JPS6126227Y2 - - Google Patents

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JPS6126227Y2
JPS6126227Y2 JP14139680U JP14139680U JPS6126227Y2 JP S6126227 Y2 JPS6126227 Y2 JP S6126227Y2 JP 14139680 U JP14139680 U JP 14139680U JP 14139680 U JP14139680 U JP 14139680U JP S6126227 Y2 JPS6126227 Y2 JP S6126227Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、組立式保温容器の改良に関するも
のである。
タンク等の大形容器を多数の単位板から組立て
ることは、既に行なわれている。このような単位
板としては、直角四辺形の基板の四辺に直立接合
縁のみを設けたもの(実公昭40−27399号)、また
は傾斜接合縁と直立接合縁とを設けたもの(特公
昭52−6889号)が用いられている。この単位板の
接合縁同志、または接合縁と基板の周縁部とを当
接してボルト結合することにより、容器が組立て
られる。
上記の単位板は、金属または合成樹脂で作られ
るが、何れの場合においてもこの単位板は熱を伝
導しやすいので、外気温の変化につれて容器内液
体の温度が変化したり、結露現象が起るという欠
点があつた。そこで、容器壁の熱伝導率を小さく
することが必要とされた。このような必要に応ず
るための1つの方法として、容器を構成する各単
位板の外側面に熱絶縁板からなる板を接着し、板
の周縁をボルトの位置まで及ばせ、板の周縁に切
欠を設けてその中にボルトを収容し、板の露出面
を硬質板で覆つて押さえ板で押さえることが提案
された(実開昭54−79566号)。この場合の板とし
ては、硬質発泡板が好んで用いられた。
この方法によると、確かに容器壁の熱伝導率を
小さくすることができた。しかし、この方法によ
るときは、例えば漏水等のためボルトの増締めを
行なう必要が起つたときに、押さえ板と硬質板と
を取外す必要があり、そのとき第1図に示すよう
に、基板11が液圧によりわん曲している結果、
硬質発泡板2の縁に亀裂を生じて剥離するという
欠点があつた。この考案は、上記の欠点を改善す
るためになされたものである。
また、別に特殊な止め金具を用いて、硬質発泡
板を単位板に固定する試みが提案された。それ
は、特開昭55−97373号公報に記載されている。
しかし、この提案では、単位板に固定された硬質
発泡板が、その表面を大気中に露出することとな
つていたので、また別の不都合が生じることが判
明した。すなわち、硬質発泡板は、一般に耐候性
に乏しく、直射日光に照射されると劣化しやす
く、また他物に接触すると損傷されやすく、その
ために断熱性の低下することが見出された。この
考案は、それらの不都合をも改良しようとしてな
されたものである。
すなわち、この考案は、直角四辺形の基板の四
辺に同一側へ突出する接合縁を設けたものを単位
板とし、複数個の単位板を接合縁が外側へ向くよ
うに並べ、接合縁同志または接合縁と基板の周縁
部とを互いに当接し、ボルトで固定して器壁と
し、基板面に器壁の外側から硬質発泡板を接着し
た容器において、接合縁または基板の周縁部内面
を少なくともボルトの位置まで硬質発泡板から露
出させ、硬質発泡板上に非発泡の硬質板を当接し
てこれを覆い、露出部に折曲板を設け、折曲板の
1つの折曲片を露出部上に上記ボルトで共締めし
て固定し、他の折曲片で非発泡の硬質板の四つの
辺または角を押さえてなる、組立式保温容器であ
る。
この考案に係る組立式保温容器を、図面に基づ
いて説明すると次の通りである。第2図ないし第
4図は、この考案に係る組立式保温容器の一例を
示す一部切欠側面図である。第5図ないし第7図
は、この考案に係る組立式保温容器の一部切欠縦
断面図である。
第2図において、容器の側壁および底が、単位
板1A,1B,1Cおよび1Dから組立てられて
いる。単位板1Aは、直角四辺形の基板11の四
辺に、基板11に対して135度の角度で傾斜する
傾斜接合縁12を設け、その先に基板11に対し
て直立する直立接合縁13を設けたものである。
単位板1Bおよび1Cは、それぞれ単位板1Aに
おいて、基板11をX字状または四角錐状に接合
縁突出側へ窪ませたものである。単位板1Dは、
単位板1Aにおいて、基板11を接合縁の突出と
逆側へ全体として膨出たものである。これらの単
位板は、直立接合縁13が外側へ向くように並べ
られ、直立接合縁13同志がボルト3で固定さ
れ、側壁または底とされている。なお、側壁と底
との継目では、傾斜接合縁12同志が固定されて
