JPS61273723A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS61273723A
JPS61273723A JP11418885A JP11418885A JPS61273723A JP S61273723 A JPS61273723 A JP S61273723A JP 11418885 A JP11418885 A JP 11418885A JP 11418885 A JP11418885 A JP 11418885A JP S61273723 A JPS61273723 A JP S61273723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon black
fatty acid
layer
magnetic
coat layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP11418885A
Other languages
English (en)
Inventor
Kumiko Kojima
久美子 小島
Yukio Matsumoto
幸雄 松本
Hiroshi Togashi
冨樫 弘
Hiroshi Ogino
浩 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Priority to KR1019860003992A priority patent/KR900002972B1/ko
Priority to US06/867,685 priority patent/US4794040A/en
Priority to DE19863617878 priority patent/DE3617878C3/de
Publication of JPS61273723A publication Critical patent/JPS61273723A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記
録媒体に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来より、高密度記録達成の観点から、磁気記録媒体の
磁性粉には微粒子化したものが用いられてきている。
ところが、磁性粉を微粒子化すると、この微粒子磁性粉
を含む磁性層の光透過率が大きくなり、磁気記録再生装
置の動作に不都合が生じてくる欠点がある。すなわち、
例えば家庭用ビデオテープレコーダ等においては、磁気
記録媒体である磁気テープの端部に設けた透明なリーダ
ーテープ部を光が透過した際に磁気テープが終端に至っ
たことを感知して磁気テープの走行を停止するテープ端
検出機構が備わっているが、リーダーテープ部以外の磁
気テープの光透過率が大きくなるとこの磁気テープに光
が透過してしまい、前記テープ端検出機構が誤作動しや
すくなる問題がある。
そこで、このようなテープ端検出機構の誤作動防止の為
に、磁性層中に多量のカーボンブラックを添加し、磁性
層の光透過率を減少させることが行なわれているが、こ
のような場合は、磁性層を構成する為の磁性塗料中に多
量のカーボンブラックを添加することによる磁性粉の分
散性の悪化と電磁変換特性の低下をもたらす問題があっ
た。
そこで、磁性層中に多量のカーボンブラックを添加しな
いで、かつ磁性層構成部分における光透過率を小さくす
る為に、支持体の磁性層構成側と反対側の面にカーボン
ブラック含有層いわゆるバツクコート層を設けることが
提案されている。
しかし、このいわゆるバックコート層を設けるには、生
産性の観点より、あらかじめカーボンブラックを多量に
含有する塗料を作っておき、このあらかじめ作られてい
るカーボンブラック含有塗料を支持体上に順に塗布する
ことが行なわれているが、このカーボンブラック含有塗
料は硬化が始まるまでに塗布されなければならない。し
かるに、従来のものでは、この硬化が始まるまでの時間
、つまりカーボンブラック含有塗料のポットライフが短
かく、それだけ生産性が低い欠点がある。
又、バックコート層中には、カーボンブラックのみでは
なく、走行性の面より潤滑剤を添加することが提案され
ているが、今までに提案されている潤滑剤では滲出の問
題があり、走行性改善には多少の問題が残されている。
〔発明の開示〕 本発明者は、いわゆるバックコート層の光透過率と生産
性との相反する欠点は用いられているカーボンブラック
の特性によって起きているのではないかとの啓示を受け
、種々の特性のカーボンブラックについての研究を行な
った結果、いわゆるバックコート層中に含有させるカー
ボンブラックとしてPH価が約2.0〜8.5で、AS
TM法による着色力が約90以上のものを用いれば、こ
のカーボンブラックを含有する塗料のポットライフは長
く、従ってそれだけ磁気記録媒体の生産性は良くなり、
又、このカーボンブラック含有層部分の光透過率は低く
、磁気記録再生装置のテープ端検出機構が誤作動しなく
なることを見い出し、又、バックコート層中に加える潤
滑剤として脂肪酸変性フッ化オルガノシリコーンを用い
ることにより、この磁気記録媒体は動摩擦係数の小さな
ものとなり、走行性及び耐久性に富み、そして再生時の
画面のゆらぎも少ないといった特長を有していることを
見い出した。
すなわち、いわゆるバックコート層中に含有させるカー
ボンブラックのPH価として約2.0〜8.5のものを
用いると、このカーボンブラックを含有する塗料のポッ
トライフは長く、シかもこの塗料中でのカーボンブラッ
クの分散性は良く、いわゆる光透過率の小さなバックコ
ート層を生産性良く設けられるようになったのである。
