JPS61268520A - 自動車の上部車体構造 - Google Patents

自動車の上部車体構造

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JPS61268520A
JPS61268520A JP27201985A JP27201985A JPS61268520A JP S61268520 A JPS61268520 A JP S61268520A JP 27201985 A JP27201985 A JP 27201985A JP 27201985 A JP27201985 A JP 27201985A JP S61268520 A JPS61268520 A JP S61268520A
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Jiro Maebayashi
前林 治郎
Masaya Hamamoto
昌也 浜本
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車の後方部分における上部車体構造に関し
、さらに詳しくは、屋根板を取り除くとともにリヤウィ
ンド部を後方へ折り畳んで、フルオーブン状態にするこ
とができる形式の上部車体構造に関するものである。
(従来技術) オーブンカーは、フロントウィンド部を残して屋根、リ
ヤウィンド等がない自動車であり、視界が広く天気の良
い暖かい時などには爽快な走行感が得られるという利点
がある。しかし、反面雨の日などの天気の悪い時や寒い
時などには走行には適さないという問題がある。このた
め、従来から幌を用いて屋根等を形成し、必要に応じて
この幌を車体後方へ折り畳んでオーブンカー状態にでき
るコンバーティブル型式の車や、屋根板を着脱自在にし
たタルワトツブ型式の車が実用に供されている。フンパ
ーティプル型式の車の場合には、幌を折り畳めば完全な
オーブンカー状態にできるのであるが幌を用いているこ
とから幌で車体上部を覆う時に幌と側部および前部ウィ
ンドとの接合部のシール性が問題になり易く、走行中の
風切音の発生、水漏れの発生等が起こり易い。一方、タ
ルワトツブ型式の車の場合には、剛性のある屋根を用い
るので、上記のような問題は生じにくいが、屋根部分の
みが開放されるので視界性等の点で完全なオーブンカー
より劣るという問題がある。
このようなことから、例えば英国公17n特許出願第2
086316号に開示されているように、車体に回動自
在な可倒ピラーを取付け、この可倒ピラーの後方を可倒
ピラーと車体にかけて取り付【ノたリヤ幌で覆うととも
に可倒ピラー頂部とフロントウィンド頂部にルーフパネ
ルを架け渡すようにした、コンバーティブル型式トとタ
ルワトップ型式とを組み合わぜたような上部車体構造が
提案されている。このようにすれば、コンバーティブル
型式におけるウィンドとの接合部のシール性の問題や、
タルワトップ型式における視界性の問題を共に解決でき
る。
しかしながら、この場合には幌を支える可倒ピラーを後
方へ回動させてオーブンカーの状態にさせるため、幌の
みでなく可倒ピラーも車両のベルトラインよりも下方へ
収納して視界を広くするのが望ましく、このため可倒ピ
ラーの回動機構をこの要望に合致するように工夫する必
要がある。
ざらに、コンバーティブル型式の場合でも同様の問題が
生じるのであるが、可倒ピラーによって幌を張った状態
での後方視界を確保するため幌の中央部に窓を設ける場
合に、この窓を幌と同様に折り畳みできるように透明な
ビニール材等により作ると、ビニール材等は軟らかいた
め傷付き易く何度も折り畳みを繰返すと傷付等により曇
って見えにくくなったり、しわ状にうねりが生じ易いた
め平面度を維持するのが難しく物がゆがんで見えるとい
う問題がある。このためリヤウィンドはガラスで作るこ
とが望ましいのであるが、ガラスは幌のように折り畳む
ことができないので、可倒ピラーを後方へ倒すとともに
幌を折り畳んで収納する場合に次のような問題が生じる
すなわち、第9A図に示すように、取外し自在なルーフ
