JPS6126292Y2 - - Google Patents
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- JPS6126292Y2 JPS6126292Y2 JP8127882U JP8127882U JPS6126292Y2 JP S6126292 Y2 JPS6126292 Y2 JP S6126292Y2 JP 8127882 U JP8127882 U JP 8127882U JP 8127882 U JP8127882 U JP 8127882U JP S6126292 Y2 JPS6126292 Y2 JP S6126292Y2
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- Japan
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- tape
- roller
- reel
- wound
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 29
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 11
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 10
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Winding Of Webs (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、供給テープを長尺に巻いた供給リー
ルから送り出される供給テープを、比較的小型の
巻き取りリールに、巻き取る(すなわち巻き換え
る)テープ巻き取り装置において、該巻取りリー
ルに巻かれる供給テープを巻き乱れが生じないよ
うにするためのテープの巻き乱れ防止機構に関す
る。
ルから送り出される供給テープを、比較的小型の
巻き取りリールに、巻き取る(すなわち巻き換え
る)テープ巻き取り装置において、該巻取りリー
ルに巻かれる供給テープを巻き乱れが生じないよ
うにするためのテープの巻き乱れ防止機構に関す
る。
第1図はテープ巻き取り装置の1例である。す
なわち、供給テープ1は長尺に巻かれて供給リー
ル2を構成しており、リール台3に装着されてい
る。なお、リール台3は図示しないモーターによ
つて回転駆動される。供給リール2から送り出さ
れた供給テープ1は該供給テープ1の走行ととも
に回転して、供給テープの長さを検尺する公知の
検尺ローラー4及び、供給テープ1を切断するス
プライシングブロツク5を経て、小型の巻き取り
リール6へ案内される。このスプライシングブロ
ツク5は、供給テープ1を切断するだけでなく図
示しない手段によつて、巻き戻しリール7の有す
るリーダーテープ8と接合する機能を持ち合せて
いる。このような巻き取り装置については、後述
のように巻き取りリール付近の構成は異なるがそ
の他の部分に関する類似の装置は公知である。
なわち、供給テープ1は長尺に巻かれて供給リー
ル2を構成しており、リール台3に装着されてい
る。なお、リール台3は図示しないモーターによ
つて回転駆動される。供給リール2から送り出さ
れた供給テープ1は該供給テープ1の走行ととも
に回転して、供給テープの長さを検尺する公知の
検尺ローラー4及び、供給テープ1を切断するス
プライシングブロツク5を経て、小型の巻き取り
リール6へ案内される。このスプライシングブロ
ツク5は、供給テープ1を切断するだけでなく図
示しない手段によつて、巻き戻しリール7の有す
るリーダーテープ8と接合する機能を持ち合せて
いる。このような巻き取り装置については、後述
のように巻き取りリール付近の構成は異なるがそ
の他の部分に関する類似の装置は公知である。
(例えば、日本、特許出願公開 昭56−156959
号)巻き取りリール6は図示しない巻き取りモー
ターで回転駆動されるが、適量の供給テープ1を
巻き終つたならば、供給テープ1を切断し、リー
ダーテープ8と巻き取りリール6側の供給テープ
1とを接続して、該テープ巻き取り装置から巻き
戻しリール7とともに巻き取りリール6を取り外
し、供給テープ1がビデオテープであれば、それ
