JP2001140870A5 - - Google Patents
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Description
保持器104に保持された12個のボール103の内輪溝105及び外輪溝106間への組み込みは、外輪102を高周波加熱により膨張させた状態で軸受100の一端側から溝逃げ部107を介して押し込むことにより行う。これにより、外輪102の温度が常温に低下したときの外輪102の収縮によりボール103が内輪溝105と外輪溝106の間から外れないようになっている。このようなアンギュラ玉軸受100においては、内輪101と外輪102の相対的回転に伴い、内輪溝105及び外輪溝106上をボール103が公転及び自転する。
また、ポケットの4隅に円形状の逃しを設けるのが好ましく、この逃しを介して潤滑油の流れを良くし、潤滑油による冷却・潤滑効果を向上させることができる。さらに、ボールと保持器との接触面積を低減させることができるので、摩擦を小さくし、発熱を抑制することができる。
アンギュラ玉軸受10は、図示しない回転軸に取り付けられる内輪11と、内輪11を収容するように同軸的に配置された外輪12と、内輪11及び外輪12間で転動する複数個、例えば12個のボール13と、ボール13を保持する保持器14とを備える。ボール13の個数は、例えば工作機械用高速スピンドルに使用されるアンギュラ玉軸受のように軸受の剛性が要求される場合ほど多く設定されている。
以上の構成において、保持器14の外周面にV型の非対称ヘリングボーン溝20を設ける場合は、ポケット18とボール13の直径隙間δcと、保持器14の外周面と外輪12の内周面との直径隙間δaとは必要最小値に設定するのがよく、従来の各直径隙間δc,δaの値に対して1/5〜1/10程度であるのがよい。この値は、動圧効果を考えて適正値である。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載のアンギュラ玉軸受によれば、外輪の内周面に形成された溝逃げ部を外開きのテーパ形状又はテーパ状曲面形状とし、溝逃げ部の部位において保持器の外周面を外輪の内周面の形状と相補的に形成したので、保持器の位置をラジアル方向及びアキシャル方向に規制することができ、且つ保持器の外周面と外輪の内周面とが対向する位置に保持器の重心位置を配して保持器の姿勢を規制することができ、その結果、保持器の振動及び音響を防止することができる。
請求項2記載のアンギュラ玉軸受によれば、溝逃げ部の部位において保持器の内周面と内輪の外周面との隙間が、保持器の外周面と外輪の内周面との隙間より大きいので、保持器の案内を外輪により行うことができる。
請求項3記載のアンギュラ玉軸受によれば、保持器にアンギュラ玉軸受の接触角に相当する角度だけ傾けてポケットが設けられているので、ボールの保持器に対する接触点がボールの自転軸上に位置させることができ、その結果、軸受の摩擦・磨耗を低減させることができる。
請求項4記載のアンギュラ玉軸受によれば、ポケットの4隅に円形状の逃しが設けられているので、この逃しを介して潤滑油の流れを良くし、潤滑油による冷却・潤滑効果を向上させることができる。さらに、ボールと保持器との接触面積を低減させることができるので、摩擦を小さくし、発熱を抑制することができる。
請求項5記載のアンギュラ玉軸受によれば、軸受の溝逃げ部側において所定の隙間をあけて内輪と保持器に対向するように回転軸に間座が設けられているので、保持器の端面と間座との隙間を適切に設定することにより、軸受への潤滑剤の供給量に対して、外輪の内周面と保持器の外周面の間からの排出量と、内輪の外周面部と保持器の内周面との間からの排出量との割合を適正比率に調整することができる。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載のアンギュラ玉軸受によれば、外輪の内周面に形成された溝逃げ部を外開きのテーパ形状又はテーパ状曲面形状とし、溝逃げ部の部位において保持器の外周面を外輪の内周面の形状と相補的に形成したので、保持器の位置をラジアル方向及びアキシャル方向に規制することができ、且つ保持器の外周面と外輪の内周面とが対向する位置に保持器の重心位置を配して保持器の姿勢を規制することができ、その結果、保持器の振動及び音響を防止することができる。
請求項2記載のアンギュラ玉軸受によれば、溝逃げ部の部位において保持器の内周面と内輪の外周面との隙間が、保持器の外周面と外輪の内周面との隙間より大きいので、保持器の案内を外輪により行うことができる。
請求項3記載のアンギュラ玉軸受によれば、保持器にアンギュラ玉軸受の接触角に相当する角度だけ傾けてポケットが設けられているので、ボールの保持器に対する接触点がボールの自転軸上に位置させることができ、その結果、軸受の摩擦・磨耗を低減させることができる。
請求項4記載のアンギュラ玉軸受によれば、ポケットの4隅に円形状の逃しが設けられているので、この逃しを介して潤滑油の流れを良くし、潤滑油による冷却・潤滑効果を向上させることができる。さらに、ボールと保持器との接触面積を低減させることができるので、摩擦を小さくし、発熱を抑制することができる。
請求項5記載のアンギュラ玉軸受によれば、軸受の溝逃げ部側において所定の隙間をあけて内輪と保持器に対向するように回転軸に間座が設けられているので、保持器の端面と間座との隙間を適切に設定することにより、軸受への潤滑剤の供給量に対して、外輪の内周面と保持器の外周面の間からの排出量と、内輪の外周面部と保持器の内周面との間からの排出量との割合を適正比率に調整することができる。
Claims (5)
- 外周面に内輪溝を有し、回転軸に取り付けられる内輪と、内周面に外輪溝を有し、前記内輪を収容するように同軸的に配置された外輪と、前記内輪溝と前記外輪溝との間で転動する複数のボールと、前記ボールを保持する保持器と、前記外輪の内周面に形成された溝逃げ部とを備えるアンギュラ玉軸受において、前記溝逃げ部を外開きのテーパ形状又はテーパ状曲面形状とし、前記溝逃げ部の部位において前記保持器の外周面の形状を前記外輪の内周面の形状と相補的に形成したことを特徴とするアンギュラ玉軸受。
- 前記溝逃げ部の部位において前記保持器の内周面と前記内輪の外周面との隙間が、前記保持器の外周面と前記外輪の内周面との隙間より大きいことを特徴とする請求項1記載のアンギュラ玉軸受。
- 前記保持器に前記アンギュラ玉軸受の接触角に相当する角度だけ傾けてポケットが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のアンギュラ玉軸受。
- 前記ポケットの4隅に円形状の逃しが設けられていることを特徴とする請求項3記載のアンギュラ玉軸受。
- 前記軸受の溝逃げ部側において所定の隙間をあけて前記内輪と前記保持器に対向するように前記回転軸に間座が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアンギュラ玉軸受。
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JP2001140870A JP2001140870A (ja) | 2001-05-22 |
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