パネル1を可倒ピラー2の頂部とフロントウィンドの頂
部とに架け渡して取付け、可倒ピラー2の後方を幌3で
覆うとともに幌の中央部にウィンドガラス4を設けた場
合に、この状態から第9B図に示すように、可倒ピラー
2を後方へ回動させてオープンカータイプにするにはウ
ィンドガラス4は曲がらないため、幌3の前後方向長ざ
9、sおよび9J2をある程度長くする必要がある。
このため、幌の前後方向長さに対してウィンドガラスの
長さをあまり大きくすることができず後方視界が狭くな
るという問題がある。
このようなことから、本出願人は第9C図に示すように
、幌を前部3aと後部3bに2分割するとともにこれら
をファスナー5で接続し、折り畳む時にはファスナー5
を外すようにしてリヤウィンドガラス4を大きくできる
ようにした構造を提案している。しかしながら、ファス
ナーを設けるとこの部分のシール性が問題となり、さら
に可倒ピラーの回動の度毎にファスナーの締め外しをし
なければならず煩しいという問題がある。
(発明の目的) 本発明はこのような問題に鑑みたもので、可倒ピラーを
後方へ倒してオープンカー状態にした時に可倒ピラーお
よび幌を完全にベルトラインの下側へ収納でき、且つ可
倒ピラーを立てて幌を張った時に、幌の中央部に取り付
けるウィンドガラスの大きさを十分な後方視界を確保で
きる大きざにできるような構造の上部車体構造を提供す
ることを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の自動車の上部車体構造は、略逆U字形状で両脚
が車体左右側壁に回動自在に取り付けられた可倒ピラー
と、可倒ピラーの頂部とフロントウィンドの頂部との間
に架け渡されて屋根をなすルーフパネルとを備えたオー
プントップ形式の自動車において、 可倒ピラーの車体後方側に可倒ピラーの収納部を形成し
、 可倒ピラーは、上記回動によって、可倒ピラーが起立し
てフロントウィンドの頂部との間にルーフパネルを架け
渡すことが可能な状態となす第1位置と、この位置から
後方へ回動して収納部内へ収納される第2位置との間を
移動自在であり、中央部にウィンドガラスを備えたリヤ
幌の前端部を可倒ピラーに固定するとともに側端部およ
び後端部を収納部周辺部に固定し、可倒ピラーが第1位
置にある時にはリヤ幌によって可倒ピラーの車体後方上
部を覆うようになし、 可倒ピラーを第1位置から第2位置へ回動した時、リヤ
幌をこの回動に応じて収納部内に収納できるようにリヤ
幌の車体前後長を設定し、可倒ピラーが第1位置にある
時に、可倒ピラーとウィンドガラスとの間においてリヤ
幌に当接してリヤ幌を車室外方へ張る略逆U字状の幌張
りリンクを設けたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の好ましい実施例について説
明する。
第1A図は本発明に係る上部車体構造を有する自動車の
1例を示す斜視図である。ドア12の後部近傍において
脚端部13aが車体に回動自在に支持されて可倒ピラー
13が取り付けられている。
可倒ピラー13は、略逆U字形状の部材であり、この図
では車体右側部が示されていないが左右両脚端部13a
、13aが車体の左右両側壁に回動自在に支持されてお
り、可倒ピラー13は図示の状態から両脚端部13a、
13aを中心に後方へ回動可能になっている。可倒ピラ
ー13の頂部とフロントウィンド11の頂部にわたって
ルーフパネル14が[5211自在に取り付けられてい
る。さらに可倒ピラー13から車体後部17にかけて、
中央部にウィンドガラス16を有するリヤ幌15が取り
付けられている。このリヤ幌15を取り外した状態の図
が第1B図でありこの図かられかるように、車体後部1
7のリヤ幌15で覆われる部分には可倒ピラー13を後
方へ回動させた時に可倒ピラー13およびリヤ幌15を
折り畳んで収納する収納部18が形成されている。リヤ
幌15は、前端が可倒ピラー13に固定され、後端およ
び両側端が収納部18の周辺に固定される。第1C図は
可倒ピラー13を後方へ回動させて収納部18内へ収納