いる。基板11面には、器壁の外側から硬質発泡
板2が接着されている。硬質発泡板2の上に、そ
の全面を覆う非発泡の硬質板5が当接されてい
る。
上記ボルトで固定されている直立接合縁13お
よび傾斜接合縁12の内面は、先端側から少なく
ともボルトの位置までが硬質発泡板2から露出し
ている。露出部上に、折曲板4Aおよび4Bが設
けられている。折曲板4Aは、断面がL字状とさ
れ、折曲板4Bは、折曲板4Aにおける折曲片を
さらに内側へ折曲した形状とされている。これら
折曲板の1つの折曲片41が、直立接合縁13ま
たは傾斜接合縁12の露出部上に、上記ボルト3
を用いて共締めされている。他の折曲片42は、
非発泡の硬質板5の四つの辺を押さえている。
上記の容器において、単位板1Aないし1D
は、金属(例えば鉄)、または強化合成樹脂(例
えばガラス繊維補強ポリエステル樹脂)で作られ
る。金属で作る場合、基板および接合縁の表裏全
面に、非発泡の合成樹脂(例えばナイロン)を焼
付または流動浸漬法により塗布するか、または防
錆塗料(例えば短油性アルキツド樹脂をバインダ
ーとし顔料としてクロム酸亜鉛を含まめたもの)
をアンダーコートすることが望ましい。
硬質発泡板2としては、独立気泡の硬質ウレタ
ン樹脂発泡体、ユリア樹脂発泡体、アクリル樹脂
発泡体等からなる板が用いられる。発泡板2を接
着するには、既製の発泡板を接着することもでき
るが、熱硬化性樹脂(例えばユリア樹脂)の液状
物に重合触媒と発泡剤(フレオン、プロパン、ブ
タン、ペンタン等)を加えたものを単位板上で発
泡させ、発泡板を作ると同時に接着するのが好ま
しい。また、アンダーコート上にウレタン樹脂発
泡体層を吹付けて、発泡板を作ると同時に接着す
ることもできる。発泡板2は、基板11の全部ま
たは大部分を覆う大きさであることが望ましい。
ここで、大部分を覆う大きさとは、発泡板2の1
辺が基板11の1辺のほぼ8割以上をもつ大きさ
をいう。
接着後、接着面の周縁をパテで押さえ、発泡板
の露出面に防水コート(例えばブチルゴム系塗
料、塩素化ポリエチレン系塗料)、耐火コート
(例えば無機充填材とガラス繊維とをアクリルエ
マルジヨンに混合したもの)を塗布してもよい。
何れにしても、発泡板2の露出面に非発泡の硬質
板(例えば金属板または強化合成樹脂板)5を当
接して、発泡板2を非発泡板5で覆う。この非発
泡板5は、樹脂を単位板上で発泡させる際の枠と
兼用することができる。
容器の蓋は、単位板1Eから組立てられてい
る。単位板1Eは、直角四辺形の基板11の四辺
に直立接合縁13を設け、基板11を直立接合縁
13の突出側と逆側へ膨出させたものである。単
位板1Eは、直立接合縁13が内側へ向けられ、
基板11に硬質発泡板2が接着されている。さら
に、その上を非発泡の硬質板5が覆つている。
この考案には、上に述べたもの以外に、次のよ
うな実施態様も含まれる。なお、以下の実施態様
では、第2図と異なる部分を主として説明する。
第3図では、容器の側壁が単位板1Fから組立
てられ、底が単位板1Eから組立てられている。
単位板1Fは、直角四辺形の基板11の四辺に直
立接合縁13を設け、基板11を直立接合縁13
の突出側へ四角錐台状に膨出させたものである。
底と側壁との継目では、単位板1Eの直立接合縁
13が単位板1Fの基板11に固定されている。
各単位板の基板11に、硬質発泡板2が接着され
ている。硬質発泡板2の表面は、非発泡の硬質板
5が覆つている。また、直立接合縁13または基
板11の周縁部が、ボルト3の位置まで露出し、
直立接合縁13の露出部上には折曲板4Aが設け
られ、基板11の露出部上には折曲板4Cが設け
られている。折曲板4Cは、折曲板4Aの1つの
折曲片をさらに外側へ折曲したものである。折曲
板4Aおよび4Cの1つの折曲片41は、露出部
上にボルト3で共締めされて固定され、他の折曲
片が非発泡の硬質板5の四つの辺を押さえてい
る。
第4図では、容器の側壁が単位板1Fおよび1
Gから組立てられ、底が単位板1Hから組立てら
れている。単位板1Gは、単位板1Eまたは1F
において、基板11を平板状にしたものである。
単位板1Hは、単位板1Eにおいて、基板11の
周縁に平坦部を残したものである。各単位板の基
板11に、硬質発泡板2が接着され、硬質発泡板
2の上を非発泡の硬質板5が覆つている。
また、折曲板としては、4Aおよび4Dないし
4Hが用いられている。折曲板4Dおよび4E
は、折曲板4Aとほぼ同じ構成をもつが、長さが
直立接合縁13の全部または大部分に沿う長さと
されたものである。折曲板4F,4Gおよび4H
は、折曲板4Aにおいて、折曲片41が単位板の
角部に沿うように直角に曲げられ、折曲片42が
三角形またはこれに近い形状にされたものであ
る。折曲板4Fないし4Hの折曲片42は、非発
