JP2881453B2 - プラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents
プラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法Info
- Publication number
- JP2881453B2 JP2881453B2 JP1262589A JP26258989A JP2881453B2 JP 2881453 B2 JP2881453 B2 JP 2881453B2 JP 1262589 A JP1262589 A JP 1262589A JP 26258989 A JP26258989 A JP 26258989A JP 2881453 B2 JP2881453 B2 JP 2881453B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- resin
- urethane
- paint
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜
形成方法に関する。
形成方法に関する。
従来の技術及びその問題点 従来自動車、家電及び一般工業関係の基材にプラスチ
ック特にプロピレン樹脂成型品が広く使用されている。
そしてポリプロピレン樹脂成型品に着色及び耐久性を付
与させる目的でその表面にプラスチック用塗料組成物が
塗布されている。しかしながら該塗料組成物から形成さ
れる塗膜は一般にポリプロピレン樹脂に対して密着性が
よくないので、密着性を改善するために、ポリプロピレ
ン樹脂に下塗り塗料組成物を塗布することが行なわれて
いる。
ック特にプロピレン樹脂成型品が広く使用されている。
そしてポリプロピレン樹脂成型品に着色及び耐久性を付
与させる目的でその表面にプラスチック用塗料組成物が
塗布されている。しかしながら該塗料組成物から形成さ
れる塗膜は一般にポリプロピレン樹脂に対して密着性が
よくないので、密着性を改善するために、ポリプロピレ
ン樹脂に下塗り塗料組成物を塗布することが行なわれて
いる。
このような下塗り塗料組成物としては、通常塩素化ポ
リプロピレン等の変性ポリオレフィン系樹脂を有機溶剤
に溶解した溶液が使用されている。
リプロピレン等の変性ポリオレフィン系樹脂を有機溶剤
に溶解した溶液が使用されている。
しかしながら、該塗料組成物に使用される変性ポリオ
レフィン系樹脂は外的な力によって変型した被塗装物に
対してもワレ、ハガレ等の塗膜欠陥を生じない程度に高
分子量化されているので、このものを塗装粘度まで希釈
しようとすると多量の有機溶剤が必要となる。このため
に該塗料組成物は従来の有機溶剤型塗料組成物と比較し
て多量の有機溶剤を含有するものとなり、塗装時におけ
る塗装作業者の安全衛生性、塗装後における環境汚染及
び塗装、焼付時における火災、爆発等の安全性の面につ
いての問題点があり、また下塗り塗料組成物から形成さ
れる塗膜は上塗り塗膜との密着性が十分でないという問
題点も残されている。
レフィン系樹脂は外的な力によって変型した被塗装物に
対してもワレ、ハガレ等の塗膜欠陥を生じない程度に高
分子量化されているので、このものを塗装粘度まで希釈
しようとすると多量の有機溶剤が必要となる。このため
に該塗料組成物は従来の有機溶剤型塗料組成物と比較し
て多量の有機溶剤を含有するものとなり、塗装時におけ
る塗装作業者の安全衛生性、塗装後における環境汚染及
び塗装、焼付時における火災、爆発等の安全性の面につ
いての問題点があり、また下塗り塗料組成物から形成さ
れる塗膜は上塗り塗膜との密着性が十分でないという問
題点も残されている。
また、有機溶剤を含有しない水性下塗り組成物として
ポリオキシテトラメチレングリコールをポリオール成分
とする水性ポリウレタン樹脂が特開昭59−113015号公報
に記載されている。しかしながら該組成物から形成され
る塗膜はポリプロピレン樹脂に対して密着性が悪いとい
う問題点がある。
ポリオキシテトラメチレングリコールをポリオール成分
とする水性ポリウレタン樹脂が特開昭59−113015号公報
に記載されている。しかしながら該組成物から形成され
る塗膜はポリプロピレン樹脂に対して密着性が悪いとい
う問題点がある。
問題点を解決するための手段 本発明者は、プラスチック基材及び上塗り塗膜に対し
ての密着性に優れた塗膜を形成することができる水性塗
料組成物及び該塗料組成物を用いる塗膜形成方法を見出
すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、オレフィン系
樹脂及びウレタン系樹脂の水性化物をビヒクル成分とす
る水性塗料組成物により上記目的が達成されることを見
出し、ここに本発明を完成するに至った。
ての密着性に優れた塗膜を形成することができる水性塗
料組成物及び該塗料組成物を用いる塗膜形成方法を見出
すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、オレフィン系
樹脂及びウレタン系樹脂の水性化物をビヒクル成分とす
る水性塗料組成物により上記目的が達成されることを見
出し、ここに本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、オレフィン系樹脂及びウレタン系樹
脂の水性化物をビニクル成分とすることを特徴とするプ
ラスチック基材用水性塗料組成物、並びに該塗料組成物
をプラスチック基材に塗布し、乾燥させた後、上塗り塗
料組成物を塗布し、乾燥することを特徴とする塗膜形成
方法に係る。
脂の水性化物をビニクル成分とすることを特徴とするプ
ラスチック基材用水性塗料組成物、並びに該塗料組成物
をプラスチック基材に塗布し、乾燥させた後、上塗り塗
料組成物を塗布し、乾燥することを特徴とする塗膜形成
方法に係る。
本発明組成物で使用するオレフィン系樹脂は、オレフ
ィン系単量体及び/又はジエン系単量体を必須単量体成
分とする重合体である。具体的にはプロピレン−エチレ
ン共重合体、塩素化ポリプロピレン、EPDM(エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体)、ポリブタジエン、スチ
レン−ブタジエン共重合体、アクリルニトリル−ブタジ
エン共重合体など及びこれらのものとマレイン酸、無水
マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸などの酸基含有
重合性不飽和単量体とを重合させてなる酸基含有重合体
などが挙げられる。中でも塩素化ポリプロピレンと(無
水)マレイン酸を重合させてなる酸基含有重合体は、特
に塩素化ポリプロピレン(好ましくは塩素化率20〜30重
量%)成分がプロピレン系基材に対して優れた密着性を
示しそして(無水)マレイン酸成分が上塗り塗膜に対し
て優れた密着性を示すとともに耐水性等に優れているた
めに付着劣化が少ないという利点をもつことがら、この
ものを使用することが望ましい。該(無水)マレイン酸
成分を使用する場合には、酸基含有重合体を基準として
通常約0.5〜10重量%、好ましくは約1〜5重量%の範
囲で使用できる。
ィン系単量体及び/又はジエン系単量体を必須単量体成
分とする重合体である。具体的にはプロピレン−エチレ
ン共重合体、塩素化ポリプロピレン、EPDM(エチレン−
プロピレン−ジエン共重合体)、ポリブタジエン、スチ
レン−ブタジエン共重合体、アクリルニトリル−ブタジ
エン共重合体など及びこれらのものとマレイン酸、無水
マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸などの酸基含有
重合性不飽和単量体とを重合させてなる酸基含有重合体
などが挙げられる。中でも塩素化ポリプロピレンと(無
水)マレイン酸を重合させてなる酸基含有重合体は、特
に塩素化ポリプロピレン(好ましくは塩素化率20〜30重
量%)成分がプロピレン系基材に対して優れた密着性を
示しそして(無水)マレイン酸成分が上塗り塗膜に対し
て優れた密着性を示すとともに耐水性等に優れているた
めに付着劣化が少ないという利点をもつことがら、この
ものを使用することが望ましい。該(無水)マレイン酸
成分を使用する場合には、酸基含有重合体を基準として
通常約0.5〜10重量%、好ましくは約1〜5重量%の範
囲で使用できる。
前記オレフィン系樹脂は、数平均分子量が約3000〜50
000、好ましくは約10000〜30000の範囲のものを使用で
きる。該分子量が約3000より小さいと塗膜が粘着し易く
なってホコリ、ゴミ等の異物が付着し、最終的に形成さ
れる上塗り塗膜の外観が悪くなったり、また耐水試験後
のプラスチック基材に対する密着性が劣化するという欠
点があるので好ましくない。他方、分子量が約50000よ
り大きいと平滑性に優れた塗膜が得られないという欠点
があるので好ましくない。
000、好ましくは約10000〜30000の範囲のものを使用で
きる。該分子量が約3000より小さいと塗膜が粘着し易く
なってホコリ、ゴミ等の異物が付着し、最終的に形成さ
れる上塗り塗膜の外観が悪くなったり、また耐水試験後
のプラスチック基材に対する密着性が劣化するという欠
点があるので好ましくない。他方、分子量が約50000よ
り大きいと平滑性に優れた塗膜が得られないという欠点
があるので好ましくない。
前記オレフィン系樹脂と組合わせて使用するビヒクル
成分であるウレタン系樹脂は、(1)1分子中に平均2
個以上の活性水素を含有する成分及び(2)ポリイソシ
アネート成分を反応させて得られるウレタンポリマー、
又は(1)成分及び(2)成分を反応させて得られるプ
レポリマーと鎖伸長剤成分とを反応させて得られるウレ
タンポリマーである。またこれらのウレタン系樹脂中に
は酸基を含有させてもよい。
成分であるウレタン系樹脂は、(1)1分子中に平均2
個以上の活性水素を含有する成分及び(2)ポリイソシ
アネート成分を反応させて得られるウレタンポリマー、
又は(1)成分及び(2)成分を反応させて得られるプ
レポリマーと鎖伸長剤成分とを反応させて得られるウレ
タンポリマーである。またこれらのウレタン系樹脂中に
は酸基を含有させてもよい。
前記(1)成分としては、1分子中に平均2個以上の
活性水素(好ましくは水酸基が挙げられる) を含有するものであれば制限なしに使用できる。具体的
には下記したものを挙げることができる。
活性水素(好ましくは水酸基が挙げられる) を含有するものであれば制限なしに使用できる。具体的
には下記したものを挙げることができる。
(i)ジオール:たとえばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、2,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレン
グリコール、1,5−ペンタジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサングリコール、2,5−ヘキサンジオ
ール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタジオール、トリシクロデカンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノールなど。
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、2,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレン
グリコール、1,5−ペンタジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサングリコール、2,5−ヘキサンジオ
ール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメチル−
1,3−ペンタジオール、トリシクロデカンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノールなど。
(ii)ポリエーテルジオール:たとえば前記(i)ジオ
ールのアルキレンオキシド付加物、アルキレンオキシ
ド、環状エーテル(テトラヒドロフランなど)などを開
環重合又は開環共重合(ブロックまたはランダム)させ