した状態を示す斜視図である。可倒ピラー13を後方へ
回動させるには、まずルーフパネル14を外し、これを
トランクルーム内等へ収納した後、可倒ピラー13の回
動を行なわせる。この結果、可倒ピラー13は収納部1
8へ収納することができ、ベルトラインより上方へ突出
するものがなくなるので完全なオーブンカーの状態にす
ることができる。なお、以下説明の都合上、第1A図も
しくは第1B図に示すように、可倒ピラー13が起立し
た状態を可倒ピラー13が第1位置にあると言い、第1
C図のように可倒ピラー13が後方に回動されて収納部
18内に収納された状態を可倒ピラー13が第2位置に
あると言う。
可倒ピラー13が第1位置にあって、リヤ幌15が車体
後部を覆っている時に、リヤ幌15を可倒ピラー13と
収納部18周辺の車体に固定するだけではリヤ幌15の
支持は十分でなくこのままでは走行中にリヤ幌15がバ
タつくという問題が生じる。このため、本発明の構造で
は、リヤ幌15がバタつかないように支持するためのリ
ンク等がリヤ幌15の内側に設けられている。このリン
ク等のリヤ幌張出しのための構造を示すのが第2図であ
り、第2図は可倒ピラー13が第1位置にある時の状態
をリヤ幌15を除いて示す斜視図である。
このリヤ幌張出し構造は、リヤ幌15を可倒ピラー13
とウィンドガラス16との間で内側から外方へ張り出す
張出部22を有する上部幌張りリンク20と、収納部1
8の周辺に沿って配され、リヤ幌15の両側端部および
後端部近傍を内側から外方へ張り出すための周辺部幌張
りリンク30とを備えてなり、更にリヤ幌の上面側稜部
の補強のための一対のバンド41.42が各端部を可倒
ピラー13および周辺部幌張りリンク30に固定される
とともに上部幌張りリンク20の張出部22を通って配
される。この上部幌張りリンク20は、略逆U字形状で
中央部に張出部を有し両脚端部23,23において可倒
ピラー13に回動自在に連結されたアッパーリンク21
と、上端がアッパーリンク21の両脚先端に回動自在に
連結され下端が車体側壁に回動自在に連結されたロアリ
ンク25.25からなり、一方、周辺部幌張りリンク3
0は、後方に向かってU字形状のリヤ側リンク31と、
後端がこのリヤ側リンク31の両端にそれぞれ回動自在
に連結され、前端が可倒ピラー13に回動自在に連結さ
れた一対のフロント側リンク32.32からなる。さら
に、可倒ピラー13と、アッパーリンク21との連結部
およびフロント側リンク32.32との連結部を補強す
るための第1および第2支持プレート8.9が可倒ピラ
ー13の左右脚部にそれぞれ設けられている。
なお、上部幌張りリンク20および周辺部幌張りリンク
30の詳細構造およびその作動については後述する。
第3図は、上記幌張出し構造にリヤ幌15を取り付けた
状態を示す斜視図である。このリヤ幌15の前端部15
aは可倒ピラー13に固定され、側端部15bおよび後
端部15cは収納部17の周辺において車体に固定され
るのであるが、これら固定部を示すため図中A−Dで示
す部分の断面図を第4A図〜第4D図に示ず。
第4A図は、リヤ幌15の上部前端15.aと可倒ピラ
ー13の頂部との接合部を示す断面図であり、可倒ピラ
ー13は可倒ピラーアウターパネル13aと可倒ピラー
インナーパネル13bとから形成される閉断面構造を有
している。さらに、この閉断面構造の前端部にはシール
13dが取り付けられ可倒ピラー13の頂部とフロント
ウィンド11の頂部とに架け渡されるルーフパネル14
にシール13dが当接してシール効果を得るようになっ
ている。閉断面構造の後端部にはボルト13eによりリ
ヤ幌15の前端15aが固定され、閉断面構造が内側か
らガーニッシュ13Cによって覆われている。
第4B図は、リヤ幌15の後端15cの取付部を示す断
面図である。アウターパネル51とインナーパネル52
とからなる閉断面構造が収納部18の後側部に位置し、
この閉断面構造が収納部18の後側壁となる。この閉断
面構造の下面には幌取付プレート54が固着され、この
幌取付プレート54にボルト55によってリヤ幅15の
後端15Gが取り付けられており、この結果、リヤ幅1
