JPS61267044A - 熱現像性記録用の画像支持体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱現像性写真層の支持体材料に関する。この
支持体材料は、画像受像材料として、つまりこの現像性
写真層を有しないで拡散転写法で熱現像性画像の画像受
像材料として使用することもできる。

従来の技術 熱作用によって現像することのできる写真材料は公知で
あり、例えば“イメージング・システムズ”　［Ｉｍａ
ｇｉｎｇ　　ｓｙｓｔｅｍｓ、第１２２頁、ヤコブセン
及びヤコブセン（Ｋ、１．Ｊａｃｏｂｓｅｎ　ｕｎｄＲ
，Ｅ、Ｊａｃｏｂｓｅｎ）著、フォーカル・プレス　（
ＦｏｃａｌＰｒｅｓｓ）社刊、ロンドン１９７６年］並
びに　“ネブレッテス・ハンドブック・オブ・フォトグ
ラフィー・アンド・リプログラフイー”［Ｎｅｂｌｔｔ
ｅｓＨａｎｄｏｂｏｏｋ　ｏｆ　Ｐｈｏｔｇｒａｐｈｙ
　ａｎｄ　Ｒｅｐｒｏｇｒａｐｈｉｅ。

第７版、１９７８年、第３２頁、第３３頁及び第５７０
頁、パン・ノストランド・ラインホールド（Ｖａｎ　Ｎ
ｏ５ｔｒａｎｄ　Ｒｅ１ｎｈｏｌｄ）社刊］に記載され
ている。更にこのものは、いわゆる　“ドライ・シルバ
ー（Ｄｒｙ　−５ｉ　１ｖｅｒ）”材料として市販され
ている。

熱現像性写真層の最重要成分は、少くとも複写性有機金
属塩化合物及び少くとも還元剤である。この原理は、熱
現像性黒白画像層並びに熱現像性色画像層にあてはまる
。これと共に、ハロゲン化銀、抗かぶり剤、増感剤、色
形成体、活性剤、触媒及び／又は他の添加剤が、画像の
品質又は画像の安定性を改良するために、１種又は数種
の画像層又は隣接層に含有されていてもよい。

熱現像性写真層の結合剤は、水に不溶のプラスチック、
例えばポリビニルブチラルか又は常用の水溶性結合剤、
例えばセラチン又はポリビニルアルコールであり、写真
層は、塗布性調製剤として公知塗布法によって支持体上
に設け、乾燥する。

複写性有機金属化合物は、好ましくは有機銀塩（例えば
Ａｇ−ラウリン酸塩、−ステアリン酸塩、−ベヘン酸塩
、−ウラゾール、−トリアゾール、−ベンゾトリアゾー
ル、−テトラゾール、−カルバゾール、−イミダゾール
その他）である。しかしながら、特許文献には他の有機
金属化合物、例えばＨｇ−１Ｆｅ（ＩＩ［）−並びにな
かんず＜Ｔｅ−化合物も記載されている。熱現像性写真
材料の特徴は、酸化作用性金属化合物の種類ではなく、
露光材料の目にみえる写真画像が熱処理後に水性処理液
の公知使用を有しないで得られることである。熱処理と
は、画像に応じた塗布材料を温度８０〜２５０℃　（好
ましくは１００〜２００℃）にもたらすことである。

熱現像性写真層の支持体材料としては、紙及び種々のフ
ィルムが使用されている。ヨーロッパ特許第１１８０７
８号及び第１１９３８０号明細書によれば、ポリエステ
ルフィルムが好ましい支持体材料として挙げられるが、
湿式現像に常用の樹脂（例えばポリエチレン）を塗布し
た紙も時たま使用される。

フィルム支持体は、支持体の透明が所望されている場合
に特に適当である。しかしながら明るさでみて、支持体
材料が反射性である場合には欠点を有する。白色のフィ
ルムで常用の反射率８５〜９０％　（ヨーロッパ特許第
１１９８３０号明細書参照）は、最適の画像鮮明度を得
るには必ずしも十分ではない。更に、フィルム材料は比
較的非可撓性でかつ高価である。

他方では公知樹脂塗布紙、例えばポリエチレン塗布紙は
紙の十分なすべての性質を有するが、熱現像での写真法
には不適当である。それというのも熱可塑性ポリオレフ
ィン樹脂は、既に比較的わずかな高温度で軟化するから
である。

現像温度１００℃以上では、樹脂層は変形し、熱ローラ
を用いる現像では、個々の場合にむしろ写真層と樹脂層
との間の分離が認められた。

最近、更に熱現像の間か又は後に拡散転写によって画像
材料上に転写される色画像が得られる熱現像性写真材料
が公知になった。この方法及び材料は、例えばヨーロッ
パ特許第７６４９２号明細書、ヨーロッパ特許第７９０
５６号明細書、ドイツ公開特許第３３４５０２３号明細
書、ヨートロツバ特許第１１８０７８号明細書、ヨーロ
ッパ特許第１１８０７８号明細書、ドイツ公開特許第３
０７２２８号明細書、ヨーロッパ特許第１２１７６５号
明細書、ヨーロッパ特許第１２３１６６号明細書、ヨー
ロッパ特許第１２５５２１号明細書、ヨーロッパ特許第
１３１１６１号明細書又はドイツ公開特許第３４０７２
２８号明細書に記載されている。この場合にも常用の樹
脂塗布紙は、樹脂層の熱可塑性のために画像受像材料と
しては余り適当ではないことが立証された。