て得られるもの、たとえばポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリエチレン−プロピレン
(ブロックまたはランダム)グリコール、ジオキシテト
ラメチレングリコール、ジオキシヘキサメチレングリコ
ール、ジオキシオクタメチレングリコールなど。
ールのアルキレンオキシド付加物、アルキレンオキシ
ド、環状エーテル(テトラヒドロフランなど)などを開
環重合又は開環共重合(ブロックまたはランダム)させ
て得られるもの、たとえばポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、ポリエチレン−プロピレン
(ブロックまたはランダム)グリコール、ジオキシテト
ラメチレングリコール、ジオキシヘキサメチレングリコ
ール、ジオキシオクタメチレングリコールなど。
(iii)ポリエステルジオール:(無水)ジカルボン酸
(例えばアジピン酸、コハク酸、セバシン酸、グルタル
酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸など)とグリコー
ル〔例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
8−オクタメチレンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン、ビスヒドロ
キシエチルベンゼン、アルキルジアルカノールアミン、
m−キシリレングリコール、1,4−ビス(2−ヒドロキ
シエトキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシ
エトキシ)−ジフェニルプロパンなど〕とを縮重合させ
て得られたもの、たとえばポリエチレンアジペート、ポ
リブチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペー
ト、ポリエチレン/プロピレンアジペート、ビスヒドロ
キシメチルシクロヘキサンとC4〜C8の直鎖ジカルボン酸
混合物からなるポリエステルジオール(例えばKING Ind
ustries Inc Co.,のK−FLEX−148,同左188)、ポリラ
クトンジオール(例えばポリカプロラクトンジオール及
びそれらの2種以上の混合物)など。
(例えばアジピン酸、コハク酸、セバシン酸、グルタル
酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸など)とグリコー
ル〔例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
8−オクタメチレンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン、ビスヒドロ
キシエチルベンゼン、アルキルジアルカノールアミン、
m−キシリレングリコール、1,4−ビス(2−ヒドロキ
シエトキシ)ベンゼン、4,4′−ビス(2−ヒドロキシ
エトキシ)−ジフェニルプロパンなど〕とを縮重合させ
て得られたもの、たとえばポリエチレンアジペート、ポ
リブチレンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペー
ト、ポリエチレン/プロピレンアジペート、ビスヒドロ
キシメチルシクロヘキサンとC4〜C8の直鎖ジカルボン酸
混合物からなるポリエステルジオール(例えばKING Ind
ustries Inc Co.,のK−FLEX−148,同左188)、ポリラ
クトンジオール(例えばポリカプロラクトンジオール及
びそれらの2種以上の混合物)など。
(iv)ポリエーテルエステルジオール:エーテル基含有
ジオール(前記ポリエーテルジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ールなど)もしくはこれらと他のグリコールとの混合物
を前記ジカルボン酸とまたは(無水)ジカルボン酸化合
物(無水フタル酸、無水マレイン酸など)およびアルキ
レンオキシドと反応させることによって得られるもの、
たとえばポリ(ポリオキシテトラメチレン)アジペート
など。
ジオール(前記ポリエーテルジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ールなど)もしくはこれらと他のグリコールとの混合物
を前記ジカルボン酸とまたは(無水)ジカルボン酸化合
物(無水フタル酸、無水マレイン酸など)およびアルキ
レンオキシドと反応させることによって得られるもの、
たとえばポリ(ポリオキシテトラメチレン)アジペート
など。
(V)ポリカーボネートジオール:一般式 (式中、RはC1〜12の飽和脂肪族ジオールの残基、Xは
分子の繰り返し単位の数を示し、通常5〜50の整数であ
る) で示される化合物など。該化合物は、両末端OH基になる
ような割合で、飽和脂肪族ジオール(1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコールなどのポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、オキシエチレンオキシ
プロピレン共重合ジオールなど)と置換カーボネート
(炭酸ジエチル、ジフェニルカーボネートなど)と反応
させるエステル交換法、前記飽和脂肪族ジオールとホス
ゲンを反応させるか、または必要によりその後さらに飽
和脂肪族ジオールを反応せさる方法などにより得られ
る。
分子の繰り返し単位の数を示し、通常5〜50の整数であ
る) で示される化合物など。該化合物は、両末端OH基になる
ような割合で、飽和脂肪族ジオール(1,4−ブタンジオ
ール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ジエチレングリコールなどのポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、オキシエチレンオキシ
プロピレン共重合ジオールなど)と置換カーボネート
(炭酸ジエチル、ジフェニルカーボネートなど)と反応
させるエステル交換法、前記飽和脂肪族ジオールとホス
ゲンを反応させるか、または必要によりその後さらに飽
和脂肪族ジオールを反応せさる方法などにより得られ
る。
前記(i)〜(v)に記載のジオールはそれぞれ1種
もしくは2種以上組合わせて使用できる。
もしくは2種以上組合わせて使用できる。
また前記(i)〜()に記載のジオールの中でも好ま
しくは(i)〜(iii)に記載のもの、更に好ましくは
数平均分子量が約5000以下、好ましくは約1000〜3000の
範囲のものがあげられる。
しくは(i)〜(iii)に記載のもの、更に好ましくは
数平均分子量が約5000以下、好ましくは約1000〜3000の
範囲のものがあげられる。
前記ジオール以外にも、(Vi)1分子中に3個以上の
水酸基を含有する低分子量ポリオール(好ましくは数平
均分子量500以下)を配合できる。
水酸基を含有する低分子量ポリオール(好ましくは数平
均分子量500以下)を配合できる。
前記(Vi)低分子量ポリオールを用いると、たとえば
該ウレタン系樹脂分子骨格に分岐性をもたせ、ウレタン
系樹脂に3次元構造を形成せしめることによって、ポリ
ウレタン粒子の水分散安定性を向上させたり、形成塗膜
の耐水性や耐化学薬品性を向上させたりするという利点
がある。
該ウレタン系樹脂分子骨格に分岐性をもたせ、ウレタン
系樹脂に3次元構造を形成せしめることによって、ポリ
ウレタン粒子の水分散安定性を向上させたり、形成塗膜
の耐水性や耐化学薬品性を向上させたりするという利点
がある。
該(Vi)低分子量ポリオールとしては、たとえばトリ
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリ
ン、トリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、
ペンタエリスルトール等が使用できる。該(Vi)低分子
量ポリオールは前記ジオール成分1モルに対して約0.1
モル以下の範囲で配合できる。配合量が約0.1モルより
多くなると水性化物の貯蔵安定性が悪くなったり塗膜物
性が悪くなったりするおそれがあるので好ましくない。
メチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリ
ン、トリス−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、
ペンタエリスルトール等が使用できる。該(Vi)低分子
量ポリオールは前記ジオール成分1モルに対して約0.1
モル以下の範囲で配合できる。配合量が約0.1モルより
多くなると水性化物の貯蔵安定性が悪くなったり塗膜物
性が悪くなったりするおそれがあるので好ましくない。
前記(1)成分と反応させる(2)ポリイソシアネー
ト成分としては、1分子中に平均2個以上のイソシアネ
ート基を含有する化合物が使用できる。具体的には脂肪
族ジイソシアネート化合物として、炭素数1〜12の脂肪
族ジイソシアネート、たとえばヘキサメチレンジイソシ
アネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネートなど;脂環式ジイソシアネ
ート化合物として、炭素数4〜18の脂環式ジイソシアネ
ート、たとえば1,4−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,
5−トリメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシア
ネート)、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、イ
ソプロピリデンジシクロヘキシル−4,4−ジイソシアネ
ートなど;芳香族イソシアネートとして、トリレンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジ
イソシネートなどがあげられ、さらにこれらのジイソシ
アネートの変性物(カーボジイミド、ウレトジオン、ウ
レトイミン含有変性物など);及びこれらの二種以上混
合物が挙げられる。
ト成分としては、1分子中に平均2個以上のイソシアネ
ート基を含有する化合物が使用できる。具体的には脂肪
族ジイソシアネート化合物として、炭素数1〜12の脂肪
族ジイソシアネート、たとえばヘキサメチレンジイソシ
アネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネートなど;脂環式ジイソシアネ
ート化合物として、炭素数4〜18の脂環式ジイソシアネ
ート、たとえば1,4−シクロヘキサンジイソシアネー
ト、1−イソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,
5−トリメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシア
ネート)、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、イ
ソプロピリデンジシクロヘキシル−4,4−ジイソシアネ
ートなど;芳香族イソシアネートとして、トリレンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジ
イソシネートなどがあげられ、さらにこれらのジイソシ
アネートの変性物(カーボジイミド、ウレトジオン、ウ
レトイミン含有変性物など);及びこれらの二種以上混
合物が挙げられる。
ウレタン系樹脂中に酸基を導入する方法としては従来
からのいかなる方法も採用できるが、例えばジメチロー
ルアルカン酸を前記(ii)〜(iv)に記載したグリコー
ル成分の一部のもしくは全部と置き換えることによって
予めポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、ポ
リエーテルエステルジオール等にカルボキシ基を導入し
ておくか、または(i)もしくは(v)のジオール成分
とジメチロールアルカン酸とを混合して使用することに
より酸基を導入する方法が好適である。かかるジメチロ
ールアルカン酸としては、たとえばジメチロール酢酸、
ジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酪酸、ジメチ
ロール吉草酸を挙げることができる。