5の後端15Cが収納部18の周辺において車体に固定
されることになる。また、周辺部幌張りリンク30のリ
ヤ側リンク31がリヤ幅15を車室外方へ張り出し、こ
のリヤ側リンク31と対向して上記閉断面構造の上端に
取り付けられたシール53がリヤ幅15に外側から当接
し、この当接部をシールする。なお、幌取付プレート5
4とリヤ幅15の後端15cとの接合部においてもシー
ルがなされているが、シール53によって二重シールを
行ない、車室内への水の侵入防止性を向上させている。
第4C図は、リヤ幅15の側端部15bの取付部を示す
断面図である。フェンダ−パネル56とクラオーターパ
ネル58とで囲まれレインフォースメンドパネル57に
より補強された閉断面構造が収納部18の左右両側部に
位置し、この閉断面構造が収納部18の左右両側壁とな
る。さらに、この閉断面構造の下面と接合して車体内方
幅方向に延びるタイヤハウスアウタ59およびタイヤハ
ウスインナ60が収納部18の底面の一部を形成する。
上記閉断面構造の内側側壁には幌取付プレート61が固
着され、このプレート61にボルト62によってリヤ幅
15の側端15bが取り付けられており、この結果、リ
ヤ幅15の側端15bも収納部18の周辺において車体
に固定されることになる。また、周辺部幌張りリンク3
0のフロント側リンク32(もしくはリヤ側リンク31
)がリヤ幅15を車室外方へ張り出し、このリンク32
と対向して上記閉断面構造の上端に取り付けられたシー
ル63がリヤ幅15に外側から当接し、この部分をシー
ルする。これによって、第4B図の場合と同様に二重シ
ール構造が得られシール性を向上させることができる。
第4D図は、可倒ピラー13の側部とリヤ幅の側部前端
15aとの接合部を示す断面図である。
可倒ピラー13は可倒ピラーアウターパネル13aと可
倒ピラーインナーパネル13bとから形成される閉断面
構造を有し、この閉断面構造の前端部にはドア12の窓
ガラス12aと当接してこの当接部をシールするシール
13fが取り付けられ、後端部にはボルト13gにより
リヤ幅15の前端15aが固定される。この可倒ピラー
13の車室内側および車室外側後部にはそれぞれガーニ
ッシュ130.13i1が配されている。
第5図は、本発明に係る上部車体構造を車体左側から視
た側面図で、第6図はこの車体構造を車体前方から視た
正面図であり、両図を併用して両図に示す実施例につい
て説明する。
第6図から判るように、可倒ピラー13の両脚端部(第
6図では左側脚部のみ図示している)にそれぞれ、ボル
ト8a、8bによって第1支持プレート8が固定される
とともに、この第1支持プレート8に第2支持プレート
9が接合される。第1および第2支持プレート8.9の
下端接合部が軸13aによって車体く詳しくは車体の固
定されたブラケット66および当て板65)に回動自在
に支持されており、このため可倒ピラー13はこの軸1
3aを中心に車体前後に回動自在になっている。なお、
第5図においては軸13aの位置のみを示し、第1およ
び第2支持プレート8,9は図示していない。
この可倒ピラー13と、このバー13の後方の収納部1
8の周辺部とに上述の如く固定支持されて、ウィンドガ
ラス16を中央部に有するリヤ幅15が取り付けられる
のであるが、可倒ピラー13が第1位置にある時にリヤ
幅15をバタつかないように張るための幌張りリンク2
0.30が図示の様に配される。すなわち、上部幌張り
リンク20の張出部22が、リヤ幅15のり1フウイン
ド16上端と可倒ピラー13との間におけるリヤウィン
ド16上端近傍に内側から当接してリヤ幅を外方に張り
出す。これによってリヤ幅15のうちの、可倒ピラー1
3と張出部22の間の部分は、車体の屋根としての役割
を果たし、後方視界には影響しない。このため、ウィン
ドガラスとともにリヤ幅を収納するための幌部分の長さ
を確保でき、且つ後方視界に影響する部分は張出部22
より漬方部分のリヤ幌15のみであるので、この部分に
おけるリヤウィンド16の占める割合が大きくなり後方
視界を十分確保できる。すなわら、リヤ幌15の収納の