をビデオカセツトのケースに組み込んでビデオカ
セツトを完成する。
号)巻き取りリール6は図示しない巻き取りモー
ターで回転駆動されるが、適量の供給テープ1を
巻き終つたならば、供給テープ1を切断し、リー
ダーテープ8と巻き取りリール6側の供給テープ
1とを接続して、該テープ巻き取り装置から巻き
戻しリール7とともに巻き取りリール6を取り外
し、供給テープ1がビデオテープであれば、それ
をビデオカセツトのケースに組み込んでビデオカ
セツトを完成する。
ところで、このようなテープ巻き取り装置にお
いては、供給テープ1をいかに高速度で巻き取り
リール6に巻き取るかが、生産性の能率を向上さ
せるために、常に問題となる。しかし、高速で巻
き取れば、それが高速である程、巻き取りリール
6に巻き取られる供給テープは、巻き乱れを生じ
る性質がある。もし巻き乱れを生じた場合は、第
2図aに示すように、とび出し部9が生じ、これ
は供給テープ1の保存状態に悪影響を与える。す
なわち第2図bに示すように、巻き取りリール
6′を形成するハブ10及び10′と供給テープ1
との距離11及び12は等間隔で、かつ巻き取ら
れた供給テープ1の両端13及び14はそろつて
いるのが望ましい。このような目的を達成するた
めに、従来より様々な機構が考えられてきた。
(日本実開昭51−69822号,日本実開昭51−57603
号,日本実開昭51−5404号,日本実開昭55−
78641号)例えば、日本実開昭51−69822号に示さ
れる「テープ化粧巻装置」(いわゆるテープ巻き
乱れ防止装置)を応用した例を第3図に示す。こ
の装置の構成は、ポリウレタンなどで造られたベ
ルト15をローラー16,17,18に懸架した
ものであり、ローラー16,17,18は、回転
自在に図示しないベアリングなどを介してアーム
19に取り付けてある。そしてアーム19は軸1
9aを中心に回動可能でありシヤフト20に片方
を固定されたバネ21によつて常にベルト15を
供給テープ1へ圧着するようになつている。この
ベルト方式の意図するところは、第3図におい
て、供給テープ1が巻き取りリール6へ巻き込ま
れるときに、すでに巻き込まれた供給テープ1と
巻き込まれる直前の供給テープ1との間に発する
空気層を除去しようとするものである。しかし、
このベルト方式は、供給テープの速度が遅い場合
は良好な結果が得られるが、高速になるに従い供
給テープ1とベルト15の接触が面接触であるた
めに効果が薄れていくという欠点がある。
いては、供給テープ1をいかに高速度で巻き取り
リール6に巻き取るかが、生産性の能率を向上さ
せるために、常に問題となる。しかし、高速で巻
き取れば、それが高速である程、巻き取りリール
6に巻き取られる供給テープは、巻き乱れを生じ
る性質がある。もし巻き乱れを生じた場合は、第
2図aに示すように、とび出し部9が生じ、これ
は供給テープ1の保存状態に悪影響を与える。す
なわち第2図bに示すように、巻き取りリール
6′を形成するハブ10及び10′と供給テープ1
との距離11及び12は等間隔で、かつ巻き取ら
れた供給テープ1の両端13及び14はそろつて
いるのが望ましい。このような目的を達成するた
めに、従来より様々な機構が考えられてきた。
(日本実開昭51−69822号,日本実開昭51−57603
号,日本実開昭51−5404号,日本実開昭55−
78641号)例えば、日本実開昭51−69822号に示さ
れる「テープ化粧巻装置」(いわゆるテープ巻き
乱れ防止装置)を応用した例を第3図に示す。こ
の装置の構成は、ポリウレタンなどで造られたベ
ルト15をローラー16,17,18に懸架した
ものであり、ローラー16,17,18は、回転
自在に図示しないベアリングなどを介してアーム
19に取り付けてある。そしてアーム19は軸1
9aを中心に回動可能でありシヤフト20に片方
を固定されたバネ21によつて常にベルト15を
供給テープ1へ圧着するようになつている。この
ベルト方式の意図するところは、第3図におい
て、供給テープ1が巻き取りリール6へ巻き込ま
れるときに、すでに巻き込まれた供給テープ1と
巻き込まれる直前の供給テープ1との間に発する
空気層を除去しようとするものである。しかし、
このベルト方式は、供給テープの速度が遅い場合
は良好な結果が得られるが、高速になるに従い供
