JPH11238466A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
プラズマディスプレイパネルInfo
- Publication number
- JPH11238466A JPH11238466A JP10057373A JP5737398A JPH11238466A JP H11238466 A JPH11238466 A JP H11238466A JP 10057373 A JP10057373 A JP 10057373A JP 5737398 A JP5737398 A JP 5737398A JP H11238466 A JPH11238466 A JP H11238466A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- front plate
- back plate
- display panel
- plasma display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】排気効率の良い、外形寸法の小さいプラズマデ
ィスプレイパネルを提供する。 【解決手段】前面板および/または背面板の内面に排気
穴に通じる排気溝を設けたプラズマディスプレイパネ
ル。また、前面板に設けられる排気溝は前面板に設けら
れる電極と平行方向に前面板の辺近くに設けられ、背面
板に設けられる排気溝は背面板に設けられる電極と平行
方向に背面板の辺近くに設けられ、前面板と背面板が貼
り合わされたときには各々に設けられる各々の排気溝が
連通するプラズマディスプレイパネル。また、所定の断
面積を有する排気溝を設け、表示領域の外周の余白領域
の寸法を断面積に応じて小さくすることで前面板と背面
板の外径寸法を小さくしたプラズマディスプレイパネ
ル。
ィスプレイパネルを提供する。 【解決手段】前面板および/または背面板の内面に排気
穴に通じる排気溝を設けたプラズマディスプレイパネ
ル。また、前面板に設けられる排気溝は前面板に設けら
れる電極と平行方向に前面板の辺近くに設けられ、背面
板に設けられる排気溝は背面板に設けられる電極と平行
方向に背面板の辺近くに設けられ、前面板と背面板が貼
り合わされたときには各々に設けられる各々の排気溝が
連通するプラズマディスプレイパネル。また、所定の断
面積を有する排気溝を設け、表示領域の外周の余白領域
の寸法を断面積に応じて小さくすることで前面板と背面
板の外径寸法を小さくしたプラズマディスプレイパネ
ル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルの技術分野に属する。特に、製造工程で放電空
間を真空とするときに排気効率の良いプラズマディスプ
レイパネル、また、同じ排気効率であれば、外形寸法を
小さくすることができるプラズマディスプレイパネルに
関する。
イパネルの技術分野に属する。特に、製造工程で放電空
間を真空とするときに排気効率の良いプラズマディスプ
レイパネル、また、同じ排気効率であれば、外形寸法を
小さくすることができるプラズマディスプレイパネルに
関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、プラズマディスプレ
イパネルの製造工程の内には、別々の工程で製造した前
面板と背面板とを貼り合わせる封着工程、封着後に放電
空間の排気を行って放電空間を真空にする排気工程、排
気後に放電空間に放電により紫外線を発生するキセノン
(Xe)と主放電ガスのネオン(Ne)を混合したガス
を封入するガス封入工程がある。また、封着工程の前工
程として、背面板の表示領域の外側にシール材を塗布し
乾燥する工程、前面板と背面板とを位置合わせする整合
工程、前面板と背面板とを仮固定する仮固定工程、前面
板(または背面板)の表示領域から外れた辺近くにチッ
プ管を取りつけるチップ管取付工程がある。
イパネルの製造工程の内には、別々の工程で製造した前
面板と背面板とを貼り合わせる封着工程、封着後に放電
空間の排気を行って放電空間を真空にする排気工程、排
気後に放電空間に放電により紫外線を発生するキセノン
(Xe)と主放電ガスのネオン(Ne)を混合したガス
を封入するガス封入工程がある。また、封着工程の前工
程として、背面板の表示領域の外側にシール材を塗布し
乾燥する工程、前面板と背面板とを位置合わせする整合
