JP2000515615A - 駐車及び常用ブレーキ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本出願は、同一の摩擦パッドまたは摩擦パッド対に作用して駐車／非常ブレーキ機能及び常用ブレーキ機能を果たすことができるブレーキアセンブリを開示しており、このアセンブリは、回転ディスクロータ（２３）と、このディスクロータ（２３）のブレーキ表面（２５）の方へ移動してブレーキ効果を与える少なくとも１つの摩擦パッド（２７）を有しており、さらに、この１つの摩擦パッド（２７）をディスクロータ（２３）のブレーキ表面（２５）に押し付けるように選択的に作動して駐車／非常ブレーキ機能を果たす第１ブレーキ作動手段（６２、６３、４０）と、この第１ブレーキ作動手段とは独立して前記１つの摩擦パッド（２７）をディスクロータ（２３）のブレーキ表面（２５）に押し付けるように選択的に作動して常用ブレーキ機能を果たす第２ブレーキ作動手段（６６、３２）と、常時は第１ブレーキ作動手段（６２、６３、４０）が前記１つの摩擦パッド（２７）をディスクロータ（２３）のブレーキ表面（２５）に押し付けるのを阻止するように作用する第３手段（７１、３１）を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 駐車及び常用ブレーキ装置 本発明は、特に機械及び自動車用途に使用されるブレーキ装置の改良に関する 。 環境破壊の防止と共に機械及び自動車の作動安全性の改善基準に対する関心が 世界中で高まっている。これらの関心によって、従来の「大気開放式」ブレーキ に伴う問題が強調されるようになった。例えば、オーストラリア特許第６５９２ ２７号及び国際特許出願ＰＣＴ／ＡＵ９５／００５２９号に開示されているよう な密閉式流体浸漬ブレーキ装置がこれらの問題の多くを解決している。これらの 先行特許出願に開示されているブレーキ構造は、従来のキャリパー構造に従来の ポット式シリンダを用いている。しかし、ポット式シリンダの１つの欠点は、そ れらが３００ｍｍ以下の高トルク／小径ブレーキまたは４００ｍｍ以上の大径高 トルクブレーキの従来の配置構造に適合しないことである。従来は、高トルク小 径及び大径のブレーキキャリパー用途を満たすために環状シリンダ構造が使用さ れてきた。そのような環状シリンダブレーキを用いる場合、環状ピストン構造を 油圧作動式ブレーキまたはスプリング作動式油圧ブレーキのいずれかとして提供 できるだけであるという問題がある。前者の構造は駐車ブレーキには不適当であ り、後者は常用ブレーキとして使用する場合に問題がある。環状シリンダブレー キには、さらに製造が難しく、ブレーキパッドセットを対称配置しなければなら ないという問題がある。 従って、本発明の目的は、現在のブレーキ装置に伴った問題を解決するか、最 小限に抑えるブレーキ装置を提供するところにある。本発明の特に好適な目的は 、効果的な駐車／非常ブレーキ機能及び常用ブレーキ機能を果たす国際特許出願 ＰＣＴ／ＡＵ９５／００５２９号に示されているような密閉式流体浸漬ブレーキ 構造用のブレーキ装置を提供することである。 従って、本発明は、回転ディスクロータと、このディスクロータのブレーキ表 面の方へ移動してそれにブレーキ効果を与える少なくとも１つの摩擦パッドと、 この１つの摩擦パッドをディスクロータのブレーキ表面に押し付けるように選択 的に作動して駐車／非常ブレーキ機能を果たす第１ブレーキ作動手段と、この第 １ブレーキ作動手段とは独立して前記１つの摩擦パッドをディスクロータのブレ ーキ表面に押し付けるように選択的に作動して常用ブレーキ機能を果たす第２ブ レーキ作動手段を備えたブレーキ装置を提供している。 