JPH0529386Y2 - - Google Patents

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JPH0529386Y2
JPH0529386Y2 JP12246589U JP12246589U JPH0529386Y2 JP H0529386 Y2 JPH0529386 Y2 JP H0529386Y2 JP 12246589 U JP12246589 U JP 12246589U JP 12246589 U JP12246589 U JP 12246589U JP H0529386 Y2 JPH0529386 Y2 JP H0529386Y2
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caliper
master cylinder
braking
cylinder
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、制動作用時のキヤリパに作用する制
動トルクを利用して制動効果を高めた車両用デイ
スクブレーキに関する。
〔従来の技術〕
このようなデイスクブレーキとして、例えば特
開昭56−95781号公報に示される自動二輪車の前
輪デイスクブレーキがある。
これは、前輪の一側面に1次ブレーキ装置のデ
イスクロータを、他側面に2次ブレーキ装置のデ
イスクロータを配置し、1次ブレーキ装置のキヤ
リパをデイスクロータの回転方向に回動可能に支
持するとともに、このキヤリパとバーハンドルに
設けた第1マスタシリンダとをブレーキホースを
介して連結し、第1マスタシリンダをブレーキレ
バーで操作して1次ブレーキ装置を液圧作動し、
1次ブレーキ装置の制動作用時に発生する制動ト
ルクでキヤリパを回動させ、この回動により該キ
ヤリパに設けた第2マスタシリンダのピストンを
押動して圧液を発生させ、該第2マスタシリンダ
とブレーキホースを介して連結された他側面の2
次ブレーキ装置を液圧作動して制動作用を行つて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述の構造では、1次ブレーキ装置が
制動作用を行つてから、1次ブレーキ装置のキヤ
リパに作用する制動トルクにより第2マスタシリ
ンダからの液圧が2次ブレーキ装置に伝達される
ため、両ブレーキ装置間にタイムラグが発生する
とともに、第2マスタシリンダと2次ブレーキ装
置との間にブレーキホースが介在するので、第2
マスタシリンダの圧力損失が生じる。また、車輪
の両側に配置された一対のブレーキ装置により制
動効果を高めているので、片側に配置したものよ
りはバネ下重量も増加する。
そこで本考案は、1個のキヤリパで該キヤリパ
に作用する制動トルクを利用して制動効果を高め
た車両用デイスクブレーキを提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、車体に固設され
たブラケツトに、デイスクロータの回転方向に回
動可能なキヤリパを枢支し、該キヤリパに、ブレ
ーキホースを介して連結される第1マスタシリン
ダからの液圧によつて昇圧する第1シリンダ孔
と、該キヤリパに作用する制動トルクによつて昇
圧する第2マスタシリンダと、該第2マスタシリ
ンダからの液圧によつて昇圧する第2シリンダ孔
とを形成したことを特徴としている。
〔作用〕
かかる構成により、第1マスタシリンダからの
液圧によつて、第1シリンダ孔のピストンが摩擦
パツドを押動してデイスクロータを挾圧して制動
作用を行うと、この制動作用時に発生する制動ト
ルクにより、キヤリパが回動して第2マスタシリ
ンダに圧液を発生させ、該第2マスタシリンダか
らの液圧によつて、第2シリンダ孔のピストンが
摩擦パツドを押動してデイスクロータを挾圧して
制動作用を行う。
〔実施例〕
以下、本考案をピストン対向型デイスクブレー
キに適用した一実施例を図面に基づいて説明す
る。
車輪と一体に回転するデイスクロータ1は、フ
ロントフオーク2の下端に支承され、キヤリパ3
はデイスクロータ1の回転方向に回動可能に、フ
ロントフオーク2に形成したブラケツト4に支軸
5にて枢支されている。
キヤリパ3は、デイスクロータ1の一側に配置
されるキヤリパ半体31と、他側に配置されるキ
ヤリパ半体32とを、デイスクロータ1の外周側
のブリツジ部31a,32aを突き合わせて4本
の連結ボルト33で連結したピストン対向型に形
成されている。
キヤリパ半体31には、デイスクロータ1の回
入側に、操作レバー6により作動する第1マスタ
シリンダ7とブレーキホース8を介して連結され
る第1シリンダ孔として、互いに連通するシリン
ダ孔34,35が形成され、それぞれピストン4
0,41を液密かつ移動可能に嵌挿しており、デ
イスクロータ1の回出側には、第2シリンダ孔と
してシリンダ孔34,35とは独立したシリンダ
孔36が形成され、ピストン42を液密かつ移動
可能に嵌挿している。
また、キヤリパ半体31には、デイスクロータ
1の回出側に、リザーバ9から作動液を供給され
る第2マスタシリンダ10が設けられ、該第2マ
スタシリンダ10のピストン11後端にはブラケ
ツト12に枢支されたプツシユロツド13が当接
しており、さらに、該該第2マスタシリンダ10
の液圧室14は液通路15を介して前記シリンダ
孔36に連通している。
キヤリパ半体32には、デイスクロータ1の回
入側に、第1シリンダ孔としてキヤリパ半体31
のシリンダ孔34,35と液通路37を介して連
通するシリンダ孔34,35が形成され、それぞ
れピストン40,41を液密かつ移動可能に嵌挿
しており、デイスクロータ1の回出側には、第2
シリンダ孔としてキヤリパ半体31のシリンダ孔
36と液通路38を介して連通するシリンダ孔3
6が形成され、ピストン42を液密かつ移動可能
に嵌挿している。
キヤリパ半体31とキヤリパ半体32のブリツ
ジ部31a,32aの内側には、ピストン40,
41の前面とデイスクロータ1との間に、一対の
摩擦パツド43,43がハンガーピン44により
吊持され、また、ピストン42の前面とデイスク
ロータ1との間には、摩擦パツド45がハンガー
ピン46に吊持されており、摩擦パツド43と摩
擦パツド45との間には、摩擦パツド43の制動
トルクを受けるトルク受39が形成されている。
以上のように構成することにより、操作レバー
6により第1マスタシリンダ7を作動して第1シ
リンダ孔であるシリンダ孔34,35の液圧室を
昇圧し、ピストン40,41にて摩擦パツド43
を押動してデイスクロータ1を挾圧して制動作用
を行うと、制動トルクによつてキヤリパ3がデイ
スクロータ1の回出側へ回動する。
この回動により、第2マスタシリンダ10のピ
ストン11がプツシユロツド13に押動され、第
2マスタシリンダ10の液圧室14に液圧が発生
し、液通路15から第2シリンダ孔であるシリン
ダ孔36へ供給され、ピストン42にて摩擦パツ
ド45を押動してデイスクロータ1を挾圧して制
動作用を行う。
したがつて、キヤリパ3に作用する制動トルク
を利用して制動効果を高めることができ、しか
も、制動後半に第2マスタシリンダ10による制
動が加わるので制動力が増し、あたかも1個のキ
ヤリパ3内に1次ブレーキ装置と2次ブレーキ装
置を組込んだ状態となるので、従来のように、車
輪の両側に1次ブレーキ装置と2次ブレーキ装置
を配置した構造に比べ、制動時におけるタイムラ
グや圧力損失がなくなり、また、車輪の一側で高
い制動効果を得られるのでバネ下重量も低減で
き、さらに、車輪の両側に本考案のデイスクブレ
ーキを配置すれば大きな制動力を得られる。
尚、上記実施例では本考案をピストン対向型デ
イスクブレーキに適用したもので説明したが、摺
動ピン型のデイスクブレーキにも適用可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、1個のキヤリパに、ブ
レーキホースを介して連結される第1マスタシリ
ンダからの液圧によつて昇圧する第1シリンダ孔
と、該キヤリパに作用する制動トルクによつて昇
圧する第2マスタシリンダと、該第2マスタシリ
ンダからの液圧によつて昇圧する第2シリンダ孔
とを形成したので、第1マスタシリンダからの液
圧によつて、第1シリンダ孔のピストンが摩擦パ
ツドを押動してデイスクロータを挾圧して制動作
用を行うと、この制動作用時に発生する制動トル
クにより、キヤリパが回動して第2マスタシリン
ダに圧液を発生させ、該第2マスタシリンダから
の液圧によつて、第2シリンダ孔のピストンが摩
擦パツドを押動してデイスクロータを挾圧して制
動作用を行う。
したがつて、キヤリパに作用する制動トルクを
利用して制動効果を高めることができ、しかも、
制動後半に第2マスタシリンダによる制動が加わ
るので制動力が増し、あたかも1個のキヤリパ内
に1次ブレーキ装置と2次ブレーキ装置を組込ん
だ状態となるので、従来のように、車輪の両側に
1次ブレーキ装置と2次ブレーキ装置を配置した
構造に比べ、制動時におけるタイムラグや圧力損
失がなくなり、また、車輪の一側で高い制動効果
を得られるのでバネ下重量も低減でき、さらに、
車輪の両側に本考案のデイスクブレーキを配置す
れば大きな制動力を得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案をピストン対向型デイスクブレーキ
に適用した一実施例を示し、第1図は一部断面正
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
第2図の−断面図である。 1……デイスクロータ、3……キヤリパ、4,
12……ブラケツト、7……第1マスタシリン
ダ、8……ブレーキホース、10……第2マスタ
シリンダ、34,35……第1シリンダ孔、36
……第2シリンダ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固設されたブラケツトに、デイスクロー
    タの回転方向に回動可能なキヤリパを枢支し、該
    キヤリパに、ブレーキホースを介して連結される
    第1マスタシリンダからの液圧によつて昇圧する
    第1シリンダ孔と、該キヤリパに作用する制動ト
    ルクによつて昇圧する第2マスタシリンダと、該
    第2マスタシリンダからの液圧によつて昇圧する
    第2シリンダ孔とを形成したことを特徴とする車
    両用デイスクブレーキ。
JP12246589U 1989-10-19 1989-10-19 Expired - Lifetime JPH0529386Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12246589U JPH0529386Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19

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JP12246589U JPH0529386Y2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19

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JPH0360629U JPH0360629U (ja) 1991-06-14
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