JPS61257906A - パツク化粧料 - Google Patents

パツク化粧料

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JPS61257906A
JPS61257906A JP10029585A JP10029585A JPS61257906A JP S61257906 A JPS61257906 A JP S61257906A JP 10029585 A JP10029585 A JP 10029585A JP 10029585 A JP10029585 A JP 10029585A JP S61257906 A JPS61257906 A JP S61257906A
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Japan
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immobilized
water
skin
people
parts
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JP10029585A
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Inventor
Kenji Mori
憲治 森
Hisanao Nagasawa
永澤 久直
Yasunaga Otani
大谷 泰永
Hiroshi Nakayama
博 中山
Hiroshi Jinno
神野 紘
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0212Face masks
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
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    • A61K8/64Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、顔面に塗布した後、一定時間放置(必要に応
じて軽くマツサージを行なう)して、顔面の汚れ成分や
老化角質を固定化酵素の酵素反応により分解し、その後
洗い流すか、拭い取る事によって顔面を清浄化し得るパ
ック化粧料に関する。
(従来の技術) 従来、加水分解酵素による皮膚汚れ成分や老化角質の分
解作用を利用した酵素配合のパック化粧料(例えば特開
昭59−20211号「パック組成物」等)が提案され
ているが、これらのパック化粧料には下記の如き難点が
ある。
(イ)化粧料の製造時に酵素活性が低下しやすい。
(ロ)酵素が原因となってパック化粧料が経口により変
色や変臭を生起しやすい。
(ハ)酵素が原因となって、皮膚に刺激やアレルギーを
与えやすい。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、上記従来技術の難点を改良せんとして鋭
意研究した結果、加水分解酵素の代りに、固定化された
加水分解酵素と水溶性多価アルコールを併用して得られ
るパック化粧料は、(1)老化角質分解効果が良好で、
肌をなめらかにし、肌につやを与える等、肌質改善効果
に便れていること。
(2)  皮膚に刺激やアレルギーを与えることなく、
安全性が高いこと。
(3)経口によっても変色や変臭を生起する仁となく、
保存安定性に優れていること。
等を見出し、本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、加水分解酵素が固定化されている
固定化酵素の粉末と、水溶性多価アルコールと、水不溶
性無機粉体と水とを配合してなるパック化粧料である。
本発明に使用する前記の固定化酵素において、固定化さ
れている加水分解酵素としては、例えば、蛋白質分解酵
素(プロテアーゼ)、脂肪分解酵素(リパーゼ)、グリ
コシド結合分解酵素(グリコシダーゼ)、澱粉分解酵素
(アミラーゼ)等が挙げられる。
前記の固定化酵素に含有する加水分解酵素の量は、通常
0.1〜50重量%の範囲内である。
本発明に使用する固定化酵素は、加水分解酵素の固定化
法により自己架橋型、包括型、担体結合型、吸着型、マ
イクロカプセル型等に分類することができるが、加水分
解酵素を固定化することにより加水分解酵素と肌の直接
接触はほとんどなくなり、安全性が向上するという利点
がある。
従って本発明における固定化酵素はいずれの型に属する
ものも用いることができるが、その担体或いは包括体は
安全性の高い天然物およびその誘導体がより好ましい。
すなわち、アルギン酸、ペクチン、カラギーナン、セル
