JPS5944511B2 - 内接ギヤポンプ・モ−タ - Google Patents

内接ギヤポンプ・モ−タ

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JPS5944511B2
JPS5944511B2 JP54162704A JP16270479A JPS5944511B2 JP S5944511 B2 JPS5944511 B2 JP S5944511B2 JP 54162704 A JP54162704 A JP 54162704A JP 16270479 A JP16270479 A JP 16270479A JP S5944511 B2 JPS5944511 B2 JP S5944511B2
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JP
Japan
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internal gear
filler piece
filler
pinion
gear pump
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JP54162704A
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JPS5685584A (en
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道雄 鹿野
秀司 北川
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Nachi Fujikoshi Corp
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Fujikoshi KK
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Publication date
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Publication of JPS5685584A publication Critical patent/JPS5685584A/ja
Publication of JPS5944511B2 publication Critical patent/JPS5944511B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/10Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
    • F04C2/101Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member with a crescent-shaped filler element, located between the inner and outer intermeshing members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液圧装置に使用される液圧ポンプに関し、特に
、ハウジングと、ハウジング内に回転可能に支持された
ピニオンおよびピニオンと噛み合うインターナルギヤと
、ピニオンとインターナルギヤとの間に形成される空間
内に充填された該空間を、運転時に低圧領域および高圧
領域となる2つの領域に分けるフィラーピースと、を有
する内装ギヤーポンプまたはモータ(以下内装ギヤポン
プ・モータという)の改良に関する。
100kgf/Cl11.以上といった高圧を発生する
ことができる公知の高圧用内接ギヤポンプとしては、例
えば特公昭53−26682号公報に示すように、ピニ
オンとインターナルギヤとがバツクラツシのない噛合い
をし、かつラジアルピストンがインターナルギヤをピニ
オンに向けて液圧的に押圧しラジアルプレツシャローデ
ン機能を果すようになったものが実用化されている。
かかる内接ギヤポンプは300 kgf/crA以上と
いった極めて高い圧力を発生させることに成功したが、
バツクラツシのない噛合いを必要とするためコスト高の
高精度の歯車を必要とする上に、ラジアルピストンやそ
れに伴う各種め部品やゴムシール装置などの多数の高精
度部品を必要としコスト高となりかつラジアルピストン
にゴムシールを使うので寿命にも問題があった。
またこの形式の内接ギヤポンプは内接ギヤモーフとして
は実用化されていない。
別の公知の高圧用内装ギヤポンプ・モータとしては、昭
和52年公開特許公報第99408号がある。
