JPS5840673B2 - 油圧機械 - Google Patents
油圧機械Info
- Publication number
- JPS5840673B2 JPS5840673B2 JP51044703A JP4470376A JPS5840673B2 JP S5840673 B2 JPS5840673 B2 JP S5840673B2 JP 51044703 A JP51044703 A JP 51044703A JP 4470376 A JP4470376 A JP 4470376A JP S5840673 B2 JPS5840673 B2 JP S5840673B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- side plates
- oil
- case
- circular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、軸支されている２個の外歯車の両側に共通軸
受となる側板を対峙し、該両側板を介して外歯車をケー
ス内に収納してなる油圧機械に関するものである。
受となる側板を対峙し、該両側板を介して外歯車をケー
ス内に収納してなる油圧機械に関するものである。
近時、油圧機械例えば歯車ポンプなどの高速、高圧化に
伴い、その軸支されている歯車等の回転子の軸間距離な
どの寸度は高精度に維持しなければならない。
伴い、その軸支されている歯車等の回転子の軸間距離な
どの寸度は高精度に維持しなければならない。
従来、この種の油圧機械では回転子の軸受はケーシング
と蓋板に分割されたケースのケーシング側壁、蓋板など
で直接支持されており、そのためケースに設けた軸受の
加工を高精度に施し、しかも組立ての際に両側の軸受の
心合せ作業も高精度に行う必要がある。
と蓋板に分割されたケースのケーシング側壁、蓋板など
で直接支持されており、そのためケースに設けた軸受の
加工を高精度に施し、しかも組立ての際に両側の軸受の
心合せ作業も高精度に行う必要がある。
しかし、ケースはその形状により、加工精度を高め、ま
た組立時の高精度の心合せ作業が容易ですく、作業性に
劣り、品質の安定化が困難となっている。
た組立時の高精度の心合せ作業が容易ですく、作業性に
劣り、品質の安定化が困難となっている。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、２個の外歯
車とその軸および側板をユニット化すると共に側板を同
一径の円形とし、このユニットをケースに収納すること
により、各部品の加工工程および組立時の心合せの工程
など製造工程を単純かつ容易にし、外歯車の軸間距離等
の寸度を高精度に維持する油圧機械を提供することを目
的とするものである。
車とその軸および側板をユニット化すると共に側板を同
一径の円形とし、このユニットをケースに収納すること
により、各部品の加工工程および組立時の心合せの工程
など製造工程を単純かつ容易にし、外歯車の軸間距離等
の寸度を高精度に維持する油圧機械を提供することを目
的とするものである。
以上の如き目的を達成する本発明の要旨は、２個の外歯
車の軸を両側から支持するごとく核外歯車の両側面に同
一径の円形の側板をそれぞれ対峙し、該両側板に設けた
軸受により外歯車軸を支承せしめ、前記外歯車を側板と
ともにケース内の円形穴に収納する一方、該側板とケー
ス内の円形穴間にシールブロックを挾持したことを特徴
とする油圧機械である。
車の軸を両側から支持するごとく核外歯車の両側面に同
一径の円形の側板をそれぞれ対峙し、該両側板に設けた
軸受により外歯車軸を支承せしめ、前記外歯車を側板と
ともにケース内の円形穴に収納する一方、該側板とケー
ス内の円形穴間にシールブロックを挾持したことを特徴
とする油圧機械である。
本発明の構成を歯車ポンプについて実施した場合の図面
に基いて以下説明する。
に基いて以下説明する。
第１図〜第４図において、１のケーシングに吸入口２、
吐出口３、円形穴４、凹所５，６がそれぞれ図示のよう
に設けられる。
吐出口３、円形穴４、凹所５，６がそれぞれ図示のよう
に設けられる。
同一径に形成された円形の側板７，８にはそれぞれ２個
所ずつ軸受穴９，９，１０．１０が設けられ、該軸受穴
にはそれぞれ軸受２６が装着される。
所ずつ軸受穴９，９，１０．１０が設けられ、該軸受穴
にはそれぞれ軸受２６が装着される。
、駆動外歯車１１および従動外歯車１２はそれぞれ図示
の方向に回転し、該駆動外歯車１１はキー１３などの手
段により１駆動軸１４と一体に嵌合され、従動外歯車１
２は従動軸１５に圧入され、面外歯車ｌＬ１２は相互に