ロース、デンプン、キトサン等の多糖類、コラーゲン、
絹フィブロイン、ゼイン、カゼイン、アルブミン等の蛋
白質、或いはそれらの誘導体、シリカ、アルミナ、ベン
トナイト等の無機物が挙げられ、必要に応じて不溶化処
理を行なうが、これ等に結合または吸着した固定化酵素
あるいはこれらにより包括された固定化酵素が好ましい
固定化酵素は、その機能、目的に応じて適宜選択するが
、自己架橋型固定化酵素は、加水分解酵素同士を官能基
を2個以上有する架橋剤で架橋化、不溶化したものであ
って、例えばグルタルアルデヒドで架橋化するか、これ
をNaBIll[4還元するか、ジイソシアネートによ
り架橋不溶化する等により得られる。
担体結合型固定化酵素は、不溶化した担体に加水分解酵
素を化学的に結合して固定化した゛もので、例えばセル
ロースをBr0N活性化し、あるいは過ヨウ素酸酸化し
加水分解酵素と反応させる方法、カルボキシメチルセル
ロースをアジド誘導体とした後、加水分解酵素と反応さ
せる方法、不溶化したキトサンあるいはコラーゲンと加
水分解酵素をグルタルアルデヒドで結合させる方法、シ
リカ粉末のアミノシラン誘導体と加水分解酵素をカルボ
ジイミド試薬で縮合結合させる方法等によって得られる
また、ジエチルアミノエチルセルロース等のカチオン性
ギリマーに加水分解酵素をイオン結合により固定化した
吸着型固定化酵素や、アルミナ、ベントナイト、カオリ
ナイト等に加水分解酵素を吸着固定化した吸着型固定化
酵素も十分使用し得る。
包括型固定化酵素とは、一般には架橋された高分子の三
次元網目状構造によって加水分解酵素をとじ込めて固定
化したものであり、一般には加水分解酵素を含んだ高分
子溶液から化学結合、配位結合、イオン結合、疎水結合
、部分結晶化等により高分子を架橋化、不溶化し製造さ
れる。また水に不溶性の高分子の溶液に加水分解酵素を
分散させ、水系で沈澱させることにより、包括型の固定
化酵素を得ることができる。その他、高分子網目状構造
にとじ込められた加水分解酵素が更に化学結合で担体に
結合しているものも、実質上、包括型固定化酵素と考え
られる。
これらの包括型固定化酵素のうち、絹フィブロインやゼ
インにより包括された固定化酵素、カルシウムイオン、
カリウムイオン等で架橋ゲル化したアルギン酸、ペクチ
ン、カラギーナン等に包括された固定化酵素、キトサン
に包括された固定化酵素等はその製造工程において実質
上反応試薬を用いることなく、無害な天然物のみによる
固定化酵素であり、最も好ましいものである。
本発明に使用する固定化酵素の粉末としては、平均粒径
が通常1〜50μのものが好適である。
本発明の化粧料における前記固定化酵素の配合量重量)
に対して0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重
量%である。
本発明に使用される前記の水溶性多価アルコールとして
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール
、1.3−ブチレングリコール、1゜4−ブチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、グルコー
ス、マルトース、マルチトール、蔗糖、フラクトース、
キシリトール、ソルビトール、マレトリオース、スレイ
トール、エリスリトール、澱粉分解糖還元アルコール等
を挙げることができ、これらの一種または二種以上組合
せて使用される。水溶性多価アルコールの配合量(使用
ji)は、使用する固定化酵素の中に含有している酵素
重量の1〜100倍量、好ましくは5〜50倍量である
。1倍量よりも少なくなると経日安定性が低下して変色
や変臭を起しやすく、100倍量よりも多くなると、使
用時ペタツキやホテリを感じたりする。
本発明に使用される水不溶性無機粉体としては、通常化
粧料に用いられるタルク、カオリン、炭酸カルシニウム
、亜鉛華、酸化チタン、ビーガム等が挙げられるが、特
にコロイド性含水ケイ酸フル疋ニウムの一種であるベン
トナイトを用いる時は使用時の感触に優れより好ましい
ものであする。
水不溶性無機粉体の配合量は、組成物(処方成分の全量
)の重量を基準として10〜90重量%である。
水の配合量は、組成物の重量を基準として10〜90重
量%である。
本発明のパック化粧料には、前記必須成分の他に必要E
ζ応じて薬効成分、芳香剤、防腐剤、着色剤等を配合す
ることができる。
(発明の効果) 本発明のパック化粧料は、従来の酵素(固定化されてい
ない酵素)による皮膚刺激、アレルギー、変色(着色)
、変臭(変質)等の難点が解消されており、かつ保存時
の経日安定性が良好で使用後の肌をなめらかにしたり、
つやを与える事ができる。