工程、前面板と背面板とを仮固定する仮固定工程、前面
板(または背面板)の表示領域から外れた辺近くにチッ
プ管を取りつけるチップ管取付工程がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チップ管は放電空間の
排気とガス封入において気体(ガス)を導く管である。
チップ管から気体の排気を効率良く行うためには、チッ
プ管の取付口および、その取付口への気体の通路を十分
に確保する必要がある。そこで、図5に示すように、前
面板101と背面板102とを貼り合わせるシール部分
(封着材106)と隔壁104等が形成される表示領域
との間には、気体を排気するための排気空間105が設
けられている。この排気空間105の寸法は、たとえ
ば、断面が0.1(隙間)×10(幅)mm程度の寸法
である。気体の通路を確保するためにはある程度の排気
空間105の断面積が必要である。そのため、排気空間
105の幅を小さくすることができず、表示領域の寸法
に比べてプラズマディスプレイパネルの外形寸法が大き
なものとなる。いいかえると、図5に示すように、表示
領域の外縁と背面板102(または前面板101)の外
縁との距離Tを小さくするとができない。
排気とガス封入において気体(ガス)を導く管である。
チップ管から気体の排気を効率良く行うためには、チッ
プ管の取付口および、その取付口への気体の通路を十分
に確保する必要がある。そこで、図5に示すように、前
面板101と背面板102とを貼り合わせるシール部分
(封着材106)と隔壁104等が形成される表示領域
との間には、気体を排気するための排気空間105が設
けられている。この排気空間105の寸法は、たとえ
ば、断面が0.1(隙間)×10(幅)mm程度の寸法
である。気体の通路を確保するためにはある程度の排気
空間105の断面積が必要である。そのため、排気空間
105の幅を小さくすることができず、表示領域の寸法
に比べてプラズマディスプレイパネルの外形寸法が大き
なものとなる。いいかえると、図5に示すように、表示
領域の外縁と背面板102(または前面板101)の外
縁との距離Tを小さくするとができない。
【0004】そこで本発明の目的は、排気効率の良い、
そして/または、外形寸法の小さいプラズマディスプレ
イパネルを提供することにある。
そして/または、外形寸法の小さいプラズマディスプレ
イパネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「前面板お
よび/または背面板の内面に排気穴に通じる排気溝を設
けたプラズマディスプレイパネル」である。本発明によ
れば、前面板および/または背面板の内面に設けられた
排気溝により、気体が排気穴に導かれる。したがって、
排気効率の良いプラズマディスプレイパネルが提供され
る。
明によって達成される。すなわち、本発明は「前面板お
よび/または背面板の内面に排気穴に通じる排気溝を設
けたプラズマディスプレイパネル」である。本発明によ
れば、前面板および/または背面板の内面に設けられた
排気溝により、気体が排気穴に導かれる。したがって、
排気効率の良いプラズマディスプレイパネルが提供され
る。
【0006】また本発明は「前記前面板に設けられる前
記排気溝は前記前面板に設けられる電極と平行方向に前
記前面板の辺近くに設けられ、前記背面板に設けられる
前記排気溝は前記背面板に設けられる電極と平行方向に
前記背面板の辺近くに設けられ、前記前面板と前記背面
板が貼り合わされたときには各々に設けられる前記各々
の排気溝が連通するプラズマディスプレイパネル」であ
る。前面板に設けられる電極と背面板に設けられる電極
とは直交している。同様に、本発明によれば、前面板に
設けられる排気溝と背面板に設けられる排気溝とは直交
している。しかも、各々の排気溝は連通している。すな
わち、表示領域の周辺に設けられた二次元配置された排
気溝により気体が排気穴に導かれる。したがって、排気
効率のより良いプラズマディスプレイパネルが提供され
る。
記排気溝は前記前面板に設けられる電極と平行方向に前
記前面板の辺近くに設けられ、前記背面板に設けられる
前記排気溝は前記背面板に設けられる電極と平行方向に
前記背面板の辺近くに設けられ、前記前面板と前記背面
板が貼り合わされたときには各々に設けられる前記各々
の排気溝が連通するプラズマディスプレイパネル」であ
る。前面板に設けられる電極と背面板に設けられる電極
