のではない。

その他種々の応用例が考えられるが、金型移動□ゝ　　
　　　　　時にカッターによってゲートを切断するとい
う切断処理方法は総て本発明方法にふくまれるもので゛
あり、同様に、ゲー゛トを切断する部材を有した金型に
ついてもこれらは総て本発明に含まれるものである。

（幻　発明の効果 以上詳細に説明したように本発明によるゲート切断処理
方法及び金型は、従来であれば別途工程での高価な加工
機械又は手作業によるしか実行し得なかったゲート切断
処理を、成形と同時に完了させてしまうという方法等で
あり、高価な加工機械が必要なく、手作業も必要ないの
で、生産コストが低くなり、しかも仕上がりも美麗なも
のとなるし、大量高速製造も可能になるという極めて高
度な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明金型の一例を示す概略断面図、第２図は
第１図で示した金型によって成形される成形品を示す斜
視図、第３図・第４図・第５図は本発明方法を示すため
に第１図の装置の動きを経時的に示した総て概略断面図
、第６図は従来の射出成形機の金型部分を示す概略断面
図、第７図は第６図の要部拡大概略断面図、第８図（ａ
）・山）は本発明に係る金型の他の実施例を示すもので
あり同図（ａｌは概略断面図、同図（ｂ）はその要部概
略斜視図である。 １・・・・・・・・・スプル ２・・・・・・・・・ランナ ３・・・・・・・・・ゲート ４・・・・・・・・・キャビティ ５・・・・・・・・・エゼクタピン ６・・・・・・・・・カッター ７・・・・・・・・・金型 ８・・・・・・・・・固定側金型 ９・・・・・・・・・移動側金型 ｌＯ・・・・・・・・・スライド金型 Ｐ・・・・・・・・・樹脂材料 Ａ・・・・・・・・・成形品 Ｌ・・・・・・・・・分離線 第８回 ＣａＬ＞

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、金型移動時にゲートを切断するカッターが該ゲート
   部に隣接して設けられているものであることを特徴とす
   る金型。 ２、該金型は、固定側金型、移動側金型及び２基のスラ
   イド金型より構成されているものであり、カッターは該
   スライド金型の一方又は両方に設けられているものであ
   る特許請求の範囲第１項記載の金型。 ３、金型移動時に、ゲート部に隣接して設けられたカッ
   ターによりゲートを切断することを特徴とするゲート切
   断処理方法。 ４、該金型は、固定側金型、移動側金型及び２基のスラ
   イド金型より構成されているものであり、切断処理は該
   スライド金型の一方又は両方に設けられたカッターが該
   スライド金型離反時にゲート部を通過することによって
   行なうものである特許請求の範囲第３項記載のゲート切
   断処理法法。