JPS61255937A - コ−テイング剤 - Google Patents

コ−テイング剤

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JPS61255937A
JPS61255937A JP60099146A JP9914685A JPS61255937A JP S61255937 A JPS61255937 A JP S61255937A JP 60099146 A JP60099146 A JP 60099146A JP 9914685 A JP9914685 A JP 9914685A JP S61255937 A JPS61255937 A JP S61255937A
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coating agent
diol
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diols
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Tetsuo Morino
森野 哲夫
Hiroshi Nishimoto
博 西本
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコーティング剤に関するものである。
さらに詳しくはポリオレフィン成形品の被覆に適したコ
ーティング剤に関するものである。
[従来の技術] 従来ポリオレフィン成形品に塗装をほどこす場合、塩素
化ポリプロピレンなどの塩素化ポリオレフィンを単独ま
たはエポキシ樹脂などのような他の樹脂と併用してこれ
らの溶液でポリオレフィン成形品を下地処理する技術が
知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来の技術では、ポリオレフィン基材と上塗り
塗料双方への密着性の点で満足されるものではなかった
[問題点を解決するための手段] 本発明者らはポリオレフィン基材と上塗り塗料双方への
密着性の優れたコーティング剤を見い出すべく鋭意検討
の結果、本発明に至った。
本発明は、ウレタン樹脂(a)および塩業化炭化水素系
樹脂(1))からなるポリオレフィン成形品の被覆に適
したコーティング剤である。
本発明において、ウレタン樹脂(a)としては、ポリエ
ーテルジオール、ポリエステルジオール、ポリエーテル
エステルジオール、およびこれらのジオール中でビニル
系モノマーを重合させて得た重合体ジオールからなる群
よりえらばれる高分子ジオール類を必須成分とするポリ
オールおよび必要により他の活性水素含有化合物からな
る活性水素含有化合物成分とポリイソシアネート成分と
からの樹脂が挙げられる。
ポリエーテルジオールとしては低分子グリコール(エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1.4−ブタ
ンジオールなど)のアルキレンオキシド、(炭素数2〜
4のアルキレンオキシドたとえばエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、ブチレンオキシド)付加物およびア
ルキレンオキシド、環状エーテル(テトラヒドロフラン
など)を開環重合または開環共重合(ブロックまたはラ
ンダム)させて得られるもの、たとえばポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン−
プロピレン(ブロックまたはランダム)グリコール、ポ
リオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシへキサ
メチレングリコール、ポリオキシオクタメチレングリコ
ールおよびそれらの2種以上の混合物が挙げられる。
ポリエステルジオールとしてはジカルボン酸(アジピン
酸、コハク酸、セバシン酸、グルタル酸、マレイン酸、
フマル酸、フタル酸など)とグリコール[エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタメチレ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ビスヒドロキシ
メチルシクロヘキサン、ビスヒドロキシエチルベンゼン
、アルキルジアルカノールアミン、トキシリレングリコ
ール、1.4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼ
ン、4.4゛−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−ジフ
ェニルプロパンなど]とを縮重合させて得られたもの、
たとえばポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリへキサメチレンアジペート、ポリエチレン/
プロピレンアジペート;ポリラクトンジオールたとえば
ポリカプロラクトンジオール:およびこれら2種以上の
混合物が挙げられる。ポリエーテルエステルジオールと
してはエーテル基含有ジオール(前記ポリエーテルジオ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール
、ジプロピレングリコールなど)もしくはこれらと他の
グリコールとの混合物を前記ジカルボン酸とまたはジカ
ルボン酸無水物(無水フタル酸、無水マレイン酸など)
およびアルキレンオキシドと反応させることによって得
られるもの、たとえばポリ(ポリオキシテトラメチレン
)アジペートがあげられる。
ジオール中でビニル系モノマーを重合させて得た重合体
ジオールとしては前記ジオール(ポリエーテルジオール
、ポリエステルジオール、ポリエーテルエステルジオー
ル)中でアクリロニトリル、スチレン、塩化ビニルなど
のビニル系モノマーを重合させて得た重合体ジオールが
挙げられる。これら高分子ジオールの平均分子量(水酸
基価測定による)は通常500〜50001好ましくは
700〜4000、とくに好ましくは1000〜350
0でおる。平均分子量が500未満の場合、本発明のコ
ーティング剤は脆くなり、ポリオレフィン成形品に対す
る密着性も低下する。平均分子量が5000を越えると
、塗膜に粘着性が出てくる。
本発明においては、上記高分子ジオールの他に他のポリ
オールたとえば他の高分子ジオールおよび低分子ジオー
ルを使用することができる。
他の高分子ジオールとしては分子量500〜1oooo
のポリブタジェングリコールが挙げられる。
ポリブタジェングリコールとしては1,2−ビニル構造
を有するもの、1,2−ビニル構造と1.4−トランス
構造を有するもの、および1.4− トランス構造を有
するものが挙げられる。1,2−ビニル構造と1,4−
トランス構造の割合は種々にかえることができ、たとえ
ばモル比で100:O−0:100である。またポリブ
タジェングリコールにはホモポリマーおよびコポリマー
(スチレンブタジェンコポリマー、アクリロニトリルブ
タジェンコポリマーなど)が含まれる。
ポリブタジェングリコールは具体的には下記のa:o、
2.b:0.6.C:0.2.n:50〜55X:C6
[5、CN ago、 75. b:o、 25. nニアB〜87
式(1)で示される商品としてはNl5SO−PB G
シリーズ(日本曹達製品)、具体的にはG−1000,
G−2000、G−3000が挙げられる。式(2およ
び(3)で示される商品としてはPo1y Bd (米
国ARCO社製品社製具体的にはpony ad R−
458,R−45HT、 C3−15,CN−15など
が挙げられる。ポリブタジェングリコールはまた水素添
加物であってもよい(本発明におけるポリブタジェング
リコールには水素添加物も含む)。
水素添加率はたとえば20〜100%である。
高分子ジオールに加えて必要により低分子ジオールを併
用することもできる。低分子ジオールとしては上記ポリ
エステルジオールの原料として挙げたグリコールおよび
そのアルキレンオキシド低モル付加物(分子量500未
満)が挙げられる。
また、3官能以上の低分子ポリオールを物性の向上など
の目的で併用することもできる。この低分子ポリオール
としてはグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトールなどが挙げられる。
他のポリオールのうちで好ましいものはポリブタジェン
グリコール、低分子ジオール[とくにエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1.4−ブタンジオール、
1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、4
.4′−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−ジフェニル
プロパン]13よび3官能以上の低分子ポリオール(と
くにトリメチロールプロパン)である。
必要により用いられる他の活性水素含有化合物としては
低分子ジアミンたとえば脂肪族ジアミン(エチレンジア
ミン、1.’2−プロピレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、2,2.4−トリメチルへキサメチレンジア
ミンなど)、脂環式ジアミン(1−アミノ−3−アミノ
メチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、4.
