JPS6126646Y2 - - Google Patents

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JPS6126646Y2
JPS6126646Y2 JP5465482U JP5465482U JPS6126646Y2 JP S6126646 Y2 JPS6126646 Y2 JP S6126646Y2 JP 5465482 U JP5465482 U JP 5465482U JP 5465482 U JP5465482 U JP 5465482U JP S6126646 Y2 JPS6126646 Y2 JP S6126646Y2
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JP
Japan
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thrust
thrust bearing
bearing
pads
rotating shaft
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JP5465482U
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JPS58157021U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転力の軸方向推力を支承するスラ
スト軸受パツドを設けたスラスト軸の軸受構造に
関する。
従来の場合、第1図に示すように、回転軸1が
図示しない駆動源(エンジン,モータ等)により
回転駆動されるようになつており、回転軸1の荷
重は図示しないジヤーナル軸受で支承され、回転
軸1の軸方向推力(スラスト力)は複数のスラス
ト軸受パツド3を介して軸受ケーシング4で支承
されている。
また、スラスト軸受パツド3は、第1図の−
矢視断面図である第2図に示されるように、負
荷能力および潤滑上、回転軸1の全周にはわたつ
ておらず、パツド押え金5により所定の隙間をも
つて位置決めされる。
潤滑油は、軸受パツド3およびスラストカラー
2の外周と軸受ケーシング4との空間へ図示しな
い給油管により供給され、回転軸1とパツド敷金
6a,6bとの間の隙間を通つて排出される。
なお、第1,2図中の符号7はボルトを示す。
従来のスラスト軸受構造体の各スラスト軸受パ
ツド3は、回転軸1のスラストカラー2と軸受ケ
ーシング4との間で円周方向に連続的に介装され
ており、また、第3図に示すように、軸受ケーシ
ング4側に段付き部8を形成されていて、段付き
部8の角部12を支点とする傾斜をもつている。
(第4図参照) なお、第3,4図に示すように、段付き部8が
スラスト軸受パツド3に形成された場合、回転軸
1の回転方向は符号Aで示す方向となる。
従来の装置では、スラストカラー2からのスラ
スト力Pは次のようなメカニズムで支承される。
すなわち、スラスト軸受パツド3は、第4図に
示すように、軸受ケーシング4側の断付き部8の
角部12を支点として傾斜し、スラストカラー2
の回転方向Aに対し狭まり隙間を形成するように
なつている。この隙間に引き込まれた潤滑油は、
軸受全面にわたり油膜圧力を発生させる。
スラスト力Pを支承する力は、このような圧力
分布をもつた潤滑油膜で発生し、スラストカラー
2はスラスト軸受パツド3に一部あるいは全面の
直接接触による支承を避けうるように構成されて
いる。
しかしながら、このような従来の装置では、隣
り合う軸受パツド3の相互間は直接接触してお
り、それぞれ軸受パツド3が傾斜をもつので、接
触面をすべる必要がある。この金属接触面のすべ
りは、そのすべり摩擦係数が潤滑油下で0.1〜0.3
と大きいので、軸受パツド3の傾きに対する阻害
要因になるという問題点がある。
これに対して、各スラスト軸受パツドがそれぞ
れ別々に位置決めされ、その傾斜を所定角に設定
できる、ミツチエル形あるいはキングスベリー形
のスラスト軸受を用いることを考えられるが、こ
れらのスラスト軸受は、ピボツト部やパツドを支
持する部分の構造が複雑であり、大型化する欠点
がある。
本考案は、このような問題点を解消しようとす
るもので、簡素な構造で、スラスト軸受パツド相
互間の接触抵抗を減少させうるスライト軸受構造
体を提供することを目的とする。
このため、本考案の装置は、回転軸の軸方向推
力を支承する複数のスラスト軸受パツドを同回転
軸のスラストカラーと軸受ケーシングとの間で円
周方向に連続的に介装されたスラスト軸受構造体
において、上記複数のスラスト軸受パツドが、そ
れぞれ上記軸受ケーシング側に段付き部を有し
て、同段付き部の角部を支点とする傾斜をもつよ
うに構成されるとともに、隣接する各スラスト軸
受パツドの相互間における接触面に、転がり支承
要素をそなえたことを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としてのス
ラスト軸受構造体を説明すると、第5図は第3図
に対応させて示す断面図、第6図は第5図の要部
を拡大して示す部分断面図、第7図は第6図の
−矢視図、第8図はその回転軸の支承状態を示
す断面図、第9図はその変形例の要部を第6図に
対応させて示す断面図、第10図はその変形例の
要部を第7図に対応させて示す説明図である。な
お、第5〜10図中、第1〜4図と同じ符号はほ
ぼ同様のものを示す。
第5〜8図に示すように、スラスト軸受パツド