発明が解決しようとする問題点 それ数本発明の目的は、熱現像性写真層の十分に適当な
支持体材料及び熱現像色写真画像の十分に適当な画像受
像材料を提案し、殊にその熱安定性によって十分な使用
性を有し、その上熱現像性写真層に好ましくない方法で
影響を及ぼさない材料を選ぶことである。

問題点を解決するための手段 この目的は、特許請求の範囲に記載の写真用の紙支持体
によって解決される。

通常湿式で現像すべきハロゲン化銀を含有する写真層の
かかる塗布紙の使用は、ドイツ公開特許第３０２２４５
１号に記載されており、イオン性放射（例えば電子放射
）によって空気の遮断下に硬化した放射硬化性材料から
なる層は、湿式現像性のハロゲン化銀層でかぶりを生じ
ることが判明した。このかぶり形成の可能な原因として
は、通常硬化性材料中に含まれている重合抑制剤又はそ
の反応生成物が挙げられた。

それというのも抑制剤として使用される化合物、例えば
ハイドロキノンは、写真現像剤として使用することもで
きるからである。

この種の還元性作用化合物は屡々熱現像性写真層の成分
でもあり、画像の形成に一緒に影響を及ぼす。このため
に、イオン性放射で硬化した眉を、直接に熱現像すべき
写真層の基体として又は熱現像色画像の受像材料として
使用するには疑念がある。それというのも放射硬化層を
製造するのに使用した市販の不飽和の化合物は、常に重
合抑制剤の添加によって安定化しているからである。

意外なことにも、抑制剤を含有する不飽和の化合物から
得られ、イオン性放射によって硬化した層は、熱現像性
写真層で恐れられた欠点の作用を生じなかった。むしろ
、このような種類の含浸又は塗布した紙は、十分に適当
でかつ多方面に使用することができる支持体として立証
され、この支持体は熱現像性写真層で副作用を示さず、
熱現像色写真画像の画像受像材料と、して極めて適当で
ある。

一方では、放射硬化結合剤を塗布する紙は、透明であっ
てもよい。この形ではこの紙は、好ましくは通して見る
ことのできる熱現像性黒白層に使用され、例えば気象図
を作製する場合に使用する。他方では、この紙は層又は
基体紙への白色顔料の添加によって反射性であってもよ
く、この形では主として平面の画像に使用する。

着色しない放射硬化性混合物を塗布又は含浸した透明画
像の紙は、硬化・後に比較して、溶剤含有調製物を塗布
又は含浸し、次いで乾燥した紙よりも均一な透明度を示
す。

着色した放射硬化性混合物を塗布した紙は、なかんずく
塗膜のできるだけ大きい着色度によっていっそう引き立
つ。このようにして、白色顔料（例えば二酸化チタン）
３０〜６０重量％を有する塗膜を製造することができる
。イオン性放射による硬化後に、かかる層に対して９５
％までの反射率が測定され、これによって特に鮮明で明
るい平面図の画像の製造が可能になる。

本発明による使用に重要なもう１つの利点は、放射硬化
性混合物からなる含浸物及び塗布物は、イオン性放射に
よって行なった′硬化後に温度に極めて安定なことであ
る。層は２００℃以上の高温度の短時間の使用でも変形
せず、塗布又は含浸した紙はその水分含量の小さい変動
で、従来使用された紙よりも寸法が安定である。

最後にかかる紙は、例えばドイツ公開特許第３０２２７
０９号明細書による接触硬化法を使用する場合に、シー
トと十分に比較され塗布紙の可撓性と結合した表面の性
質を有することができる。

本発明によって使用する支持体材料を製造するためには
、写真の使用に適するすべての基体紙が適当である。こ
の基本紙は公知方法で原則上すべての公知放射硬化性混
合物で処理することができ、イオン性放射（Ｆｐ４えば
電子放射又は他のエネルギーに富んだ放射）による硬化
後に直接的にか、又は公知付着媒介中間工程、例えばコ
ロナ処理又は付着層を使用した後に、熱現像用の１層又
は数層の写真層並びに場合により保護層及び／又は場合
によりハレーション保護層又は他の補助層を塗布する。

熱現像性写真層は、黒白画像層群又は色画像層群に所属
することができる。

次に添付図面について本発明を説明する。

第１図は実施例１に相応する写真層の断面図、第２図は
実施例２に相応する写真層の断面図、第３図は実施例３
に相応する写真層の断面図及び第４図は実施例４に相応
する写真層の断面図である。