からのいかなる方法も採用できるが、例えばジメチロー
ルアルカン酸を前記(ii)〜(iv)に記載したグリコー
ル成分の一部のもしくは全部と置き換えることによって
予めポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、ポ
リエーテルエステルジオール等にカルボキシ基を導入し
ておくか、または(i)もしくは(v)のジオール成分
とジメチロールアルカン酸とを混合して使用することに
より酸基を導入する方法が好適である。かかるジメチロ
ールアルカン酸としては、たとえばジメチロール酢酸、
ジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酪酸、ジメチ
ロール吉草酸を挙げることができる。
ウレタン系樹脂中に酸基を導入したものは界面活性剤
を使用せずに、もしくはその配合量を少なくして水中に
分散させることが可能となるので塗膜の耐水性が良くな
るという利点がある。酸基の含有量はウレタン系樹脂の
酸価として約25〜150、好ましくは約30〜100、更に好ま
しくは約50〜80の範囲が望ましい。酸化が約25より小さ
いと水分散性が悪くなり、他方酸価が約150より大きい
と塗膜の耐水性が劣るおそれがあるので好ましくない。
を使用せずに、もしくはその配合量を少なくして水中に
分散させることが可能となるので塗膜の耐水性が良くな
るという利点がある。酸基の含有量はウレタン系樹脂の
酸価として約25〜150、好ましくは約30〜100、更に好ま
しくは約50〜80の範囲が望ましい。酸化が約25より小さ
いと水分散性が悪くなり、他方酸価が約150より大きい
と塗膜の耐水性が劣るおそれがあるので好ましくない。
ウレタン系樹脂は、通常、数平均分子量約10000〜100
000、好ましくは約20000〜50000、更に好ましくは25000
〜35000のもの用いることができる。前記(1)成分と
(2)成分との反応により、ウレタンプレポリマー(通
常数平均分子量約1000〜3000)を得る場合には、鎖伸長
によって、上記範囲の分子量とすればよい。ウレタン系
樹脂の数平均分子量が約10000より小さいと耐水性、柔
軟性等が悪くなるおそれがあり、他方約100000より大き
いと塗料貯蔵中に、このものが沈降、凝集などを生じ
て、塗膜にブツなどの欠陥をおこす原因となったり、ま
た、塗膜平滑性が低下したりするので好ましくない。
000、好ましくは約20000〜50000、更に好ましくは25000
〜35000のもの用いることができる。前記(1)成分と
(2)成分との反応により、ウレタンプレポリマー(通
常数平均分子量約1000〜3000)を得る場合には、鎖伸長
によって、上記範囲の分子量とすればよい。ウレタン系
樹脂の数平均分子量が約10000より小さいと耐水性、柔
軟性等が悪くなるおそれがあり、他方約100000より大き
いと塗料貯蔵中に、このものが沈降、凝集などを生じ
て、塗膜にブツなどの欠陥をおこす原因となったり、ま
た、塗膜平滑性が低下したりするので好ましくない。
ウレタンプレポリマーの鎖伸長方法は、公知の方法に
従えばよい。例えば、鎖伸長剤成分として、水、水溶性
ポリアミン、グリコール類等を使用し、ウレタンプレポ
リマーと鎖伸長剤成分とを反応させればよく、必要に応
じて、反応触媒を使用することもできる。水溶性ポリア
ミンとしては、1級アミノ基及び/又は2級アミノ基を
1分子中に2個以上有するポリアミン化合物を使用する
ことができ、例えばエチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンな
どの水溶性ポリアミン類、ピペラジンなどの水溶性脂環
式ポリアミン及びこれらの混合物などが好適に使用でき
る。
従えばよい。例えば、鎖伸長剤成分として、水、水溶性
ポリアミン、グリコール類等を使用し、ウレタンプレポ
リマーと鎖伸長剤成分とを反応させればよく、必要に応
じて、反応触媒を使用することもできる。水溶性ポリア
ミンとしては、1級アミノ基及び/又は2級アミノ基を
1分子中に2個以上有するポリアミン化合物を使用する
ことができ、例えばエチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、キシリレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンな
どの水溶性ポリアミン類、ピペラジンなどの水溶性脂環
式ポリアミン及びこれらの混合物などが好適に使用でき
る。
グリコール類としては、例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チルングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、トリメチロールプロパンなどが好適に使用できる。
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チルングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオー
ル、トリメチロールプロパンなどが好適に使用できる。
反応触媒としては、トリアルキルアミン例えばトリメ
チルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミ
ン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミ
ン;N−アルキルモルホリン、例えばN−メチルモルホリ
ン、N−エチルモルホリン;N−ジアルキルアルカノール
アミン、例えばN−ジメチルエタノールアミン、N−ジ
エチルエタノールアミン;N−アルキルビニルピロリドン
及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
チルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミ
ン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミ
ン;N−アルキルモルホリン、例えばN−メチルモルホリ
ン、N−エチルモルホリン;N−ジアルキルアルカノール
アミン、例えばN−ジメチルエタノールアミン、N−ジ
エチルエタノールアミン;N−アルキルビニルピロリドン
及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
オレフィン系樹脂及びウレタン系樹脂の水性化の方法
は、従来から知られているいかなる方法でもよいが、例
えば ウレタン系樹脂(実質的にイソシアネート基を含有
しないもの)とオレフィン系樹脂とを混合した後、界面
活性剤及び/又は中和剤を添加し、水中に分散化する方
法。
は、従来から知られているいかなる方法でもよいが、例
えば ウレタン系樹脂(実質的にイソシアネート基を含有
しないもの)とオレフィン系樹脂とを混合した後、界面
活性剤及び/又は中和剤を添加し、水中に分散化する方
法。
ウレタン系樹脂原料の(1)成分及び(2)成分と
オレフィン系樹脂とを混合した後、(1)成分及び
(2)成分を反応させ(実質的にイソシアネート基を含
まないようにする)、その後、界面活性剤及び/又は中
和剤を添加し、水中に分散化する方法。
オレフィン系樹脂とを混合した後、(1)成分及び
(2)成分を反応させ(実質的にイソシアネート基を含
まないようにする)、その後、界面活性剤及び/又は中
和剤を添加し、水中に分散化する方法。
オレフィン系樹脂に界面活性剤及び/又は中和剤を
添加し、水中に分散化したものと、ウレタン系樹脂(実
質的にイソシアネート基を含有しないもの)に界面活性
剤及び/又は中和剤を添加し、水中に分散化したものと
を混合する方法。
添加し、水中に分散化したものと、ウレタン系樹脂(実
質的にイソシアネート基を含有しないもの)に界面活性
剤及び/又は中和剤を添加し、水中に分散化したものと
を混合する方法。
NCO基含有ウレタンプレポリマー(通常、NCO/OH当
量比1.1〜1.9の範囲)をオレフィン系樹脂と混合し、水
中に分散化させると同時に鎖伸長反応を行なう方法。こ
の方法では、水以外の鎖伸長剤を同時に添加してもよ
く、更に、必要に応じて、鎖伸長反応用触媒、界面活性
剤、中和剤等を添加することもできる。
量比1.1〜1.9の範囲)をオレフィン系樹脂と混合し、水
中に分散化させると同時に鎖伸長反応を行なう方法。こ
の方法では、水以外の鎖伸長剤を同時に添加してもよ
く、更に、必要に応じて、鎖伸長反応用触媒、界面活性
剤、中和剤等を添加することもできる。
ウレタン系樹脂原料の(1)成分及び(2)成分と
オレフィン系樹脂とを混合した後、(1)成分及び
(2)成分を反応させて、NCO基含有ウレタンプレポリ
マー(NCO/OH当量比1.1〜1.9程度)とオレフィン系樹脂
の混合物を得た後、上記と同様にして、水分散化と鎖
伸長反応を同時に行なう方法、 NCO基含有ウレタンプレポリマーを前記と同様に
して鎖伸長反応させると同時に水中に分散化したもの
と、前記に記載のオレフィン系樹脂の水分散化したも
のとを混合する方法等を好適に適用できる。
オレフィン系樹脂とを混合した後、(1)成分及び
(2)成分を反応させて、NCO基含有ウレタンプレポリ
マー(NCO/OH当量比1.1〜1.9程度)とオレフィン系樹脂
の混合物を得た後、上記と同様にして、水分散化と鎖
伸長反応を同時に行なう方法、 NCO基含有ウレタンプレポリマーを前記と同様に
して鎖伸長反応させると同時に水中に分散化したもの
と、前記に記載のオレフィン系樹脂の水分散化したも
のとを混合する方法等を好適に適用できる。
中和剤は、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレ
タンプレポリマー等に酸基が存在する場合に用いられ、
前記した鎖伸長反応用触媒と同様のものが使用できる。
これらのうちで、好ましいものは、トリアルキルアミ
ン、N−アルキルビニルピロリドンであり、特に好まし
いものはトリエチルアミンである。中和量は、カルボキ
シル基1当量当り、0.5〜2.0当量程度、好ましくは1〜
1.5当量程度とすればよい。
タンプレポリマー等に酸基が存在する場合に用いられ、
前記した鎖伸長反応用触媒と同様のものが使用できる。
これらのうちで、好ましいものは、トリアルキルアミ
ン、N−アルキルビニルピロリドンであり、特に好まし
いものはトリエチルアミンである。中和量は、カルボキ
シル基1当量当り、0.5〜2.0当量程度、好ましくは1〜
1.5当量程度とすればよい。
界面活性剤としては、例えば高級アルコール、アルキ
ルフェノール、アリールフェノール、ポリオキシプロピ
レングコール等のエチレンオキシド付加物のような非イ
オン系界面活性剤、アルキルフェノール、高級アルコー
ル等のエチレンオキシド付加物の硫酸エステル塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩のようなアニオン系界面活性
剤、及びこれらの混合物が好ましい。また、界面活性剤
の配合割合は塗膜耐水性の観点から樹脂固形分100重量
部に対して約10重量部以下、好ましくは約5重量部以下
の範囲が好適である。
ルフェノール、アリールフェノール、ポリオキシプロピ
レングコール等のエチレンオキシド付加物のような非イ
オン系界面活性剤、アルキルフェノール、高級アルコー
ル等のエチレンオキシド付加物の硫酸エステル塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩のようなアニオン系界面活性
剤、及びこれらの混合物が好ましい。また、界面活性剤
の配合割合は塗膜耐水性の観点から樹脂固形分100重量
部に対して約10重量部以下、好ましくは約5重量部以下
の範囲が好適である。
上記した中でも鎖伸長反応を行なって得られるものを
用いると、ポリオレフィン系樹脂の水分散化を助け、ま
た該樹脂粒子を安定化させることができ、しかも耐水
性、外観などの性能に優れた塗膜が得られるという利点
がある。該鎖伸長反応を行なって得られるポリウレタン
ポリマーとしては、酸基を含有するものが望ましい。
用いると、ポリオレフィン系樹脂の水分散化を助け、ま
た該樹脂粒子を安定化させることができ、しかも耐水
性、外観などの性能に優れた塗膜が得られるという利点