尚、PH価が8.5を越えて大きすぎる場合には、硬化
剤と反応が促進してポットライフが短かくなりすぎ、又
、逆にPH価が2未満の小さすぎる場合には、分散性が
低下し、カーボンブラックは凝集したままとなって、バ
ックコート層全体における光透過率が小さなものとはな
らない。
又、PH価が約2.0〜8.5の特性のカーボンブラッ
クを用いるのみでは不充分であり、このような特性を備
えたカーボンブラックでは多量のカーボンブラックを使
用しなければいわゆるバックコート層の光透過率が小さ
くならない場合もあり、分散性の低下、ポットライフの
短縮にもなることがあることより、カーボンブラックの
着色力(ASTM法による)が約90以上のものでなけ
ればならないことも究明した。
又、バックコート層中に脂肪酸変性フッ化オルガノシリ
コーン、特に望ましくは下記の一般式CA)で表わされ
る脂肪酸変性フッ化オルガノシリコーンを含有せしめて
いると、この磁気記録媒体は、動摩擦係数が小さくて、
走行性及び耐久性が向上し、再生時における画面のゆら
ぎが少なくなることを究明した。
(但し、R1は炭素数7〜21の飽和又は不飽和の1価
の炭化水素基、R2はメチル基又はフェニル基、R1は
一0CORI%Yは−CFI又は千CFz−)YW  
(WはH又はFで、kは1〜8の整数)、t、m、nは
、0≦t<: 200.1≦m(100゜1≦n (1
00、L+m+ n≦300の条件を満たす整数) すなわち、脂肪酸変性フッ化オルガノシリコーンは、分
子内に脂肪酸基を有していることからバインダーとの相
溶性が良く、又、フッ化水素基を有していることから高
温多湿といった環境下にあつても滲出の恐れが少なく、
かつ安定性シで富んでいて、この脂肪酸変性フッ化オル
ガノシリコーンがバックコート層中に含まれていると前
述のような効果を発揮することになる。
尚、上記一般式〔A〕において、R+の炭素数を7〜2
1としているのは、炭素数が6以下になると滑性に乏し
くなり、炭素数が22以上になるとバインダーとの相溶
性が低下するからに′:、よる。
又、一般式〔A〕において、R1はメチル基又はフェニ
ル基であるが、フェニル基である場合には、このフェニ
ル基の割合はSiに結合した全有機基のうち約10モル
%以下であることが望ましい。
又、R1は−OCORI で表わされる脂肪酸残基であ
や、例えばカプリル、カプリン、ラウリル、ミリスチル
、バルミチル、ステアリル、ベヘニル等の飽和脂肪酸残
基、又はゾーマリル、オレイル、リノール、リルン、ガ
ドレイル等の不飽和脂肪酸残基があげられる。
そして、上記のような特性の例えば粒径約0.01〜0
.05μmのカーボンブラックがバインダー100重量
部に対して約25へ・400重量部と上記のような脂肪
酸変性フッ化オルガノシリコーンがバインダー100重
量部に対して約O15〜4.5重量部含まれたいわゆる
バックコート層が約0.3〜4μm厚設けられた磁気記
録媒体は極めて望ましいものとなる。
〔実施例1〕 PH価4で、着色力(ASTM法による)110で、平
均粒径18mμのカーボンブラック100重量部、前記
一般式〔A〕′で表わされる脂肪酸変性フッ化オルガノ
シリコーン(R1= Clt Hss、R*=CH5、
Rs =Cry Hss Coo、Y=CFs 、t=
45、m=38、n=13)2重量部、ニトロセルロー
ス40重量部、ポリウレタン樹脂30重量部、メチルエ
チルケトン、トルエン及びメチルイソブチルケトンの等
量混合溶剤450重量部をサンドミルで充分ν;混合分
散した後、これにポリイソシアネート硬化剤30重量部
を添加混合して塗料を作り、この塗料を磁性塗膜層が形
成された磁気テープの磁性塗膜層形成面側と反対側のベ
ースフィルム面に塗布し、乾燥及び表面処理を施して約
0.5μm厚のカーボンブラック及び脂肪酸変性フッ化
オルガノシリコーン含有層を形成し、本発明に係る磁気
記録媒体の磁気テープを得る。
〔実施例2〕 実施例1において、PH価7で、着色力(ASTM法に
よる)140で、平均粒径24mμのカーボンブラック
を用いて同様に行ない、本発明に係る磁気記録媒体の磁
気テープを得る。
〔実施例3〕 実施例1において、R+ = Crs Hat、R* 
= CHs、R2= C1−H−t COOlY =C
Fs 、t=30. m=38、n=20の一般式[A
)で表わされる脂肪酸変性フッ化オルガノシリコーンを
用いて同様に行ない、本発明に係る磁気記録媒体の磁気
テープを得る。
〔実施例4〕 実施例2において、R+ =Cl5H−t%Rz=CH
s、Ri = Cl5H!? Coo%Y = (CF
2 )y ・CFs %1=25、m=6、n=14の
一般式〔A〕で表わされる脂肪酸変性フッ化オルガノシ
リコーンを用いて同様に行ない、本発明に係る磁気記録
媒体の磁気テープを得る。
〔比較例1〕 実施例1において、PHHO20で、着色力(ASTM
法による)80で、平均粒径18mμのカーボンブラッ
クを用いて同様に行ない、磁気テープを得る。
〔比較例2〕 実施例2において、PHHI35で、着色力(ASTM
法による)100で、平均粒径24m/Jのカーボンブ
ラックを用いて同様に行ない、磁気テープを得る。
〔比較例3〕 実施例1において、脂肪酸変性フッ化オルガノシリコー
ンを用いないで同様に行ない、磁気テープを得る。
〔比較例4〕 実施例1において、脂肪酸変性シリコーンの代りに 品2 昆 を用いて同様に行ない、磁気テープを得る。
〔特性〕
上記各側で得た磁気テープについて、その電磁変換特性
、光(波長5ooo〜9000A)透過率、動摩擦係数
及びバックコート層構成用の塗料のポットライフ(ゲル
