JPS61262239A

JPS61262239A - 自動二輪車用デイスクブレ−キ装置

Info

Publication number: JPS61262239A
Application number: JP60104822A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Seki; 関　正幸
Original assignee: Nissin Kogyo Co Ltd
Current assignee: Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date: 1985-05-16
Filing date: 1985-05-16
Publication date: 1986-11-20
Anticipated expiration: 2009-06-22
Also published as: JPH0648027B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、液圧発生装置とこの発生液圧を受けて作用す
るブレーキディスク挟圧装置とを一体に形成したキャリ
パをフロントフォークのブレーキディスク回入側に配設
した自動二輪車用のディスクブレーキ装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種のディスクブレーキ装置としては、例えば
特開昭５５−８６９２８号公報に示される技術が知られ
ている。

このディスクブレーキ装置は、キャリパの上部に設けた
液圧発生用のマスクシリンダに、取付用の支持杆を延設
してフロントフォークのブレーキディスク回入側に設け
たブラケットに固設し、該支持杆にブレーキワイヤーを
連結する回転レバーを回転可能に軸支すると共に・、マ
スクシリンダのシリンダ内を摺動するピストンロッドの
端部を、この回転レバーに係止させている。

そして、制動操作によりブレーキワイヤーが引かれると
、回転レバーが回転してピストンロッドを作動方向へ牽
引し、マスクシリンダの液圧室に液圧を発生して制動作
用を行なう。

また、ワイヤーケーブルを用いるものの他に、ブレーキ
レバーの操作を圧液によりマスクシリンダのピストンに
直接作用させる油圧作動式のものがある。

（発明が解決しようとする問題点〕しかしながら、上述の２つの形式のものでは構造が複雑
でメンテナンスの作業能率が悪く、またコストが嵩んで
不利であった。

そこで本発明は、メンテナンス作業の向上と低コスト化
を図った自動二輪車用のディスクブレーキ装置を提供す
ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、
液圧発生装置と、この発生液圧を受けて作用するブレー
キディスク挟圧装置とを一体に形成したキャリパを、フ
ロントフォークのブレーキディスク回入側に配置した自
動二輪車のディスクブレーキ装置において、前記液圧発
生装置のピストンロッドの押動部後端を液圧発生装置よ
り突出させてフロントフォークに軸支し、前記キャリパ
を支持する取付ブラケットを前輪のアクスル軸に軸支す
ると共に、該キャリパをブレーキワイヤーにピストン押
込み方向へ移動可能に連結したことを特徴としている。

〔作　用〕

従って、ブレーキワイヤーの牽引によりキャリパがピス
トンロッドの押動部後端方向へ移動して、該ピストンロ
ッドを作動方向へ相対移動させ、液圧発生装置内の作動
液を昇圧してブレーキディスクを制動すると共に、この
制動により発生する制動トルクを液圧発生装置自身に作
用させて、液圧発生装置内の昇圧作動液を更に昇圧する
。

〔実施例〕

以下、本発明をピストン対向型のディスクブレーキに適
用した一実施例を図面に基づいて説明する。

両端側をフロントフォーク１に軸支したアクスル軸２に
は、ホイールハブ３の一側面にブレーキディスク４を固
設した前輪が回転可能に枢着されており、該フロントフ
ォーク１のディスク回入側には、一端を前記アクスル軸
２に枢支した取付ブラケット５に固定支持されるディス
クブレーキ６が配設されている。

このディスクブレーキ６は、ブレーキディスク４の両側
面に配置される一対の摩擦バッド７．８を２本のハンガ
ービン９．９で吊持し、該パッド７．８それぞれを、キ
ャリパ１ｏの各シリンダ１１．１２内に対向して設けた
ピストン１３．１４の押動により、ブレーキディスク４
に押圧して制動作用を行なうピストン対向型で、前記キ
ャリパ１０はキャリパ分割体１０ａ、１０ａを組合わせ
形成し、各シリンダ１１．１２の底壁とピストン１３．
１４Ｉｉｌにそれぞれ液室１５．１６を画成して、両液
室１５，１６を連通管１７で連通させている。

