JPS61287030A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS61287030A
JPS61287030A JP12622085A JP12622085A JPS61287030A JP S61287030 A JPS61287030 A JP S61287030A JP 12622085 A JP12622085 A JP 12622085A JP 12622085 A JP12622085 A JP 12622085A JP S61287030 A JPS61287030 A JP S61287030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon black
layer
magnetic
dispersion
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12622085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0624060B2 (ja
Inventor
Hiroshi Togashi
冨樫 弘
Yukio Matsumoto
幸雄 松本
Hiroshi Hagino
荻野 ▲浩▼
Kumiko Kojima
久美子 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP60126220A priority Critical patent/JPH0624060B2/ja
Publication of JPS61287030A publication Critical patent/JPS61287030A/ja
Publication of JPH0624060B2 publication Critical patent/JPH0624060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記
録媒体に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
従来より、高密度記録達成の観点から、磁気記録媒体の
磁性粉には微粒子化したものが用いられてきている。
ところが、磁性粉を微粒子化すると、この微粒子磁性粉
を含む磁性層の光透過率が大きくなり、磁気記録再生装
置の動作に不都合が生じてくる欠点がある。すなわち、
例えば家庭用ビデオテープレコーダ等においては、磁気
記録媒体である磁気テープの端部に設けた透明なリーダ
ーテープ部を光が透過した際に磁気テープが終端に至っ
たことを感知して磁気テープの走行を停止するテープ端
検出機構が備わっているが、リーダーテープ部以外の磁
気テープの光透過率が大きくなると、この磁気テープに
光が透過してしまい、前記テープ端検出機構が誤作動し
やすくなる問題がある。
そこで、このようなテープ端検出機構の誤作動防止の為
に、磁性層中に多量のカーボンブラックを添加し、磁性
層の光透過率を減少させることが行なわれているが、こ
のような場合は磁性層を構成する為の磁性塗料中に多量
のカーボンブラックを添加することによる磁性粉の分散
性の悪化と、電磁変換特性の低下をもたらす問題があっ
た。
そこで、磁性層中に多量のカーボンブラックを添加しな
いで、かつ磁性層構成部分における光透過率を小さくす
る為に、支持体の磁性層構成側と反対側の面にカーボン
ブラック含有層、いわゆるバックコート層を設けること
が提案されている。
ところが、これまでのバックコート層が構成された磁気
記録媒体は、その動摩擦係数が比較的大きく、走行性が
それ程良くないものであり、しかも繰り返し再生してい
ると画面にゆれが生じる等の欠点がある。
〔発明の開示〕
本発明者は、前記問題点の原因について詳細な研究を行
なった結果、これら問題点はいわゆるバックコート層の
表面性に起因するものであることを知り、そしてこの表
面性について、さらに研究を進めた結果、このバックコ
ート層であるカーボンブラック含有層の表面に突起高さ
約2〜30 nmの突起が約 20X10”個/−以下
のまばらな割合(望ましくは約5xlO”a)Q以上)
で存在するよう構成すると、この磁気記録媒体の動摩擦
係数は小さく、シかも繰り返し再生される場合にあって
も画面のゆれはほとんど起きないことを見い出した。
尚、約20X10”個/−以下の割合で高さ約2〜30
nmの突起が存在するようにカーボンブラック含有層を
構成するには、このカーボンブラック含有層を構成する
為の塗料の製造に際して、この塗料中に一度にカーボン
ブラックを添加するのではなく、例えば2回といったよ
うに複数回た分けて添加分散、さらに具体的に説明する
と、例えば添加しようとする全カーボンブラック量のう
ち約60〜90%位をまず最初に添加して分散作業を行
ない、そして所定の分散時間の途中で一時分散作業を停
止又は分散作業を続行しながら残りのカーボンブラック
を添加し、残りの分散時間続いて分散作業を行門うとい
つな工程を経てカーボンブラック含有塗料を製造し、そ
してこのようにして得られたカーボンブラック含有塗料
を磁性層の形成されていない支持体面に塗布することで
得られる。
又、いわゆるバックコート層中に含有されるカーボンブ
ラックは、その比表面積(BET値)が約goo 7F
L″/g以下であるものが望ましい。?まり、比表面積
が800m“7gを越えて大きすぎる値の場合には、こ
のいわゆるバックコート層中に潤滑剤が含まれていても
、潤滑剤の滲出が弱くなり、潤滑効果を弱くする結果と
なる゛からである。
又、いわゆるバックコート層中に含有されるカーボンブ