化開始までの時間)を調べると、表に示す通りである。
表 これによれば、バックコート層中にζ含有されるカーボ
ンブラックとして、PH価が約2.0〜8.5のもので
あって、かつ着色力が約90以上のものであれば、電磁
変換特性が良く、しかも光透過率が小さくて光センサー
によるテープ端検出機構に誤作動を起こさない磁気テー
プが得られるものであり、さらにはバックコート層構成
用の塗料のポットライフは長く、また、あらかじめ一度
に多量の塗料を作り置きできるから、それだけ生産性の
良いものとなり、そしてこの脂肪酸変性7ツ化オルガノ
シリコーンがバックコート層中に含まれていると動摩擦
係数は小さく、走行性が良いものとなる。
これに対して、上記のような特性のカーボンブラックが
用いられない場合には、電磁変換特性が悪かったり、あ
るいは光透過率が大きかったり、又は塗料のポットライ
フが短かかったりする欠点があり、又、脂肪酸変性フッ
化オルガノシリコーンが用いられない場合には、動摩擦
係数が大きくてそれだけ走行性の悪いものとなり、又、
カーボンブラックの分散性が悪い為によるのか光透過率
も比較的大きくなってふ・す、さらには塗料のポットラ
イフもそれ程長いものとはならない。
〔効果〕
本発明に係る磁気記録媒体は、いわゆるバックコート層
中にPH価約2,0〜8.5で、着色力(ASTM法に
よる)約90以上のカーボンブラックと脂肪酸変性フッ
化オルガノシリコーンとを含むようにしたので、この磁
気記録媒体の電磁変換特性は良く、又、光透過率が小さ
いので、光センサーによる終端検出機構を備えた磁気記
録再生装置に誤作動を引き起こさせることもなく、又、
動摩擦係数が小さいため走行性の良いものとなり、さら
には上記のカーボンブラックと脂肪酸変性フッ化オルガ
ノシリコーンとを含む塗料のポットライフは長くなり、
一度に多生の塗料を作り置きできるのでバックコート層
をそれだけ低コストで構成できるなどの効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体の一面側に磁性層を、かつ他面側にPH価が約2
    .0〜8.5で、ASTM法による着色力が約90以上
    のカーボンブラックと脂肪酸変性フッ化オルガノシリコ
    ーンとを含む層を構成したことを特徴とする磁気記録媒
    体。
JP11418885A 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体 Pending JPS61273723A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11418885A JPS61273723A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体
KR1019860003992A KR900002972B1 (ko) 1985-05-29 1986-05-22 자기 기록 매체
US06/867,685 US4794040A (en) 1985-05-29 1986-05-28 Magnetic recording medium having a back coat layer containing carbon black having defined ranges of pH and coloring power
DE19863617878 DE3617878C3 (de) 1985-05-29 1986-05-28 Magnetisches aufzeichnungsmedium mit einer rueckueberzugsschicht, welche russ mit definierten ph-bereichen und definierten bereichen der faerbekraft enthaelt

Applications Claiming Priority (1)

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JP11418885A JPS61273723A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体

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JPS61273723A true JPS61273723A (ja) 1986-12-04

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ID=14631400

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JP11418885A Pending JPS61273723A (ja) 1985-05-29 1985-05-29 磁気記録媒体

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50114205A (ja) * 1974-02-15 1975-09-08
JPS5580830A (en) * 1978-12-15 1980-06-18 Hitachi Maxell Ltd Magnetic tape
JPS5794928A (en) * 1980-12-03 1982-06-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording medium

Patent Citations (3)

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