上記キャリパ１０には、一方のキャリパ分割体１０ａの
上部に、液圧発生用のマスクシリンダ１８が一体形成さ
れており、該マスクシリンダ１８のシリンダ１９に内挿
されるピストンロッド２０の先端とシリンダ底壁間に液
圧室２１を画成すると共に、ピストンロッド２０に押動
部２０ａを一体形成し、その後端をシリンダ１８の開放
端から突出させて、フロントフォーク１のステー２２に
支軸２３で枢支させている。

マスクシリンダ１８の上部壁には、リリーフボート２４
及びサプライボート２５が穿設され、両ボート２４．２
５と車体側に固設したリザーバ２６とをホース２７を介
して接続し、リザーバ２６とマスクシリンダ１８のシリ
ンダ１９とを連通させている。

また、マスクシリンダ１８のフロントフォーク１側の上
部壁には係止突起２８が穿設され、該係止突起２８に、
ブレーキワイヤー２９の一端に設けた係止コマ２９ａを
係止すると共に、このブレーキワイヤー２９を、前記フ
ロントフォーク１のステー２２内をマスクシリンダ１８
のピストンロッド２０と略同方向に挿通させ、他端の係
止コマ２９ｂをハンドル３０に取着したプレーキーパ−
３１に接続しており、更に前記係止突起２８とステー２
２間のブレーキワイヤー２９の外周には、円錐状のコイ
ルスプリング３２が介装されていて、該コイルスプリン
グ３２の弾発力がキャリパ１０を前輪のアクスル軸２を
支点にディスク回入方向へ付勢すると共に、ブレーキワ
イヤー２９を張設している。

本実施例は上記のように構成され、ブレーキレバー３１
をブレーキ操作すると、ブレーキワイヤー２９の牽引に
よって取付ブラケット５がアクスル軸２を支点にディス
ク回出側へ回動してキャリパ１０をピストン押込み方向
へ移動させ、これによりマスクシリンダ１８内のピスト
ンロッド２０を作動方向へ相対移動して、該ピストンロ
ッド２０先端の液圧室２１の作動液を昇圧する。この昇
圧作動液は通孔１１ａより一方の液室１１に送給されて
、ピストン１３を押動して摩擦パッド７をブレーキディ
スク４の一側面に押圧すると共に、更に連通管１７を経
て他方の液室１２内に入り、ピストン１４を押動してＦ
Ｊ！ｌバッド８をブレーキディスク４の他側面を押圧し
、これによりブレーキディスク４は両摩擦パッド７．８
の挟圧によって制動される。また、キャリパ１ｏにはこ
の制動作用により生ずるディスク回転方向の制動トルク
が、該キャリパ１０をピストンロッド２ｏの押込み方向
へ移動し、マスクシリンダ１８内のピストンロッド２０
を更に作動方向へ相対移動するいわゆるセルフサーボ作
用が発生して液圧室２１内を縮小し、昇圧作動液を更に
昇圧する。

従って、本実施例のディスクブレーキ装置によれば、ブ
レーキレバー３１のブレーキ操作力に加え、セルフサー
ボ作用によってより強力な制動力を発揮することができ
る。

また、取付ブラケット５をアクスル軸２がら取外すこと
により、支軸２３を支点にディスクブレーキ６を回動す
ることができるから、パッドの交換や作動液中のエア抜
き作業等のメンテナンスが容易に行なえる。

