JPS61257469A - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

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Publication number
JPS61257469A
JPS61257469A JP9727085A JP9727085A JPS61257469A JP S61257469 A JPS61257469 A JP S61257469A JP 9727085 A JP9727085 A JP 9727085A JP 9727085 A JP9727085 A JP 9727085A JP S61257469 A JPS61257469 A JP S61257469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum chamber
vacuum
substrate
vessel
thin film
Prior art date
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Pending
Application number
JP9727085A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakano
健司 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薄膜の形成方法に関し、主として、大型基板
表面の一部に、薄膜を効率良く形成づ−る方法に関する
本発明の方法は、真空槽内壁面の一部を、薄膜を形成す
べき基板表面で置換することを特徴とし、真空装置の小
型化、作業の効率化、省エネルギー化に貢献するもので
ある。
[従来の技術] 近年、透明導電膜、熱線反射膜、反則防止膜等の薄膜を
、スパッタリング、イオンブレーティング、電子ビーム
蒸着等の真空成膜法によって、ウィンドシールドガラス
等の基板表面に形成することが行なわれている。
従来、かかる薄膜の形成は、薄膜を形成すべき基板を真
空装置内に収納し、真空槽内を排気した後、行なってい
る。
したがって従来の方法によると、前記基板を収納し得る
大きさの真空槽を有する真空装置が必要である。
このため、前記基板の形状が大きい場合は、装置が大型
化するばかりでなく、真空槽内の吸排気に要するエネル
ギーも大きくなり、また、長時間を要する。
故に、雨センサ用透明導電膜、あるいはヘッドアップデ
ィスプレイ用反則膜等のように、基板表面の一部のみに
薄膜を形成したい場合は、」−記従来の方法は、無駄の
大きい方法である。
[発明が解決しにうどする問題点] 本発明は、かかる事情に鑑み案出されたものであり、比
較的小型の真空装置によって、基板表面に効率良く、か
つ、より少ないエネルギーで、薄膜を形成する方法を提
供するものである。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、薄
膜を形成すべき基板表面を、真空槽内壁面の一部として
用いるものである。
即ち本発明は、 真空槽と、該真空槽に連通ずる吸排気系を有し、前記真
空槽壁面の一部に外部空間との連通口が形=    3
    = 成されている真空装量内に、蒸発源を配冒し、前記連通
口に、基板を、該基板表面の少なくとも一部が前記真空
機内壁面の一部を構成するようにして気密的に配置し、 前記真空槽内を所定圧力に保ちつつ、該真空槽内壁面の
一部を構成している前記基板表面の少く【くとも一部に
、真空成膜法によって薄膜を形成することを特徴とづ−
る薄膜形成方法である。
真空装置どしては、真空槽の壁面の一部に間口部(前記
連通口)を有し、該間口部によって真空槽の内部空間と
、外部空間とが連通され、該開口部に、基板表面の薄膜
を形成すべき部分を、気密的に配置し得るものを用いる
かかる真空装置の真空槽内に蒸発源を設置し、前記開口
部に、基板を、該基板の薄膜を形成ずべき表面部分が真
空槽の内壁面の一部を構成η−るようにして、気密的に
配置する。ここに真空槽と基板との気密シールは、例え
ばOリング等のシール部材を用いて行なう。
その後、実施すべき真空成膜法において必要とされる所
定圧ツノに真空槽内を保ちつつ、薄膜を形成する。ここ
に真空成膜法としては、スパッタリング、イオンブレー
ティング、電子ビーム蒸着等、従来性なわれている方法
を適用できる。
上記において、前記基板の機械的強度が弱く、真空槽内
の減圧時に、負圧(外部空間と真空槽内・の圧力差)に
よって破損する恐れがある場合は、特許請求の範囲第2
項記載の如く、前記真空槽内壁面を構成している基板表
面の部分に対応する反対側の部分に、第2の真空装置の
真空槽を気密的に設置し、両面の圧力を一致させると良
い。
以上述べたように本発明の方法によると、真空装置を従
来よりも小型化でき、したがって、吸排気に要するエネ
ルギー及び時間も少なく、作業の効率化が達成される。
[実施例] 以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
(1)第1実施例 第1図は、本発明の第1実施例を説明する図であり、第
2図は、本第1実施例で表面に薄膜を形成したウィンド
シールドガラスの平面図である。
本第1実施例は、自動車用ウィンドシールドガラスの凹
面側の表面の一部に、ヘッドアップディスプレイ(投影
式表示装置)用反射膜である7io2膜を形成する場合
であり、以下の手順で実施される。
まず、ウィンドシールドガラス1の凹面側表面の所定部