とは直交している。同様に、本発明によれば、前面板に
設けられる排気溝と背面板に設けられる排気溝とは直交
している。しかも、各々の排気溝は連通している。すな
わち、表示領域の周辺に設けられた二次元配置された排
気溝により気体が排気穴に導かれる。したがって、排気
効率のより良いプラズマディスプレイパネルが提供され
る。
【0007】また本発明は「所定の断面積を有する前記
排気溝を設け、表示領域の外周の余白領域の寸法を前記
断面積に応じて小さくすることで前記前面板と背面板の
外径寸法を小さくしたプラズマディスプレイパネル」で
ある。本発明によれば、所定の断面積を有する前記排気
溝を設けることにより、表示領域の外周の余白領域の寸
法を小さくしても、排気空間の断面積を適正とすること
ができる。したがって、外形寸法の小さいプラズマディ
スプレイパネルが提供される。
排気溝を設け、表示領域の外周の余白領域の寸法を前記
断面積に応じて小さくすることで前記前面板と背面板の
外径寸法を小さくしたプラズマディスプレイパネル」で
ある。本発明によれば、所定の断面積を有する前記排気
溝を設けることにより、表示領域の外周の余白領域の寸
法を小さくしても、排気空間の断面積を適正とすること
ができる。したがって、外形寸法の小さいプラズマディ
スプレイパネルが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
により説明する。図1は本発明のプラズマディスプレイ
パネルに設けられる排気溝の一例を示す図である。図1
(A)は前面板に設けられる排気溝を示し、図1(B)
は背面板に設けられる排気溝を示し、図1(C)は排気
溝の断面を示す。図1において、1は前面板、2は背面
板、3は放電維持電極、4はアドレス電極、5,5a,
5b,5c,5dは排気溝である。
により説明する。図1は本発明のプラズマディスプレイ
パネルに設けられる排気溝の一例を示す図である。図1
(A)は前面板に設けられる排気溝を示し、図1(B)
は背面板に設けられる排気溝を示し、図1(C)は排気
溝の断面を示す。図1において、1は前面板、2は背面
板、3は放電維持電極、4はアドレス電極、5,5a,
5b,5c,5dは排気溝である。
【0009】図1(A)に示すように、前面板1には排
気溝5a,5bが、また図1(B)に示すように、背面
板2には排気溝5c,5dが設けられている。また図1
(C)に示すように、排気溝5は半円形の断面形状を有
する。排気溝5の半円形の断面形は一例であり、一般的
には排気溝の断面形状は半円形状には限定されず、前面
板1または背面板2の表面の位置から掘り下げられた溝
であればよい。すべての排気溝5,5a,5b,5c,
5dはプラズマディスプレイパネルの放電空間側の面、
すなわち、前面板1と背面板2の内面に設けられる。排
気溝5a,5b,5c,5dの内の少なくとも1つは排
気穴(図3参照)に通じている。これらの排気溝5a,
5b,5c,5dにより拡大された断面積を有する気体
の通路が形成され、その通路に沿って気体が排気穴に導
かれるため良好な排気効率を得ることができる。
気溝5a,5bが、また図1(B)に示すように、背面
板2には排気溝5c,5dが設けられている。また図1
(C)に示すように、排気溝5は半円形の断面形状を有
する。排気溝5の半円形の断面形は一例であり、一般的
には排気溝の断面形状は半円形状には限定されず、前面
板1または背面板2の表面の位置から掘り下げられた溝
であればよい。すべての排気溝5,5a,5b,5c,
5dはプラズマディスプレイパネルの放電空間側の面、
すなわち、前面板1と背面板2の内面に設けられる。排
気溝5a,5b,5c,5dの内の少なくとも1つは排
気穴(図3参照)に通じている。これらの排気溝5a,
5b,5c,5dにより拡大された断面積を有する気体
の通路が形成され、その通路に沿って気体が排気穴に導
かれるため良好な排気効率を得ることができる。
【0010】前面板1に設けられる排気溝5a,5bは
前面板1に設けられる放電維持電極3と平行方向に前面
板1の辺近くに設けられている。前面板1に設けられる
放電維持電極3と背面板2に設けられるアドレス電極4
とは直交しており、したがって、前面板1に設けられる
排気溝と背面板に設けられる排気溝とは直交している。
前面板1に設けられる放電維持電極3と平行方向に前面
板1の辺近くに設けられている。前面板1に設けられる