この内接ギヤポンプ・モータではフィラーピースに円周
方向の−ないし複数のスリットが設けられており、この
スリットに高圧領域の液油が導入されてピニオンとイン
ターナルギヤの各歯先間をシールするようにされている
この構造は、上記した内接ギヤポンプにあった、ラジア
ルピストンおよびそれに伴う各種の部品やゴムシール装
置がない点でコンパクトであり、またこれら部品がない
こと、およびピニオンとインターナルギヤはバツクラツ
シのある噛合いでよいので高精度の歯車を必要としない
ことなどの理由でコスト低減化を図っている。
しかしながら、スリットを設けた態形フィラーピースは
形状が複雑であると共に小さな部品の点数が多くいづれ
も部品として加工が困難で結局コスト高となり、また寿
命にも問題があった。
本発明の目的は上記した従来品の欠点を除去した、形状
が簡単で部品点数が少く、コンパクトで安価かつ耐久性
のある低騒音の高圧(100kg、f/i以上)な液圧
ポンプであって、液圧モータとしても使用可能な内接ギ
ヤポンプ・モータを提供することにある。
本発明の他の目的は上記目的にそう内接ギヤポンプ・モ
ータであって、正逆いずれの方向にも回転するように使
用可能な内接ギヤーポンプ・モータを提供することにあ
る。
上記した諸口的を達成するために、本発明によると、ハ
ウジングと、ハウジング内に回転可能に支持されたピニ
オンおよびピニオンと噛み合うインターナルギヤと、ピ
ニオンとインターナルギヤとの間に形成される空間内に
充填され該空間を、運転時に低圧領域および高圧領域と
なる2つの領域にて分けるフィラーピースと、を有する
内接ギヤポンプ・モーターであって、前記フィラーピー
スは、前記空間内に浮動的に配置されかつ複数個のピニ
オンの歯先とインターナルギヤの歯先とにそれぞれ摺接
可能な部分を持つ、少なくとも1つのフィラーピースを
含み、また前記フィラーピースの低圧領域の側の端部に
係合して該フィラーピースの該低圧領域に向かう円周方
向移動を制限するよう前記ハウジングに固定されたスト
ッパピンと、前記フィラーピースを前記低圧領域に向け
て付勢するよう前記ハウジングに関連されたスプリング
と、を有する内接ギヤポンプ・モータにおいて、前記フ
ィラーピースは前記低圧領域に向かってピニオンの歯先
とそれと近接するインターナルギヤの歯先と距離が縮小
する側の該空間の部分に配置されており、かつ前記フィ
ラーピースとストッパピンとの間には組付時にある隙間
が設けられていることを特徴とする内接ギヤポンプ・モ
ータが提供される。
このような簡単で部品加工が容易な安価な構造によって
、フィラーピースは内接ギヤポンプ・モータ特有の三ケ
月型の上記空間を利用して高圧領域の液圧力でしオンと
インターナルギヤの歯先に押しつけられ、フィラーピー
スのこれらの歯先と摺接可能な部分はシール面としての
当りを出し同時にストッパピンの弾性により摩耗補償を
行い、ラジアルプレッシャーローテング機能をするので
従来品のようなラジアルピストンを必要としない。
また本発明はフィラーピース、ストッパピンおよびスプ
リングのみで歯先シール部の摩耗補償ができる構造とし
たので、形状が簡単で部品点数が少く安価であり、かつ
単純な形状の破損しにくい部材からなるので、耐久性の
ある内接ギヤポンプとなった。
またスプリングに隣接した固定ピンを設けることにより
液圧モータとしても使用できる。
なおフィラーピースが初期のならし運転でわずかに摩耗
してピニオンとインターナルギヤの各歯先をより完全に
シールするよう、前記フィラーピースとストッパピンと
の間には組付時にある隙間が設けられている。
さらに好ましい一実施例においては、フィラーピースの
摩耗を補償するよう、前記ストッパピンは前記隙間がな
くなった後、または前記距離だけストッパピンが移動し
た後においても前記フィラーピースと当接してわずかに
たわみつるか、または円周方向にわずかに移動可能にさ
れている。
さらに、前記スプリングは前記フィラーピースの前記端
部と反対側の端部に隣接して前記ハウジングに固定され
た固定ピンと、前記固定ピンと前記フィラーピースとを
相互に離隔する方向に付勢するよう該固定ピンと該前記
フィラーピースとの間に配装された少なくとも1つのス
プリングを含んでいてもよい。
さらに好ましい他の実施例においては、加工を容易かつ
簡単にするために、前記スプリングはハウジングに支持
され75)つ前記フィラピースの前記端部と反対側の端
部付近において該フィラーピースに設けられた軸方向み
ぞまたは穴と係合するスプリングピンを含んでいてもよ
い。
別の好ましい実施例では、内接ギヤポンプ・モータを正
逆回転可能とするために、前記フィラーピースは前記ピ
ニオンの軸心と前記インターナルギヤの軸心とを結ぶ線
に対して対称な互いに隣接する2個のフィラーピースか
