JPS61253224A

JPS61253224A - 自動車用自動変速機

Info

Publication number: JPS61253224A
Application number: JP9451385A
Authority: JP
Inventors: Hideji Hiruta; 昼田　秀司
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1985-04-30
Filing date: 1985-04-30
Publication date: 1986-11-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、トルクコンバータを備えた自動車用自動変速
機の改良に関し、詳しくは、エンジンのアイドル運転状
態での停車時、上記トルクコンバータによる動力伝達作
用に起因して車両が微低速で自然前進する。いわゆるク
リープ防止対策に関する。

（従来の技術）一般に、トルクコンバータを備えた自動車用自動変速機
においては、信号待ち等の一時停車時、車両のクリープ
を防止するためには、例えばフットブレーキやサイドブ
レーキを操作したり、変速機のセレクトレバーの変速位
置をＮにュートラル）やＰ（パーキング）位置に変更操
作したりする必要があり、この各操作を停車時用に行う
のが煩わしいという憾みがあった。

そこで、従来、特公昭４８−４２１３２号公報に開示さ
れるものでは、エンジンのアイドル運転時を検出するア
イドル運転検出手段と、該アイドル運転検出手段の出力
を受け、変速機の変速比を最も減速比の小さなものに選
択指令する変速指令信号を発生する変速指令信号発生手
段とを備えて、エンジンのアイドル運転時には、変速機
での小さな減速比の選択でもって駆動輪への伝達トルク
を小さく制限することにより、クリープを可及的に防止
するようになされている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記従来のものでは、駆動輪への伝達ト
ルクを小さく制限するのみであるため、重両周囲の状況
、特に道路の勾配や積載荷重の軽減時等では撞く微速で
前進し始めることもあり、未だクリープの防止が確実で
ない。

本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、クリープ特性に基づく車両の前進移動を積極的に
且つ自動的に阻止するようにするとともに、このクリー
プの阻止機能を運転者により適宜解除し得るようにする
ことにより、渋滞時や車庫入れ時等の微低速走行の要求
時にはクリープ機能を発揮し得るようにしつつ、停車時
には車両を確実に停止させることにある。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため、本発明の解決手段は、第１図
に示すように、トルクコンバータを備えた自動車用自動
変速機において、パーキングギヤ１５に係合し該パーキ
ングギヤ１５をロックするロック手段１６と、該ロック
手段１６を作動させる駆動手段１７とを設ける。そして
、車速を検出する車速検出手段２０と、アクセルペダル
の踏込みを検出するアクセル検出手段２１と、運転者が
任意に操作できる操作手段２２とを設けるとともに、上
記操作手段２２の操作時に、上記車速検出手段２ｏの車
速が“Ｏ１１値で且つアクセル検出手段２１のアクセル
ペダル踏込量が０″値のとき上記駆動手段１７を作動さ
せる制御手段２３を設ける構成としたものである。

（作用）以上の構成により、本発明では、信号待ち等での車両の
確実な停止を欲する場合には、操作手段２２が運転者に
より操作される。このことにより、車両が一旦停止した
“０パ串速の状態で且つアクセルペダルの開成操作によ
りアクセルペダル踏込間が“○″値になると、制御手段
２３により駆動手段１７が作動制御されて、ロック手段
１６によりパーキングギヤ１５がロックされるので、ク
リープ機能に塞づく車両の前進動作が阻止されて、車両
の停止が確保される。

一方、渋滞時や車庫入れ時等の微低速走行の要求時には
、操作手段２２の操作状態が運転者により解除されて、
上記制御手段２３による駆動手段１７の作動制御が解か
れるので、パーキングギヤ１５が回転自在な状態になっ
て、クリープ機能が発揮されることになる。

（実施例）以下、本発明の実施例を第２図以下の図面に基づいて説
明する。

第２図は自動中の動力伝達系の全体概略構成を示し、１
はエンジン、２は該エンジン１の出力軸１ａに連結され
たポンプ羽根］ｔ１２ａと、ステータ羽根車２ｂと、タ
ービン羽根車２Ｇとからなるトルクコンバータ、３は該
トルクコンバータ２のタービン羽根車２Ｇに入力軸３ａ
が連結された２例えば前進４段、後退１段の遊星歯車機
構であって、該遊星歯車機構３の出力側には推進軸４、
減速装置５および後巾軸６を介して左右の駆動輪７．７
が回転可能に接続されており、エンジン１からトルクコ
ンバータ２を介して伝達された動力を３ｍ星ｍ車機構３
の変速比でもって駆動軸７．７に伝達してこれを回転駆
動するようになされている。尚、同図中、８はエンジン
１のスロットル弁１ｂに連係されたアクセルペダルであ
る。