放電維持電極3と背面板2に設けられるアドレス電極4
とは直交しており、したがって、前面板1に設けられる
排気溝と背面板に設けられる排気溝とは直交している。
【0011】また、背面板2に設けられる排気溝5b,
5cは背面板2に設けられるアドレス電極4と平行方向
に背面板2の辺近くに設けられている。これら前面板1
と背面板2が貼り合わされたときには各々に設けられる
各々の排気溝が連通する。すなわち、排気溝5a,5
b,5c,5dは、前面板1に設けられている排気溝5
a,5bから背面板2に設けられている排気溝5c,5
dへ、背面板2に設けられている排気溝5c,5dから
前面板1に設けられている排気溝5a,5bへと経由し
ながら連通する1つの排気通路を形成する。
5cは背面板2に設けられるアドレス電極4と平行方向
に背面板2の辺近くに設けられている。これら前面板1
と背面板2が貼り合わされたときには各々に設けられる
各々の排気溝が連通する。すなわち、排気溝5a,5
b,5c,5dは、前面板1に設けられている排気溝5
a,5bから背面板2に設けられている排気溝5c,5
dへ、背面板2に設けられている排気溝5c,5dから
前面板1に設けられている排気溝5a,5bへと経由し
ながら連通する1つの排気通路を形成する。
【0012】図2は本発明のプラズマディスプレイパネ
ルにおける排気溝の配置の一例を示す図である。図2に
おいて、図1と同一部分には同一番号を付してある。以
下の図において同様とする。図2において、21はプラ
ズマディスプレイパネルの表示領域である。また、5
a,5b,5c,5dは排気溝である。図2に示すよう
に、排気溝5a,5b,5c,5dは溝表示領域の周辺
に表示領域を取り囲むように設けられている。すなわち
図2は、上述の排気溝5a,5b,5c,5dによって
形成される連通する1つの排気通路を示している。この
二次元配置された排気溝5a,5b,5c,5dにより
気体が排気穴に導かれる。したがって、良好な排気効率
を得ることができる。
ルにおける排気溝の配置の一例を示す図である。図2に
おいて、図1と同一部分には同一番号を付してある。以
下の図において同様とする。図2において、21はプラ
ズマディスプレイパネルの表示領域である。また、5
a,5b,5c,5dは排気溝である。図2に示すよう
に、排気溝5a,5b,5c,5dは溝表示領域の周辺
に表示領域を取り囲むように設けられている。すなわち
図2は、上述の排気溝5a,5b,5c,5dによって
形成される連通する1つの排気通路を示している。この
二次元配置された排気溝5a,5b,5c,5dにより
気体が排気穴に導かれる。したがって、良好な排気効率
を得ることができる。
【0013】図2において、前面板1の外形と背面板2
の外形とは同じではない。前面板1の左右の辺は背面板
2の左右の辺よりも外側に出ている。これは周知のよう
に、図2において左右方向に形成されている前面板1の
放電維持電極から前面板1の左右の辺において端子を取
り出すためである。したがって、電極を横切ることがな
いように左右方向に形成されている排気溝5a,5bは
前面板1に形成される。また、背面板2の天地の辺は前
面板1の天地の辺よりも外側に出ている。これも同様
に、図2において天地方向に形成されている背面板2の
アドレス電極から背面板2の天地の辺において端子を取
り出すためである。したがって、電極を横切ることがな
いように天地方向に形成されている排気溝5c,5dは
背面板2に形成される。
の外形とは同じではない。前面板1の左右の辺は背面板
2の左右の辺よりも外側に出ている。これは周知のよう
に、図2において左右方向に形成されている前面板1の
放電維持電極から前面板1の左右の辺において端子を取
り出すためである。したがって、電極を横切ることがな
いように左右方向に形成されている排気溝5a,5bは
前面板1に形成される。また、背面板2の天地の辺は前
面板1の天地の辺よりも外側に出ている。これも同様
に、図2において天地方向に形成されている背面板2の
アドレス電極から背面板2の天地の辺において端子を取
り出すためである。したがって、電極を横切ることがな
いように天地方向に形成されている排気溝5c,5dは
背面板2に形成される。
【0014】上述の排気溝5a,5b,5c,5dは、
前面板1と背面板2の材料であるガラス基板(ソーダラ
イムガラス等の板ガラス)を加工して得ることができ
