JPH0467044B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0467044B2 JPH0467044B2 JP60267107A JP26710785A JPH0467044B2 JP H0467044 B2 JPH0467044 B2 JP H0467044B2 JP 60267107 A JP60267107 A JP 60267107A JP 26710785 A JP26710785 A JP 26710785A JP H0467044 B2 JPH0467044 B2 JP H0467044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- pads
- rotating shaft
- bearing
- pivot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000573 anti-seizure effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、不安定振動を起こし易い回転軸の軸
受として使用されるテイルテイングパツドジヤー
ナル軸受の構造に関するものである。
受として使用されるテイルテイングパツドジヤー
ナル軸受の構造に関するものである。
従来のテイルテイングパツドジヤーナル軸受の
構造は、特公昭53−39538号に記載のように、軸
受パツドが断面円弧状になつており、回転軸が回
転するとき、軸受パツドと軸とのすき間に、周囲
の気体が粘性によりまき込まれ、そのすき込まれ
た気体のくさび作用により、このすき間に周囲の
気体より高い圧力を有する気体膜が形成され軸受
としての機能を有していた。この構造の場合回転
軸，パツドが熱変形した場合、軸受パツドが気体
膜の減少により、軸と焼付く欠点がある。このた
め、特公昭53−39538号では、パツドを支持する
ピボツトの支持をバネ支持を利用して解消しよう
としている。
構造は、特公昭53−39538号に記載のように、軸
受パツドが断面円弧状になつており、回転軸が回
転するとき、軸受パツドと軸とのすき間に、周囲
の気体が粘性によりまき込まれ、そのすき込まれ
た気体のくさび作用により、このすき間に周囲の
気体より高い圧力を有する気体膜が形成され軸受
としての機能を有していた。この構造の場合回転
軸，パツドが熱変形した場合、軸受パツドが気体
膜の減少により、軸と焼付く欠点がある。このた
め、特公昭53−39538号では、パツドを支持する
ピボツトの支持をバネ支持を利用して解消しよう
としている。
しかし、この場合にも、パツドの熱変形は、パ
ツドを支持するビポツトを中心に変形する。した
がつて、パツドの回転軸面におけるピボツト支持
付近に損傷を受けやすいという問題を残してい
る。
ツドを支持するビポツトを中心に変形する。した
がつて、パツドの回転軸面におけるピボツト支持
付近に損傷を受けやすいという問題を残してい
る。
本発明の目的は、パツドの摩耗や回転軸への焼
付を起こしにくいテイルテイングパツドジヤーナ
ル軸受を提供することにある。
付を起こしにくいテイルテイングパツドジヤーナ
ル軸受を提供することにある。
パツドの内面曲率は、回転軸よりも多少大きく
製作される。回転中は、このパツドと回転軸の〓
間に気体膜が形成され軸受としての機能を有す
る。
製作される。回転中は、このパツドと回転軸の〓
間に気体膜が形成され軸受としての機能を有す
る。
パツドはピボツトにより支持されており、回転
中のパツドの変形はこのピボツト点を中心に起こ
る。従つて、高速回転中に発生した軸受部の摩擦
熱によりパツドは半径方向へ変形し、ピボツト点
付近の軸受浮上量が最も小さくなる。この状態か
ら回転を停止すると、停止中に、このパツドのピ
ボツト点付近が回転軸と常に最初に接触し損傷を
受けやすくなる。
中のパツドの変形はこのピボツト点を中心に起こ
る。従つて、高速回転中に発生した軸受部の摩擦
熱によりパツドは半径方向へ変形し、ピボツト点
付近の軸受浮上量が最も小さくなる。この状態か
ら回転を停止すると、停止中に、このパツドのピ
ボツト点付近が回転軸と常に最初に接触し損傷を
受けやすくなる。
これを防止するため本発明では、パツド内面の
ピボツト点付近に球形状の焼付防止用のくぼみを
設けることにより、起動停止時におけるパツドと
回転軸の接触を均一に行い摩耗や回転軸との焼付
を防止する。
ピボツト点付近に球形状の焼付防止用のくぼみを
設けることにより、起動停止時におけるパツドと
回転軸の接触を均一に行い摩耗や回転軸との焼付
を防止する。