さらなる態様によれば、本発明は、回転ディスクロータと、このディスクロー タのブレーキ表面の方へ移動してそれにブレーキ効果を与える少なくとも１つの 摩擦パッドと、この１つの摩擦パッドをディスクロータのブレーキ表面に押し付 けるように選択的に作動して駐車／非常ブレーキ機能を果たす第１ブレーキ作動 手段と、この第１ブレーキ作動手段とは独立して前記１つの摩擦パッドをディス クロータのブレーキ表面に押し付けるように選択的に作動して常用ブレーキ機能 を果たす第２ブレーキ作動手段と、常時は第１ブレーキ作動手段が前記１つの摩 擦パッドをディスクロータのブレーキ表面に押し付けるのを阻止するように作用 する第３手段を備えたブレーキ装置を提供している。１つまたは複数の前記摩擦 パッドが回転ディスクロータの周囲の円周方向に間隔を置いた位置に設けられて おり、これらの摩擦パッドの少なくとも２つ、好ましくはすべてが第１または第 ２ブレーキ作動手段によって同時に選択的に移動する。 第１ブレーキ作動手段は、前記少なくとも１つの摩擦パッドに伝達されるほぼ 一定の力を与えることができ、この力は、第３手段によって阻止されないことが 好都合である。好ましくは、第１ブレーキ作動手段によって与えられるほぼ一定 の力は、ピストンによって作用するスプリング手段によって与えられる。好まし くは、第２ブレーキ作動手段は、前記少なくとも１つの摩擦パッドに付勢力を伝 達するように構成された第１ピストン手段に選択的に供給される加圧作動流体を 含む。好ましくは、第３手段は、スプリング手段が第２ピストン手段に加えるス プリング力に対抗する力を発生するために第２ピストン手段に選択的に供給され る加圧作動流体を含む。１つの好適な実施例では、第１ピストン手段は環状ピス トンを含む。この好適な実施例では、第２ピストン手段も環状ピストンにするこ とができる。第２の好適な実施例では、第１ピストン手段を、１つまたは複数の 個別シリンダで形成することができる。この実施例では、第２ピストン手段も１ つまたは複数の個別シリンダで形成することができる。第２ピストン手段は、第 １ピストン手段の中央シリンダの各側に配置された個別シリンダで構成されてい ることが好都合である。 次に、添付の図面を参照しながら、本発明の幾つかの実際の好適な実施例を説 明する。 第１図は、本発明の第１実施例の概略的平面配置図であり、 第２図は、第１図のＩＩ−ＩＩ線に沿った断面図であり、 第３図は、本発明の第２の好適な実施例の概略的断面図であり、 第４図は、本発明の第３の好適な実施例の概略的断面図である。 第１図及び第２図は、ブレーキアセンブリ１０の配置を示し、ブレーキディス クロータ２３の円周方向に沿ったブレーキパッド対５０、５１の位置を示してい る。ブレーキアセンブリ１０は、ブレーキをかけようとする回転軸（図示せず） の端部を取り囲んでいる静止ブレーキアセンブリハウジング１２を含み、これの 構造は第３図及び第４図に示されているものと同様である。第１ブレーキパッド 対５０は、ブレーキアセンブリハウジング１２の垂直方向の中心線５２をまたぐ 位置にあり、第２ブレーキパッド対５１は、ディスクロータ２３の正転方向にお いて第１ブレーキパッド対５０の後方に位置している。もちろん、本発明はいず れのブレーキパッド対の数または第１図に示されている特定構造にも制限されな いことを理解されたい。 第２図に示されているように、ハウジング１２は、３つのハウジング部分５３ 、５４及びハウジング部分５５を一連のボルト５６で留め合わせて形成されてい る。ディスクロータ２３は、ハウジング部分５４及びハウジング部分５５の間に 配置されて、摩擦パッド２７及び摩擦パッド２８を具備するブレーキパッド対５ ０の作用を受けるまで、その間を自由に回転する。摩擦パッド２７及び摩擦パッ ド２８は、ロータディスク２３のブレーキ表面２５，２６に作用する。 離隔配置された１対のピストン部材５８、５９を有する第１作動手段５７が、 ハウジング部分５３内に離隔配置された内孔６０、６１にほぼはまっている。適 当なばね率のスプリング部材６２、６３がピストン部材５８、５９に作用して、 それらの自由表面６４，６５を摩擦パッド２７に押し付ける。スプリング部材６ ２、６３が与える一定力の力は、通常はロータ２３に駐車または非常ブレーキ効 果を与える。