らなり、前記ストッパピンは前記2個のフィラーピース
の各遠方端部に隣接して設けられており、前記スプリン
グは前記2個のフィラーピースを前記2個のストッパピ
ンに向けて付勢するように該2個のフィラーピースの隣
接端部の間に配装されてもよい。
本発明の他の目的と特徴とは1例示の目的で示した本発
明の好ましい諸実施例を記載した図面を参照した以下の
説明ならびに特許請求の範囲の記載からより明らかにか
つより容易に理解されるであろう。
各図面において同様な部材には同じ符号が付けられてい
る。
第1図を参照して、本発明の好ましい実施例である内接
ギヤポンプモータの全体が符号50で示され、内接ギヤ
ポンプモータ50はボデ゛イ2とカバー4を含むハウジ
ングを有し、このハウジングは後述するベアリング3,
5,7およびアキシャルプレート8,9等をさらに含ん
だものを意味する用語として使用する。
ピニオン1がボディ2とカバー4とにそれぞれ嵌着され
たベアリング3゜5によって回転可能に支持されている
ピニオン1と噛み合ったインターナルギヤ6がボディ2
に嵌着されたベアリング7によって回転可能に支持され
ている。
好ましくは、高価な高精度の歯車加工の必要をなくする
ために、さらに内接ギヤポンプ・モータの騒音の基本周
波数を低くするために。
ピニオン1とインターナルギヤ6との噛合いはバツクラ
ツシありの噛合いである。
より高圧に適する内接ギヤポンプ・モータを得るために
、必要ならばアキシャルプレート8,9を設けると共に
アキシャルプレー)8.−9とボディ1、カバー4との
間に公知のように内接ギヤポンプ・モータの高圧流体を
導いて軸方向の圧力摩耗補償機構(図示しない)を持た
せてもよい。
第1図のト」線にそった断面図である第2図で示すよう
に、ピニオン1は矢印Aの方向(図面で見て時計方向)
に回転されピニオン1に噛み合っているインターナルギ
ヤ6もピニオン1と同じ方向の矢印Bの方向に回転され
る。
ピニオン1とインターナルギヤ6との間に形成される空
間、すなわちピニオン1とインターナルギヤ6の歯面お
よび第1図に示されるアキシャルプレート8,9によっ
て画定される空間内には、この空間を運転時に高圧領域
19および低圧領域20となる2つの領域に分けるため
に充填されるフィラーピース10が浮動的に挿入されて
いる。
フィラーピース10はこの実施例では一個で、低圧領域
20に向−々)ってピニオン1の歯先1′とそれと近接
するインターナルギヤ6の歯先6′との距離が縮小する
側の上記空間の部分において複数個のレニオン1の歯先
1′とインターナルギヤ6の歯先6′と摺接可能な部分
10’、10“を含む。
ストッパピン11が、フィラーピース10の前記低圧領
域20側の端部21に係合してフィラーピース10の低
圧領域に向う円周方向移動すなわち図面で見て反時計方
向の移動を制限するようボディ2とカバー4に固定され
ている。
好ましくは一般にストッパピン11は、第3図に示すよ
うに、アキシャルプレート8゜9を貫通しボディ2とカ
バー4にまで達する穴に嵌着されており、高圧がハウジ
ング内で発生したときにフィラーピース10にかかる高
圧領域19の液圧力に十分抗するように設計されている
ここで「ハウジングに固定される」とはハウジングに対
して相対運動をしないようハウジングにm接またはアキ
シャルプレート8,9などを介して間接的に固定される
ことをいう。
フィラーピース10を前記低圧領域20に向けて即ちス
トッパピン11に向けて付勢する少くとも一個、図示実
施例では2個のスプリング13がフィラーピース10の
高圧領域19の側の端部21′に形成された凹所に挿入
されると共に、フィラーピース10のこの端部21′に
隣接して設けられハウジングに固定された固定ピン12
と係合し、固定ピン12とフィラーピース10を相互に
離隔する方向に付勢するように配設されている。
なおスプリング13は、ピニオン1およびそれと噛み合
うインターナルギヤ6が矢印AおよびBの方向に回転さ
れた時、無負荷時にフィラーピース10が歯先1’、6
’に引き摺られ高圧領域19に向けて移動して歯先1′
6′とフィラーピース10との間に隙間を生じ、これに
より内接ギヤポンプ・モータの圧力が上らなくなること
を防止するようフィラーピース10に予圧を与えるため
のものである。
作動においては、まず内接ギヤポンプ・モータがポンプ
として使用される時について説明する。
ピニオン1が図示しない電動機等によって矢印Aの方向
に回転させられると、図示しない通路から低圧領域20
に導かれた流体は高圧領域19に入り圧力が上げられて
、図示しない通路を通って吐出される。
フィラーピース10は高圧領域19の液圧力を受けてス
トッパピン11とピニオン1の歯先1′とインターナル
ギヤ6の歯先6′に押し付けられそれらによって支持さ
