JP2866402B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JP2866402B2 JP2866402B2 JP1236082A JP23608289A JP2866402B2 JP 2866402 B2 JP2866402 B2 JP 2866402B2 JP 1236082 A JP1236082 A JP 1236082A JP 23608289 A JP23608289 A JP 23608289A JP 2866402 B2 JP2866402 B2 JP 2866402B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic recording
- recording medium
- average particle
- carbon black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/708—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、更に詳しくはヘッド摩
耗性の改善された磁気記録媒体に関する。
耗性の改善された磁気記録媒体に関する。
通常、磁気記録媒体においては磁性層に、帯電防止、
光透過性における要求からカーボンブラックが添加され
ている。また、磁性層が削れ、ヘッドに付着することに
よるドロップアウトの増加あるいは出力の低下を防ぐ対
策として、硬度の高いアルミナ、酸化クロム等が添加さ
れている。
光透過性における要求からカーボンブラックが添加され
ている。また、磁性層が削れ、ヘッドに付着することに
よるドロップアウトの増加あるいは出力の低下を防ぐ対
策として、硬度の高いアルミナ、酸化クロム等が添加さ
れている。
しかしながら、カーボンブラックを加えると塗料の分
散性が低下し、最終性能に影響を与える。また、アルミ
ナ、酸化クロム等を添加すると塗膜の剛性は増し、磁気
記録媒体の耐磨耗性は良くなるが、逆に磁気ヘッドが摩
耗してしまうために種々の弊害が生ずるという問題点が
あった。
散性が低下し、最終性能に影響を与える。また、アルミ
ナ、酸化クロム等を添加すると塗膜の剛性は増し、磁気
記録媒体の耐磨耗性は良くなるが、逆に磁気ヘッドが摩
耗してしまうために種々の弊害が生ずるという問題点が
あった。
本発明者らは、かかる問題点を解消すべく鋭意研究し
た結果、特定範囲の粒子径を有する二種のカーボンブラ
ックを限定された重量比で用い、且つ特定範囲の粒子径
を有するアルミナ又は酸化クロムを限定された重量比で
用いて磁性塗料に添加することによって磁性塗料の分散
性が良好で、ヘッド摩耗性の改善された磁気記録媒体が
得られることを見出し本発明を完成するに至った。
た結果、特定範囲の粒子径を有する二種のカーボンブラ
ックを限定された重量比で用い、且つ特定範囲の粒子径
を有するアルミナ又は酸化クロムを限定された重量比で
用いて磁性塗料に添加することによって磁性塗料の分散
性が良好で、ヘッド摩耗性の改善された磁気記録媒体が
得られることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末を塗
設してなる磁性層を有する磁気記録媒体において、該磁
性層が、少なくとも （ａ）平均粒子径10〜40nmのカーボンブラック、及び
（ｂ）平均粒子径50〜150nmのカーボンブラックを
（ａ）／（ｂ）重量比で6/4〜8/2、（ａ）＋（ｂ）総量
で前記強磁性粉末に対して５〜30重量％含有し、且つ （ｃ）平均粒子径0.2〜0.3μｍのアルミナ又は酸化クロ
ムを前記強磁性粉末に対して0.2〜６重量％含有するこ
とを特徴とする磁気記録媒体を提供するものである。
設してなる磁性層を有する磁気記録媒体において、該磁
性層が、少なくとも （ａ）平均粒子径10〜40nmのカーボンブラック、及び
（ｂ）平均粒子径50〜150nmのカーボンブラックを
（ａ）／（ｂ）重量比で6/4〜8/2、（ａ）＋（ｂ）総量
で前記強磁性粉末に対して５〜30重量％含有し、且つ （ｃ）平均粒子径0.2〜0.3μｍのアルミナ又は酸化クロ
ムを前記強磁性粉末に対して0.2〜６重量％含有するこ
とを特徴とする磁気記録媒体を提供するものである。
本発明においてカーボンブラックは、 （ａ）平均粒子径が10〜40nm、好ましくは20〜30nmのカ
ーボンブラック、及び （ｂ）平均粒子径が50〜150nm、好ましくは70〜120nmの
カーボンブラック を、（ａ）／（ｂ）重量比が6/4〜8/2、且つ（ａ）＋
（ｂ）総量が磁性粉末に対して５〜30重量％、好ましく