噛み合った状態で側板７，８により両側面から挾持され
、前記軸受穴９，１０の軸受２６により軸支される。
の方向に回転し、該駆動外歯車１１はキー１３などの手
段により１駆動軸１４と一体に嵌合され、従動外歯車１
２は従動軸１５に圧入され、面外歯車ｌＬ１２は相互に
噛み合った状態で側板７，８により両側面から挾持され
、前記軸受穴９，１０の軸受２６により軸支される。
１６．１７は蓋板であり、蓋板１６には駆動軸１４の貫
通穴が設けられ、前記側板７，８はケーシング１の円形
穴４に嵌入され、かつ蓋板１６゜１７によって挾持され
、該蓋板１６．１７とは第４図に示す如くピン２９など
の手段により回り止めが施される。
通穴が設けられ、前記側板７，８はケーシング１の円形
穴４に嵌入され、かつ蓋板１６゜１７によって挾持され
、該蓋板１６．１７とは第４図に示す如くピン２９など
の手段により回り止めが施される。
ケーシング１、蓋板１６，１７はボルトｆｌどの手段に
より一体に組立てられ、この際、ケーシング１と蓋板１
６，１７間は０リングなどの手段により、また蓋板１６
の前記貫通穴にはオイルシールなどの手段により、それ
ぞれ洩れ止めが施され、面外歯車１１．１２と側板７，
８のそれぞれ側面は適宜隙間をもつよう構成される。
より一体に組立てられ、この際、ケーシング１と蓋板１
６，１７間は０リングなどの手段により、また蓋板１６
の前記貫通穴にはオイルシールなどの手段により、それ
ぞれ洩れ止めが施され、面外歯車１１．１２と側板７，
８のそれぞれ側面は適宜隙間をもつよう構成される。
１８はシールブロック、１８ａは該シールブロックの油
の通路である。
の通路である。
シールブロック１８は側板７，８と円形穴４間に挾持さ
れ、かつ第４図に示す如くピン３０などの手段によりそ
の位置が定められ、ケーシング１内の空間を低圧室１９
と高圧室２０に区分し、その間をシール可能に、かつ面
外歯車１１．１２の外周とは適宜隙間を有するよう構成
される。
れ、かつ第４図に示す如くピン３０などの手段によりそ
の位置が定められ、ケーシング１内の空間を低圧室１９
と高圧室２０に区分し、その間をシール可能に、かつ面
外歯車１１．１２の外周とは適宜隙間を有するよう構成
される。
前記通路１８ａは高圧室２０と吐出口３とを連通可能に
構成される。
構成される。
上記油圧機械の加工、組立は、ケーシング１、蓋板１６
，１７７ａ’どのケース部分に側板７，８を嵌入する穴
４を形成し、側板７，８はその軸受穴９．１０を位置を
合せて例えば両側板を重ねて同時加工により形成し、軸
受２６を装着し、軸支されている駆動外歯車１１、従動
外歯車１２をシールブロック１８と共に両側から挾持す
るように前記側板７，８をケース内に組込んでなり、外
歯車１１．１２は側板７，８を介して支持されるもので
ある。
，１７７ａ’どのケース部分に側板７，８を嵌入する穴
４を形成し、側板７，８はその軸受穴９．１０を位置を
合せて例えば両側板を重ねて同時加工により形成し、軸
受２６を装着し、軸支されている駆動外歯車１１、従動
外歯車１２をシールブロック１８と共に両側から挾持す
るように前記側板７，８をケース内に組込んでなり、外
歯車１１．１２は側板７，８を介して支持されるもので
ある。
ｆｆお、本発明はＵ土のような実施例のほか、この発明
の技術思想の範囲内において各構成の均等物との置換も
また本発明の技術範囲に含まれる。
の技術思想の範囲内において各構成の均等物との置換も
また本発明の技術範囲に含まれる。
例えば軸受としては平軸受、ころがり軸受のどちらでも
用いることができる。
用いることができる。
また、前記本油圧機械において、外歯車軸の軸受部に負
荷方向に対面する側に閉じた形状の油溝を設け、この油
溝に高圧側より逆止弁を介して高圧油を誘導可能に構成
して油路を開口した構造によって軸受部の給油を機能的
になした実施例につき以下に説明する。
荷方向に対面する側に閉じた形状の油溝を設け、この油
溝に高圧側より逆止弁を介して高圧油を誘導可能に構成
して油路を開口した構造によって軸受部の給油を機能的
になした実施例につき以下に説明する。
側板７および８に穴２１が設けられ、高圧室２０と側板
７，８に設けられた凹部２２とを連通する。
７，８に設けられた凹部２２とを連通する。
２３は逆止弁であり、凹部２２からの高圧油が後述する
軸受部の方へは流入するが、逆方向には流れないように
側板７，８に設けられる。
軸受部の方へは流入するが、逆方向には流れないように
側板７，８に設けられる。
また側板７．８には圧入穴２５がそれぞれ２個所ずつ設
けられ、これら圧入穴２５の内面の溝およびこの溝と逆
