JPS61264158A - 冷間鍛造用低炭素棒鋼線材 - Google Patents
冷間鍛造用低炭素棒鋼線材Info
- Publication number
- JPS61264158A JPS61264158A JP9875185A JP9875185A JPS61264158A JP S61264158 A JPS61264158 A JP S61264158A JP 9875185 A JP9875185 A JP 9875185A JP 9875185 A JP9875185 A JP 9875185A JP S61264158 A JPS61264158 A JP S61264158A
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- JP
- Japan
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- steel
- wire rod
- cold forging
- low carbon
- carbon steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は冷間鍛造用低炭素棒鋼線材に関する。
ねじ類や各種部品を冷間鍛造にて製造する場合、熱間圧
延低炭素棒鋼を用いるときは、所要長さに切断し、例え
ば軟化焼鈍、脱スケール及び潤滑処理等の前処理を施し
た後、プレスによる冷間鍛造によってボルト、各種部品
等、その最終目的及び用途に応じた形状に成形加工する
。また、低炭素線材の場合は、熱間圧延後、前記と同様
の前処理を経て、冷間伸線加工によって鋼線とした後、
ダブルヘッダ或いは多段フォーマによる冷間鍛造加工に
よって、上記と同じく、その最終用途に応じた形状に成
形加工する。
延低炭素棒鋼を用いるときは、所要長さに切断し、例え
ば軟化焼鈍、脱スケール及び潤滑処理等の前処理を施し
た後、プレスによる冷間鍛造によってボルト、各種部品
等、その最終目的及び用途に応じた形状に成形加工する
。また、低炭素線材の場合は、熱間圧延後、前記と同様
の前処理を経て、冷間伸線加工によって鋼線とした後、
ダブルヘッダ或いは多段フォーマによる冷間鍛造加工に
よって、上記と同じく、その最終用途に応じた形状に成
形加工する。
従って、上記のような冷間鍛造加工に供される低炭素棒
鋼線材は、その品質特性として、特に硬度が低いことが
要求されるので、従来よりアルミキルド棒鋼線材が軟化
焼鈍されて実用に供されている。しかし、近年、生産能
率の向上やコストの低減を目的として、鍛造機が高速化
されると共に、鍛造工具の短命化が重要な問題となって
いる。特に、高速化された冷間鍛造加工、例えば、多段
フォーマ−による多段冷間鍛造加工において工具寿命の
短命化が著しい。このように工具が短命化すると、鍛造
機の稼働率、ひいては生産能力が低下することとなる。
鋼線材は、その品質特性として、特に硬度が低いことが
要求されるので、従来よりアルミキルド棒鋼線材が軟化
焼鈍されて実用に供されている。しかし、近年、生産能
率の向上やコストの低減を目的として、鍛造機が高速化
されると共に、鍛造工具の短命化が重要な問題となって
いる。特に、高速化された冷間鍛造加工、例えば、多段
フォーマ−による多段冷間鍛造加工において工具寿命の
短命化が著しい。このように工具が短命化すると、鍛造
機の稼働率、ひいては生産能力が低下することとなる。
本発明者らは、冷間鍛造における上記した問題を解決す
るために鋭意研究した結果、低炭素鋼において特に低Ｐ
化すると共に、これを球状化焼き鈍し処理することによ
って、綱の硬さを著しく低下させ得ることを見出して、
本発明に至ったものである。従って、本発明は、硬さが
低く、冷間鍛造に好適である低炭素棒鋼線材を提供する
ことを目的とし、ひいては高速冷間鍛造における工具寿
命を改善して、鍛造機の稼働率の向上を図ることを目的
とする。
るために鋭意研究した結果、低炭素鋼において特に低Ｐ
化すると共に、これを球状化焼き鈍し処理することによ
って、綱の硬さを著しく低下させ得ることを見出して、
本発明に至ったものである。従って、本発明は、硬さが
低く、冷間鍛造に好適である低炭素棒鋼線材を提供する
ことを目的とし、ひいては高速冷間鍛造における工具寿
命を改善して、鍛造機の稼働率の向上を図ることを目的
とする。
本発明による冷間鍛造用低炭素棒鋼線材は、重量％で
Ｃ０．０１〜０．２０％、
Ｓｉ０．１０％以下、
Ｍｎ０．５０％以下、
Ｐ ０．００５％以下、
Ａｌ ０．０２０〜０．０６０％
Ｎ ０．００５％以下
を含有し、ここに、Ｍ ｎ ／ Ｓ≧１．７且つＡｎ／
Ｎ≧４．０であり、残部鉄及び不可避的不純物からなる
鋼を圧延した後、球状化焼き鈍し処理してなることを特
徴とする。
Ｎ≧４．０であり、残部鉄及び不可避的不純物からなる
鋼を圧延した後、球状化焼き鈍し処理してなることを特
徴とする。
先ず、本発明による鋼における成分元素の限定理由につ
いて説明する。
いて説明する。
Ｃは、固溶強化によって綱に所要の強度を与えるために
必要であり、本発明鋼においては少なくとも０．０１％
の添加を必要とする。しかし、過多に添加するときは、
綱の変形抵抗を高め、特に、０．２０％を越えるときは
鋼の変形抵抗が著しく増大するので、Ｃの含を量の上限
を０．２０％とする。
必要であり、本発明鋼においては少なくとも０．０１％
の添加を必要とする。しかし、過多に添加するときは、
綱の変形抵抗を高め、特に、０．２０％を越えるときは
鋼の変形抵抗が著しく増大するので、Ｃの含を量の上限
を０．２０％とする。
Ｓｉは、鋼の脱酸のために必要であるが、Ｃと同様に固
溶化によって鋼の強度を高め、加工硬化を助長するので
、鋼の変形抵抗を低減させるために、その含有量は可及
的に少ないのが好ましい。
溶化によって鋼の強度を高め、加工硬化を助長するので
、鋼の変形抵抗を低減させるために、その含有量は可及
的に少ないのが好ましい。
従って、本発明鋼においては、その含有量の上限を０．
１０％とする。
１０％とする。
Ｍｎも鋼の脱酸のために必要であるが、一方、Ｓｉと同