(実施例) 以下、実施例について説明する。
実施例に示す%とは重量%、部とは重量部を意味する。
実施例に示した実用テスト、経日変化の試験方法は下記
の通りである。
(1)実用テスト 専門検査員20人が1日1回、3日間連続して実用テス
トを行ない、下記試験項目のアンケート1ζ回答した。
試験項目二 評価項目 ” 塗布時のペタツキ感:塗布して拭い取るまでの間に
ベタツキを感じたと 答えた人数 塗布時のホテリW1:塗布して拭い取るまでの間にホテ
リを感じたと答 えた人数 塗布時の皮膚刺激:塗布して拭い取るまでの間に皮膚刺
激があったと 答えた人数 使用後の肌のなめらかさ:洗顔して10分たった時の肌
の方が、使用前の肌 よりなめらかになってい ると答えた人数 使用前の肌のつや:洗顔して10分たった時の肌の方が
、使用前の肌 よりつやがあると答えた 人数 使用方法は、試料5fを手にとって顔面に均一に塗布し
、15分間放置後、ティッシュペーパーで軽く拭い取っ
た後、40℃のお湯で洗い流し、タオルで頭をふく。
(2)経日安定性 試料を密封、遮光の条件下、45℃の恒温槽に3ケ月放
置した後、色と匂いの変化を観察した。
実施例1 (1)  包括型固定化酵素の調製 フィブロイン水溶液(フィブロイン濃度5.55%)2
00部に、プロテアーゼ(ノボインダストリー社製)0
.55部を溶解したI)H4,5の0.1モル−クエン
酸緩衝液20部を混合した後、4596硫酸アンモニウ
ム水溶液500部の中に注入して、塩析を行なった。得
られた沈澱をP別した後、十分水洗し、脱水後、風乾し
、粉末をジェットミルで粉砕して、平均粒径が10〜3
0μの粉末状の包括型固定化プロテアーゼ(プロテアー
ゼがフィブロインによって包括された固定化酵素で、プ
ロテアーゼの含有量は5%)を得た。
(2)パック化粧料の調製 ベントナイト15部とマルチトール10・部と水70部
を混合したものの中へ、前記の固定化プロテアーゼ5部
添加し、約10分間均一に攪拌して、本発明のパック化
粧料を得た。
このパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時に
ベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は2
0人中θ人、肌がなめらかになったと答えた人数は20
人中19人、肌につやがでたと答えた人数は20人中2
0人であった。また経日変化(経日安定性)において、
色、匂い共に変化が無かった。
比較例1 マルチトール(水溶性多価アルコール)を使用せず、か
つ水を80部使用する他は、実施例1と同様に行なって
、比較のパック化粧料を調製した。
得られたパック化粧料を前述の如く試験した結果、塗布
時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数
は20人中θ人、肌がなめらかになったと答えた人数は
20人中17人、肌につやがでたと答えた人数は20人
中18人であった。また経日安定性においては、色はや
や変色し、匂いはやや変臭して、不良であった。
比較例2 包括型固定化プロテアーゼの代りに、プロテアーゼ0.
25部とフィブロインパウダー4.75部使用する他は
、実施例1と同様に行なって、比較のパック化粧料を調
製した。得られたパック化粧料を前述の如く試験した結
果、塗布時ベタツキを感じたと答えた人数は20人中0
人、塗布時ホテリや皮膚刺激を感じたと答えた人数は2
0人中12人、肌がなめらかになったと答えた人数は2
0人中17人、肌につやがでたと答えた人数は20人中
17人であった。また経日安定性において、色は黄色に
変色し、匂いは著しく変臭して、極めて不良であった。
比較例3 包括型固定化プロテアーゼの代りに、プロテアーゼを使
用する他は、実施例1と同様に行なって、比較のパック
化粧料を調製した。得、られたパック化粧料を前記の如
く試験した結果、塗布時ベタツキを感じたと答えた人数
は20人中0人、塗布時ホテリや皮膚刺激を感じたと答
えた人数は20人中12人、肌がなめらかになったと答
えた人数は20人中17人、肌につやがでたと答えた人
数は20人中17人であった。また経日安定性において
、色は黄色に変色し、匂いは著しく変臭して極めて不良
であった。
実施例2 マルチトールの代りに、グリセリンを使用する他は実施
例1と同様にして本発明のパック化粧料を得た。
このパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時に
ベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は2
0人中θ人、肌につやがでたと答えた人数は20人中1
9人であった。また経日安定性において、色、匂い共に