給テープ1とベルト15の接触が面接触であるた
めに効果が薄れていくという欠点がある。
また、他の方法として第4図に示すローラー式
がある。このローラー式の構成は軸22を中心に
回動可能なアーム23の一端にローラー24があ
り、このローラー24は、シヤフト25に一端を
固定されたバネ26によつて常に供給テープ1に
圧着している。このローラー式の乱れ巻き防止機
構の原理を第5図に示す。すなわちローラー24
は、供給テープ1と接触する部分27がわん曲し
ており(いわゆる太鼓形)、この形のローラーが
走行中のテープに圧着しながら回転すると第5図
a,bに示すように、供給テープ1が、正規の位
置から、はずれようとしても、しばらくすると、
正規の位置へ戻る作用がある。
がある。このローラー式の構成は軸22を中心に
回動可能なアーム23の一端にローラー24があ
り、このローラー24は、シヤフト25に一端を
固定されたバネ26によつて常に供給テープ1に
圧着している。このローラー式の乱れ巻き防止機
構の原理を第5図に示す。すなわちローラー24
は、供給テープ1と接触する部分27がわん曲し
ており(いわゆる太鼓形)、この形のローラーが
走行中のテープに圧着しながら回転すると第5図
a,bに示すように、供給テープ1が、正規の位
置から、はずれようとしても、しばらくすると、
正規の位置へ戻る作用がある。
すなわち、第5図cに示す正規の位置で安定す
る作用がある。しかしこのローラー式の乱れ巻き
防止機構も先に述べたベルト式と異なる理由で供
給テープの高速巻き取りには不向きとなる。その
理由は、ローラーはベルトと異なり、供給テープ
との接触は線接触と考えられるが、第6図に示す
ように、巻き取りリール6の巻取部6aには供給
テープ1を係止する係止ヅメ28があり、この部
分は正確に観察すると、凹凸があつて、供給テー
プ1を巻き取つた外周にも凹凸を形成する。そし
て、巻き取りリール6が高速で回転すれば、この
凹凸によつてローラー24がはねとばされ、正常
な巻き乱れ防止機構の機能を果せないのである。
る作用がある。しかしこのローラー式の乱れ巻き
防止機構も先に述べたベルト式と異なる理由で供
給テープの高速巻き取りには不向きとなる。その
理由は、ローラーはベルトと異なり、供給テープ
との接触は線接触と考えられるが、第6図に示す
ように、巻き取りリール6の巻取部6aには供給
テープ1を係止する係止ヅメ28があり、この部
分は正確に観察すると、凹凸があつて、供給テー
プ1を巻き取つた外周にも凹凸を形成する。そし
て、巻き取りリール6が高速で回転すれば、この
凹凸によつてローラー24がはねとばされ、正常
な巻き乱れ防止機構の機能を果せないのである。
本考案は、上記のベルト式やローラー式の欠点
を解決する手段を与えるものである。
を解決する手段を与えるものである。
すなわち本考案の目的は、供給テープを高速で
巻き取る場合においても安定した機能を有する巻
き乱れ防止機構を提供するところにある。
巻き取る場合においても安定した機能を有する巻
き乱れ防止機構を提供するところにある。
本考案は上記の目的を達成するために、供給テ
ープを長尺に巻いた供給リールから送り出される
供給テープを、小型のリールに巻き取るテープ巻
取装置において、回動可能なアームに支持された
複数のローラーと、これら複数のローラーに懸架
され、巻取られている前記供給テープに常時接触
し、かつ、張力を有し、供給テープの走行ととも
に回転可能な無終端ベルトとを備え、前記ローラ
ーのうち、少なくとも1つのローラーは、巻取ら
れている供給テープに接触している接触ローラー
で、他のローラーと共同して前記ベルトを案内し
ていることを特徴とするテープ巻乱防止機構を提
供する。
ープを長尺に巻いた供給リールから送り出される
供給テープを、小型のリールに巻き取るテープ巻
取装置において、回動可能なアームに支持された
複数のローラーと、これら複数のローラーに懸架
され、巻取られている前記供給テープに常時接触
し、かつ、張力を有し、供給テープの走行ととも
に回転可能な無終端ベルトとを備え、前記ローラ
ーのうち、少なくとも1つのローラーは、巻取ら
れている供給テープに接触している接触ローラー
で、他のローラーと共同して前記ベルトを案内し
ていることを特徴とするテープ巻乱防止機構を提
供する。
以下実施例とともに本考案を詳細に説明する。