がある。該鎖伸長反応を行なって得られるポリウレタン
ポリマーとしては、酸基を含有するものが望ましい。
本発明塗料組成物のビヒクル成分であるオレフィン系
樹脂とウレタン系樹脂との配合割合は両者樹脂固形分換
算で前者約5〜40重量%、好ましくは約10〜30重量%、
後者約95〜60重量%、好ましくは約90〜70重量%の範囲
が望ましい。ポリオレフィン系樹脂が約5重量%より少
ないかもしくはウレタン系樹脂が約95重量%より多い
と、プラスチック基材に対する密着性などが低下し、他
方オレフィン系樹脂が約40重量%より多いかもしくはウ
レタン系樹脂が約60重量%より少ないと上塗り塗膜に対
する密着性、耐水性、塗料の貯蔵安定性などが低下する
ので好ましくない。
樹脂とウレタン系樹脂との配合割合は両者樹脂固形分換
算で前者約5〜40重量%、好ましくは約10〜30重量%、
後者約95〜60重量%、好ましくは約90〜70重量%の範囲
が望ましい。ポリオレフィン系樹脂が約5重量%より少
ないかもしくはウレタン系樹脂が約95重量%より多い
と、プラスチック基材に対する密着性などが低下し、他
方オレフィン系樹脂が約40重量%より多いかもしくはウ
レタン系樹脂が約60重量%より少ないと上塗り塗膜に対
する密着性、耐水性、塗料の貯蔵安定性などが低下する
ので好ましくない。
前記〜方法で水性化して得られる組成物では、ウ
レタン系樹脂成分をオレフィン系樹脂の水分散化を助け
てオレフィン系樹脂粒子を安定化させる成分として使用
し、このようなウレタン系樹脂とオレフィン系樹脂の水
性化物に、更に、塗膜性能を向上させる機能をもつ成分
として、ウレタン系樹脂の水分散化物を混合することが
できる。このような塗膜性能向上のために用いるウレタ
ン系樹脂の水分散化物としては、前記水性化法において
記入したウレタン系樹脂の水分散物と同様のものが使用
できる。
レタン系樹脂成分をオレフィン系樹脂の水分散化を助け
てオレフィン系樹脂粒子を安定化させる成分として使用
し、このようなウレタン系樹脂とオレフィン系樹脂の水
性化物に、更に、塗膜性能を向上させる機能をもつ成分
として、ウレタン系樹脂の水分散化物を混合することが
できる。このような塗膜性能向上のために用いるウレタ
ン系樹脂の水分散化物としては、前記水性化法において
記入したウレタン系樹脂の水分散物と同様のものが使用
できる。
前記〜で得られるウレタン系樹脂とオレフィン系
樹脂の水性化物中に含まれるウレタン系樹脂(以下、ウ
レタン系樹脂Aという)と、この水性化物に加える塗膜
性能向上のためのウレタン系樹脂の水分散化物中のウレ
タン系樹脂(以下、ウレタン系樹脂Bという)の好まし
い組み合わせとしては、オレフィン系樹脂と相溶性の良
いモノマー、例えば、前記(1)成分として脂肪族また
は脂環族のポリオール、(2)成分として脂肪族または
脂環族ジイソシアネート化合物を用いて得られるウレタ
ン系樹脂をウレタン樹脂Aとして用い、物性の優れたモ
ノマー、例えば前記(2)成分として芳香族ジイソシア
ネートなどを多用したウレタン系樹脂であって、数平均
分子量が20000以上、好ましくは30000〜100000のウレタ
ン系樹脂をウレタン系樹脂Bとして用いる組み合わせが
あげられる。また、これらの配合割合は、オレフィン系
樹脂/ウレタン系樹脂A/ウレタン系樹脂Bの割合が、こ
れらの樹脂固形分を基準として、約5〜40重量%/15〜6
0重量%/0〜80重量%、好ましくは約10〜30重量%/20〜
50重量%/20〜70重量%とすればよい。
樹脂の水性化物中に含まれるウレタン系樹脂(以下、ウ
レタン系樹脂Aという)と、この水性化物に加える塗膜
性能向上のためのウレタン系樹脂の水分散化物中のウレ
タン系樹脂(以下、ウレタン系樹脂Bという)の好まし
い組み合わせとしては、オレフィン系樹脂と相溶性の良
いモノマー、例えば、前記(1)成分として脂肪族また
は脂環族のポリオール、(2)成分として脂肪族または
脂環族ジイソシアネート化合物を用いて得られるウレタ
ン系樹脂をウレタン樹脂Aとして用い、物性の優れたモ
ノマー、例えば前記(2)成分として芳香族ジイソシア
ネートなどを多用したウレタン系樹脂であって、数平均
分子量が20000以上、好ましくは30000〜100000のウレタ
ン系樹脂をウレタン系樹脂Bとして用いる組み合わせが
あげられる。また、これらの配合割合は、オレフィン系
樹脂/ウレタン系樹脂A/ウレタン系樹脂Bの割合が、こ
れらの樹脂固形分を基準として、約5〜40重量%/15〜6
0重量%/0〜80重量%、好ましくは約10〜30重量%/20〜
50重量%/20〜70重量%とすればよい。
また、本発明組成物で使用する水性化物は貯蔵安定
性、相溶性、塗面平滑性などの観点から約0.001〜5μ
m、好ましくは約0.05〜2.0μmの平均粒径をもつもの
が望ましい。
性、相溶性、塗面平滑性などの観点から約0.001〜5μ
m、好ましくは約0.05〜2.0μmの平均粒径をもつもの
が望ましい。
本発明組成物において、必要に応じて着色顔料、体質
顔料、塗面調整剤、ワキ防止剤、流動性調整剤、ハジキ
防止剤、可塑剤などを添加することができる。
顔料、塗面調整剤、ワキ防止剤、流動性調整剤、ハジキ
防止剤、可塑剤などを添加することができる。
本発明塗料組成物を用いてプラスチック基材に塗膜を
形成するには、本発明組成物をプラスチック基材に塗布
し、乾燥させた後、必要に応じて中塗り塗料を塗布し、
乾燥又は未乾燥で上塗り塗料を塗布し、乾燥すればよ
い。
形成するには、本発明組成物をプラスチック基材に塗布
し、乾燥させた後、必要に応じて中塗り塗料を塗布し、
乾燥又は未乾燥で上塗り塗料を塗布し、乾燥すればよ
い。
プラスチック基材としては、特に制限なしに使用で
き、具体的にはポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、EPDM、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェ
ニレンオキサイド、アクリルニトリル−スチレン−ブタ
ジエン共重合体、ポリカーボネート、エチレン−ビニル
アセテート共重合体、不飽和ポリエステル、ポリウレタ
ン、強化ポリウレタンなどのプラスチックが使用でき
る。これらのプラスチック基材としては、必要に応じて
アルカリ、酸、有機溶剤などで洗浄もしくは化学処理も
行なったものが使用できる。
き、具体的にはポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、EPDM、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェ
ニレンオキサイド、アクリルニトリル−スチレン−ブタ
ジエン共重合体、ポリカーボネート、エチレン−ビニル
アセテート共重合体、不飽和ポリエステル、ポリウレタ
ン、強化ポリウレタンなどのプラスチックが使用でき
る。これらのプラスチック基材としては、必要に応じて
アルカリ、酸、有機溶剤などで洗浄もしくは化学処理も
行なったものが使用できる。
本発明の塗料組成物は通常固形分約20〜50重量%、粘
度約500〜2000センチポイズ(B型粘度計、回転数6RP
M)に調整して使用される。
度約500〜2000センチポイズ(B型粘度計、回転数6RP
M)に調整して使用される。
プラスチック基材に塗布する手段としては、特に限定
されないが、具体的にはスプレー塗装、ハケ塗装、浸漬
塗装、静電塗装等の手段で塗装できる。また、塗装膜厚
は、通常乾燥厚に基づいて約5〜50μm、好ましくは10
〜20μmの範囲が好適である。そしてこの塗膜は室温〜
160℃、好ましくは約80〜120℃の範囲で乾燥することが
できる。
されないが、具体的にはスプレー塗装、ハケ塗装、浸漬
塗装、静電塗装等の手段で塗装できる。また、塗装膜厚
は、通常乾燥厚に基づいて約5〜50μm、好ましくは10
〜20μmの範囲が好適である。そしてこの塗膜は室温〜
160℃、好ましくは約80〜120℃の範囲で乾燥することが
できる。
中塗り塗料としては、付着性、平滑性、鮮映性、耐候
性などにすぐれたそれ自体既知の中塗塗料が使用でき
る。具体的には、油長が30%以下の短油もしくは超短油
アルキド樹脂またはオイルフリーポリエステル樹脂とア
ミノ樹脂とをビヒクリ主成分とする熱硬化性中塗り塗料
があげられる。これらのアルキド樹脂およびポリエステ
ル樹脂は、水酸基価60〜140および酸価5〜200で、しか
も変性油として不飽和油(もしくは不飽和脂肪酸)を用
いたものが好ましく、また、アミノ樹脂は、アルキル
(好ましくは炭素数1〜5個のもの)エーテル化したメ
タミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが適
している。これらの両樹脂の配合比は固形分重量に基い
てアルキド樹脂および(または)オイルフリーポリエス
テル樹脂65〜85%、特に70〜80%、アミノ樹脂35〜15
%、特に30〜20%であることが好ましい。さらに、上記
アミノ樹脂の少なくとも一部をポリイソシアネート化合
物やブロック化ポリイソシアネート化合物に代えること
ができる。
性などにすぐれたそれ自体既知の中塗塗料が使用でき
る。具体的には、油長が30%以下の短油もしくは超短油
アルキド樹脂またはオイルフリーポリエステル樹脂とア
ミノ樹脂とをビヒクリ主成分とする熱硬化性中塗り塗料
があげられる。これらのアルキド樹脂およびポリエステ
ル樹脂は、水酸基価60〜140および酸価5〜200で、しか
も変性油として不飽和油(もしくは不飽和脂肪酸)を用
いたものが好ましく、また、アミノ樹脂は、アルキル
(好ましくは炭素数1〜5個のもの)エーテル化したメ
タミン樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが適
している。これらの両樹脂の配合比は固形分重量に基い
てアルキド樹脂および(または)オイルフリーポリエス
テル樹脂65〜85%、特に70〜80%、アミノ樹脂35〜15
%、特に30〜20%であることが好ましい。さらに、上記
アミノ樹脂の少なくとも一部をポリイソシアネート化合
物やブロック化ポリイソシアネート化合物に代えること
ができる。
また該中塗り塗料の形態は、上記ビヒクル成分を用い
た有機溶剤型、非水分散液型、ハイソリッド型、水溶液
型、水分散液型、粉体型などの従来から公知のものが使
用できる。さらに、該中塗り塗料には、体質顔料、着色
顔料、その他の塗料用添加剤などを必要に応じて配合す
ることができる。
た有機溶剤型、非水分散液型、ハイソリッド型、水溶液
型、水分散液型、粉体型などの従来から公知のものが使
用できる。さらに、該中塗り塗料には、体質顔料、着色
顔料、その他の塗料用添加剤などを必要に応じて配合す
ることができる。
これらの中塗り塗料は、本発明の塗料組成物から形成
される塗膜面に塗装する塗料があって、その塗装は、前
記と同様な方法で行なうことができ、塗装膜厚は硬化後
の塗膜に基いて10〜50μmの範囲とするのが好ましく、
塗膜の硬化温度はビヒクル成分によって異なり、加熱硬
化する場合は60〜160℃、特に80〜150度の範囲の温度で
加熱することが好ましい。
される塗膜面に塗装する塗料があって、その塗装は、前
記と同様な方法で行なうことができ、塗装膜厚は硬化後
の塗膜に基いて10〜50μmの範囲とするのが好ましく、
塗膜の硬化温度はビヒクル成分によって異なり、加熱硬
化する場合は60〜160℃、特に80〜150度の範囲の温度で
加熱することが好ましい。
上塗り塗料は、本発明の塗料組成物から形成される塗
膜面もしくは中塗り塗膜面に塗装する塗料であって、被
塗物に美粧性を付与するものである。具体的には、仕上
がり外観(鮮映性、平滑性、光沢など)、耐候性(光沢
保持特性、保色性、耐白亜化性など)、耐薬品性、耐水
性、耐湿性、硬化性などのすぐれた塗膜を形成するそれ
自体既知の塗料が使用でき、例えば、アミノ−アクリル
系樹脂、アミノ−アルキド系樹脂、アミノ−ポリエステ
ル系樹脂などをビヒクル主成分とする塗料があげられ、
さらに、これらのアミノ樹脂の一部もしくは全部をポリ
イソシアネート化合物やブロックポリイソシアネート化
合物に代えた塗料も適用できる。これらの塗料の形態は
特に制限されず、有機溶液型、非水分散液型、水溶(分
散)液型、粉体型、ハイソリッド型など任意の形態のも
のを使用できる。塗膜の乾燥または硬化は、常温乾燥、
加熱乾燥、活性エネルギー線照射などによって行なわれ