ピストン６７の形をした第２作動手段６６が、ハウジング部分５４ のピストン部材５８、５９のほぼ中間に位置するシリンダ６８内に（設けられて いる）。ピストン６７も、出入り通路手段７０から空間６９に供給される加圧作 動流体によって摩擦パッド２７に作用する。スプリング部材６２、６３によって 加えられる力に常時対抗する第３手段７１が設けられている。第３手段７１には 、空間７２が設けられている。この空間７２は、ハウジング部分５３、５４の間 に位置し、通路手段７３から加圧作動流体が選択的に供給される。また、この空 間７２は空間７４、７５と連通しているため、加圧流体がスプリング部材６２、 ６３に抗してピストン部材５８、５９を後方へ押しつける。 ブレーキアセンブリの作用は以下の通りである。まず、加圧流体が通路７０、 ７３から供給されない場合、ピストン部材５８、５９はスプリング部材６２、６ ３によって加えられる力を受けて実質的に自由に移動できる。この状態では、ス プリング部材６２、６３はピストン部材５８、５９を（図面において）左側へ押 しつけるため、摩擦パッド２７がロータディスク２３に押し付けられる。ロータ ディスク２３をスプライン連結部２４に取り付けて軸方向移動できるようにする ことによって、パッド２７が移動すればロータディスク２３も移動し、結果的に パッド対の第２パッド２８によってブレーキ効果が得られるようにしてもよい。 この状態で、スプリング部材６２、６３は駐車ブレーキ機能を果たす。常用ブレ ーキをかける場合、加圧流体を空間７２に供給して、スプリング部材６２、６３ によって加えられる力に対抗させる。その後、加圧流体を室３０に選択的に加え て摩擦パッド２７をロータディスク２３のブレーキ表面２５から離脱させること によって、常用ブレーキ作用が得られる。本実施例及び本明細書の他の部分に開 示されている摩擦パッド２７、２８は、オーストラリア特許第６５９２２７号及 び国際特許出願ＰＣＴ／ＡＵ９５／００５２９号に記載されているように好都合 に構成することができるが、これは本発明の性能に重要ではないことは、理解さ れるであろう。上記構造は、作動流体系統が故障した際にスプリング部材６２、 ６３とピストン部材５８、５９で摩擦パッド２７に力を加えることによって効果 的なフェイルセーフ非常／駐車ブレーキを提供する。 次に第３図を参照すると、ブレーキをかけようとする回転軸１１を取り囲んで いるブレーキアセンブリ１０の第２実施例が示されている。静止ブレーキアセン ブリハウジング１２が軸の端部１３を取り囲んでおり、３つの部分１４、１５及 び１６を複数のボルト１７で留め付けて形成され、環状シール１８で密封されて いる。回転軸１１は、１対の軸受け１９、２０でハウジング１２内に支持されて いる。さらに、回転軸１１とハウジング部分１４の間にシール２１が設けられて 、軸端部１３とハウジング１２の間に密閉空間２２を形成している。この構造に よって、ハウジング１２は、例えば同時係属中の国際特許出願ＰＣＴ／ＡＵ９５ ／００５２９号に記載されているように、液溜を維持することができる。液溜の 液位は、通常はシール２１の高さまではない。 密閉空間２２内において、ディスクロータ２３がスプライン連結部２４で回転 軸１１に連結されており、このためディスクロータ２３は回転軸１１に対して軸 方向に移動することができる。ディスクロータ２３は、それぞれ１対の摩擦パッ ド２７、２８を有する摩擦パッド対５０、５１と係合することができる１対の対 向環状ブレーキ表面２５、２６を備えている。パッド２７は、移動しないように ハウジング部分１６内に取り付けられており、これらのパッドによるブレーキ効 果は、ディスクロータブレーキをパッドに当接させることによって得られる。そ のような摩擦パッド対２７、２８はほぼ同一水平面上でほぼ直径方向に向き合わ せて設けるのが好都合である。 中央ハウジング部分１５内に１対の対向環状室２９、３０が設けられており、 その内部に環状ピストン３１、３２が配置されている。