ラックは、バックコート層を構成する為のバインダー1
00重量部に対して約10〜60重量部程度であること
が望ましい。
又、いわゆるバックコート層中には、上記カーボンブラ
ックの他にも潤滑剤の含まれることが望ましいものであ
り、例えばカーボンブラック100重量部に対して約0
.5〜4.5重量部の脂肪酸エステル、約0.5〜5重
量部のシリコーンオイル等がバックコート層中に含まれ
ていることが望ましい。
又、いわゆるバックコート層を構成する為のバインダー
としては、例えばニトロセルロース等の繊維素系樹脂、
熱可塑性ポリウレタンエラストマー等があり、10〜8
0重量部の繊維素系樹脂と90〜20誓量部のポリウレ
タンエラストマーとの組み合わせによるものが特に望ま
しく、そしてバインダー樹脂100重量部に対して約1
0〜60重量部、特には約10〜50重量部の硬化剤、
例えばイソシアネート系硬化剤が用いられるものである
ことが望ましい。
〔実施例1〕 ニトロセルロース45重量部、ポリウレタンエラストマ
ー35重量部、ポリイソシアネート20重量部、比表面
積700 m / gのカーボンブラック100重量部
、シリコーンオイル5重量部、脂肪酸エステル2重量部
、トルエン、メチルエチルケトン及びメチルイソブチル
ケトンの等量混合溶剤580重量部をサンドミルで混線
分散し、所要混線分散時間(20時間)のうちのiが経
過した時点で残り(20重量部)のカーボンブラックを
添加し、残りの時間混線分散を行なう。
上記のようにして調整された塗料を、磁性塗膜層が形成
された磁気テープの磁性塗膜層形成面と反対側のベース
フィルム面に塗布し、乾燥及び表面処理を施して約0.
3〜1.5μm厚のカーボンブラック含有層を形成して
磁気テープを得る。
こ゛のようにして得られた磁気テープのカーボンブラッ
ク含有層表面を、小板研究所製の三次元粗さ測定器で測
定すると、高さ約2〜30nmの突起が14250個/
 m”の割合で存在している。
〔実施例2〕 実施例1において、塗料調整工程における初期のカーボ
ンブラック添加量を80重量部、混線分散途中のカーボ
ンブラック添加量を40重量部として同様に行ない、磁
気テープを得る。
このようにして得られた磁気テープのカーボンブラック
含有層表面を、小坂研究所製の三次元粗さ測定器で測定
すると、高さ約2〜30nmの突起が13820個/ 
mtlの割合で存在している。
〔実施例3〕 実施例1において、塗料調整工程においての混線分散途
中のカーボンブラック添加時期を所要混線分散時間の丁
経過時に行ない、同様にして磁気テープを得る。
このようにして得られた磁気テープのカーボンブラック
含有層表面を、小坂研究所製の三次元粗さ測定器で測定
すると、高さ約2〜30nmの突起が15260個/ 
vraの割合で存在している。
〔比較例〕
実施例1において、カーボンブラック全量(120重量
部)を最初から添加しておいて混線分散を行ない、同様
にして磁気テープを得る。
このようにして得られた磁気テープのカーボンブラック
含有層表面を、小坂研究所製の三次元粗さ測定器で測定
すると、高さ約2〜30nmの突起が27200個/−
の個含−存在している。
〔特性〕
上記各側で得た磁気テープについて、その動摩擦係数及
びジッターを調べると表に示す通りである。
尚、動摩擦係数μには、直径6順のステンレス製、ビン
にカーボンブラック含有層側を内側にして巻付角180
°で磁気テープを巻き付け、バックテンション50g、
速度10mx/sで走行させた際、ステンレス製ビンに
対して入口側のテンションTrと出口側のテンションT
!の比T2/T、の値ヲμに=篭ム(T*/ ’L ) に挿入して求めたものである。
又、シック−は、ビデオテープレコーダを用いて温度4
0℃、湿度80%R’Hの環境下で100回縁り返し走
行させ、目視で画面のゆれを観察して判断した。
表 この表かられかるように、本実施例のものは動摩擦係数
が小さくて走行性が良いものであり、しかも画面のゆれ
がなくジッター特性は良好で記録再生特性が良いもので
あるのに対し、比1pQ例のものは動lf3係4数が大
きくて走行性が劣るものであり、又、両面のゆれが有り
、記録再生特性が良くないものである。
〔効果〕
本発明、に係る磁気記録媒体は、いわゆるバックコート
層表面に突起高さ約2〜30nmの突起を約20X10
’個/−以下のまばらな割合で存在するよう構成したの
で、動摩擦係数が小さくて走行性が良いものとなり、又
、再生時に画面のゆれがほとんど起きないなど記録再生
特性も優れたものとなり、しかも磁気記録媒体の製造は
、塗料の調整に際してカーボンブラックの添加時期を調
整するのみのほかは従来と同様にして行なえるものであ
るから、簡単に製造できるなどの効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一面側に磁性層を、他面側にカーボンブラック含有層を
    構成した磁気記録媒体において、このカーボンブラック
    含有層の表面に突起高さ約2〜30nmの突起が約20
    ×10^3個/mm^2以下のまばらな割合で存在する
    よう構成したことを特徴とする磁気記録媒体。
JP60126220A 1985-06-12 1985-06-12 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0624060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60126220A JPH0624060B2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60126220A JPH0624060B2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12 磁気記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61287030A true JPS61287030A (ja) 1986-12-17