以下、本発明の一実施例を第１図，第２Ａ図，
第２Ｂ図，第３Ａ図，第３Ｂ図を用いて説明す
る。テイルテイングパツドジヤーナル軸受は、第
１図に示すように、回転軸１の外側に、軸１より
多少大きい曲率半径を有して同じ肉厚の板状に形
成された３個の軸受パツド２ａ，２ｂ，２ｃが等
間隔に配設され、その外周をピボツト３ａ，３
ｂ，３ｃの先端に各々取付けられたピボツト球４
ａ，４ｂ，４ｃから構成される。またピボツト３
ｂ，３ｃは軸受ハウジング５にネジ込まれて固定
され、ピボツト３ａはバネ７と、オサエナツト６
により固定される。
第２Ｂ図，第３Ａ図，第３Ｂ図を用いて説明す
る。テイルテイングパツドジヤーナル軸受は、第
１図に示すように、回転軸１の外側に、軸１より
多少大きい曲率半径を有して同じ肉厚の板状に形
成された３個の軸受パツド２ａ，２ｂ，２ｃが等
間隔に配設され、その外周をピボツト３ａ，３
ｂ，３ｃの先端に各々取付けられたピボツト球４
ａ，４ｂ，４ｃから構成される。またピボツト３
ｂ，３ｃは軸受ハウジング５にネジ込まれて固定
され、ピボツト３ａはバネ７と、オサエナツト６
により固定される。
前記パツド２ａ，２ｂ，２ｃの内周側に、第２
Ａ図および第２Ｂ図に示すように、ピボツト球を
中心にして球状のくぼみＫを設けている。このく
ぼみＫの深さａは、熱変形によるパツドの曲率の
変化を考慮して５〜10〓ｍ程度に選定される。
Ａ図および第２Ｂ図に示すように、ピボツト球を
中心にして球状のくぼみＫを設けている。このく
ぼみＫの深さａは、熱変形によるパツドの曲率の
変化を考慮して５〜10〓ｍ程度に選定される。
第１図，第２Ａ図，第２Ｂ図の実施例におい
て、Heガス雰囲気中で軸１が回転すると、軸１
とパツド２ａ，２ｂ，２ｃの〓間に気体膜が生ず
る。この気体膜の厚さは10〜20〓ｍ程度である。
またこの時、気体膜の粘性により発熱し軸１及び
パツド２ａ，２ｂ，２ｃは熱変形を生じる。特に
パツド２ａ，２ｂ，２ｃはピボツト球４ａ，４
ｂ，４ｃでそれぞれ支持されているため、このピ
ボツト球４ａ，４ｂ，４ｃを中心に外周方向へ熱
変形する。この場合、ピボツト２ａ，２ｂ，２ｃ
の内面曲率が大きくなりピボツト球４ａ，４ｂ，
４ｃ付近の気体膜厚さが最も小さくなる。しか
し、パツド２ａ，２ｂ，２ｃ内面のピボツト球４
ａ，４ｂ，４ｃ付近へあらかじめ球形状のくぼみ
を設けているため、本実施例においては気体膜厚
さが十分確保されることになる。動圧型テイルテ
イングパツドジヤーナル軸受では、起動，停止時
において、軸１とパツドは必ず接触するが、接触
時においても、パツド２ａ，２ｂ，２ｃの内面に
くぼみがあるためパツド２ａ，２ｂ，２ｃ全体が
均一に軸１と接触しやすくなる。このため、パツ
ド２ａ，２ｂ，２ｃの局部的な摩耗や軸１との焼
付を防止することができる。
て、Heガス雰囲気中で軸１が回転すると、軸１
とパツド２ａ，２ｂ，２ｃの〓間に気体膜が生ず
る。この気体膜の厚さは10〜20〓ｍ程度である。
またこの時、気体膜の粘性により発熱し軸１及び
パツド２ａ，２ｂ，２ｃは熱変形を生じる。特に
パツド２ａ，２ｂ，２ｃはピボツト球４ａ，４
ｂ，４ｃでそれぞれ支持されているため、このピ
ボツト球４ａ，４ｂ，４ｃを中心に外周方向へ熱
変形する。この場合、ピボツト２ａ，２ｂ，２ｃ
の内面曲率が大きくなりピボツト球４ａ，４ｂ，
４ｃ付近の気体膜厚さが最も小さくなる。しか
し、パツド２ａ，２ｂ，２ｃ内面のピボツト球４
ａ，４ｂ，４ｃ付近へあらかじめ球形状のくぼみ
を設けているため、本実施例においては気体膜厚
さが十分確保されることになる。動圧型テイルテ
イングパツドジヤーナル軸受では、起動，停止時
において、軸１とパツドは必ず接触するが、接触
時においても、パツド２ａ，２ｂ，２ｃの内面に
くぼみがあるためパツド２ａ，２ｂ，２ｃ全体が
均一に軸１と接触しやすくなる。このため、パツ
ド２ａ，２ｂ，２ｃの局部的な摩耗や軸１との焼
付を防止することができる。
第３Ａ図および第３Ｂ図は、本発明の他の実施
例である。この例では、前記パツド２ａ，２ｂ，
２ｃの球形状のくぼみＫの部分と両端を細い溝Ｍ
で連絡しており、このくぼみＫの影響による種々
の振動発生を防止している。
例である。この例では、前記パツド２ａ，２ｂ，
２ｃの球形状のくぼみＫの部分と両端を細い溝Ｍ
で連絡しており、このくぼみＫの影響による種々
の振動発生を防止している。
本発明によれば、高速回転する軸とパツドが摩
耗したり、焼付きを起こすことが防止でき長期に
わたり安定したジヤーナル軸受の性能を得ること
ができる。
耗したり、焼付きを起こすことが防止でき長期に
わたり安定したジヤーナル軸受の性能を得ること
ができる。