環状ピストンの壁と隣接 の室の壁との間に環状シール３３が設けられて油圧室を形成しているため、環状 室２９、３０に加圧流体が供給されると、環状ピストン３１、３２は互いに離れ るように軸方向移動する。同様に、これらの環状室から加圧流体を排出すること によって、ピストン３１、３２を外部から加えられた力で軸方向内向きに移動さ せることができる。通路３４、３５から加圧作動流体の供給または排出を行うこ とができる。第１環状ピストン３１は、ハウジング部分１５の外側に位置する環 状プレート部分３６と、ハウジング部分１５の室２９の内部に位置する環状ピス トン部分３７を有している。プレート部分３６の主要部は、ハウジング部分１４ 内に形成された環状キャビティ３８内に位置しているが、プレート部分３６に１ つまたは複数の延出部分３９が設けられて、キャビティ３８の外へ延出してハウ ジング部分１４のリセスに滑り込むことによって、ピストン３１が軸方向移動で きるが回転できないようにしている。キャビティ３８内には、ピストン３１にほ ぼ一定の軸方向の力を加えてそれのプレート部分３６をハウジング部分１５の方 に押し付けるスプリング手段４０が収容されている。スプリング手段４０は、図 示のような皿ばねワッシャーでも、他のスプリング部材等でもよい。第２環状ピ ストン３２も同様に、環状ピストン部分４１、外側環状プレート部分４２、及び ピストン３２が軸方向移動できるが回転できないようにする構造の半径方向延出 部分４３によって形成されている。摩擦パッド２７は、それの摩擦材表面がディ スクロータ２３のブレーキ表面２５側に面するようにして、プレート部分４２に 取り付けられている。最後になるが、一連のプッシュロッド４４がハウジング部 分１５において軸方向に延びる穴に摺動可能に設けられて、プッシュロッドの端 部が環状ピストン３１、３２のプレート部分３６及び４２の内向きの表面と係合 するようになっている。 スプリング４０の作用を受けるピストン３１とピストン３２及びプッシュロッ ド４４は、駐車または非常ブレーキ機能を果たす第１ブレーキ作動手段５７を形 成している。一方、第２ピストン３２とそれに加圧流体を選択的に供給する手段 ３０は、常用ブレーキ機能を果たす第２ブレーキ作動手段６６を形成している。 スプリング４０が加える力に対抗するために、室２９及びそれに供給される加圧 流体で第３手段７１が形成されている。 ブレーキアセンブリの作用は以下の通りである。まず、加圧流体が通路３４、 ３５から供給されない場合、ピストン３１及び３２はスプリング手段４０によっ て加えられる力を受けて実質的に自由に移動できる。この状態では、スプリング 手段４０はピストン３１を図面において右側へ押しつけ、プッシュロッド４４が 同様にピストン３２を右側へ押しつけるため、摩擦パッド２７がロータディスク ２３に押し付けられる。ロータディスク２３もスプライン連結部２４で移動する ことによって、摩擦パッド２８とロータディスク２３の間にもブレーキ効果が得 られる。この状態では、スプリング手段は駐車ブレーキ機能を果たす。常用ブレ ーキをかける場合、加圧流体を室２９に供給して、スプリング手段４０によって 加えられる力に対抗させる。その後、加圧流体を室３０に選択的に加えて摩擦パ ッド２７をロータディスク２３のブレーキ表面２５から離脱させることによって 、 常用ブレーキ作用が得られる。第４図は、第３図を参照しながら以上に説明した 装置に考えられる変更装置を示している。同様な機構には同一参照番号が付けら れている。第４図の実施例では、プッシュロッド４４が省略されている。第４図 の実施例では、スプリング手段４０の付勢力がピストン３７を介してピストン４ １の延出環状リム部分４５に伝達されるため、摩擦パッド２７がロータディスク ２３に押し付けられる。その他の点では、第４図に示されている装置の作用は上 記の第３図と同様である。 