JPS61263542A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は給紙装置に関し、さらに詳細にいえば、前送
りコロと給紙コロとを有する給紙装置に関する。

〈従来の技術〉 従来から前送りコロと給紙コロとを有し、所定位置にセ
ットされた用紙を前送りコＯにより給紙コロ位置まで送
り、その後は給紙コロにより用紙を給紙方向に送る構成
の給紙装置が提供され、スタックバイパス、自動原稿送
り装置（以下ＡＤＦと略称する）の給紙用として使用さ
れている。

このようなスタックバイパス、ＡＤＦの給紙においては
、給紙コロにより装置内部の給紙ローラ（通常レジスト
ローラという）まで給紙された後は、給紙コロへの回転
力伝達をしゃ断した状態で、給紙ローラによりさらに給
紙を行なうようにしている。そして、給紙ローラによる
給紙が行なわれている間は、用紙との間の摩擦力により
給紙コ０が追従回転し、前送りコロも給紙コロに追従し
て回転するので、そのままでは、次続の用紙を送り込む
ことになるという不都合がある。

このような不都合を解消するために、従来は、前送リコ
ロ、および給紙コロによる給紙動作時以外の時には、ば
ねクラッチによるリンク機構、ソレノイドによる引張機
構等を用いて前送りコロを用紙の上面から離隔する方向
に移動させ、レジストローラによる給紙動作が行なわれ
ている間における次続の用紙の給紙を確実に防止できる
ようにしている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の構成の給紙装置であれば、スタック給紙、ＡＤＦ
の給紙において、用紙を確実に１枚ずつ給紙できるので
あるが、前送りコロを移動させるために複雑な機構が必
要であるとともに、ソレノイド等による制御が必要であ
るという聞届がある。

この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
機構が簡単で、しかも特別な位置制御を行なう必要がな
い給紙装置を提供することを目的としている。

〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するだめの、この発明の給紙装置は、
前送りコロを回転可能に支持する支持体を摩擦リミッタ
により給紙コロの回転軸に連結しているとともに、上記
前送りコａを用紙から離隔させる方向に支持体を付勢す
る付勢手段を取付けている。

そして、給紙コロの回転時に摩擦リミッタにより伝達さ
れる支持体の回動力が、付勢手段による支持体の回動力
より大きくなるように設定している。

但し、上記前送リコロが、給紙コロの回転駆動時に、給
紙コロの回転軸からの回転力をベルトにより伝達される
ものであってもよい。

く作用〉 上記の構成であれば、給紙コロがそれ自体で回転駆動さ
れていない場合には、付勢手段により前送りコロが用紙
から離隔する方向に移動されて、前送りコロによる給紙
を阻止し、給紙コロがそれ自体で回転駆動されている場
合には、摩擦リミッタにより支持体が回動されて前送り
コロが用紙に圧接されて、前送りコロによる給紙を行な
うことができる。即ち、給紙コロがそれ自体回転駆動さ
れて、給紙可能な状態である場合にのみ前送りコロが用
紙に圧接されて用紙の給紙を行なうことができることに
なる。

＜−、、＜実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第１図は給紙装置の一実施例を示す縦断面図、第２図は
平面図であり、給紙コロ（１）、前送りコ０（２）、支
持体（３）、摩擦リミッタ（４）、および付勢手段とし
てのばね（５を有している。

上記給紙コロ（１）は、図示しないクラッチにより回転
力が伝達される回転軸（６）に一体的に取付けられてお
り、所定のタイミングで回転駆動されることにより、給
紙動作を遂行できるようにしている。

そして、この給紙コロ（１）に対してばね（７）により
摩擦パッド（８）を圧接させることにより、用紙（Ｐ）
の重送を阻止し、用紙（Ｐ）を確実に１枚ずつ送ること
ができるようにしている。

上記摩擦リミッタ（４）は、上記回転軸（６）の所定位
置に取付けられたものであり、回転軸（６）に嵌合され
る内筒部（４１）と、板状の支持体（３）を取付けた外
筒部（４２）と、両者の間に介在して回動力を伝達する
ばね（４３）とで構成されている。そして、支持体（３
）に伝達される回動力は、回転軸（６）が回転している
場合にはＦ２であり、回転軸（６）と摩擦リミッタ（４
）との間の摩擦力は、回転軸（６）が停止している場合
にはＦ３であるように設定されている（但し、Ｆ２　＞
Ｆ３　）。また、回動力の向きは前送りコロ（ａが用紙
（Ｐ）の上面に圧接される向きに設定されている。

上記支持体（３）は、基部が摩擦リミッタ（４）の外筒
部（４２）に固定された板状体であり、先端部に前送り
コロ（２］を回転可能に支持しているとともに、複写機
、ファクシミリ等の装置本体部（図示せず）の所定位置
との間に、上記ｓｔｙリミッタ（４）により伝達される
回動力と逆の向きに付勢するばね（５）を取付けている
。そして、ばね（５）による付勢力Ｆ１は、ばね（Ｓが
伸縮することにより変化するのであるが、変化した場合
においてもＦ２　＞Ｆｌ　＞Ｆ３となるように設定され
ている。

