JPS61261975A - Ｘ線テレビ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、医用Ｘ線診断に係シ、特に、Ｘ線ノイズ低減
に有効な残像制御方式を有するＸ線テレビ装置に関する
。

〔発明の背景〕

例えば特公昭５８−４５８００号公報に記載される様な
従来のＸ線テレビ装置は、高残像の撮像管が使用されて
きた。これはＸ線透視が微弱なＸ線条件で行なわれるた
め、Ｘ線量子ノイズを、撮像管の残像特性を利用して（
多数画像のアナログ加算を行ない）低減するためである
。

また、残像特性は信号ｔｔ＆にも依存する。すなわち、
信号電流を小さくするほど、高残像特性を呈する。この
ため、従来のＸ線テレビカメラではテレビカメラを小信
号で動作させることにより残像の量を制御することも行
なわれている。（例えば、絞シで入力光を制限する） しかし、以上の使用方法では、Ｘ＃！テＶビ装置に特殊
仕様の撮像管（高残像）が必要でちゃ、さらに信号電流
が小さいため、テレビカメラの３／Ｎが悪くなる問題が
あった。

〔発明の目的〕

本発明の目的Ｆｉ阻止形光導電膜を備えた撮像管のター
ゲット印加電界強度を下げることによって、Ｘ線量子ノ
イズ低減に有効な残像を提供することにある。

〔発明の概要〕

Ｘｄテレビ装置の総合ノイズは、テレビカメラのノイズ
とＸ線量子ノイズの二乗和の平方根で与一般のテレビカ
メラでは、ＸＭＡ量子ノイズが総合ノイズを支配し、テ
レビカメラのノイズは無視できる。

Ｘ線量子ノイズの低減方法として、撮像管の残像特性を
利用したＸ線の加算効果が有効である。

残ｇＲを増すひとつの方法として、従来から信号電流特
性の利用が行なわれている。つまシ、残像は信号電流が
小さくなるほど大きくなる丸め、テレビカメラを小信号
で動作させて、Ｘ線量子ノイズの低′０ｆｃｔ−はかる
。しかし、この方法では、テレビカメラのノイズが１！
量子ノイズに対して無視できなくなる傾向が犬となる。

それに対して、ターゲット印加″電界強度を変化させて
残像量を制御する方式を開発した。この方式は、信号電
流を小さくしなくとも必要な残像量を得ることができる
。このためテレビカメラのノイズをＸ線量子ノイズに対
して無視できる状態にして、テレビカメラの使用が可能
になる。さらに信号電流の設定は、光増倍管等を利用す
れば、自由に選ぶことができる。

以下、撮像管の印加電界強度と残像の特性について述べ
る。

撮像管の光導電膜厚は撮像管の種類によシ定まっている
ので、ターゲット電圧を変化させることが印加電界強度
を変えることになる。

撮像管のターゲット印加電界強度を、メーカー指定値か
ら下げてゆくと第１図に示す通り、ある電界強度よシ下
で、残像が急激に大きくなることがわかった。

標すチコンＨ９３６９）を例にとって測定すると信号電
流３０１１Ａに対して、ターゲット印加電界強度Ｌ２５
　Ｘ　１０’　ｖ／ｍでは、３フイールド後の残像ハ２
０−である。ターゲット印加電界強度をａ６７×１０６
ｖ／ｍ以下にすると、残像が大きくなシ始め、印加電界
強度６×１０６ｖ／ｒｎで残像は３０％以上になる。そ
して３．７５×１０６　ｖ／ｍは焼付が生じた。

この焼付が生じるターゲット電圧は、撮像管の光導電膜
の１圧・電流特性に依存し、主に光導電膜の厚さと材料
に依存する。

この特性を利用すると、ターゲット印加電界強度ｔ−６
，６７Ｘ１０・ｖ／ｍから印加電界強度３．３×１０６
ｖ／ｍの間で変化させることによシ、自由に残像量が制
御できるこ、とがわかる。つまシ、臨床に際して、動き
の早い部位では残像を小さく（ターゲット電圧を高く）
、遅い部位では残像を大きく（ターゲット電圧を低く）
することが可能である。

一般のＸ線透視診断においては、術者がＸ線条件を制御
するので、被検体によらず、テレビカメラの入力は一定
に保たれている。そのため、ターゲット電圧は、はぼ固
定した状態で使用が可能である。

一時的に、ハイライトの入力光が入った場合には、焼付
が生じる傾向にある。

この場合、過大光量入射に対する焼付を防止するため、
信号電流を検出し、その値が過大になった時、ターゲッ
ト電圧を上げる。そして、入力光が定常状態にもどった
後、ターゲット電圧を低い状態にもどしてやればよい。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第２図に＝シ説明する。