変化が無かった。
比較例4 グリセリンを0.125部(固定化酵素中に含有する酵
素量の0.5倍ff1)使用しかつ水を79.875部
使用する他は実施例2と同様に行なって、比較のパック
化粧料を調製した。得られたパック化粧料を前記の如く
試験した結果、経日安定性において、色は黄色にやや変
色し、匂いはやや変臭して不良であった。
比較例5 グリセリンを37.5部(固定化酵素中に含有する酵素
量の150倍量)使用し、かつ水を42.5部使用する
他は、実施例2と同様に行なって比較のパック化粧料を
調製した。得られたパック化粧料を前記の如く試験した
結果、塗布時にベタツキを感じたと答えた人数は20人
中10人、塗布時にホテリを感じたと答えた人数は20
人中7人であった。
実施例3 グリセリンを0.25部(固定化酵素中に含有する酵素
量の1倍t)使用し、かつ水を79.75部使用する他
は、実施例2と同様に行なって本発明のパック化粧料を
調製した。得られたパック化粧料を前記の如く試験した
結果、塗布時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと
答えた人数は20人中0人、肌がなめらかになったと答
えた人数は20人中19人、肌につやがでたと答えた人
数は20人中19人であった。また経日安定性において
、色、匂い共に変化が無かった。
実施例4 グリセリンを25部(固定化酵素中に含有する酵素量の
100倍量)使用し、かつ水を5.5部使用する他は、
実施例2と同様に行なって本発明のパック化粧料を調製
した。得られたパック化粧料を前記の如く試験した結果
、塗布時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答え
た人数は20人中θ人、肌がなめらかになったと答えた
人数は20人中19人、肌につやがでたと答えた人数は
20人中19人であった6また経日安定性において、色
、匂い共に変化が無かった。
実施例5 グリセリンを1.25部(固定化酵素中に含有する酵素
量の5倍量)使用し、かつ水を78.75部使用する他
は、実施例2と同様に行なって、本発明のパック化粧料
を□調製した。得られたパック化粧料を前記の如く試験
した結果、塗布時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じ
たと答えた人数は20人中O人、肌がなめらかになった
と答えた人数は20人中19人、肌につやがでたと答え
た人数は20人中19人であった。また経日安定性にお
いて、色、匂い共に変化が無かった。
実施例6 グリセリンを12.5部(固定化酵素中に含有する酵素
量の50倍、1)使用し、かつ水を67.5部使用する
他は、実施例2と同様に行なって、本発明のパック化粧
料を調製した。
得られたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布
時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数
は20人中0人、肌がなめらかになったと答えた人数は
20人中19人、肌につやがでたと答えた人数は20人
中19人であった。
また経口安定性において、色、匂い共に変化が無かった
実施例7 プロテアーゼの代りに、リパーゼ(6糖産業!&りを使
用する他は、実施例1の(1)と同様に行なって、平均
粒径が10〜30μの粉末状の包括型固定化リパーゼ(
リパーゼがフィブロインによって包括された固定化酵素
で、リパーゼの含有率は596)を得た。
この包括型固定化リパーゼを実施例1の固定化プロテア
ーゼの代りに使用する他は、実施例1の(2)と同様に
行なって本発明のパック化粧料を調製した。得られたパ
ック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時にベタツ
キやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は20人中
θ人、肌がなめらかになったと答えた人数は20人中2
0人、肌につやがでたと答えた人数は20人中20人で
あった。また経日安定性において、色、匂い共に変化が
無かった。
実施例8 アルギン酸ナトリウム10部を200部の水に溶解した
水溶液の中に、プロテアーゼ(長潮産業社製)1部を2
0部の水に溶解した溶液を添加、混合した後、この混合
物を296塩化カルシウム水溶液の中に攪拌下に注入し
て細粒状のゲルを得た。
このゲルをF別設、水洗、乾燥した後、ドライアイスと
共に粉砕して平均粒径が10〜50μの包括型固定化プ
ロテアーゼ(プロテアーゼがアルギン酸カルシウムによ
って包括された固定化酵素で、プロテアーゼの含有率は