る。
膜面もしくは中塗り塗膜面に塗装する塗料であって、被
塗物に美粧性を付与するものである。具体的には、仕上
がり外観(鮮映性、平滑性、光沢など)、耐候性(光沢
保持特性、保色性、耐白亜化性など)、耐薬品性、耐水
性、耐湿性、硬化性などのすぐれた塗膜を形成するそれ
自体既知の塗料が使用でき、例えば、アミノ−アクリル
系樹脂、アミノ−アルキド系樹脂、アミノ−ポリエステ
ル系樹脂などをビヒクル主成分とする塗料があげられ、
さらに、これらのアミノ樹脂の一部もしくは全部をポリ
イソシアネート化合物やブロックポリイソシアネート化
合物に代えた塗料も適用できる。これらの塗料の形態は
特に制限されず、有機溶液型、非水分散液型、水溶(分
散)液型、粉体型、ハイソリッド型など任意の形態のも
のを使用できる。塗膜の乾燥または硬化は、常温乾燥、
加熱乾燥、活性エネルギー線照射などによって行なわれ
る。
本発明において用いる上塗り塗料は、上記のビヒクル
を主成分とする塗料にメタリック顔料および(または)
着色顔料を配合したエナメル塗料と、これらの顔料を全
くもしくは殆ど含まないクリヤー塗料のいずれのタイプ
のものであってもよい。そして、これらの塗料を用いて
上塗塗膜を形成する方法として、例えば次の方法があげ
られる: (a)メタリック顔料および必要に応じて着色顔料を配
合してなるメタリック塗料、または着色顔料を配合して
なるソリッドカラー塗料を塗装し、加熱硬化する方法
(1コート1ベーク方式によるメタリックまたはソリッ
ドカラー仕上げ)。
を主成分とする塗料にメタリック顔料および(または)
着色顔料を配合したエナメル塗料と、これらの顔料を全
くもしくは殆ど含まないクリヤー塗料のいずれのタイプ
のものであってもよい。そして、これらの塗料を用いて
上塗塗膜を形成する方法として、例えば次の方法があげ
られる: (a)メタリック顔料および必要に応じて着色顔料を配
合してなるメタリック塗料、または着色顔料を配合して
なるソリッドカラー塗料を塗装し、加熱硬化する方法
(1コート1ベーク方式によるメタリックまたはソリッ
ドカラー仕上げ)。
(b)メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装
し、加熱硬化した後、さらにクリヤー塗料を塗装し、再
度加熱硬化する方法(2コート2ベーク方式によるメタ
リックまたはソリッドカラー仕上げ)。
し、加熱硬化した後、さらにクリヤー塗料を塗装し、再
度加熱硬化する方法(2コート2ベーク方式によるメタ
リックまたはソリッドカラー仕上げ)。
(c)メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装
し、続いてクリヤー塗料を塗装した後、加熱して該両塗
膜を同時に硬化する方法(2コート1ベーク方式による
メタリックまたはソリッドカラー仕上げ)。
し、続いてクリヤー塗料を塗装した後、加熱して該両塗
膜を同時に硬化する方法(2コート1ベーク方式による
メタリックまたはソリッドカラー仕上げ)。
これらの上塗り塗料は、スプレー塗装、静電塗装など
で塗装することが好ましい。また、塗装膜厚は、乾燥膜
厚に基いて、上記(a)では25〜40μmの範囲、上記
(b)および(c)では、メタリック塗料ならびにソリ
ッドカラー塗料は10〜30μmの範囲、クリヤー塗料は25
〜50μmの範囲がそれぞれ好ましい。加熱硬化条件は被
塗物の材質、ビヒクル成分などによって任意に採択でき
るが、一般には60〜160℃、特に100〜150℃で10〜40分
間加熱するのが好ましい。
で塗装することが好ましい。また、塗装膜厚は、乾燥膜
厚に基いて、上記(a)では25〜40μmの範囲、上記
(b)および(c)では、メタリック塗料ならびにソリ
ッドカラー塗料は10〜30μmの範囲、クリヤー塗料は25
〜50μmの範囲がそれぞれ好ましい。加熱硬化条件は被
塗物の材質、ビヒクル成分などによって任意に採択でき
るが、一般には60〜160℃、特に100〜150℃で10〜40分
間加熱するのが好ましい。
また、本発明の塗料組成物に導電性粉末を含有せしめ
ておくと、該塗料組成物を塗装したプラスチック基材に
中塗り又は上塗り塗料を静電塗装することができる。
ておくと、該塗料組成物を塗装したプラスチック基材に
中塗り又は上塗り塗料を静電塗装することができる。
発明の効果 本発明組成物はビヒクル成分としてオレフィン系樹脂
とウレタン系樹脂とを組合わせて用いた水性塗料組成物
であり、塗料貯蔵安定性及び塗膜性能(特にプラスチッ
ク基材及び上塗り塗膜に対する密着性、耐折り曲げ性、
耐水性、上塗り塗膜外観など)などに優れたものであ
る。
とウレタン系樹脂とを組合わせて用いた水性塗料組成物
であり、塗料貯蔵安定性及び塗膜性能(特にプラスチッ
ク基材及び上塗り塗膜に対する密着性、耐折り曲げ性、
耐水性、上塗り塗膜外観など)などに優れたものであ
る。
実 施 例 次に製造例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、部及び%は何れも重量基準であ
る。
具体的に説明する。尚、部及び%は何れも重量基準であ
る。
ウレタンプレポリマー(A−1)の製造例 数平均分子量2000のポリブチレンアジペート225部、
数平均分子量2000のポリカプロラクトンジオール375
部、1,4−シクロヘキサンジメタノール26.6部、ジメチ
ロールプロピオン酸60.4部、及びイソホロンジイソシア
ネート313部からなる原料(NCO/OH=1.57)を重合容器
に仕込み、撹拌下に窒素ガス雰囲気中、50℃に昇温した
後、重合触媒としてジブチル錫オキサイド0.05部を添加
し、その後70℃で1時間反応させて、NCO基含有量3.8%
の末端NCO基のウレタンプレポリマー(A−1)を得
た。数平均分子量は2150であった。
数平均分子量2000のポリカプロラクトンジオール375
部、1,4−シクロヘキサンジメタノール26.6部、ジメチ
ロールプロピオン酸60.4部、及びイソホロンジイソシア
ネート313部からなる原料(NCO/OH=1.57)を重合容器
に仕込み、撹拌下に窒素ガス雰囲気中、50℃に昇温した
後、重合触媒としてジブチル錫オキサイド0.05部を添加
し、その後70℃で1時間反応させて、NCO基含有量3.8%
の末端NCO基のウレタンプレポリマー(A−1)を得
た。数平均分子量は2150であった。
ウレタン樹脂エマルジョン(a−1)の製造例 前記ウレタンプレポリマー(A−1)を350部、アセ
トン115部、N−メチルビニルピロリドン35部を反応容
器内に仕込み、50℃で均一に溶解させた後、撹拌下にト
リエチルアミン14.5部を加え、50℃に保ちながら脱イオ
ン水550部を加え、2時間撹拌を続け水伸長反応を完結
させた。
トン115部、N−メチルビニルピロリドン35部を反応容
器内に仕込み、50℃で均一に溶解させた後、撹拌下にト
リエチルアミン14.5部を加え、50℃に保ちながら脱イオ
ン水550部を加え、2時間撹拌を続け水伸長反応を完結
させた。
さらに80℃以下で減圧蒸留を行い、留去物が115部に
なるまでアセトンを留去し、固形分37%のウレタン樹脂
エマルジョン(a−1)950部を得た。数平均分子量は3
2000であり、平均粒子径は0.1μmであった。
なるまでアセトンを留去し、固形分37%のウレタン樹脂
エマルジョン(a−1)950部を得た。数平均分子量は3
2000であり、平均粒子径は0.1μmであった。
ウレタン樹脂(A−2)の製造例 前記ポリブチレンアジペート256部、前記ポリカプロ
ラクトンジオール427部、1,4−シタロヘキサンジメタノ
ール30部、ジメチロールプロピオン酸68部、及びイソホ
ロンジイソシアネート219部からなる原料(NCO/OH=0.9
75)を重合容器内に仕込み、撹拌下に窒素ガスを封入し
ながら加熱し、50℃になった時点でジブチル錫オキサイ
ド0.05部を添加し、80℃で4時間反応させた。その後60
℃に温度を下げメタノール50部を添加し、未反応NCO基
を不活性化した後、アセトン345部、N−メチル−ビニ
ルピロリドン105部を加え均一に溶解するまで撹拌を続
け、固形分67%のウレタン樹脂(A−2)を得た。数平
均分子量は25000であった。
ラクトンジオール427部、1,4−シタロヘキサンジメタノ
ール30部、ジメチロールプロピオン酸68部、及びイソホ
ロンジイソシアネート219部からなる原料(NCO/OH=0.9
75)を重合容器内に仕込み、撹拌下に窒素ガスを封入し
ながら加熱し、50℃になった時点でジブチル錫オキサイ
ド0.05部を添加し、80℃で4時間反応させた。その後60
℃に温度を下げメタノール50部を添加し、未反応NCO基
を不活性化した後、アセトン345部、N−メチル−ビニ
ルピロリドン105部を加え均一に溶解するまで撹拌を続
け、固形分67%のウレタン樹脂(A−2)を得た。数平
均分子量は25000であった。
ウレタン樹脂エマルジョン(a−2)の製造例 前記ウレタン樹脂(A−2)528.5部を反応容器に仕
込み、50℃で撹拌中にトリエチルアミン14.5部を加え50
℃に保ちながら、さらに脱イオン水620部を徐々に加え
ていき、さらに1時間撹拌を続けた。次に70℃で減圧蒸
留を行うことによってアセトン及びメタノールを留去
し、留去物が139部となったところで減圧蒸留を停止
し、固形分35%、有機溶剤含有量14.6PHRのウレタン樹
脂エマルジョン(a−2)を得た。平均粒子径は0.05μ
mであった。
込み、50℃で撹拌中にトリエチルアミン14.5部を加え50
℃に保ちながら、さらに脱イオン水620部を徐々に加え
ていき、さらに1時間撹拌を続けた。次に70℃で減圧蒸
留を行うことによってアセトン及びメタノールを留去
し、留去物が139部となったところで減圧蒸留を停止
し、固形分35%、有機溶剤含有量14.6PHRのウレタン樹
脂エマルジョン(a−2)を得た。平均粒子径は0.05μ
mであった。
ウレタン樹脂エマルジョン(a−3)の製造例 分子量2000のポリテトラオキシメチレングリコール47
6部、分子量435のK−FLEX188(KING Industries Inc.C
o.,製、シクロヘキサンジメタノール末端のリニア−ポ
リエステル)130部、1,4−シクロヘキサンジイソシアネ
ート26部、ジメチロールプロピオン酸63部、グリセリン
3.5部、トリレンジイソシアネート(TDI)184部、及び
イソホロンジイソシアネート(IPDI)117部からなる原
料(OH/NCO=1.33)を重合容器に仕込み、プレポリマー
(A−1)と同様にして、NCO基含有量3.1%の末端NCO
基をもつウレタンプレポリマーを得た。次にこのプレポ
リマーを使用する他はエマルジョン(a−1)と全く同
様にして固形分38%のウレタン樹脂エマルジョン(a−
3)を得た。分子量は43000であり、平均粒子径は0.07
μmであった。
6部、分子量435のK−FLEX188(KING Industries Inc.C
o.,製、シクロヘキサンジメタノール末端のリニア−ポ
リエステル)130部、1,4−シクロヘキサンジイソシアネ
ート26部、ジメチロールプロピオン酸63部、グリセリン
3.5部、トリレンジイソシアネート(TDI)184部、及び
イソホロンジイソシアネート(IPDI)117部からなる原
料(OH/NCO=1.33)を重合容器に仕込み、プレポリマー
(A−1)と同様にして、NCO基含有量3.1%の末端NCO
基をもつウレタンプレポリマーを得た。次にこのプレポ
リマーを使用する他はエマルジョン(a−1)と全く同
様にして固形分38%のウレタン樹脂エマルジョン(a−
3)を得た。分子量は43000であり、平均粒子径は0.07
μmであった。
オレフィン樹脂系エマルジョン(b−1)の製造例 数平均分子量10000のマレイン化塩素化ポリプロピレ
ン(塩素化率25%、無水マレイン酸含有量2.0%)500
部、n−ヘプタン150部、N−メチルビニルピロリドン5
0部を反応容器に仕込み、70℃、窒素ガス雰囲気下で撹
拌し均一に溶解させ、オレフィン樹脂溶液(B−1)を
得た。その後系内を50℃に冷却した後、トリエチルアミ
ン10.6部、及びノイゲンEA−140(ポリエチレングリコ
ールノニフェニルエーテル、ノニオン系界面活性剤、HL
B14、第一工業薬品製)5部を仕込み1時間撹拌した
後、脱イオン水2000部を徐々に仕込み、さらに1時間撹