れ、各歯先1/、6/に対しフィラーピース10の部分
10’、10’はシール面としての当りを出して強くシ
ールされると共に、ストッパピン11の弾性によって摩
耗補償が行なわれる。
またこのとき、フィラーピース10はピニオン1をイン
ターナルギヤ6との噛み合い部に向けて押圧するので、
ラジアルプレッシャーローディング機能を果たすことが
できる。
次に液圧モータとして使用される時は、図示しない通路
から低圧領域20に高圧液体が導入され、ピニオン1と
インターナルギヤ6とは矢印AおよびBの方向とは反対
の方向(第2図で見て反時計方向)に回転させられ、か
つフィラーピース10の高圧領域19への移動は固定ピ
ン12で制限される。
この場合も上記したと同じようにフィラーピース10は
歯先1’、6’との間のシールを確実にに行ない、摩耗
補償を行ない、ラジアルプレッシャーローティング機能
を奏する。
上記のような構造においては、フィラーピース10スト
ツパピン11固定ピン12スプリング13は形状が単純
でコンパクトである。
従って簡単でかつ加工が容易な安価な構造となった。
しかもフィラーピース10は内接ギヤポンプ・モータ特
有の三ケ月型の空間を利用して高圧領域19の液圧力で
ピニオン1とインターナルギヤ6の歯先1/、6/に押
しつけられフィラーピース10の部分i o’、 i
o’がシール面としての当りを出し同時にストッパピン
11の弾性により摩耗補償を行い、かつプレッシャーロ
ーディング機能をするので、高圧で使用できるはかりか
、スプリングに隣接した固定ピンを設けることにより液
圧モータとしても使用出来るものとなった。
またバツクラツシありの噛み合いでよいため歯車精度の
ポンプまたはモータ性能への影響が小さく、騒音の基本
周波数が低く低騒音である。
勿論ラジアルピストンは必要とされない。
好ましくは第2図で示すように、フィラーピース10が
初期のならし運転でわずかに摩耗して、ピニオン1とイ
ンターナルギヤ6の各歯先1′。
6′をより完全にシールし、より高圧に適するようにす
るために、フィラーピース10とストッパピン11との
間には組付時にある隙間Sが設けられている。
このようにすると、初期のならし運転によりピニオン1
がインターナルギヤ6と噛合って駆動されると、両歯車
の噛合により生じた高圧領域19の液圧力によってフィ
ラーピース10は、ストッパピン11の方向に押しつけ
られながら隙間SがOとなり、フィラーピース10がス
トッパピン11に当接するまで削られる。
このためフィラーピース10の部分10’、 10’の
外内径はピニオン1およびインターナルギヤ6の歯先1
’、6’内径と完全に一致し、充分なシールが行われ、
より高圧に適するより耐久性のある低騒音の内接ギヤポ
ンプ・モータとなる。
代替的に若干加工費を要するが、隙間Sを設けずに、ス
トッパピン11が組付時において予め低圧領域20に向
う円周方向に隙間Sに相当する距離だけ移動可能にして
もよく、この代替構造が第4aおよび4b図並びに第5
aおよび第5b図に示されている。
第4aおよび第4b図に示す代替構造は、ボディ2およ
びカバー4およびアキシャルプレート8,9のストッパ
ピン11を受ける支持孔52,52’をやや長孔としそ
の短軸部分でストッパピン11が締りばめし、フィラー
ピース10と反対側の長孔52,52’の長軸部分とス
トッパピン11との間に隙間Sが形成されている。
フィラーピース10によりストッパピン11が低圧領域
20に向けて強く押されると、ストン守ピン11は長孔
52,52’の中を隙間Sに相当する距離だけ移動する
長穴52,52’はボディ2およびカバー4のみに形成
し、アキシャルプレート8゜9はバカ孔としてもよい。
第5aおよび第5b図の代替構造は、ボディ2およびカ
バー4のストッパピン11用の支持孔に銅合金のような
変形し易い材料からなる調整リング54を挿入し、調整
リング54の内周面に高さSの凸部56を設け、この凸
部56でストッパピン11を支持するようになっている
フィラーピース10によりストッパピン11が低圧領域
20に向けて強く押されると、調整リング54の凸部5
6はつぶれ、ストッパピン11は凸部56の高さSに相
当する距離だけ移動する。
第2図に示す内接ギヤポンプ・モータにおいて、初期の
ならし運転が終了し、隙間Sが0となった時、高圧領域
19からフィラーピース10に働く液圧力はストッパピ
ン11とピニオン1の歯先1′とインターナルギヤ6の
歯先6′によって支持されるがフィラーピース10の歯
先との接触面部分10′。
10“が摩耗すると、ストッパピン11で支える力が増
大する。
そこでストッパピン11の弾性を適当な大きさにするこ
とにより、ストッパピン11がたわみ、フィラーピース
10が低圧領域20の方向の移動するので、フィラーピ