泡の硬質板5の角部を押さえている。
第5図では、容器の側壁が単位板1Aで作られ
ている。硬質発泡板2は、単位板1Aの基板11
と傾斜接合縁12のほぼ全面を覆つている。硬質
板5は、発泡板2の周縁を僅かに露出させただけ
で、発泡板2の露出面のほぼ全体を覆つている。
また、非発泡の硬質板5は、その周縁が折曲され
て、外がわに向つて僅かの高さだけ起立してい
る。折曲板4Jは、非発泡の硬質板5の起立した
先端を押さえるとともに、非発泡の硬質板5の本
体部分をも押さえている。
第6図では、容器の側壁が単位板1Gで作られ
ている。硬質発泡板2は、単位板1Gの基板11
の全面を覆つているが周縁で厚みが薄くなり、そ
こに段差を生じている。これに伴ない、非発泡の
硬質板5は周縁で折曲されて、発泡板2の段差に
対応した段差を生じ、その先がさらに折曲されて
僅かの高さだけ起立している。折曲板4Jは、非
発泡の硬質板5の周縁を押さえている。
第7図では、容器の側壁が単位板1Cで作られ
ている。硬質発泡板2は、単位板1Cの基板11
の全面を覆うに至らず、基板11の周縁を僅かの
幅だけ露出させている。非発泡の硬質板5は、発
泡板2の露出面の全面を覆つている。折曲板とし
ては4Jと4Kとが使用されるが、そのうち4K
は、折曲片41の先が折曲されて折曲片43を形
成している。
この考案に係る組立式保温容器は、基板の四辺
に接合縁を設けた単位板を、接合縁が外側へ向く
ように並べて接合縁同志または接合縁と基板の周
縁部とを固定し、基板面に外側から硬質発泡板を
接着した容器において、接合縁または基板の周縁
部内面を少なくともボルトの位置まで発泡板から
露出させたので、発泡板を取り除かないでボルト
の増締めをすることができる。また、硬質発泡板
上に非発泡の硬質板を当接してこれを覆い、露出
部上に折曲板を設け、折曲板の1つの折曲片を露
出部上に固定し、他の折曲片で発泡板上に当接し
た非発泡の硬質板の4つの辺または角を押さえた
ので、単位板がわん曲したとき、発泡板が層状に
剥離することが防がれる。また、発泡板自体は、
一般に耐候性に劣り、とくに直射日光によつて劣
化しやすく、また他物の接触によつて損傷しやす
いものであるが、発泡板の上を非発泡の硬質板で
覆つたので、発泡板の劣化と損傷とが防がれ、永
く良好な保温性を保つこととなる。さらに、露出
部上に折曲板を設け、折曲板の1つの折曲片を露
出部上にボルトで共締めして固定したので折曲板
の固定が容易である。また折曲板の他の折曲片で
非発泡の硬質板の四つの辺または角を押さえたの
で、発泡板を傷つけることなく容易に固定でき、
また非発泡の硬質板を容易に取り外すことができ
る。従つて、非発泡の硬質板の取り外しにより、
容易に増締めをすることができる。この考案は、
上記のようにすぐれた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、単位板がわん曲した状態を示す断面
図、第2図ないし第4図は、この考案の組立式保
温容器の一例を示す一部切欠側面図である。第5
図ないし第7図は、この考案に係る組立式保温容
器の一部切欠縦断面図である。 各図において、1Aないし1Hは単位板、2は
硬質発泡板、3はボルト、4Aないし4Kは折曲
板、5は非発泡の硬質板、11は基板、12は傾
斜接合縁、13は直立接合縁、41および42は
折曲片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の基板の四辺に同一側へ突出する接
    合縁を設けたものを単位板とし、複数個の単位板
    を接合縁が外側へ向くように並べ、接合縁同志ま
    たは接合縁と基板の周縁部とを互いに当接し、ボ
    ルトで固定して器壁とし、基板面に器壁の外側か
    ら硬質発泡板を接着した容器において、接合縁ま
    たは基板の周縁部内面を少なくともボルトの位置
    まで硬質発泡板から露出させ、硬質発泡板上に排
    発泡の硬質板を当接してこれを覆い、露出部上に
    折曲板を設け、折曲板の1つの折曲片を露出部上
    に上記ボルトで共締めして固定し、他の折曲片で
    非発泡の硬質板の四つの辺または角を押さえてな
    る、組立式保温容器。
JP14139680U 1980-10-02 1980-10-02 Expired JPS6126227Y2 (ja)

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JP2006077484A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Kaneka Corp 断熱パネルおよび、その製造方法

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