る。たとえば、ディスク型のダイアモンド砥石によって
ガラス基板の所定の部分を研磨して削り取り排気溝を形
成することができる。なお、図2において、排気溝5
a,5b,5c,5dによって形成される連通する1つ
の排気通路の外周部分において、封着材により前面板1
と背面板2が封着される。
前面板1と背面板2の材料であるガラス基板(ソーダラ
イムガラス等の板ガラス)を加工して得ることができ
る。たとえば、ディスク型のダイアモンド砥石によって
ガラス基板の所定の部分を研磨して削り取り排気溝を形
成することができる。なお、図2において、排気溝5
a,5b,5c,5dによって形成される連通する1つ
の排気通路の外周部分において、封着材により前面板1
と背面板2が封着される。
【0015】図3は本発明のプラズマディスプレイパネ
ルにおけるチップ管の部分の構成の一例を示す図であ
る。すでに説明したように、チップ管は放電空間の排気
とガス封入において気体(ガス)を導く管である。図3
において、33はチップ管、34は隔壁、35は排気空
間、36は封着材、37は排気穴である。図3に示す図
は、チップ管33が排気溝5aと排気溝5cが連通する
部分に設けられている一例である。チップ管33は排気
溝5a,5b,5c,5dのどの部分に配置されてもよ
く、また、複数箇所に配置されてもよい。
ルにおけるチップ管の部分の構成の一例を示す図であ
る。すでに説明したように、チップ管は放電空間の排気
とガス封入において気体(ガス)を導く管である。図3
において、33はチップ管、34は隔壁、35は排気空
間、36は封着材、37は排気穴である。図3に示す図
は、チップ管33が排気溝5aと排気溝5cが連通する
部分に設けられている一例である。チップ管33は排気
溝5a,5b,5c,5dのどの部分に配置されてもよ
く、また、複数箇所に配置されてもよい。
【0016】図3に示す本発明における排気空間35の
断面積は、図5に示す従来の排気空間105の断面積と
同じかそれよりも大きく、同等以上の排気効率が得られ
るように構成されている。ところが、それにもかかわら
ず、図3に示す表示領域の外縁と背面板2の外縁との距
離Aは、図5に示す表示領域の外縁と背面板102の外
縁との距離Tよりも、大幅に小さくするとができる。た
とえば、距離Tが排気空間35の幅の約10mmと封着
材106の幅の約5mmとを合わせて全長約15mmの
ところが、距離Aは排気空間35の幅を本発明を適用し
て約3mmとすることができ全長約8mmとなる。その
ため、表示領域の寸法に対し、プラズマディスプレイパ
ネルの外形寸法は、それほど大きくはならず、外形寸法
の小さいプラズマディスプレイパネルを提供することが
できる。
断面積は、図5に示す従来の排気空間105の断面積と
同じかそれよりも大きく、同等以上の排気効率が得られ
るように構成されている。ところが、それにもかかわら
ず、図3に示す表示領域の外縁と背面板2の外縁との距
離Aは、図5に示す表示領域の外縁と背面板102の外
縁との距離Tよりも、大幅に小さくするとができる。た
とえば、距離Tが排気空間35の幅の約10mmと封着
材106の幅の約5mmとを合わせて全長約15mmの
ところが、距離Aは排気空間35の幅を本発明を適用し
て約3mmとすることができ全長約8mmとなる。その
ため、表示領域の寸法に対し、プラズマディスプレイパ
ネルの外形寸法は、それほど大きくはならず、外形寸法
の小さいプラズマディスプレイパネルを提供することが
できる。
【0017】また、プラズマディスプレイパネルの外形
寸法をそれほど小さくすることはせずに、排気空間35
の断面積を大きくすることができる。その場合には、図
4に示すプラズマディスプレイパネルの製造工程におけ
る排気工程での必要とする時間を大幅に短縮することが
できる。排気工程は加熱容器に製造途中のプラズマディ
スプレイパネルを入れ、チップ管に真空排気装置の配管
を取り付け、加熱しながら排気を行う。すなわち、約3
50℃の温度まで上昇させた後、その温度を維持したま
ま所定の真空が得られるまで真空排気装置を運転し続け
る。たとえば、従来はその維持する時間は通常約3時間
を必要とする。ところが、本発明を適用して排気空間の
断面積を約4倍としたプラズマディスプレイパネルでは
約1時間で所定の真空が得られる。
寸法をそれほど小さくすることはせずに、排気空間35
の断面積を大きくすることができる。その場合には、図
4に示すプラズマディスプレイパネルの製造工程におけ