Ｘ線−＃１で発生したＸ線は、被検体２を通ってＸ線イ
メージインテンシファイア３（以下Ｘ線Ｉ・工と略す）
に入射する。Ｘ線はＸ線Ｉ・工３で光に変えられ、タン
デムレンズ４を通ってテレビカメラ７で撮像される。

この時、撮像管のターゲット印加電界強度を低く設定す
れば、（例えば、サチコンＨ９３６９でり−ゲット電圧
３０　Ｖ　）　Ｘｄノイズ低減に有効な残像が得られる
。過大な入力に対しては焼付を生じるが、Ｘ歳透視では
術者がＸ線条件を制御するので、入力を一定に保つこと
ができる。

この残像効果は、信号電流と独立に設定できるので、光
学系に、可動光学絞り５、光イメージインテンシファイ
ア（光１−Ｉ）６等の先制＃機構を組み合わせれば、必
要な残像の状態で、十分な信号を流を得ることができる
。これによってテレビカメラの高８７Ｎ化が達成でき、
Ｘ線系を含めた総合Ｓ／Ｈの改善が可能になる。

ターゲット印加電界強度を低く設定している時、一時的
にハイライトが入射すると焼付が生じる。

過大光量入射に対する焼付を防止するためには必要な電
圧までターゲット印加電界強度を上げる必要がある。以
下、第３図（ａ）により説明する。

ビデオ信号は比較器９において、あらかじめ設定してお
いた電圧Ｖｏ　と比べられる。（Ｖｏは焼付が発生する
光量よシ小さな値に設定する。）ビデオ信号が設定レベ
ルを越えると、レベル信号発生器１０によってリレー１
１を動作させる。この動作によって、ターゲット′電圧
Ｖｔは、ビデオ信号が設定レベルを越えている間、上が
シ過大光量入射に対する焼付を防止する。そして入力光
が定常状態にもどった後もとの電圧値にもどる。第３図
（ｂ）はこの間の各部動作を波形例で示す。この場合撮
像管のビーム電流ｉ４を可能な限り大とする方が焼付防
止に対して有効となり、本発明の効果を更に高めること
ができる。このｉｂを変化させる方法は’）Ｖ−１１の
出力で撮像管の制御電極の電圧を制御すれば容易に達成
することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば撮像管、信号電流と独立に残像量を制御
できるので、次の効果がある。

α）放送用に開発された、高解像力、低残像の撮像管が
使用できる。

（２）％殊な仕様を必要としないので、一般の産業用撮
像管が使用できる。

（３）　　信号電流が大きくとも、残像を大きくできる
ので、テレビカメラのＳｌＮを十分大きくとれる。

（４）残１１！を自由に制御できるので、臨床上の必要
に応じて、最適の残像ｉｔ−設定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、残１象のターゲット印刀口電圧特注のグラフ
である。第２図は、本発明の一実施例の説明図である。 第３図（ａ）は、焼付解消のための回路例である。第３
図（ｂ）は第３図（ａ）の動作を示す波形図である。 】・・・Ｘ線・ａ、２・・・被検体、３・・・Ｘ巌工・
工、４・・・タンデムンンズ、５・・・可動光学絞り、
６・・・光Ｉ−Ｉ。 ７・・・テレビカメラ、８・・・モニタ、９・・・比較
器、ｌＯ・・・レベル信号発生器、１１・・・リレー。 ￥Ｉ　１　口 ｔ５：　イ富号１１ジ′プオｔ４ ｔ＆：　ビーｂｔ丸 ＾゛イ堝轟−３□−ＪｋＦｆ 第　２　目 第　３　区　（α） 第３０＜ｂ） Ｌベル信号金生五

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、検査対象にＸ線を照射するＸ線源と、該検査対象の
   Ｘ線透過量を検出して光に変換する変換手段と、該変換
   手段を介して得る透過画像を撮像する撮像手段を有する
   Ｘ線テレビ装置において、前記撮像手段は阻止形光導電
   膜を有する撮像管を含み、撮像管のターゲット電界強度
   は１．２５×１０＾７ｖ／ｍ以下であることを特徴とす
   るＸ線テレビ装置。 ２、前記ターゲット電界強度を３．７５×１０＾６ｖ／
   ｍから６．６７×１０＾６ｖ／ｍの範囲で可変する手段
   を含む特許請求の範囲第１項に記載のＸ線テレビ装置。 ３、前記撮像管の信号電流が所定の値を越えた時ターゲ
   ット電圧を上げる手段を含む特許請求の範囲第１項に記
   載のＸ線テレビ装置。