第１図は、本発明の一実施例に係るテイルテイ
ングパツド型ジヤーナル軸受の断面図、第２Ａ図
および第２Ｂ図はパツドの詳細図を示す。第３Ａ
図および第３Ｂ図は本発明の他の実施例に係るパ
ツドの詳細図を示す。 １……軸、２ａ，２ｂ，２ｃ……パツド、３
ａ，３ｂ，３ｃ……ピボツト、４ａ，４ｂ，４ｃ
……ピボツト球、５……軸受ハウジング、６……
固定ナツト、７……ばね、Ｋ……球形くぼみ、Ｍ
……溝。
ングパツド型ジヤーナル軸受の断面図、第２Ａ図
および第２Ｂ図はパツドの詳細図を示す。第３Ａ
図および第３Ｂ図は本発明の他の実施例に係るパ
ツドの詳細図を示す。 １……軸、２ａ，２ｂ，２ｃ……パツド、３
ａ，３ｂ，３ｃ……ピボツト、４ａ，４ｂ，４ｃ
……ピボツト球、５……軸受ハウジング、６……
固定ナツト、７……ばね、Ｋ……球形くぼみ、Ｍ
……溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 回転軸とこの回転軸を支持する軸受ハウジン
グとの間に断面円弧状のパツドを複数個配設する
と共に、これらのパツドの外周をピボツトで傾動
自在に支持するテイルテイングパツドジヤーナル
軸受において、 前記パツド内周の回転軸側の表面に、パツドを
支持するピボツト位置を中心に焼付防止用のくぼ
みを設けたことを特徴とするテイルテイングパツ
ドジヤーナル軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26710785A JPS62127508A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | テイルテイングパツドジヤ−ナル軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26710785A JPS62127508A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | テイルテイングパツドジヤ−ナル軸受 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62127508A JPS62127508A (ja) | 1987-06-09 |
| JPH0467044B2 true JPH0467044B2 (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=17440160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26710785A Granted JPS62127508A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | テイルテイングパツドジヤ−ナル軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62127508A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103195800B (zh) * | 2013-04-15 | 2015-06-03 | 宁波三泰轴承有限公司 | 定位球轴承 |
| JP6853660B2 (ja) | 2016-12-14 | 2021-03-31 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | ティルティングパッドジャーナル軸受の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5237135B2 (ja) * | 1975-03-24 | 1977-09-20 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5531300Y2 (ja) * | 1975-09-09 | 1980-07-25 |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP26710785A patent/JPS62127508A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5237135B2 (ja) * | 1975-03-24 | 1977-09-20 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62127508A (ja) | 1987-06-09 |
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