JPS61263469A

JPS61263469A - 投球機

Info

Publication number: JPS61263469A
Application number: JP60106698A
Authority: JP
Inventors: 野里　藤男
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-05-17
Filing date: 1985-05-17
Publication date: 1986-11-21
Also published as: JPH0427874B2; US4712534A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、野球の打撃練習やフライをキャッチする練
習のためなどに用いられる投球機に関するものであって
、球を高速で投球できるようにした投球機に関する。

（従来の技術）従来、上記のような投球機には次のように構成されたも
のがある。

即ち、軸心が平行な一対の回転輪が設けられ、これら両
回転輪が相互に逆方向に回転させられる。そして、これ
ら両回転輪の外周面間へ球が供給されると、この球は両
回転輪の外周面間に挟み込まれて加速され、前方へ向っ
て投球される。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、打撃などの練習では高速の球を対象にして練
習を行いたい場合がある。この場合には、上記従来構成
の投球機において、回転輪の周速を速くすることが考え
られる。しかし、回転輪の直径が、例えば２００ｍｍで
ある場合には、その周速が約１１００Ｋ／ｈ以上になる
と、この回転の周速と供給された球との相対速度が過大
となり、このため１球の挟み込み時に回転輪と球との間
でスリップが生じ易くなる。ここで、回転輪の直径をあ
る程度大きくすると、上記スリップは防止されるが、投
球機が大形になるなどの理由で、回転輪の直径を大きく
するには限度がある。従って、従来の構成では、所望の
高速球を得ることは困難である。

また、上記のようにスリップが生じると球の消耗が激し
くなるという不都合もある。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で１球を所望の高速で投球できるようにし、しかもこの
場合でも、球の消耗を抑制できるようにすることを目的
とする。

（発明の構成）上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、軸心が平行で互いに逆回転する一対の第１回転輪を
設け、これら両射１回転輪の外周面間に球を挟んで投球
するようにした投球機において、上記両射１回転輪によ
る投球方向の前方近傍に軸心が平行で互いに逆回転する
一対の第２回転輪を設け、上記第１回転輪から投球され
た球をこれら両温２囲転輪の外周面間に挟んで加速する
ようにし、かつ、第２回転輪の軸心を第１回転輪の軸心
にほぼ直交させた点にある。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明する。

ｌは投球機、２はこの投球機ｌの支持柱で、この支持柱
２上部に球３を前方へ向けて投球する投球機本体部４が
支持される。５はこの投球機本体部４に球３を供給する
球供給部である。

上記支持柱２について説明すると、この支持柱２は断面
円形に形成された支持パイプ７と、この支持パイプ７に
上下方向摺動自在に嵌入される昇降パイプ８とを有し、
図示しない昇降手段を介して昇降パイプ８が昇降可能と
される。この昇降パイプ８上部にスラストベアリング９
を介して支持部材１０が取り付けられ、この支持部材ｌ
Ｏは軸心回り回動自在に昇降パイプ８に嵌入される。

上記支持部材ｌＯの上部に前記投球機本体部４の基台１
１が取り付けられる。この基台１１は軸心が横向きの枢
支軸１２を介して前後方向に回動自在に支持部材１０に
枢支される。この基台１１と支持部材ｌＯから突設され
たブラケッ）１０ａとの間に上下方向へ延びる第１油圧
シリンダ１３が架設され、この第１油圧シリンダ１３両
端部はそれぞれ基台１１とブラケッ）１０ａとにヒンジ
で連結される。そして、この第１油圧シリンダ１３を伸
縮動作させることで投球機本体部４の投球−角度が上下
方向に調整される（第１図中矢印Ａ）。

また、上記支持部材ｌＯを軸心回りに回動させるように
、前記昇降パイプ８から突設されたブラケット８ａと支
持部材ｌＯとの間に水平方向へ延びる第２油圧シリンダ
１４が架設される。この第２油圧シリンダ１４の両端部
はそれぞれブラケツ）８ａと支持部材１０とにヒンジで
連結される。

そして、この第２油圧シリンダ１４を伸縮動作させるこ
とで投球機本体部４の投球角度が水平方向に調整される
（第１図中矢印Ｂ）。

次に前記投球機本体部４について説明すると、上記基台
１１の前後端には支持フレーム１５により枢支環１６が
それぞれ突設され、これら両部支環１８，１６の軸心は
前後方向へ延び、かつ、同軸上に設けられている。そし
て、この両部支環１６．１６に円形パイプで形成された
投球フレーム１７がブツシュを介して軸心回り回動自在
に枢支される。

