JPS6126628Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6126628Y2 JPS6126628Y2 JP9858581U JP9858581U JPS6126628Y2 JP S6126628 Y2 JPS6126628 Y2 JP S6126628Y2 JP 9858581 U JP9858581 U JP 9858581U JP 9858581 U JP9858581 U JP 9858581U JP S6126628 Y2 JPS6126628 Y2 JP S6126628Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- port
- valve plate
- cylinder block
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 28
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000011946 reduction process Methods 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はアキシアルピストン型流体機械に関す
るものである。
るものである。
アキシアルピストン型流体ポンプおよびモータ
は第1図の断面図に示されるように、同一円周上
に複数のシリンダ11を有するシリンダブロツク
10がスプライン15またはキー等の公知の方法
で回転軸40に取付けられていて、前記シリンダ
内にはピストン12が滑合している。各シリンダ
11のシリンダポート13がバルブプレート20
の側に開口していて、シリンダブロツク10の端
面14はバルブプレート20の端面24と向合つ
ている。
は第1図の断面図に示されるように、同一円周上
に複数のシリンダ11を有するシリンダブロツク
10がスプライン15またはキー等の公知の方法
で回転軸40に取付けられていて、前記シリンダ
内にはピストン12が滑合している。各シリンダ
11のシリンダポート13がバルブプレート20
の側に開口していて、シリンダブロツク10の端
面14はバルブプレート20の端面24と向合つ
ている。
前記シリンダブロツク、バルブプレートおよび
回転軸はケーシング30に内蔵されており、前記
回転軸40はベアリング50を介してケーシング
30に支持され、ケーシングには吸入口31およ
び吐出口32が設けられている。
回転軸はケーシング30に内蔵されており、前記
回転軸40はベアリング50を介してケーシング
30に支持され、ケーシングには吸入口31およ
び吐出口32が設けられている。
第2図は前記流体ポンプのシリンダポート13
の側から見た正面図で、第3図はバルブプレート
20の平面図である。
の側から見た正面図で、第3図はバルブプレート
20の平面図である。
バルブプレート20には前記シリンダポート1
3に向合つて、それぞれ高圧流体および低圧流体
に対して高圧ポート21および低圧ポート22が
開口し、シリンダポートがバルブプレートの高圧
ポートから低圧ポートに移行する位置に、上記シ
リンダ内の高圧流体を低圧側へ逃すための通路す
なわちノツチ23が設けられている。
3に向合つて、それぞれ高圧流体および低圧流体
に対して高圧ポート21および低圧ポート22が
開口し、シリンダポートがバルブプレートの高圧
ポートから低圧ポートに移行する位置に、上記シ
リンダ内の高圧流体を低圧側へ逃すための通路す
なわちノツチ23が設けられている。
このような液体ポンプを例にとつて動作状態を
説明する。回転軸40がシリンダブロツク10と
ともに回転するにつれて、図示していない斜板
式、斜軸式などの公知の手法でピストン12がシ
リング内を往復滑合し、シリンダポート13がバ
ルブプレート20の低圧ポート22に開口する間
に低圧の作動液体を吸入口31から吸込み、高圧
ポート21に開口する間にシリンダ11内で圧縮
した高圧の作動液体を吐出口32に吐出する。
説明する。回転軸40がシリンダブロツク10と
ともに回転するにつれて、図示していない斜板
式、斜軸式などの公知の手法でピストン12がシ
リング内を往復滑合し、シリンダポート13がバ
ルブプレート20の低圧ポート22に開口する間
に低圧の作動液体を吸入口31から吸込み、高圧
ポート21に開口する間にシリンダ11内で圧縮
した高圧の作動液体を吐出口32に吐出する。
