JPS61261269A - 高密度窒化アルミニウム焼結体の製造方法 - Google Patents
高密度窒化アルミニウム焼結体の製造方法Info
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- JPS61261269A JPS61261269A JP60100501A JP10050185A JPS61261269A JP S61261269 A JPS61261269 A JP S61261269A JP 60100501 A JP60100501 A JP 60100501A JP 10050185 A JP10050185 A JP 10050185A JP S61261269 A JPS61261269 A JP S61261269A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、高密度窒化アルミニウム(A(2N)焼結体
の製造方法に関する。 [従来技術] AQN焼結体の製造方法としては、従来より反応焼結法
、ホットプレス法、又は常圧焼結法などが考えられてい
る。このうち、反応焼結法では得られた焼結体が多孔質
となって高密度量が得られず、かつ、焼結体内部に未反
応の金属が゛残存することが多い、したがって高密度の
AQN焼結体を得るためには、主にホットプレス法又は
常圧焼結法が用いられている。 ホットプレス法は、周知の如く、モールド内に収容した
被焼結体に一軸方向の機械的圧力を印加しつつ、高温下
で焼結するもので、この方法によれば焼結助剤無添加で
も高密度化したA12N焼結体が得られるが、複雑形状
品や大型形状品が製造できず、生産性が低く、コストも
高くなるという欠点がある。 常圧焼結法は、あらかじめ任意の形状に成形ひた成形体
を大気圧前後の雰囲気中で何らの機械的圧力を印加する
ことなく高温下で焼結するもので、この方法によれば量
産化が容易であり、複雑形状品や大型形状品も製造でき
、低コスト化が可能である。しかしながら、従来技術に
よれば、この常圧焼結法によって高密度AQN焼結体を
得るためには焼結助剤の添加が必須であり、この焼結助
剤としてはアルカリ土類金属や希土類金属の化合物が用
いられてきた。 しかし、こうした焼結助剤は一般に高温における蒸気圧
が比較的高く、焼結時に成形体表面から蒸発するため、
得られる焼結体の表面付近が高密度化しなくなったり、
形状によっては変形するという欠点があった。さらに、
例えば■−V族化合物半導体の単結晶引上げ用るつぼや
その周辺部品などのように、用途によっては焼結助剤無
添加で、かつ、高強度のAQN焼結体が要求され、かか
る要求にはこうした従来技術の常圧焼結法では対応でき
ない。 一方、平均粒径4.4〜0.76μmに微粉砕したA(
2N粉末原料を用いると、焼結助剤の添加なしでも常圧
焼結法によりAQNの焼結体が得られることが知られて
いる(米屋ら、窯業協会誌第77巻(111189年)
第138頁)が、その場合であっても、A(2N粉末の
粒度、焼結温度、焼結時間を各種検討の結果得られたA
l2N焼結体の相対密度および曲げ強度は1例えばそれ
ぞれ84.5%(1,5μ腸。 1800℃、8.5時間の場合) 、 23.8kg重
/mm2(1,5μ層、 1900℃、4時間の場合)
と低く、不充分なものであった。 〔発明の解決しようとする問題点〕 本発明は、従来技術では解決されなかった。 大型形状品や複雑形状品にも適用可能であって、かつ、
高純度、高密度、高強度品が得られるA12N焼結体の
製造方法を提供することを目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、平均粒径0.8μ膳以下の窒化アルミニウム粉末を
、焼結助剤を添加することなしに成形し、得られる成形
体を窒化アルミニウム粉末中に埋設し又は窒化アルミニ
ウム製容器内に収容しつつ、1〜50気圧の静止窒素ガ
ス雰囲気中にて1800〜2100℃の温度で0.5〜
24時間焼結することを特徴とする。相対密度が82%
以上であり、かつ、20℃および1200℃における曲
げ強度がそれぞれ25kg重/層腸2以上である高密度