第7図は本考案の実施例である。
第7図は本考案の実施例である。
本考案においては軸31を中心に回動可能なア
ーム32に複数のローラーであるローラー29,
30及び33が支持され、これら複数のローラー
29,30,33に懸架され、巻き取られている
供給テープ1に常時接触し、かつ張力を有し、供
給テープ1の走行とともに回転可能な無終端ベル
ト34が設けられ、前記ローラー29,30,3
3のうちローラー33は巻き取られている供給テ
ープ1に接触している接触ローラーであり、他の
ローラー29,30と共同して前記ベルト34を
案内している。なお、アーム32は図示しないバ
ネによつて、ベルト34が常時供給テープ1に圧
着する方向に引つ張られている。
ーム32に複数のローラーであるローラー29,
30及び33が支持され、これら複数のローラー
29,30,33に懸架され、巻き取られている
供給テープ1に常時接触し、かつ張力を有し、供
給テープ1の走行とともに回転可能な無終端ベル
ト34が設けられ、前記ローラー29,30,3
3のうちローラー33は巻き取られている供給テ
ープ1に接触している接触ローラーであり、他の
ローラー29,30と共同して前記ベルト34を
案内している。なお、アーム32は図示しないバ
ネによつて、ベルト34が常時供給テープ1に圧
着する方向に引つ張られている。
次に第7図に示した実施例についてその作用を
説明する。
説明する。
第8図は第7図に示した実施例の要部を示した
ものであるが説明のために第7図の実施例と同一
部品、部位であるものは、同一符号で示す。今第
8図aに示す供給テープ1が巻き取りリール6に
巻き取られているものとし、巻き取られた供給テ
ープの1ケ所に突起部35が生じたものとする。
そして、巻き取りリール6が矢印tの方向に回転
し、ローラー33を通過するときの時間をそれぞ
れT1,T2,T3及びT4とする。T4からT1までの間
は平坦であるから、接触ローラー33の作用によ
つて何ら問題なく、乱れ巻きを生じることはな
い。まず、第8図bに示すように突起部が接触ロ
ーラー33に対して第8図aに示すT1の位置に
来たときは見かけ上、接触ローラー33の、供給
テープ1に対する圧着力が高くなるが、未だロー
ラー33は、供給テープ1に十分圧着しており、
その機能は失なつていない。次に第8図cに示す
ように、同じくT2の位置に来たときは、ローラ
ー33の供給テープ1に対する圧着は急速に減少
する。その理由は接触ローラー33と、接触ロー
ラー33を支えるアームの質量による慣性のため
である。すなわち、接触ローラー33の乱れ巻き
防止機能は程んど失なわれてしまう。そして第8
図dに示すように同じくT3の位置に来たとき
は、ローラー33の供給テープ1に対する圧着力
は、リール6の回転速度と突起35の条件によつ
ては、完全に零になるか又はローラー33が、供
給テープ1から浮き上がる場合もある。しかしこ
のときベルト34は、供給テープ1によく密着し
ており、巻き取られた直後の供給テープとすでに
巻き取られた供給テープとの間に生じた空気層
を、効果的に除去する。
ものであるが説明のために第7図の実施例と同一
部品、部位であるものは、同一符号で示す。今第
8図aに示す供給テープ1が巻き取りリール6に
巻き取られているものとし、巻き取られた供給テ
ープの1ケ所に突起部35が生じたものとする。
そして、巻き取りリール6が矢印tの方向に回転
し、ローラー33を通過するときの時間をそれぞ
れT1,T2,T3及びT4とする。T4からT1までの間
は平坦であるから、接触ローラー33の作用によ
つて何ら問題なく、乱れ巻きを生じることはな
い。まず、第8図bに示すように突起部が接触ロ
ーラー33に対して第8図aに示すT1の位置に
来たときは見かけ上、接触ローラー33の、供給
テープ1に対する圧着力が高くなるが、未だロー
ラー33は、供給テープ1に十分圧着しており、
その機能は失なつていない。次に第8図cに示す
ように、同じくT2の位置に来たときは、ローラ
ー33の供給テープ1に対する圧着は急速に減少
する。その理由は接触ローラー33と、接触ロー
ラー33を支えるアームの質量による慣性のため
である。すなわち、接触ローラー33の乱れ巻き
防止機能は程んど失なわれてしまう。そして第8
図dに示すように同じくT3の位置に来たとき