上記投球フレーム１７の後部に球供給部５から供給され
た球３を挟んで投球する第１投球手段１８が支持される
。また、投球フレーム１７の前部には、この第１投球手
段１８から投球された球３を挟み込んで加速する第２投
球手段１９が支持される。

°上記第１投球手段１８について説明すると、投球フレ
ーム１７後部の両側に矩形状の一対の後部開口１７ａ、
１７ａが形成される。この後部開口１７ａのうち左側の
後部開口１７ａの上下開口縁から一対の左側ブラケット
２１．２１が突設される。また、右側の後部開口１７ａ
の上下開口縁から一対の右側ブラケット２２，２２が突
設される。

そして、上記左側ブラケット２１．２１の間に軸心が上
下方向へ延びる左側回転軸２３が架設され、この左側回
転軸２３の上下各端部はそれぞれラジアルベアリング２
５．２５を介して左側ブラケット２１に枢支される。

また、上記右側ブラケット２２．２２の間には軸心が上
下方向へ延びて左側回転軸２３と平行な右側回転軸２４
が架設され、この右側回転軸２４の上下各端部はそれぞ
れラジアルベアリング２５．２５を介して右側ブラケッ
ト２２に枢支される。上記左右側回転軸２３．２４の軸
方向中途部にそれぞれ同一形状の第１回転輪２６．２６
が支持される。各第１回転輪２６はディスク２７と、こ
のディスク２７の外周を覆うゴム製の環状の弾性部材２
８とで構成され、この弾性部材２８の外周面に断面が円
弧状の周溝２８ａが形成されている。上記弾性部材２８
の外周部が前記後部開口１７ａに嵌入されると共に、こ
れら弾性部材２８゜２８の外周面間に球３の外径よりも
少し寸法の小さい間隙が形成される。

前記球供給部５は上記両第１回転輪２６．２６の間に球
３を供給するよう形成されている。

上記構成の第１回転輪２６．２６を駆動させるように一
対の第１電動＠２９，２９’が設けられる。この場合、
左側ブラケット２１　、２１のうち下側のものに一方の
第１電動機２９が支持され。

右側ブラケット２２．２２のうち上側のものに他方の第
１電動機２９′が支持される。

上記第１電動Ｉａ２９．２９’は、それぞれ、その主軸
が電動機本体側から見て時計回りの方向で、かつ、同一
の回転数で回転するように構成されており、このため、
第１回転輪２６．２６は互いに逆回転し、かつ、同一の
周速で回転する。

次に、前記第２投球手段１９について説明すると、投球
フレーム１７前部の上下側に矩形状とされる一対の前部
開口１７ｂ　、１７ｂが形成される。この前部開口１７
ｂのうち上側の前部開口１７ｂの左右開口縁から一対の
上側ブラケット３１．３１が突設される。また、下側の
前部開口１７ｂの左右開口縁から一対の下側ブラケット
３２．３２が突設される。

そして、上記上側ブラケット３１　、３１の間に軸心が
横方向に延びる上側回転軸３３が架設され、この上側回
転軸３３の各端部がラジアルベアリング３５．３５を介
して上側ブラケッ）３１　。

３１に枢支される。また、下側ブラケット３２゜３２の
間には軸心が横方向へ延びて上記上側回転事３３と平行
な下側回転軸３４が架設され、この下側回転軸３４の各
端部がラジアルベアリング３５．３５を介して下側ブラ
ケット３２．３２に枢支される。

上記上、下側回転軸３３．３４の軸方向中途部にそれぞ
れ同一形状の第２回転輪３６．３６が支持される。各第
２回転輪３６はディスク３７と、このディスク３７の外
周を覆うウレタン製の環状の弾性部材３８とで構成され
る。上記弾性部材３８の外周部が前部開口１７ｂに嵌入
されると共に、これら弾性部材３８．３８の外周面間に
球３の外径よりも少し寸法の小さい間隙が形成される。

上記構成の第２回転輪３６．３６を駆動させるように一
対の第２電動４１！３９．３９′が設けられる。この場
合、上側ブラケット３１．３１のうち投球方向に向って
左側のものに一方の第２電動機３９が支持され、下側ブ
ラケット３２．３２のうち右側のものに他方の第２電動
機３９′が支持される。

上記第２電動機３９．３９′は、それぞれ、その主軸が
電動機本体側から見て時計回りの方向で回転し、かつ、
それぞれ所望の回転数に変速可能とされている。この場
合、第２回転輪３６．３８は前記第１回転輪２６．２６
と同様に互いに逆回転する。