窒化アルミニウム焼結体の製造方法。 および 平均粒径0.6μ■以下の窒化アルミニウム粉末を、焼
結助剤を添加することなしに成形し、得られる成形体を
窒化アルミニウム粉末中に埋設し又は窒化アルミニウム
製容器内に収容しつつ、l〜50気圧の静止窒素ガス雰
囲気中にて1800〜2100℃の温度で0.5〜24
時間焼結し、ついで得られた焼結体を30〜2000気
圧の窒素ガス雰囲気中にてtsoo〜2200℃の温度
で011〜24時間処理することを特徴とする、相対密
度が87%以上であり、かつ、20℃および1200℃
における曲げ強度がそれぞれ30kg重/ms2以上で
ある高密度空化アルミニウム焼結体の製造方法 を提供するものである。 本発明においてはAl2N粉末頴料の平均粒径を0.6
μ履以下とすることが重要である。平均粒径が0.6μ
■より大きいと焼結性が不充分で、目的とする高密度の
A12N焼結体が得られない、この平均粒径は好ましく
は0.2〜0.5μ腸とされる。 0.5μmより小さくすることにより、焼結性がさらに
向トし、一方、0.2μ■より小さいと、成形時の充填
性が悪く、かつ、粉砕に長時間を要する。 ついでこうしたA12N粉末に、何らの焼結助剤をも添
加することなく、通常の金型成形法、冷間静水圧加圧法
など常法により成形する。 こうして得られた成形体をA12N粉末中に埋設するか
、あるいは同様の方法などで作製したA12N製容器内
に収容して焼結を行なう、ここで用いるA(2N粉末も
高純度のものが望ましく、前述の成形体の原料としたA
QN粉末と同じものか、または同じレベルの純度のもの
が好適である。さらにこうした詰粉として用いるA12
N粉末の粒度も細かいものが好ましいが、粗いものでも
採用可能である。このようにA12N粉末中に埋設し、
又はAQN製容器内に収容することなしに焼結すると、
焼結温度付近での被焼結体中のARMの分解が起りやす
く、高密度化しがたい。 焼結雰囲気は1〜50気圧の静止窒素ガス雰囲気とする
ことが必要である。1気圧すなわち大気圧より低圧であ
ったり、静止していない、すなわち流通している窒素ガ
ス雰囲気であったり、あるいは静止していても窒素以外
のガス雰囲気であったりすると、被焼結体中のA12N
の分解が促進されて不適当である。また50気圧を超え
ると、被焼結の中にガスが入りこみ、焼結がある程度進
行してもガスが残留し、それ以上の焼結の進行を妨げる
。なお加圧雰囲気中では被焼結体は等方的に加圧される
鮨ものとする。 この焼結雰囲気の圧力は好ましくは2〜lO気圧とされ
る。2気圧以上の加圧雰囲気であると、A12N成形体
の焼結の進行が促進されて容易に目的とする焼結体が得
られる。一方、lθ気圧以下が好ましいのは加圧雰囲気
下で焼結するための焼結装置が簡略化されるからである
。 焼結温度は1800〜2100℃とされる。 A12N
の融点が2450℃であるため、 tsoo℃より低温
では焼結の進行が遅くて非実用的であり、2100℃よ
り高温ではAQNの分解量が多くなって焼結を妨げる。 この焼結温度は望ましくは1850〜2000℃とされ
る。 焼結時間は0.5〜24時間とされ、好ましくは3〜1
5時間とされる。0.5時間より短いと、焼結が充分に
行なわれない、24時間より長いと、焼結体の結晶粒の
粒成長が進みすぎ、焼結体の性能低下につながり、ざら
にAQMの分解量も増加する。 このようにして目的とする高密度、高強度、高純度のA
Q!4焼結体が得られ、その相対密度(A12Nの理論
密度に対する百分率で示す)は82%以上、その曲げ強
度は20℃においてのみならず、1200℃においても
25kg重lI1層2以E、特には30kg重/■層2
以上を示すのであるが、さらに高密たAQN焼結体を、
ついで加圧窒業ガス雰囲気中で高温熱処理する。 この高温熱処理は30〜2000気圧、特には50〜1
500気圧の窒素ガス雰囲気中で行なわれる。圧力が3
0気圧より低いと加圧効果が少なく、高温熱処理によっ
て充分に高密度化しない、圧力を2000気圧より高く
することは設備−ヒの制約や操寥のEfl性があって望
t I−<ない。 また高温熱処理はtsoo〜2200℃、特には185
0〜2000℃の温度で0.1〜24時間、特には0.