は、ローラー33の供給テープ1に対する圧着力
は、リール6の回転速度と突起35の条件によつ
ては、完全に零になるか又はローラー33が、供
給テープ1から浮き上がる場合もある。しかしこ
のときベルト34は、供給テープ1によく密着し
ており、巻き取られた直後の供給テープとすでに
巻き取られた供給テープとの間に生じた空気層
を、効果的に除去する。
次に、第8図eに示すようにT4の位置に来た
ときはローラー33の供給テープ1に対する圧着
力は正常に復帰する。さらに、ベルト34とロー
ラー33の相互作用としてローラー33の供給テ
ープ1に対する滑らかな接触が得られることが上
げられる。それは第7図で示す巻き取りリール6
は、図示しない回転駆動モーターによつて回転さ
せられるのであるが、巻き取りリール6は、正確
には、常に回転速度が変化している(いわゆる回
転ムラと呼ばれる現象)のであつてもし接触ロー
ラー33のみであれば、接触ローラー33は加速
減速を短時間でくり返すことになる。一方、ロー
ラー33は、供給テープ1のみで回転駆動される
のであるから、ローラー33の急加減速は、巻き
取られる供給テープ1に、余分な力を加えること
になる。特に、巻き取りリールを、回転駆動モー
ターに装着するときに、中心がずれていれば、偏
心したまま、巻き取りリールは回転することにな
り、巻き取られた供給テープの外周の速度は、大
幅に変化する。又、第8図cに示すように接触ロ
ーラー33が、供給テープから瞬間的にせよ、浮
き上つた状態もある。しかし、第7図に示すよう
に接触ローラー33は、ベルト34を介して回転
しているために、その回転は平均化され、滑らか
な接触が得られる。そしてベルト34は通常は巻
き取られた直後の供給テープ1とすでに巻き取ら
れた供給テープ1とを密着させる作用をもつてい
るが、何らかの原因で(例えば第8図a〜eで示
した突起など)接触ローラー33が、供給テープ
1から浮き上つた場合は供給テープによる空気層
を除去する作用を持つ。なお、本考案を実施する
場合の注意として第7図に示すベルト34は均一
の材質で継ぎ目のないなめらかなベルトでなけれ
ばならない。また、ローラー29,30及び33
は、ベアリングなどで、できるだけ抵抗なく回転
するようにし、ローラー29及び30はいわゆる
太鼓状にすることによつて、安定したベルト34
の回転が得られる。接触ローラー34も太鼓状の
ほうがよいが、接触ローラー34と供給テープ1
の接触角度は乱れ巻きに極めて密接な関係にある
ので、十分正確に調整されなければならない。
ときはローラー33の供給テープ1に対する圧着
力は正常に復帰する。さらに、ベルト34とロー
ラー33の相互作用としてローラー33の供給テ
ープ1に対する滑らかな接触が得られることが上
げられる。それは第7図で示す巻き取りリール6
は、図示しない回転駆動モーターによつて回転さ
せられるのであるが、巻き取りリール6は、正確
には、常に回転速度が変化している(いわゆる回
転ムラと呼ばれる現象)のであつてもし接触ロー
ラー33のみであれば、接触ローラー33は加速
減速を短時間でくり返すことになる。一方、ロー
ラー33は、供給テープ1のみで回転駆動される
のであるから、ローラー33の急加減速は、巻き
取られる供給テープ1に、余分な力を加えること
になる。特に、巻き取りリールを、回転駆動モー
ターに装着するときに、中心がずれていれば、偏
心したまま、巻き取りリールは回転することにな
り、巻き取られた供給テープの外周の速度は、大
幅に変化する。又、第8図cに示すように接触ロ
ーラー33が、供給テープから瞬間的にせよ、浮
き上つた状態もある。しかし、第7図に示すよう
に接触ローラー33は、ベルト34を介して回転
しているために、その回転は平均化され、滑らか
な接触が得られる。そしてベルト34は通常は巻
き取られた直後の供給テープ1とすでに巻き取ら
れた供給テープ1とを密着させる作用をもつてい
るが、何らかの原因で(例えば第8図a〜eで示
した突起など)接触ローラー33が、供給テープ
1から浮き上つた場合は供給テープによる空気層
を除去する作用を持つ。なお、本考案を実施する
場合の注意として第7図に示すベルト34は均一
の材質で継ぎ目のないなめらかなベルトでなけれ
ばならない。また、ローラー29,30及び33
は、ベアリングなどで、できるだけ抵抗なく回転