この間のシリンダ11内液体の圧力は第4図に
示すように吸入圧力P1と吐出圧力P2の間を変
動する。すなわちシリンダポート13の開口位置
がバルブプレート20の低圧ポート22から高圧
ポート21に移行するBDC近傍で、吸入圧力P
1から吐出圧力P2に昇圧し、高圧ポート21か
ら低圧ポート22に移行するTDC近傍で吐出圧
力P2から圧力変化の様子をコントロールするた
めのもので、例えばノツチ23がないときの圧力
変化が曲線A1で、期待する圧力変化が曲線A2
の場合には、シリンダ11内の高圧作動液体の一
部を逃し、騒音を低減し管制力をコントロールす
るため、よりなめらかな曲線A2に近い圧力変化
とする。
示すように吸入圧力P1と吐出圧力P2の間を変
動する。すなわちシリンダポート13の開口位置
がバルブプレート20の低圧ポート22から高圧
ポート21に移行するBDC近傍で、吸入圧力P
1から吐出圧力P2に昇圧し、高圧ポート21か
ら低圧ポート22に移行するTDC近傍で吐出圧
力P2から圧力変化の様子をコントロールするた
めのもので、例えばノツチ23がないときの圧力
変化が曲線A1で、期待する圧力変化が曲線A2
の場合には、シリンダ11内の高圧作動液体の一
部を逃し、騒音を低減し管制力をコントロールす
るため、よりなめらかな曲線A2に近い圧力変化
とする。
第5図および第6図はそれぞれ従来のノツチ構
造例を示す断面図である。
造例を示す断面図である。
ノツチはシリンダポート13がバルブ20の高
圧ポート21から低圧ポート22に移行する間
に、シリンダポート13がノツチを介して低圧部
に開口するような位置にある。ノツチ23は第5
図のようにノツチ溝23′又は穿孔(図示してい
ない)を介して低圧ポート22に開口しているも
のと、第6図のようにノツチ溝23″又は穿孔
(図示していない)を介してケーシング30とシ
リンダブロツク10とのすき間33内に開口して
いるものとがある。
圧ポート21から低圧ポート22に移行する間
に、シリンダポート13がノツチを介して低圧部
に開口するような位置にある。ノツチ23は第5
図のようにノツチ溝23′又は穿孔(図示してい
ない)を介して低圧ポート22に開口しているも
のと、第6図のようにノツチ溝23″又は穿孔
(図示していない)を介してケーシング30とシ
リンダブロツク10とのすき間33内に開口して
いるものとがある。
このような場合に、ノツチからはシリンダ11
内の高圧油が高速で流出するため、第5図のよう
にノツチ溝23′が低圧ポート22に開口してい
る場合には低圧ポート22および吸入口31内作
動液体に圧力変動が生じ、ポンプの吸入特性が悪
化するとともに、吸入系騒音の原因になる。
内の高圧油が高速で流出するため、第5図のよう
にノツチ溝23′が低圧ポート22に開口してい
る場合には低圧ポート22および吸入口31内作
動液体に圧力変動が生じ、ポンプの吸入特性が悪
化するとともに、吸入系騒音の原因になる。
第6図のようにノツチ溝23″がケーシング3
0とシリンダブロツク10とのすき間33内に開
口している場合には高速で流出する作動液体のた
めにすき間33内の作動液体に擾乱が生じ、それ
がケーシング30を加振して騒音源になる。
0とシリンダブロツク10とのすき間33内に開
口している場合には高速で流出する作動液体のた
めにすき間33内の作動液体に擾乱が生じ、それ
がケーシング30を加振して騒音源になる。
本考案は、上記の欠点を無くして、ノツチから
流出する高速、高圧の作動液体に起因したポンプ
及びモータから放射される騒音を減少させること
を目的としている。
流出する高速、高圧の作動液体に起因したポンプ
及びモータから放射される騒音を減少させること
を目的としている。
この目的を達成するための本考案においては、
降圧過程でノツチのような通路から放出される高
速高圧の手動液体をシリンダブロツク、軸および
ベアリングにより形成される空間に導き、該作動
液体が、直接ケーシングに作用してケーシングを
加振しないようにしている。
降圧過程でノツチのような通路から放出される高
速高圧の手動液体をシリンダブロツク、軸および
ベアリングにより形成される空間に導き、該作動
液体が、直接ケーシングに作用してケーシングを
加振しないようにしている。
以下図面により本考案の実施例について説明す
る。
る。
第7図は本考案の実施例のアキシアルピストン
ポンプの断面図で前記シリンダ11内の高圧流体
を逃す通路25はシリンダブロツク10と回転軸