拌を続けた。次に70℃にて減圧脱溶剤を行って、n−ヘ
プタン及び水の留去を留去物が600部となるまで行い、
固形分23.6%のオレフィン樹脂系エマルジョン(b−
1)を得た。平均粒子系は1.8μmであった。
ン(塩素化率25%、無水マレイン酸含有量2.0%)500
部、n−ヘプタン150部、N−メチルビニルピロリドン5
0部を反応容器に仕込み、70℃、窒素ガス雰囲気下で撹
拌し均一に溶解させ、オレフィン樹脂溶液(B−1)を
得た。その後系内を50℃に冷却した後、トリエチルアミ
ン10.6部、及びノイゲンEA−140(ポリエチレングリコ
ールノニフェニルエーテル、ノニオン系界面活性剤、HL
B14、第一工業薬品製)5部を仕込み1時間撹拌した
後、脱イオン水2000部を徐々に仕込み、さらに1時間撹
拌を続けた。次に70℃にて減圧脱溶剤を行って、n−ヘ
プタン及び水の留去を留去物が600部となるまで行い、
固形分23.6%のオレフィン樹脂系エマルジョン(b−
1)を得た。平均粒子系は1.8μmであった。
オレフィン樹脂系エマルジョン(b−2)の製造例 数平均分子量7500、塩素化率26.7wt%の塩素化ポリプ
レンを使用する他は(b−1)の製造例と同様にしてオ
レフィン樹脂溶液(B−2)を得た。系内を50℃に冷却
した後ノイゲンEA−140(ポリエチレングリコールノニ
フェニルエーテル、ノニオン系界面活性剤、HLB14、第
一工業薬品製)15部である他は(b−1)の製造例と全
く同様の操作で固形分25.5%のオレフィン系エマルジョ
ン(b−2)を得た。平均粒子径は2.0μmであった。
レンを使用する他は(b−1)の製造例と同様にしてオ
レフィン樹脂溶液(B−2)を得た。系内を50℃に冷却
した後ノイゲンEA−140(ポリエチレングリコールノニ
フェニルエーテル、ノニオン系界面活性剤、HLB14、第
一工業薬品製)15部である他は(b−1)の製造例と全
く同様の操作で固形分25.5%のオレフィン系エマルジョ
ン(b−2)を得た。平均粒子径は2.0μmであった。
アクリル樹脂変性塩素化PPエマルジョン(b−3)の製
造例 反応容器に塩素化ポリプロピレン樹脂(数平均分子量
(n)5800、塩素含有量26%)の固形分50%トルエン
溶液700部及びブチルセロソルブ350部を仕込み100℃に
加熱した。次にアクリル酸52部、スチレン130部、n−
ブチルアクリレート468部、75%ベンゾイルパーオキサ
イド69部及びイソプロパノール50部の混合物を前記塩素
化ポリプロピレン樹脂溶液に3時間かけて滴下を行なっ
た後、同温度で1時間熟成を行ない、続いて、このもの
にアゾビスイソバレロニトリル3.25部をブチルセロソル
ブ50部に溶解した液を1時間かけて滴下し同温度で1時
間保持し、更に温度を110℃に昇温させ未反応モノマ
ー、水、イソプロパノール、トルエンを減圧にて除去
し、樹脂酸価40.5の樹脂溶液を得た。
造例 反応容器に塩素化ポリプロピレン樹脂(数平均分子量
(n)5800、塩素含有量26%)の固形分50%トルエン
溶液700部及びブチルセロソルブ350部を仕込み100℃に
加熱した。次にアクリル酸52部、スチレン130部、n−
ブチルアクリレート468部、75%ベンゾイルパーオキサ
イド69部及びイソプロパノール50部の混合物を前記塩素
化ポリプロピレン樹脂溶液に3時間かけて滴下を行なっ
た後、同温度で1時間熟成を行ない、続いて、このもの
にアゾビスイソバレロニトリル3.25部をブチルセロソル
ブ50部に溶解した液を1時間かけて滴下し同温度で1時
間保持し、更に温度を110℃に昇温させ未反応モノマ
ー、水、イソプロパノール、トルエンを減圧にて除去
し、樹脂酸価40.5の樹脂溶液を得た。
次に、該樹脂溶液を撹拌しながら、このものにジメチ
ルエタノールアミンを樹脂溶液のカルボキシル基に対し
て1.0中和当量になる様に添加し、更に脱イオン水2075
部を添加し、固形分28.2%、オレフィン樹脂/アクリル
樹脂固形分比=35/65のエマルジョン(b−3)を得
た。平均粒子径は、2.0μmであった。
ルエタノールアミンを樹脂溶液のカルボキシル基に対し
て1.0中和当量になる様に添加し、更に脱イオン水2075
部を添加し、固形分28.2%、オレフィン樹脂/アクリル
樹脂固形分比=35/65のエマルジョン(b−3)を得
た。平均粒子径は、2.0μmであった。
エマルジョン(c−1)の製造例 前記ウレタン樹脂エマルジョン(a−1)208部と前
記オレフィン樹脂エマルジョン(b−1)106部とを撹
拌容器内25℃でよく混合し固形分31.8%(マレイン塩素
化オレフィン/ウレタン樹脂=25/75)、有機溶剤含有
率12.5PHRの(a−1)、(b−1)混合エマルジョン
(c−1)を得た。
記オレフィン樹脂エマルジョン(b−1)106部とを撹
拌容器内25℃でよく混合し固形分31.8%(マレイン塩素
化オレフィン/ウレタン樹脂=25/75)、有機溶剤含有
率12.5PHRの(a−1)、(b−1)混合エマルジョン
(c−1)を得た。
エマルジョン(c−2)の製造例 前記ウレタン樹脂(A−2)120部と前記オレフィン
樹脂溶液(B−1)35部とを、反応容器に仕込み、撹拌
中系内を50℃に保ちながらトリエチルアミン3.1部及び
ノイゲンEA−140 0.25部を加え1時間撹拌を続け、さら
に脱イオン水127.4部を1時間かけて仕込んだ後、70℃
で減圧脱溶剤を留去物(アセトン、メタノール)が29.6
gとなる迄行い、不揮発分39.0%(マレイン化塩素化ポ
リプロピレン/ポリウレタン比=25/75)、有機溶剤含
有量17.4PHRのエマルジョン(c−2)を得た。平均粒
子径は0.8μmであった。
樹脂溶液(B−1)35部とを、反応容器に仕込み、撹拌
中系内を50℃に保ちながらトリエチルアミン3.1部及び
ノイゲンEA−140 0.25部を加え1時間撹拌を続け、さら
に脱イオン水127.4部を1時間かけて仕込んだ後、70℃
で減圧脱溶剤を留去物(アセトン、メタノール)が29.6
gとなる迄行い、不揮発分39.0%(マレイン化塩素化ポ
リプロピレン/ポリウレタン比=25/75)、有機溶剤含
有量17.4PHRのエマルジョン(c−2)を得た。平均粒
子径は0.8μmであった。
エマルジョン(c−3)の製造例 前記ウレタン樹脂エマルジョン(a−2)214.2部と
前記オレフィン樹脂エマルジョン(b−1)105.9部を
撹拌容器内で、25℃でよく混合し固形分32.2%(マレイ
ン化塩素化ポリプロピレン/ウレタン樹脂=25/75)、
有機溶剤含有量16PHRの(a−2)(b−1)混合エマ
ルジョン(c−3)を得た。
前記オレフィン樹脂エマルジョン(b−1)105.9部を
撹拌容器内で、25℃でよく混合し固形分32.2%(マレイ
ン化塩素化ポリプロピレン/ウレタン樹脂=25/75)、
有機溶剤含有量16PHRの(a−2)(b−1)混合エマ
ルジョン(c−3)を得た。
エマルジョン(c−4)の製造例 前記ウレタンプレポリマー(A−1)262.5部、前記
ポリオレフィン樹脂溶液(B−1)122.5部、N−メチ
ルビニルピロリドン26.3部、及びメチルエチルケトン4
3.8部を反応容器内に仕込み、70℃、窒素ガス雰囲気下
で撹拌し均一に溶解させた後、50℃まで冷却し撹拌下に
トリエチルアミン14.5部を加え、50℃に保ちながら脱イ
オン水550部を加え、2時間撹拌を続け水伸長反応を完
結させた。
ポリオレフィン樹脂溶液(B−1)122.5部、N−メチ
ルビニルピロリドン26.3部、及びメチルエチルケトン4
3.8部を反応容器内に仕込み、70℃、窒素ガス雰囲気下
で撹拌し均一に溶解させた後、50℃まで冷却し撹拌下に
トリエチルアミン14.5部を加え、50℃に保ちながら脱イ
オン水550部を加え、2時間撹拌を続け水伸長反応を完
結させた。
さらに85℃以下に減圧蒸留を行い留去物が70部となる
までヘプタン、メチルエチルケトンを留去し、固形分3
6.8%、有機溶剤量10PHRのエマルジョン(c−4)を得
た。平均粒子径は0.5μmであった。
までヘプタン、メチルエチルケトンを留去し、固形分3
6.8%、有機溶剤量10PHRのエマルジョン(c−4)を得
た。平均粒子径は0.5μmであった。
エマルジョン(c−5)の製造例 前記ウレタンプレポリマー(A−1)175部、前記オ
レフィン樹脂溶液(B−1)245部、N−メチルビニル
ピロリドン17.5部、及びメチルエチルケトン43.8部を反
応容器内に仕込み、トリエルアミン11.96部、及びノイ
ゲンEA−140 1.75部を用いた以外はエマルジョン(c−
4)と同様の水伸長反応を行ない、減圧留去によりヘプ
タン、メチルエチルケトンを除き、不揮発分36.9%(マ
レイン化塩素化ポリプロピレン樹脂/ポリウレタン樹脂
比=50/50)溶剤含有量10PHRのエマルジョン(c−5)
を得た。平均粒子径は0.9μmであった。
レフィン樹脂溶液(B−1)245部、N−メチルビニル
ピロリドン17.5部、及びメチルエチルケトン43.8部を反
応容器内に仕込み、トリエルアミン11.96部、及びノイ
ゲンEA−140 1.75部を用いた以外はエマルジョン(c−
4)と同様の水伸長反応を行ない、減圧留去によりヘプ
タン、メチルエチルケトンを除き、不揮発分36.9%(マ
レイン化塩素化ポリプロピレン樹脂/ポリウレタン樹脂
比=50/50)溶剤含有量10PHRのエマルジョン(c−5)
を得た。平均粒子径は0.9μmであった。
エマルジョン(c−6)の製造例 無水マレイン酸含有量2重量%、エチレン対ポリプロ
ピレンの比が40部/60部である数平均分子量3万のマレ
イン化ポリエチレン−ポリプロピレン共重合樹脂(B−
3)70部、N−メチル−ビニルピロリドン70部、及びト
ルエン70部を反応容器中10℃で1時間撹拌して均一な溶
液となるまでよく混合した。反応容器内を75℃に下げて
撹拌を続け、次いで前記ウレタンプレポリマー(A−
1)280部及びメチルエチルケトン70部を仕込み、次い
でトリエチルアミン14.5部で中和した後、75℃に保ちな
がら脱イオン水700部を加え2時間反応させ水伸長反応
を完結させた。さらに減圧蒸留によりメチルエチルケト
ンを留去し、固形分29.3%(マレイン化エチレン−プロ
ピレン共重合体/ポリウレタン樹脂=20/80)、溶剤含
有量39.5PHRのエマルジョンを得た。このエマルジョン
の平均粒子径は0.7μmであった。このエマルジョン17
0.6部及び前記ウレタン樹脂エマルジョン(a−3)13
1.5部を混合してエマルジョン(c−6)を得た。
ピレンの比が40部/60部である数平均分子量3万のマレ
イン化ポリエチレン−ポリプロピレン共重合樹脂(B−
3)70部、N−メチル−ビニルピロリドン70部、及びト
ルエン70部を反応容器中10℃で1時間撹拌して均一な溶
液となるまでよく混合した。反応容器内を75℃に下げて
撹拌を続け、次いで前記ウレタンプレポリマー(A−
1)280部及びメチルエチルケトン70部を仕込み、次い
でトリエチルアミン14.5部で中和した後、75℃に保ちな
がら脱イオン水700部を加え2時間反応させ水伸長反応
を完結させた。さらに減圧蒸留によりメチルエチルケト
ンを留去し、固形分29.3%(マレイン化エチレン−プロ
ピレン共重合体/ポリウレタン樹脂=20/80)、溶剤含
有量39.5PHRのエマルジョンを得た。このエマルジョン
の平均粒子径は0.7μmであった。このエマルジョン17
0.6部及び前記ウレタン樹脂エマルジョン(a−3)13
1.5部を混合してエマルジョン(c−6)を得た。
エマルジョン(c−7)の製造例 前記(b−2)117.6部、及び前記(a−1)189.1部
を撹拌容器内、25℃で十分混合し固形分33.6%(塩素化
ポリプロピレン樹脂/ウレタン樹脂比=30/70)、有機
溶剤含有量14PHRの(a−1)(b−2)混合エマルジ
ョン(c−7)を得た。
を撹拌容器内、25℃で十分混合し固形分33.6%(塩素化
ポリプロピレン樹脂/ウレタン樹脂比=30/70)、有機
溶剤含有量14PHRの(a−1)(b−2)混合エマルジ
ョン(c−7)を得た。
実施例1 以上の製造例で得たエマルジョンを用いて、下記組成
の本発明塗料組成物(塗料(E−1)〜(E−8))及
び比較品の塗料組成物(塗料(E−9)〜(E−11))
を得た。
の本発明塗料組成物(塗料(E−1)〜(E−8))及
び比較品の塗料組成物(塗料(E−9)〜(E−11))
を得た。