するようにし、ローラー29及び30はいわゆる
太鼓状にすることによつて、安定したベルト34
の回転が得られる。接触ローラー34も太鼓状の
ほうがよいが、接触ローラー34と供給テープ1
の接触角度は乱れ巻きに極めて密接な関係にある
ので、十分正確に調整されなければならない。
以上述べたように、本考案によれば、供給テー
プを高速で、巻き取りリールに巻き取つても常に
安定した、乱れ巻き防止機能を得ることができる
効果がある。
プを高速で、巻き取りリールに巻き取つても常に
安定した、乱れ巻き防止機能を得ることができる
効果がある。
第1図はテープ巻取り装置の全体説明用斜視
図、第2図a,bは巻き乱れ現象の説明図、第3
図は従来のベルト式巻き乱れ防止機構を示す斜視
図、第4図は従来のローラー式巻き乱れ防止機構
を示す斜視図、第5図a,b,cはローラー式巻
き乱れ防止機構の動作原理説明図、第6図は高速
巻き取り時のローラーの動作説明図、第7図は本
考案の実施例を示す斜視図、第8図a,b,c,
d,eはその動作原理説明図である。 1……供給テープ、2……供給リール、6……
巻き取りリール、29,30,33……ローラ
ー、32……アーム、34……無終端ベルト。
図、第2図a,bは巻き乱れ現象の説明図、第3
図は従来のベルト式巻き乱れ防止機構を示す斜視
図、第4図は従来のローラー式巻き乱れ防止機構
を示す斜視図、第5図a,b,cはローラー式巻
き乱れ防止機構の動作原理説明図、第6図は高速
巻き取り時のローラーの動作説明図、第7図は本
考案の実施例を示す斜視図、第8図a,b,c,
d,eはその動作原理説明図である。 1……供給テープ、2……供給リール、6……
巻き取りリール、29,30,33……ローラ
ー、32……アーム、34……無終端ベルト。
Claims (1)
- 供給テープを長尺に巻いた供給リールから送り
出される供給テープを小型のリールに巻き取るテ
ープ巻取装置において、回動可能なアームに支持
された複数のローラーと、これら複数のローラー
に懸架され、巻取られている前記供給テープに常
時接触し、かつ、張力を有し、供給テープの走行
とともに回転可能な無終端ベルトとを備え、前記
ローラーのうち、少なくとも1つのローラーは、
巻取られている供給テープに接触している接触ロ
ーラーで、他のローラーと共同して前記ベルトを
案内していることを特徴とするテープ巻き乱れ防
止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127882U JPS58184440U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | テ−プの巻き乱れ防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127882U JPS58184440U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | テ−プの巻き乱れ防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58184440U JPS58184440U (ja) | 1983-12-08 |
JPS6126292Y2 true JPS6126292Y2 (ja) | 1986-08-07 |
Family
ID=30090393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8127882U Granted JPS58184440U (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | テ−プの巻き乱れ防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58184440U (ja) |
-
1982
- 1982-05-31 JP JP8127882U patent/JPS58184440U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58184440U (ja) | 1983-12-08 |
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