尚、上記実施例では、ピストン対向型のキャリパで説明
したが、一方のみにピストンを備えるフローティングタ
イプのキャリパや、ダブルディスクのブレーキ装置にも
適用可能であり、またマスクシリンダとキャリパと別体
に形成し、螺着または溶接等により一体固定したもので
あっても差し支えない。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、液圧発生装置とブレーキ
ディスク挟圧装置とを一体に設けたキャリパを、フロン
トフォークのディスク回入側に配置し、該液圧発生装置
から突出させたピストンロッドの押動部後端をフロント
フォークに軸支すると共に、前記キャリパを支持する取
付ブラケットを竹輪のアクスル軸に軸支すると共に、該
キャリパをブレーキワイヤーにピストン押込み方向へ移
動可能に連結したから、パッド交換等のメンテナンスを
行なう際には、取付ブラケットをアクスル軸から取外し
て、ディスクブレーキをピストンロッドの支軸を支点に
回動することにより作業を容易に行なうことができ、ま
たマスクシリンダのピストンロッドの押動をワイヤーケ
ーブルによって操作するから、油圧作動式のもののよう
に、ブレーキホースや種々の部品を要せず、コストの低
減や車体の軽量化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は一部切欠
き正面図、第２図は断面側面図である。１・・・フロントフォーク　　４・・・ブレーキディス
ク　　６・・・ディスクブレーキ　　１０・・・キャリ
ノ（１０ａ、１０ａ・・・キャリパ分割体　　１３．１
４・・・ピストン　　１５．１６・・・液室　　１８・
・・マスクシリンダ　　２０・・・ピストンロッド　　
２０ａ・・・ピストンロッド２０に一体形成されたピス
トンロッド押動部　　２１・・・液圧空　　２２・・・
ステー２３・・・ピストンロッド２０の後端を枢支する
支軸２８・・・ブレーキワイヤー２９の係止コマ２９ａ
を係止する係止突起　　２９・・・ブレーキワイヤー２
９ａ、２９ｂ・・・係止コマ　　３１・・・ブレーキレ
バー手続補正書昭和６０年６月２０日特許庁長官　志　賀　　　学　殿１、事件の表示昭和６０年特許願第１０４８２２号２、発明の名称自動二輪車用ディスクブレーキ装置３、補正をする者゛事件との関係　　特許比　願　人日信工業株式会社４、代理人東京都千代田区鍛冶町−丁目９番１６号自発提出６、補正の対象明細書の特許請求の範囲、発明の詳細な説明の欄７、補
正の内容（１）明細書の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。（２１！１ｌｉＩＩ第２頁第５行の「フロントフォーク
」を「車体フレーム」と訂正する。（３）同書第４頁第９行及び同頁第１３行の「フロント
フォーク」をそれぞれ「車体フレーム」と訂正し、同頁
第１４行の「前輪の」を削除する。（４）同書第１１頁第１１行の「支えない。」の次に、
「更に、本ブレーキ装置は前輪のみに限らず、リアフォ
ークと後輪アクスル軸に支持させて後輪に実施すること
も可能である。」を挿入し、同頁最下行の「フロントフ
ォーク」を「車体フレーム」と訂正する。（５）同−第１２頁第２行の「フロントフォーク」を「
車体フレーム」と訂正し、同頁第６行の「しだから、」
の次に「前輪或いは後輪のいずれにも適用が可能であり
、」を挿入する。以　　上「２、特許請求の範囲１、液圧発生装置と、この発生液圧を受けて作用するブ
レーキディスク挟圧装置とを一体に形成したキャリパを
、ｌｉ　　７Ｌ／二Ａのブレーキディスク回入側に配置
した自動二輪車のディスクブレーキ装置において、前記
液圧発生装置のピストン押込ドの押動部後端を液圧発生
装置より突出させて車体フレームに軸支し、前記キャリ
パを支持する取付ブラケットをアクスル軸に軸支すると
共に、該キャリパをブレーキワイヤーにピストン押込み
方向へ移動可能に連結したことを特徴とする自動二輪車
用ディスクブレーキ装置。」以　　上

Claims

【特許請求の範囲】

１、液圧発生装置と、この発生液圧を受けて作用するブ
レーキディスク挟圧装置とを一体に形成したキャリパを
、フロントフォークのブレーキディスク回入側に配置し
た自動二輪車のディスクブレーキ装置において、前記液
圧発生装置のピストンロッドの押動部後端を液圧発生装
置より突出させてフロントフォークに軸支し、前記キャ
リパを支持する取付ブラケットを前輪のアクスル軸に軸
支すると共に、該キャリパをブレーキワイヤーにピスト
ン押込み方向へ移動可能に連結したことを特徴とする自
動二輪車用ディスクブレーキ装置。