JPS61270172A

JPS61270172A - サ−マルプリントヘツド

Info

Publication number: JPS61270172A
Application number: JP60113466A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Kashiwajima; 柏島　正
Original assignee: Rohm Co Ltd
Current assignee: Rohm Co Ltd
Priority date: 1985-05-27
Filing date: 1985-05-27
Publication date: 1986-11-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、複数の発熱抵抗体を一定の間隔で配置した
サーマルプリントヘッドに係り、特に、任意の位置の発
熱抵抗体における印字ドツト径の制御に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ファクシミリや感熱プリンタに用いられるサー
マルプリントヘッドは、多数の発熱抵抗体を一定の間隔
で配設したものであり、各発熱抵抗体の抵抗値は、均一
な印字ドツトを得るために、同一の抵抗値（基準値±３
％以内）に設定されている。

そして、このような多数の発熱抵抗体を設置したサーマ
ルプリントヘッドでは、多数の発熱抵抗体を同時に駆動
する場合の不都合を回避するため、複数個ずつ複数組に
区分けする、いわゆる印字分割が施されており、１ライ
ンの印字は、各組ごとに順次に通電して行うようになっ
ている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように複数組に分割されたサーマルプリントヘッド
において、■ラインの発熱抵抗体を駆動した場合、各組
の発熱温度分布は、第３図のＡに示すように、中間部の
発熱温度が高く、印字分割部の端部側が低くなる。この
ように、中間部（Ｄ　発熱温度が高くなるのは、隣接す
る発熱抵抗体の発熱が相乗的に働くためと考えられる。

このような発熱抵抗体で感熱紙に印字を行った場合、印
字ドツト径はその発熱温度に比例するから、第３図のＢ
に示すように、端部の印字ドラＩ−Ｄ、　、Ｄｚ、Ｄ　
ｎ−１、Ｄ　、、・・・・が中間の印字ドラ）Ｄ＋　に
比較し、径が小さくなる。

このように印字ドツト径が異なるサーマルプリントヘッ
ドを用いて１ライン金印字を連続してｎラインまで印字
すると、第３図のＣに示すように、無印字部Ｈ＋、Ｈｚ
が発生する。無印字部Ｈ４は、１ラインごとに発生し、
印字分割部分に縞状の濃淡を生じさせ、また、無印字部
Ｈ２は、各ラインに共通して一定の空白部となり、白線
を形成する。

このような現象は、印字分割を行わないサーマルプリン
トへ・７ドの端部の発熱抵抗体においても発生し、端部
側の印字を不鮮明なものにする。

そこで、この発明は、印字ド・ノド径が発熱抵抗体の発
熱温度、すなわち、その抵抗値に依存していることに着
目し、任意の位置の発熱抵抗体の抵抗値の調整によって
その発熱温度を加減することにより、所望の印字ドツト
径や印字の濃淡などの所望の印字形態が得られるサーマ
ルプリントヘッドの堤供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明のサーマルプリントヘッドは、複数の発熱抵抗
体（２，，２□　・・・２．）が一定の間隔で設置され
、その発熱抵抗体中の任意のものを選択して駆動し印字
するサーマルプリントヘッドにおいて、任意の発熱抵抗
体の抵抗値を他の発熱抵抗体の抵抗値と異なる値に調整
したものである。

〔作　　　用〕

すなわち、この発明のサーマルプリントヘッドでは、任
意の発熱抵抗体の抵抗値を、他の発熱抵抗体の抵抗値と
異ならせることにより、その部分の発熱抵抗体の発熱温
度を他の部分の発熱抵抗体の発熱温度と異ならせ、その
部分の印字ドツト径を他の部分の印字ドツト径と同一ま
たは異なる大きさに制御する。

したがって、このような抵抗値の調整を、たとえば、印
字分割部の端部の発熱抵抗体に施し、その部分の抵抗値
を他の部分の抵抗値より所望の低い値に調整すれば、印
字ドツト径が均一化され、無印字部の発生を防止できる
。

〔実　施　例〕

以下、この発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図は、この発明のサーマルプリントへ、７ドの実施
例を示す。

第１図に示すように、このサーマルプリントヘッドには
多数の発熱抵抗体２２．２、・・・２Ｎが一定の間隔で
配置されており、この発熱抵抗体２２．２．・・・２Ｎ
は、複数（ｍ）個ずつ複数Ｍｉ４１．４ｔ　　・・・４
．、に区分けされている。

この各組４１．４□　・・・４、の発熱抵抗体２０．２
□　・・・２Ｈにおいて、各組４１．４□・・・４゜の
端部の発熱抵抗体２１．２□、２　ｍ−１，２＋ｓ　、
２＋ｅ＋＋　　、２ｖａ＋２　　・　・　・２Ｎ−１，
２Ｎの抵抗値を他のものの抵抗値より低く調整する。こ
の抵抗値の割合は、第２図のＡに示すように、各発熱抵
抗体２１．２□　・・・２Ｎの発熱温度が等しくなるよ
うに、第３図の八に示す発熱温度分布にしたがって抵抗
値を調整する。たとえば・分割部分の端部の発熱抵抗体
２１．２ｍ　、２＋ｓ＋１・・・２８の抵抗値を中間部
の発熱抵抗体の抵抗値に比較して約２０％程度低く設定
する。