また、上記給紙コロ（１）の端部寄り所定位置、および
前送りコロ（２）の端部寄り所定位置に環状溝（１１）
（２１）をそれぞれ形成し、両頂状＊（１１）（２１）
間に回転力伝達用のベルト（１２）を掛けわたすことに
より、給紙コロ（１）の回転と連動させて前送りコロ（
′２Ｊを回転させ得るようにしている。

尚、（９）は給紙コロ（１）により送られる用紙（Ｐ）
を案内する給紙路であり、（財）は、複写機、ファクシ
ミリ等の装置本体部の動作と同期させて用紙（Ｐ）を移
送するレジストローラである。

以上の構成であれば、回転軸（６）に回転力が伝達され
ていない休止状態においては、ばね（５）による引張力
Ｆ１が、回転軸（６）と摩擦リミッタ（４）との間の摩
擦カド３よりも大きいので、支持体（３）が上方に回動
されて、用紙（Ｐ）と前送りコロ（２］とを非接触状態
に保持し、用紙受は台（１３）の上に積重された用紙（
Ｐ）に移動力を与えることのない状態に保持する（第１
図中破線参照）。

また、用紙（Ｐ）を給紙する場合には、図示しないクラ
ッチにより回転軸（６）に回転力を伝達すれば、支持体
（３）に与えられる回動力Ｆ２がばね（５）による引張
力［１よりも大きいので、支持体（３）が下方に回動さ
れて前送りコ０（２）を用紙（Ｐ）の上面に圧接すると
ともに、給紙コロ（１）が回転軸（６）と一体内に回転
し、前送りコロ（′２Ｊが給紙コロ（１）と同期して回
転する（第１図中実線参照）。したがって、用紙受は台
（１３）の上に積重された用紙（Ｐ）の上面に前送りコ
ロ（２）が圧接された状態で回転することにより、用紙
（Ｐ）を給紙コロ（１）に向かって移送し、次いで給紙
コロ（１）により同方向に移送され、給紙路（９）を通
ってレジストローラ［Ｆ］に当接させられることにより
、先端の補正を行なうとともに、図示しないクラッチに
より回転力の伝達を遮断して、給紙コロ（１）の回転を
停止させると同時にばね（５）の引張力Ｆ１により前送
りコロ（２）を用紙（Ｐ）の上面から離隔させて、用紙
（Ｐ）の移送を停止させる（第１図中破線参照）。

その後は複写機、ファクシミリ等の装置本体の動作と同
期させてレジストローラ□□□を回転させることにより
、用紙（Ｐ）をさらに移送させることができるのであり
、この場合において用紙（Ｐ）の後端部が給紙コロ（１
）とａ！擦パッド（８）との間に挟持された状態であり
、上記用紙（Ｐ）の移送に追ヘー従して給紙コロ（１）
が回転させられることになり、前送りコロ（２も回転さ
せられることになるが、前送りコロ（２は用紙（Ｐ）が
ら離隔しているので、次続の用紙（Ｐ）を移送させ、ジ
ャムを発生させるという不都合はない。

要約すれば、給紙コロ（１）、および前送りコロ（２）
自体により給紙を行なう場合には、前送りコロ（２が確
実に用紙（Ｐ）の上面に圧接され、給紙コロ（１）、お
よび前送りコロ（２）自体により給紙を行なわず、レジ
ストローラＧｏ）により給紙を行なう場合には、前送り
コロ（２が確実に用紙（Ｐ）の上面から離隔させられ、
前送りコロ（２により次続の用紙（Ｐ）を移送するとい
う不都合を確実に解消させることができる。

尚、この発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、例えば回転力が伝達されていない場合に回転軸（６）
を完全に自由回転可能な状態にすることにより、バネ（
５による引張力Ｆ１と、回転軸（６）と摩擦リミッタ（
４）との間の摩擦力Ｆ３との大小関係の配慮を不要とす
ることが可能である他、この発明の要旨を変更しない範
囲内において種々の設計変更を施すことが可能である。

〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、それ自体で給紙動作を行なう
場合における確実な給紙動作の遂行、およびそれ自体で
給紙動作を行なわない場合における次続の用紙の給紙を
確実に阻止し、ジャムの発生を防止して、全体として良
好な給紙動作を遂行させることができるとともに、構成
を簡素化することができるという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は給紙装置の一実施例を示す縦断面図、第２図は
同上平面図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定位置にセットされた用紙の上面に 圧接された状態で回転することにより用 紙を給紙方向に移動させる前送りコロと、 前送りコロの下流側に位置して、前送り コロにより移動させられた用紙をさらに 給紙方向に移動させる給紙コロとを有す る給紙装置において、前送りコロを回転 可能に支持する支持体を摩擦リミッタに より給紙コロの回転軸に連結していると ともに、上記前送りコロを用紙から離隔 させる方向に支持体を付勢する付勢手段 を取付けていることを特徴とする給紙装 置。 ２、前送りコロが、給紙コロの回転駆動時 に、給紙コロの回転軸からの回転力をベ ルトにより伝達されるものである上記特 許請求の範囲第１項記載の給紙装置。