4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、イソプロビリ
ケンシクロへキシル−4,4゛−ジアミン、1,4−ジ
アミノシクロヘキサンなど)、芳香族ジアミン(キシリ
レンジアミン、4,4−ジアミノジフェニルメタンなど
)、複素環式アミン(ピペラジンなど)およびこれらの
2種以上の混合物を使用することもできる。
これらのうちで好ましいのは4,4−ジアミノジシクロ
ヘキシルメタンおよび1−アミノ−3−アミノメチル−
3,5,5−トリメチルシクロヘキサンである。
本発明においてポリオール成分中のポリエーテルジオー
ル、ポリエステルジオール、ポリエーテルエステルジオ
ールおよび重合体ジオールからなる群よりえらばれる高
分子ジオール類の含有量は50重置%以上、好ましくは
65重量%以上である。
高分子ジオールが50重量%未満の場合は本発明のコー
ティング剤を有機溶剤に溶解した液の均一性が低下する
ポリブタジェングリコールの含有量はポリオール成分中
50重量%未満である。
低分子ジオールの量は、ポリオール成分中通常50重量
%以下、好ましくは5〜30重量%である。
3官能以上の低分子ポリオールの量は、ポリオール成分
中、通常3重量%以下、好ましくは0.2〜1重量%で
ある。
低分子ジアミンの量は、全活性水素含有化合物に対して
通常20重量%以下、好ましくは0.3〜10重最%で
ある。
ポリイソシアネート成分におい7て、ポリイソシアネー
トとしては炭素数(NCO基中の炭素を除く) 2〜1
2の脂肪族ジイソシアネート、炭素数4〜15の脂環式
ジイソシアネート、炭素数8〜12の芳香族ジイソシア
ネート、炭素数6〜20の芳香族ジインシアネート、こ
れらのジイソシアネートの変性物(カーポジイミド、ウ
レトジオン、ウレトイミン基含有変性物など):および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。
炭素数2〜12の脂肪族ジイソシアネートとしてはエチ
レンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ドデカメチレン
ジイソシアネート、2,2.4−トリメチルへキサメチ
レンジイソシアネート、リジンジイソシアネート:炭素
数4〜18の脂環式ジイソシアネートとしては1,4−
シクロヘキサンジイソシアネート、1−イソシアネート
−3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチル
シクロヘキサン(IPDI>、4.4−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート(水添MD■)、メチルシク
ロヘキシレンジイソシアネート(水添TDI)、イソプ
ロピリデンジシクロへキシル−4,4°−ジイソシアネ
ート:炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネートと
してはキシリレンジイソシアネート:芳香族ジイソシア
ネートとしてジエチルベンゼンジイソシアネート、トリ
レンジイソシアネート(TDI>、ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、変性MDI(カーポジイミ
ド変性など)、ナフチレンジイソシアネートが挙げられ
る。
これらのうちで好ましい、ものは脂肪族ジイソシアネー
トおよび脂環式ジインシアネートでおり、とくに好まし
いものはへキサメチレンジイソシアネート、IPDIお
よび水添MDIである。
ウレタン樹脂(a)の製造法としては全反応成分を一挙
に重合させる方法(ワンショット法)とプレポリマー経
由の方法(プレポリマー法)が挙げられるが、プレポリ
マー法が好ましい。プレポリマー法としては例えば (
1)ポリイソシアネート化合物と活性水素含有化合物を
NCO過剰になるように反応させNCO末端のプレポリ
マーとし、次いでさらにNCOが過剰になるように低分
子グリコールまたは低分子ジアミンを反応させ、NCO
末端ポリマーにしたあと、残存するNCO基を反応停止
剤で停止する方法、および (2)ポリイソシアネート
化合物と活性水素含有化合物をNCO過剰になるように
反応させNCO末端のプレポリマーとし、次いで残存N
COより過剰になるように低分子グリコールまたは低分
子ジアミンを反応させ、0HSNH2またはNH末端ポ
リマーにする方法が挙げられる。
上記反応停止剤としてはモノアミン(ジアルキルアミン
たとえばジ−n−ブチルアミン)およびモノアルコール
(エチルアルコール、t−ブチルアルコールなど)が挙
げられる。モノアミンはポリイソシアネート成分として
脂肪族または脂環式ジイソシアネートを使用する場合好
ましく、モノアルコールは芳香族ジイソシアネートを使