40との間の空間34に開口している。この場合
には通路25はバルブプレート20に穿孔して設
けられている。
ポンプの断面図で前記シリンダ11内の高圧流体
を逃す通路25はシリンダブロツク10と回転軸
40との間の空間34に開口している。この場合
には通路25はバルブプレート20に穿孔して設
けられている。
第8図は本考案の別の実施例を示すバルブプレ
ート20の平面図で、通路25′は高圧流体をシ
リンダブロツク10と軸との空間34へ逃すため
に、バルブプレートの摺動面24に設けられてい
る。
ート20の平面図で、通路25′は高圧流体をシ
リンダブロツク10と軸との空間34へ逃すため
に、バルブプレートの摺動面24に設けられてい
る。
このように通路25、25′を構成することに
より第4図に示す降圧過程A部の圧力変化をコン
トロールするに必要なシリンダ11内の高圧の作
動液体を通路25,25′を介してシリンダブロ
ツク10、軸40およびベアリング50で構成さ
れる空間34内に放出する。該放出された作動液
体は軸のスプライン41とシリンダブロツクのス
プライン15とのすき間を通つてケーシング30
内に導かれる。
より第4図に示す降圧過程A部の圧力変化をコン
トロールするに必要なシリンダ11内の高圧の作
動液体を通路25,25′を介してシリンダブロ
ツク10、軸40およびベアリング50で構成さ
れる空間34内に放出する。該放出された作動液
体は軸のスプライン41とシリンダブロツクのス
プライン15とのすき間を通つてケーシング30
内に導かれる。
シリンダ11内の高圧作動液体は通路25を介
して空間34内に放出されるが、該空間34はシ
リンダ、ブロツク10、軸40およびベアリング
50で構成され、該空間34とケーシング30内
の空間33とはシリンダブロツクのスプライン1
5と回転軸のスプライン41の噛合すき間で絞ら
れている。よつて、通路25,25′から放出さ
れる高速、高圧の作動液体による擾乱は該すき間
34内で吸収、減衰された後ケーシング30の空
間33内に導かれるから、ケーシングを直接加振
することなく、低騒音ポンプが実現できる。
して空間34内に放出されるが、該空間34はシ
リンダ、ブロツク10、軸40およびベアリング
50で構成され、該空間34とケーシング30内
の空間33とはシリンダブロツクのスプライン1
5と回転軸のスプライン41の噛合すき間で絞ら
れている。よつて、通路25,25′から放出さ
れる高速、高圧の作動液体による擾乱は該すき間
34内で吸収、減衰された後ケーシング30の空
間33内に導かれるから、ケーシングを直接加振
することなく、低騒音ポンプが実現できる。
第9図は本考案のさらに別の実施例を示すアキ
シアルピストン型ポンプの断面図で、通路25″
がケーシング30、軸端42およびベアリング5
0が構成する空間35に開口している。
シアルピストン型ポンプの断面図で、通路25″
がケーシング30、軸端42およびベアリング5
0が構成する空間35に開口している。
このように通路25″を構成したことにより、
降圧過程A部の圧力変化をコントロールするに必
要なシリンダ11内の高圧の作動液体を通路2
5″を介して空間35内にシリンダブロツク10
が回転し、シリンダポート13が該通路25″に
開口する度に間欠的に噴出する。
降圧過程A部の圧力変化をコントロールするに必
要なシリンダ11内の高圧の作動液体を通路2
5″を介して空間35内にシリンダブロツク10
が回転し、シリンダポート13が該通路25″に
開口する度に間欠的に噴出する。
噴出された作動液体はベアリング50を潤滑し
たのち、空間34から空間33に出て行き、噴出
された作動液体は擾乱のエネルギーを一度、空間
35内で減衰した後にベアリング50、すき間3
4を介して空間33に出ていくため、空間33内
に充満した作動液体に対する擾乱のエネルギは小
さくよつてケーシング10が放射する騒音が軽減
されるのである。
たのち、空間34から空間33に出て行き、噴出
された作動液体は擾乱のエネルギーを一度、空間
35内で減衰した後にベアリング50、すき間3
4を介して空間33に出ていくため、空間33内
に充満した作動液体に対する擾乱のエネルギは小
さくよつてケーシング10が放射する騒音が軽減
されるのである。
第1図アキシアルピストン型流体機械の断面
図、第2図は前記流体機械のシリンダポート側か
ら見た正面図、第3図はバルブプレートの平面
図、第4図は流体ポンプの動作状態を示す曲線
図、第5図および第6図は従来の通路の構造例を