10%)を得た。
この包括型固定化プロテアーゼを実施例1の固定化プロ
テアーゼの代りに使用する他は、実施例1の(2)と同
様に行なって、本発明のパック化粧料を調製した。得ら
れたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時に
ベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は2
0人中0人、肌がなめらかになったと答えた人数は20
人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20人中2
0人であった。また経日安定性において、色、匂い共に
変化が無かった。
実施例9 (1)包括型固定化酵素の調製 0、05 M−リン酸ナトリウム緩衝液(1)H8,0
’)100部に牛血清アルブミン10部とリパーゼMY
I部を溶解した溶液に5%グルタルアルデヒド水水溶液
l部を添加、混合した後、10°Cで20時間攪拌して
、生成する沈澱を水洗した後、0、196N a B 
H4水溶液中で還元処理を行なった。
水洗、乾燥した後、粉砕して、平均粒径が10〜50μ
の包括型固定化リパーゼ(リパーゼがアルブミンによっ
て包括された固定化酵素で、す°パークの含有量は9%
)を得た。
(2)パック化粧料の調製 固定化プロテアーゼの代りに、前記の包括型固定化リパ
ーゼを使用する他は、実施例1と同様に行なって、本発
明のパック化粧料を調製した。得られたパック化粧料を
前記の如く試験した結果、塗布時にベタツキやホテリ、
皮膚刺激を感じたと答えた人数は20人中O人、肌がな
めらかになったと答えた人数は20人中20人、肌につ
やがでたと答えた人数は20人中20人であった。また
経日安定性において色、匂い共に変化が無かった。
実施例10 (1)  担体結合型固定化酵素の調製セルロース粉末
5部を更に細粉化した後、沸騰水に2時間浸漬し、次に
0.1M過ヨウ素酸ナトリウム水溶液200部の中に浸
漬し24時間攪拌した。F別した後、水洗し、プロテア
ーゼのビオブラーゼコンク(長潮産業社製)を2部含む
0.01M−リン酸緩衝液(1)H7,5)100部の
中に添加し、15℃で18時間攪拌した。再度炉別し、
水洗した後、0.196 NaBH4水溶液100部中
で還元処理を行なった後、回収し、水洗、脱水、凍結乾
燥を行なって、担体結合型の固定化プロテアーゼ(ブ貞
テアーゼが担体のセルロースに結合している固定化酵素
で、プロテアーゼの含有量は396)の微粉末を得た。
(2)パック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の担体結合型
の固定化プロテアーゼを使用する他は、実施例1の(2
)と同様に行なって、本発明のパック化粧料を調製した
。得られたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗
布時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人
数は20人中0人、肌がなめらかになうたと答えた人数
は20人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20
人中20人であった。また、経日安定性において、色、
匂い共に変化が無かった。
実施例11 (1)  担体結合型固定化酵素の調製セルロースの微
粉末を製水中に2時間浸漬した。
次に脱水した後196臭化シアン水溶液200部の中に
浸漬し、2M−NaOH水溶液でpHを11〜12に保
ちつつ、20℃で5分間反応させた後、F別し、0.1
M−NaOH水溶液で洗浄した。得られた活性化セルロ
ース粉末を、リパーゼMY2部を溶解した0、 1 M
−リン酸ナトリウム緩衝液(pEI7.5)100部の
中に添加して、4°Cで18時間反応させた。その後、
充分水洗後、凍結乾燥して、担体結合型の固定化リパー
ゼ(リパーゼが担体のセルロースに結合している固定化
酵素で、リパーゼ含有量は1.2%)を得た。
(2)  パック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、担体結合型の固定
化リパーゼを使用する他は、実施例1の(2)と同様に
行なって、本発明のパック化粧料を調製した。得られた
パック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時にベタ
ツキやホテリ、皮膚刺激があったと答えた人数は20人
中θ人、肌がなめらかになったと答えた人数は20人中
20人、肌につやがでたと答えた人数は20人中20人
であった。また経日安定性において、色、匂い共に変化