用する場合好ましい。
反応に際し、ポリイソシアネート成分と活性水素含有化
合物のNCo/活性水素含有基(OH1NH2、NH>
比は、0.9〜1.1、好ましくは実質的に1である。
NCO/活性水素含有基比が0.9未満または1.1を
越えると本発明のコーティング剤は脆くなる。
反応温度は通常20〜150°Cである。反応は常圧下
または加圧下で行なわれる。反応に際し、反応系の粘度
を調整する目的で溶剤を用いてもよい。
この溶剤としては芳香族炭化水素系溶剤(トルエン、キ
シレンなど)、ケトン系溶剤(メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトンなど)、エステル系溶剤(酢酸エ
チル、酢ln−ブチル、酢酸オクチルなど)、環状エー
テル系溶剤(1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン
など)、ホルムアミド系溶剤(N、N−ジメチルホルム
アミドなど)、アルコール系溶剤(メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコールなど)、多
価アルコール誘導体(エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルなど)
およびこれらの2種以上の混合溶剤が挙げられる。
反応を促進する目的で触媒を用いてもよい。触媒として
は3級アミン類[トリエチルアミン、エチルモルホリン
、テトラメチルグアニジン、1−(2−ヒドロキシプロ
ピル)イミダゾール、N−メチル−N−ヒドロキシエチ
ルピペラジン]、金属塩(鉛、鉄、クロム、ニッケル、
亜鉛などのオクチル酸塩またはナフテン酸塩など)、有
機スズ化合物(ジブチルチンジアセテート、ジブチルチ
ンジラウレート、ジブチルチンメルカプタイド、ジオク
チルチンジラウレート、ジブチルチンシマレートなど)
が挙げられる。触媒の使用量は、活性水素含有成分とポ
リイソシアネート成分の合計重量に対して通常0.00
05〜3%、好ましくはo、 ooi〜1%である。
得られるウレタン樹脂(a)は、分子量は通常5000
〜1000000でおる。
粘度は通常100〜100000CI)S/20℃(3
0%溶液〉である。ウレタン樹脂中の高分子ジオール(
ただし、ポリブタジェングリコールを除く)の含量は通
常30〜85%である。ウレタン樹脂中のウレタン結合
の含量は通常5〜20重量%である。ウレタン樹脂の末
端はOH基であっても反応停止剤で封鎖されていてもま
たNCO基であってもよい。
本発明における塩素化炭化水素系樹脂(b)としては、
塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩化ゴム
、これらの変性物およびこれらの2種以上の混合物が挙
げられる。変性物としてはたとえば、これら塩素化炭化
水素系樹脂に重合性アクリル化合物(アクリル酸、メタ
クリル酸またはこれらの′アルキルエステルなど)また
は不飽和ポリカルボン酸(無水物)(マレイン酸、無水
マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸など)をグラ
フト重合したちのたとえば、特開昭57−28123号
公報に記載したもの、または上記不飽和ポリカルボン酸
(無水物)をグラフト重合させたポリオレフィンを塩素
化したちのたとえば特開昭50−10916号公報およ
び特開昭57−36128号公報に記載のものなどが挙
げられる。
これら塩素化炭化水素系樹脂の結合塩素含有量は通常1
0〜70重量%、好ましくは15〜45重量%である。
結合塩素量が10重量%未満では本発明のコーティング
剤において均一性が不十分であり、70重量%を越すと
塗膜の耐候性が低下する。
本発明のコーティング剤において塩素化炭化水素系樹脂
(b)の含量は(a)および(1))の合計重量に基づ
いて通常3〜70%、好ましくは5〜50%である。(
b)の含量が3%未満ではポリオレフィン成形品との密
着性が十分でなく、70%を越えると塗膜の耐候性が低
下する。
本発明のコーティング剤においては上記(a)および(
b)の成分の他に通常有機溶剤が配合される。
この有機溶剤としては、さぎのウレタン樹脂(a)製造
の際に用いられる溶剤と同様の溶剤に加え、ハロゲン化
炭化水素系溶剤(ジクロルエタン、パークロルエチレン
、ジクロルベンゼンなど)およびこれらの2種以上の混
合溶剤を使用することができる。これらのうちで好まし
いものは芳香族炭化水素系溶剤である。その量は、本発
明のコーティング剤の固形分が通常5〜50重量%、好
ましくは10〜35重量%になる量である。
本発明のコーティング剤には、塗膜の耐溶剤性、耐水性
、耐熱性、平滑性などを向上させる目的で他のウレタン
