JPH026512Y2 - - Google Patents
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- JPH026512Y2 JPH026512Y2 JP20010882U JP20010882U JPH026512Y2 JP H026512 Y2 JPH026512 Y2 JP H026512Y2 JP 20010882 U JP20010882 U JP 20010882U JP 20010882 U JP20010882 U JP 20010882U JP H026512 Y2 JPH026512 Y2 JP H026512Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- capstan shaft
- bearings
- load
- oil
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 15
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 4
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテープレコーダにおいてピンチローラ
とでテープを挟み、テープを送るキヤプスタン軸
を軸承するキヤプスタン軸受に関するものであ
る。
とでテープを挟み、テープを送るキヤプスタン軸
を軸承するキヤプスタン軸受に関するものであ
る。
従来のこの種の軸受としては第1図に示すよう
に、シヤーシ1に取付けられた軸受ホルダ2に2
ケの焼結含油メタルの軸受3a,3bを支持さ
せ、これに挿通して軸承されるキヤプスタン軸4
の一端に、フライホイル5を圧入すると共に、他
端にピンチローラ6が圧接されるようにして、ピ
ンチローラ6とキヤプスタン軸4でテープ7を挟
み、テープを送るようにしてある。
に、シヤーシ1に取付けられた軸受ホルダ2に2
ケの焼結含油メタルの軸受3a,3bを支持さ
せ、これに挿通して軸承されるキヤプスタン軸4
の一端に、フライホイル5を圧入すると共に、他
端にピンチローラ6が圧接されるようにして、ピ
ンチローラ6とキヤプスタン軸4でテープ7を挟
み、テープを送るようにしてある。
而して焼結含油メタルの軸受3a,3bは軸受
ホルダ2に圧入後同軸度、真円度、面粗度を向上
するために機械加工を行い、キヤプスタン軸4の
同軸による負荷と、摩擦熱によつて含有されてい
る潤滑油を浸出させて軸受3a,3bとキヤプス
タン軸4との間に油膜を形成させるようにしたも
のである。
ホルダ2に圧入後同軸度、真円度、面粗度を向上
するために機械加工を行い、キヤプスタン軸4の
同軸による負荷と、摩擦熱によつて含有されてい
る潤滑油を浸出させて軸受3a,3bとキヤプス
タン軸4との間に油膜を形成させるようにしたも
のである。
然るにキヤプスタン軸4には第2図に示すよう
に、キヤプスタン軸4に圧入されたフライホイル
5の重量による荷重W、ピンチローラ6による圧
力Pが加わるので、キヤプスタン軸4は軸受3
a,3bとF1,F2で強く接するためにこの部分
で油膜が生じ難く、ためにこのF1,F2部分で摩
耗が促進されたり、潤滑不良を生じたりして、ワ
ウ、フラツタの原因となつていた。
に、キヤプスタン軸4に圧入されたフライホイル
5の重量による荷重W、ピンチローラ6による圧
力Pが加わるので、キヤプスタン軸4は軸受3
a,3bとF1,F2で強く接するためにこの部分
で油膜が生じ難く、ためにこのF1,F2部分で摩
耗が促進されたり、潤滑不良を生じたりして、ワ
ウ、フラツタの原因となつていた。
又第3図に示すように軸受3a,3bに示すよ
うに内面に矢筈模様となり、且つキヤプスタン軸
4に対する進み角が対称となる様にヘリボーン溝
8を設け、第3図Cに示すようにキヤプスタン軸
4の回転によつて矢印Aで示される方向に潤滑油
が流れるようにして油圧を高め、油膜の強度を上
げて油膜の破壊を防ぐようにしたものもある。
うに内面に矢筈模様となり、且つキヤプスタン軸
4に対する進み角が対称となる様にヘリボーン溝
8を設け、第3図Cに示すようにキヤプスタン軸
4の回転によつて矢印Aで示される方向に潤滑油
が流れるようにして油圧を高め、油膜の強度を上
げて油膜の破壊を防ぐようにしたものもある。
しかしこの方法でもフライホイル5の重量W、
ピンチローラ6の圧力によつてF1,F2部分で軸
受3a,3bとの接触圧力が強く、油膜圧の高い
中心部とのズレによつて依然として摩耗、かじり
等の潤滑不良を生じ、ワウ、フラツタを増加さ
せ、劣化の原因となるのを完全に除去できなかつ
た。
ピンチローラ6の圧力によつてF1,F2部分で軸
受3a,3bとの接触圧力が強く、油膜圧の高い
中心部とのズレによつて依然として摩耗、かじり
等の潤滑不良を生じ、ワウ、フラツタを増加さ
せ、劣化の原因となるのを完全に除去できなかつ
た。
本考案は前述の従来の欠点を除去し、ワウ、フ
ラツタの減少による音質の向上、摩耗、焼付きの
防止による耐久性の向上を目的とするものであ
る。
ラツタの減少による音質の向上、摩耗、焼付きの
防止による耐久性の向上を目的とするものであ
る。
本考案の実施例を第4図、第5図に就いて説明
すれば、キヤプスタン軸4にフライホイル5を圧
入すると共に、ピンチローラ6との挟持でテープ
7を送るために、シヤーシ1に取付けられた軸受
ホルダ2に2ケの軸受3a,3bを圧入し、該軸
受3a,3bでキヤプスタン軸4を軸承すること
は従来と変りはなく、この軸受3a,3bの改良
を要旨とするものである。
すれば、キヤプスタン軸4にフライホイル5を圧
入すると共に、ピンチローラ6との挟持でテープ
7を送るために、シヤーシ1に取付けられた軸受
ホルダ2に2ケの軸受3a,3bを圧入し、該軸
受3a,3bでキヤプスタン軸4を軸承すること
は従来と変りはなく、この軸受3a,3bの改良
を要旨とするものである。
即ち軸受3aには、ピンチローラ側に円筒部1
0と、螺旋状の溝11をキヤプスタン軸4の回転
方向が進み角となる様に設け、この溝11は円筒