塗料(E−1) エマルジョン(c−1)404部、チタン白100部、及び
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
1)を得た。
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
1)を得た。
塗料(E−2) エマルジョン(c−2)256部、チタン白100部、及び
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
2)を得た。
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
2)を得た。
塗料(E−3) エマルジョン(c−3)320部、チタン白100部、及び
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
3)を得た。
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
3)を得た。
塗料(E−4) エマルジョン(c−4)272部、チタン白100部、及び
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
4)を得た。
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
4)を得た。
塗料(E−5) エマルジョン(c−5)135.5部、ウレタン樹脂エマ
ルジョン(a−3)131.5部、チタン白100部、及びカー
ボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−5)
を得た。
ルジョン(a−3)131.5部、チタン白100部、及びカー
ボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−5)
を得た。
塗料(E−6) エマルジョン(c−6)302.1部、チタン白100部、及
びカーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E
−6)を得た。
びカーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E
−6)を得た。
塗料(E−7) エマルジョン(c−7)298部、チタン白100部、及び
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
7)を得た。
カーボン顔料0.3部をよく混練して、グレー塗料(E−
7)を得た。
塗料(E−8) エマルジョン(b−3)177.3部、エマルジョン(a
−1)135.1部、チタン白100部、及びカーボン顔料0.3
部をよく混練して、グレー塗料(E−8)を得た。
−1)135.1部、チタン白100部、及びカーボン顔料0.3
部をよく混練して、グレー塗料(E−8)を得た。
塗料(E−9) ポリオレフィン樹脂エマルジョン(b−1)423.7
部、チタン白100部、及びカーボン顔料0.4部をよく混練
して、グレー塗料(E−9)を得た。
部、チタン白100部、及びカーボン顔料0.4部をよく混練
して、グレー塗料(E−9)を得た。
塗料(E−10) OH価55のポリオキシテトラメチレングリコール〔保土
谷化学工業(株)製のPTG−500〕1020.0部を1mmHg、100
℃で減圧脱水した後、40℃まで下げてトリレンジイソシ
アネート178.6部を添加し、85℃で3時間反応させた。
ついで、このポリウレタンプレポリマーにトリメチロー
ルプロパン134.0部と無水マレイン酸98.0部とから合成
た酸価233.8、ハーフエステル化合物49.9部を添加し、
窒素気流下で85℃、3時間反応させ、カルボキシル基を
含有するイソシアネート末端プレポリマーを得た。この
プレポリマーを85℃に保持し、水酸化ナトリウム8.2部
を含有する水溶液1534部中へホモミキサーで混合しなが
ら注入、乳化したところ、乳白色の固形分44.9%のポリ
ウレタンエマルジョンが得られた。
谷化学工業(株)製のPTG−500〕1020.0部を1mmHg、100
℃で減圧脱水した後、40℃まで下げてトリレンジイソシ
アネート178.6部を添加し、85℃で3時間反応させた。
ついで、このポリウレタンプレポリマーにトリメチロー
ルプロパン134.0部と無水マレイン酸98.0部とから合成
た酸価233.8、ハーフエステル化合物49.9部を添加し、
窒素気流下で85℃、3時間反応させ、カルボキシル基を
含有するイソシアネート末端プレポリマーを得た。この
プレポリマーを85℃に保持し、水酸化ナトリウム8.2部
を含有する水溶液1534部中へホモミキサーで混合しなが
ら注入、乳化したところ、乳白色の固形分44.9%のポリ
ウレタンエマルジョンが得られた。
このエマルジョン222.7部、チタン白100部、及びカー
ボン顔料0.3部をよく混練しグレー塗料(E−10)を得
た。
ボン顔料0.3部をよく混練しグレー塗料(E−10)を得
た。
塗料(E−11) ソフレックス#2582(関西ペイント社製、変性ポリオ
レフィン樹脂系ラッカー型下塗り塗料、グレー)を20℃
での粘度がフォードカップ#4で13〜14秒となるように
希釈した。
レフィン樹脂系ラッカー型下塗り塗料、グレー)を20℃
での粘度がフォードカップ#4で13〜14秒となるように
希釈した。
塗料(E−1)〜(E−10)については、脱イアン水
で粘度500〜600センチポイズ(B型粘度計、20℃)にな
るよう調節したのち塗装に供した。
で粘度500〜600センチポイズ(B型粘度計、20℃)にな
るよう調節したのち塗装に供した。
塗料(E−1)〜(E−11)について、塗料性能及び
塗膜性能の試験結果を下記第1表に示す。試験方法は以
下の通りである。
塗膜性能の試験結果を下記第1表に示す。試験方法は以
下の通りである。
(*1)貯蔵性:塗料をポリエチレン製密閉容器に入
れ、40℃で1ケ月放置した後、顔料の沈降状態や粘度変
化などの異常の有無を調べ、以下の基準で評価した。
れ、40℃で1ケ月放置した後、顔料の沈降状態や粘度変
化などの異常の有無を調べ、以下の基準で評価した。
◎:粘度変化、樹脂と水との分離、顔料沈降などの異常
が認められないもの。
が認められないもの。
△:上記異常がやや認められるもの。
V:粘度変化が500センチポイズ(20℃)に及ぶもの。
G:ゲル化するもの。
SS:溶剤分離の著しいもの。
SP:顔料沈降の著しいもの。
SR:樹脂沈降の著しいもの。
(*2)有機溶剤揮散量:塗料を乾燥膜厚に基いて15μ
m塗装する際及び乾燥工程において系外に揮散する有機
溶剤の量を塗装面積1m2あたりに換算して重量(g)で
表わした。
m塗装する際及び乾燥工程において系外に揮散する有機
溶剤の量を塗装面積1m2あたりに換算して重量(g)で
表わした。
(*3)破断伸び率:乾燥膜厚約20μmとなるようにス
プレー塗装し、80℃で40分乾燥させた塗膜について、単
離塗膜を恒温槽付万能引張試験機(島津製作所オートグ
ラフS−D型)を用い、試料の長さは20mm、引張速度は
20mm/分で測定した値を示した。
プレー塗装し、80℃で40分乾燥させた塗膜について、単
離塗膜を恒温槽付万能引張試験機(島津製作所オートグ
ラフS−D型)を用い、試料の長さは20mm、引張速度は
20mm/分で測定した値を示した。
(*4)粘着性:塗料をスプレー塗装及び80℃−30分焼
付乾燥した試験板を30℃−85%RHの雰囲気中に1時間放
置した後、同じ雰囲気で指触により、塗膜の粘着性を評
価した。
付乾燥した試験板を30℃−85%RHの雰囲気中に1時間放
置した後、同じ雰囲気で指触により、塗膜の粘着性を評
価した。
◎;異常ないもの。
△;やや不良なもの。
×;不良なもの。
実施例2 塗料(E−1)〜(E−11)を用いて、プラスチック
基材上に塗膜を形成した。塗膜形成及び塗膜性能試験
は、以下の方法で行なった。
基材上に塗膜を形成した。塗膜形成及び塗膜性能試験
は、以下の方法で行なった。
(I)被塗物 被塗物A:ポリプロピレン(TX−933、三菱油化) 被塗物B:R−RIM−PU(BF−110−50IMR、住友バイエルウ
レタン) 被塗物C:ポリエステル(Bexloy、デュポン) 被塗物D:ABS(日本テストパネル) 被塗物E:ポリフェニレンオキサイド(GTX910、エンジニ
アリングプラスチック(株)) 被塗物F:SMC(日立化成(株)) (II)脱脂 前記被塗物A〜C、E及びFについては、1,1,1−ト
リクロルエタン蒸気雰囲気下に1分間曝露して、また被
塗物Dについてはイソプロパノール払拭により脱脂し、
以下の方法で塗装を行なった。
レタン) 被塗物C:ポリエステル(Bexloy、デュポン) 被塗物D:ABS(日本テストパネル) 被塗物E:ポリフェニレンオキサイド(GTX910、エンジニ
アリングプラスチック(株)) 被塗物F:SMC(日立化成(株)) (II)脱脂 前記被塗物A〜C、E及びFについては、1,1,1−ト
リクロルエタン蒸気雰囲気下に1分間曝露して、また被
塗物Dについてはイソプロパノール払拭により脱脂し、
以下の方法で塗装を行なった。
(III)下塗り塗装 前記塗料(E−1)〜(E−11)を乾燥塗膜に基き15
〜20μmとなるように4kg/cm2のエアー圧力によってス
プレー塗装し、30分室温放置した後、80℃で40分乾燥さ
せた。
〜20μmとなるように4kg/cm2のエアー圧力によってス
プレー塗装し、30分室温放置した後、80℃で40分乾燥さ
せた。
(IV)上塗り塗装 (III)にて塗膜形成した塗面に、上塗り塗料(イ)
としてソフレックス#200(関西ペイント社製、ポリエ
ステル−ウレタン樹脂系2液溶剤型塗料、ホワイト)を
乾燥塗膜に基き30〜40μmとなるように、エアー圧力4k
g/cm2でスプレー塗装し、常温で30分セッティングした
後、80℃で40分強制乾燥を行った。得られた試験板の性
能評価を第2表に示す。
としてソフレックス#200(関西ペイント社製、ポリエ
ステル−ウレタン樹脂系2液溶剤型塗料、ホワイト)を
乾燥塗膜に基き30〜40μmとなるように、エアー圧力4k
g/cm2でスプレー塗装し、常温で30分セッティングした
後、80℃で40分強制乾燥を行った。得られた試験板の性
能評価を第2表に示す。
同じく(III)にて塗膜形成した塗面に上塗り塗料
(ロ)としてソフレックス#1400シルバー(関西ペイン
ト社製、アミノポリエステル樹脂系溶剤型塗料)を乾燥
塗膜に基き15〜20μmになる様にスプレー塗装し、続い
て室温で3分間放置したのち、ソフレックス#1600クリ
ヤ(関西ペイント社製、商品名、アミノアクリル樹脂系
溶剤型塗料)を乾燥膜厚30〜35μmになる様にスプレー
塗装し室温で20分間放置した後、120℃で40分間乾燥し
試験に供した。その結果を第3表に示す。
(ロ)としてソフレックス#1400シルバー(関西ペイン
ト社製、アミノポリエステル樹脂系溶剤型塗料)を乾燥
塗膜に基き15〜20μmになる様にスプレー塗装し、続い
て室温で3分間放置したのち、ソフレックス#1600クリ
ヤ(関西ペイント社製、商品名、アミノアクリル樹脂系
溶剤型塗料)を乾燥膜厚30〜35μmになる様にスプレー
塗装し室温で20分間放置した後、120℃で40分間乾燥し
試験に供した。その結果を第3表に示す。
同じく(III)にて塗膜形成した塗膜に上塗り塗料
(ハ)として以下に示す水性メタリック塗料を乾燥膜厚
に基いて15〜20μmとなるように塗装し、次いでウェッ
トオンウェットで溶剤型クリアー塗料を乾燥膜厚に基き
35〜40μmとなるように塗装し、次いで140℃で20分焼
付けた。塗板の性能を第4表に示す。
(ハ)として以下に示す水性メタリック塗料を乾燥膜厚
に基いて15〜20μmとなるように塗装し、次いでウェッ
トオンウェットで溶剤型クリアー塗料を乾燥膜厚に基き
35〜40μmとなるように塗装し、次いで140℃で20分焼
付けた。塗板の性能を第4表に示す。
上塗り塗料(ハ)は次のようにして製造した。
(ハ)−1 メタリックベースコート用水溶性塗料 (A)メタクリル酸メチル/スチレン/アクリル酸n−
ブチル/アクリル酸/アクリル酸2−ヒドロキシエチル
/アクリル酸2−エチルヘキシルからなるモノマー混合
物(OH基濃度0.63ミリモル/グラム、COOH基濃度0.15ミ
リモル/グラム)を乳化重合して得られる平均粒子径0.