ース10とピニオン1とインターナルギヤの各歯先1’
、6’との完全なシールを持続させ、より耐久性をもた
せることが出来る。
代替的にストッパピン11の当接面28をへこみうるよ
うしてもよく、またはストッパピン11が経時的にわず
かに円周方向に低圧領域20に向けて移動可能にされて
もよい、そのような代替構造が第6aおよび6b図およ
び第7aおよびTb図に示されている。
第6aおよび第6b図に示す代替構造では、ストッパピ
ン11の端部部分を銅合金のような変形し易い材料で被
覆し、適当な厚さの銅合金層58を形成し、この銅合金
層58を介してストッパピン11をボディ2およびカバ
ー4の支持孔に支持−するようになっている。
第7aおよび第7b図に示す代替構造では、ボディ2お
よびカバー4の支持孔に銅合金のような変形し易い材で
できた適当な厚さのスリーブ60ヲ嵌着し、このスリー
ブ60でストッパピン11を支持するようにした。
さらに図示していないが、フィラーピース10に対する
ストッパピン11の当接面23に銅合金のような変形し
易い材料をろうづけしてフィラピース10の押圧により
わずかにへこみ得るようにしてもよい。
第8図および第9図は第2図と異る他の本発明の好まし
い実施例の内接ギヤポンプモータ62を示しており、こ
こでは加工を容易に簡単にするために、両端がハウジン
グに穿設された穴25に直接または支持体62を介して
支持されると共に、ストッパピン11と反対側のフィラ
ーピース10の端部付近に設けられた軸方向穴24と係
合するスプリングピン14でフィラーピース10を付勢
する。
軸方向穴24の代りにみぞを設けてもよい。なお第2図
および第8図の実施例ではピニオン1の回転方向はポン
プとして使用されるときは矢印Aの方向であり、液圧モ
ータとして使用される時は矢印Aと反対の方向である。
しかしながらピニオン1を上記とは逆に回転する必要が
ある内接ギヤポンプ・モータにおいては、フィラーピー
ス10、ストッパピン11、スプリング13,14等を
ピニオン1とインターナルギヤ6との各軸心を結ぶ線2
2に対して対称に反対側に配置する、すなわち図面でみ
て右側にフィラーピース10の大部分およびストッパピ
ン11を配置し、左側にスプリング13を配置すればよ
いことは明らかであろう。
第10図および第11図は更に別の本発明の好ましい実
施例であって、正逆回転可能にされた内接ギヤポンプ・
モータが示されている。
第10図に示す実施例においては、2個のフィラーピー
ス15.16がピニオン1の軸心とインターナルギヤ6
の軸心とを結ぶ線22に対して対称に互いに隣接して設
けられており、2個のフィラーピース15,16の遠方
端部66.68に隣接してそれぞれストッパピン70,
72が設けられている。
2個のフィラービス15,16の隣接端部74.76の
間には2個のフィラーピース15゜16をストッパピン
70.72に向けて付勢する少なくとも1つのスプリン
グγ8が設けられている。
スプリング78はフィラーピース15,16の隣接端部
74.76に形成された整合凹所に挿入されている。
第11図に示す実施例においては、2個のフィラーピー
ス15,16をストッパピン71,72に向けて付勢す
るスプリングとして、波形バネ80が用いられている。
波形バネ80は、フィラーピース15,16の隣接端部
74,76に形成された整合溝に第12図に示すように
挿入されている。
第10図の構造は第11図のものより若干コスト高であ
るが、スプリングのバネ定数が低くなり安定した性能を
得ることができるという点で優れている。
第10図および第11図に示す実施例の内接ギヤポンプ
モータが正逆両方に回転できることは明らかであろう。
本発明は上述したように、構造が極端に簡単であるので
製作容易であり非常に安価なものとすることができる。
さらに正逆両方に回転できる内接ギヤポンプ・モータに
変形することができるなどきわめて有用なものである。
本発明につき、例示の目的のみで本発明の好ましい諸実
施例につき詳細に説明したが、当業者にとって、本願発
明の基本技術思想から逸脱することなく種々の設計変更
を行いうることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好ましい実施例である内接ギヤポン
プモータの軸線方向の断面図、第2図は第1図の■−■
線に沿った拡大断面図、第3図は第2図の■−■線に沿
った拡大断面図、第4a図は組付時においてフィラーピ
ースとストッパピンとの間に隙間を設ける代りに、スト
ッパピンを円周方向に低圧領域に向けである距離だけ移
動可能とした代替構造を示す断面図であり、第4b図は
第4a図のIV−IV線に沿った断面図である。 第5a図は第4a図に示す構造と同様な機能を持つ他の
代替構造を示す断面図であり、第5b図は第5a図のv