また、１０は上記遊星歯車機構３の変速要素（図示せず
）を締結−切断作動させる油圧回路、１１は該油圧回路
１０の作動を電子制御する電子υ制御回路であって、該
電子制御回路１１には、室内の運転席口りに配設したセ
レクトレバー１２で選択されるｒＰＪ、ｒＲＪ、ｒＮＪ
、ｒＤＪ。

「２」又は「１」の変速レンジ信号が入力可能とされて
いて、上記ｒＤＪ、ｒ２Ｊ、ｒｌＪ又はｒＲＪの走行レ
ンジ信号の入力時には、停車時において遊星歯車機構３
の変速段を前進第１速又は後退速に切換変更するように
なされている。

次に、上記トルクコンバータ２の動力伝達作用に起因す
るアイドル運転時のクリープの阻止機構を第３図に示す
。同図において、１５は上記遊星歯車機構３の出力軸（
図示せず）と共に回転するパーキングギヤ、１６は該パ
ーキングギヤ１５を上記遊星歯車機構３のケースに機械
的にロックするためのロック手段としてのパーキングレ
バーであって、該パーキングレバー１６は、上記セレク
トレバー１２の［ＰＪ変速レしジ選択時にその先端部が
支持点１６ａを支点として図中反時計方向に回動するこ
とにより、パーキングギヤ１５に係合して、遊星歯車機
構３の出力軸つまり駆動軸７゜７をロックするものであ
る。

そして、上記パーキングレバー１６の先端部近傍には、
ＯＮ作動により該パーキングレバー１６の先端部を押圧
回動させてパーキングギヤ１５に係合作動させる駆動手
段としてのパーキングソレノイド１７が配置されており
、該パーキングソレノイド１７のＯＮ作動により、上記
セレクトレバー１２によるｒＰＪ変速レンジの選択とは
無関係に、駆動輪７．７をロックし得るようになされて
いる。

また、上記パーキングソレノイド１７には、車載バッテ
リ１８からの給電回路１９が接続されていて、該給電回
路１９の途中には、車速を検出し車速が゛Ｏ°°値のと
き閉じる車速検出手段として　□の車速スイッチ２０と
、上記アクセルペダル８の踏込量を検出しアクセルペダ
ル踏込量が″“ＯＩＴ値のとき閉じるアクセル検出手段
としてのアクセルスイッチ２１と、車室内の運転席周り
に配置され運転者により任意に閉操作される操作手段と
してのパーキングスイッチ２２とがそれぞれ介設されて
いる。よって、上記パーキングスイッチ２２の閉操作時
に車速がＯ°′値で且つアクセルペダル踏込量が“○”
値のときには、車速スイッチ２０の閉動作およびアクセ
ルスイッチ２１の閉動作に基づき給電回路１つが閉じて
、パーキングソレノイド１７をＯＮ作動さゼるようにし
た制御手段２３を構成している。尚、同図中、２４はエ
ンジン作動時に閉状態となるイグニッションスイッチで
ある。

したがって、上記実施例においては、セレクトレバー１
２の変速位置がｒＤＪ、ｒ２Ｊ、ｒｌＪ又はｒＲＪの各
走行レンジにある場合には、停車時、遊星歯車機構３の
変速段は前進第１速又は侵退速に変速されていて、この
ため、エンジン動力はトルクコンバータ２および上記遊
星歯車機構３を介して駆動輪７，７に伝達されて、車両
はクリープしようとする。

その際、車両の確実な停止を要求すべくパーキングスイ
ッチ２２が予め運転者により閉操作されている場合には
、アクルペダル８の開放操作があるとアクセルスイッチ
２１が車速スイッチ２０と共に閉じて給電回路１９が形
成され、このことによりパーキングソレノイド１７がＯ
Ｎ作動して、パーキングレバー１６によりパーキングギ
ヤ１５つまり駆動輪７，７がロックされるので、上記車
両のクリープが制止されて、車両は確実に停止すること
になる。そして、上記停車状態から発進すべくアクセル
ペダル８が踏込操作されると、アクセルスイッチ２１の
開作動により給電回路１つが断たれて、上記パーキング
レバー１６によるパーキングギヤ１５のロックが解除さ
れるので、車両はスムーズに発進することになる。