が無かった。
実施例12 (1)包括型固定化酵素の調製 エタノール85部と水15部とからなる混液にゼイン粉
末5部を溶解した溶液の中に、プロテアーゼのパンクレ
アチン(和光紬薬製)0.25!R1水5部に溶解した
溶液を加え、攪拌して分散させた後、これをアセトン5
ooo部の中に注入し、沈澱させた。沈澱物をアセトン
で洗浄した後、乾燥、粉砕して包括型の固定化プロテア
ーゼ(プロテアーゼがゼインによって包括された固定化
酵素で、プロテアーゼ含有量は4.75%)の微粉末を
得た。
(2)バック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の包括型固定
化プロテアーゼを使用する他は、実施例1の(2)と同
様に行なって、本発明のバック化粧料を調製した。得ら
れたバック化粧料を鱈記の如く試験した結果、塗布時に
ベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は2
0人人中式、肌がなめらかになったと答えた人数は20
人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20人中2
0であった。また経日安定性において、色、匂い共に変
化が無かった。
実施例13 (1)担体結合型固定化酵素の調製 ニッケルーシリカアルミナ粉末(100〜200メツシ
ユ)10部を3−7ミノブロビルトリエトキシシランの
2%アセトン溶液に浸漬し、過剰の液を徐いた後、50
℃で20時間放置した。これを1%臭化シアン水溶液2
00部の中に浸漬し、pHを11〜12に保ちつつ、2
0’Oで5分間反応させた後、炉別し、0.1M−Na
HC08水溶液で洗浄した。これをアミラーゼのりゾチ
ーム(シグマ社製)1部を溶解した0、1M−リン酸ナ
トリウムItli衝液(pH7,5)100部の中に加
え4℃で20時間攪拌した後、炉別し、凍結乾燥して、
担体結合型の固定化アミラーゼ(アミラーゼがニッケル
ーシリカアルミナに結合した固定化酵素で、アミラーゼ
含有量は0.896)の微粉末を得た。
(2)  バック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の担体結合型
の固定化アミラーゼを使用する他は、実施例1の(2)
と同様に行なって、本発明のバック化粧料を調製した。
得られたバック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布
時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数
は20人人中式、肌につやがでたと答えた人数は20人
中20人、肌がなめらかになったと答えた人数は20人
中20人であった。また経日安定性において、色、匂い
共に変化が無かった。
実施例14 (1)吸着型固定化酵素の調製 ジエチルアミノエチルセルロース< 和光m某社製)の
粉末2部をpus、oの0.01M酢酸ナトリウム緩衝
液1000部に浸漬し1時間攪拌した。
−過後、減圧乾燥し、これをリパーゼMY0.5部を溶
解した上記緩衝液30部(こ加えて5°Cで20時間攪
拌して吸着させた。P別設、緩衝液を用いて充分洗浄し
た後、凍結乾燥して、吸着型の固定化リパーゼ(リパー
ゼがジエチルアミノエテルセルロースに吸着した固定化
酵素で、リパーゼ含有量は1.596)の微粉末を得た
(2)バック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の吸着型固定
化リパーゼを使用する他は、実施例1の(2)と同様に
行なって、本発明のバック化粧料を調製した。得られた
バック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時にベタ
ツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は20人
中0人、肌がなめらかになったと答えた人数は20人中
20人、肌につやがでたと答えた人数は20人中20人
であった。また経日安定性において、色、匂い共に変化
が無く、同等異状が認められなかった。
実施例15 (1)担体結合型固定化酵素の調製 塩化カルシウム20部を水20部に溶解した溶液に、メ
タノール80部を混合し、これに球状のナイロン粉末(
平均粒径6〜10μm)を5部分散させ、50℃で30
分間攪拌した。回収、水洗後、8.5M塩酸100部中
、45℃で50分間攪拌した。水洗後、1096グルタ
ルアルデヒドを含むpH8,5の0.1M−ホウ酸ナト
リウム緩衝液50部に浸漬し、続いて同緩衝液で洗浄し
た。この処理粉末を、プロテアーゼのアルカラーゼ2.