第１図ではｌは基体紙であり、２は放射硬化層であり、
３は１層又は数層の熱現像性写真層であり、４は保護層
であり、５はハレーション保護層である。第２図では同
じようにしてＩは基体紙であり、この場合には両側の表
面サイジングを有し、２は放射硬化層であり、３は熱現
像性写真層又は層系列であり、４は保護層である。（５
）裏面に設けた補助層、例えば帯電防止層及び／又は巻
上り防止層である。第３図ではｌは基体紙であり、これ
は表面サイジング処理を有していてもよく、２′は予密
閉層であり、２は放射硬化層であり、４は熱現像によっ
て得られた記録すべき画像の付着層及び定着層で°　　
ある。（５）は更に可能な補助層である。第４図ではｌ
は基体紙であり、これは場合により表面サイジング処理
を有していてもよく、２′は予密閉層であり、２は放射
硬化層であり、３は熱現像性写真層又は層系列であり、
４は保護層である。（６）は更に可能な補助層であり、
これはあってもよいが、それぞれの場合に必ずしも存在
する必要はない。

実施例 例　　１ 保護ガス雰囲気中で ヒドロキシエチルアクリレ−５１０重量％からなる混合
物約１２ｇ／１２を片面に塗布して含浸し、エネルギー
線量４０Ｊ／ｇを有する電子放射によって硬化させた重
量約７０ｇ／ｎ＋２の写真基体紙に片面にコロナ処理を
施こし、続いてドイツ公開特許第２７２８６２７号明細
書によるベヘン酸銀を含有する熱現像性写真層並びに塩
化ビニル／酢酸ビニルコーポリマーからなる保護層を塗
布する。裏面は、ヨーロッパ特許願第１１９８３０号の
例４の組成物に相応するハレーション保護層を有する。

例　　２ カルボキシル化ポリビニルアルコールからなる表面サイ
ジングを有し片面に保護ガス下にエネルギー線量４０Ｊ
／ｇを有する電子放射によって硬化させた 表面変性ＴｉＯ２４０，０重量％ ウルトラマリンバイオレット　　　０．５重量％ヒドロ
キシエチルアクリレ−）　　１１．５重量％からなる混
合物約２（Ｉｇ／ｍ２を塗布した重量約７０ｇ／ｍ２の
写真基体紙に、表面のコロナ前処理後に、ベヘン酸銀を
基質とする常用の熱現像性写真層並びにこの上；こ保護
層を塗布する。

例　　３ 主としてポリビニルアルコールと硫酸バリウムからなる
予密閉層を有し、片面に保護ガス下にエネルギー線量３
５Ｊ／ｇを有する電子放射によって硬化Ｑた 表面変性Ｔｉ０ｚ　　　　　　　　　　３５．０重量％
ウルトラマリンバイオレット　　　０．５重量％からな
る混合物約２５ｇ／ｒａ２を塗布した重量約１３０８／
ｍ”の写真基体紙に、コロナ処理後に、ゼラチンとトリ
メチルビニルベンジルアンモニウムクロリド−コーポリ
マーとのｌ　：ｌの混合物約２ｇ　／　ｍ　２を塗布し
、ドイツ特許第３３４５０２３号明細書による熱現像性
写真色画像の画像受像材料として使用する。こん場合に
は、画像受像材料を写真材料の露光層と接触させ、画像
を加熱ドラムを用いて現像し、染料を拡散転写によって
画像受像材料上に転写する。

例　　４ 例３によって密閉層及び反射性放射硬化層を塗布した紙
を、保護層を有する熱現像性又は層系列の支持体材料と
して使用し、この場合裏面は場合によりなお補助層又は
数種の補助層系列を有していてもよい。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明による写真層の断面図を示し、第１図
は実施例１に相応する写真層の断面図であり、第２図は
実施例２に相応する写真層の断面図であり、第３図は実
施例３に相応する写真層の断面図であり、第４図は実施
例４に相応する写真層の断面図である。 ｌ・・・基体紙、２・・・放射硬化層、３・・・熱現像
性写真層、４・・・保護層、５・・・ハレーション保護
層、（５）・・・補助層、２　・・・予密閉層、（６）
・・・補助層 １１頁の続き ）発　明　者　　ヴイーラント・ザック　　ドイツ連邦
共和国とツー・ヴエーク（番地な センドルフ１・ダイティングハウザ し） 手続補正書（自発） 件の表示 昭和６１年特許願第　１１２８３３号 明の名称 熱現像性写真層の支持体材料 正をする者 事件との関係　特許出顆人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、イオン性放射によって架橋した結合剤を含有及び／
   又は少くとも表面に結合剤がイオン性放射によって架橋
   した層を塗布した写真用の紙支持体において、結合剤は
   不飽和の化合物を含有し、層支持体として及び／又は写
   真記録法で熱現像の画像支持体として使用する写真用の
   紙支持体。 ２、熱現像性色写真層の記録材料に拡散転写法によって
   使用する、特許請求の範囲第１項記載の写真用の紙支持
   体。