JPS60575A - 磁気インク文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は媒体上に書かれた磁気インク文字の読取装置に
関するものである。

カード等の媒体上に磁気インクにより文字を書いておき
、との磁気インク文字を直流で磁化してこれを読取へ、
ドで電気信号に変換し、その文字から得られるエツジ成
分からパターン認識を行なうようにした磁気インク文字
読取装置が既に知られている。

しかし、かかる従来の磁気インク文字読取装置によれば
、直流磁化であり、かつ、文字のエツジ成分によるパタ
ーン認識であるため、印字された文字に、にじみがあっ
たり、いわゆるボイド、スポット等の本来インクが付着
すべきところにインクが付着していない部分があったり
すると、その部分で文字判定を誤まらせる誤信号が出る
という問題点があった。また、布中を回遊中のカード等
の媒体は、既に読取装置によって読取られたことがある
ものがほとんどであり、その磁気インク文字は残留磁気
を有しており、しかも、この残留磁気の強さは、媒体が
過去にどのように処理されたか等によってまちまちであ
り、その残留磁気の影響を受けて正しい読取りを行なう
ととができないこともあるという問題点もあった。

本発明の目的は、磁気インク文字に、にじみ、ボイド、
スポット等があったとしても正しい文字認識が可能であ
り、さらに、磁気インク文字に残留磁気があったとして
もこれに影響されることなく正しい文字認識を行なうこ
とができるようにした磁気インク文字読取装置を提供す
ることにある。

本発明の特徴は、磁気インク文字の着磁を交流信号によ
り行なうようにし、さらに、読取った文字信号を整流し
た上でローパスフィルターによりローパス成分のみを取
り出すようにし、このローパス成分に基づいて文字認識
を行なうようにしたことにある。

以下、図面を参照しながら本発明を説明する。

第１図において、左から右に向って輸送されるカード等
の媒体３に対して上流側に磁気ヘッド１が、下流側に読
取装置たる読取ヘッド２が配設され、これら各ヘッド１
．２が媒体６に書かれた磁気インク文字の部分に摺接す
るようになっている。

着磁ヘッド１は交流着磁ヘッドであり、発信器４で発振
された比較的周波数の高い交流信号が加えられ、この交
流信号に基づき、走行中の媒体３の磁気インク文字を磁
化するようになっている。読のように、磁気インク文字
は交流信号により磁化されているから、読取へ、ド２で
読取られた信号は、上記交流信号成分と、磁気インク文
字の形態に対応した比較的低周波の成分とを有する店変
調波と同様の信号になる。読取ヘッド２の出力信号は、
増幅器５で増幅されたのち検波器６で検波され、さらに
ローパスフィルター７によりローフ２ス成分のみが取り
出されるようになっている。

次に、上記実施例の動作を第２図を参照しながら説明す
る。着磁ヘッド１には発振器４から比較的高周波の交流
信号が加えられているから、着磁ヘッド１には交流磁界
が生じ、この交流磁界により、走行中の媒体３の磁気イ
ンク文字が磁化される。こうして磁化された文字は次に
読取ヘッド２によって読取られる。この読取信号は増幅
器５によって増幅される。増幅器５の出力は第２図ｉａ
ｌに示されている通りであって、磁気インク文字の形態
に応じた信号が、発信器４で発振された交流信号によっ
て変調された形の信号になっている。この変調信号は整
流装置６により、第２図ｆｂｌに示されているように整
流され、さらに、ローパスフィルター７により発振器４
に基づく比較的高い周波数の成分が除去さｎてローパス
成分のみが取り出され、第２図ｆｃｌに示されているよ
うに、磁気インク文字に対応した積分信号に相当する信
号のみが取り出される。この信号波形は各文字に固有の
波形となるから、これを、予め定められている所定のパ
ターンと比較することによりどの文字であるかを認識す
ることができる。フィルター７以後の文字認識手段自体
は、例えば、特公昭４７−４９２０４号公報にも示され
ているように公知である。フィルター７から出力される
磁気インク文字に対応する波形の信号は、交流信号で変
調したのちこれを整流し積分した形の信号となるから、
磁気インク文字に、にじみとか、ボイド、スポット等が
あったとしても、とｎらの影響はほとんど現われず、正
確な文字認識を行なうことが可能である。また、磁気イ
ンク文字の着磁は、交流信号によって行なうため、残留
磁気が消磁され、これに基づく読取りの誤りも防止でき
る。

なお、交流着磁の方法は特に図示の実施例のものに限定
されるものではなく、他の適宜の方法を用いて差し支え
ない。また、読取装置も磁気ヘッドに限られるものでは
なく、例えば、磁気抵抗素子などを用いてもよい。

本発明によれば、交流着磁した磁気インク文字を読取っ
たあと、この読取信号を整流しかつローパスフィルター
で取り出したローパス成分によって文字を認識するよう
にしたから、磁気インク文字に、にじみや、スポット等
があったとしても信号の乱れはほとんどなく、磁気イン
ク量を示す正確な波形が得られ、よって、誤りのない正
確な文字認識を行なうことができる。また、磁気インク
文字の着磁は交流信号で行なうようになっているため、
着磁と同時に残留磁気が消去され、よって、残留磁気に
基づく誤った文字認識も防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面図、第２図は同上実
施例の動作を説明するための波形図である。 １・・・着磁ヘッド、２・・・読取装置、３・・・媒体
、４・・・発振器、５・・・増幅器、６・・・整流装置
、７・・・ローパスフィルタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 工、　次の（イ）乃至（ホの構成部分を有してなる磁気
   インク文字読取装置、 （イ）　媒体に書かれた磁気インク文字を交流信号で着
   磁するための着磁ヘッド、 （ロ）　着磁ヘッドで着磁された磁気インク文字を読取
   るための読取装置、 ρタ　読取装置の出力を増幅するための増幅器、に）増
   幅器の出力を整流する整流装置、（ホ　整流装置の出力
   からローパス成分を取り出すローパスフィルター。