は５〜25重量％となるように磁性塗料に添加される。
ーボンブラック、及び （ｂ）平均粒子径が50〜150nm、好ましくは70〜120nmの
カーボンブラック を、（ａ）／（ｂ）重量比が6/4〜8/2、且つ（ａ）＋
（ｂ）総量が磁性粉末に対して５〜30重量％、好ましく
は５〜25重量％となるように磁性塗料に添加される。
本発明に用いられる（ｃ）成分のアルミナ又は酸化ク
ロムは平均粒子径が0.2〜0.3μｍのものであり、磁性粉
末に対して0.2〜６重量％となるように磁性塗料に添加
される。
ロムは平均粒子径が0.2〜0.3μｍのものであり、磁性粉
末に対して0.2〜６重量％となるように磁性塗料に添加
される。
本発明の磁気記録媒体の実施態様としては磁気テープ
等が挙げられ、特に固定ヘッド式ドライブで使用される
磁気記録媒体に適している。
等が挙げられ、特に固定ヘッド式ドライブで使用される
磁気記録媒体に適している。
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。
の実施例に限定されるものではない。
尚、例中の部及び％は特記しない限り重量基準であ
る。
る。
実施例１〜４及び比較例１〜３ 下記の磁性塗料配合の混合物を浅田鉄工（株）製のサ
ンドミルで混練後、混合物にコロネートＬ（商品名，日
本ポリウレタン工業（株）製のトリメチロールプロパン
トリイソシアナート）4.5部を添加し、更に数分間混練
を行い、脱泡、濾過して磁性塗料を調製した。この塗料
は10.5μｍ厚のPETフィルム上に乾燥膜厚が1.5μｍにな
るように塗布し、塗膜を1500ガウスにて磁場配向処理を
施した後乾燥して、PETフイルム上に磁性層を形成し、
ロールに巻き取った。次いで80℃にて磁性層をカレンダ
ー処理した。
ンドミルで混練後、混合物にコロネートＬ（商品名，日
本ポリウレタン工業（株）製のトリメチロールプロパン
トリイソシアナート）4.5部を添加し、更に数分間混練
を行い、脱泡、濾過して磁性塗料を調製した。この塗料
は10.5μｍ厚のPETフィルム上に乾燥膜厚が1.5μｍにな
るように塗布し、塗膜を1500ガウスにて磁場配向処理を
施した後乾燥して、PETフイルム上に磁性層を形成し、
ロールに巻き取った。次いで80℃にて磁性層をカレンダ
ー処理した。
＊磁性塗料配合 Co被着γ−Fe2O3（Hc＝550 Oe） 100 部 GAFAC RE−610*1 ３ VAGH*2 20 ニッポンラン2301*3 10 ブチルステアレート ４ 混合溶媒*4 300 （注） ＊1:東邦化学（株）製 リン酸系分散剤 ＊2:ユニオンカーバイト社製の塩化ビニル／酢酸ビニル
／ポリビニルアルコール共重合体 ＊3:日本ポリウレタン工業（株）製のポリウレタン樹脂 ＊4:メチルエチルケトン／トルエン／シクロヘキサノン
＝80/80/140の混合溶媒 次いで、バックコート塗料用としてカーボンブラッ
ク、ニトロセルロース、ポリウレタン及び混合溶媒から
なる配合物をボールミルで数時間混練後、混合物にコロ
ネートＬを添加混練し、バックコート用塗料を調製し
た。この塗料を、前記の磁性層の形成されたPETフィル
ムの裏面に乾燥膜厚が1.5μｍになるように塗布し、塗
膜を乾燥してバックコート層を形成し、ロールに巻き取
る。これを60℃で硬化養生した後、PETフィルムを1/4イ
ンチ幅にスリットし、磁気テープを作成した。
／ポリビニルアルコール共重合体 ＊3:日本ポリウレタン工業（株）製のポリウレタン樹脂 ＊4:メチルエチルケトン／トルエン／シクロヘキサノン
＝80/80/140の混合溶媒 次いで、バックコート塗料用としてカーボンブラッ
ク、ニトロセルロース、ポリウレタン及び混合溶媒から
なる配合物をボールミルで数時間混練後、混合物にコロ
ネートＬを添加混練し、バックコート用塗料を調製し
た。この塗料を、前記の磁性層の形成されたPETフィル
ムの裏面に乾燥膜厚が1.5μｍになるように塗布し、塗
膜を乾燥してバックコート層を形成し、ロールに巻き取
る。これを60℃で硬化養生した後、PETフィルムを1/4イ
ンチ幅にスリットし、磁気テープを作成した。
上記の方法によって作成されたパンケーキを用いてヘ
ッド摩耗性の試験を行い、また磁気テープをカセットに
詰め込むことにより5000パス走行後のドロップアウト数
の増加を以下の方法によって測定した。
ッド摩耗性の試験を行い、また磁気テープをカセットに
詰め込むことにより5000パス走行後のドロップアウト数
の増加を以下の方法によって測定した。
ヘッド摩耗測定 パンケーキを巻取り器に装置し、ヘッド材料として用
いられるFe−Al−Siの合金（Fe 85％、Al 5.4％、Si 9.