ため必要な幌部分の一部を、後方視界に影響しない屋根
の一部として使用することにより、後方視界に必要なウ
ィンドガラス面積を確保するとともに、オーブンカータ
イプとするためのリヤ幌15の良好な収納性も確保でき
るのである。
この上部幌張りリンク20を構成するアッパーリンク2
1は、略逆U字形状で且つその両脚端部23がそれぞれ
L字状に曲がっている。アッパーリンク21はこの折れ
曲がり点21aにおいて第2支持プレート9に回動自在
に支持され、L字状脚部23の先端23aはそれぞれロ
アリンク25の上端25aと回動自在に連結している。
さらにロアリンク25の下端25bは車体のブラケット
66と回動自在に連結している。
一方、周辺部幌張りリンク30は、可倒ピラー13が第
1位置にある時は、図示のように連結点33でヒンジ結
合されたりA7側リンク31およびフロント側リンク3
2が収納部18の周辺部においてリヤ幌15に内側から
当接してこれを車重外方向へ張る。この時、フロント側
リンク32の前端32aは第2支持プレート9に回動自
在に支持されている。
このように、両幌張りリンク20.30はいずれも可倒
ピラー13に固定された第2支持プレート9と連結して
いるため\図示の第1位置から可倒ピラー13を後方へ
回動させて第2位置へ位置せしめた時は、両幌張りリン
ク20.30も可倒ピラー13と共に回動されて、図中
2点鎖線で示すように収納部18内に収納される。
この時の両幌張りリンク20.30の動きを第7図およ
び第8図により説明する。
第7図は、上部幌張りリンク20のみを取り出して示す
側面図で、可倒ピラー13が第1位置にある時はアッパ
ーリンク21は上方に起立して折れ曲がり点21aにお
いて可倒ピラー13に枢着され、このアッパーリンク2
1の脚部先端23aとOアリンク25の上端25aが回
動自在に連結され、ロアリンク25の下端25bは車体
に枢着されている。一方、可倒ピラー13の脚端部13
aは車体に枢着されているため、可倒ピラー13を第2
位置へ移すため脚端部13’aを中心として後方へ回動
させる(矢印■の方向への回動)とアッパーリンク21
は折れ曲がり点21aで可倒ピラー13に枢着されてい
るためアッパーリンク21も可倒ピラー13とともに回
動される。このため、ロアリンク25は車体への枢着点
である下端25bを中心として回動するのであるが、ロ
アリンク25の車体への枢着点25bと可倒ピラー13
の車体の枢着点13aとの位置が図示の如く異なり、可
倒ピラー13の車体への枢着点13aの方が上方に位置
するため、可倒ピラー13の矢印■方向の回動に応じて
、ロアリンク25も同方向に回動しながら、アッパーリ
ンク21との連結点23aを上方(矢印■)の方向へ押
す。このため、アッパーリンク21は可倒ピラー13と
ともに矢印■方向へ回動しながら、可倒ピラー13に対
して折れ曲がり点21aを中心として矢印IV力方向相
対的に回動する。この相対的な回動によって、可倒ピラ
ー13が第2位置に移動して収納部18内に収納された
時(図中13′で示す状態)、21−で示すようにアッ
パーリンクが可倒ピラー13′と重なった状態で収納さ
れる。
第8図は、周辺部幌張りリンク30のみを取り出して示
す側面図である。8,9は可倒ピラー13に固定される
第1および第2支持プレートで両プレート8.9の接合
部下端において軸13aを介して可倒ピラー13が車体
に枢着され、プレート9の後方突出部9aに、周辺部幌
張りリンク30のフロント側リンク32の前端32aが
枢着されている。可倒ピラー13が第1位置に位置する
時には、周辺部幌張りリンク30がほぼ水平方向に伸び
て位置し、この位置でフロント側リンク32がこれ以上
下方へ回動しないようにロックされ、且つリヤ側リンク
31とフロント側リンク32とが水平になった状態で保
持されるように、リヤ側リンク31の後端が可倒ピラー
13とつながる一対のバンド41.42 (第2図参照
)によって引っ張られる。
この状態から、可倒ピラー13を後方へ回動させて第2
位置へ移動させると、第1および第2支持プレート8.