分にマスク層2を形成し、これを第1図に示すように、
電子線加熱式蒸発源(蒸発材料Ti0z)4を収納した
真空槽3の開口部30に、前記マスク層2で囲まれてい
る部分が前記蒸発源4と対向するようにして、Oリング
9を介して配置する。
次に、油回転ポンプ7によって真空槽3内を排気した後
、油拡散ポンプ5を用いて該真空槽3内を、1O−3P
a以下の高真空とする。
その後、真空槽3内に02ガスを3X10−2pa導入
し、イオンブレーティング法によって、TiO2反剣膜
10を、第2図に示すように形成しIこ。
次に、真空槽3内を大気圧に戻した後、基板1を真空4
g3から取りはずし、マスク層2を除去しlこ 。
(2)第2実施例 第3図は、本発明の第2実施例の説明図である。
本第2実施例は、自動車用ウィンドシールドガラス1の
凸面側の表面の一部に、雨センサ用の透明導電膜11を
形成する場合であり、以下の手順で実施される。
マスク層2を形成した後、基板1を真空槽3の間口部3
0に、Oリング9を介して配置するまでは、前記第1実
施例と同様である。(ただし、蒸発源どしては、TTO
(インディラム・ナイン・オキサイド)を用いている。
) 上記配@後、真空槽3の内部を排気するに先たち、第2
の真空装置の真空槽3aの開口部30aを、第3図に示
すように、前記基板1の凹面側の表面であって、前記第
1の真空槽3の内壁面を構成している部分に対応する部
分が、第2の真空槽3aの内壁面を構成するように、O
リング9aを介して基板1に気密的に配置する。
次に、油回転ポンプ7によって、真空槽3と第2の真空
槽3aとを同時に排気し、その後、油拡散ポンプ5によ
って、真空槽3内を1O−3Pa以下の高真空と1”る
次に、真空槽3の内部に△rガガス3X10−1 p 
a導入し、高周波スパッタリング法によって透明導電膜
11を形成する。
その後、前記第1実施例ど同様にして、マスク層の除去
、絶縁保護(△1203)膜の形成を行なう。
(評価) 上記2つの実施例と同様の薄膜を、従来の方法(ウィン
ドシールドガラス全体を真空槽内に収納して薄膜の形成
を行なう方法)で実施するためには、真空槽として、そ
の内径が2000mmφ以上の大きさの真空槽が必要で
あった。
これに対し上記実施例では、真空槽3として、内径40
0mmφのもので薄膜の形成を行なうこどができた。
即ち、上記2つの実施例では、真空槽の容積が従来のも
のに比し、非常に小さいもので足り、このため前記排気
に要する時間は、従来の115に短縮され、全工程に要
する時間も1/3に短縮されている。
また、装置の小型化に伴ない、軒1持費、電力も低減さ
れている。
[効果コ 以上、要覆るに本発明は、薄膜を形成すべき基板表面を
、真空槽内壁面の一部として用いる薄膜の形成方法であ
る。
実施例に述べたところからも明らかなように、本発明で
は、基板全体を真空槽内に収納するのではなく、薄膜を
形成すべき部分(及びその近傍の限られた部分)のみを
真空槽の内部空間に暉ずものである。
このため真空槽を従来よりも小型化でき、消費電力、作
業に要する時間、維持費等を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例で用いる装置の説明図であり、第
2図は、該実施例で薄膜を形成したウィンドシールドガ
ラスの平面図である。第3図は、第2実施例で用いる装
置の説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空槽と、該真空槽に連通する吸排気系を有し、
    前記真空槽壁面の一部に外部空間との連通口が形成され
    ている真空装置内に、蒸発源を配置し、 前記連通口に、基板を、該基板表面の少なくとも一部が
    前記真空槽内壁面の一部を構成するようにして気密的に
    配置し、 前記真空槽内を所定圧力に保ちつつ、該真空槽内壁面の
    一部を構成している前記基板表面の少なくとも一部に、
    真空成膜法によって薄膜を形成することを特徴とする薄
    膜形成方法。
  2. (2)前記真空槽に対して気密的に配置された基板の前
    記外部空間側の表面に、第2の真空装置の真空槽の連通
    口を気密的に配置し、該第2の真空装置の槽内圧力を、
    略前記所定圧力に保つ特許請求の範囲第1項記載の形成
    方法。
JP9727085A 1985-05-08 1985-05-08 薄膜形成方法 Pending JPS61257469A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006299292A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Ulvac Kyushu Corp 真空成膜装置及び成膜方法
JP2011089203A (ja) * 2010-10-25 2011-05-06 Ulvac Kyushu Corp 真空成膜装置及び成膜方法

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JP2006299292A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Ulvac Kyushu Corp 真空成膜装置及び成膜方法
JP4691385B2 (ja) * 2005-04-15 2011-06-01 アルバック九州株式会社 真空成膜装置
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