示す断面図、第7図〜第9図は本考案による通路
の構造例を示す断面図である。 10……シリンダブロツク、11……シリン
ダ、12……ピストン、13……シリンダポー
ト、14……端面、15……スプライン、20…
…バルブプレート、21……高圧ポート、22…
…低圧ポート、23,23′,25,25′,2
5″……通路、24……摺動面、30……ケーシ
ング、31……吸入口、32……吐出口、33,
34,35……空間、40……回転軸、41……
スプライン、42……端軸、50……ベアリン
グ。
図、第2図は前記流体機械のシリンダポート側か
ら見た正面図、第3図はバルブプレートの平面
図、第4図は流体ポンプの動作状態を示す曲線
図、第5図および第6図は従来の通路の構造例を
示す断面図、第7図〜第9図は本考案による通路
の構造例を示す断面図である。 10……シリンダブロツク、11……シリン
ダ、12……ピストン、13……シリンダポー
ト、14……端面、15……スプライン、20…
…バルブプレート、21……高圧ポート、22…
…低圧ポート、23,23′,25,25′,2
5″……通路、24……摺動面、30……ケーシ
ング、31……吸入口、32……吐出口、33,
34,35……空間、40……回転軸、41……
スプライン、42……端軸、50……ベアリン
グ。
Claims (1)
- 回転軸を中心とする同一円周上に該回転軸と平
行に穿設された複数のピストン内蔵シリンダを有
し前記回転軸上に装架した可回転シリンダブロツ
クと、前記同一円周上の各シリンダに通ずるシリ
ンダポートを有するシリンダブロツク面に向合つ
て配設され半月形の高低圧ポートを前記シリンダ
ポートに対応する位置に形成した静止バルブプレ
ートと、前記回転軸の端部をベアリングを介して
支持すると共に前記バルブプレートを支持するケ
ーシングとを包含するアキシアルピストン型流体
機械において、前記回転軸と前記シリンダブロツ
クおよび前記ハウジングとの間に空間を形成せし
め、前記バルブプレートの高低圧ポートの間の移
行位置から前記空間に通ずる通路を形成したこと
を特徴とするアキシヤルピストン型流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9858581U JPS586970U (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | アキシアルピストン型流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9858581U JPS586970U (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | アキシアルピストン型流体機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS586970U JPS586970U (ja) | 1983-01-17 |
JPS6126628Y2 true JPS6126628Y2 (ja) | 1986-08-09 |
Family
ID=29893342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9858581U Granted JPS586970U (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | アキシアルピストン型流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586970U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4542473B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2010-09-15 | 株式会社カワサキプレシジョンマシナリ | 弁板およびそれを備える液圧装置 |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP9858581U patent/JPS586970U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS586970U (ja) | 1983-01-17 |
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