部10で終るようにする。
0と、螺旋状の溝11をキヤプスタン軸4の回転
方向が進み角となる様に設け、この溝11は円筒
部10で終るようにする。
同様に軸受3bにもフライホイル側に円筒部1
0と、該円筒部10で終り、キヤプスタン軸4の
回転方向が進み角となる螺旋状の溝11を設け
る。
0と、該円筒部10で終り、キヤプスタン軸4の
回転方向が進み角となる螺旋状の溝11を設け
る。
従つてキヤプスタン軸4が回転すると、潤滑油
は粘性によつて第3図Cの矢印Bの方向に押入込
まれることになり、円筒部10と溝11の境界部
分に於て最も油圧が高まることになる。
は粘性によつて第3図Cの矢印Bの方向に押入込
まれることになり、円筒部10と溝11の境界部
分に於て最も油圧が高まることになる。
キヤプスタン軸4の荷重、フライホイル5の重
量Wとピンチローラ6の圧力Pで形成される軸受
3a,3bの高荷重点F1,F2に対し、前記円筒
部10と溝11の境界部分が軸受3a,3bの軸
方向の中心よりも近まるために、高荷重点と高油
圧点とが近いことに起因して油膜の破壊が、行な
われ難くなる。
量Wとピンチローラ6の圧力Pで形成される軸受
3a,3bの高荷重点F1,F2に対し、前記円筒
部10と溝11の境界部分が軸受3a,3bの軸
方向の中心よりも近まるために、高荷重点と高油
圧点とが近いことに起因して油膜の破壊が、行な
われ難くなる。
従つて軸受3a,3bの摩耗や、潤滑不良に起
因する種々の問題は改良されることになる。
因する種々の問題は改良されることになる。
叙上のように本考案は、2ケの軸受で軸承さ
れ、その荷重点が軸受よりも外側にあるようなキ
ヤプスタン軸に於て、その軸受の摩耗、潤滑不良
によつて生じるワウ、フラツタが減少し、高音質
が得られるばかりでなく、軸受機能の劣化を防止
して耐久性を向上させることができるものであ
る。
れ、その荷重点が軸受よりも外側にあるようなキ
ヤプスタン軸に於て、その軸受の摩耗、潤滑不良
によつて生じるワウ、フラツタが減少し、高音質
が得られるばかりでなく、軸受機能の劣化を防止
して耐久性を向上させることができるものであ
る。
尚本考案はキヤプスタン軸に対する荷重が前記
実施例のように両側でなく、片側だけの場合には
その荷重側の軸受にのみ円筒部と螺旋状の溝を形
成してもよく、又第6図に示す油止めワツシヤ1
5、油溜りスポンジ16、油止めスポンジ17を
使用することは従前通りさしつかえないものであ
る。
実施例のように両側でなく、片側だけの場合には
その荷重側の軸受にのみ円筒部と螺旋状の溝を形
成してもよく、又第6図に示す油止めワツシヤ1
5、油溜りスポンジ16、油止めスポンジ17を
使用することは従前通りさしつかえないものであ
る。
第1図は公知例の断面図、第2図はその荷重状
態を示し、第3図は他の公知例を示すもので、a
はその要部の斜面図、bは軸受の展開図、cは荷
重状態、第4図は本考案の実施例の断面図、第5
図はその要部を拡大したもので、aは斜面図、b
は軸受の展開図、cは荷重状態を示し、第6図は
油止めワツシヤ、油溜りスポンジ、油止めスポン
ジの説明図である。 3a,3b…軸受、4…キヤプスタン軸、10
…円筒部、11…溝、W…フライホイル重量、P
…ピンチローラ荷重、F1,F2…最大荷重点。
態を示し、第3図は他の公知例を示すもので、a
はその要部の斜面図、bは軸受の展開図、cは荷
重状態、第4図は本考案の実施例の断面図、第5
図はその要部を拡大したもので、aは斜面図、b
は軸受の展開図、cは荷重状態を示し、第6図は
油止めワツシヤ、油溜りスポンジ、油止めスポン
ジの説明図である。 3a,3b…軸受、4…キヤプスタン軸、10
…円筒部、11…溝、W…フライホイル重量、P
…ピンチローラ荷重、F1,F2…最大荷重点。
Claims (1)
- 一方向に回転するキヤプスタン軸と、該キヤプ
スタン軸を負荷より内側で軸承する2ケの軸受か
ら成り、該軸受の負荷側に形成された円筒部と、
該軸受の負荷と反対側から前記円筒部に向つてキ
ヤプスタン軸の回転方向に対し、進み角となり、
且つその終端が前記円筒部となる螺旋状の溝とを
軸受内面に形成したことを特徴とするキヤプスタ
ン軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20010882U JPS59105616U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | キヤプスタン軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20010882U JPS59105616U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | キヤプスタン軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59105616U JPS59105616U (ja) | 1984-07-16 |
JPH026512Y2 true JPH026512Y2 (ja) | 1990-02-16 |
Family
ID=30425639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20010882U Granted JPS59105616U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | キヤプスタン軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59105616U (ja) |
-
1982
- 1982-12-29 JP JP20010882U patent/JPS59105616U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59105616U (ja) | 1984-07-16 |
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