止弁２３とを連通ずる穴によって油の通路２４が構成さ
れる。
けられ、これら圧入穴２５の内面の溝およびこの溝と逆
止弁２３とを連通ずる穴によって油の通路２４が構成さ
れる。
該圧入穴２５にはそれぞれブツシュ状のジャーナル軸受
２６が圧入され、かつこれら軸受２６の内面が前記軸受
穴９，１０になるよう構成される。
２６が圧入され、かつこれら軸受２６の内面が前記軸受
穴９，１０になるよう構成される。
軸受２６には油穴２７が設けられ、穴２１、凹部２２、
通路２４、油穴２７で油路０が構成される。
通路２４、油穴２７で油路０が構成される。
２８は油溝てあり、軸受２６のそれぞれの内面９，１０
に、かつほぼ軸１４．１５に作用する負荷方向（第５図
において矢印の方向）に対面する側に、閉じた形状に、
この実施例では長方形に設けられる。
に、かつほぼ軸１４．１５に作用する負荷方向（第５図
において矢印の方向）に対面する側に、閉じた形状に、
この実施例では長方形に設けられる。
前記油穴２７はこの油溝２８に開口するよう設けられて
いる。
いる。
上記構造の軸受部とした際の作用は、上記歯車ポンプに
おいて、負荷が作用したままの状態、すなわち、吐出口
３が高圧の状態のままで始動したときは、軸１４または
１５と軸受２６とよりなる軸受部は、低速でありながら
高荷重を受けている。
おいて、負荷が作用したままの状態、すなわち、吐出口
３が高圧の状態のままで始動したときは、軸１４または
１５と軸受２６とよりなる軸受部は、低速でありながら
高荷重を受けている。
しかしながら吐出口３の高圧油は逆ＩＬ弁２３を通って
油路Ｏにより、軸受２６の内面９，１０に設けられた溝
２８に誘導される。
油路Ｏにより、軸受２６の内面９，１０に設けられた溝
２８に誘導される。
形溝２８は負荷方向に対面する側に設けであるために軸
受部に流体静力学的粘性油膜が形成されることにより、
軸１４または１５と軸受２６とが金属接触をおこすこと
すく、従って軸受部が焼付くことが無い。
受部に流体静力学的粘性油膜が形成されることにより、
軸１４または１５と軸受２６とが金属接触をおこすこと
すく、従って軸受部が焼付くことが無い。
軸１４１５が高速になったときは、流体動力学的粘性油
膜の形成によって、軸受部はやはり焼付などの支障をお
こさない。
膜の形成によって、軸受部はやはり焼付などの支障をお
こさない。
また逆止弁２３の作用により、軸受部における高圧油膜
の油が吐出口３に逆流することを防止できる。
の油が吐出口３に逆流することを防止できる。
以上のような構成の本発明油圧機械は、２個の外歯車の
軸を両側から側板により支持した結合体をケース内に組
み込み、該外歯車を側板を介して支持するようにしたも
のであり、しかも前記側板は同一径の円形でかつ平板状
であるため、両側の側板を重ねて軸受部等の同時加工を
施すことが可能であり、その加工性が向上し高精度加工
が容易に施すことができ、側板間の心合せが不要で、全
体の組立工程において心合せの工程をなくすことができ
、また、前記円形の側板を収納するケースの円形穴の加
工も円形であってその加工が正確かつ容易に行え、さら
に、シールブロックの組付けも前記円形の側板および円
形穴を利用して容易にかつ高精度に行え、製造工程にお
ける各部品の加工および組立工程が簡単、容易になるも
のであって、製品の精度も軸受が直接ケースに支持され
ていないために高く維持でき、品質の安定化を図ること
ができるなど優れた効果を有するものである。
軸を両側から側板により支持した結合体をケース内に組
み込み、該外歯車を側板を介して支持するようにしたも
のであり、しかも前記側板は同一径の円形でかつ平板状
であるため、両側の側板を重ねて軸受部等の同時加工を
施すことが可能であり、その加工性が向上し高精度加工
が容易に施すことができ、側板間の心合せが不要で、全
体の組立工程において心合せの工程をなくすことができ
、また、前記円形の側板を収納するケースの円形穴の加
工も円形であってその加工が正確かつ容易に行え、さら
に、シールブロックの組付けも前記円形の側板および円
形穴を利用して容易にかつ高精度に行え、製造工程にお
ける各部品の加工および組立工程が簡単、容易になるも
のであって、製品の精度も軸受が直接ケースに支持され
ていないために高く維持でき、品質の安定化を図ること
ができるなど優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は縦断面
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は要部の組
立斜視図、第４図は第２図Ｘ−Ｘ断面図、第５図は第１