様に加工硬化を助長するので、鋼の変形抵抗を低減させ
るために、その含有量は少ない方が好ましい。しかし、
Ｍｎは熱間加工を阻害するＦｅＳの生成を抑える効果を
有し、かかる効果を有効に発揮させるために、本発明鋼
においては添加量の上限を０．５０％とし、下限を鋼中
のＳ量に対して化学量論比以上、即ち、Ｍｎ／Ｓ≧１．
７となるように定める。
様に加工硬化を助長するので、鋼の変形抵抗を低減させ
るために、その含有量は少ない方が好ましい。しかし、
Ｍｎは熱間加工を阻害するＦｅＳの生成を抑える効果を
有し、かかる効果を有効に発揮させるために、本発明鋼
においては添加量の上限を０．５０％とし、下限を鋼中
のＳ量に対して化学量論比以上、即ち、Ｍｎ／Ｓ≧１．
７となるように定める。
Ｐは、本発明鋼においては０．００５％以下とする。前
記したように、本発明鋼は、低炭素鋼において特にＰ含
有量をこのように低減させることにより、鋼の硬さを著
しく低下させることができるのである。
記したように、本発明鋼は、低炭素鋼において特にＰ含
有量をこのように低減させることにより、鋼の硬さを著
しく低下させることができるのである。
Ｎは、キルド鋼の製造時に大気中より吸収されやすく、
綱においてフェライトを硬化させる。従って、Ｎの含有
量は可及的に少ないのが好ましく、本発明鋼においては
、その上限を０．００５％とする。
綱においてフェライトを硬化させる。従って、Ｎの含有
量は可及的に少ないのが好ましく、本発明鋼においては
、その上限を０．００５％とする。
Ａｌは、脱酸剤として有用であると共に、一方において
、上記遊離ＮをＡＩＮとして固定し、Ｎによる有害な影
響をなくする効果を有し、かかる効果を有効に発揮させ
るために、本発明鋼においては、少なくとも０．０２０
％を添加し、更に、Ｎに対して化学量論比以上、即ち、
Ａｌ／Ｎ≧４．０となるように添加する。しかし、添加
量が多すぎると、Ａ、ｈＯ３が過度に生成することによ
り、内部欠陥が増大し、冷間加工性が劣化するため、上
限を０．０６０％とする。
、上記遊離ＮをＡＩＮとして固定し、Ｎによる有害な影
響をなくする効果を有し、かかる効果を有効に発揮させ
るために、本発明鋼においては、少なくとも０．０２０
％を添加し、更に、Ｎに対して化学量論比以上、即ち、
Ａｌ／Ｎ≧４．０となるように添加する。しかし、添加
量が多すぎると、Ａ、ｈＯ３が過度に生成することによ
り、内部欠陥が増大し、冷間加工性が劣化するため、上
限を０．０６０％とする。
本発明による冷間鍛造用棒鋼線材は上記のような化学組
成を有する鋼を転炉溶製し、造塊、分塊、圧延し、球状
化焼き鈍しして得られる。線材の場合は、必要に応じて
、圧延材を冷間伸線し、これを球状化焼き鈍しして得ら
れる。
成を有する鋼を転炉溶製し、造塊、分塊、圧延し、球状
化焼き鈍しして得られる。線材の場合は、必要に応じて
、圧延材を冷間伸線し、これを球状化焼き鈍しして得ら
れる。
球状化焼き鈍しの方法は特に限定されないが、例えば、
圧延材をＡ、点より２０〜３０℃程度高い温度に加熱保
持した後、Ａ１点以下の温度まで徐冷し、更に空冷する
方法や、或いはＡ、点の上下２０〜３０℃程度の温度域
において加熱と冷却を繰り返す方法によることができる
。
圧延材をＡ、点より２０〜３０℃程度高い温度に加熱保
持した後、Ａ１点以下の温度まで徐冷し、更に空冷する
方法や、或いはＡ、点の上下２０〜３０℃程度の温度域
において加熱と冷却を繰り返す方法によることができる
。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例
第１表に示す本発明鋼及び従来鋼を直径２０１１ｍ線材
に圧延し、これを圧延ままで、又は球状化焼き鈍し処理
した後に、多段フォーマ−により冷間鍛造した。球状化
焼き鈍し処理は鋼材を７４５℃に４時間保持した後、６
℃／時の平均冷却速度で７００℃まで徐冷し、次いで空
冷した。また、この加工におけるダイス工具寿命を第２
表に示す。
に圧延し、これを圧延ままで、又は球状化焼き鈍し処理
した後に、多段フォーマ−により冷間鍛造した。球状化
焼き鈍し処理は鋼材を７４５℃に４時間保持した後、６
℃／時の平均冷却速度で７００℃まで徐冷し、次いで空
冷した。また、この加工におけるダイス工具寿命を第２
表に示す。
ダイス工具寿命は、本発明鋼Ｉの球状化焼き鈍し材を冷
間鍛造したときの工具寿命を１００とするときの相対値
にて示す。
間鍛造したときの工具寿命を１００とするときの相対値
にて示す。
圧延まま材及び球状化焼き鈍し材はいずれもＰ含有量の
低下と共に硬さは低下するが、特に、本発明に従ってＰ
含有量を０．００５％以下とした網筒２表 の硬さの低下が明らかである。即ち、本発明鋼によれば
、鋼組織が球状化組織となった以上に、硬さが特異的に
低下していることが明らかである。
低下と共に硬さは低下するが、特に、本発明に従ってＰ
含有量を０．００５％以下とした網筒２表 の硬さの低下が明らかである。即ち、本発明鋼によれば
、鋼組織が球状化組織となった以上に、硬さが特異的に
低下していることが明らかである。
図面は、Ｐ含有量に対する圧延まま材及び球状化焼き鈍
し材の硬さくＨＲＩＩ）の関係を示すグラフである。 ζ６０５ σ、Ｏ１０θ、０１５ ０．σ２０Ｐ精
七（寛寺％）
し材の硬さくＨＲＩＩ）の関係を示すグラフである。 ζ６０５ σ、Ｏ１０θ、０１５ ０．σ２０Ｐ精
七（寛寺％）
Claims (1)
- （１）重量％で Ｃ０．０１〜０．２０％、 Ｓｉ０．１０％以下、 Ｍｎ０．５０％以下、 Ｐ０．００５％以下、 Ａｌ０．０２０〜０．０６０％ Ｎ０．００５％以下 を含有し、ここに、Ｍｎ／Ｓ≧１．７且つＡｌ／Ｎ≧４
．０であり、残部鉄及び不可避的不純物からなる鋼を圧
延した後、球状化焼き鈍し処理してなることを特徴とす