第３図及び第４図を参照しながら以上に説明した装置も、作動流体系統が故障 した際にスプリング手段４０、ピストン構造部３１または５７、プッシュロッド 部材及びピストン部材３２または６６で摩擦パッド２７に力を加えることによっ て効果的なフェイルセーフ非常／駐車ブレーキを提供する。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年６月１日（１９９８．６．１） 【補正内容】 特許請求の範囲 １．回転ディスクロータと、該ディスクロータのブレーキ表面の方へ移動してそ れにブレーキ効果を与える少なくとも１つの摩擦パッドと、該１つの摩擦パッ ドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付けるように作動して駐車 ／非常ブレーキ機能を果たす、作動を行うための少なくとも１つの第１軸線を 有する第１ブレーキ作動手段と、該第１ブレーキ作動手段とは独立して前記１ つの摩擦パッドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付けるように 選択的に作動して常用ブレーキ機能を果たす、作動を行うための少なくとも１ つの第２軸線を有する第２ブレーキ作動手段を備えており、前記第１軸線と前 記第２軸線は互いに側方にずれているブレーキ装置。 ２．回転ディスクロータと、該ディスクロータのブレーキ表面の方へ移動してそ れにブレーキ効果を与える少なくとも１つの摩擦パッドと、該１つの摩擦パッ ドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付けるように選択的に作動 して駐車／非常ブレーキ機能を果たす、作動を行うための少なくとも１つの第 １軸線を有する第１ブレーキ作動手段と、該第１ブレーキ作動手段とは独立し て前記１つの摩擦パッドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付け るように選択的に作動して常用ブレーキ機能を果たす、作動を行うための少な くとも１つの第２軸線を有する第２ブレーキ作動手段を備えており、前記第１ 軸線と前記第２軸線は互いに側方にずれており、さらに、常時は前記第１ブレ ーキ作動手段が前記１つの摩擦パッドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表 面に押し付けるのを阻止するように作用する第３手段を備えたブレーキ装置。 ３．該第３手段は第３軸線に沿って作用し、該第３軸線は前記第１軸線とほぼ同 軸的である請求の範囲第２項に記載のブレーキ装置。 ４．前記摩擦パッドは少なくとも２つが協働する対に配置して設けられており、 前記回転ディスクロータは前記摩擦パッド対に対して軸方向に移動可能に取り 付けられている請求の範囲第１項または第２項に記載のブレーキ装置。 ５．前記摩擦パッド対は少なくとも２対が設けられている請求の範囲第４項に記 載のブレーキ装置。 ６．前記第１ブレーキ作動手段は、ほぼ一定の力を与えることができる請求の範 囲第１項から第５項までのいずれか１項に記載のブレーキ装置。 ７．前記第１ブレーキ作動手段はスプリング手段で形成されている請求の範囲第 ６項に記載のブレーキ装置。 ８．前記第２ブレーキ作動手段は、前記少なくとも１つの摩擦パッドに付勢力を 伝達するように構成された第１ピストン手段に選択的に供給される加圧作動流 体を含む請求の範囲第１項または第２項に記載のブレーキ装置。 ９．前記第３手段は、第２ピストン手段に選択的に供給されて前記第１ブレーキ 作動手段に対抗する力を発生する加圧流体を含む請求の範囲第２項、または請 求の範囲第２項に従属した請求の範囲第８項に記載のブレーキ装置。 10．前記第１ピストン手段は環状ピストンを含む請求の範囲第８項に記載のブレ ーキ装置。 11．前記第１ピストン手段は、１つまたは複数の個別シリンダで形成されている 請求の範囲第８項に記載のブレーキ装置。 12．前記第３手段は、第２ピストン手段に選択的に供給される加圧流体を含み、 該第２ピストン手段は、１つまたは複数の個別シリンダで形成されている請求 の範囲第１１項に記載のブレーキ装置。 