図Ｂ−Ｂ断面図、第６図は第５図の一部拡大図、第７図
は第６図Ｃ矢視図である。 １・・・・・ケーシング、２・・・・・・吸入口、３・
・・・・・吐出口、４・・・・・・円形穴、５，６・・
・・・・凹所、７，８・・・・・・側板、９，１０・・
・・・・軸受穴、１１・・・・・・駆動外歯車、１２・
・・・・・従動外歯車、１３・・・・・・キー １４・
・・・・・駆動軸、１５・・・・・・従動軸、１６．１
７・・・・・・蓋板、１８・・・・・・シールブロック
、１８ａ・・・・・・通路、１９・・・・・・低圧室、
２０・・・・・・高圧室、２６・・・・・・軸受。
図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は要部の組
立斜視図、第４図は第２図Ｘ−Ｘ断面図、第５図は第１
図Ｂ−Ｂ断面図、第６図は第５図の一部拡大図、第７図
は第６図Ｃ矢視図である。 １・・・・・ケーシング、２・・・・・・吸入口、３・
・・・・・吐出口、４・・・・・・円形穴、５，６・・
・・・・凹所、７，８・・・・・・側板、９，１０・・
・・・・軸受穴、１１・・・・・・駆動外歯車、１２・
・・・・・従動外歯車、１３・・・・・・キー １４・
・・・・・駆動軸、１５・・・・・・従動軸、１６．１
７・・・・・・蓋板、１８・・・・・・シールブロック
、１８ａ・・・・・・通路、１９・・・・・・低圧室、
２０・・・・・・高圧室、２６・・・・・・軸受。
Claims (1)
- １２個の外歯車の軸を両側から支持するととく該外歯車
の両側面に同一径の円形の側板をそれぞれ対峙し、該両
側板に設けた軸受によって外歯車軸を支承し、前記外歯
車を側板と共にケース内の円形穴に収納する一方、該側
板とケース内の円形穴間にシールブロックを挾持したこ
とを特徴とする油圧機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51044703A JPS5840673B2 (ja) | 1976-04-19 | 1976-04-19 | 油圧機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51044703A JPS5840673B2 (ja) | 1976-04-19 | 1976-04-19 | 油圧機械 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP269672A Division JPS4872704A (ja) | 1971-12-29 | 1971-12-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51128702A JPS51128702A (en) | 1976-11-09 |
| JPS5840673B2 true JPS5840673B2 (ja) | 1983-09-07 |
Family
ID=12698764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51044703A Expired JPS5840673B2 (ja) | 1976-04-19 | 1976-04-19 | 油圧機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5840673B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5047580B2 (ja) * | 2006-10-06 | 2012-10-10 | 電気化学工業株式会社 | ギアポンプ |
| CN203783890U (zh) * | 2014-04-11 | 2014-08-20 | 陈洪亮 | 双转子回转式容积泵 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS495282U (ja) * | 1972-04-12 | 1974-01-17 |
-
1976
- 1976-04-19 JP JP51044703A patent/JPS5840673B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS495282U (ja) * | 1972-04-12 | 1974-01-17 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51128702A (en) | 1976-11-09 |
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