樹脂あるいはアクリル系、メラミン系、尿素系、アルキ
ッド系などの一般的に塗料用ビヒクルとして使用される
樹脂を適宜混合してもよい。これらの樹脂としては「合
成樹脂塗料」(株式会社高分子刊行会、昭和41年12
月10日発行)に記載のものが挙げられる。混合する場
合、全樹脂中で(a)および(b)の合計重量が通常5
0%以上、好ましくは65%以上になるように行われる
また、本発明のコーティング剤には、顔料、分散剤、た
れ止め剤などの通常の塗料用添加剤を配合してもよい。
その量は本発明のコーティング剤の固形分100重量部
に対し100W量部以下、好ましくは70重量部以下で
ある。
本発明のコーティング剤の対象となる基材としては、ポ
リオレフィン成形品(とくにプロピレン系重合体成形品
)が好適である。その他、他のプラスチジク成形品、木
材、紙、金属などにも使用することができる。
本発明のコーティング剤の基材への適用は通常の方法で
よく、たとえば本発明のコーティング剤を対象物である
基材に対してへヶ塗り、スプレー、浸漬などの塗装方法
で塗布すればよい。塗布屋は乾燥膜厚で通常5〜50μ
である。塗布後通常5〜20分室温にてセツティングの
のち、さらに室温または加熱して乾燥される。室温乾燥
の場合通常3時間〜5日間、加熱乾燥の場合通常70〜
130℃で10〜45分の所要時間で行われる。適用は
基材に直接行う(1回塗り)他、ウェットオンウェット
でまたは適用し乾燥した塗膜にざらに適用(2回塗り以
上)することにより行うこともできる。
このように塗布、乾燥された塗膜には通常上塗り剤が適
用される。上塗り剤としては、熱可塑性のものでもまた
熱硬化性のものでもよく、たとえばアクリル系、アルキ
ッド系、ウレタン系、エポキシ系、メラミンアルキッド
系、アクリルウレタン系などの一般に用いられる塗料が
挙げられる。
これらの塗料としても前記「合成樹脂塗料」に記載のも
のが使用できる。上塗り剤または本発明のコーティング
剤を基材に塗布後ウェットオンウェットで適用すること
もできる。
[実施例] 以下、実施例および試験例により本発明の詳細な説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、
実施例、比較例および試験例中、部とあるのは特記しな
い限り重量部を示す。試験例中の各試験法、測定法は下
記のとおりである。
(1)光沢 各塗装板の塗膜面について、60″G鏡面反射率を測定
した。
(2)初期密着性 各塗装板の塗膜面について、JISに540Gのゴバン
目セロハンテープ試験を行った。
(3)耐水性 各塗装板を40℃の温水に240時間浸漬後取り出し、
光沢測定およびゴバン目セロハンテープ試験を行った。
(4)耐ガソリン性 各塗装板をレギュラーガソリンに室温で1時間浸漬後、
24時間室温放置し、光沢測定およびゴバン目セロハン
テープ試験を行った。
(5)耐候性 各塗装板をJISに5400に基づき、サンシャイン型
つエザオメーターに1000時間かけたあと1時間室温
放置し、光沢測定およびゴバン目セロパンテープ試験を
行った。
実施例1 平均分子量935のポリプロピレングリコール(水酸基
価120)  100部、I PD I 78.8部、
トルエン297部および1,4−ジオキサン14部を1
1四ツロコルベンに仕込み、系を密閉したあと100へ
105℃に昇温した。この温度で4時間反応を行い、N
CO末端のプレポリマーにしたあといったん80℃まで
冷却し、これに1,4−ブタンジオール19.5部およ
びジオクチルチンジラウレート0.01部を加え、90
〜95℃に昇温した。この温度で10時間反応を続けた
後50℃以下に冷却し、ジ−n−ブチルアミン2.4部
を添加し、ウレタン樹脂溶液を得た。この樹脂溶液10
0部に塩素化ポリプロピレンの60%トルエン溶液(ス
ーパークロン814ti、重陽国策パルプl)5.8部
を混合し、本発明のコーティング剤を得た。
実施例2 平均分子11243のポリカプロラクトンジオール(水
酸基価90.3)  100部、IPDI59.3部、
トルエン260部および1,4−ジオキサン65部を1
1四ツロコルベンに仕込み、系を密閉したあと100〜
105℃に昇温した。この温度で3.5時間反応を行い
NCO末端のプレポリマーにしたあといったん80℃ま
で冷却し、これに1,4−ブタンジオール15.4部お
よびジオクチルチンジラウレート0.009部を加え9
0〜95℃に昇温した。この温度で8時間反応を続けた
あと50℃以下に冷却し、ジ−n−ブチルアミン1.8
部を添加し、ウレタン樹脂溶液を得た。この樹脂溶液1
00部に4重量%の無水マレイン酸を付加したポリプロ
ピレンの塩素化物(結合塩素含有量20重置%)の20
%トルエン溶液35部を混合し、本発明のコーティング