13．前記第２ピストン手段は、前記第１ピストン手段を形成する中央シリンダの 各側に配置された個別シリンダで形成されている請求の範囲第１２項に記載の ブレーキ装置。 14．前記第１及び第２ピストンは分離配置されて独立的に作動するので、各ピス トンの加圧流体を他方のものから分離するためのシール手段が不必要である請 求の範囲第９項に記載のブレーキ装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，Ｍ Ｘ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．回転ディスクロータと、該ディスクロータのブレーキ表面の方へ移動してそ れにブレーキ効果を与える少なくとも１つの摩擦パッドと、該１つの摩擦パッ ドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付けるように作動して駐車 ／非常ブレーキ機能を果たす第１ブレーキ作動手段と、該第１ブレーキ作動手 段とは独立して前記１つの摩擦パッドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表 面に押し付けるように選択的に作動して常用ブレーキ機能を果たす第２ブレー キ作動手段を備えたブレーキ装置。 ２．回転ディスクロータと、該ディスクロータのブレーキ表面の方へ移動してそ れにブレーキ効果を与える少なくとも１つの摩擦パッドと、該１つの摩擦パッ ドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付けるように選択的に作動 して駐車／非常ブレーキ機能を果たす第１ブレーキ作動手段と、該第１ブレー キ作動手段とは独立して前記１つの摩擦パッドを前記ディスクロータの前記ブ レーキ表面に押し付けるように選択的に作動して常用ブレーキ機能を果たす第 ２ブレーキ作動手段と、常時は前記第１ブレーキ作動手段が前記１つの摩擦パ ッドを前記ディスクロータの前記ブレーキ表面に押し付けるのを阻止するよう に作用する第３手段を備えたブレーキ装置。 ３．前記摩擦パッドは少なくとも２つが協働する対に配置して設けられており、 前記回転ディスクロータは前記摩擦パッド対に対して軸方向に移動可能に取り 付けられている請求の範囲第１項または第２項に記載のブレーキ装置。 ４．前記摩擦パッド対は少なくとも２対が設けられている請求の範囲第３項に記 載のブレーキ装置。 ５．前記第１ブレーキ作動手段は、ほぼ一定の力を与えることができる請求の範 囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載のブレーキ装置。 ６．前記第１ブレーキ作動手段はスプリング手段で形成されている請求の範囲第 ５項に記載のブレーキ装置。 ７．前記第２ブレーキ作動手段は、前記少なくとも１つの摩擦パッドに付勢力を 伝達するように構成された第１ピストン手段に選択的に供給される加圧作動 流体を含む請求の範囲第１項または第２項に記載のブレーキ装置。 ８．前記第３手段は、第２ピストン手段に選択的に供給されて前記第１ブレーキ 作動手段に対抗する力を発生する加圧流体を含む請求の範囲第２項、または請 求の範囲第２項に従属した請求の範囲第７項に記載のブレーキ装置。 ９．前記第１ピストン手段は環状ピストンを含む請求の範囲第７項に記載のブレ ーキ装置。 10．前記第１ピストン手段は、１つまたは複数の個別シリンダで形成されている 請求の範囲第７項に記載のブレーキ装置。 11．前記第３手段は、第２ピストン手段に選択的に供給される加圧流体を含み、 該第２ピストン手段は、１つまたは複数の個別シリンダで形成されている請求 の範囲第１０項に記載のブレーキ装置。 12．前記第２ピストン手段は、前記第１ピストン手段を形成する中央シリンダの 各側に配置された個別シリンダで形成されている請求の範囲第１１項に記載の ブレーキ装置。