上記構成の第１投球手段１８と第２投球手段１９におい
て、各第１回転輪２６を１例えば、７０Ｋｍ／ｈの周速
で、また、各第２回転輪３６を１例えば、　１５０Ｋｍ
／　ｈの周速で回転させると、球供給部５から供給され
た球３は、まず、第１回転輪２６．２６で７０Ｋｍ／ｈ
の球速に加速される。この場合、第１回転輪２６の外周
面に断面が円弧状の周溝２８ａを形成したため、球３が
円外周面間に挟まれる場合にこの外周面と球３との接触
面積を大きく採れることになる。従って、外周面間での
球３のスリップを抑制して、この球３を確実に加速する
ことができる。

次に、これが第２回転輪３６　、３６間ニ供ｍすれると
、第２回転輪３６．３６で１５０に＋＊ハまで加速され
る。この場合、第２回転輪３６の外周面を平坦に形成し
たため、第１回転輪２６から高速で投球された球３の投
球方向に多少の誤差があってもこの誤差を吸収し、球３
を上記両第２回転輪３６．３６の外周面間に確実に挟み
込むことができる。

また、第１回転輪２６からの球３と第２回転輪３６の周
速との相対速度は８０に麿ハであり、このため、第１回
転輪２６．２６と第２回転輪３６．３６の外周面に対す
る球３の相対速度が過大となることはない。

また、上記第２回転輪３６．３６を互いに異なる周速で
回転させると、球３が投球方向に対して直角な横向軸心
回りで回動し、このため、ホップしたリトロツブするよ
うな上下方向に変化する球種が得られる。

上記投球フレーム１７から径方向外側へ突設されたブラ
ケット１７ｃと、支持フレーム１５から突設されたブラ
ケッ）　１５ｂとの間に第３油圧シリンダ４０が架設さ
れる。この第３油圧シリンダ４０両端部は両ブラケット
１５ｂ、１７ｃにヒンジで連結される。そして、この第
３油圧シリンダ４０を伸縮駆動させれば投球フレーム１
７が軸心回りに回動させられる（第２図中矢印Ｃ）、こ
の投球フレーム１７を所望の回動姿勢とし、かつ、第２
回転輪３６．３６を互いに異なる周速で回転させると、
球３を所望の軸心回りで回動させることができ、これに
よって、種々の球種を得ることができる。

また、上記の場合、各回転輪を駆動する４台の電動機を
それぞれが互いに向い合うように配設したため、投球フ
レーム１７を回動させても投球機本体部４バランスさせ
ることができ、よって、支持柱２に無用な荷重のかかる
ことが防止され、このことから正確な投球を行うことが
できる。また、各電動機を同方向に回転させることによ
って一対の回転輪を逆方向に回転させることができる。

（発明の効果）この発明によれば、軸心が平行で互いに逆回転゛−する
一対の第１回転輪を設け、これら両第１回転輪の外周面
間に球を挟んで投球するようにし、上記両第１回転輪に
よる投球方向の前方近傍に軸心が平行で互いに逆回転す
る−　対の第２回転輪を設け、上記第１回転輪から投球
された球をこれら両第２回転輪の外周面間に挟んで加速
するようにしたため、各回転輪の外周面と球との相対速
度が過大とならないようにでき、よって、両者間でのス
リップを防止できることから高速球を得ること力くでき
る。そして、この場合、各回転輪と球とがスリップしな
いため、球の消耗が抑制される。

また、第２回転輪の軸心を第１回転輪の軸心にほぼ直交
させたため、第２回転輪同士による球の挟み込み部分を
第１回転輪同士による球の挟み込み部分に接近させるこ
とができる。従って、第１回転輪から第２回転輪に対し
近距離で球が受は渡されるため、第１回転輪から投球さ
れた球は第２回転輪の所定位置に正確に供給される。よ
って、第２回転輪による球の加速が円滑になされ、所望
の高速球を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は打撃練習用投球
機の側面図、第２図は第１図におけるＩＩ−Ｕ線矢視拡
大図、第３図は第１図におけるｍ−ｍ線矢視拡大断面図
、第４図は第１図における■−１’Ｖ線矢視拡大断面図
である。１・・投球機、３・・球、２６・舎弟１回転輪、３６・
・第２回転輪。

Claims

【特許請求の範囲】

１、軸心が平行で互いに逆回転する一対の第１回転輪を
設け、これら両第１回転輪の外周面間に球を挟んで投球
するようにした投球機において、上記両第１回転輪によ
る投球方向の前方近傍に軸心が平行で互いに逆回転する
一対の第２回転輪を設け、上記第１回転輪から投球され
た球をこれら両第２回転輪の外周面間に挟んで加速する
ようにし、かつ、第２回転輪の軸心を第１回転輪の軸心
にほぼ直交させたことを特徴とする打撃練習用投球機。