剤を得た。
実施例3 実施例2で用いたポリカプロラクトンジオール75部、
1,2−ビニル構造が92.4%、1.4−トランス構
造が7.6%含まれた平均分子111400のポリブタ
ジェングリコール(NISSOPa G−1000、水
酸基価72.7> 25部、トリメチロールプロパン0
.34部、IPDI56.5部、トルエン255部およ
び1,4−ジオキサン64部を11四ツロコルベンに仕
込み、系を密閉したあと100〜105℃に昇温した。
この温度で4時間反応を行い、NCO末端のプレポリマ
ーにしたあといったん80℃以下に冷却し、これに1,
6−ヘキサンジオール19部およびジオクチルチンジラ
ウレート0.009部を加え95〜100℃に昇温した
。この温度で11時間反応を続けたあと50℃以下に冷
却し、ジ−n−ブチルアミン1.7部を添加し、ウレタ
ン樹脂溶液を得た。この樹脂溶液100部に塩素化ポリ
プロピレンの60%トルエン溶液(スーパ−クロン81
4H1山陽国策パルプ製) 11.7部を混合し、本発
明のコーティング剤を得た。
実施例4 実施例1で得たウレタン樹脂溶液100部に実施例4で
用いた無水マレイン酸付加ポリプロピレン塩素化物の2
0%トルエン溶液87.5部を混合し、本発明のコーテ
ィング剤を得た。
比較例1 塩素化ポリプロピレンの60%トルエン溶液(スーパー
クロン814H)  100部にトルエン50部を混合
した。
試験例1 実施例1〜4および比較例1の組成物をトルエンにて固
形分が15重量%になるように希釈し、これらの溶液1
00部に酸化チタン7.5部およびカーボンブラック0
.1部を混合し、ボールミルにて一昼夜混練して試験用
塗料溶液を得た。
エチレン含量6モル%のプロピレン−エチレンブロック
共重合体の射出成形板(厚さ2 rm )を作成し、そ
の表面をトリクロルエタン蒸気で洗浄処理したあと、実
施例1〜4および比較例1で作成した試験用塗料溶液を
スプレーにて射出成形板に塗布した。5分間室温でセツ
ティングしたあと微風乾燥機にて80℃、30分間乾燥
させた(乾燥膜要約20μ)。こうして得られた各塗膜
の上に市販のメラミンアルキッド系上塗り塗料(フレキ
セン#101、日本ビーケミ・カル製)をシンナー(#
 101−10)にて2:1(重量比)に希釈し、スプ
レーにて塗布したあと室温で15分間セツティングし微
風乾燥機で120℃、30分間焼き付けを行った(乾燥
膜要約40μ)。
こうして得られた各塗膜について各試験を行った。試験
結果を表1に示す。
表1 昭 +7 ト [発明の効果] 本発明のコーティング剤は下記の効果を秦する。
(1)ポリオレフィン基剤と上塗り剤双方への密着性が
優れている。
(2)均一な溶液が得られる。すなわち、経時的に沈降
分離のない溶液が得られる。
(3)溶液粘度の経時安定性が優れている。
(4)耐水性、耐溶剤性、耐薬品性、耐候性の良好な塗
膜が得られる。
その他、本発明のコーティング剤は顔料分散性も良好で
あり、平滑性の良好な塗膜を与える。
本発明のコーティング剤はポリオレフィン成形品とくに
プロピレン系重合体成形品の被覆剤として好ましく使用
される他、これら成形品の接着剤、印刷インキ用ビヒク
ルとしても好適に使用される。
また、その他のプラスチック、木材、紙、金属などの被
覆剤、接着剤、印刷インキ用ビヒクルとしても使用でき
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウレタン樹脂(a)および塩素化炭化水素系樹脂(
    b)からなるポリオレフィン成形品の被覆に適したコー
    ティング剤。 2、(a)がポリエーテルジオール、ポリエステルジオ
    ール、ポリエーテルエステルジオール、およびこれらの
    ジオール中でビニル系モノマーを重合させて得た重合体
    ジオールからなる群よりえらばれる高分子ジオール類を
    必須成分とするポリオールおよび必要により他の活性水
    素含有化合物からなる活性水素含有化合物成分とポリイ
    ソシアネート成分とからの樹脂である特許請求の範囲第
    1項記載のコーティング剤。 3、ポリオール成分中ポリブタジエングリコールの含有
    量が50重量%未満である特許請求の範囲第2項記載の
    コーティング剤。 4、ポリイソシアネート成分と活性水素含有化合物成分
    のNCO/活性水素含有基比が0.9〜1.1である特
    許請求の範囲第2項および第3項記載のコーティング剤
    。 5、(b)の含量が(a)および(b)の合計重量に基
    づいて3〜70%である特許請求の範囲第1項〜第4項
    のいずれか一項に記載のコーティング剤。
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