3aは、その隣接する各スラスト軸受パツド3a
の相互間における接触面の背面14に穿設された
丸穴9内に、転がり支承要素としてのロール10
をそなえており、スラスト軸受パツド3aが段付
き部8の角部12を支点として容易に傾斜するこ
とができるように構成されている。
また、スラスト軸受パツド3aは、その相互間
における接触面の背面14に当接する面を、角部
12を中心とする円にほぼ等しい彎曲面15とし
て形成されており、この面15は常に転がり支承
要素としてのロール10に当接するようになつて
いる。
このロール10のころがり摩擦係数は、1/100
〜1/1000のオーダとなり、極めて摩擦が小さくな
る。
なお、第7図中の符号11はロール10の抜け
止めを示している。
第9,10図に示す変形例のように、転がり支
承要素を複数の球13としたスラスト軸受パツド
3bを用いるようにしてもよい。
この変形例における作用効果は、ロール10を
用いたスラスト軸受パツド3aとほぼ同様であ
る。
なお、彎曲面15と転がり支承要素10,13
とはそれぞれ接触面の一方にあればよく、転がり
支承要素10,13を接触面の両方に取り付けて
もよい。すなわち、少なくとも接触面の一方に転
がり支承要素が付設されていればよい。
また、スラスト軸受パツド3a,3bは、回転
軸1の全周にわたつて設けてもよく、この場合は
回転軸1をより確実に支承できる。
以下詳述したように、本考案のスラスト軸受構
造体によれば、隣接する各スラスト軸受パツドの
相互間における接触面に、転がり支承要素をそな
えるという簡素な構造で、スラスト軸受パツド端
面の摩擦を減少させることができ、スラスト軸受
パツドの傾斜が容易に実現できる利点がある。
また、スラスト軸受パツドの傾斜が容易に実現
できることにより、安定した油膜圧力を発生させ
ることができ、スラスト軸受の負荷能力の向上お
よび信頼性の向上をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は従来のスラスト軸受構造体と本考
案のスラスト軸受構造体との共通した構造を示す
断面図であり、第3,4図は従来のスラスト軸受
構造体を示すもので、第3図は第2図の−矢
視線に沿う断面図、第4図はその作用を示す説明
図であり、第5〜10図は本考案のスラスト軸受
構造体を示すもので、第5図は第3図に対応させ
て示す断面図、第6図は第5図の要部を拡大して
示す部分断面図、第7図は第6図の−矢視
図、第8図はその回転軸の支承状態を示す断面
図、第9図はその変形例の要部を第6図に対応さ
せて示す断面図、第10図はその変形例の要部を
第7図に対応させて示す説明図である。 1……回転軸、2……スラストカラー、3a,
3b……スラスト軸受パツド、4……軸受ケーシ
ング、5……パツド押え金、6a,6b……パツ
ド敷金、7……ボルト、8……段付き部、9……
丸穴、10……転がり支承要素としてのロール、
11……ロールの抜け止め、12……角部、13
……転がり支承要素としての球、14……背面、
15……彎曲面、A……回転方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸の軸方向推力を支承する複数のスラスト
    軸受パツドを同回転軸のスラストカラーと軸受ケ
    ーシングとの間で円周方向に連続的に介装された
    スラスト軸受構造体において、上記複数のスラス
    ト軸受パツドが、それぞれ上記軸受ケーシング側
    に段付き部を有して、同段付き部の角部を支点と
    する傾斜をもつように構成されるとともに、隣接
    する各スラスト軸受パツドの相互間における接触
    面に、転がり支承要素をそなえたことを特徴とす
    る、スラスト軸受構造体。
JP5465482U 1982-04-15 1982-04-15 スラスト軸受構造体 Granted JPS58157021U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5465482U JPS58157021U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 スラスト軸受構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5465482U JPS58157021U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 スラスト軸受構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58157021U JPS58157021U (ja) 1983-10-20
JPS6126646Y2 true JPS6126646Y2 (ja) 1986-08-09

Family

ID=30065269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5465482U Granted JPS58157021U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 スラスト軸受構造体

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JPS58157021U (ja) 1983-10-20

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