る冷間鍛造用低炭素棒鋼線材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9875185A JPS61264158A (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | 冷間鍛造用低炭素棒鋼線材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9875185A JPS61264158A (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | 冷間鍛造用低炭素棒鋼線材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61264158A true JPS61264158A (ja) | 1986-11-22 |
Family
ID=14228160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9875185A Pending JPS61264158A (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | 冷間鍛造用低炭素棒鋼線材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61264158A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6602359B1 (en) | 1999-12-24 | 2003-08-05 | Nippon Steel Corporation | Bar or wire product for use in cold forging and method for producing the same |
| JP2009120907A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Kobe Steel Ltd | 低温ねじれ特性に優れた鋼線およびその製造方法 |
| CN109487052A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-19 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种含b冷镦钢的球化退火方法 |
| CN109517949A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-26 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种轴类用钢的球化退火方法 |
| CN109593929A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-04-09 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种冷镦钢的球化退火方法 |
| CN109628713A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-04-16 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种低碳号钢的球化退火方法 |
| CN110184425A (zh) * | 2019-06-24 | 2019-08-30 | 浙江日星标准件有限公司 | 一种高强度紧固件等温球化退火冷镦成型方法 |
Citations (6)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5087917A (ja) * | 1973-12-10 | 1975-07-15 | ||
| JPS53106319A (en) * | 1977-02-28 | 1978-09-16 | Kawasaki Steel Co | Continously cast strip for use as rolled soft steel wire with excellent drawability and processability |
| JPS569355A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-30 | Kawasaki Steel Corp | Continuous cast slab for general purpose cold rolled thin steel plate |
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| JPS58113353A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-06 | Kawasaki Steel Corp | 冷間圧延性に優れる熱延鋼帯用スラブ |
| JPS59126718A (ja) * | 1983-01-07 | 1984-07-21 | Daido Steel Co Ltd | 冷間加工性に優れた鋼材の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-08 JP JP9875185A patent/JPS61264158A/ja active Pending
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| CN109517949A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-26 | 河钢股份有限公司承德分公司 | 一种轴类用钢的球化退火方法 |
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| CN110184425A (zh) * | 2019-06-24 | 2019-08-30 | 浙江日星标准件有限公司 | 一种高强度紧固件等温球化退火冷镦成型方法 |
| CN110184425B (zh) * | 2019-06-24 | 2021-01-15 | 浙江日星标准件有限公司 | 一种高强度紧固件等温球化退火冷镦成型方法 |
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