る排気工程での必要とする時間を大幅に短縮することが
できる。排気工程は加熱容器に製造途中のプラズマディ
スプレイパネルを入れ、チップ管に真空排気装置の配管
を取り付け、加熱しながら排気を行う。すなわち、約3
50℃の温度まで上昇させた後、その温度を維持したま
ま所定の真空が得られるまで真空排気装置を運転し続け
る。たとえば、従来はその維持する時間は通常約3時間
を必要とする。ところが、本発明を適用して排気空間の
断面積を約4倍としたプラズマディスプレイパネルでは
約1時間で所定の真空が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排気効率
の良い、そして/または、外形寸法の小さいプラズマデ
ィスプレイパネルが提供される。
の良い、そして/または、外形寸法の小さいプラズマデ
ィスプレイパネルが提供される。
【図1】本発明のプラズマディスプレイパネルに設けら
れる排気溝の一例を示す図である。
れる排気溝の一例を示す図である。
【図2】本発明のプラズマディスプレイパネルにおける
排気溝の配置の一例を示す図である。
排気溝の配置の一例を示す図である。
【図3】本発明のプラズマディスプレイパネルにおける
チップ管の部分の構成の一例を示す図である。
チップ管の部分の構成の一例を示す図である。
【図4】プラズマディスプレイパネルの製造工程を示す
フロー図である。
フロー図である。
【図5】従来のプラズマディスプレイパネルにおけるチ
ップ管の部分の構成の一例を示す図である。
ップ管の部分の構成の一例を示す図である。
1 前面板 2 背面板 3 放電維持電極 4 アドレス電極 5a,5b,5c,5d 排気溝 21 表示領域 33 チップ管 34 隔壁 35 排気空間 36 封着材 37 排気穴 101 前面板 102 背面板 103 チップ管 104 隔壁 105 排気空間 106 封着材 107 排気穴
Claims (3)
- 【請求項1】前面板および/または背面板の内面に排気
穴に通じる排気溝を設けたことを特徴とするプラズマデ
ィスプレイパネル。 - 【請求項2】前記前面板に設けられる前記排気溝は前記
前面板に設けられる電極と平行方向に前記前面板の辺近
くに設けられ、前記背面板に設けられる前記排気溝は前
記背面板に設けられる電極と平行方向に前記背面板の辺
近くに設けられ、前記前面板と前記背面板が貼り合わさ
れたときには各々に設けられる前記各々の排気溝が連通
することを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプ
レイパネル。 - 【請求項3】所定の断面積を有する前記排気溝を設け、
表示領域の外周の余白領域の寸法を前記断面積に応じて
小さくすることで前記前面板と背面板の外径寸法を小さ
くしたことを特徴するプラズマディスプレイパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10057373A JPH11238466A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10057373A JPH11238466A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | プラズマディスプレイパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11238466A true JPH11238466A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=13053800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10057373A Pending JPH11238466A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | プラズマディスプレイパネル |
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1998
- 1998-02-24 JP JP10057373A patent/JPH11238466A/ja active Pending
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