JPS6125919B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6125919B2
JPS6125919B2 JP16784880A JP16784880A JPS6125919B2 JP S6125919 B2 JPS6125919 B2 JP S6125919B2 JP 16784880 A JP16784880 A JP 16784880A JP 16784880 A JP16784880 A JP 16784880A JP S6125919 B2 JPS6125919 B2 JP S6125919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
case member
gears
clearance
gear pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16784880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5791392A (en
Inventor
Yukio Chichii
Yoshifumi Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA Manufacturing
Original Assignee
SHOWA Manufacturing
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOWA Manufacturing filed Critical SHOWA Manufacturing
Priority to JP16784880A priority Critical patent/JPS5791392A/ja
Publication of JPS5791392A publication Critical patent/JPS5791392A/ja
Publication of JPS6125919B2 publication Critical patent/JPS6125919B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば船外機のチルトシリンダやト
リムシリンダ等のような油圧装置に流体を供給し
たり排出したりするために用いるギヤポンプの製
造方法に関するものである。
相互に噛み合つて回転する歯車の外周とケーシ
ング外壁との間に流体を通過させて吸入、吐出を
行い、これによつて油圧装置に流体を供給したり
排出したりするギヤポンプは、漏れ損失、摩擦損
失を小さくするため歯車の側面とケースの側壁と
のサイドクリアランスにミクロン単位の精度が要
求されている。
従来のギヤポンプの製造方法としては、歯車の
厚さとケースの歯車収納部の深さを夫々計測し、
その差が所定の値となるようにケーシングの側面
をラツプ研磨したり、または、実公昭53−35761
号公報に提案されたように、予めサイドクリアラ
ンスのばらつきの存在を前提とした上で可動側板
によつてこれを調整していた。
しかしながら、前者の従来技術では、ミクロン
単位の寸法の差を研磨機でつけねばならず、従つ
て研磨機を精度よく調整することはかなり難し
く、クリアランスにばらつきを生じ易いものであ
つた。又、後者の従来技術では、ポンプ室の内圧
の変動に応じてサイドクリアランスが自動的に調
整されることになるが、可動側板を別に装着する
必要があり、製造に手間がかかり、又、ギヤポン
プが大型化するという問題もあつた。
本発明は、上記した従来技術の問題点を、簡単
な研磨またはラツプにより、且つ特別の部材を取
付けることもなく解決したギヤポンプの製造方法
を提供することで、本発明に係るギヤポンプの製
造方法は、ギヤポンプのケースを構成する一方の
ケース部材の歯車収納ケーングに予め歯車側面と
ケース側面間の所望クリアランスに当する厚さの
薄いシムを介在させた状態で、一側の側面軸芯に
のみ支軸を形成した相互に噛み合う歯車を嵌装
し、ギヤケース部材と歯車の側面を同様に研磨ま
たはラツプして同一平面に形成した後、前記シム
を除去し、別のギヤケース部材の平坦面をギヤケ
ース部材の前記平坦面に当接結合することを要旨
とするものである。
本発明によれば、所望クリアランスに相当する
厚さの薄いシムを介在させてギヤケース部材と歯
車の側面を同時に研磨またはラツプすることによ
り、容易に所望サイドクリアランスを有するギヤ
ポンプをミクロン単位の精度をもつて製造するこ
とができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る方法により得られたギヤ
ポンプの断面図であり、aは相互に噛み合う一対
の歯車1,2を収納するケーシングa′を有する一
方のギヤケース部材、bは該ギヤケースaのケー
シング側々面に対向して密接結合する他方のギヤ
ケース部材である。
本発明においては、ケース部材aのケーシング
a′に回転自在に装着する歯車1,2は図のように
それぞれ、一側の端面軸芯にのみ支軸3,4を設
けた片持軸受構造に形成してあるとともに他側の
端面とギヤケース部材bの側壁面間にミクロン単
位の微小サイドクリアランスcを形成してなるも
のである。尚、歯車の一方は駆動歯車、他方は該
駆動歯車と噛み合つて回転する従動歯車であり、
駆動歯車1の支軸3はモーター等の外部の回転駆
動装置(図示せず)に連結され、第2図のよう
に、実線矢印方向に回転する歯車外周とケーシン
グa′外壁間の間隙に液を汲み上げて破線矢印方向
に給送する。
本発明のギヤポンプに使用する歯車1,2は上
記のように一方の端面にのみ支軸3,4を有し、
他面に突起が全く存在しないためギヤケース部材
bとの間にミクロンオーダーのサイドクリアラン
スを容易に形成できる利点がある。