5〜5時間行なわれる。1800℃より低温では焼結の
進行が遅く、2200℃より高温ではAQNの分解量が
多くなって焼結を防げる。0.1時間より短時間では加
圧下であっても焼結が充分行なわれず、24時間より長
時間では焼結体の結晶粒の粒成長が進んで、焼結体の性
能低下につながるとともにAQNの分解量も増加する。 このようにして高温熱処理することにより、相対密度が
97%以上に向丘し、さらに20℃および1200℃に
おける曲げ強度も30kg重l■諺2.特には35に8
重l■112以上に向上したA12N焼結体が得られる
。 [実施例] 実施例1 平均粒径が0.46μ腸のA12N粉末(純度88.5
%)30gを焼結助剤を添加することなく 200k
g重/mm2の成形圧で金型成形し、ついで2000k
g重/mm2で冷間静水圧プレスして40X ?OX
6mmの板状の成形体を作製した。ついでこの成形体を
充分乾燥後、成形体調製に用いたと同じA(2%粉末を
充填したカーボン容器内に入れ、 A12N粉末中に成
形体を埋設した。この状態で5気圧の静止窒素ガス圧下
、1800℃、10時間の焼結条件で焼結した。得られ
た+IN焼結体の相対密度は86%、20℃および12
00℃における曲げ強度はそれぞれ37.5 、38.
8kg重l腸■2であった。 実施例2 焼結時の雰囲気を大気圧の静rト窒素ガス圧雰囲気とし
た他は実施例1と同様にしてAQN焼結体を得た。得ら
れたAl2N焼結体の相対密度は32.5%、20℃お
よび1200℃における曲げ強度はそれぞれ32.5
、31.8kg重/膳腸2であった。 実施例3 平均粒径が0.35μ層のAQN粉末(純度88.5%
)を用い、焼結時間を5時間とした他は実施例1と同様
にしてA<2N焼結体を得た。得られたA12N焼結体
の相対密度は95.1%、20℃および1200℃にお
ける曲げ強度はそれぞれ313.0 、35.5kg重
/鳳112であったΦ 実施例4 焼結温度を2050℃、焼結時間を5時間とした他は実
施例1と同様にしてAQN焼結体を得た。 得られたA12N焼結体の相対密度は92.3%、20
℃および1200℃における曲げ強度はそれぞれ31.
8゜31.0kg重/腸履2であった。 実施例5 平均粒径が0.54μ■のA12N粉末(純度88.5
%)を用いた他は実施例1と同様にしてAQN焼結体を
得た。得られたA12N焼結体の相対密度は92.4%
、20℃および1200℃における曲げ強度はそれぞれ
32.3 、31.5kg重/mm2であった。 実施例6 実施例1で得られたA12)l焼結体を100気圧の加
圧窒素ガス雰囲気下で、1950℃にて2時間熱処理し
た。熱処理後のA12N焼結体の相対密度は98%、2
0℃および1200℃での曲げ強度はそれぞれ45.2
.44.3kg重l■■2であった。 実施例7 実施例3で得られたA12N焼結体を1500気圧の加
圧窒素ガス雰囲気下で、1950℃にて2時間熱処理し
た。熱処理後のA12N焼結体の相対密度は39%、2
0℃および1200℃での曲げ強度はそれぞれ43.5
.42.8kg重/層層2であった。 比較例I A(2N粉末を全く充填しないカーボン容器内に成形体
を収容した他は実施例2と同様にしてAQN焼結体を得
た。得られたA12N焼結体の相対密度は85%と低く
、また20℃における曲げ強度も21kg重/腸層2と
低かった。 比較例2 焼結温度を1700℃とした他は実施例3と同様にして
AQN焼結体を得た。得られたA12N焼結体の相対密
度は84%であった。 比較例3 平均粒径が1.111μ脂のA12N粉末(純度98.
5%)を用いた他は実施例3と同様にしてA12N焼結
体を得た。得られたAQN焼結体の相対密度は86.0
%であった。 比較例4 比較例3で得られたA12N焼結体を実施例6における
と同じ条件で高温熱処理したところ、得られたA12N
焼結体の相対密度は87.2%であった。 手続補正書 昭和61年 4月+91日
の製造方法に関する。 [従来技術] AQN焼結体の製造方法としては、従来より反応焼結法
、ホットプレス法、又は常圧焼結法などが考えられてい
る。このうち、反応焼結法では得られた焼結体が多孔質
となって高密度量が得られず、かつ、焼結体内部に未反
応の金属が゛残存することが多い、したがって高密度の
AQN焼結体を得るためには、主にホットプレス法又は
常圧焼結法が用いられている。 ホットプレス法は、周知の如く、モールド内に収容した
被焼結体に一軸方向の機械的圧力を印加しつつ、高温下
で焼結するもので、この方法によれば焼結助剤無添加で
も高密度化したA12N焼結体が得られるが、複雑形状
品や大型形状品が製造できず、生産性が低く、コストも
高くなるという欠点がある。 常圧焼結法は、あらかじめ任意の形状に成形ひた成形体
を大気圧前後の雰囲気中で何らの機械的圧力を印加する
ことなく高温下で焼結するもので、この方法によれば量
産化が容易であり、複雑形状品や大型形状品も製造でき
、低コスト化が可能である。しかしながら、従来技術に
よれば、この常圧焼結法によって高密度AQN焼結体を
得るためには焼結助剤の添加が必須であり、この焼結助
剤としてはアルカリ土類金属や希土類金属の化合物が用
いられてきた。 しかし、こうした焼結助剤は一般に高温における蒸気圧
が比較的高く、焼結時に成形体表面から蒸発するため、
得られる焼結体の表面付近が高密度化しなくなったり、
形状によっては変形するという欠点があった。さらに、
例えば■−V族化合物半導体の単結晶引上げ用るつぼや
その周辺部品などのように、用途によっては焼結助剤無
添加で、かつ、高強度のAQN焼結体が要求され、かか
る要求にはこうした従来技術の常圧焼結法では対応でき
ない。 一方、平均粒径4.4〜0.76μmに微粉砕したA(
2N粉末原料を用いると、焼結助剤の添加なしでも常圧
焼結法によりAQNの焼結体が得られることが知られて
いる(米屋ら、窯業協会誌第77巻(111189年)
第138頁)が、その場合であっても、A(2N粉末の
粒度、焼結温度、焼結時間を各種検討の結果得られたA
l2N焼結体の相対密度および曲げ強度は1例えばそれ
ぞれ84.5%(1,5μ腸。 1800℃、8.5時間の場合) 、 23.8kg重
/mm2(1,5μ層、 1900℃、4時間の場合)
と低く、不充分なものであった。 〔発明の解決しようとする問題点〕 本発明は、従来技術では解決されなかった。 大型形状品や複雑形状品にも適用可能であって、かつ、
高純度、高密度、高強度品が得られるA12N焼結体の
製造方法を提供することを目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、平均粒径0.8μ膳以下の窒化アルミニウム粉末を
、焼結助剤を添加することなしに成形し、得られる成形
体を窒化アルミニウム粉末中に埋設し又は窒化アルミニ
ウム製容器内に収容しつつ、1〜50気圧の静止窒素ガ
ス雰囲気中にて1800〜2100℃の温度で0.5〜
24時間焼結することを特徴とする。相対密度が82%
以上であり、かつ、20℃および1200℃における曲
げ強度がそれぞれ25kg重/層腸2以上である高密度
窒化アルミニウム焼結体の製造方法。 および 平均粒径0.6μ■以下の窒化アルミニウム粉末を、焼
結助剤を添加することなしに成形し、得られる成形体を
窒化アルミニウム粉末中に埋設し又は窒化アルミニウム
製容器内に収容しつつ、l〜50気圧の静止窒素ガス雰
囲気中にて1800〜2100℃の温度で0.5〜24
時間焼結し、ついで得られた焼結体を30〜2000気
圧の窒素ガス雰囲気中にてtsoo〜2200℃の温度
で011〜24時間処理することを特徴とする、相対密
度が87%以上であり、かつ、20℃および1200℃
における曲げ強度がそれぞれ30kg重/ms2以上で
ある高密度空化アルミニウム焼結体の製造方法 を提供するものである。 本発明においてはAl2N粉末頴料の平均粒径を0.6
μ履以下とすることが重要である。平均粒径が0.6μ
■より大きいと焼結性が不充分で、目的とする高密度の
A12N焼結体が得られない、この平均粒径は好ましく
は0.2〜0.5μ腸とされる。 0.5μmより小さくすることにより、焼結性がさらに
向トし、一方、0.2μ■より小さいと、成形時の充填
性が悪く、かつ、粉砕に長時間を要する。 ついでこうしたA12N粉末に、何らの焼結助剤をも添
加することなく、通常の金型成形法、冷間静水圧加圧法
など常法により成形する。 こうして得られた成形体をA12N粉末中に埋設するか
、あるいは同様の方法などで作製したA12N製容器内
に収容して焼結を行なう、ここで用いるA(2N粉末も
高純度のものが望ましく、前述の成形体の原料としたA
QN粉末と同じものか、または同じレベルの純度のもの
が好適である。さらにこうした詰粉として用いるA12
N粉末の粒度も細かいものが好ましいが、粗いものでも
採用可能である。このようにA12N粉末中に埋設し、
又はAQN製容器内に収容することなしに焼結すると、
焼結温度付近での被焼結体中のARMの分解が起りやす
く、高密度化しがたい。 焼結雰囲気は1〜50気圧の静止窒素ガス雰囲気とする
ことが必要である。1気圧すなわち大気圧より低圧であ
ったり、静止していない、すなわち流通している窒素ガ
ス雰囲気であったり、あるいは静止していても窒素以外
のガス雰囲気であったりすると、被焼結体中のA12N
の分解が促進されて不適当である。また50気圧を超え
ると、被焼結の中にガスが入りこみ、焼結がある程度進
行してもガスが残留し、それ以上の焼結の進行を妨げる
。なお加圧雰囲気中では被焼結体は等方的に加圧される
鮨ものとする。 この焼結雰囲気の圧力は好ましくは2〜lO気圧とされ
る。2気圧以上の加圧雰囲気であると、A12N成形体
の焼結の進行が促進されて容易に目的とする焼結体が得
られる。一方、lθ気圧以下が好ましいのは加圧雰囲気
下で焼結するための焼結装置が簡略化されるからである
。 焼結温度は1800〜2100℃とされる。 A12N
の融点が2450℃であるため、 tsoo℃より低温
では焼結の進行が遅くて非実用的であり、2100℃よ
り高温ではAQNの分解量が多くなって焼結を妨げる。 この焼結温度は望ましくは1850〜2000℃とされ
る。 焼結時間は0.5〜24時間とされ、好ましくは3〜1
5時間とされる。0.5時間より短いと、焼結が充分に
行なわれない、24時間より長いと、焼結体の結晶粒の
粒成長が進みすぎ、焼結体の性能低下につながり、ざら
にAQMの分解量も増加する。 このようにして目的とする高密度、高強度、高純度のA
Q!4焼結体が得られ、その相対密度(A12Nの理論
密度に対する百分率で示す)は82%以上、その曲げ強
度は20℃においてのみならず、1200℃においても
25kg重lI1層2以E、特には30kg重/■層2
以上を示すのであるが、さらに高密たAQN焼結体を、
ついで加圧窒業ガス雰囲気中で高温熱処理する。 この高温熱処理は30〜2000気圧、特には50〜1
500気圧の窒素ガス雰囲気中で行なわれる。圧力が3
0気圧より低いと加圧効果が少なく、高温熱処理によっ
て充分に高密度化しない、圧力を2000気圧より高く
することは設備−ヒの制約や操寥のEfl性があって望
t I−<ない。 また高温熱処理はtsoo〜2200℃、特には185
0〜2000℃の温度で0.1〜24時間、特には0.
5〜5時間行なわれる。1800℃より低温では焼結の
進行が遅く、2200℃より高温ではAQNの分解量が
多くなって焼結を防げる。0.1時間より短時間では加
圧下であっても焼結が充分行なわれず、24時間より長
時間では焼結体の結晶粒の粒成長が進んで、焼結体の性
能低下につながるとともにAQNの分解量も増加する。 このようにして高温熱処理することにより、相対密度が
97%以上に向丘し、さらに20℃および1200℃に
おける曲げ強度も30kg重l■諺2.特には35に8
重l■112以上に向上したA12N焼結体が得られる
。 [実施例] 実施例1 平均粒径が0.46μ腸のA12N粉末(純度88.5
%)30gを焼結助剤を添加することなく 200k
g重/mm2の成形圧で金型成形し、ついで2000k
g重/mm2で冷間静水圧プレスして40X ?OX
6mmの板状の成形体を作製した。ついでこの成形体を
充分乾燥後、成形体調製に用いたと同じA(2%粉末を
充填したカーボン容器内に入れ、 A12N粉末中に成
形体を埋設した。この状態で5気圧の静止窒素ガス圧下
、1800℃、10時間の焼結条件で焼結した。得られ
た+IN焼結体の相対密度は86%、20℃および12
00℃における曲げ強度はそれぞれ37.5 、38.
8kg重l腸■2であった。 実施例2 焼結時の雰囲気を大気圧の静rト窒素ガス圧雰囲気とし
た他は実施例1と同様にしてAQN焼結体を得た。得ら
れたAl2N焼結体の相対密度は32.5%、20℃お
よび1200℃における曲げ強度はそれぞれ32.5
、31.8kg重/膳腸2であった。 実施例3 平均粒径が0.35μ層のAQN粉末(純度88.5%
)を用い、焼結時間を5時間とした他は実施例1と同様
にしてA<2N焼結体を得た。得られたA12N焼結体
の相対密度は95.1%、20℃および1200℃にお
ける曲げ強度はそれぞれ313.0 、35.5kg重
/鳳112であったΦ 実施例4 焼結温度を2050℃、焼結時間を5時間とした他は実
施例1と同様にしてAQN焼結体を得た。 得られたA12N焼結体の相対密度は92.3%、20
℃および1200℃における曲げ強度はそれぞれ31.
8゜31.0kg重/腸履2であった。 実施例5 平均粒径が0.54μ■のA12N粉末(純度88.5
%)を用いた他は実施例1と同様にしてAQN焼結体を
得た。得られたA12N焼結体の相対密度は92.4%
、20℃および1200℃における曲げ強度はそれぞれ
32.3 、31.5kg重/mm2であった。 実施例6 実施例1で得られたA12)l焼結体を100気圧の加
圧窒素ガス雰囲気下で、1950℃にて2時間熱処理し
た。熱処理後のA12N焼結体の相対密度は98%、2
0℃および1200℃での曲げ強度はそれぞれ45.2
.44.3kg重l■■2であった。 実施例7 実施例3で得られたA12N焼結体を1500気圧の加
圧窒素ガス雰囲気下で、1950℃にて2時間熱処理し
た。熱処理後のA12N焼結体の相対密度は39%、2
0℃および1200℃での曲げ強度はそれぞれ43.5
.42.8kg重/層層2であった。 比較例I A(2N粉末を全く充填しないカーボン容器内に成形体
を収容した他は実施例2と同様にしてAQN焼結体を得
た。得られたA12N焼結体の相対密度は85%と低く
、また20℃における曲げ強度も21kg重/腸層2と
低かった。 比較例2 焼結温度を1700℃とした他は実施例3と同様にして
AQN焼結体を得た。得られたA12N焼結体の相対密
度は84%であった。 比較例3 平均粒径が1.111μ脂のA12N粉末(純度98.
5%)を用いた他は実施例3と同様にしてA12N焼結
体を得た。得られたAQN焼結体の相対密度は86.0
%であった。 比較例4 比較例3で得られたA12N焼結体を実施例6における
と同じ条件で高温熱処理したところ、得られたA12N
焼結体の相対密度は87.2%であった。 手続補正書 昭和61年 4月+91日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平均粒径0.6μm以下の窒化アルミニウム粉末を
、焼結助剤を添加することなしに成形 し、得られる成形体を窒化アルミニウム粉末中に埋設し
又は窒化アルミニウム製容器内に収容しつつ、1〜50
気圧の静止窒素ガス雰囲気中にて1800〜2100℃
の温度で0.5〜24時間焼結することを特徴とする、
相対密度が92%以上であり、かつ、20℃および12
00℃における曲げ強度がそれぞれ25kg重/mm^
2以上である高密度窒化アルミニウム焼結体の製造方法
。 2、平均粒径0.6μm以下の窒化アルミニウム粉末を
、焼結助剤を添加することなしに成形 し、得られる成形体を窒化アルミニウム粉末中に埋設し
又は窒化アルミニウム製容器内に収容しつつ、1〜50
気圧の静止窒素ガス雰囲気中にて1800〜2100℃
の温度で0.5〜24時間焼結し、ついで得られた焼結
体を30〜2000気圧の窒素ガス雰囲気中にて180
0〜2200℃の温度で0.1〜24時間処理すること
を特徴とする、相対密度が97%以上であり、かつ、2
0℃および1200℃における曲げ強度がそれぞれ30
kg重/mm^2以上である高密度窒化アルミニウム焼
結体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100501A JPS61261269A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 高密度窒化アルミニウム焼結体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60100501A JPS61261269A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 高密度窒化アルミニウム焼結体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61261269A true JPS61261269A (ja) | 1986-11-19 |
Family
ID=14275682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60100501A Pending JPS61261269A (ja) | 1985-05-14 | 1985-05-14 | 高密度窒化アルミニウム焼結体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61261269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63151684A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-24 | 株式会社トクヤマ | 焼結体の製造方法 |
JPH01197367A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-09 | Toshiba Corp | 窒化アルミニウム焼結体の製造方法 |
-
1985
- 1985-05-14 JP JP60100501A patent/JPS61261269A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63151684A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-24 | 株式会社トクヤマ | 焼結体の製造方法 |
JPH01197367A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-09 | Toshiba Corp | 窒化アルミニウム焼結体の製造方法 |
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