9は8′、9′で示すように、軸13aを中心として回
動して収納部18内に位置する。このため、リヤ側リン
ク31およびフロント側リンク32も下方へ移動して収
納部内に位置する。この時、両リンク31.32は連結
部33を中心に上方に凸状に折れ、両リンクは31−1
32−で示ずようにタイヤハウスアウタープレート59
の曲面に沿って収納されるようになっている。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば車体前後に回動自
在な可倒ピラーを備え、可倒ピラーを起立させた状態で
フロントウィンドの頂部との間にルーフパネルを脱着自
在に取り付け、且つ可倒ピラーの後方をリヤ幌で覆うよ
うになしているので、ルーフパネルの脱着および可倒ピ
ラーの回動によって、通常の屋根付タイプにもオープン
カータイプにもすることができる。さらに、可倒ピラー
を後方に倒した時、リヤ幌とともに可倒ピラーを収納す
る収納部を設けているので、可倒ピラーおよびリヤ幌を
車両のベルトラインより下方に完全に収納することがで
き、乗員の視界が広く、且つ外観も良くなる。また、可
倒ピラーを起立させりA7幌により可倒ピラーの後部を
覆った時に、リヤ幌を車室外方へ張り出す幌張りリンク
を設けているので走行中のリヤ幌のバタつきを防止でき
、且っリヤ幌の可倒ピラーと幌張りリンクとの間の部分
を屋根部分となすことによりリヤ幌の収納性を損うこと
なく後方視界性に影響する範囲に占めるウィンドガラス
の面積を大きくすることができ、ウィンドガラスを用い
た場合でも後方視界性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図から第1C図は本発明に係る上部車体構造を有
する自動中の斜視図で、第1A図はりャ幌を張った状態
、第1B図は第1A図の状態でリヤ幌を除いた状態、第
1C図はリヤ幌および可倒ピラーを収納部に収納した状
態を示し、第2図は本発明に係る上部車体構造でのリヤ
幌張り出しのためのリンク構造を示す斜視図、第3図は
第2図のリンク構造にリヤ幌を取り付けた状態を示す斜
視図、 第4A図から第4D図は、第3図のA部からD部におけ
るリヤ幌の取り付は構造をそれぞれ示す断面図、 第5図は本発明に係る上部車体構造を車体左側から視た
側面図、 第6図は本発明に係る上部車体構造を車体前方から視た
正面図、 第7図は、第5図の構造に;J3ける上部幌張りリンク
を示す側面図、 第8図は、第5図の構造における周辺部幌張りリンクを
示す側面図、 第9A図から第9C図は従来での上部車体構造を示す斜
視図である。 11・・・フロントウィンド 13・・・可倒ピラー1
4・・・ルーフパネル   15・・・リヤ幌16・・
・ウィンドガラス  18・・・収納部20・・・上部
幌張りリンク 21・・・アッパーリンク25・・・ロ
アリンク  30・・・周辺部幌張りリンク31・・・
リヤ側リンク 32・・・フロント側リンク第1八図 第旧図 第1C図 第4D lヌ1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)略逆U字形状をなし、両脚端部を中心に車体前後方
    向へ回動可能に車体両側壁間に架け渡された可倒ピラー
    と、 該可倒ピラーの頂部とフロントウインドの頂部との間に
    架け渡されて車体屋根を形成するルーフパネルとを備え
    たオープントップ形式の自動車において、 前記可倒ピラーの車体後方側には該可倒ピラーの収納部
    が形成されており、 前記可倒ピラーは、該可倒ピラーの頂部と前記フロント
    ウインドの頂部との間に前記ルーフパネルを架け渡して
    車体屋根を形成可能にする第1位置と、前記両脚端部を
    中心に車体後方へ回動して前記収納部内に収納される第
    2位置との間を少なくとも回動可能であり、 中央部にウインドガラスを備えたリヤ幌の前端部が前記
    可倒ピラーに固定されるとともに側端部および後端部が
    車体の前記収納部周辺部に固定されて、前記第1位置に
    おいて前記リヤ幌が前記可倒ピラーの車体後方上部を覆
    うようになっており、該リヤ幌は、前記第2位置におい
    て前記可倒ピラーとともに前記収納部内にほぼ完全に収
    納され得る車体前後方向の長さを有しており、 前記可倒ピラーが前記第1位置にあるとき、前記可倒ピ
    ラーと前記ウインドガラスとの間のリヤ幌の内面に当接
    して、該リヤ幌を車室外方向に張る略逆U字形状の幌張
    りリンクが設けられていることを特徴とする自動車の上
    部車体構造。 2)前記幌張りリンクが、中央部に前記リヤ幌を車室外
    方向に張るための張出部を有するアッパーリンクと、一
    端が該アッパーリンクの両脚端部にそれぞれ回動自在に
    連結され、他端が単体左右側壁にそれぞれ回動自在に連
    結された一対のロアリンクとからなり、 前記アッパーリンクの両脚部が、前記ロアリンクとの連
    結部と前記張出部との間において前記可倒ピラーの両脚
    部にそれぞれ回動自在に連結され、前記第1位置におい
    て前記張出部が前記リヤ幌を車室外方向へ張り、前記第
    2位置において前記可倒ピラーとともに前記幌張りリン
    クが前記収納部内に収納されるように構成されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動車の上
    部車体構造。
JP27201985A 1984-12-03 1985-12-03 自動車の上部車体構造 Granted JPS61268520A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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