第3図及び第4図は片持軸タイプの歯車を使用
してミクロン単位のサイドクリアランスを形成し
た本発明の上記ギヤポンプの製造方法を説明する
もので、ギヤケース部材aのケーシングa′側壁と
の間に歯車とケース部材側面図の所望クリアラン
スに相当する厚さの薄いシム5を予め介在させ
て、一側の端面にのみ支軸を形成した相互に噛み
合う一対の歯車1,2を嵌装し、歯車1,2の支
軸を設けてない端面とケース部材aの側面を同時
に研磨またはラツプして同一の平面に形成する。
しかる後、前記シム5を取除き、ギヤケース部材
aにケース部材bの平坦面を当接して結合すれ
ば、歯車端面とケース部材対向面間には所望の微
小サイドクリアランスcを得ることができる。こ
のように、本方法によれば、精密切削機、精密測
定器を使用する必要がなく、シム5の厚さを選択
するだけで所望のミクロン単位のサイドクリアラ
ンスを簡単に形成できるものである。
第5図のギヤポンプは第1図のギヤポンプを更
に改善したもので、この例では一側の端面軸芯に
のみ支軸を形成した歯車1,2の他側の端面軸芯
に凹部6を形成してある。このように構成した歯
車1,2を相互に噛み合せてギヤケース部材aの
ケーシングa′に回転自在に嵌装支持させるととも
に、各歯車1,2の凹部形成端面に微小クリアラ
ンスを介して対向配置するギヤケース部分bの平
坦面には、前記歯車凹部6と対向する孔7をそれ
ぞれ形成する。この孔7にはスプリングその他の
弾性体8に支持されたスチールボール9を嵌め入
れてあり、該スチールボール9と歯車端面の凹部
6を係合させてなるものである。好ましくはスチ
ールボール9は窪み10を有するガイド11を介
して弾性体8に支持させる。また、歯車1,2の
凹部6及びガイド11の窪みはスチールボール9
との磨擦抵抗を小さくするために円錐状に形成す
るのが望ましい。
尚、第5図のギヤポンプも第3図、第4図と同
様に製作することができ、凹部6の形成は端面研
磨の前後いずれでもよい。
以上のように本発明によれば、従来所望のサイ
ドクリアランスをミクロン単位の精度で得ること
が困難であつたギヤポンプを簡単且つ一定の精度
ををつて製造することができ、また、サイドクリ
アランスのばらつきがないために、該ばらつきを
自動的に調整する可動側板を設ける必要もなく、
きわめて有効なギヤポンプの製造方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のに係る製造方法により得られ
たギヤポンプの一部切欠断面図、第2図は第1図
のA−A線断面図、第3図及び第4図は第1図の
ギヤポンプの製造工程説明図、第5図は本発明に
係る方法により得られた他の型式のギヤポンプの
一部切欠断面図である。 1,2……歯車、3,4……支軸、5……シ
ム、6……歯車凹部、9……スチールボール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ギヤポンプのケースを構成する一方のケース
    部材aの歯車収納ケーシングに予め歯車側面とケ
    ース側面間の所望クリアランスに相当する厚さの
    薄いシムを介在させた状態で、一側の側面軸芯に
    のみ支軸を形成した相互に噛み合う一対の歯車を
    嵌装し、ギヤケース部材aと歯車の側面を同時に
    研磨またはラツプして同一平坦面に形成した後、
    前記シムを除去し、別のギヤケース部材bの平坦
    面をギヤケース部材aの前記平坦面に当接結合す
    ることを特徴とするギヤポンプの製造方法。
JP16784880A 1980-11-28 1980-11-28 Gear pump and manufacture thereof Granted JPS5791392A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16784880A JPS5791392A (en) 1980-11-28 1980-11-28 Gear pump and manufacture thereof

Applications Claiming Priority (1)

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JP16784880A JPS5791392A (en) 1980-11-28 1980-11-28 Gear pump and manufacture thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5791392A JPS5791392A (en) 1982-06-07
JPS6125919B2 true JPS6125919B2 (ja) 1986-06-18

Family

ID=15857202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16784880A Granted JPS5791392A (en) 1980-11-28 1980-11-28 Gear pump and manufacture thereof

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60114287U (ja) * 1984-01-10 1985-08-02 九州日立マクセル株式会社 ギヤポンプ
JP2001162435A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Yasuharu Tokukatsu フープ材カッター
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5791392A (en) 1982-06-07

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