1μm、固形分20%のアクリル樹脂系エマルジョン175
部、 (B)数平均分子量2000のポリブチレンアジペート/数
平均分子量2000のポリカプロラクトンジオール/ジメチ
ロールプロピオン酸/1,4−ブタンジオール/イソホロン
ジイソシアナートから構成されるウレタンプレポリマー
を水伸長反応して得られる固形分42.0%のウレタン樹脂
系エマルジョン71.4部、 (C)アクリゾールASE−60(ロームアンドスーハ社
製、増粘剤)3部、 (D)サイメル325(三井東圧化学(株)製、水溶性メ
ラミン樹脂)31部、及び (E)アルミニウムペースト(金属含有量65%)23部 を脱イオン水で希釈した3000センチポイズ(B型粘度
計)のメタリックベースコート用水性塗料。
ブチル/アクリル酸/アクリル酸2−ヒドロキシエチル
/アクリル酸2−エチルヘキシルからなるモノマー混合
物(OH基濃度0.63ミリモル/グラム、COOH基濃度0.15ミ
リモル/グラム)を乳化重合して得られる平均粒子径0.
1μm、固形分20%のアクリル樹脂系エマルジョン175
部、 (B)数平均分子量2000のポリブチレンアジペート/数
平均分子量2000のポリカプロラクトンジオール/ジメチ
ロールプロピオン酸/1,4−ブタンジオール/イソホロン
ジイソシアナートから構成されるウレタンプレポリマー
を水伸長反応して得られる固形分42.0%のウレタン樹脂
系エマルジョン71.4部、 (C)アクリゾールASE−60(ロームアンドスーハ社
製、増粘剤)3部、 (D)サイメル325(三井東圧化学(株)製、水溶性メ
ラミン樹脂)31部、及び (E)アルミニウムペースト(金属含有量65%)23部 を脱イオン水で希釈した3000センチポイズ(B型粘度
計)のメタリックベースコート用水性塗料。
(ハ)−2 クリアー塗料 メチルアクリレート/エチルアクリレート/n−ブチル
アクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート/アク
リル酸を共重合してなる酸価12、水酸基価58の樹脂固形
分60%のアクリル樹脂キシロール溶液125部とユーバン2
0SE(三井東圧化学(株)製、メラミン樹脂)41.7部を
混合し、スワゾール1500(有機溶剤、丸善石油化学
(株)製)で希釈し、フォードカップ#4(20℃)で25
秒の粘度に調整したクリアー塗料。
アクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート/アク
リル酸を共重合してなる酸価12、水酸基価58の樹脂固形
分60%のアクリル樹脂キシロール溶液125部とユーバン2
0SE(三井東圧化学(株)製、メラミン樹脂)41.7部を
混合し、スワゾール1500(有機溶剤、丸善石油化学
(株)製)で希釈し、フォードカップ#4(20℃)で25
秒の粘度に調整したクリアー塗料。
試験方法 (*5)塗面外観: ・塗面光沢…JIS K−5400 19796.7に準じて測定した。
(反率60度) ・塗面平滑性…目視で評価し、塗面の平滑性について、
良好なもの◎、不良なもの×、◎と×の中間のものを△
とした。
(反率60度) ・塗面平滑性…目視で評価し、塗面の平滑性について、
良好なもの◎、不良なもの×、◎と×の中間のものを△
とした。
・塗面異常…目視で評価し、ブツやヘコミ、ワキ、タレ
の有無を調べ、異常のないものを◎とした。
の有無を調べ、異常のないものを◎とした。
(*6)付着性:JIS K5400−1979 6.15に準じて塗膜に
ゴバン目を作り、その表面に粘着セロハンテープを貼着
し、急激に剥した後の塗面を評価した。
ゴバン目を作り、その表面に粘着セロハンテープを貼着
し、急激に剥した後の塗面を評価した。
評価は総ゴバン目の数(100)に対し、ハガレなかっ
たゴバン目の数をもって表記した。
たゴバン目の数をもって表記した。
(*7)耐水性:40℃の水に10日間浸漬した直後の塗面
について(*5)による塗膜光沢、及び(*6)による
付着性試験により評価した。
について(*5)による塗膜光沢、及び(*6)による
付着性試験により評価した。
(*8)耐屈曲性:試験板を20×150mmのサイズに切
り、20℃又は−20℃の雰囲気下で、塗装面を外側にし
て、直径25.4mmの円柱(鋼製)に巻きつけるように、18
0゜屈曲させ、塗膜のハガレ、ワレ等の程度により◎〜
×の段階で評価した。◎は全く異常ないもの、○は微か
にヒビが認められるもの、△はヒビが認められるもの、
×はワレ、ハガレが認められるもの。
り、20℃又は−20℃の雰囲気下で、塗装面を外側にし
て、直径25.4mmの円柱(鋼製)に巻きつけるように、18
0゜屈曲させ、塗膜のハガレ、ワレ等の程度により◎〜
×の段階で評価した。◎は全く異常ないもの、○は微か
にヒビが認められるもの、△はヒビが認められるもの、
×はワレ、ハガレが認められるもの。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 5/00 C09D 175/04 - 175/12
Claims (2)
- 【請求項1】オレフィン系樹脂及びウレタン系樹脂の水
性化物をビヒクル成分とし、オレフィン系樹脂とウレタ
ン系樹脂の配合割合が、両者の樹脂固形分換算で、オレ
フィン系樹脂5〜40重量%、ウレタン系樹脂95〜60重量
%の水性組成物であって、 該オレフィン系樹脂が、塩素化ポリプロピレンと(無
水)マレイン酸とを重合させてなる重合体であり、該重
合体を基準として、(無水)マレイン酸を単量体成分と
して0.5〜10重量%含み、数平均分子量が3000〜50000の
酸基含有重合体であることを特徴とするプラスチック基
材用水性塗料組成物。 - 【請求項2】請求項1に記載の塗料組成物を、プラスチ
ック基材に塗布し、乾燥させた後、上塗り塗料組成物を
塗布し、乾燥することを特徴とする塗膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262589A JP2881453B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | プラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262589A JP2881453B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | プラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124779A JPH03124779A (ja) | 1991-05-28 |
JP2881453B2 true JP2881453B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=17377902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1262589A Expired - Fee Related JP2881453B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | プラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881453B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3242595B2 (ja) * | 1997-04-30 | 2001-12-25 | トヨタ自動車株式会社 | 水性プライマー塗料組成物 |
JP2001207106A (ja) * | 2000-01-24 | 2001-07-31 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 水性塗料組成物 |
JP2005288229A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Toagosei Co Ltd | オレフィン系樹脂を基材とする自動車植毛製品の製造方法 |
JP2006176615A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Seikoh Chem Co Ltd | ポリオレフィン系樹脂成形品用コーティング剤およびそれを被覆した成形品 |
JP4886230B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2012-02-29 | アイカ工業株式会社 | 塗材組成物 |
GB2453449B (en) * | 2006-04-11 | 2011-07-20 | Kansai Paint Co Ltd | Water-based primer compositions |
JP2007284581A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Mitsui Chemicals Inc | コート材 |
JP4986756B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2012-07-25 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車内装材用水性塗料組成物 |
JP2008195857A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Fujikura Kasei Co Ltd | 水系塗料、それより得られる塗膜および塗装品 |
CN104371512A (zh) * | 2009-07-24 | 2015-02-25 | 关西涂料株式会社 | 水性涂料组合物以及用于形成多层涂膜的方法 |
WO2014014028A1 (ja) * | 2012-07-20 | 2014-01-23 | Dic株式会社 | コーティング剤及びそれを用いた物品 |
WO2016143573A1 (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | 東洋紡株式会社 | オレフィン基材用水系接着剤樹脂組成物 |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP1262589A patent/JP2881453B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124779A (ja) | 1991-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3001937B2 (ja) | プラスチックス基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法 | |
CN108368245B (zh) | 羧基官能的聚醚基反应产物和包含所述反应产物的水性底涂料 | |
US5011881A (en) | Aqueous thermoplastic coating composition for plastics materials and coating method using same | |
JPH04103680A (ja) | 水性塗料及びそれを用いる塗装法 | |
JP5103390B2 (ja) | 多液型水性塗料及びその塗装方法 | |
JPH01287183A (ja) | 水性塗料及びそれを用いる塗装法 | |
JP6441388B2 (ja) | ポリエーテルを基礎とするカルボキシ官能性反応生成物、および前記反応生成物を含む水性ベースコート材料 | |
CN108368244B (zh) | 羧基官能的聚醚基反应产物和包含所述反应产物的水性底涂料 | |
WO2013191104A1 (ja) | 水性塗料組成物及びそれを用いた塗装方法 | |
US5242716A (en) | Barrier coating process using olefin resin and urethane resin | |
JP2881453B2 (ja) | プラスチック基材用水性塗料組成物及び塗膜形成方法 | |
JPH09500819A (ja) | 上塗り塗膜形成方法 | |
KR940011198B1 (ko) | 폴리올레핀계 수지성형품의 도장방법 | |
AU2020324424B2 (en) | Low temperature cure coating composition | |
JP6710761B2 (ja) | ポリエーテルに基づくカルボキシ官能性反応生成物およびこの反応生成物を含む水性ベースコート材料 | |
JPH06329985A (ja) | 水性塗料とその塗装方法 | |
JP2948639B2 (ja) | 鋼板への塗装方法 | |
CN108713034B (zh) | 羟基官能的聚醚基反应产物和包含所述反应产物的水性底涂料 | |
JP2997522B2 (ja) | 鋼板の塗装方法 | |
JPH02289630A (ja) | プラスチック用熱可塑性水性塗料及びそれを用いる塗装法 | |
CZ2003860A3 (cs) | Vodné povlaky zasychající za nízkých teplot | |
JPH04122474A (ja) | 自動車外板部の塗装方法 | |
JPH09208882A (ja) | 塗膜形成方法 | |
JPH10292148A (ja) | 耐チッピング性塗料組成物及び塗膜形成方法 | |
KR20160127004A (ko) | 색상 제공 및/또는 효과 제공 다층 래커에서의 중합체 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090205 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |