JPH10244986A - バーハンドル車両用ブレーキ装置 - Google Patents

バーハンドル車両用ブレーキ装置

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JPH10244986A
JPH10244986A JP5174397A JP5174397A JPH10244986A JP H10244986 A JPH10244986 A JP H10244986A JP 5174397 A JP5174397 A JP 5174397A JP 5174397 A JP5174397 A JP 5174397A JP H10244986 A JPH10244986 A JP H10244986A
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JP
Japan
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brake
brake system
hydraulic
piston
interlocking
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Application number
JP5174397A
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English (en)
Inventor
Takao Ogiwara
隆雄 荻原
Yasuhiko Tsuchiya
靖彦 土屋
Naoki Kobayashi
小林  直樹
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前輪用ディスクブレーキを、単独系ブレーキ
系統と連動系ブレーキ系統で単独で操作した場合に、従
来と同様の特性を保ちながら、加工性と経済性を高め
る。 【解決手段】 単独系ブレーキ系統5と連動系ブレーキ
系統7に用いる4つのシリンダ孔24,24,25,2
5を全て同径に形成し、連動系ブレーキ系統7の総比率
を単独系ブレーキ系統5の総比率よりも小さく設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車や自動
三輪車、三・四輪バギー車等のバーハンドル車両に用い
られるブレーキ装置に関し、詳しくは、前輪ブレーキに
用いられるキャリパボディが、二系統式の複数のピスト
ンを対向させた多ポット対向型であって、これら複数の
ピストンを二つのブレーキ系統で作動するようにした二
系統式のディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車に用いられるブレーキ装置と
して、例えば特公平5−43556号公報に示されるも
のがある。このディスクブレーキ装置は、前輪用ディス
クブレーキに、ディスクロータを挟んで2つの小径ピス
トン同士と2つの大径ピストン同士を対向配置した4ポ
ット対向型のキャリパボディを採用し、第1液圧マスタ
シリンダに付設される第1ブレーキ操作子にブレーキレ
バーを用い、第2液圧マスタシリンダに付設される第2
ブレーキ操作子にブレーキペダルを用いて、前記第1液
圧マスタシリンダを前記大径ピストン底部の2つの大径
液圧室に接続して、前輪を制動する単独系ブレーキ系統
を構成し、前記第2液圧マスタシリンダを前記小径ピス
トン底部の2つの小径液圧室と、後輪用ブレーキのキャ
リパの液圧室とにそれぞれ接続して、前輪と後輪とを制
動する連動系ブレーキ系統を構成しており、第1ブレー
キ操作子を操作して、前輪だけに制動力を与える場合に
は、前輪に大きな制動力が得られるようにし、また第2
ブレーキ操作子を操作して、前輪と後輪の双方に制動力
を与える場合には、前輪に与える制動力を小さく抑え
て、車体前後にバランスのよい制動力が得られるように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前輪用
ディスクブレーキのキャリパボディにあっては、シリン
ダ孔の口径が単独系と連動系とで異なることから、シリ
ンダ孔の加工が別々の作業となって手間がかかり、また
ピストンやピストンシールも、単独系用と連動系用とで
別々のものを用意しなければならず、製造コストが嵩む
ものとなっていた。
【0004】そこで本発明は、前輪用ディスクブレーキ
のキャリパボディ内部に、単独系ブレーキ系統用と連動
系ブレーキ系統用の構造を備え、これらブレーキ系統を
それぞれ単独で操作した場合に、従来と同様の特性を保
ちながら、加工性及び経済性に優れたバーハンドル車両
用ディスクブレーキ装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的に従って、本
発明は、前輪用ディスクブレーキのキャリパボディが、
ディスクロータ両側部の双方の作用部に、ディスクロー
タを挟んで対向する複数組のシリンダ孔をディスク周方
向に並設し、該シリンダ孔のそれぞれにピストンを収容
して、各ピストンとシリンダ孔の底部との間に液圧室を
画成した多ポット対向型であって、前記ディスクロータ
を挟んで対向する少なくとも1組の液圧室と、第1ブレ
ーキ操作子に操作される第1液圧マスタシリンダとを接
続した単独系ブレーキ系統と、同じく前記ディスクロー
タを挟んで対向する他の組の液圧室に、第2ブレーキ操
作子に操作される第2液圧マスタシリンダを接続すると
共に、該第2液圧マスタシリンダを後輪用ブレーキに接
続した連動系ブレーキ系統とを備えるバーハンドル車両
用ディスク装置において、前記単独系ブレーキ系統と連
動系ブレーキ系統のシリンダ孔を同径に形成すると共
に、単独系ブレーキ系統の前輪用ディスクブレーキのピ
ストンの断面積をAs、単独系ブレーキ系統の第1液圧
ブレーキ操作子のレバー比をAr、単独系ブレーキ系統
の第1液圧マスタシリンダのピストンの断面積をAm、
連動系ブレーキ系統の前輪用ディスクブレーキのピスト
ンの断面積をBs、連動系ブレーキ系統の第2液圧ブレ
ーキ操作子のレバー比をBr、連動系ブレーキ系統の第
2液圧マスタシリンダのピストンの断面積をBm、連動
系ブレーキ系統の後輪用ブレーキのアクチュエータのピ
ストンの断面積をBkとした場合に、連動系ブレーキ系
統の総比率Bp=Bs×Br/Bmを単独系ブレーキ系
統の総比率Ap=As×Ar/Amよりも小さく設定し
たことを特徴としている。
【0006】かかる構成によれば、単独系ブレーキ系統
の第1ブレーキ操作子を単独で操作した場合に、前輪に
大きな制動力が得られ、また連動系ブレーキ系統の第2
ブレーキ操作子を単独で操作した場合には、前輪に与え
る制動力が単独系ブレーキ系統よりも小さく抑えられた
後輪ブレーキ主体の制動配分となって、車体前後にバラ
ンスのよい制動力を与えることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図1に
基づいて詳細に説明する。バーハンドル車両用ブレーキ
装置1は、前輪用の二系統式ディスクブレーキ装置2
と、後輪用のドラムブレーキ装置3と、第1ブレーキ操
作子4に操作される単独系ブレーキ系統5と、第2ブレ
ーキ操作子6に操作される連動系ブレーキ系統7とを持
っている。
【0008】前輪用の二系統式ディスクブレーキ装置2
は、前輪に近接して設けられる液圧式のディスクブレー
キ8と、ハンドルバー左端のブレーキレバーを用いた前
記第1ブレーキ操作子4及びこれと一体の第1液圧マス
タシリンダ9と、該第1液圧マスタシリンダ9とディス
クブレーキ8とをつなぐ液圧配管10と、ハンドルバー
右端のブレーキレバーを用いた前記第2ブレーキ操作子
6及びこれと一体の第2液圧マスタシリンダ11と、該
第2液圧マスタシリンダ11及びディスクブレーキ8と
をつなぐ液圧配管12とを持っている。
【0009】また、後輪用のドラムブレーキ装置3は、
後輪に近接して設けられる機械式のドラムブレーキ13
と、該ドラムブレーキ13に接続されるワイヤケーブル
14と、液圧配管12を分岐した液圧配管15と、液圧
配管15とワイヤケーブル14との間に介装されるケー
ブルアクチュエータ16とを持っている。
【0010】二系統式ディスクブレーキ装置2のディス
クブレーキ8は、前輪と一体に回転するディスクロータ
20と、該ディスクロータ20の一側部で車体に取付け
られるキャリパボディ21と、ディスクロータ20の両
側部に配設されるキャリパボディ21の作用部21a,
21bの間に、ディスクロータ20を挟んで対向配置さ
れる4枚の摩擦パッド22,22,23,23とからな
っている。
【0011】上記キャリパボディ21は、作用部21
a,21bに、ディスクロータ20側へ開口する4つの
シリンダ孔24,24,25,25の2つづつをディス
ク周方向に並べながら対向配置し、これらシリンダ孔2
4,24,25,25に、コップ状のキャリパピストン
26,26,27,27をピストンシール28を介して
液密且つ移動可能に内挿した4ポット対向型で、シリン
ダ孔24,24とキャリパピストン26,26との間に
は液圧室29,29が、またシリンダ孔25,25とキ
ャリパピストン27,27との間には液圧室30,30
がそれぞれ画成される。
【0012】キャリパボディ21の4つのシリンダ孔2
4,24,25,25と4個のキャリパピストン26,
26,27,27は、それぞれ同径に形成されている。
ディスクロータ20を挟んで対向する1組の液圧室2
9,29には液圧配管10が接続され、同じくディスク
ロータ20を挟んで対向する他の1組の液圧室30,3
0には液圧配管12が接続されている。
【0013】キャリパピストン26,26,27,27
の前面には、前述の摩擦パッド22,22,23,23
が一枚づつ対応して設けられており、これら摩擦パッド
22,22,23,23は、液圧室29,29,30,
30に供給される液圧によってシリンダ孔24,24,
25,25を開口部方向へ移動するキャリパピストン2
6,26,27,27の押動により、それぞれディスク
ロータ20の側面へ押圧される。
【0014】前記単独系ブレーキ系統5は、第1ブレー
キ操作子4から第1液圧マスタシリンダ9,液圧配管1
0,前輪用ディスクブレーキ8の液圧室29,29,キ
ャリパピストン26,26,摩擦パッド22,22に至
る一方の前輪ブレーキ系統によって構成されている。ま
た、前記連動系ブレーキ系統7は、第2ブレーキ操作子
6から第2液圧マスタシリンダ11,液圧配管12,前
輪用ディスクブレーキ8の液圧室30,30,キャリパ
ピストン27,27,摩擦パッド23,23に至る一方
の前輪ブレーキ系統と、液圧配管15からドラムブレー
キ13に至る前記後輪用のドラムブレーキ装置3との組
合わせによって構成されている。
【0015】第1,第2液圧マスタシリンダ9,11
は、シリンダボディ40に一端を開口して設けたシリン
ダ孔41内に、マスタピストン42がピストンカップ4
3とカップシール44とを用いて液密且つ移動可能に収
容され、該マスタピストン42とシリンダ孔41の底壁
との間に液圧室45に画成される。シリンダ孔41の底
壁とピストンカップ43との間にはリターンスプリング
46が縮設され、該リターンスプリング46の弾発力に
てシリンダ孔41を開口部方向へ弾発されるマスタピス
トン42の後退限を、第1または第2ブレーキ操作子
4,6の作用腕4a,6aとの当接にて規制されると共
に、第1液圧マスタシリンダ9の液圧室45には液圧配
管10が接続され、第2液圧マスタシリンダ11の液圧
室45には液圧配管12が接続されている。
【0016】前記ケーブルアクチュエータ16は、液圧
配管12,15を通して供給される第2液圧マスタシリ
ンダ11の液圧作動力を、機械的牽引力に変換してドラ
ムブレーキ13を作動する作動力変換手段で、シリンダ
ボディ50に一端を大気に連通して設けられたシリンダ
孔51内に、牽引ピストン52の大径部52aと中径部
52bとを収容して、大径部51aとシリンダ孔51の
一端壁との間に大気室53を、中径部52bの外周に液
圧室54をそれぞれ画成している。大径部51aとシリ
ンダ孔51の一端壁との間にはリターンスプリング55
が縮設され、該リターンスプリング55の弾発力にて牽
引ピストン52をシリンダボディ50の他端方向へ弾発
し、該シリンダボディ50の他端より突出する牽引ピス
トン52のピストンロッド52cに前記ワイヤケーブル
14が接続されると共に、液圧室54に液圧配管15が
接続されている。
【0017】前記ドラムブレーキ13は、バックプレー
ト60の内部に対向配置されるブレーキシュー61,6
1の端部間に、拡開用のカム軸62と拡開支点となるア
ンカーピン63とを配設したリーディング&トレーリン
グタイプで、カム軸62にはブレーキアーム64の基端
が固着され、該ブレーキアーム64の他端にワイヤケー
ブル14が接続されている。
【0018】前記単独系ブレーキ系統5と前記連動系ブ
レーキ系統7には、単独系ブレーキ系統5の前輪用ディ
スクブレーキ8のピストン26,26の断面積をAs、
単独系ブレーキ系統5の第1液圧ブレーキ操作子4のレ
バー比をAr、単独系ブレーキ系統5の第1液圧マスタ
シリンダ9のピストン42の断面積をAm、とし、連動
系ブレーキ系統7の前輪用ディスクブレーキ8のピスト
ン27,27の断面積をBs、連動系ブレーキ系統7の
第2液圧ブレーキ操作子6のレバー比をBr、連動系ブ
レーキ系統7の第2液圧マスタシリンダ11のピストン
42の断面積をBm、連動系ブレーキ系統7のケーブル
アクチュエータ16のピストン52の断面積(大径部5
2aの断面積−小径部52cの断面積)をBk、とした
場合に、連動系ブレーキ系統7の総比率Bp=Bs×B
r/Bm<単独系ブレーキ系統5の総比率Ap=As×
Ar/Am、の関係が設定されている。
【0019】これにより、単独系及び連動系ブレーキ系
統5,7の双方で操作される前輪用のディスクブレーキ
8では、連動系ブレーキ系統7のピストン27,27に
押圧力として作用する第2液圧マスタシリンダ11から
の液圧が、単独系ブレーキ系統5のピストン26,26
に押圧力として作用する第1液圧マスタシリンダ9から
の液圧よりも小さくなり、連動系ブレーキ系統7による
前輪用のディスクブレーキ8の制動力が、単独系ブレー
キ系統5による制動力よりも小さく抑制されることとな
る。
【0020】本形態例のブレーキ装置1は、上述のよう
に構成されており、単独系ブレーキ系統5では、第1ブ
レーキ操作子4の握り操作によって第1液圧マスタシリ
ンダ9に発生した液圧が、液圧配管10を通して前輪用
のディスクブレーキ8へ供給され、キャリパボディ21
の1組の液圧室29,29へ入ってキャリパピストン2
6,26を押動し、更にキャリパピストン26,26
が、前面の1組の摩擦パッド22,22をディスクロー
タ20に押圧して、前輪の制動が行われる。
【0021】また、連動系ブレーキ系統7では、第2ブ
レーキ操作子6の握り操作によって第2液圧マスタシリ
ンダ11に発生した液圧が、液圧配管12,15を通し
て前輪用のディスクブレーキ8と後輪用のケーブルアク
チュエータ16の双方に供給される。前輪用のディスク
ブレーキ8に供給された液圧は、キャリパボディ21の
他の1組の液圧室30,30へ入ってキャリパピストン
27,27を押動し、更にキャリパピストン27,27
が前面の他の1組の摩擦パッド23,23をディスクロ
ータ20に押圧して、前輪の制動が行われる。
【0022】一方、液圧配管15を通してケーブルアク
チュエータ16に供給された第2液圧マスタシリンダ1
1の液圧は、液圧室54を拡大してピストン52を大気
室53方向へ押動し、ピストンロッド52cをシリンダ
ボディ50の内部へ引き込んで、ワイヤケーブル14を
牽引する。次に、後輪用ドラムブレーキ3のブレーキア
ーム64が、ワイヤケーブル14の牽引によってカム軸
62と一体に回動し、アンカーピン63を支点に双方の
ブレーキシュー61,61を拡開し、該ブレーキシュー
61,61を図示しないブレーキドラムの内周面に押圧
して、後輪の制動が行なわれる。
【0023】また本形態例では、連動系ブレーキ系統7
の総比率Bp=Bs×Br/Bm<単独系ブレーキ系統
5の総比率Ap=As×Ar/Amの設定によって、連
動系ブレーキ系統7の前輪用のディスクブレーキ8に作
用する液圧を単独系ブレーキ系統5よりも小さく抑制し
たから、単独系ブレーキ系統5の単独作動では、効力の
高い前輪用のディスクブレーキ8によって充分な制動力
を確保することができ、また連動系ブレーキ系統7の単
独作動では、前輪用のディスクブレーキ8の効力を抑え
た後輪用のドラムブレーキ13を主体とする制動配分と
なるので、車体前後にバランスのよい制動力を与えるこ
とが可能となる。
【0024】更に本形態例は、単独系ブレーキ系統5と
連動系ブレーキ系統7の単独作動にこのような特性を持
たせながら、これらブレーキ系統5,7に用いる前輪用
ディスクブレーキ8の4つのシリンダ孔24,24,2
5,25を同径としたことにより、これらシリンダ孔2
4,24,25,25の加工を1種類の加工具によって
短時間で容易に行なうことができ、また4個のピストン
26,26,27,27やピストンシール28も全て同
一のもので済むので、製造コストを大幅に低減すること
ができる。
【0025】尚本発明は、形態例で示した4ポット対向
型のキャリパボディ以外に、4ポット以上の多ポット対
向型のキャリパボディを用いることもでき、この場合
は、ディスクロータを挟んで対向する少なくとも1組の
摩擦パッドを第1ブレーキ操作子の操作によって作動す
る単独系ブレーキ系統とし、残りの組の摩擦パッドを第
2ブレーキ操作子の操作によって作動する連動ブレーキ
系統とすればよい。また、第1ブレーキ操作子や第2ブ
レーキ操作子には、ブレーキペダルを用いることもでき
る。
【0026】
【発明の効果】発明に係るバーハンドル車両用式ブレー
キ装置は、以上のように構成されるから、単独系ブレー
キ系統の単独作動では、効力の高い前輪用のディスクブ
レーキによって充分な制動力を確保することができ、ま
た連動系ブレーキ系統の単独作動では、前輪用のディス
クブレーキの効力を抑えた後輪用のドラムブレーキを主
体とする制動配分によって、車体前後のバランスのよい
制動を可能としながら、これらブレーキ系統に用いる前
輪用ディスクブレーキの複数のシリンダ孔を同径とした
ことにより、これらシリンダ孔の加工を1種類の加工具
によって短時間で容易に行なうことができ、しかもシリ
ンダ孔に内挿されるピストンやこのピストンを液密にシ
ールするピストンシールも全て同一のもので済むので、
製造コストを大幅に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例を示すバーハンドル車両用ブ
レーキ装置の概略図
【符号の説明】
1…バーハンドル車両用のブレーキ装置 2…前輪用の二系統式ディスクブレーキ装置 3…後輪用のドラムブレーキ装置 4…第1ブレーキ操作子 5…単独系ブレーキ系統 6…第2ブレーキ操作子 7…連動系ブレーキ系統 8…前輪用のディスクブレーキ 9…第1液圧マスタシリンダ 10,12,15…液圧配管 11…第2液圧マスタシリンダ 13…機械式のドラムブレーキ 14…ワイヤケーブル 16…ケーブルアクチュエータ(本発明のアクチュエー
タ) 20…ディスクロータ 21…キャリパボディ 22,23…摩擦パッド 24,25…シリンダ孔 26,27…キャリパピストン 28…ピストンシール 29,30…液圧室 42…マスタピストン 45…液圧室 52…牽引ピストン 61…ブレーキシュー 64…ブレーキアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪用ディスクブレーキのキャリパボデ
    ィが、ディスクロータ両側部の双方の作用部に、ディス
    クロータを挟んで対向する複数組のシリンダ孔をディス
    ク周方向に並設し、該シリンダ孔のそれぞれにピストン
    を収容して、各ピストンとシリンダ孔の底部との間に液
    圧室を画成した多ポット対向型であって、前記ディスク
    ロータを挟んで対向する少なくとも1組の液圧室と、第
    1ブレーキ操作子に操作される第1液圧マスタシリンダ
    とを接続した単独系ブレーキ系統と、同じく前記ディス
    クロータを挟んで対向する他の組の液圧室に、第2ブレ
    ーキ操作子に操作される第2液圧マスタシリンダを接続
    すると共に、該第2液圧マスタシリンダを後輪用ブレー
    キに接続した連動系ブレーキ系統とを備えるバーハンド
    ル車両用ディスク装置において、前記単独系ブレーキ系
    統と連動系ブレーキ系統のシリンダ孔を同径に形成する
    と共に、 単独系ブレーキ系統の前輪用ディスクブレーキのピスト
    ンの断面積をAs、 単独系ブレーキ系統の第1液圧ブレーキ操作子のレバー
    比をAr、 単独系ブレーキ系統の第1液圧マスタシリンダのピスト
    ンの断面積をAm、 連動系ブレーキ系統の前輪用ディスクブレーキのピスト
    ンの断面積をBs、 連動系ブレーキ系統の第2液圧ブレーキ操作子のレバー
    比をBr、 連動系ブレーキ系統の第2液圧マスタシリンダのピスト
    ンの断面積をBm、 連動系ブレーキ系統の後輪用ブレーキのアクチュエータ
    のピストンの断面積をBkとした場合に、 連動系ブレーキ系統の総比率Bp=Bs×Br/Bm<
    単独系ブレーキ系統の総比率Ap=As×Ar/Amに
    設定したことを特徴とするバーハンドル車両用ディスク
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050810A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Nissin Kogyo Co Ltd バーハンドル車両用連動ブレーキ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050810A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Nissin Kogyo Co Ltd バーハンドル車両用連動ブレーキ装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20031224

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