JPH0624060B2 JPH0624060B2 (ja) 1994-03-30

Family

ID=14929716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60126220A Expired - Lifetime JPH0624060B2 (ja) 1985-06-12 1985-06-12 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624060B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5501896A (en) * 1990-09-10 1996-03-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording medium
JP2006323892A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sony Corp 磁気記録媒体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592228A (ja) * 1982-06-28 1984-01-07 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
JPS59203237A (ja) * 1983-05-04 1984-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録媒体
JPS615431A (ja) * 1984-06-19 1986-01-11 Toray Ind Inc 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592228A (ja) * 1982-06-28 1984-01-07 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
JPS59203237A (ja) * 1983-05-04 1984-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録媒体
JPS615431A (ja) * 1984-06-19 1986-01-11 Toray Ind Inc 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5501896A (en) * 1990-09-10 1996-03-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic recording medium
JP2006323892A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sony Corp 磁気記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0624060B2 (ja) 1994-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0746419B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS61287030A (ja) 磁気記録媒体
JPS6331856B2 (ja)
JPH0479061B2 (ja)
JPS5928242A (ja) 磁気記録媒体
US4835049A (en) Magnetic recording medium
JPS59172151A (ja) 磁気記録媒体
JPS5930241A (ja) 磁気記録媒体
KR900002972B1 (ko) 자기 기록 매체
JP2866402B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2811069B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2600796B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS6222170B2 (ja)
JPS59227026A (ja) 磁気記録媒体
JPS5914125A (ja) 磁気記録媒体
KR100304013B1 (ko) 자기기록매체의제조방법
JPS61192024A (ja) 磁気記録媒体
JPS61192023A (ja) 磁気記録媒体
JPS6378334A (ja) 磁気記録媒体
JPS62185224A (ja) 磁気記録媒体
JPS5914128A (ja) 磁気記録媒体
JPS6265235A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS629531A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS6222171B2 (ja)
JPH03214418A (ja) 磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term