これに対し、渋滞時や車庫入れ時等での微低速走行を要
求すべくパーキングスイッチ２２が逆に開操作されてい
る場合には、パーキングソレノイド１７がＯＦＦ状態に
あって、パーキングレバー１６によるパーキングギヤ１
５のロックが解除された状態に保持されているので、車
両はクリープし始めて微低速走行が容易に行われること
になる。

よって、渋滞時や車庫入れ時等での微低速走行性を確保
しながら、パーキングスイッチ２２を予め閉操作してお
くという唯１回の簡単な操作のみでもってその後の停串
時毎にクリープを自動的に制止して、車両を確実に停止
させることができ、安全性の向上を図ることができる。

また、第４図は制御手段２３の変形例を示し、上記実施
例ではパーキングソレノイド１７の給電回路１９に車速
、アクセル、パーキングの各スイッチ２０〜２２を介設
したもので構成したのに代え、電子制御回路１１の作動
により構成したものである。

すなわち、同図の制御手段２３′において、ステップＳ
＋でパーキングスイッチ２２の状態信号を入力し、ステ
ップＳ２でこれが閉状態にあるＹＥＳの場合にのみステ
ップＳ３でアクセルスイッチ２１の状態信号を入力し、
ステップＳ４でこれが閉状態にあるＹＥＳの場合にのみ
ステップＳ５でさらに車速スイッチ２０の状態信号を入
力し、ステップＳ６でこれが閉状態にあるＹＥＳの場合
にはステップＳ７でパーキングソレノイド１７をＯＮ作
動させて終了する。一方、ステップＳ２でパーキングス
イッチ２２が開状態にあるＮＯの場合と、ステップＳ４
でアクセルスイッチ２１が開状態にあるＮｏの場合と、
ステップＳ６で車速スイッチ２０が開状態にあるＮＯの
場合には、それぞれステップＳ８でパーキングソレノイ
ド１７をＯＦＦ作動させて終了する。よって、上記実施
例と同様に、パーキングスイッチ２２の唯１回の操作の
みでもって、その後の停車時相に車両を確実に停止させ
ることができる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明のトルクコンバータを備え
た自動車用自動変速機によれば、運転者による操作手段
の操作により、停車時相にパーキングギヤをロック手段
により自動的にロックするようにしたので、クリープを
積極的に制止して車両の停止を確保することができ、安
全性の向上を図ることができる。

しかも、操作手段の操作の有無によりクリープ発進機能
の発揮とその解除を選択することができるので、渋滞時
や車庫入れ時等の微低速走行の要求時におけるクリープ
機能の発揮を確保することができるとともに、操作手段
を予め操作しておくという唯１回の簡単な操作でもって
その後の停車時相に車両の停止を確保できるので、便利
であり、イージードライブ性の向上を図ることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図である。第２図ないし第４図は本発明の実施例を示し、第２図は
全体概略構成図、第３図はパーキングギヤのロック制御
系の全体概略構成を示す図、第４図は制御手段の変形例
を示す電子制御回路のフローチャート図である。１・・・エンジン、２・・・トルクコンバータ、３・・
・遊星歯車機構、７・・・駆動輪、８・・・アクセルペ
ダル、１１・・・電子制御回路、１２・・・セレクトレ
バー、１５・・・パーキングギヤ、１６・・・パーキン
グレバー、１７・・・パーキングソレノイド、１つ・・
・給電回路、２０・・・車速スイッチ、２１・・・アク
セルスイッチ、２２・・・パーキングスイッチ、２３．
２３’・・・制御手段。 ↓ 準第４図幻’（ｆＪ御手段）第３図 ↓

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トルクコンバータを備えた自動車用自動変速機に
おいて、パーキングギヤに係合し、該パーキングギヤを
ロックするロック手段と、該ロック手段を作動させる駆
動手段と、車速を検出する車速検出手段と、アクセルペ
ダルの踏込みを検出するアクセル検出手段と、運転者が
任意に操作できる操作手段と、該操作手段の操作時、上
記車速検出手段の車速が“０”値で且つアクセル検出手
段のアクセルペダル踏込量が“０”値のとき上記駆動手
段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とする自
動車用自動変速機。