このように抵抗値が設定された各発熱抵抗体２１．２□
　・・・２８には、共通電極５が設けられるとともに、
ドライブ回路６から駆動電流が個別に与えられる。

また、ドライブ回路６には、駆動電流を各組４８．４□
　・・・４ｏごとに区分して流すためのゲート回路８３
．８ｔ　・・・８１が設けられ、各ゲート回路８１．８
．・・・８７は、各＆ｎ４．．４□　・・・４ｆｉの発
熱抵抗体２９．２□　・・・２　ｌ！ｌｓ、　２ａｉ＋
１　　”　・に対応するｍ個のＮＡＮＤ回路１０．．１
０□　・・・１０．で構成されている。

各ＮＡＮＤ回路１０．．ＬＬ　　・・・１０７には、ス
トローブ入力端子１２１．１２□　・・・１２゜から順
次にストローブ信号５ＴＲＩ　、５ＴＲｚ　　・・・Ｓ
ＴＲ，、が加えられるとともに、ラッチ回路１４から印
字信号が加えられる。

ラッチ回路１４は、ラッチ信号端子１６に加えられるラ
ッチ信号によってシフトレジスタ１８からの印字信号を
一時的に保持し、かつ、保持された印字信号を出力する
。

また、シフトレジスタ１８は、データ入力端子２０に加
えられた印字データＤを、クロック入力端子２２に加え
られるクロック信号ＣＰに基づいて１ラインごとに記憶
する。

このようなサーマルプリントヘッドで印字を行った場合
、第２図のＡに示すように各発熱抵抗体２Ｉ、２ｔ　・
・・２Ｈの抵抗値が設定されているので、その発熱温度
分布は、第２図のＢに示す直線Ｂ１のように一様になる
。なお、破線Ｂ！は、抵抗値の調整を施さない場合を示
す。

このように、発熱温度分布が一様になる結果、各発熱抵
抗体２１．２□　・・・２Ｈの印字ドツトＤ＋、Ｄｉ　
　・・・Ｄ、・・・の各ドツト径が等しくなり、第３図
のＣに示すようにｎライン全印字を行っても、局所的な
無印字部Ｈ１、Ｈ２の発生はなく、全印字箇所において
鮮明な印字状態が得られる。

なお、実施例では印字分割の端部の発熱抵抗体の抵抗値
を、他の発熱抵抗体の抵抗値と異なる値（低抵抗値）に
設定したが、任意の位置の発熱抵抗体の抵抗値を加減し
、印字ドツト径を調整することも可能である。たとえば
、印字分割を施さないサーマルプリントヘラ・ドでは、
最端部の発熱抵抗体の抵抗値を他の発熱抵抗体の抵抗値
より低く設定する。また、発熱温度が相乗的に作用する
部位の発熱抵抗体の抵抗値を他の部分の抵抗値より高く
設定してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、複数の発熱抵
抗体中の任意の発熱抵抗体の抵抗値を、他の発熱抵抗体
の抵抗値と異ならせることにより、その部分の発熱抵抗
体の発熱温度を他の部分の発熱抵抗体の発熱温度と異な
らせ、その部分の印字ドツト径を他の部分の印字ドツト
径と同一また・は異なる大きさに調整できる。したがっ
て、任意の部分において、所望の印字ドツト径を得るこ
とができるとともに、任意の部分の発色濃度を調整して
濃淡の発生や濃淡を抑制できるので、印字分割部分での
無印字部の発生を抑制し、印字品質を向上させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のサーマルプリントヘッドの実施例を
示す回路図、第２図はドツト位置に対する抵抗値および
発熱温度分布、第３図は従来のサーマルプリントヘッド
のドツト位置に対する発熱温度分布および印字状態を示
す図である。２１．２．・・・２エ　：発熱抵抗体、４１．４ｔ・・
・４７：組。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の発熱抵抗体が一定の間隔で設置され、その
発熱抵抗体中の任意のものを選択して駆動することによ
り印字するサーマルプリントヘッドにおいて、任意の発
熱抵抗体の抵抗値を他の発熱抵抗体の抵抗値と異なる値
に調整したことを特徴とするサーマルプリントヘッド。
（２）前記任意の発熱抵抗体は、印字分割によって区分
けされた発熱抵抗体の端部の発熱抵抗体に設定し、その
発熱抵抗体の抵抗値を他の発熱抵抗体の抵抗値に比較し
て発熱温度分布を一様にするに必要な低い抵抗値に設定
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のサ
ーマルプリントヘッド。