OTを1部含有する0、 05 M−リン酸ナトリウム
緩衝液(pH7,5)50部の中に添加し、10℃で5
時間反応させた後、水洗処理を行なって、担体結合型の
固定化プロテアーゼ(プロテアーゼが球状ナイロンに結
合した固定化酵素で、プロテアーゼ含有量は1.1%)
の微粉末を得た。
(2)パック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の担体結合型
固定化プロテアーゼを使用する他は、実施例1の(2)
と同様に行なって、本発明のパック化粧料を調製した。
得られたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布
時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数
は20人中0人、肌がなめらかになったと答えた人数に
20人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20人
中20人であった。また経日安定性において色、匂い共
に変化が無かった。
実施例16 (1)包括型固定化酵素の調製 496力ツパーカラギーナン水溶液50部に、プロテア
ーゼのパパイン1部を含む水溶液5部を混合した後、直
ちに2%KCI水溶液100部中に注入しゲル化させた
。得られた糸状体を596のグルタルアルデヒドを含む
2%KCI水溶液に8時間浸漬後、水洗し、凍結乾燥し
、粉砕して、包括型の固定化プロテアーゼ(プロテアー
ゼがカラギーナンによって包括された固定化酵素で、プ
ロテアーゼ含有量は596)の微粉末を得た。
(2)パック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の包括型固定
化プロテアーゼを使用する他は、実施例1の(2)と同
様に行なって、本発明のパック化粧料を調製した。得ら
れたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時に
ベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は2
0人中θ人、肌がなめらかになったと答えた人数は20
人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20人中2
0人であった。また経日安定性において、色、匂い共に
変化が無かった。
実施例17 (1)  自己架橋型固定化酵素の調製0.05M−リ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH7,5)toogにプロテ
アーゼのピオプラーゼ(長潮産業製)1部を溶解し、こ
れに5%グルタルアルデヒド水溶液10部を加えて30
℃で4時間攪拌した。更に4096硫酸アンモニウム水
溶液100部を添加し、pHを7.5に調製して、30
℃で10時間攪拌した。得られた沈澱を水洗した後、0
.1%NaBH4水溶液中で還元処理を行ない、水洗、
乾燥した後、粉砕して、自己架橋型の固定化プロテアー
ゼ(プロテアーゼがグルタルアルデヒドによって自己架
橋した固定化酵素で、プロテアーゼ含有量は396)の
微粉末を得た。
(2)′パック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の自己架橋型
の固定化プロテアーゼを使用する他は、実施例1の(2
)と同様に行なって、本発明のパック化粧料を調製した
。得られたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗
布時にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人
数は20人中0人、肌がなめらかになったと答えた人数
は20人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20
人中20人であった。また経日安定性において、色、匂
い゛共に変化が無かった。
実施例18 (1)  担体結合型固定化酵素の調製1 % ’5ビ
ニルベンゼンを含むスチレンを乳化重合して得たポリス
チレン粉末を、濃硝酸−濃硫酸系でニトロ化し、次いで
これを還元してアミノ化ポリスチレンとした。この5部
をIN−塩酸50部中に懸濁し、水冷下に攪拌しながら
、496NaNOxを2.5部滴下し、20分間攪拌を
続けた。
十分に冷水で洗浄後、これを、トリプシン(プロテアー
ゼ)0.5部溶解した0、05Mリン酸ナトリウム緩衝
液(pH8,0)の中に加え40℃で20時間攪拌し反
応させた。反応後、十分に水洗し、凍結乾燥して、担体
結合型の固定化プロテアーゼ(担体のポリスチレンにプ
ロテアーゼが結合した固定化酵素で、プロテアーゼ含有
量は2.3 % )の微粉末を得た。
(2)  パック化粧料の調製 包括型固定化プロテアーゼの代りに、前記の担体結合型
固定化プロティンを使用する他は、実施例1の(2)と
同様に行なって、本発明のパック化粧料を調製した。得
られたパック化粧料を前記の如く試験した結果、塗布時
にベタツキやホテリ、皮膚刺激を感じたと答えた人数は
20人中θ人、肌がなめらかになったと答えた人数は2
0人中20人、肌につやがでたと答えた人数は20人中
20人であった。また経日安定性において、色、匂い共
に変化が無かった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加水分解酵素が固定化されている固定化酵素の粉
    末と、水溶性多価アルコールと、水不溶性無機粉体と、
    水とを配合してなるパック化粧料。
  2. (2)前記の固定化酵素が、含有している酵素量として
    0.01〜5重量%(重量%は組成物の重量基準)配合
    されている、特許請求の範囲第(1)項記載のパック化
    粧料。
  3. (3)前記の水溶性多価アルコールが、固定化酵素に含
    有している加水分解酵素の重量の1〜100重量(重量
    )配合されている、特許請求の範囲第(1)項記載のパ
    ック化粧料。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2732593A1 (fr) * 1995-04-04 1996-10-11 Bieurope Compositions cosmetiques a base d'enzymes proteases ou beta-glucosidases immobilisees pour favoriser l'elimination des cellules superficielles de la peau
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JPH0940544A (ja) * 1995-07-25 1997-02-10 L'oreal Sa 酵素を含有する安定組成物
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