−■線に沿った断面図である。 第6a図は通常運転時にストッパピンの弾性を利用する
代りにストッパピンを円周方向に低圧領域に向けてわず
かに移動可能とした代替構造を示す断面図であり、第6
b図は第6a図のVl−VI線に沿った断面図、第7a
図は第6a図に示す構造と同様な機能を持つ他の代替構
造を示す断面図であり、第7b図は、第7a図の■−■
線に沿った断面図、第8図は本発明の他の好ましい実施
例である内接ギヤポンプモータを示す。 第2図と同様な断面図、第9図は第8図のIX−■線に
沿った断面図である。 第10図は本発明のさらに他の好ましい実施例である正
逆回転可能な内接ギヤポンプモータを示す、第2図と同
様な断面図である。 第11図は第10図の内接ギヤポンプモータの一部を変
更した本発明のさらに他の好ましい実施例である正逆回
転可能な内接ギヤポンプモータを示す、第10図と同様
な断面図、第12図は第11図の■−■線に沿った断面
図である。 1・・・・・・ピニオン、1′・・・・・・ピニオンの
歯先、2・・・・・・ボディ(ハウジング)、4・・・
・・・カバー(ハウジング)、6・・・・・・インター
ナルギヤ、6′・・・・・・インターナルギヤの歯先、
10,15,16・・・・・・フィラーピース、10’
、 10”・・・・・部分、11・・・・・・ストッパ
ピン、12・・・・・・固定ピン、13,78,80・
・・・・・スプリング、14・・・・・・スプリングピ
ン、22・・・・・・結ぶ線、S・・・・−・隙間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングと、ハウジング内に回転可能に支持され
    たピニオンおよびピニオンと噛み合うインターナルギヤ
    と、ピニオンとインターナルギヤとの間に形成される空
    間内に充填され該空間を、運転時に低圧領域および高圧
    領域となる2つの領域に分けるフィラーピースとを有す
    る内接ギヤーポンプ・モータであって、前記フィラーピ
    ースは、前記空間内に浮動的に配置されかつ複数個のピ
    ニオンの歯先とインターナルギヤの歯先とにそれぞれ摺
    接可能な部分を持つ、少なくとも1つのフィラピースを
    含み、また前記フィラーピースの低圧領域の側の端部に
    係合して該フィラーピースの該低圧領域に向かう円周方
    向移動を制限するよう前記ハウジングに固定されたスト
    ッパピンと、前記フィラーピースを前記低圧領域に向け
    て付勢するよう前記ハウジングに関連されたスプリング
    と、を有する内装ギヤポンプ・モータにおいて、前記フ
    ィラービスは前記低圧領域に向ってピニオンの歯先とそ
    れと近接するインターナルギヤの歯先との距離が縮小す
    る側の該空間の部分に配置されており、かつ前記フィラ
    ーピースとストッパピンとの間には組付時にある隙間が
    設けられていることを特徴とする内接ギヤポンプ・モー
    タ。 2 前記ストッパピンは前記隙間がなくなった後、また
    は前記距離だけ該ストッパピンが移動した後においても
    前記フィラーピースと当接してわずかにたわみうるか、
    または円周方向にわずかに移動可能にされた、特許請求
    の範囲第1項記載の内接ギヤポンプ・モータ。 3 前記スプリングは前記フィラーピースの前記端部と
    反対側の端部に隣接して前記ハウジングに固定された固
    定ピンと、前記固定ピンと前記フィラーピースとを相互
    に離隔する方向に付勢するよう該固定ピンと該フィラー
    ピースとの間に配装された少なくとも1つのスプリング
    とを含む、特許請求の範囲第1項または第2項記載の内
    接ギヤポンプ・モータ。 4 前記スプリングはハウジングに支持されかつ前記フ
    ィラーピースの前記端部と反対側の端部付近において該
    フィラーピースに設けられた軸方向みぞまたは穴と係合
    するスプリングピンを含む特許請求の範囲第1項、第2
    項または第3項記載の内接ギヤポンプ・モータ。 5 前記フィラーピースは前記ピニオンの軸心と前記イ
    ンターナルギヤの軸心とを結ぶ線に対して対称な互いに
    隣接する2個のフィラーピースからなり、前記ストッパ
    ピンは前記2個のフィラーピースの各遠方端部に隣接し
    て設けられており、前記スプリングは前記2個のフィラ
    ーピースを前記2個のストッパピンに向けて付勢するよ
    うに該2個のフィラーピースの隣接端部の間に配装され
    ている、特許請求の範囲第1項または第2項記載の内接
    ギヤポンプモータ。
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