6％）あるいは真ちゅうの試験片を模擬ヘッドと見立て
て磁性層に接触させながら長さ500フィートを150m/min
の速さで、10回繰り返し走行させ、Fe−Al−Si合金につ
いては摩耗幅、真ちゅうについては摩耗重量を測定し
た。
いられるFe−Al−Siの合金（Fe 85％、Al 5.4％、Si 9.
6％）あるいは真ちゅうの試験片を模擬ヘッドと見立て
て磁性層に接触させながら長さ500フィートを150m/min
の速さで、10回繰り返し走行させ、Fe−Al−Si合金につ
いては摩耗幅、真ちゅうについては摩耗重量を測定し
た。
ドロップアウト（エラー）数の測定 カセットにテープを巻き込み、所定の信号を記録し、
これをドライブに装填し、再生して初期エラー数を測定
した。その後走行を繰り返し、再度所定の信号を記録
し、再生を行い走行後のエラー数を測定する。
これをドライブに装填し、再生して初期エラー数を測定
した。その後走行を繰り返し、再度所定の信号を記録
し、再生を行い走行後のエラー数を測定する。
以上の結果を表−１に示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 5/708
Claims (2)
- 【請求項１】非磁性支持体上に強磁性粉末を塗設してな
る磁性層を有する磁気記録媒体において、該磁性層が、
少なくとも （ａ）平均粒子径10〜40nmのカーボンブラック、及び
（ｂ）平均粒子径50〜150nmのカーボンブラックを
（ａ）／（ｂ）重量比で6/4〜8/2、（ａ）＋（ｂ）総量
で前記強磁性粉末に対して５〜30重量％含有し、且つ （ｃ）平均粒子径0.2〜0.3μｍのアルミナ又は酸化クロ
ムを前記強磁性粉末に対して0.2〜６重量％含有するこ
とを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項２】磁気記録媒体が固定ヘッド式ドライブで使
用されるものである請求項１記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1236082A JP2866402B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 磁気記録媒体 |
| EP19900117546 EP0417758B1 (en) | 1989-09-12 | 1990-09-12 | Magnetic recording medium |
| DE1990609363 DE69009363T2 (de) | 1989-09-12 | 1990-09-12 | Magnetischer Aufzeichnungsträger. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1236082A JP2866402B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03100917A JPH03100917A (ja) | 1991-04-25 |
| JP2866402B2 true JP2866402B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16995455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1236082A Expired - Lifetime JP2866402B2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 磁気記録媒体 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0417758B1 (ja) |
| JP (1) | JP2866402B2 (ja) |
| DE (1) | DE69009363T2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2688299B2 (ja) * | 1991-05-27 | 1997-12-08 | 帝人株式会社 | 可撓性磁気ディスク |
| JPH1173640A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-16 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57200934A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic recording medium |
| JPS58222435A (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録体 |
| JPS595426A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録体 |
| JPH0682458B2 (ja) * | 1987-09-30 | 1994-10-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
| EP0352757B1 (en) * | 1988-07-26 | 1996-09-18 | Konica Corporation | Magnetic recording medium |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP1236082A patent/JP2866402B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-09-12 DE DE1990609363 patent/DE69009363T2/de not_active Revoked
- 1990-09-12 EP EP19900117546 patent/EP0417758B1/en not_active Revoked
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69009363T2 (de) | 1994-10-20 |
| JPH03100917A (ja) | 1991-04-25 |
| DE69009363D1 (de) | 1994-07-07 |
| EP0417758B1 (en) | 1994-06-01 |
| EP0417758A2 (en) | 1991-03-20 |
| EP0417758A3 (en) | 1991-09-25 |
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| JPH0562155A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
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